JPH0681680A - 多気筒エンジンの制御装置 - Google Patents

多気筒エンジンの制御装置

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Publication number
JPH0681680A
JPH0681680A JP23067692A JP23067692A JPH0681680A JP H0681680 A JPH0681680 A JP H0681680A JP 23067692 A JP23067692 A JP 23067692A JP 23067692 A JP23067692 A JP 23067692A JP H0681680 A JPH0681680 A JP H0681680A
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JP
Japan
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cylinder
output
cylinders
fuel
engine
Prior art date
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Application number
JP23067692A
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English (en)
Inventor
Susumu Takano
晋 高野
Naoyuki Noguchi
直幸 野口
Hiroshi Shimoyama
弘志 下山
Hisanori Nakane
久典 中根
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの減速時燃料停止からの復帰時に一
部気筒復帰から全気筒復帰に移行する際に気筒間の残留
ガス量の差により出力差が生じて復帰ショックが発生す
るのを防止する。 【構成】 全気筒運転を行う通常燃料供給領域と全気筒
燃料停止領域との間に一部気筒燃料停止領域を設けたも
のにおいて、減速時燃料停止からの復帰時に一部気筒燃
料停止領域で一方の気筒が復帰(片復帰)し、次いで、
通常燃料供給領域に移行して他方の気筒が復帰(両復
帰)した時に、所定期間(aサイクル)、先に復帰した
気筒のバイパスエア量(実線で示す)を後で復帰した気
筒のバイパスエア量より所定量少なくし、それによって
気筒間の出力差を是正する。この移行時の出力差是正の
制御は点火時期の制御によって行ってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多気筒エンジンにおいて
減速時燃料停止から復帰する際の復帰ショックを防止す
るための制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば特開昭58−10123
4号公報に記載されているように、エンジンの通常燃料
供給領域と減速時に全気筒の燃料供給を停止する領域と
の間に一部気筒のみ燃料供給を停止する領域を設けるこ
とによって燃料復帰時のトルクショック低減を図ったも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように減速時に
全気筒の燃料を停止する領域と通常燃料供給領域との間
に一部気筒のみ燃料を停止する領域を設けるものでは、
減速時燃料停止からの復帰時にはまず一部気筒を除いて
燃料復帰が行われ、次いで、全気筒が燃料復帰して通常
運転へ移行するが、この通常運転への復帰時には、先に
燃料が復帰していた方の気筒に比べ新たに燃料復帰する
方の気筒は筒内に残留する既燃ガスが少なくて出力が出
やすくなるため、特に、燃費改善を狙って復帰回転数が
低く設定され帰時の吸気充填量が上がるようなエンジン
の場合に、新たに復帰する気筒の出力増大が顕著となっ
てトルクショックが発生する。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、減速時燃料停止からの復帰時に一部気筒燃料
復帰から全気筒燃料復帰に移行する際の気筒間出力差に
よる復帰ショックを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多気筒エン
ジンの制御装置は、エンジンの運転状態を検出する運転
状態検出手段と、この運転状態検出手段の出力を受けエ
ンジンの運転状態が所定の減速領域にある時に一部気筒
