JPH0681034A - 耐hic性に優れた鋼管用熱延鋼帯の製造方法 - Google Patents

耐hic性に優れた鋼管用熱延鋼帯の製造方法

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JPH0681034A
JPH0681034A JP25725192A JP25725192A JPH0681034A JP H0681034 A JPH0681034 A JP H0681034A JP 25725192 A JP25725192 A JP 25725192A JP 25725192 A JP25725192 A JP 25725192A JP H0681034 A JPH0681034 A JP H0681034A
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heating
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less
steel strip
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Nobuyuki Gosho
伸之 御所
Tomiaki Ono
富昭 小野
Yoshiyuki Kogai
義幸 小貝
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐HIC性が優れたAPI−X52〜70グ
レードのラインパイプの製造に使用する熱延鋼板を低コ
ストに製造する。 【構成】 重量比でC:0.08%以下、Si:0.15〜
0.35%、Mn:0.80〜1.40%、P:0.015%以
下、S:0.0020%以下、Ti:0.010〜0.040
%、Nb:0.010〜0.050%、Ca:0.0015〜
0.0035%、Ca/S:2.0以上を含み、残部Feお
よび不可避的不純物からなる連続鋳造鋳片を熱延用加熱
炉にダイレクトチャージする。熱延用加熱炉で鋳片を1
250℃以上に10時間以上加熱保持した後、冷却する
ことなく850℃以上の仕上温度で熱間圧延する。熱延
鋼帯をホットラインシーブル上で5〜25℃/secの
平均速度で急冷し、400〜550℃の温度で巻き取
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐HIC性に優れた鋼
管の製造に使用される熱延鋼帯の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の原油採掘条件の悪化に伴って、H
2 Sガスの含まれた原油が多く採掘されるようになっ
た。その結果、原油を輸送するラインパイプについて
は、コスト面からの薄肉化、高強度化の要求に加えて、
耐HIC性の優れることが求められるようになり、耐H
IC性スペック付のAPI−X52〜70グレードの需
要が増加している。
【0003】従来、このようなラインパイプは、熱延鋼
帯を溶接製管して得られた鋼管に焼入れ・焼戻し処理を
行うことで製造されていた。しかし、焼入れ・焼戻し処
理は、製管コストを大幅に上昇させる。そこで、焼入
れ、焼戻し処理を使わずに耐HIC性を高める研究が進
められ、例えば特開昭57−63631号公報には、連
続鋳造鋳片を1250℃以上で10時間以上加熱保持し
た後、870℃以上の温度で熱間圧延を終了し、ホット
ランテーブル上で平均冷却速度5〜30℃/secで急
冷し、570℃以下で巻き取る耐HIC性の優れた電縫
鋼管用熱延鋼帯の製造方法が開示されている。
【0004】なお、連続鋳造鋳片については、造塊材に
比べ製造コストが安いという利点を持ちながらも、偏析
の問題から耐HIC特性が劣るという欠点を有し、ライ
ンパイプ用熱延鋼帯の材質としては用いられていなかっ
たが、1250℃以上10時間以上という高温長時間の
加熱保持により偏析が拡散解消される。特開昭57−6
3631号公報に開示された方法は、高温長時間の加熱
保持により連続鋳造鋳片の偏析の問題を解決し、電縫鋼
管用熱延鋼帯の素材として連続鋳造鋳片の使用を可能に
したものでもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭57−
63631号公報に開示された方法では、偏析拡散のた
めの加熱保持が均熱炉で行われている。
【0006】均熱炉による処理では、鋳片が段積みされ
るため、均熱状態に達するまでに時間がかかり、炉内保
持時間が長くなる。更に、均熱炉から抽出された鋳片
は、熱間圧延工程に送られ、その加熱炉により再加熱さ
れる。したがって、全体の加熱時間が長くなり、能率低
下、加熱コスト増大を招く。更に、鋳片表面でスケール
の生成が進み、脱炭の問題もある。
【0007】また、連続鋳造鋳片自体も、強度、靱性、
耐HIC特性が十分と言えず、耐HIC性スペック付の
API−X52〜70グレードを確保するのが難しい。
【0008】本発明の目的は、比較的短い加熱時間で、
耐HIC性スペック付きのAPI−X52〜70グレー
ドを確保できる熱延鋼帯の製造方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の熱延鋼帯の製造
方法は、重量比でC:0.08%以下、Si:0.15〜0.
