JP3473320B2 - 画像プリンタ - Google Patents

画像プリンタ

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JP3473320B2
JP3473320B2 JP11218997A JP11218997A JP3473320B2 JP 3473320 B2 JP3473320 B2 JP 3473320B2 JP 11218997 A JP11218997 A JP 11218997A JP 11218997 A JP11218997 A JP 11218997A JP 3473320 B2 JP3473320 B2 JP 3473320B2
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capstan
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gear
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哲也 外村
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敬之 河村
貴之 小池
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Common Mechanisms (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、映像情報等の各種
情報を記録紙に記録する熱転写型の画像プリンタに関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】近年、画像プリンタは、様々な映像信号
を記録紙にフルカラーで記録するものが普及し始めてい
る。 【0003】以下に従来における画像プリンタについて
図7、図8および図9を参照しながら説明する。 【0004】図7(a)、(b)および(c)は、従来
の画像プリンタの要部正面図を示すものである。図7に
おいて、1は印刷の3原色であるイエロー色、マゼンダ
色、シアン色のそれぞれのインクを、シートに巻き取り
側よりみてイエロー色、マゼンダ色、シアン色の順に各
色毎に矩形にかつ各矩形の間に非塗布部を設けてインク
を塗布したインクシート、2は使用前のインクシート1
が巻装された供給リール、3は使用後のインクシート1
を巻回する巻取リール、4は供給リール2と巻取リール
3を保持するインクカセット、5はサーマルヘッド、6
は記録紙、7はインクシート1と記録紙6をサーマルヘ
ッド5と共に挟持するプラテンローラ、8は記録紙6を
搬送するキャプスタンローラ、9は記録紙6をキャプス
タンローラ8に圧接するピンチローラ、10および11
はインクシート1のインク塗布部の位置を検出するため
の受発光素子および反射板である。 【0005】また図8は、従来のプリンタ装置の背面図
を示すものである。図8において、12はキャプスタン
ローラ8の回転軸上に固定されたキャプスタン駆動プー
リ、13は紙送りモータ、14は紙送りモータ13の回
転軸に固定された紙送りモータプーリ、15は紙送りモ
ータプーリ14の駆動力をキャプスタン駆動プーリ12
に伝達する伝達ベルト、16は巻取リール3と同軸上に
保持され巻取リール3を駆動するリール駆動ギヤ、17
はシート送りモータ、18はシート送りモータ17の回
転軸に固定されシート送りモータ17の駆動力をリール
駆動ギヤに伝達するシート送りモータギヤである。 【0006】以上のように構成された従来の画像プリン
タについて、以下その動作について説明する。 【0007】まず図7(a)に示すようにサーマルヘッ
ド5が退避した状態において、図8に示す紙送りモータ
13が回転すると紙送りモータプーリ14、伝達ベルト
15、およびキャプスタン駆動プーリ12を介してキャ
プスタンローラ8が回転する。それにより、キャプスタ
ンローラ8とピンチローラ9により挟持された記録紙6
は、矢印G方向に移動し所定の位置まで搬送される。ま
た、シート送りモータ17が回転するとシート送りモー
タギヤ18およびリール駆動ギヤ16を介して巻取リー
ル3が回転する。それにより、インクシート1は供給リ
ール2より供給され、矢印H方向へ移動し所定の位置ま
で搬送される。 【0008】次に、図7(b)に示すようにサーマルヘ
ッド5が下方向へ移動して、インクシート1と記録紙6
を挟持してプラテンローラ7に押圧する。その状態で紙
送りモータ13とシート送りモータ17が同時に回転す
る。それにより、キャプスタンローラ8と巻取リール3
が回転し、インクシート1と記録紙6とを搬送しながら
サーマルヘッド5に電圧を印加し、インクシート1に塗
布されたインクを記録紙6に印画する。 【0009】以上の動作を、印刷の三原色であるイエロ
ー色、マゼンダ色、シアン色について各1回の合計3回
繰り返すことにより、記録紙6に所定のフルカラーの画
像が印画される。 【0010】最後に、図7(c)に示すようにサーマル
ヘッド5が上方向へ退避し、キャプスタンローラ8が回
転し記録紙6は図中左方の、装置外へ排出される。 【0011】また、従来の画像プリンタにおけるインク
シート1の弛み取り機構について図7および図9を参照
しながら説明する。 【0012】図7は従来の画像プリンタの要部正面図で
あり、図9は従来のプリンタ装置の背面図を示すもので
ある。図9において、19は供給リール2を駆動する供
給リールギヤ、20は保持・駆動部材を介して図7に示
したサーマルヘッド5を同じく図7に示したプラテンロ
ーラー7に押圧・退避させる駆動カムギヤ、21は駆動
カムギヤ20の駆動力を供給リールギヤ19に伝達する
弛み取りアイドラギヤである。 【0013】以上のように構成された画像プリンタにつ
いて、以下その動作について説明する。 【0014】図7の(a)、(c)に示すように、サー
マルヘッド5を押圧状態からインクカセット4が挿脱可
能な退避状態に上昇させるため図9の駆動カムギヤ20
が矢印A方向に回転すると、弛み取りアイドラギヤ21