への燃料の供給を停止する減速時一部気筒燃料停止手段
を備えた多気筒エンジンの制御装置において、燃料の供
給を停止する一部気筒の出力とその他の気筒の出力とを
独立して制御する気筒別出力制御手段を設けるととも
に、エンジンの運転状態が所定の減速領域から全気筒運
転領域へ移行した時に、燃料の供給を停止していた一部
気筒の出力が燃料を供給していた他の気筒の出力より高
くなるのを是正するよう気筒別出力制御手段による出力
制御を所定期間補正する復帰時出力補正手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0006】前記出力制御手段はスロットル弁をバイパ
スして供給するバイパスエア量の制御によって出力を制
御するものとすることができ、また、点火時期の制御に
より出力を制御するものとすることができる。図1は本
発明の上記構成を示す全体構成図である。
【0007】
【作用】本発明の構成によれば、エンジンの運転状態が
例えばエンジン回転数とスロットル弁開度とによって規
定された所定の減速領域にある時には一部気筒への燃料
の供給が停止される。そして、エンジンの運転状態が所
定の減速領域から全気筒運転領域であるアイドル等に移
行した時に通常の燃料供給状態へ復帰する。また、エン
ジンの運転状態が前記所定の減速領域から全気筒運転領
域へ移行した時には、燃料を供給していた方の気筒に比
べ燃料の供給を停止していた方の気筒が残留ガスが少な
いために出力差が生ずるのを是正するよう各気筒の出力
制御が独立して補正される。また、この移行時の各気筒
の出力制御を特にバイパスエア量の制御によって行うも
のでは、燃料の設定はベストに保つことができるため燃
費の悪化を防止できるし、移行時に点火時期を制御する
ものでは吸気充填量は確保できるので燃焼安定性の悪化
を防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図2は本発明の第1実施例のシステム図で
ある。図において1はフロント側気筒2とリヤ側気筒3
を直列に配した2気筒のロータリエンジンである。上記
フロント側およびリヤ側の二つの気筒2F,2Rには、そ
れぞれ対向する一対の吸気ポート3a,3b;4a,4
bが設けられている。そして、これら各気筒2F,2R
吸気ポート3a,3b;4a,4bのうち、気筒間の内
側に位置する各1個の吸気ポート3a,4aは第1の吸
気通路5に連通し、また、各気筒2F,2Rの外側の吸気
ポート3b,4bはそれぞれ第2および第3の吸気通路
6,7に連通し、更に、これら吸気通路5,6,7はサ
ージタンク8を介して1本の上流側吸気通路9に接続さ
れている。そして、各吸気通路5,6,7にはサージタ
ンク8との接続位置の直下流にそれぞれスロットル弁1
0,11,12が設けられている。また、上記第1の吸
気通路5のスロットル弁10をバイパスして該吸気通路
5の下流部をサージタンク8に接続する第1のバイパス
通路13が形成され、更に、この第1のバイパス通路1
3から分岐して上記第3の吸気通路に連通する第2のバ
イパス通路14が設けられている。そして、第1のバイ
パス通路13には第2のバイパス通路14への分岐点の
下流に該第1のバイパスエア通路13を通って上記第1
の吸気通路5に流れるバイパスエア量を制御する第1の
デューティ制御弁15が設置され、第2のバイパス通路
14には該通路14を通って上記第3の吸気通路7に流
れるバイパスエア量を制御する第2のデューティ制御弁
16が設置されている。また、各気筒2F,2Rにはそれ
ぞれ燃料噴射弁(図示せず)が設けられ、また、リーデ
ィング側(回転方向の進み側)とトレーリング側(回転
方向の遅れ側)の二つの点火プラグ(L,T)が設けら
れている。
【0010】上記エンジン1にはマイクロコンピュータ
によって構成されたコントロールユニット17が搭載さ
れ、該コントロールユニット17によってフロント側気
筒2Fの燃料噴射弁(IngF)およびリヤ側気筒2R
燃料噴射弁(IngL)が制御され、点火時期の制御が
行われ、また、バイパスエア量を調整する上記第1およ
び第2のデューティ制御弁15,16の制御が行われ
る。そのため、コントロールユニット17にはエンジン
回転数(Ne),スロットル弁開度(TVO)等の各種
情報が入力される。
【0011】エンジン1の燃料制御およびバイパスエア
制御は図3の領域図に基づいて行われる。この領域図
は、横軸にエンジン回転数(Ne)をとり縦軸にスロッ
トル弁開度(TVO)をとって、燃料系のフィードバッ
