JPH068105B2 - 管内自走点検装置、及びその構成方法 - Google Patents

管内自走点検装置、及びその構成方法

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JPH068105B2
JPH068105B2 JP62192645A JP19264587A JPH068105B2 JP H068105 B2 JPH068105 B2 JP H068105B2 JP 62192645 A JP62192645 A JP 62192645A JP 19264587 A JP19264587 A JP 19264587A JP H068105 B2 JPH068105 B2 JP H068105B2
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真一 栗田
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は管内自走点検装置、及びその構成方法に係り、
特に都市ガス用配管などように、配管継手部の段差が大
きく、かつエルボなど曲率の小さい比較的管内径が小さ
な配管内を自走して点検するのに好適な管内自走点検装
置、及びその構成方法に関する。
〔従来技術〕
配管内を移動走行して内部を点検する装置に関しては、
種々提案がなされており、例えば特開昭61-20843号公報
に開示されている管内点検走行装置がある。
しかし、この従来のものでは、T継手などの分岐部やエ
ルボなどの曲管部を有し、かつ、垂直管などの勾配の大
きい比較的小径の配管内を自走して点検するには、まだ
まだ技術的に難しいところがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
即ち、上記従来技術では、板ばね式の管内壁への突張り
機構と動力伝達用のフレキシブルシヤフトを備えている
ため種々の問題があり、エルボ等の通過は難しかつた。
つまり、エルボを通過するためには、突張りばねがたわ
むことによりユニツト外形寸法を、直管走行状態に対し
約85%以下に収縮する必要がある。しかし、板ばねの
場合には、許容応力から所要けん引力を得るためにばね
突張り力を確保すると最大たわみが小となり、逆に通過
性を優先させてたわみを大きくすると突張り力が小とな
り所要けん引力が得られないという欠点がある。また、
エルボ,T字管などの継手には直管との段差が不可避で
あるが、板ばねが段差で引掛かつてしまうという問題が
生じる。一方、動力伝達用のフレキシブルシヤフトで
は、トルク伝達を優先させると柔難性が低下し、柔難性
を重視するとトルク伝達が不可能になるという構造上の
限界があり、トルク伝達が可能で、かつ、高い柔軟性を
有するという要求機能が満足できない。
このように従来の技術では、限定された走行姿勢以外で
の走行が困難であることなどから、都市ガス用など小経
管でT継手やエルボを含む配管への適用には問題が多
い。
本発明は上述の点に鑑み成されたもので、その目的とす
るところは、T継手などの分岐部やエルボなどの曲管部
を有し、かつ垂直管などの勾配の大きい比較的小径の配
管内をあらゆる走行姿勢でも自走して点検が可能なる管
内自走点検装置、及びその構成方法を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、管内自走点検装置を駆動モータと減速機構
を搭載したモータ車、該モータ車からの動力伝達により
駆動され管内突張り機構を備えてけん引力発生させる少
なくとも3個の駆動車、障害物検出センサ又は視覚セン
サを搭載している先頭車、前記駆動車のエルボ通過を誘
導する誘導車、連結機能を有するソケツト側コネクタ車
を先頭車,誘導車,少なくとも3台の駆動車,モータ
車,ソケツト側コネクタ車の順に設置し、前記先頭車と
誘導車間、及び前記モータ車とソケツト側コネクタ車間
はコイルばねジヨイントで連結し、その他はフレキシブ
ルジヨイントを介して連結して形成される第1の走行車
と、駆動モータと減速機構を搭載したモータ車、該モー