35%、Mn:0.80〜1.40%、P:0.015%以
下、S:0.0020%以下、Ti:0.010〜0.040
%、Nb:0.010〜0.050%、Ca:0.0015〜
0.0035%、Ca/S:2.0以上と、更に必要に応じ
てV:0.03〜0.10%、Mo:0.30%以下、Cu:
0.35%以下、Ni:0.30%以下の1種または2種以
上を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる連続
鋳造鋳片を熱延用加熱炉にダイレクトチャージし、ここ
で1250℃以上に10時間以上加熱保持した後850
℃以上の仕上温度で熱間圧延を行ない、更にその鋼帯を
ホットラインシーブル上で5〜25℃/secの平均速
度で急冷し、400〜550℃の温度で巻き取ることを
特徴とする。
【0010】本発明の熱延鋼帯の製造方法においては、
連続鋳造鋳片が熱間圧延用加熱炉にダイレクトチャージ
される。熱間圧延用加熱炉においては、連続鋳造鋳片が
段積みされることなく炉内を移動するので、均熱炉によ
る処理に比して、均熱状態に達するまでの時間が短縮さ
れる。また、熱間圧延用加熱炉へのダイレクトチャージ
により、再加熱がなくなる。従って、均熱炉による処理
に比して、全体の加熱時間が大幅に短縮される。
【0011】図1は連続鋳造鋳片を種々の加熱で処理し
て熱間圧延した場合の比較を示す。連続鋳造鋳片を熱間
圧延のための3〜6時間の加熱に供するだけでは偏析が
残存し、耐HIC性は悪い(A)。熱延用加熱の前に均
熱炉で10時間以上の加熱を行うと偏析は解消される
が、均熱炉による加熱の後に熱延用加熱が加わるので、
全体の加熱時間が長くなり、能率低下や表面脱炭の問題
を生じる(B)。これらに対し、連続鋳造鋳片を熱延用
加熱炉にダイレクトチャージし、ここで偏析解消のため
の加熱を行えば、その加熱が熱延用加熱を兼ね、偏析解
消後の加熱が不要となる。
【0012】図2は均熱炉による加熱と熱延用加熱炉に
よる加熱との比較を示す。均熱炉による加熱では、鋳片
が段積みされるので、鋳片最冷点の温度上昇が遅いとい
う問題もあるが、熱延用加熱炉による加熱では、鋳片が
段積みされることなく炉内を移動するので、鋳片最冷点
が短時間で均熱温度に達する。
【0013】本発明の熱延鋼帯の製造方法においては、
再加熱不要、急速昇温の2点から加熱時間の短縮が図ら
れ、能率向上および脱炭防止が達成される。
【0014】また、本発明に使用される連続鋳造鋳片に
おいては、S量の2倍以上のCa量を確保する一方で、
その絶対量を0.0035%未満に抑えている。これはC
aが残存したSをCaSとして無害化し、S系介在物を
減少させるが、Caが過剰になるとCa介在物を生じ逆
効果になるからである。そこで、Ca量を単独およびS
量との関係から厳密に規定し、耐HIC性スペックを達
成する。また、Ti,Nbを添加することにより、AP
I−X52〜70グレードを確保する。
【0015】以上により、耐HIC性スペック付きのA
PI−X52〜70グレードの熱延鋼帯が比較的短時間
の加熱で能率よく製造される。
【0016】
【作用】本発明に使用される連続鋳造鋳片の成分につい
て説明する。
【0017】耐HIC性を確保するためにJIS法でい
うAI系の硫化物をCaの添加により、圧延しにくい形
にすることが必要であることは公知であるが、同時に鋼
中介在物の群落(クラスター)があるとHICの起点と
なる。介在物に及ぼすS,Caの影響を図3に示すが、
本発明者らの調査によれば、MnS系介在物を完全に球
状化するには、Ca/Sの比が2以上を必要とするこ
と、鋼中のCaはCa単体のみではなくSiやAlと結
びついた複合介在物として存在し、清浄性を悪くして耐
HIC性を阻害することが確認された。この点を踏まえ
て各成分の作用および成分量の限定理由を以下に説明す
る。
【0018】C:強度を得るには最も安価な元素である
が、偏析しやすい元素として特に熱間圧延後にパーライ
トを生成し耐HIC性を損なうため、その上限を0.08
%とした。
【0019】Si:鋼の脱酸に必要な元素であるがCa
を添加する場合、通常Ca−Si複合物を使用するた
め、Siは0.15%以上となる。しかし多すぎるとMn
/Siの比が低くなって電縫溶接時にペネトレーターが
でやすくなり、溶接性を損なうため、その上限を0.30
%とした。
【0020】Mn:Mnも強度確保に必要な元素である
が、低すぎると靱性劣化の点で望ましくなく、また強度
確保が難しい。一方多すぎると偏析し上部ベーナイト組
織を生成して耐HIC性を劣化させるため、その範囲を
0.80〜1.40%とした。
【0021】P:不純物元素として存在し最も偏析しや
すい元素であり少ない方が望ましいが、安価に製造でき
る限界の0.015%を上限とした。
【0022】S:MnSとして長く伸びた介在物は耐H
IC性を最も劣化させる。そのためCaを添加して鋼中
のSをCaSとして無害化するが、S量が0.010%を
超えると、Caを添加してもMnSの発生を阻止できな
くなる。そのため、S量の上限を0.010%とした。
【0023】Ti:Tiは鋼の細粒化に寄与し強度、靱
性を得る元素として有効であるが、少ないと鋼中のNと
結びつき窒化物を生成し強度上昇に寄与しない。一般に
Ti=3.5×Nが有効Tiとして強度に寄与するが、0.