ク制御を実行する通常運転領域(F/B),アイドル領
域(ID),全気筒燃料停止領域(FC)および一部気
筒燃料停止領域(FC1)をそれぞれ規定するものであ
る。ここで、上記全気筒燃料停止領域(FC)は無負荷
ラインより低くアイドル回転数より高い回転数から立ち
上がる所定負荷ライン以下の負荷状態にある領域とさ
れ、この領域では全気筒の燃料供給が停止される。ま
た、一部気筒燃料停止領域(FC1)は無負荷ラインよ
り低く上記所定負荷ラインより高い負荷状態にある領域
であって、通常運転領域(F/B)と全気筒燃料停止領
域の間にあり、この領域ではフロント側気筒2Fのみ燃
料が停止される。したがって、エンジン1が減速され
て、図3に矢印で示すように運転状態が変化する過程
で、まず、無負荷ラインより低くなった時にフロント側
気筒2Fの燃料が停止され、次いで全気筒燃料停止領域
に入ってリヤ側気筒2Rの燃料も停止される。そして、
エンジン回転が落ちて上記所定負荷ラインの立ち上がり
回転数を切ると、リヤ側気筒2Rのみの燃料復帰(片復
帰)が行われ、更にエンジン回転が落ちてアイドル領域
(ID)に入るとフロント側気筒2Fの燃料復帰が行わ
れる。また、常時は上記第1のデューティ制御弁15の
デューティ値がエンジン回転数とスロットル弁開度によ
って規定するマップ値に設定され、バイパスエアが第1
のバイパス通路13を介してフロント側気筒2Fおよび
リヤ側気筒2Rに均等に供給される。そして、エンジン
1が減速して一部気筒燃料停止領域(FC1)からアイ
ドル領域(ID)に入って片復帰状態から両復帰状態に
移行した直後は、一定期間(aサイクル)第1のバイパ
ス通路13から供給するバイパスエア量を所定割合だけ
減ずるよう第1のデューティ制御弁15のデューティ値
が補正されるとともに、第2のデューティ制御弁16が
一定デューティ値で駆動されて第2のバイパス通路14
からリヤ側気筒2Rにのみバイパスエアが追加供給さ
れ、それによって、図4に示すようにリヤ側気筒2R
は正規のバイパスエア量(実線で示す)が供給され、フ
ロント側気筒2Fへはそれより一定量少ないバイパスエ
ア量(点線で示す)が供給され、燃料復帰した直後で出
力の上がるフロント側気筒2Fとリヤ側気筒2Rとの出力
差が是正される。
【0012】図5は上記第1実施例における片復帰から
両復帰への移行時のバイパスエア制御を実行するフロー
チャートである。S11〜S13はその各ステップであ
って、スタートすると、まず、S11で、エンジン回転
数とスロットル弁開度から図3の領域図における一部気
筒燃料停止領域(FC1)からアイドル領域(ID)へ
の移行時かどうかの判定を行い、移行時ということであ
ればS12へ進んで、aサイクル(3≦a≦10)が経
過するまでは、第1のデューティ制御弁15のデューテ
ィ値(Duty(ISC1))をエンジン回転数とスロ
ットル弁開度によって設定したマップ値(Map(IS
C1))に所定の係数b(0≦b≦1)を掛けた値と
し、第2のデューティ制御弁16のデューティ値(Du
ty(ISC2))を一定値c(0<c≦100%)と
する。これにより、フロント側気筒2Fの吸気充填量Q
Fに対しリヤ側気筒2Rの吸気充填量QaRが大きなっ
て出力差が是正される。また、S11の判定でFC1か
らIDへの移行時でないという場合は、S13へ進み、
第1のデューティ制御弁15のデューティ値(Duty
(ISC1))をマップ値(Map(ISC1))に設
定し、第2のデューティ制御弁16は非作動(Duty
(ISC2)=0)とする。このとき、フロント側気筒
Fの吸気充填量QaFとリヤ側気筒2Rの吸気充填量Q
Rは等しくなる。
【0013】図6は本発明の第2実施例のシステム図で
ある。この実施例の場合、バイパスエア供給手段として
は、両気筒2F,2Rの内側の吸気ポート3a,4aに連
通する第1の吸気通路5に設けたスロットル弁10をバ
イパスしてリヤ側気筒2Rの内側吸気ポート4aの上流
側をサージタンク8に接続する第1のバイパス通路18
と、この第1のバイパス通路18から分岐してフロント
側気筒2Fの内側吸気ポート3aの上流側に連通する第
2のバイパス通路19が設けられ、第1のバイパス通路
18の第2のバイパス通路14への分岐点より上流に第
1のデューティ制御弁20が設置され、また、第2のバ
イパス通路19にフロント側気筒2Fへのバイパスエア
量を制限する第2のデューティ制御弁21が設置されて
いる。その他の構成は図2と同様であり、エンジン1の
燃料制御はやはり通常運転領域,アイドル領域,全気筒