タ車からの動力伝達により駆動され管内突張り機構を備
えてけん引力を発生させる少なくとも3個の駆動車、連
結機能を有するピン側とソケツト側のコネクタ車をピン
側コネクタ車、少なくとも3個の駆動車,モータ車,ソ
ケツト側コネクタ車の順に設置し、前記ピン側コネクタ
車と先頭駆動車間、及び前記モータ車とソケツト側コネ
クタ車間はコイルばねジヨイントで連結し、その他はフ
レキシブルジヨイントを介して連結して形成される第2
の走行車と、管内を点検する点検装置を搭載したセンサ
車、最後尾に配置されて給電、及び制御用のケーブルを
固定する最後尾車、連結機能を有するピン側コネクタ
車、及びコネクタ車をピン側コネクタ車,センサ車,コ
ネクタ車,最後尾車の順に設置し、これらをいずれもコ
イルばねジヨイントを介して連結して形成される第3の
走行車とより構成される管内自走点検装置、及び1台の
先頭車、及び誘導車と、1台が継手段差部にあり、自走
力が期待できない状態での押し込み力及びけん引力を有
効伝達するために必要な員数である少なくとも3台の駆
動車と、1台のモータ車と、コネクタ車のソケツト側
と、少なくとも4個のフレキシブルジヨイントと、2個
のコイルばねジヨイントとから成る組合せAと、コネク
タ車のピン側と、少なくとも3台の駆動車と、1台のモ
ータ車と、コネクタ車のソケツト側と、少なくとも3個
のフレキシブルジヨイントと、2個のコイルばねジヨイ
ントとから成る組合せBと、コネクタ車のピン側と、配
管の減肉測定用渦流センサなどを搭載した少なくとも1
台センサ車と、1台のコネクタ車と、1台の最後尾車
と、少なくとも3個のコイルばねジヨイントとから成る
組合せCとの3種類とし、組合せA+Cが最小の編成と
なるよう条件に応じて組合せBを調節して組合せ編成が
変更可能な管内自走点検装置の構成方法とすることによ
り達成される。
〔作用〕
本発明では3台の駆動車の突張り機構が所要の管内面突
張り力と大きな伸縮ストロークが有り、又、フレキシブ
ルジヨイントにより、エルボ通過に支障のない柔難性を
有しながらトルク伝達,押し込み力,及びけん引力の伝
達が可能となる。更に、誘導車により前記駆動車のエル
ボ等の通過が容易となるので、エルボ,段差の大きい継
手部,偏平管などの通過が可能となり、比較的管内径の
小さい配管内の点検が簡単に行える。
〔実施例〕
以下、図面の実施例に基づいて本発明を詳細に説明す
る。
第1図に本発明の管内自走点検装置の一実施例を示す。
該図の如く、本実施例では1台の先頭車1、及び誘導車
2と、駆動車1台が継手段差部にあり自走力が期待でき
ない状態での押し込み力及びけん引力を有効伝達するた
めに必要な員数である少なくとも3台の駆動車3と、1
台のモータ車4と、コネクタ車5のソケツト側5Aと、
少なくとも4個のフレキシブルジヨイント8と、2個の
コイルばねジヨイント9とから成る組合せA(第1図
(a)に示す構成)と、コネクタ車5のピン側5Bと、
少なくとも3台の駆動車3と、1台のモータ車4と、コ
ネクタ車5のソケツト側5Aと、少なくとも3個のフレ
キシブルジヨイント8と、2個のコイルばねジヨイント
9とから成る組合せB(第1図(b)に示す構成)と、
コネクタ車5のピン側5Bと、配管の減肉測定用渦流セ
ンサなどを搭載した少なくとも1台センサ車6と、1台
のコネクタ車5と、1台の最後尾車7と、少なくとも3
個のコイルばねジヨイント9とから成る組合せC(第1
図(c)に示す構成)との3種類に大別される。
そして、これら組合せを走行距離、通過すべきエルボの
員数及び位置などによるけん引負荷の変動に対し、組合
せBの員数を増減して組合せA+C,A+B+C,A+
2B+C等とすることにより対応できる。
次に、第2図、及び第3図を用いて先頭車1の詳細構造
を説明する。
該図の如く、先頭車1は引掛かりが発生しないように外
形がほぼ球形に形成されているフレーム11,12と、
このフレーム11,12に支持され、周方向に複数設置
されているシヤフト13に支持されている一対の走行輪
14と、前記フレーム11,12内に収納され、複数の