050%を超えると耐HIC性を損なうため、その範囲
を0.010〜0.050%とした。
【0024】Nb:Tiと同様に鋼の細粒化に寄与し、
X52〜X70グレードの確保に不可欠の元素である。
0.010%未満では効果がなく、0.050%を超えると
強度に対して寄与が少なくなりコストアップになるた
め、その範囲を0.010〜0.050%とした。
【0025】Ca:脱酸効果に大きく寄与する。また、
介在物減少に効果があり、耐HIC性確保に必須の元素
である。しかし多すぎるとCa介在物として残存し逆効
果となるので、範囲を0.0015〜0.0035%とし
た。
【0026】Ca/S:前述したSを無害化するには、
図3に示すように、Ca/Sが2以上必要であり2未満
ではMnSが残存してHICが発生する。
【0027】V:Nb,Tiと同様に析出強化元素とし
て強度を上げるのに良く使用される元素であるが、0.0
3%未満ではその効果がなく、多すぎると不必要に強度
が高くなり、またコストアップになるため、添加する場
合の範囲を0.03〜0.10%とした。
【0028】Mo:固溶強化元素として特に引張強さを
高くする元素で、ラインパイプの降伏比(降伏点/引張
強さ)を下げる時などに添加することがあるが、多すぎ
ると不必要に強度が高くなりマルテンサイトやベーナイ
ト組織が生成して耐HIS性を劣化させるために、添加
する場合の上限を0.30%とした。
【0029】Cu:Cuは鋼の表面に皮膜を作りPH4.
5以上の環境で耐HIC性に効果のあることが知られて
いるが、一方熱間でCuチェッキングと呼ばれる欠陥を
生じることがあり、添加する場合の上限を0.35%とし
た。
【0030】Ni:上記のCuチェッキングを防止する
元素として有効な元素であるが、多すぎても効果がない
ため、添加する場合の上限を0.30%とした。
【0031】次に加熱、圧延について述べる。
【0032】加熱:連続鋳造時鋼の凝固に際してデンド
ライト樹間にミクロ偏析、最終凝固部に中心偏析と呼ば
れる偏析が生じる。その偏析は熱間圧延後局部的な異常
組織となり耐HIS性を劣化させる。この偏析を拡散さ
せるために加熱するが、その加熱は熱延用加熱炉により
行ない、条件としては1250℃以上で10hr以上が
必要である。
【0033】圧延:本発明では連続鋳造鋳片を加熱した
あと、冷却することなく圧延する。加熱した鋳片を一旦
冷却すると、次に圧延するための再加熱が必要となる。
このことは鋳片冷却のためのハンドリング作業、作業に
伴う曲り、疵発生、再加熱コスト等の問題を生ずる他に
二度にわたる加熱によりスケール生成量の増加をきた
し、表面近傍の脱炭深さは深くなり結晶粒粗大化を追随
して、耐HIC性を劣化させる。
【0034】最近の熱間圧延設備は長時間加熱による厚
い表面スケールも、加熱直後のデスケーラーで除去可能
であり、実験を行った結果、熱延鋼帯の表面も良好であ
り、加熱−冷却−再加熱−圧延材に比べて表面脱炭が少
ないことが確認できた。
【0035】仕上温度:図4に圧延終了温度(仕上温
度)とHICの相関を示すが、850℃未満でHICが
発生している。このことは高温γ域で圧延を終了するこ
とによりパーライトバンドの生成が抑制され、一方低温
(γ→α)域で圧延を行ったものはパーライトバンドが
生成してHICをおこしたものと考えられる。従って、
仕上温度は850℃以上とした。
【0036】冷却温度:圧延終了後ホットランテーブル
上での冷却速度が遅いと熱間圧延後にパーライトバンド
が生成し、一方速すぎると温冷になりベーナイト組織が
生成したり強度が高くなりすぎ、いずれも耐HIC性を
劣化させるため、その範囲を5℃/sec以上25℃/
sec以下とした。
【0037】巻取温度:冷却速度と同様の理由であるが
550℃以上ではパーライトバンドが生成し、400℃
未満ではベーナイトが生成し、強度が高くなりすぎるた
め、その範囲を400〜550℃とした。
【0038】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0039】表1に化学成分を示す連続鋳造鋳片を熱延