が矢印I方向へ回転し、供給リールギヤ19が矢印J方
向に回転する。これにより、サーマルヘッド5によって
引き出されたインクシート1が供給リール2側に巻き取
られ、弛みを取ることができる。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、インクシート1と記録紙6を搬送するた
めに、それぞれ、シート送りモータ17と紙送りモータ
13の2つの駆動源が必要である。モータはメカニズム
構成部品の中でも高額部品であり、2個のモータを使用
することにより、コスト高が生じるとともに、2個のモ
ータを配置するためのスペースが必要となり、装置の小
型化が困難である等の問題点を有していた。 【0016】また、上記の従来の構成では、サーマルヘ
ッド5のインクシート1に対する押圧・離脱動作によっ
て生じるインクシート1の弛みを取るため、複雑な機構
が必要となり、小型化、低コスト化が困難であるという
問題点を有していた。 【0017】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、低コスト化、小型化を容易に実現する画像プリンタ
を提供することを目的とする。 【0018】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の画像プリンタは、記録媒体を搬送するキャプ
スタンローラと、染料が塗布された染料材を巻き取る染
料材巻取手段と、プラテンローラに記録媒体と染料材と
を押圧し、電圧を印加することにより染料を記録媒体に
印画する印画手段と、キャプスタンローラと一体のキャ
プスタン駆動ギヤと、キャプスタン駆動ギヤを駆動さ
せ、正方向および逆方向に回転可能な単一の駆動手段
と、染料材巻取手段に動力を伝達する染料材巻取駆動手
段と、キャプスタン駆動ギヤの回転と連動して回動可能
な回動手段と、回動手段に保持され、キャプスタン駆動
ギヤの動力を染料材巻取駆動手段に伝達する伝達手段
と、回動手段を回動させるため、キャプスタン駆動ギヤ
を回動手段に当接させる付勢手段と、伝達手段の染料材
巻取駆動手段に対する当接を選択的に阻止可能な第1の
阻止手段とを備え、印画手段による記録媒体への印画の
前、駆動手段は正方向に回転し、回動手段が回動するこ
とにより伝達手段は染料材巻取駆動手段より離間し、キ
ャプスタン駆動ギヤが回転することによってキャプスタ
ンローラは記録媒体を第1の方向に搬送する一方、染料
材巻取手段は停止状態で保持され、印画手段による記録
媒体への印画の際、駆動手段は逆方向に回転し、回動手
段が回動することにより伝達手段は染料材巻取駆動手段
に当接し、キャプスタン駆動ギヤおよび染料材巻取駆動
手段が回転することによって、染料材巻取手段が染料材
を巻き取りつつキャプスタンローラは記録媒体を第1の
方向とは逆の第2の方向に搬送し、印画手段による記録
媒体への印画終了後、駆動手段は正方向に回転し、染料
材巻取駆動手段に当接していた伝達手段が回転した状態
で染料材巻取駆動手段より離脱した後、駆動手段は逆方
向に回転し、第1の阻止手段が染料材巻取駆動手段と伝
達手段との当接を阻止することによって染料材巻取手段
が停止状態で保持される一方、キャプスタンローラは記
録媒体を第2の方向に排出することを特徴とするもので
ある。これにより、当接している染料材巻取駆動手段か
ら離間する際に、伝達手段は回転しながら離間するの
で、動作音を低減でき、伝達手段や染料材巻取駆動手段
の損傷を防止できる。 【0019】この構成によって、染料材と記録媒体の駆
動源を1つとすることが出来、低コスト化、小型化を容
易に実現できる画像プリンタが得られる。 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。 (実施の形態1) 図1(a)および(b)は、本実施の形態の画像プリン
タの要部正図面である。図1において、1は印刷の3原
色であるイエロー色、マゼンダ色、シアン色のインクを
1つの原色づつ巻き取り方向に塗布した染料材であるイ
ンクシート、2は使用前のインクシート1が巻装された
染料材供給手段である供給リール、3はインクシート1
を巻回する染料材巻取手段である巻取リール、4は供給
リール2と巻取リール3を内装保持する筐体であるイン
クカセット、5は電圧が供給されることにより記録紙6
に熱転写記録を行う印画手段であるサーマルヘッド、6
は記録媒体である記録紙、7はインクシート1と記録紙
6をサーマルヘッド5と共に狭持する狭持手段であるプ
ラテンローラ、8は記録紙6を搬送する記録媒体搬送手
段であるキャプスタンローラ、9は記録紙6をキャプス
タンローラ8に圧接するピンチローラ、22および23
はインクシート1のインク塗布部の位置を検出するため
の発光素子および受光素子である。 【0026】また図2(a)、(b)および(c)は、
本実施の形態の画像プリンタの要部背面図を示すもので
ある。図2において、24はキャプスタンローラ8の回
転軸と一体に回転する記録媒体搬送手段であるキャプス
タン駆動ギヤ、25は駆動手段であるモータ、26はモ
ータ25の回転軸と一体に駆動する駆動手段であるウォ
ームギヤ、27は巻取リール3と同軸上に保持され巻取
リール3を駆動する染料材巻取駆動手段であるリール駆
動ギヤ、28はキャプスタン駆動ギヤ24の回転軸に回
動可能な回動手段であるアイドラレバー、29はアイド
ラレバー28に保持されキャプスタン駆動ギヤ24と噛
み合いかつリール駆動ギヤ27と噛み合い可能な伝達手
段であるアイドラギヤ、30はキャプスタン駆動ギヤ2
4をアイドラレバー28側に付勢する付勢手段であるス
ラスト付勢バネ、31はアイドラレバー28に当接可能
に摺動しアイドラレバー28の回動を阻止する第1の阻
止手段の一部を構成する阻止ロッド、32はフレーム上
に固定されアイドラレバー28の回動を阻止するストッ
パーで、阻止ロッド31とストッパー32で第1の阻止
手段を形成する。33はリール駆動ギヤ27に直結しそ
の外周に複数の歯が設けられた第2の阻止手段の一部を
構成するリールラッチ、34はリールラッチ33の外周
