JPH0680774B2 - 混成集積回路装置 - Google Patents
混成集積回路装置Info
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- JPH0680774B2 JPH0680774B2 JP12090489A JP12090489A JPH0680774B2 JP H0680774 B2 JPH0680774 B2 JP H0680774B2 JP 12090489 A JP12090489 A JP 12090489A JP 12090489 A JP12090489 A JP 12090489A JP H0680774 B2 JPH0680774 B2 JP H0680774B2
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- eprom
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- microcomputer
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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- H01L2224/48151—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
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- H01L2224/48245—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
- H01L2224/48247—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item
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- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は集積回路基板に樹脂封止型の不揮発性メモリ、
例えばEPROM(紫外線消去形プログラマブル・リード・
オンリ・メモリー)を実装してなるEPROM内蔵型の混成
集積回路装置に関する。
例えばEPROM(紫外線消去形プログラマブル・リード・
オンリ・メモリー)を実装してなるEPROM内蔵型の混成
集積回路装置に関する。
(ロ)従来の技術 紫外線を照射することによって既に書込まれた記憶情報
を消去し、再書込みが可能な紫外線照射窓を有するEPRO
M素子は、各種電子機器に好んで用いられている。このE
PROM素子は、制御用或は駆動用集積回路と共に現在、そ
の殆んどがプリント配線板に実装されており、一旦書込
んだ情報をその後書き直すために通常、着脱容易なプリ
ント配線板に実装されている。各種電子機器で小型軽量
化が要求される機器は、チップ・オン・ボードと称され
る技法によってプリント配線板に半導体集積回路(IC)
チップが直接搭載され、所要の配線が施された後この配
線部分を含んで前記ICチップが合成樹脂によって被覆さ
れ、極めて小形軽量化が達成されている。
を消去し、再書込みが可能な紫外線照射窓を有するEPRO
M素子は、各種電子機器に好んで用いられている。このE
PROM素子は、制御用或は駆動用集積回路と共に現在、そ
の殆んどがプリント配線板に実装されており、一旦書込
んだ情報をその後書き直すために通常、着脱容易なプリ
ント配線板に実装されている。各種電子機器で小型軽量
化が要求される機器は、チップ・オン・ボードと称され
る技法によってプリント配線板に半導体集積回路(IC)
チップが直接搭載され、所要の配線が施された後この配
線部分を含んで前記ICチップが合成樹脂によって被覆さ
れ、極めて小形軽量化が達成されている。
一方紫外線照射窓を必要とするEPROMチップは、この照
射窓がネックとなり未だサーディップ型パッケージに組
込まれて製造され、プリント配線板に実装されているた
め小型軽量化が図れない。
射窓がネックとなり未だサーディップ型パッケージに組
込まれて製造され、プリント配線板に実装されているた
め小型軽量化が図れない。