十字穴付きなべ小ねじ15と六角穴付き止めねじ17で
着脱容易に締付けられている障害物検出センサ16とか
ら概略構成されている。そして、、障害物検出センサ1
6は管内の障害物の有無、及びエルボを検出して制御装
置に表示するものである。
第4図及び第5図は誘導車2の詳細構成を示す。該図の
如く、誘導車2は、引掛かりが発生しないように外形を
ほぼ球形に形成したフレーム21及びカバー22、該フ
レーム21にシールドベアリング24を介して支持さ
れ、モータ4車からの動力で回転するウオーム軸と一体
に形成したウオーム23、該ウオーム軸対称の位置に2
個設けられ、シールドベアリング27で支持されたウオ
ームホイール26及びウオームホイール軸27、該ウオ
ームホイール軸27の両端にはまりあうブツシユ28、
該ブツシユ28に口形ではまりあい管内面と接する球面
を有する駆動輪29とから構成され、あらゆる走行姿勢
でも4個の駆動輪29のいずれかが管内面に接して自走
することにより後続の駆動車3のエルボ通過を容易にす
るようになつている。尚、フレーム21は複数のケーブ
ル配線用穴21aを有する。
第6図,第7図,及び第8図は駆動車3の詳細構成を示
す。該図の如く、駆動車3は、引掛かりが発生しないよ
うに外周を船底状に形成し、径方向から見た両側面にス
ライド部を設け、複数のケーブル配線用穴31aを有す
るフレーム31、該フレーム31にシールドベアリング
33を介して支持され、モータ車4からの動力により回
転するウオーム軸と一体に形成したウオーム32、ウオ
ーム32とかみあいシールドベアリング36で支持され
たウオームホイール34及びウオームホイール軸35、
該ウオームホイール軸35の両端にはまりあうブツシユ
37、該ブツシユ37に口形ではまりあい管内面と接す
る球面を有する駆動輪38、フレーム31のウオーム軸
方向に両側面に十字穴付きなべ小ねじ301で取付けら
れ、スライド用のシート状ドライベアリング300を接
着したガイド39とから成る構成Aと、ウオーム軸方向
から見てフレーム中心で駆動輪38と対向する位置に、
かつ、ウオームホイール軸方向から見てフレーム中心で
駆動輪38と3点支持となるような位置に設け、シール
ドベアリング309で回転自在に支持されて管内面と接
する案内輪310、引掛かりが発生しないように外表面
を球冠状に、又円筒状のスライド部を形成し、案内輪及
び圧縮コイルばねを保持するばねホルダ307、一端を
フレーム31に他端をばねホルダ307に接して所要の
突張り力を発生させる圧縮コイルばね311とから成る
構成Bと、引掛かりが発生しないように外周を球面に形
成し、フレーム31のスライド面にははりあう凹状のス
ライド部及びばねホルダ307をスライド可能に支持す
る案内部を設けて、各々にシート状のドライベアリング
304及び305を接着したフレーム303とから成る
構成Cとから構成される。又、圧縮コイルばね311に
突張られたフレーム31及び303、ばねホルダ307
が自由状態で所要寸法以内となるように保持するため、
フレーム31と303間にストツパー302を、フレー
ム303とばねホルダ307間にストツパー306を設
けている。従つて、前述のような構成であるから、伸縮
ストロークはフレーム31と303間のδと、フレー
ム303とばねホルダ307間のδとをプラスしたδ
+δが大きく採れ、配管の偏平などによる内径の変
動に十分追従することが可能であり、あわせて最も収縮
した場合の外径寸法が小さくなることから良好なエルボ
通過性が得られる。
第9図及び第10図はモータ車4の詳細構成を示す。該
図の如く、フレーム41は、、外周に複数の走行輪43
を回転自在に支持して走行抵抗の軽減を図り、ケーブル
配線用の切欠き41a及び穴41bを設けている。駆動
モータ42はフレーム41に取付けられ、出力軸に小平
歯車45がはまりあつている。第1段の大平歯車46、
小平歯車48は軸と一体に形成し、シールドベアリング
47で支持されている。第2段大平歯車400は軸と一
体に形成するとともに、第1段小平歯車45に内輪がは
まりあうシールドベアリング49の外輪にはまりあい、