の歯に係合可能な第2の阻止手段の一部を構成するラッ
チバネで、ラッチバネ34はリールラッチ33の外周の
歯に係合することにより、リールラッチ33の反時計方
向への回転を阻止している。またリールラッチ33とラ
ッチバネ34とで第2の阻止手段を構成する。 【0027】以上のように構成された本実施の形態の画
像プリンタについて、以下その動作について説明する。 【0028】まず、図1(a)に示すようにサーマルヘ
ッド5が上方向に退避した状態において、図2(a)に
示すようにモータ25が正方向に回転すると、ウォーム
ギヤ26を介して、キャプスタン駆動ギヤ24は矢印B
方向に回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転
力がスラスト付勢バネ30の付勢力による当接の摩擦力
を介してアイドラレバー28に伝わる。そしてアイドラ
レバー28はストッパー32の位置まで回動し停止す
る。また、リール駆動ギヤ27はリールラッチ33に係
合したラッチバネ34により停止状態が保たれる。これ
により、図1(a)に示すようにインクシート1が停止
状態で記録紙6のみ矢印C方向へ移動し、所定の位置ま
で搬送される。 【0029】次に、図2(b)に示すようにモータ25
が逆方向に回転するとウォームギヤ26を介してキャプ
スタン駆動ギヤ24は矢印K方向に回転する。そのキャ
プスタン駆動ギヤ24の回転力がスラスト付勢バネ30
により摩擦力を生じてアイドラレバー28に伝わる。そ
してアイドラレバー28はリール駆動ギヤ27とアイド
ラギヤ29が噛み合う位置まで回動して停止し、リール
駆動ギヤ27は矢印D方向に回転する。この時、リール
ラッチ33もラッチバネ34との係合が解除されながら
回転する。これにより、図1(a)に示すように記録紙
6が矢印E方向に搬送されるのと同時に、インクシート
1は矢印F方向へ所定の位置(イエローのインクの先頭
位置)まで搬送される。この時、インクシート1の搬送
位置は発光素子22と受光素子23により検出される。 【0030】次に、図2(a)に示すようにモータ25
が正方向に回転するとウォームギヤ26を介してキャプ
スタン駆動ギヤ24は矢印B方向に回転する。そのキャ
プスタン駆動ギヤ24の回転力がスラスト付勢バネ30
により摩擦力を生じてアイドラレバー28に伝わる。そ
してアイドラレバー28はストッパー32の位置まで回
動し停止する。また、リール駆動ギヤ27はリールラッ
チ33に係合したラッチバネ34により停止状態が保た
れる。これにより、図1(a)に示すようにインクシー
ト1が停止状態で記録紙6のみ矢印C方向へ所定の位置
(印画開始位置)まで搬送される。 【0031】次に、図1(b)に示すようにサーマルヘ
ッド5をプラテンローラ7に押圧する。そして、図2
(b)に示すようにモータ25が逆方向に回転するとウ
ォームギヤ26を介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢
印K方向に回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の
回転力がスラスト付勢バネ30により摩擦力を生じてア
イドラレバー28に伝わる。そしてアイドラレバー28
はリール駆動ギヤ27とアイドラギヤ29が噛み合う位
置まで回動して停止し、リール駆動ギヤ27は矢印D方
向に回転する。この時、リールラッチ33もラッチバネ
34との係合が解除されながら回転する。これにより、
図1(b)に示すようにインクシート1が矢印F方向に
搬送されながら、記録紙6は矢印E方向へ所定の位置
(画像長さ)まで搬送される。この時、サーマルヘッド
5に所定の電圧が印加され、記録紙6に所定の画像(イ
エロー色)が印画される。 【0032】次に、図1(a)に示すようにサーマルヘ
ッド5を上方向へ退避させる。そして、図2(b)に示
すようにモータ25が逆方向に回転するとウォームギヤ
26を介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢印K方向に
回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転力がス
ラスト付勢バネ30により摩擦力を生じてアイドラレバ
ー28に伝わる。そしてアイドラレバー28はリール駆
動ギヤ27とアイドラギヤ29が噛み合う位置まで回動
して停止し、リール駆動ギヤ27は矢印D方向に回転す
る。この時、リールラッチ33もラッチバネ34との係
合が解除されながら回転する。これにより、図1(a)
に示すように記録紙6が矢印E方向に搬送されるのと同
時に、インクシート1は矢印F方向へ所定の位置(マゼ
ンダのインクの先頭位置)まで搬送される。この時、イ
ンクシート1の搬送位置は発光素子22と受光素子23
により検出される。 【0033】次に、図2(a)に示すようにモータ25
が正方向に回転するとウォームギヤ26介をしてキャプ
スタン駆動ギヤ24は矢印B方向に回転する。そのキャ
プスタン駆動ギヤ24の回転力がスラスト付勢バネ30
により摩擦力を生じてアイドラレバー28に伝わる。そ
してアイドラレバー28はストッパー32の位置まで回
動して停止する。また、リール駆動ギヤ27はリールラ
ッチ33に係合したラッチバネ34により停止状態が保
たれる。これにより、図1(a)に示すようにインクシ
ート1が停止状態で記録紙6のみ矢印C方向へ所定の位
置(印画開始位置)まで搬送される。 【0034】次に、図1(b)に示すようにサーマルヘ
ッド5をプラテンローラ7に押圧する。図2(b)に示
すようにモータ25が逆方向に回転するとウォームギヤ
26を介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢印K方向に
回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転力がス
ラスト付勢バネ30により摩擦力を生じてアイドラレバ
ー28に伝わる。そして、アイドラレバー28はリール