かかる従来のEPROM素子の実装構造を第12図に従って説
明すると、第12図は従来のEPROM素子の一部断面を有す
る斜視図であって、主表面上に導電性配線パターン(4
1)が形成されたガラス・エポキシ樹脂などから構成さ
れた絶縁性基板(42)のスルーホール(43)にサーディ
ップ型パッケージに組込まれEPROM素子(44)が搭載さ
れている。このEPROM素子(44)はヘッダー(45)およ
びキャップ(46)を有し、前記ヘッダー(45)はセラミ
ック基材(47)に外部導出リード(48)から低融点ガラ
ス材で接着されている。又このヘッダー(45)はガラス
に金粉が多量に混入したいわゆる金ペーストを焼結した
素子搭載部(50)が前記低融点ガラス材上或はセラミッ
ク基材(47)上に接着されており、この素子搭載部(5
0)にEPROMチップ(51)が紫外線照射面を上にして接着
され、このチップ(51)の電極と前記外部導出リード
(48)とが金属細線(52)によって接続されている。前
記キャップ(46)は蓄部材であって、前記EPROMチップ
(51)の紫外線照射面と対向する部分に窓(53)を有す
るセラミック基材(54)を含み、このキャップ(46)は
低融点ガラスによってヘッダー(45)に配置されたEPRO
Mチップ(51)を密封している。この様にEPROMチップ
(51)を密封したEPROM素子(44)は、前記絶縁性基板
(42)のスルーホール(43)に外部導出リード(48)を
挿通させ半田によって固定される。このスルーホール
(43)は導電性配線パターン(41)によって所要の配線
引回しが施され、前記絶縁性基板の端部に設けられた雄
型コネクタ端子部(55)から図示しない雌型コネクタへ
と接続される。
明すると、第12図は従来のEPROM素子の一部断面を有す
る斜視図であって、主表面上に導電性配線パターン(4
1)が形成されたガラス・エポキシ樹脂などから構成さ
れた絶縁性基板(42)のスルーホール(43)にサーディ
ップ型パッケージに組込まれEPROM素子(44)が搭載さ
れている。このEPROM素子(44)はヘッダー(45)およ
びキャップ(46)を有し、前記ヘッダー(45)はセラミ
ック基材(47)に外部導出リード(48)から低融点ガラ
ス材で接着されている。又このヘッダー(45)はガラス
に金粉が多量に混入したいわゆる金ペーストを焼結した
素子搭載部(50)が前記低融点ガラス材上或はセラミッ
ク基材(47)上に接着されており、この素子搭載部(5
0)にEPROMチップ(51)が紫外線照射面を上にして接着
され、このチップ(51)の電極と前記外部導出リード
(48)とが金属細線(52)によって接続されている。前
記キャップ(46)は蓄部材であって、前記EPROMチップ
(51)の紫外線照射面と対向する部分に窓(53)を有す
るセラミック基材(54)を含み、このキャップ(46)は
低融点ガラスによってヘッダー(45)に配置されたEPRO
Mチップ(51)を密封している。この様にEPROMチップ
(51)を密封したEPROM素子(44)は、前記絶縁性基板
(42)のスルーホール(43)に外部導出リード(48)を
挿通させ半田によって固定される。このスルーホール
(43)は導電性配線パターン(41)によって所要の配線
引回しが施され、前記絶縁性基板の端部に設けられた雄
型コネクタ端子部(55)から図示しない雌型コネクタへ
と接続される。
さて、かかる従来のEPROM素子の実装構造は、EPROMチッ
プ(51)に比べパッケージ外形が極めて大きく、平面占
有率もさることながら三次元、つまり高さもチップの高
さの数倍となり、薄型化に極めて不利である。更にスル
ーホール(43)に外部導出リードを挿通した後、半田な
どで固定する必要も生ずる。更に特筆すべき大きな欠点
は、絶縁性基板への実装に先立ってEPROM素子を一旦パ
ッケージに組立てることである。EPROM素子は紫外線照
射用の窓を有するが故、そのパッケージは、セラミック
スを基材としたサーディップ型パッケージに組立てられ
るが、このパッケージは低融点ガラスにより封止される
為、高温(400〜500℃)シールとなり、EPROMチップの
電極(アルミニウム)と外部導出リードとを接続する金
属細線を同種材料で構成しないとアロイ化が起こり配線
抵抗の増加を来したり、断線を生じたりする。この様な