一方をシールドベアリング401で支持して軸方向寸法
の短縮を図つている。ベアリングブラケツト402は、
十字穴付きなべ小ねじ403によりフレーム41に取付
けられ、ケーブル配線用穴402aを設けている。カバ
ー404は十字穴付きなべ小ねじ405でフレーム41
に取付けられ、ケーブル配線用の切欠き404aを設け
ている。このような構成とすることにより、引掛かりの
発生しない外形と軸方向寸法の短縮が可能となり、減速
化を最適に選定して所要の出力トルクを得ている。
第11図及び第12図はコネクタ車5の詳細構成を示
す。該図の如く、フレーム51,52は、引掛かりが発
生しないように外形をほぼ球形に形成して、コイルばね
ジヨイント9の装着部を設け、フレーム51にケーブル
コネクタ55のソケツト側を、フレーム52にケーブル
コネクタ55のピン側を各々十字穴付きなべ小ねじ5
6,57で取付けている。又フレーム52の外周には複
数の走行輪53が回転自在に支持され走行抵抗の軽減を
図つている。一方、フレーム51と52は、十字穴付き
小ねじ58で締付けられているだけであるからフレーム
間すなわち、ケーブルコネクタ55の着脱は容易であ
る。
第13図及び第14図は最後尾車7の詳細構成を示す。
該図の如く、フレーム71,72は、引掛かりが発生し
ないように外形をほぼ球形に形成し、十字穴付きなべ小
ねじ700で締付けられている。またフレーム71には
コイルばねジヨイント9の装着部が設けられ、フレーム
72の外周には複数の走行輪73が回転自在に支持され
走行抵抗の軽減を図つている。取付金具75は、内径に
ケーブル保護用フレキシブルコンジット701の外周ら
せん溝にねじ込む角ねじを設けて、複数の六角穴付き止
めねじ76で固定し、外径側にフレーム72とのはめあ
い部を設けて、複数の六角穴付き止めねじ77で固定し
ている。ケーブルクランプ78は、2分割し複数の十字
穴付きなべ小ねじ79で締付けることによりケーブルを
固定する。このような構成とすることにより、フレーム
72をフレキシブルコンジット701に挿入し大きくず
らした状態で、取付金具75及びケーブルクランプ78
の取付が可能であるから容易で、かつ強固となる。
第15図はフレキシブルジヨイント8を示す。該図の如
くばねホルダ81は、内径に直結用及び保護ロープ83
取付用のはめあい穴を、外径側に内側ばね82固定用の
ねじを設けている。内側ばね82は、密着巻きの引張り
コイルばねで、両端にばねホルダ81をねじ込んで成り
トルクを伝達する。保護ロープ83は、ワイヤーロープ
の両端に取付金具を圧着して成り、けん引力を負荷して
内側ばね82の折損を防止することと、エルボ通過に支
障がないことを満足するように自由長さを設定する。ば
ねホルダ84は、外径側に中間ばね85固定用のねじ
と、取付用はめあい部及びテーパ部を設けており、六角
穴付きとがり先止めねじ87をねじ込むことにより両方
のテーパ部が接して周方向及び軸方向とも固定する。中
間ばね85は、密着巻きの引張コイルばねの両端にばね
ホルダ84をねじ込んで成り、押し込み力の伝達とトル
ク反力の伝達によりモータ車4の姿勢を保持する。外側
ばね87は、粗巻きの圧縮コイルばねで、、中間ばね8
5の外周に配線されたケーブルを保護する。このような
構成とすることにより、エルボ通過に支障のない柔軟性
を有しながら、トルク伝達,押し込み力及びけん引力の
伝達が可能となる。
第16図はコイルばねジヨイント9を示す。該図の如く
ばねホルダ91は、内径側に保護ロープ93取付用のは
めあい穴を、中間ケーブル配線用穴91aを、外径側に
引張コイルばね92の固定用のねじと、取付用はめあい
部及びテーパ部を設けており、六角穴付きとがり先止め
ねじ94をねじ込むことにより両方のテーパ部が接して
周方向及び軸方向とも固定する。引張りコイルばね92
は、密着巻きで両端にばねホルダ91をねじ込んで成
り、保護ロープ93は、ワイヤーロープの両端に取付金
具を圧着して成り、けん引力を負荷して引張コイルばね
92の折損を防止することと、エルボ通過に支障がない
こととを満足するように自由長さを設定する。このよう