駆動ギヤ27とアイドラギヤ29が噛み合う位置まで回
動して停止し、リール駆動ギヤ27は矢印D方向に回転
する。この時、リールラッチ33もラッチバネ34との
係合が解除されながら回転する。これにより、図1
(b)に示すようにインクシート1が矢印F方向に搬送
されながら、記録紙6は矢印E方向へ所定の位置(画像
長さ)まで搬送される。この時、サーマルヘッド5に所
定の電圧が印加され、記録紙6に所定の画像(マゼンダ
色)が印画される。 【0035】次に、図1(a)に示すようにサーマルヘ
ッド5を上方向へ退避させる。そして、図2(b)に示
すようにモータ25が逆方向に回転するとウォームギヤ
26を介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢印K方向に
回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転力がス
ラスト付勢バネ30により摩擦力を生じてアイドラレバ
ー28に伝わる。そしてアイドラレバー28はリール駆
動ギヤ27とアイドラギヤ29が噛み合う位置まで回動
して停止し、リール駆動ギヤ27は矢印D方向に回転す
る。この時、リールラッチ33もラッチバネ34との係
合が解除されながら回転する。これにより、図1(a)
に示すように記録紙6が矢印E方向に搬送されるのと同
時に、インクシート1は矢印F方向へ所定の位置(シア
ンのインクの先頭位置)まで搬送される。この時、イン
クシート1の搬送位置は発光素子22と受光素子23に
より検出される。 【0036】次に、図2(b)に示すようにモータ25
が正方向に回転するとウォームギヤ26介してキャプス
タン駆動ギヤ24は矢印B方向に回転する。そのキャプ
スタン駆動ギヤ24の回転力がスラスト付勢バネ30に
よりフリクションを介してアイドラレバー28に伝わ
る。そして、アイドラレバー28はストッパー32の位
置まで回動し停止する。また、リール駆動ギヤ27はリ
ールラッチ33に係合したラッチバネ34により停止状
態が保たれる。これにより、図1(a)に示すようにイ
ンクシート1が停止状態で記録紙6のみ矢印C方向へ所
定の位置(印画開始位置)まで搬送される。 【0037】次に、図1(b)に示すようにサーマルヘ
ッド5をプラテンローラ7に押圧する。図2(b)に示
すようにモータ25が逆方向に回転するとウォームギヤ
26を介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢印K方向に
回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転力がス
ラスト付勢バネ30により摩擦力を生じてアイドラレバ
ー28に伝わる。そして、アイドラレバー28はリール
駆動ギヤ27とアイドラギヤ29が噛み合う位置まで回
動して停止し、リール駆動ギヤ27は矢印D方向に回転
する。この時、リールラッチ33もラッチバネ34との
係合が解除されながら回転する。これにより、図1
(b)に示すようにインクシート1が矢印F方向に搬送
されながら、記録紙6は矢印E方向へ所定の位置(画像
長さ)まで搬送される。この時、サーマルヘッド5に所
定の電圧が印加され、記録紙6に所定の画像(シアン
色)が印画される。 【0038】以上の動作により、フルカラーの画像が記
録紙6に印画される。最後に、図1(a)に示すように
サーマルヘッド5を上方向に退避させ、図2(c)に示
すように阻止ロッド31をアイドラレバー28に当接さ
せアイドラギヤ29をリール駆動ギヤ27より離脱させ
る。その状態でモータ25が逆方向に回転するとウォー
ムギヤ26を介して、キャプスタン駆動ギヤ24は矢印
K方向に回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回
転力がスラスト付勢バネ30によりフリクションを介し
てアイドラレバー28に伝わるが、アイドラレバー28
は阻止ロッド25との当接位置で停止する。よって、リ
ール駆動ギヤ27とアイドラギヤ29は噛み合わない状
態となる。また、リール駆動ギヤ27はリールラッチ3
3に係合したラッチバネ34により停止状態が保たれ
る。これにより、図1(a)に示すようにインクシート
1は停止状態で記録紙6のみ矢印E方向に搬送される。
そして、記録紙6は装置外に排出される。 【0039】以上のように本実施の形態によれば、キャ
プスタン駆動ギヤ24の駆動力を摩擦力を介してアイド
ラレバーを動作させることにより、アイドラギヤ29を
介してリール駆動ギヤ27を回転および停止することが
でき、モータ25の駆動源1つでインクシート1と記録
紙6を搬送することが可能となる。 【0040】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2について図面を用いて説明する。 【0041】図3(a)、(b)および(c)は、本実
施の形態の画像プリンタの要部背面図である。図3にお
いて、24はキャプスタンローラ8の回転軸上に固定さ
れたキャプスタン駆動ギヤ、25はモータ、26はモー
タ25の回転軸に固定されたウォームギヤ、27は巻取
リール3と同軸上に保持され巻取リール3を駆動するリ
ール駆動ギヤ、28はキャプスタン駆動ギヤ24の回転
軸に回動可能なアイドラレバー、29はアイドラレバー
28に保持されキャプスタン駆動ギヤ24と噛み合いか
つリール駆動ギヤ27と噛み合い可能なアイドラギヤ、
30はキャプスタン駆動ギヤ24をアイドラレバー28
側に付勢するスラスト付勢バネ、31はアイドラレバー
28に当接可能に摺動しアイドラレバー28を回動を阻
止する阻止ロッド、32はフレーム上に固定されアイド
ラレバー28を回動を阻止するストッパー、33はリー
ル駆動ギヤ27に直結しその外周に複数の歯が設けられ
た第2の阻止手段の一部を構成するリールラッチ、34
はリールラッチ33の外周の歯に係合可能な第2の阻止
手段の一部を構成するラッチバネで、ラッチバネ34は
リールラッチ33の外周の歯に係合することにより、リ
ールラッチ33の反時計方向への回転を阻止している。