事態を回避する目的で通常アルミニウム細線が用いられ
るが、このEPROMチップはサブストレートを接地電位に
する必要上、EPROMチップの接地電極を金ペーストで形
成されたチップ搭載部とワイヤ接続する。ここに於ても
金ペースト中の金或はおよび箔等の金属と前記アルミニ
ウムとで二次或は多元合金反応が進むことから、グラン
ドダイスと呼ばれる頭部にアルミニウムが被着されたシ
リコン小片のEPROMチップと別個に前記金ペーストより
成るチップ搭載部に固着させ、このグランドダイス頭部
とEPROMチップの接地電極とを接続するという極めて煩
雑な作業を伴う等、従来の実装構造は、小型、軽量、低
価格のいずれも不満足なものである。
プ(51)に比べパッケージ外形が極めて大きく、平面占
有率もさることながら三次元、つまり高さもチップの高
さの数倍となり、薄型化に極めて不利である。更にスル
ーホール(43)に外部導出リードを挿通した後、半田な
どで固定する必要も生ずる。更に特筆すべき大きな欠点
は、絶縁性基板への実装に先立ってEPROM素子を一旦パ
ッケージに組立てることである。EPROM素子は紫外線照
射用の窓を有するが故、そのパッケージは、セラミック
スを基材としたサーディップ型パッケージに組立てられ
るが、このパッケージは低融点ガラスにより封止される
為、高温(400〜500℃)シールとなり、EPROMチップの
電極(アルミニウム)と外部導出リードとを接続する金
属細線を同種材料で構成しないとアロイ化が起こり配線
抵抗の増加を来したり、断線を生じたりする。この様な
事態を回避する目的で通常アルミニウム細線が用いられ
るが、このEPROMチップはサブストレートを接地電位に
する必要上、EPROMチップの接地電極を金ペーストで形
成されたチップ搭載部とワイヤ接続する。ここに於ても
金ペースト中の金或はおよび箔等の金属と前記アルミニ
ウムとで二次或は多元合金反応が進むことから、グラン
ドダイスと呼ばれる頭部にアルミニウムが被着されたシ
リコン小片のEPROMチップと別個に前記金ペーストより
成るチップ搭載部に固着させ、このグランドダイス頭部
とEPROMチップの接地電極とを接続するという極めて煩
雑な作業を伴う等、従来の実装構造は、小型、軽量、低
価格のいずれも不満足なものである。
斯る問題を解決するために第13図に示したEROM実装構造
がある。
がある。
以下に第13図に示したEPROM実装構造について説明す
る。
る。
主表面(60a)に導電性配線パターン(60b)が形成され
たガラス・エポキシ樹脂板はなどの絶縁性基板(60)
は、EPROMチップ(61)を載置するチップ搭載エリヤ(6
0c)を有し、前記配線パターン(60b)は、このエリヤ
近傍から主表面(60a)上を引回されて図示しない雄型
コネクタ端子部に接続されている。前記エリヤ(60c)
には、EPROMチップ(61)が搭載され、このチップ(6
1)の表面電極と前記配線パターン(60b)とが金属細線
(62)により接続されている。勿論金属細線(62)の1
本は前記チップ(61)のサブストレートと接続する為
に、このチップ(61)が搭載された配線パターン(60
b)とワイヤリングされている。前記EPROMチップ(61)
の紫外線照射面(61a)上には紫外線透過性樹脂(63)
(例えば東レ社製、型名TX−978)を介して、紫外線透
過性窓材(64)が固着されている。この窓材(64)は、
石英、透明アルミナ等、公知の紫外線透過性材料であ
る。そして、前記窓材(64)の頂部面(64a)は、EPROM
チップ(61)の紫外線照射面に光を導入する面であるか
ら、この頂部面(64a)を除いた残余の窓材(64)部分
と、金属細線(62)と、この金属細線(62)と前記配線
パターン(60b)との接続部分とが合成樹脂(65)(例
えば日東電工社製、型名MP−10)で被覆されている。も
し、絶縁性基板(60)と、EPROMチップ(61)と窓材(6
4)とを加えた総合厚さ寸法を更に低くする必要があれ
ば、前記基板(60)のチップ搭載エリヤ(60c)をザグ
リ穴としてこの基板(60)の厚さの半分程度握れば良
い。又この様なザグリ穴としておけば、合成樹脂(65)
の流れ止めダムが形成され湿気などの侵入に対して有効
に作用する。
たガラス・エポキシ樹脂板はなどの絶縁性基板(60)
