JPH0681386B2 - 海底布設長尺体の引揚げ方法 - Google Patents

海底布設長尺体の引揚げ方法

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JPH0681386B2
JPH0681386B2 JP20290685A JP20290685A JPH0681386B2 JP H0681386 B2 JPH0681386 B2 JP H0681386B2 JP 20290685 A JP20290685 A JP 20290685A JP 20290685 A JP20290685 A JP 20290685A JP H0681386 B2 JPH0681386 B2 JP H0681386B2
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JP
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buoyancy
seabed
long
laying
traveling body
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JP20290685A
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卓見 山口
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は海底(水底も含む)に布設されている電力ケー
ブル、通信ケーブル、送水管、送油管等の海底布設長尺
体の引揚げ方法に関するものである。
〔従来技術〕
海底に布設されている海底布設長尺体が事故を起した場
合、又はその布設ルートを変更する場合には、海底布設
長尺体1を海底2の渚部付近の比較的水深の浅い部分で
海面3まで引揚げ、船4の船べりに固定したローラから
なる吊金車5に乗せて引掛け、海底布設長尺体1を船4
の浮力を利用して吊りながら船4を矢印方向に走行させ
ることにより順次引揚げて、海底布設長尺体1の事故点
Pを発見するか(第4図参照)、海底布設長尺体1を引
揚げながら船4の走行方向を変えて海底布設長尺体1の
布設ルートをA方向からB方向に変更している(第5図
参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、海底2に布設されている海底布設長尺体
1が水深に応じてどの程度の余尺があるか判らないの
で、余尺が少ない場合、無理に海底布設長尺体1を引揚
げることになり、その長尺体1に作用する張力がその性
能の安全限界を超えてしまうことになつて海底布設長尺
体1を損傷させるおそれがあつた。
また海底布設長尺体1に作用する張力を吊金車5で受け
ることになるので、吊金車5を船4に取付ける固定台の
破断や船4の沈没等の損害を引起すおそれもあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の問題点を解決するためになされた海底布
設長尺体の引揚げ方法に関するもので、吊金車を備えた
浮力走行体を曳航船につなぎ、海底に布設されている海
底布設長尺体を浮力走行体の吊金車に引掛け、浮力走行
体を曳航船で曳航しながら海底布設長尺体を順次引揚げ
ることを特徴とする。
〔作用〕
海底布設長尺体を曳航船で曳航される浮力走行体で引揚
げるので、海底布設長尺体に余尺が十分にある場合に
は、浮力走行体は浮力で海上に浮き上がることになり、
海底布設長尺体に余尺が少ない場合には、その余尺長に
応じて浮力走行体が潜水することになり、海底布設長尺
体を損傷させることなく引揚げて事故点を発見したり布
設ルートを変更することができる。
〔実施例〕
次に本発明の一実施例を図面により詳細に説明すると、
第1図において、10は浮力走行体で、曳索12を介して曳
航船14につながれ、曳航船14によつて海底2に布設され
ている海底布設長尺体1の布設ルートにそつて矢印方向
に曳航されるようになつている。
浮力走行体10は第2図及び第3図に詳細に示すように所
定間隔をおいて配設された2個の密閉型の中空枠体16
と、中空枠体16の中央下部に取付けたブラケツト18を介
して支持され中空枠体16を連結する軸体20と、中空枠体
間に位置して軸体20上に回転自在に支持された吊金車22
とより構成され、吊金車22の回転中心を中空枠体16より
下方に設けることにより浮力走行体10の転倒を防止でき
るようになつている。また、中空枠体16には、浮力走行
体10の浮力を調整できるように、その枠体内に所定量の
水を注水する注水バルブ24と、先端に曳索12を固定する
留め具26が設けられている。
本発明でいう浮力とは浮力走行体10の海面下にある部分
の体積(この体積は変化する)に海水の密度を乗じた見
掛けの浮力から浮力走行体10の重量を差引いたものを指
す。この浮力は海底布設長尺体1の寸法、重量等の特
性、水深等に合わせてセツトしておき、即ち海底2から
海底3へ引揚げられる部分の海底布設長尺体1の重量等
に合わせてセツトしておき、その長尺体1に余尺がなく
なつて、浮力走行体10に前記浮力以上の下方への力が加
わつたときに、浮力走行体10が潜水するようになつてい
る。
前記浮力の調整は、密閉型の中空枠体16内の注水量を変
えることのほかに、中空枠体16の個数を増減して、浮力
走行体の体積、重量を変えたり、中空枠体16として両端
が開口した筒状の開放型のものを用い、その内部に所定
重量、長さの重りを適当個数挿脱着して浮力走行体の重
量を変えること等により行つてもよい。
次に海底布設長尺体1の事故点発見、または布設ルート
変更のため、その部分の長尺体を引揚げる場合には、海
底布設長尺体1を海底2の渚部付近の比較的水深の浅い
部分で海面3まで引揚げて浮力走行体10の吊金車22に引
掛け、海底布設長尺体1を浮力走行体10の浮力を利用し
て吊りながら、浮力走行体10を曳航船14で曳航すること
により、海底布設長尺体1をその事故点Pや布設ルート
変更点まで順次引揚げていく。途中、布設長尺体に余尺
が少なくなつた場合には、浮力走行体10が海中に潜水す
るので長尺体に異常張力が作用せず、これを一定張力で
吊りながら引揚げることが可能となる。
海底布設長尺体1に余尺が少ないところで、この長尺体
の事故点Pが発見されたり、その布設ルートを変更する
場合には、浮力走行体10が海上になく海中に潜水するこ
とになるが、この場合でも視界の悪い海底面よりは良好
な高さまで長尺体を浮かせることが可能で、ダイバーに
よる事故点発見が容易であり、布設ルート変更の障害も
少ない。
海底布設長尺体の事故点発見は例えば引揚げられる長尺
体をカメラ等で監視するか、吊金車に作用する負荷変動
を検出する等して行い、布設ルート変更位置の確認は測
量または引揚げられる長尺体を計尺する等して行う。
〔発明の効果〕
本発明は吊金車を備えた浮力走行体を曳航船につなぎ、
海底に布設されている海底布設長尺体を浮力走行体の吊
金車に引掛け、浮力走行体を曳航船で曳航しながら海底
布設長尺体を順次引揚げる方法なので、海底布設長尺体
に余尺が少ない場合は、浮力走行体が潜水し、従つて海
底布設長尺体に無理な張力が作用せず、その長尺体が損
傷するのを防止できる。
また吊金車にも異常な負荷が作用せず、浮力走行体が破
損したり、曳航船が沈没する等の損害が生じるのも防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図は本発
明の実施に用いる浮力走行体の正面図、第3図は同平面
図、第4図及び第5図は各々従来方法を示す説明図であ
る。 1……海底布設長尺体、2……海底、10……浮力走行
体、14……曳航船、22……吊金車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊金車を備えた浮力走行体を曳航船につな
    ぎ、海底に布設されている海底布設長尺体を浮力走行体
    の吊金車に引掛け、浮力走行体を曳航船で曳航しながら
    海底布設長尺体を順次引揚げることを特徴とする海底布
    設長尺体の引揚げ方法。
JP20290685A 1985-09-13 1985-09-13 海底布設長尺体の引揚げ方法 Expired - Lifetime JPH0681386B2 (ja)

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JPS6264206A JPS6264206A (ja) 1987-03-23
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JP7188011B2 (ja) * 2018-11-26 2022-12-13 株式会社Ihi 水流発電装置及び水流発電装置の補修方法

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