JPH0681604B2 - 座席シート - Google Patents
座席シートInfo
- Publication number
- JPH0681604B2 JPH0681604B2 JP25831689A JP25831689A JPH0681604B2 JP H0681604 B2 JPH0681604 B2 JP H0681604B2 JP 25831689 A JP25831689 A JP 25831689A JP 25831689 A JP25831689 A JP 25831689A JP H0681604 B2 JPH0681604 B2 JP H0681604B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- thin core
- viscoelastic polyurethane
- core plate
- seated person
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動車等の乗物のような振動環境にお
ける着座に適した座席シートに関し、特にシートの体圧
分布の向上を図ると共に、振動吸収率を大きくすること
により、着座者に対する疲労の軽減化を図るものに関す
る。
ける着座に適した座席シートに関し、特にシートの体圧
分布の向上を図ると共に、振動吸収率を大きくすること
により、着座者に対する疲労の軽減化を図るものに関す
る。
この種の座席シートにおいては、従来のものとしては粘
弾性型ポリウレタンを下層とし、弾性型ポリウレタンフ
ォームを上層として上下層を全面一体に結合し、上層の
弾性型ポリウレタンフォームによりエネルギー吸収効果
をもたせて着座に対する疲労の軽減化を図り、一方上下
層の両ポリウレタンの化学結合による強力な接着により
シートの耐久化を図ったものが知られている（例えば特
開昭62−183790号公報参照）。
弾性型ポリウレタンを下層とし、弾性型ポリウレタンフ
ォームを上層として上下層を全面一体に結合し、上層の
弾性型ポリウレタンフォームによりエネルギー吸収効果
をもたせて着座に対する疲労の軽減化を図り、一方上下
層の両ポリウレタンの化学結合による強力な接着により
シートの耐久化を図ったものが知られている（例えば特
開昭62−183790号公報参照）。
従来の座席シートにおいては、下層の粘弾性型ポリウレ
タンは弾力性が小さく、上層の弾性型ポリウレタンフォ
ームは弾力性が大きいものであるから、上層の弾性型ポ
リウレタンフォームの弾力性により着座者の荷重エネル
ギーを吸収することはできるものの、下層の粘弾性型ポ
リウレタンは弾力性が小さいものであるから、長時間に
亘る着座においては着座者は下層の粘弾性型ポリウレタ
ンに対する着座面の局部的な刺激により疲労度が増大す
るという問題があり、また、この問題を解消するため下
層の粘弾性型ポリウレタンを比較的に薄厚に形成するこ
とにより弾力性を付与した座席シートにおいては、上記
問題点を一応解消することができるものの、これを自動
車等の乗物のような振動環境に適応した場合には、下層
の粘弾性型ポリウレタンは薄厚に形成されているもので
あるから振動吸収率が小さく、長時間に亘る着座におい
ては着座者は下層の粘弾性型ポリウレタンに伝播された
振動により疲労度が増大するという問題があった。
タンは弾力性が小さく、上層の弾性型ポリウレタンフォ
ームは弾力性が大きいものであるから、上層の弾性型ポ
リウレタンフォームの弾力性により着座者の荷重エネル
ギーを吸収することはできるものの、下層の粘弾性型ポ
リウレタンは弾力性が小さいものであるから、長時間に
亘る着座においては着座者は下層の粘弾性型ポリウレタ
ンに対する着座面の局部的な刺激により疲労度が増大す
るという問題があり、また、この問題を解消するため下
層の粘弾性型ポリウレタンを比較的に薄厚に形成するこ
とにより弾力性を付与した座席シートにおいては、上記
問題点を一応解消することができるものの、これを自動
車等の乗物のような振動環境に適応した場合には、下層
の粘弾性型ポリウレタンは薄厚に形成されているもので
あるから振動吸収率が小さく、長時間に亘る着座におい
ては着座者は下層の粘弾性型ポリウレタンに伝播された
振動により疲労度が増大するという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するもので、シ
ート本体の着座部の上面に埋設された粘弾性ポリウレタ
ンからなる上部薄厚芯板により、シートの体圧分布の向
上を図ると共に、粘弾性ポリウレタンからなる上部およ
び下部薄厚芯板により上下面に挟着された弾性ウレタン
フォームからなるシート本体の着座部を特に肉厚形成と
することによって、振動吸収率の増大化を図り、もって
着座者に対する疲労の軽減化を図ることができる座席シ
ートを提供することを目的とするものである。
ート本体の着座部の上面に埋設された粘弾性ポリウレタ
ンからなる上部薄厚芯板により、シートの体圧分布の向
上を図ると共に、粘弾性ポリウレタンからなる上部およ
び下部薄厚芯板により上下面に挟着された弾性ウレタン
フォームからなるシート本体の着座部を特に肉厚形成と
することによって、振動吸収率の増大化を図り、もって
着座者に対する疲労の軽減化を図ることができる座席シ
ートを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の座席シートにおい
ては、弾性ウレタンフォームからなるシート本体の着座
部の上面および下面に粘弾性ポリウレタンからなる上部