は、EPROMチップ(61)を載置するチップ搭載エリヤ(6
0c)を有し、前記配線パターン(60b)は、このエリヤ
近傍から主表面(60a)上を引回されて図示しない雄型
コネクタ端子部に接続されている。前記エリヤ(60c)
には、EPROMチップ(61)が搭載され、このチップ(6
1)の表面電極と前記配線パターン(60b)とが金属細線
(62)により接続されている。勿論金属細線(62)の1
本は前記チップ(61)のサブストレートと接続する為
に、このチップ(61)が搭載された配線パターン(60
b)とワイヤリングされている。前記EPROMチップ(61)
の紫外線照射面(61a)上には紫外線透過性樹脂(63)
(例えば東レ社製、型名TX−978)を介して、紫外線透
過性窓材(64)が固着されている。この窓材(64)は、
石英、透明アルミナ等、公知の紫外線透過性材料であ
る。そして、前記窓材(64)の頂部面(64a)は、EPROM
チップ(61)の紫外線照射面に光を導入する面であるか
ら、この頂部面(64a)を除いた残余の窓材(64)部分
と、金属細線(62)と、この金属細線(62)と前記配線
パターン(60b)との接続部分とが合成樹脂(65)(例
えば日東電工社製、型名MP−10)で被覆されている。も
し、絶縁性基板(60)と、EPROMチップ(61)と窓材(6
4)とを加えた総合厚さ寸法を更に低くする必要があれ
ば、前記基板(60)のチップ搭載エリヤ(60c)をザグ
リ穴としてこの基板(60)の厚さの半分程度握れば良
い。又この様なザグリ穴としておけば、合成樹脂(65)
の流れ止めダムが形成され湿気などの侵入に対して有効
に作用する。
第12図および第13図で示したEPROM実装構造は特開昭60
−83393号公報(H05K 1/18)に記載されている。
−83393号公報(H05K 1/18)に記載されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 第13図で示したEPROM実装構造ではEPROMのチップをプリ
ント基板上にダイボンディングしているため、小型化と
なることはいうまでもない。しかしながら、ここでいう
小型化はあくまでEPROM自体の小型化である。即ち、第1
3図からは明らかにされていないがEPROMの周辺に固着さ
れているマイクロコンピュータおよびその周辺回路素子
はディスクリート等の電子部品で構成されているため
に、EPROMを搭載したプリント基板用の集積回路として
のシステム全体を見た場合なんら小型化とはならず従来
通りプリント基板の大型化、即ちシステム全体が大型化
になる問題がある。更に第13図に示したEPROM構造ではE
PROMのプログラムデータを消去する場合、プリント基板
上に紫外線を照射し消去した後、EPROMから延材された
引回し線の導電パターン上にプローブ等の書込み用の端
子を当接して再書込みを行わなければならず、従来の一
般的なROMライターを使用することができずEPROMの再書
込みという点で煩雑となる問題がある。
ント基板上にダイボンディングしているため、小型化と
なることはいうまでもない。しかしながら、ここでいう
小型化はあくまでEPROM自体の小型化である。即ち、第1
3図からは明らかにされていないがEPROMの周辺に固着さ
れているマイクロコンピュータおよびその周辺回路素子
はディスクリート等の電子部品で構成されているため
に、EPROMを搭載したプリント基板用の集積回路として
のシステム全体を見た場合なんら小型化とはならず従来
通りプリント基板の大型化、即ちシステム全体が大型化
になる問題がある。更に第13図に示したEPROM構造ではE
PROMのプログラムデータを消去する場合、プリント基板
上に紫外線を照射し消去した後、EPROMから延材された
引回し線の導電パターン上にプローブ等の書込み用の端
子を当接して再書込みを行わなければならず、従来の一
般的なROMライターを使用することができずEPROMの再書
込みという点で煩雑となる問題がある。
また、第12図に示したEPROM実装構造では消去後の再書
込みという点ではEPROMをプリント基板から着脱するこ
とが可能であるために、一般的なROMライターを用いて
の書込みが行えるために比較的容易に行える。しかしな