燃料停止領域,一部気筒燃料停止領域等を規定する図3
の領域図に基づいて行われる。そして、エンジン1の減
速燃料停止からの復帰時には、やはり、まずリヤ側気筒
Rが燃料復帰し、次いでフロント側気筒2Fが燃料復帰
するが、その場合に、アイドル領域においては、上記第
1のデューティ制御弁20のデューティ値はエンジン回
転数とスロットル弁開度によって規定するマップ値に設
定され、また、第2のデューティ制御弁21のデューテ
ィ値は100%に設定されて、バイパスエアが第1のバ
イパス通路18を介し、また、第1のバイパス通路18
から分岐した第2のバイパス通路19を介してフロント
側気筒2Fおよびリヤ側気筒2Rに同量ずつ供給される。
また、エンジン1が減速して片復帰状態から両復帰状態
に移行した時は、一定期間(aサイクル)は第1のバイ
パス通路18を流れるバイパスエア量を全体として所定
割合だけ減ずるよう第1のデューティ制御弁20のデュ
ーティ値が補正されるとともに、第2のデューティ制御
弁21が一定の制限されたデューティ値で駆動されて、
第2のバイパス通路19を介しフロント側気筒2Fに供
給されるバイパスエア量が制限される。それにより、両
復帰への移行時には図7に示すようにリヤ側気筒2R
は正規のバイパスエア量(実線で示す)が供給され、一
方、フロント側気筒2Fへはそれより少ない一定量のバ
イパスエア量(点線で示す)が供給されて、燃料復帰直
後のフロント側気筒2Fとリヤ側気筒2Rとの出力差が是
正される。
【0014】図8は上記第2実施例における片復帰から
両復帰への移行時のバイパスエア制御を実行するフロー
チャートである。S21〜S23はその各ステップであ
って、スタートすると、まず、S21で、エンジン回転
数とスロットル弁開度から一部気筒燃料停止領域(FC
1)からアイドル領域(ID)への移行時かどうかの判
定を行い、移行時ということであればS22へ進んで、
aサイクル(3≦a≦10)が経過するまでは第1のデ
ューティ制御弁20のデューティ値(Duty(ISC
1))をエンジン回転数とスロットル弁開度によって設
定したマップ値(Map(ISC1))に所定の係数b
(0≦b≦1)を掛けた値とし、第2のデューティ制御
弁21のデューティ値(Duty(ISC2))を一定
値c(0<c≦100%)とする。これによって、フロ
ント側気筒2Fの吸気充填量QaFに対しリヤ側気筒2R
の吸気充填量QaRは大きくなる。また、S21の判定
でFC1からIDへの移行時でないという場合は、S2
3へ進み、第1のデューティ制御弁20のデューティ値
(Duty(ISC1))をマップ値(Map(ISC
1))に設定し、第2のデューティ制御弁21のデュー
ティ値(Duty(ISC2))は100%とする。こ
の時、フロント側気筒2Fの吸気充填量QaFとリヤ側気
筒2Rの吸気充填量QaRは等しくなる。
【0015】図9は本発明の第3実施例のシステム図で
ある。この実施例の場合、バイパスエア供給手段は両気
筒2F,2Rの内側の吸気ポート3a,4aに連通する第
1の吸気通路5に設けたスロットル弁10をバイパスし
て該吸気通路5の下流部をサージタンク8に接続するバ
イパス通路22と、このバイパス通路22に設置された
デューティ制御弁23によって構成され、通常のマップ
制御が行われる。そして、各気筒2F,2Rのリーディン
グ側およびトレーリング側の点火プラグ(L,T)に対
し、それぞれエンジン回転数とスロットル弁開度による
独立したマップ値によって点火時期が制御される。その
他の構成は図2と同様である。
【0016】この第3実施例の場合も、エンジン1の燃
料制御はやはり通常運転領域,アイドル領域,全気筒燃
料停止領域,一部気筒燃料停止領域等を規定する図3の
領域図に基づいて行われる。そして、エンジン1の減速
燃料停止からの復帰時には、やはり、まずリヤ側気筒2
Rが燃料復帰し、次いでフロント側気筒2Fが燃料復帰す
るが、その場合に、アイドル領域においては両気筒
F,2R共にリーディング側およびトレーリング側の点
火プラグ(L,T)の点火進角がそれぞれエンジン回転
数とスロットル弁開度によって規定するマップ値に設定
され、また、エンジン1が減速して片復帰状態から両復
帰状態に移行した時は、図10に示すように、一定期間
(aサイクル)、フロント側気体筒2Fについて着火へ
の寄与率の大きいリーディング側点火プラグ(L)の点
火時期(実線で示す)はマップ値のままで、トレーリン
グ側点火プラグ(T)の点火時期(点線で示す)がマッ