用加熱炉にダイレクトチャージし、種々条件で加熱を行
った後、冷却せずに種々条件で熱間圧延した。製造され
た熱延鋼板の引張強度および耐HIC性を調査した。加
熱条件、圧延条件および調査結果を表2に示す。耐HI
C性は表3に示すNACE条件で96Hr浸漬したあと
超音波探傷法により割れを探傷する方法で判定した。
【0040】本発明法で製造された熱延鋼板は、耐HI
C性仕様のAPI−X52〜70グレードを満足する。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】図5〜図7は表1にAで示した連続鋳造鋳
片の圧延後の組織を示す顕微鏡写真である。図5は熱延
用加熱炉で1250℃×3hrの加熱を受けたもの、図
6は熱延用加熱炉で1250℃×10hrの加熱を受け
たもの、図7は均熱炉で1250℃×10hrの加熱
後、熱延用加熱炉で1250℃×6hrの再加熱を受け
たものである。偏析拡散のため加熱+冷却+再加熱を行
った図7の場合、圧延上下面に脱炭、結晶粒粗大化が認
められるのに対し、本発明の図6の場合は、拡散処理を
行わない図5の場合とほぼ同等の微細な結晶粒が得られ
る。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の耐HIC性に優れた鋼管用熱延鋼板の製造方法は、近
年需要の増大している耐HIC性スペック付きAPI−
X52〜70グレードの鋼板を能率よく低コストに製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続鋳造鋳片の加熱法の比較図である。
【図2】均熱炉による加熱と熱延用加熱炉による加熱と
の比較図である。
【図3】S量およびCa量が介在物に及ぼす影響を示す
図表である。
【図4】圧延仕上温度が耐HIC性に及ぼす影響を示す
図表である。
【図5】熱延鋼板の組織を示す顕微鏡写真である。
【図6】熱延鋼板の組織を示す顕微鏡写真である。
【図7】熱延鋼板の組織を示す顕微鏡写真である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量比でC:0.08%以下、Si:0.1
    5〜0.35%、Mn:0.80〜1.40%、P:0.015
    %以下、S:0.0020%以下、Ti:0.010〜0.0
    40%、Nb:0.010〜0.050%、Ca:0.001
    5〜0.0035%、Ca/S:2.0以上を含み、残部F
    eおよび不可避的不純物からなる連続鋳造鋳片を熱延用
    加熱炉にダイレクトチャージし、ここで1250℃以上
    に10時間以上加熱保持した後850℃以上の仕上温度
    で熱間圧延を行ない、更にその鋼帯をホットラインシー
    ブル上で5〜25℃/secの平均速度で急冷し、40
    0〜550℃の温度で巻き取ることを特徴とする耐HI
    C性に優れた鋼管用熱延鋼帯の製造方法。
  2. 【請求項2】 重量比でC:0.08%以下、Si:0.1
    5〜0.35%、Mn:0.80〜1.40%、P:0.015
    %以下、S:0.0020%以下、Ti:0.010〜0.0
    40%、Nb:0.010〜0.050%、Ca:0.001
    5〜0.0035%、Ca/S:2.0以上と、更にV:0.
    03〜0.10%、Mo:0.30%以下、Cu:0.35%
    以下、Ni:0.30%以下の1種または2種以上を含
    み、残部Feおよび不可避的不純物からなる連続鋳造鋳
    片を熱延用加熱炉にダイレクトチャージし、ここで12
    50℃以上に10時間以上加熱保持した後850℃以上
    の仕上温度で熱間圧延を行ない、更にその鋼帯をホット
    ラインシーブル上で5〜25℃/secの平均速度で急
    冷し、400〜550℃の温度で巻き取ることを特徴と
    する耐HIC性に優れた鋼管用熱延鋼帯の製造方法。
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