な構成とすることにより、エルボ通過に支障のない柔軟
性を有し、押し込み力及びけん引力の伝達が可能とな
る。
上記したように構成される管内自走点検装置が、配管内
を走行している状態を第17図に示す。
該図に示す装置は、第1図に示した組合せA+B+Cで
構成され、この装置はケーブル103を介してケーブル
処理装置104、制御装置105に接続されている。そ
して、ケーブル処理装置104は走行体の走行速度に同
期してケーブル103の送り出し、及び巻き戻しを行
い、制御装置105は走行体の前進,後進,走行速度,
及びセンサなどシステム全体の制御を行うようになつて
いる。
このように本実施例では、駆動モータと減速機構を搭載
した走行ユニツトであるモータ車1台と、該モータ車か
ら伝達された動力により駆動され、管内突張り機構を装
備して推進力及びけん引力を発生させる走行ユニツトで
ある駆動車3台以上と、該駆動車へ前記モータ車の動力
を伝達するフレキシブルジヨイントとを備えていること
により、走行ユニツトの軸方向寸法の短縮と、所要の推
進力及びけん引力の確保が図れる。又、前記駆動車は、
ウオーム及びウオームホイールと、ウオームホイールの
両軸端に装着した駆動輪2個と、管内突張り用の圧縮コ
イルばねを介して駆動輪と対向する位置の中心に案内輪
1個を配置し、ウオーム及びウオームホイールを支持す
るフレームAと、ばねホルダを支持するフレームBとに
軸方向に2分割し、かつフレームAB間はスライド可能
とし各々の外被形状を球形又は卵形にしたフレームと、
フレームBにスライド可能なるようにはまりあい、フレ
ームBからの露出部を球冠状に形成して先端部に案内輪
を支持したばねホルダと、フレームAとばねホルダ間に
装着し、伸縮ストロークから許容される範囲で有効巻数
を大きく採つてばね定数を低減した圧縮コイルばねとか
ら構成することにより、径方向すなわち、ばね伸縮方向
のストロークが、フレームAB間とフレームB及びばね
ホルダ間とがプラスされ大となるので、管内径の変動へ
の追従が容易で、継手段差の乗り越え性、エルボなど曲
巻の通過性が良好となる。更に、フレキシブルジヨイン
トは、各走行ユニツトのシヤフトと直結してトルクを伝
達する密着巻き引張コイルばねによる内側ばねと、各走
行ユニツトのフレーム間を連結して推進力の伝達及びト
ルク反力などからの走行姿勢の保持を行う密着巻き引張
コイルばねによる中間ばねと、中間ばねの外周に配線さ
れたケーブルを保護する粗巻きの圧縮コイルばねによる
外側ばねと、内側ばねの中心部に取付けられ、けん引力
によつて内側ばねが伸ばされ折損するのを防止する保護
ロープとから構成することにより、エルボ通過の場合な
どほぼ90゜に曲げられて通過する柔軟性を満足するこ
とが可能となつた。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によれば、駆動モータと減速機構を
搭載したモータ車、該モータ車からの動力伝達により駆
動され管内突張り機構を備えてけん引力を発生させる少
なくとも3個の駆動車、障害物検出センサ又は視覚セン
サを搭載している先頭車、前記駆動車のエルボ通過を誘
導する誘導車、連結機能を有するソケツト側コネクタ車
を先頭車,誘導車,少なくとも3台の駆動車,モータ
車,ソケツト側コネクタ車の順に設置し、前記先頭車と
誘導車間、及び前記モータ車とソケツト側コネクタ車間
はコイルばねジヨイントで連結し、その他はフレキシブ
ルジヨイントを介して連結される形成の走行車と、駆動
モータと減速機構を搭載したモータ車、該モータ車から
の動力伝達により駆動され管内突張り機構を備えてけん
引力を発生させる少なくとも3個の駆動車、連結機能を
有するピン側とソケツト側のコネクタ車をピン側コネク
タ車、少なくとも3個の駆動車,モータ車,ソケツト側
コネクタ車の順に設置し、前記ピン側コネクタ車と先頭
駆動車間、及び前記モータ車とソケツト側コネクタ車間
はコイルばねジヨイントで連結し、その他はフレキシブ
ルジヨイントを介して連結して形成される第2の走行車
と、管内を点検する点検装置を搭載したセンサ車、最後