プ値より所定量bだけ遅角補正され、それによって燃料
復帰直後のフロント側気筒2Fとリヤ側気筒2Rとの出力
差が是正される。
【0017】図11は上記第3実施例における片復帰か
ら両復帰への移行時の点火時期の制御を実行するフロー
チャートである。S31〜S33はその各ステップであ
って、スタートすると、まず、S31で、エンジン回転
数とスロットル弁開度から一部気筒燃料停止領域(FC
1)からアイドル領域(ID)への移行時かどうかの判
定を行い、移行時ということであればS32へ進んで、
aサイクル(3≦a≦10)が経過するまではフロント
側気筒2Fについてリーディング側点火プラグの点火時
期IgTLをマップ値Map(IgTL)とし、トレーリ
ング側点火プラグの点火時期IgTTをマップ値(Ma
p(IgTT))から所定量b(1≦b≦20゜)だけ
遅角補正したものとし、リヤ側気筒2Rについてリーデ
ィング側点火プラグの点火時期IgTLおよびトレーリ
ング側点火プラグの点火時期IgTTをそれぞれのマッ
プ値Map(IgTL),Map(IgTT)とする。ま
た、S31の判定でFC1からIDへの移行時でないと
いう場合は、S33へ進み、フロント側気筒2Fとリヤ
側気筒2Rのそれぞれのリーディング側およびトレーリ
ング側の点火プラグの点火時期をマップ値Map(Ig
L),Map(IgTT)に設定する。
【0018】つぎに、本発明の第4実施例として、上記
第3実施例と同様フロント側気筒2Fについて点火時期
を遅角補正することにより全気筒燃料供給への復帰時の
気筒間出力差を是正しトルクショックを低減するもので
あって、特にトルクショック低減の効果をより確実なも
のとするためトレーリング側点火プラグのみならずリー
ディング側点火プラグについても点火時期を遅角補正す
るようにしたものを説明する。この実施例はシステム図
としては先の第3実施例のもの(図9に示す)と同様で
あり、その場合、片復帰から両復帰への移行後一定期間
(aサイクル)は、フロント側気筒2Fについてリーデ
ィング側点火プラグの点火時期(実線で示す)およびト
レーリング側点火プラグの点火時期(点線で示す)がそ
れぞれマップ値より所定量だけ遅角補正されされる。
【0019】図13は上記第4実施例における片復帰か
ら両復帰への移行時の点火進角量の制御を実行するフロ
ーチャートである。S41〜S43はその各ステップで
あって、スタートすると、まず、S41で、エンジン回
転数とスロットル弁開度から一部気筒燃料停止領域(F
C1)からアイドル領域(ID)への移行時かどうかの
判定を行い、移行時ということであればS42へ進ん
で、aサイクル(3≦a≦10)が経過するまではフロ
ント側気筒2Fについてリーディング側点火プラグの点
火時期IgTLをマップ値Map(IgTL)より所定量
b(1≦b≦20゜)だけ遅角したものとするととも
に、トレーリング側点火プラグの点火時期IgTTをマ
ップ値(Map(IgTT))より所定量c(1≦b≦
20゜)だけ遅角補正したものとし、リヤ側気筒2R
ついてリーディング側点火プラグの点火時期IgTL
よびトレーリング側点火プラグの点火時期IgTTをそ
れぞれのマップ値Map(IgTL),Map(Ig
T)とする。また、S41の判定でFC1からIDへ
の移行時でないという場合は、S43へ進み、フロント
側気筒2Fとリヤ側気筒2Rのそれぞれのリーディング側
およびトレーリング側の点火プラグの点火時期をマップ
値Map(IgTL),Map(IgTT)に設定する。
【0020】なお、以上の実施例はロータリエンジンに
ついて説明したが、本発明はロータリエンジン以外にも
勿論適用できる。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、減速時燃料停止からの復帰時に一部気筒復帰から全
気筒復帰に移行する際の気筒間出力差による復帰ショッ
クを防止することができる。また、その際、各気筒の出
力制御をバイパスエア量の制御によって行うことで燃費
の悪化を防止することができ、点火時期の制御によって
出力制御を行うことにより燃焼安定性を確保するように
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成図
【図2】本発明の第1実施例のシステム図
【図3】本発明の第1実施例における減速時制御の領域
【図4】本発明の第1実施例における燃料復帰時のバイ
パスエア制御を説明するタイムチャート
【図5】本発明の第1実施例における燃料復帰時のバイ
パスエア制御を実行するフローチャート