および下部薄厚芯板が埋設されており、かつ着座部下面
の下部薄厚芯板はシート支持パンと共に凹曲面に形成さ
れているものである。
ては、弾性ウレタンフォームからなるシート本体の着座
部の上面および下面に粘弾性ポリウレタンからなる上部
および下部薄厚芯板が埋設されており、かつ着座部下面
の下部薄厚芯板はシート支持パンと共に凹曲面に形成さ
れているものである。
上記のように構成された座席シートは、弾性ウレタンフ
ォームからなるシート本体の着座部の上面および下面に
粘弾性ポリウレタンからなる上部および下部薄厚芯板が
埋設されているものであるから、弾性ウレタンフォーム
からなるシート本体の弾力性により着座者の荷重エネル
ギーを吸収することによって着座に対する当面の疲労を
軽減することができると共に、シート本体の着座部の上
面および下面に埋設された粘弾性ポリウレタンからなる
上部および下部薄厚芯板により着座部の耐久化を図るこ
とができるものであるが、着座部の上面に埋設されてい
る粘弾性ポリウレタンからなる上部芯板は薄厚に形成さ
れているものであるから、上部薄厚芯板の適度の剛性と
弾力性とにより着座に際して体圧が上部薄厚芯板を介し
弾性ウレタンフォームからなるシート本体の広範に分布
され、上部薄厚芯板とシート本体との協働によって着座
者の荷重エネルギーを効果的に吸収することができるの
で、長時間に亘る着座においても着座者はシートに対す
る広範な体圧分布により着座面の局部的な刺激を受ける
ことなく疲労を軽減することができる。
ォームからなるシート本体の着座部の上面および下面に
粘弾性ポリウレタンからなる上部および下部薄厚芯板が
埋設されているものであるから、弾性ウレタンフォーム
からなるシート本体の弾力性により着座者の荷重エネル
ギーを吸収することによって着座に対する当面の疲労を
軽減することができると共に、シート本体の着座部の上
面および下面に埋設された粘弾性ポリウレタンからなる
上部および下部薄厚芯板により着座部の耐久化を図るこ
とができるものであるが、着座部の上面に埋設されてい
る粘弾性ポリウレタンからなる上部芯板は薄厚に形成さ
れているものであるから、上部薄厚芯板の適度の剛性と
弾力性とにより着座に際して体圧が上部薄厚芯板を介し
弾性ウレタンフォームからなるシート本体の広範に分布
され、上部薄厚芯板とシート本体との協働によって着座
者の荷重エネルギーを効果的に吸収することができるの
で、長時間に亘る着座においても着座者はシートに対す
る広範な体圧分布により着座面の局部的な刺激を受ける
ことなく疲労を軽減することができる。
また、着座部下面の粘弾性ポリウレタンからなる下部薄
厚芯板はシート支持パンと共に凹曲面に形成されている
ものであるから、弾性ウレタンフォームからなるシート
本体の着座部を特に肉厚形成とすることができると共
に、シート本体の着座部には粘弾性ポリウレタンからな
る上部および下部薄厚芯板が上下面に挟着されているた
め、シート支持パンからの振動は着座者による広範な体
圧分布と相俟って広範に分散され吸収されるので、自動
車等の乗物のような振動環境に適用した場合においても
着座者は座席シートから振動の伝播を受けることなく疲
労を軽減することができる。
厚芯板はシート支持パンと共に凹曲面に形成されている
ものであるから、弾性ウレタンフォームからなるシート
本体の着座部を特に肉厚形成とすることができると共
に、シート本体の着座部には粘弾性ポリウレタンからな
る上部および下部薄厚芯板が上下面に挟着されているた
め、シート支持パンからの振動は着座者による広範な体
圧分布と相俟って広範に分散され吸収されるので、自動
車等の乗物のような振動環境に適用した場合においても
着座者は座席シートから振動の伝播を受けることなく疲
労を軽減することができる。
実施例について図面を参照して説明すると、１は座席シ
ート２の支持枠で、該支持枠１の上縁には着座者の尻座
に沿う凹曲面３に形成されたシート支持パン４の周縁部
が固着されており、支持枠１の上縁とシート支持パン４
の上面とに亘って座席シート２が載置されていると共
に、座席シート２は表皮材５により被包され、かつ表皮
材５の周縁部を支持枠１に止着することにより座席が構
成されている。
ート２の支持枠で、該支持枠１の上縁には着座者の尻座
に沿う凹曲面３に形成されたシート支持パン４の周縁部
が固着されており、支持枠１の上縁とシート支持パン４
の上面とに亘って座席シート２が載置されていると共
に、座席シート２は表皮材５により被包され、かつ表皮
材５の周縁部を支持枠１に止着することにより座席が構
成されている。
しかして、座席シート２は弾性ウレタンフォームからな
るシート本体６と、その着座部の上面に埋設された粘弾
性ポリウレタンからなる上部薄厚芯板７および着座部の
下面に埋設された粘弾性ポリウレタンからなる下部薄厚
芯板８とにより構成されており、下部薄厚芯板８はシー
ト支持パン４に形成された凹曲面３と同形の凹曲面３′
に形成され、弾性ウレタンフォームからなるシート本体
２の着座部には粘弾性ポリウレタンからなる上部および
下部薄厚芯板7,8が上下面に挟着されている。
るシート本体６と、その着座部の上面に埋設された粘弾
性ポリウレタンからなる上部薄厚芯板７および着座部の
下面に埋設された粘弾性ポリウレタンからなる下部薄厚
芯板８とにより構成されており、下部薄厚芯板８はシー
ト支持パン４に形成された凹曲面３と同形の凹曲面３′
に形成され、弾性ウレタンフォームからなるシート本体
２の着座部には粘弾性ポリウレタンからなる上部および
下部薄厚芯板7,8が上下面に挟着されている。