尾に配置されて給電、及び制御用のケーブルを固定する
最後尾車、連結機能を有するピン側コネクタ車、及びコ
ネクタ車をピン側コネクタ車,センサ車,コネクタ車,
最後尾車の順に設置し、これをいずれもコイルばねジヨ
イント介して連結して形成される第3の走行車とにより
構成される管内自走点検装置、及び1台の先頭車、及び
誘導車と、1台が継手段差部にあり、自走力が期待でき
ない状態での押し込み力及びけん引力を有効伝達するた
めに必要な員数である少なくとも3台の駆動車と、1台
のモータ車と、コネクタ車のソケット側と、少なくとも
4個のフレキシブルジョイントと、2個のコイルばねジ
ョイントとから成る組合せAと、コネクタ車のピン側
と、少なくとも3台の駆動車と、1台のモータ車と、コ
ネクタ車のソケット側と、少なくとも3個のフレキシブ
ルジョイントと、2個のコイルばねジョイントとから成
る組合せBと、コネクタ車のピン側と、配管の減肉測定
用渦流センサなどを搭載した少なくとも1台センサ車
と、1台のコネクタ車と、1台の最後尾車と、少なくと
も3個のコイルばねジョイントとから成る組合せCとの
3種類とし、組合せA+Cが最小の編成となるよう条件
に応じてて組合せBを調節して組合せ編成が変更可能な
管内自走点検装置の構成方法としたものであるから、駆
動車の突張り機構により所要の管面突張りと大きな伸縮
ストロークが得られ、また、フレキシブルジヨイントに
より連結されているため、エルボ通過に支障のない柔軟
性を有しながら、トルク伝達、押し込み力、及びけん引
力の伝達が可能となる。更に、駆動車を誘導車で誘導し
ていることから、エルボ通過が容易となると共に、エル
ボ、段差の大きい継手部、偏平管などの通過が可能とな
り、比較的管内径の小さい配管内の点検が確実に行える
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は本発明の管内自走点検
装置の一実施例を示す構成図、第2図は先頭車の一例を
一部断面して示す断面図、第3図はその側断面図、第4
図は誘導車の一例を1部断面して示す正面図、第5図は
その一部を一部断面して示す側面図、第6図は駆動車の
一例を一部断面して示す正面図、第7図はその一部を断
面して示す側面図、第8図は第7図のA−A断面図、第
9図はモータ車の一例を一部断面して示す正面図、第1
0図はその側断面図、第11図はコネクタ車の一例を一
部断面して示す正面図、第12図はその側断面図、第1
3図は最後尾車の一例を一部断面して示す正面図、第1
4図はその一部を断面して示す側面図、第15図はフレ
キシブルジヨイントの例を示す断面図、第16図
(a),(b)はコイルばねジヨイントの一例を示す断
面図、第17図は本発明の管内自走点検装置が配管内を
走行している状態を示す図である。 1…先頭車、2…誘導車、3…駆動車、4…モータ車、
5…コネクタ車、6…センサ車、7…最後尾車、8…フ
レキシブルジヨイント、9…コイルばねジヨイント、1
1,12,21,31,41,51,52,54,7
1,72,74,303…フレーム、13,44…シヤ
フト、14,43,53,73…走行輪、16…障害物
検出センサ、22,404…カバー、23,32…ウオ
ーム、24,27,33,36,47,49,309,
401…シールドベアリング、25,35…ウオームホ
イール軸、26,34…ウオームホイール、29,38
…駆動輪、300,304,305…ドライベアリン
グ、302,306…ストツパー、307…ばねホル
ダ、310…案内輪、311…圧縮コイルばね、42…
駆動モータ、45,46,48,400…平歯車、40
2…ベアリングブラケツト、55…ケーブルコネクタ、
78…ケーブルクランプ、701…フレキシブルコンジ
ツ、81,84,91…ばねホルダ、82…内側ばね、
83,93…保護ロープ、85…中間ばね、86…外側
ばね、92…引張コイルばね、101…直管、102…
エルボ、103…ケーブル、104…ケーブル処理装