またリールラッチ33とラッチバネ34とで第2の阻止
手段を構成する。以上は図2の構成と同様なものであ
る。35は供給リール2を保持し回転可能な供給リール
台、36は阻止ロッド31の動作に応じ供給リール台3
5に当接可能なフリクションバネである。 【0042】以上のように構成された本実施の形態の画
像プリンタについて、以下図1及び図3を用いてその動
作を説明する。 【0043】まず、図1(a)に示すようにサーマルヘ
ッド5が上方向に退避した状態において、図3(a)に
示すようにモータ25が正方向に回転するとウォームギ
ヤ26介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢印L方向に
回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転力がス
ラスト付勢バネ30により摩擦力を生じてアイドラレバ
ー28に伝わる。そしてアイドラレバー28はストッパ
ー32の位置まで回動し停止する。この時、供給リール
台35の外周上にフリクションバネ36が阻止ロッド3
1により所定の圧力で当接し、供給リール台35の停止
状態が保たれ、また、リール駆動ギヤ27はリールラッ
チ33に係合したラッチバネ34により停止状態が保た
れる。これにより、図1(a)に示すようにインクシー
ト1が安定な停止状態が保たれたまま、記録紙6のみ矢
印C方向へ所定の位置まで搬送される。 【0044】次に、図3(b)に示すようにモータ25
が逆方向に回転するとウォームギヤ26を介してキャプ
スタン駆動ギヤ24は矢印M方向に回転する。そのキャ
プスタン駆動ギヤ24の回転力がスラスト付勢バネ30
により摩擦力を介してアイドラレバー28に伝わる。そ
してアイドラレバー28はリール駆動ギヤ27とアイド
ラギヤ29が噛み合う位置まで回動して停止し、リール
駆動ギヤ27は矢印N方向に回転する。この時リールラ
ッチ33もラッチバネ34との係合が解除されながら回
転する。また、フリクションバネ36が供給リール台3
5から離脱していることにより、図1(a)に示すよう
に記録紙6が矢印E方向に搬送されるのと同時にインク
シート1は負荷なく矢印F方向へ所定の位置(イエロー
のインクの先頭位置)まで搬送される。この時、インク
シート1の搬送位置は発光素子22と受光素子23によ
り検出される。 【0045】次に、図3(a)に示すようにモータ25
が正方向に回転するとウォームギヤ26を介してキャプ
スタン駆動ギヤ24は矢印L方向に回転する。そのキャ
プスタン駆動ギヤ24の回転力がスラスト付勢バネ30
により摩擦力を介してアイドラレバー28に伝わる。そ
してアイドラレバー28はストッパー32の位置まで回
動し停止する。この時、供給リール台35の外周上にフ
リクションバネ36が阻止ロッド31により所定の圧力
で当接し供給リール台の停止状態が保たれ、また、リー
ル駆動ギヤ27はリールラッチ33に係合したラッチバ
ネ34により停止状態が保たれる。これにより、図1
(a)に示すようにインクシート1が安定な停止状態が
保たれたまま、記録紙6のみ矢印C方向へ所定の位置
(印画開始位置)まで搬送される。 【0046】次に、図1(b)に示すようにサーマルヘ
ッド5をプラテンローラ7に押圧する。そして、図3
(c)に示すようにモータ25が逆方向に回転すると、
ウォームギヤ26を介してキャプスタン駆動ギヤ24は
矢印M方向に回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24
の回転力がスラスト付勢バネ30により摩擦力を介して
アイドラレバー28に伝わる。そして、アイドラレバー
28はリール駆動ギヤ27とアイドラギヤ29が噛み合
う位置まで回動して停止し、リール駆動ギヤ27は矢印
N方向に回転する。この時、リールラッチ33もラッチ
バネ34との係合が解除されながら回転する。また、供
給リール台35の外周上にフリクションバネ36が阻止
ロッド31により所定の圧力で当接し、供給リール台3
5に所定の負荷トルクが生じる。これにより、図1
(a)に示すようにインクシート1が矢印F方向に所定
のバックテンションを受けながら搬送され、記録紙6は
矢印E方向へ所定の位置(画像長さ)まで搬送される。
この時、サーマルヘッド5に所定の電圧が印加され、記
録紙6に所定の画像(イエロー色)が印画される。 【0047】次に、図1(a)に示すようにサーマルヘ
ッド5を上方向へ退避させる。そして、図3(b)に示
すようにモータ25が逆方向に回転するとウォームギヤ
26を介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢印M方向に
回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転力がス
ラスト付勢バネ30により摩擦力を介してアイドラレバ
ー28に伝わる。そして、アイドラレバー28はリール
駆動ギヤ27とアイドラギヤ29が噛み合う位置まで回
動して停止し、リール駆動ギヤ27は矢印N方向に回転
する。この時、リールラッチ33もラッチバネ34との
係合が解除されながら回転する。また、フリクションバ
ネ36が供給リール台35から離脱していることによ
り、図1(a)に示すように記録紙6が矢印E方向に搬
送されるのと同時にインクシート1は負荷なく矢印F方
向へ所定の位置(マゼンダのインクの先頭位置)まで搬
送される。この時、インクシート1の搬送位置は発光素
子22と受光素子23により検出される。 【0048】次に、図3(a)に示すようにモータ25
が正方向に回転するとウォームギヤ26を介してキャプ
スタン駆動ギヤ24は矢印L方向に回転する。そのキャ
プスタン駆動ギヤ24の回転力がスラスト付勢バネ30
により摩擦力を介してアイドラレバー28に伝わる。そ
してアイドラレバー28はストッパー32の位置まで回
動し停止する。この時、供給リール台35の外周上にフ
リクションバネ36が阻止ロッド31により所定の圧力
で当接し、供給リール台35の停止状態が保たれ、ま
た、リール駆動ギヤ27はリールラッチ33に係合した