がら、第12図に示した実装構造においても第13図と同様
にEPROMの周辺の回路、即ち、マイクロコンピュータや
その周辺LSI,IC等の回路素子がディスクリート等の電子
部品で構成されているため、プリント基板の大型化、即
ちシステム全体が大型化となりユーザが要求される軽薄
短小のEPROM搭載の集積回路を提供することができない
大きな問題がある。
込みという点ではEPROMをプリント基板から着脱するこ
とが可能であるために、一般的なROMライターを用いて
の書込みが行えるために比較的容易に行える。しかしな
がら、第12図に示した実装構造においても第13図と同様
にEPROMの周辺の回路、即ち、マイクロコンピュータや
その周辺LSI,IC等の回路素子がディスクリート等の電子
部品で構成されているため、プリント基板の大型化、即
ちシステム全体が大型化となりユーザが要求される軽薄
短小のEPROM搭載の集積回路を提供することができない
大きな問題がある。
更に第12図および第13図で示したEPROM実装構造では、
上述した様にシステム全体が大型化になると共にEPROM
およびその周辺の回路素子を互いに接続する導電パター
ンが露出されているため信頼性が低下する問題がある。
上述した様にシステム全体が大型化になると共にEPROM
およびその周辺の回路素子を互いに接続する導電パター
ンが露出されているため信頼性が低下する問題がある。
更に第12図および第13図で示したEPROM実装構造ではEPR
OMと、その周辺のマイクロコンピュータおよびIC,LSI等
の回路素子が露出されているため、基板上面に凹凸が生
じて取扱いにくく作業性が低下する場合がある。
OMと、その周辺のマイクロコンピュータおよびIC,LSI等
の回路素子が露出されているため、基板上面に凹凸が生
じて取扱いにくく作業性が低下する場合がある。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は上述した課題に鑑みて為されたものであり、基
板上にシングルインラインの樹脂封止型のEPROMを搭載
すると共にそのEPROMと接続されるマイクロコンピュー
タおよびその周辺の回路素子を搭載し、且つ、ケース材
と基板とで形成された封止空間にマイクロコンピュータ
及びその周辺の回路素子全てが密封封止されEPROMのみ
がケース材の周辺の所定位置より突出した基板上に設け
られた構造を有することを特徴とする。
板上にシングルインラインの樹脂封止型のEPROMを搭載
すると共にそのEPROMと接続されるマイクロコンピュー
タおよびその周辺の回路素子を搭載し、且つ、ケース材
と基板とで形成された封止空間にマイクロコンピュータ
及びその周辺の回路素子全てが密封封止されEPROMのみ
がケース材の周辺の所定位置より突出した基板上に設け
られた構造を有することを特徴とする。
従ってEPROMを搭載した混成集積回路を小型化に且つEPR
OMの挿脱が自由自在に行えるEPROM内蔵の混成集積回路
装置を提供することができる。
OMの挿脱が自由自在に行えるEPROM内蔵の混成集積回路
装置を提供することができる。
(ホ)作用 この様に本発明に依れば、ケース材の周辺に拡張した基
板上にシグナルインライン型のEPROMを接続しているの
でEPROMの載置位置をケース材の周辺の任意に設定でき
るので、内蔵するマイクロコンピュータとの電気的接続
を考慮して、効率良くEPROMとマイクロコンピュータと
を接続することができ、信号線即ち導電路の引回し線を
不要にすることができる。
板上にシグナルインライン型のEPROMを接続しているの
でEPROMの載置位置をケース材の周辺の任意に設定でき
るので、内蔵するマイクロコンピュータとの電気的接続
を考慮して、効率良くEPROMとマイクロコンピュータと
を接続することができ、信号線即ち導電路の引回し線を
不要にすることができる。
更にEPROMの隣接する基板の周辺に最も関連の深いマイ
クロコンピュータを配置でき、EPROMとマイクロコンピ
ュータ間のデータのやりとりを行うデータ線を操短距離
あるいは最小距離で実現でき、データ線の引回しによる
実装密度のロスを最小限に抑制することになり、高密度
の実装が行える。
クロコンピュータを配置でき、EPROMとマイクロコンピ
ュータ間のデータのやりとりを行うデータ線を操短距離