本発明は、以上説明したように構成されているものであ
り、弾性ウレタンフォームからなるシート本体の着座部
の上面および下面に粘弾性ポリウレタンからなる上部お
よび下部薄厚芯板が埋設されているものであるから、着
座部の弾性ウレタンフォームはその上面および下面にお
いて粘弾性ポリウレタンからなる上部および下部薄厚芯
板により保護されるため、着座部の耐久化を図ることが
できると共に、着座部における着座者の体圧が上部薄厚
芯板とシート本体との協働によって着座者の荷重エネル
ギーを効果的に吸収することができるため、長時間に亘
る着座においても着座者は着座面の局部的な刺激を受け
ることなく疲労の軽減化を図ることができ、しかも着座
部下面の粘弾性ポリウレタンからなる下部薄厚芯板はシ
ート支持パンと共に凹曲面に形成されているものである
から、シート本体の着座部は肉厚に形成されると共に、
上部薄厚芯板による着座者の体圧の広範な分布と相俟っ
て、シート支持パンからの振動は広範に分散され吸収さ
れるため、自動車等の乗物のような振動環境に適用した
場合においても着座者は座席シートからの振動の伝播を
受けることなく疲労の軽減化を図ることができるもので
ある。
り、弾性ウレタンフォームからなるシート本体の着座部
の上面および下面に粘弾性ポリウレタンからなる上部お
よび下部薄厚芯板が埋設されているものであるから、着
座部の弾性ウレタンフォームはその上面および下面にお
いて粘弾性ポリウレタンからなる上部および下部薄厚芯
板により保護されるため、着座部の耐久化を図ることが
できると共に、着座部における着座者の体圧が上部薄厚
芯板とシート本体との協働によって着座者の荷重エネル
ギーを効果的に吸収することができるため、長時間に亘
る着座においても着座者は着座面の局部的な刺激を受け
ることなく疲労の軽減化を図ることができ、しかも着座
部下面の粘弾性ポリウレタンからなる下部薄厚芯板はシ
ート支持パンと共に凹曲面に形成されているものである
から、シート本体の着座部は肉厚に形成されると共に、
上部薄厚芯板による着座者の体圧の広範な分布と相俟っ
て、シート支持パンからの振動は広範に分散され吸収さ
れるため、自動車等の乗物のような振動環境に適用した
場合においても着座者は座席シートからの振動の伝播を
受けることなく疲労の軽減化を図ることができるもので
ある。
図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は座席シー
トを縦断して示す斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ線縦
断正面図である。 ２……座席シート、3,3′……凹曲面 ４……シート支持パン ６……弾性ウレタンフォームからなるシート本体 ７……粘弾性ポリウレタンからなる上部薄厚芯板 ８……粘弾性ポリウレタンからなる下部薄厚芯板
トを縦断して示す斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ線縦
断正面図である。 ２……座席シート、3,3′……凹曲面 ４……シート支持パン ６……弾性ウレタンフォームからなるシート本体 ７……粘弾性ポリウレタンからなる上部薄厚芯板 ８……粘弾性ポリウレタンからなる下部薄厚芯板
Claims (1)
- 【請求項１】弾性ウレタンフォームからなるシート本体
の着座部の上面および下面に粘弾性ポリウレタンからな
る上部および下部薄厚芯板が埋設されており、かつ着座
部下面の下部薄厚芯板はシート支持パンと共に凹曲面に
形成されている座席シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25831689A JPH0681604B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 座席シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25831689A JPH0681604B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 座席シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03121014A JPH03121014A (ja) | 1991-05-23 |
| JPH0681604B2 true JPH0681604B2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=17318556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25831689A Expired - Lifetime JPH0681604B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 座席シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0681604B2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP25831689A patent/JPH0681604B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03121014A (ja) | 1991-05-23 |
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