ラッチバネ34により停止状態が保たれる。これによ
り、図1(a)に示すようにインクシート1の安定な停
止状態が保たれたまま、記録紙6のみ矢印C方向へ所定
の位置(印画開始位置)まで搬送される。 【0049】次に、図1(b)に示すようにサーマルヘ
ッド5をプラテンローラ7に押圧する。図3(c)に示
すようにモータ25が逆方向に回転するとウォームギヤ
26を介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢印M方向に
回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転力がス
ラスト付勢バネ30により摩擦力を介してアイドラレバ
ー28に伝わる。そしてアイドラレバー28はリール駆
動ギヤ27とアイドラギヤ29が噛み合う位置まで回動
して停止し、リール駆動ギヤ27は矢印N方向に回転す
る。この時リールラッチ33もラッチバネ34との係合
が解除されながら回転する。また供給リール台35の外
周上にフリクションバネ36が阻止ロッド31により所
定の圧力で当接し、供給リール台35に所定の負荷トル
クが生じる。これにより、図1(a)に示すようにイン
クシート1が矢印F方向に所定のバックテンションを受
けながら搬送され、記録紙6は矢印E方向へ所定の位置
(画像長さ)まで搬送される。この時、サーマルヘッド
5に所定の電圧が印加され、記録紙6に所定の画像(マ
ゼンダ色)が印画される。 【0050】次に、図1(a)に示すようにサーマルヘ
ッド5を上方向へ退避させる。そして、図3(b)に示
すようにモータ25が逆方向に回転するとウォームギヤ
26を介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢印M方向に
回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転力がス
ラスト付勢バネ30により摩擦力を介してアイドラレバ
ー28に伝わる。そして、アイドラレバー28はリール
駆動ギヤ27とアイドラギヤ29が噛み合う位置まで回
動して停止し、リール駆動ギヤ27は矢印N方向に回転
する。この時、リールラッチ33もラッチバネ34との
係合が解除されながら回転する。また、フリクションバ
ネ36が供給リール台35から離脱していることによ
り、図1(a)に示すように記録紙6が矢印E方向に搬
送されるのと同時にインクシート1は負荷なく矢印F方
向へ所定の位置(シアンのインクの先頭位置)まで搬送
される。この時、インクシート1の搬送位置は発光素子
22と受光素子23により検出される。 【0051】次に、図3(a)に示すようにモータ25
が正方向に回転するとウォームギヤ26介してキャプス
タン駆動ギヤ24は矢印L方向に回転する。そのキャプ
スタン駆動ギヤ24の回転力がスラスト付勢バネ30に
より摩擦力を介してアイドラレバー28に伝わる。そし
て、アイドラレバー28はストッパー32の位置まで回
動し停止する。この時、供給リール台35の外周上にフ
リクションバネ36が阻止ロッド31により所定の圧力
で当接し供給リール台35の停止状態が保たれ、また、
リール駆動ギヤ27はリールラッチ33に係合したラッ
チバネ34により停止状態が保たれる。これにより、図
1(a)に示すようにインクシート1が安定な停止状態
で保たれたまま、記録紙6のみ矢印C方向へ所定の位置
(印画開始位置)まで搬送される。 【0052】次に、図1(b)に示すようにサーマルヘ
ッド5をプラテンローラ7に押圧する。図3(c)に示
すようにモータ25が逆方向に回転するとウォームギヤ
26を介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢印N方向に
回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転力がス
ラスト付勢バネ30により摩擦力を介してアイドラレバ
ー28に伝わる。そして、アイドラレバー28はリール
駆動ギヤ27とアイドラギヤ29が噛み合う位置まで回
動して停止し、リール駆動ギヤ27は矢印N方向に回転
する。この時、リールラッチ33もラッチバネ34との
係合が解除されながら回転する。また、供給リール台3
5の外周上にフリクションバネ36が阻止ロッド31に
より所定の圧力で当接し、供給リール台35に所定の負
荷トルクが生じる。これにより、図1(a)に示すよう
にインクシート1が矢印F方向に所定のバックテンショ
ンを受けながら搬送され、記録紙6は矢印E方向へ所定
の位置(画像長さ)まで搬送される。この時、サーマル
ヘッド5に所定の電圧が印加され、記録紙6に所定の画
像(シアン色)が印画される。 【0053】以上の動作により、フルカラーの画像が記
録紙6に印画される。最後に、図1(a)に示すように
サーマルヘッド5を上方向へ退避させ、図3(a)に示
すように阻止ロッド31をアイドラレバー28に当接さ
せて、アイドラギヤ29をリール駆動ギヤ27より離脱
させる。その状態でモータ25が逆方向に回転するとウ
ォームギヤ26を介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢
印M方向に回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の
回転力がスラスト付勢バネ30によりフリクションを介
してアイドラレバー28に伝わるが、アイドラレバー2
8は阻止ロッド25との当接位置で停止する。よって、
リール駆動ギヤ27とアイドラギヤ29は噛み合わない
状態となる。この時、供給リール台35の外周上にフリ
クションバネ36が阻止ロッド31により所定の圧力で
当接し、供給リール台35の停止状態が保たれ、また、
リール駆動ギヤ27はリールラッチ33に係合したラッ
チバネ34により停止状態が保たれる。これにより、図
1(a)に示すようにインクシート1は安定な停止状態
が保たれたまま、記録紙6のみ矢印E方向に搬送され
る。そして、記録紙6は装置外に排出される。 【0054】以上のように本実施の形態によれば、キャ