置、105…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 真一 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 細原 靖治 埼玉県蕨市塚越4−12−27−713号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動モータと減速機構を搭載したモータ車
    と、該モータ車からの動力伝達により駆動され管内突張
    り機構を備えてけん引力を発生させる少なくとも3個の
    駆動車、障害物検出センサ又は視覚センサを搭載してい
    る先頭車、前記駆動車のエルボ通過を誘導する誘導車、
    連結機能を有するソケット側コネクタ車を先頭車、誘導
    車少なくとも3台の駆動車、モータ車、ソケット側コネ
    クタ車の順に設置し、前記先頭車と誘導車間、及び前記
    モータ車とソケット側コネクタ車間はコイルばねジョイ
    ントで連結し、その他はフレキシブルジョイントを介し
    て連結して形成される第1の走行車と、駆動モータと減
    速機構を搭載したモータ車、該モータ車からの動力伝達
    により駆動され管内突張り機構を備えてけん引力を発生
    させる少なくとも3個の駆動車、連結機能を有するピン
    側とソケット側のコネクタ車をピン側コネクタ車、少な
    くとも3個の駆動車、モータ車、ソケット側コネクタ車
    の順に設置し、前記ピン側コネクタ車と先頭駆動車間、
    及び前記モータ車とソケット側コネクタ車間はコイルば
    ねジョイントで連結し、その他はフレキシブルジョイン
    トを介して連結して形成される第2の走行車と、管内を
    点検する点検装置を搭載したセンサ車、最後尾に配置さ
    れて給電、及び制御用のケーブルを固定する最後尾車、
    連結機能を有するピン側コネクタ車、及びコネクタ車を
    ピン側コネクタ車、センサ車、コネクタ車、最後尾車の
    順に設置し、これらをいずれもコイルばねジョイントを
    介して連結して形成される第3の走行車とから構成され
    ることを特徴とする管内自走点検装置。
  2. 【請求項2】前記駆動車は、モータ車からの動力により
    回転するウォーム及びウォームホイールと、軸受支持さ
    れたウォームホイール軸と、該ウォームホイール軸の両
    端に取付けられた駆動輪と、これらを保持すると共に、
    径方向から見て両側にスライド面を有し、かつ、外周が
    船底状に形成された第1のフレームと、一端が該第1の
    フレームに接して前記駆動輪と対向する位置に設けら
    れ、突張り力を発生させる圧縮コイルばねと、該圧縮コ
    イルばねの一端を保持し、外被側に管内面に接する案内
    輪を回転自在に軸受支持したばねホルダと、該ばねホル
    ダを円筒状ドライベアリングを介してスライド可能に支
    持し、前記第1のフレームのスライド面にはまりあうよ
    うに凹状のスライド部を形成し、シート状ドライベアリ
    ングが接着される第2のフレームと、前記第1のフレー
    ムのウォーム軸方向の両端に取付けられて、接着した前
    記シート状ドライベアリングを介して第2のフレームの
    スライドを案内するガイドと、前記第1のフレームに取
    付られ、ばね圧力により突張られた第1、及び第2のフ
    レームの間隔を所要値に保持する第1ストツパーと、第
    2のフレームに取付られ、ばねホルダがばね圧力によっ
    て第2のフレームから必要以上に出張らないようにする
    第2ストッパーとから成り、所要の突張り力を有して駆
    動輪を管内面に押し付けてけん引力を発生させるととも
    に、圧縮コイルばねの伸縮に伴う第2のフレーム及びば
    ねホルダのスライドにより管の偏平などによる内径の変
    動に追従し、かつ、第1のフレームと第2フレーム間、
    及び第2のフレームとばねホルダ間の両方でスライド可
    能なことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の管内