【図6】本発明の第2実施例のシステム図
【図7】本発明の第2実施例における燃料復帰時のバイ
パスエア制御を説明するタイムチャート
【図8】本発明の第2実施例における燃料復帰時のバイ
パスエア制御を実行するフローチャート
【図9】本発明の第3実施例のシステム図
【図10】本発明の第3実施例における燃料復帰時の点
火時期制御を説明するタイムチャート
【図11】本発明の第3実施例における燃料復帰時の点
火時期制御を実行するフローチャート
【図12】本発明の第4実施例における燃料復帰時の点
火時期制御を説明するタイムチャート
【図13】本発明の第4実施例における燃料復帰時のの
点火時期制御を実行するフローチャート
【符号の説明】
1 ロータリエンジン 2F フロント側気筒 2R リヤ側気筒 13,18 第1のバイパス通路 14,19 第2のバイパス通路 15,20 第1のデューティ制御弁 16,21 第2のデューティ制御弁 17 コントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 43/00 L 7536−3G B 7536−3G F02P 5/15 F (72)発明者 中根 久典 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの運転状態を検出する運転状態
    検出手段と、前記運転状態検出手段の出力を受け当該エ
    ンジンの運転状態が所定の減速領域にある時に一部気筒
    への燃料の供給を停止する減速時一部気筒燃料停止手段
    を備えた多気筒エンジンの制御装置において、燃料の供
    給を停止する前記一部気筒の出力とその他の気筒の出力
    とを独立して制御する気筒別出力制御手段を設けるとと
    もに、当該エンジンの運転状態が前記所定の減速領域か
    ら全気筒運転領域へ移行した時に、燃料の供給を停止し
    ていた前記一部気筒の出力が燃料を供給していた他の気
    筒の出力より高くなるのを是正するよう前記気筒別出力
    制御手段による出力制御を所定期間補正する復帰時出力
    補正手段を設けたことを特徴とする多気筒エンジンの制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記出力制御手段はスロットル弁をバイ
    パスして供給するバイパスエア量の制御により出力を制
    御するものとした請求項1記載の多気筒エンジンの制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記出力制御手段は点火時期の制御によ
    り出力を制御するものとした請求項1記載の多気筒エン
    ジンの制御装置。
JP23067692A 1992-08-31 1992-08-31 多気筒エンジンの制御装置 Pending JPH0681680A (ja)

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JP23067692A JPH0681680A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 多気筒エンジンの制御装置

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JP23067692A Pending JPH0681680A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 多気筒エンジンの制御装置

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JP (1) JPH0681680A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06193478A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Mitsubishi Motors Corp 自動車用エンジン

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JPH06193478A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Mitsubishi Motors Corp 自動車用エンジン

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