プスタン駆動ギヤ24の駆動方向をフリクションを介し
てアイドラレバー28に伝えて動作させることにより、
アイドラギヤ29を介してリール駆動ギヤ27を回転お
よび停止することができ、モータ25の駆動源1つでイ
ンクシート1と記録紙6を搬送することができると共
に、フリクションバネ36を供給リール台35に当接お
よび離脱させることにより、インクシート1に各動作に
応じたバックテンションを生じ、安定なインクシート1
の走行および保持を行うことが出来る。 【0055】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3について図面を用いて説明する。 【0056】図4(a)および(b)は、本実施の形態
の画像プリンタの要部正面図である。図4において、1
は印刷の3原色であるイエロー色、マゼンダ色、シアン
色のそれぞれのインクをシートに巻き取り側よりみてイ
エロー色、マゼンダ色、シアン色の順に各色毎に矩形に
かつ各矩形の間に非塗布部を設けてインクを塗布したイ
ンクシート、2は使用前のインクシート1が巻回された
供給リーされた供給リール、3は使用後のインクシート
1を巻回する巻取リール、4は供給リール2と巻取リー
ル3を内装保持するインクカセット、5は電圧を印加す
ることにより記録紙6に熱転写記録を行うサーマルヘッ
ド、6は記録紙、7はインクシート1と記録紙6をサー
マルヘッド5と共に挟持するプラテンローラ、8は記録
紙6を搬送するキャプスタンローラ、9は記録紙5をキ
ャプスタンローラ8に圧接するピンチローラ、22およ
び23はインクシート1の各色の位置を検出するための
発光素子および受光素子で、以上は図1の構成と同様の
ものである。 【0057】以上のように構成された本実施の形態の画
像プリンタについて、以下図2及び図4を用いてその動
作を説明する。 【0058】図4(a)に示すように、印画終了後(記
録紙6が排出された後)サーマルヘッド5はインクカセ
ット4が着脱可能な位置に退避し、インクシート1はサ
ーマルヘッド5によって引き出されたため、弛んだ状態
にある。この状態において、図2(b)に示すようにモ
ータ25が逆方向に回転するとウォームギヤ26を介し
てキャプスタン駆動ギヤ24は矢印K方向に回転する。
そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転力がスラスト付勢
バネ30により摩擦力を介してアイドラレバー28に伝
わる。そして、アイドラレバー28はリール駆動ギヤ2
7とアイドラギヤ29が噛み合う位置まで回動して停止
し、リール駆動ギヤ27は矢印D方向に回転する。この
時リールラッチ33もラッチバネ34との係合が解除さ
れながら回転する。これにより、図4(b)に示すよう
にインクシート1は発光素子22と受光素子23により
位置検出されながら矢印F方向へ所定の位置(イエロー
のインクの先頭位置)まで搬送され、インクシート1の
弛みがなくなる。 【0059】以上のように本実施の形態によれば、サー
マルヘッド5の位置に関わらずインクシート1の位置を
検出する発光素子22及び受光素子23を有することに
より、特別な弛み取り機構なしにインクシート1の弛み
を取ることができる。 【0060】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4について図面を用いて説明する。 【0061】図5は、本実施の形態の画像プリンタの要
部正面図、図6は同実施の形態における顕色層が転写さ
れた記録紙の斜視図である。図5において、1は印刷の
3原色のインク以外に顕色層を矩形に塗布した部分を設
けたインクシート、2は使用前のインクシート1が巻回
された供給リール、3はインクシート1を巻回する巻取
リール、4は供給リール2と巻取リール3を内装保持す
るインクカセット、5は電圧を印加することにより記録
紙6に熱転写記録を行うサーマルヘッド、6は普通紙よ
りなる記録紙である。普通紙よりなる記録紙は印画面に
インクが転写しやすい特殊コートである顕色層がなされ
ていないため、インクシート1上に顕色層面6aを設け
たのち3原色のインクを転写する。図6はその構成を示
したものであり、6aは記録紙6上に転写された顕色層
である。7はインクシート1と記録紙6をサーマルヘッ
ド5と共に挟持するプラテンローラ、8は記録紙6を搬
送するキャプスタンローラ、9は記録紙5をキャプスタ
ンローラ8に圧接するピンチローラ、22および23は
インクシート1の各色の位置を検出するための発光素子
および受光素子である。 【0062】以上のように構成された本実施の形態の画
像プリンタについて、以下その動作を説明する。 【0063】顕色層6aは多層体であり粘着性を持つた
め、図5に示すように顕色層転写終了後、サーマルヘッ
ド5がプラテンローラ7より離脱しても、インクシート
1は記録紙6に密着した状態にある。そこで顕色層6a
を記録紙6に転写後サーマルヘッド5を離脱し、記録紙
6を矢印C方向に数ミリ搬送すると、巻取リール3はリ
ールラッチ33とラッチバネ34によりロックされてい
るため、インクシート1の顕色層が記録紙6と密着した
直線上に大きな破断力が生じる。これにより、図6
(a)に示すように顕色層6aが切れ性良く記録紙6に
転写される。なお、図6(b)は切れ性の悪い転写状態
を示す。 【0064】(実施の形態5)以下、本発明の実施の形
態5について図面を用いて説明する。 【0065】図1および図2に示す構成と同様なものに
おいて、印画終了後、図1(a)に示すようにサーマル
ヘッド5を上方向へ退避させる。その後図2(a)に示
すようにモータ25を正方向に回転するとウォームギヤ
26介してキャプスタン駆動ギヤ24は矢印B方向に回
転する。そのキャプスタン駆動ギヤ24の回転力がスラ
スト付勢バネ30によりフリクションを介してアイドラ
レバー28に伝わる。そしてアイドラレバー28はスト
ッパー32の位置まで回動して停止する。この時リール
駆動ギヤ27に当接していたアイドラギヤ29はキャプ
スタン駆動ギヤ24及びアイドラレバー29により回転