    自走点検装置。
  3. 【請求項3】前記誘導車は、モータ車からの動力により
    回転するウォーム及びウォーム軸と、該ウォーム軸に対
    向する位置に2個設けられたウォームホイール、及びウ
    ォームホイール軸と、該ウォームホイール軸の両端に取
    付られた4個の駆動輪と、これらを支持するフレームと
    から成り、あらゆる走行姿勢においてもいずれかの駆動
    輪が管内面に接するようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の管内自走点検装置。
  4. 【請求項4】前記モータ車は、駆動モータと、該駆動モ
    ータに直結して減速する大小2組の平歯車と、該平歯車
    を回転自在に支持する複数の軸受と、これらを支持する
    フレーム及びベアリングブラケットと、フレームに回転
    自在に軸受支持され管内面に接する複数の走行輪とから
    成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の管内
    自走点検装置。
  5. 【請求項5】前記コネクタ車は、ピン・ソケットコンタ
    クトとによるケーブルコネクタと、コネクタのピン側及
    びソケット側の各々を取付けると共に、ほぼ球形に形成
    されたフレームと、フレームの外周に回転自在に支持さ
    れ管内面に接する複数の走行輪とから成ることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の管内自走点検装置。
  6. 【請求項6】前記最後尾車は、ケーブル保護用フレキシ
    ブルコンジットを固定するため、該フレキシブルコンジ
    ットの外周らせん溝にねじ込む角ねじを設けた取付金具
    と、ケーブルを締付け固定する2分割のケーブルクラン
    プと、これらを保持する2個のフレームと、該フレーム
    の外周に回転自在に支持され管内面に接する複数の走行
    輪とから成り、取付金具の外周はめあい部でフレームの
    一方がスライド可能になるように構成されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の管内自走点検装
    置。
  7. 【請求項7】前記先頭車は、外形を球形又は卵形に形成
    し軸方向に2分割したフレームと、該フレームに着脱自
    在に支持されている障害物検出センサ又は視覚センサ
    と、フレーム外周に回転自在に支持され管内面に接する
    複数の走行論とから成ることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の管内自走点検装置。
  8. 【請求項8】1台の先頭車、及び誘導車と、1台が継手
    段差部にあり、自走力が期待できない状態での押し込み
    力及びけん引力を有効伝達するために必要な員数である
    少なくとも3台の駆動車と、1台のモータ車と、コネク
    タ車のソケット側と、少なくとも4個のフレキシブルジ
    ョイントと、2個のコイルばねジョイントとから成る組
    合せAと、コネクタ車のピン側と、少なくとも3台の駆
    動車と、1台のモータ車と、コネクタ車のソケット側
    と、少なくとも3個のフレキシブルジョイントと、2個
    のコイルばねジョイントとから成る組合せBと、コネク
    タ車のピン側と、配管の減肉測定用渦流センサなどを搭
    載した少なくとも1台センサ車と、1台のコネクタ車
    と、1台の最後尾車と、少なくとも3個のコイルばねジ
    ョイントとから成る組合せCとの3種類とし、組合せA
    +Cが最小の編成となるよう条件に応じて組合せBを調
    節して組合せ編成が変更可能なことを特徴とする管内自
    走点検装置の構成方法。
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