した状態でリール駆動ギヤ27より離脱する。 【0066】次に、図2(c)に示すように阻止ロッド
31を移動し、その状態でモータ25が逆方向に回転す
るとウォームギヤ26を介してキャプスタン駆動ギヤ2
4は矢印K方向に回転する。そのキャプスタン駆動ギヤ
24の回転力がスラスト付勢バネ30によりフリクショ
ンを介してアイドラレバー28に伝わるが、アイドラレ
バー28は阻止ロッド25との当接位置で停止する。よ
って、リール駆動ギヤ27とアイドラギヤ29は噛み合
わない状態となる。また、リール駆動ギヤ27はリール
ラッチ33に係合したラッチバネ34により停止状態が
保たれる。これにより、図1(a)に示すようにインク
シート1は停止状態で記録紙6のみ矢印E方向に搬送さ
れる。そして、記録紙6は装置外に排出される。 【0067】以上のように本実施の形態によれば、アイ
ドラギヤ29がリール駆動ギヤ27に噛み込んだ状態か
ら、アイドラギヤ29が回転しながらリール駆動ギヤ2
7より離脱するため、回転せずに噛み合った歯車同士の
無理な離脱時に発生する動作音と比較して離脱時の動作
音を低減し、また歯車の損傷も少なく、また確実に離脱
できる。 【0068】 【発明の効果】以上のように本発明は、インクシートを
搬送するための駆動源と記録紙を搬送するため駆動源を
1つのモータで兼用することにより、高価でしかも大き
な体積を占める部品であるモータを1つ削減することが
可能となり、安価で小型軽量化された画像プリンタを実
現できるという優れた効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態1における画像プリンタの
要部正面図 【図2】本発明の実施の形態1における画像プリンタの
要部背面図 【図3】本発明の実施の形態2における画像プリンタ要
部背面図 【図4】本発明の実施の形態3における画像プリンタの
要部正面図 【図5】本発明の実施の形態4における画像プリンタの
要部正面図 【図6】本発明の実施の形態4における記録紙の斜視図 【図7】従来の画像プリンタの要部正面図 【図8】従来の画像プリンタの要部背面図 【図9】従来の画像プリンタの要部背面図 【符号の説明】 1 インクシート 5 サーマルヘッド 6 記録紙 8 キャプスタンローラ 24 キャプスタン駆動ギヤ 27 リール駆動ギヤ 28 アイドラレバー 29 アイドラギヤ 30 スラスト付勢バネ 31 阻止ロッド 32 ストッパー 33 リールラッチ 34 ラッチバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 貴之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−47744(JP,A) 特開 平4−7184(JP,A) 特開 昭62−297184(JP,A) 特開 平8−290669(JP,A) 特開 平8−34129(JP,A) 特開 平8−34145(JP,A) 特開 平7−76150(JP,A) 特開 平2−169273(JP,A) 特開 昭60−27578(JP,A) 実開 平4−58356(JP,U) 実開 平4−66143(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 23/02 B41J 11/00 B41J 17/02 - 17/12 B41J 33/16 - 33/28

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録媒体を搬送するキャプスタンローラ
    と、 染料が塗布された染料材を巻き取る染料材巻取手段と、 プラテンローラに記録媒体と染料材とを押圧し、電圧を
    印加することにより染料を記録媒体に印画する印画手段
    と、 前記キャプスタンローラと一体のキャプスタン駆動ギヤ
    と、 前記キャプスタン駆動ギヤを駆動させ、正方向および逆
    方向に回転可能な単一の駆動手段と、 前記染料材巻取手段に動力を伝達する染料材巻取駆動手
    段と、 前記キャプスタン駆動ギヤの回転 と連動して回動可能な
    回動手段、 前記回動手段に保持され、前記キャプスタン駆動ギヤの
    動力を前記染料材巻取駆動手段に伝達する伝達手段前記回動手段を回動させるため、前記キャプスタン駆動
    ギヤ を前記回動手段に当接させる付勢手段、 前記伝達手段の前記染料材巻取駆動手段に対する当接を
    選択的に阻止可能な第1の阻止手段とを備え、 前記印画手段による記録媒体への印画の前、前記駆動手
    段は正方向に回転し、前記回動手段が回動することによ
    り前記伝達手段は前記染料材巻取駆動手段より離間し、
    前記キャプスタン駆動ギヤが回転することによって前記
    キャプスタンローラは記録媒体を第1の方向に搬送する
    一方、前記染料材巻取手段は停止状態で保持され、 前記印画手段による記録媒体への印画の際、前記駆動手
    段は逆方向に回転し、前記回動手段が回動することによ
    り前記伝達手段は前記染料材巻取駆動手段に当接し、前
    記キャプスタン駆動ギヤおよび前記染料材巻取駆動手段
    が回転することによって、前記染料材巻取手段が染料材
    を巻き取りつつ前記キャプスタンローラは記録媒体を第
    1の方向とは逆の第2の方向に搬送し、 前記印画手段による記録媒体への印画終了後、前記駆動
    手段は正方向に回転し、前記染料材巻取駆動手段に当接
    していた前記伝達手段が回転した状態で前記染料材巻取
    駆動手段より離脱した後、前記駆動手段は逆方向に回転
    し、前記第1の 阻止手段が前記染料材巻取駆動手段と前
    記伝達手段との当接を阻止することによって前記染料材
    巻取手段が停止状態で保持される一方、前記キャプスタ
    ンローラは記録媒体を第2の方向に排出する ことを特徴
    とする画像プリンタ。
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