あるいは最小距離で実現でき、データ線の引回しによる
実装密度のロスを最小限に抑制することになり、高密度
の実装が行える。
更に本発明ではEPROM以外の全ての素子がチップ状で且
つケース材と基板で形成された封止空間内に収納される
ため小型化でしかも取扱い性の優れた混成集積回路装置
を提供することができる。
つケース材と基板で形成された封止空間内に収納される
ため小型化でしかも取扱い性の優れた混成集積回路装置
を提供することができる。
(ヘ)実施例 以下に第1図乃至第11図に示した実施例に基づいて本発
明の混成集積回路装置を詳細に説明する。
明の混成集積回路装置を詳細に説明する。
第1図および第2図には、本発明の一実施例の混成集積
回路装置(1)が示されている。この混成集積回路装置
(1)は独立した電子部品として用いられコンピュータ
等の幅広い分野で機能を独立して有する集積回路として
用いられる。
回路装置(1)が示されている。この混成集積回路装置
(1)は独立した電子部品として用いられコンピュータ
等の幅広い分野で機能を独立して有する集積回路として
用いられる。
この混成集積回路装置(1)は第1図および第2図に示
す様に、集積回路基板(2)と、集積回路基板(2)上
に形成された所望形状の導電路(3)と、ケース材
(8)より突出した突出基板(2a)上の導電路(3)と
接続されたシングルインライン型樹脂モールドされた不
揮発性メモリー(4)と、メモリー(4)からデータを
供給され且つ基板(2)上の導電路(3)と接続された
マイクロコンピュータ(5)およびその周辺回路素子
(6)と、基板(2)に一体化され且つ突出基板(2a)
を露出するケース材(8)とをから構成されている。
す様に、集積回路基板(2)と、集積回路基板(2)上
に形成された所望形状の導電路(3)と、ケース材
(8)より突出した突出基板(2a)上の導電路(3)と
接続されたシングルインライン型樹脂モールドされた不
揮発性メモリー(4)と、メモリー(4)からデータを
供給され且つ基板(2)上の導電路(3)と接続された
マイクロコンピュータ(5)およびその周辺回路素子
(6)と、基板(2)に一体化され且つ突出基板(2a)
を露出するケース材(8)とをから構成されている。
集積回路基板(2)はセラミックス、ガラスエポキシあ
るいは金属等の硬質基板が用いられ、本実施例では放熱
性および機械的強度に優れた金属基板を用いるものとす
る。
るいは金属等の硬質基板が用いられ、本実施例では放熱
性および機械的強度に優れた金属基板を用いるものとす
る。
金属基板として例えば0.5〜1.0mm厚のアルミニウム基板
を用いる。その基板(2)の表面には第3図に示す如
く、周知の陽極酸化により酸化アルミニウム膜(9)
(アルマイト層)が形成され、その一主面側に10〜70μ
厚のエポキシあるいはポリイミド等の絶縁樹脂層(10)
が貼着される。更に絶縁樹脂層(10)上には10〜70μ厚
の銅箔(11)が絶縁樹脂層(10)と同時にローラーある
いはホットプレス等の手段により貼着されている。
を用いる。その基板(2)の表面には第3図に示す如
く、周知の陽極酸化により酸化アルミニウム膜(9)
(アルマイト層)が形成され、その一主面側に10〜70μ
厚のエポキシあるいはポリイミド等の絶縁樹脂層(10)
が貼着される。更に絶縁樹脂層(10)上には10〜70μ厚
の銅箔(11)が絶縁樹脂層(10)と同時にローラーある
いはホットプレス等の手段により貼着されている。
基板(2)の一主面上に設けられた銅箔(11)表面上に
はスクリーン印刷によって所望形状の導電路を露出して
レジストでマスクされ、貴金属(金、銀、白金)メッキ
層が銅箔(11)表面にメッキされる。然る後、レジスト
を除去して貴金属メッキ層をマスクとして銅箔(11)の
エッチングを行い所望の導電路(3)が形成される。こ
こでスクリーン印刷による導電路(3)の細さは0.5mm
が限界であるため、極細配線パターンを必要とするとき
は周知の写真蝕刻技術に依り約2μまでの極細導電路
(3)の形成が可能となる。
はスクリーン印刷によって所望形状の導電路を露出して
レジストでマスクされ、貴金属(金、銀、白金)メッキ
層が銅箔(11)表面にメッキされる。然る後、レジスト
を除去して貴金属メッキ層をマスクとして銅箔(11)の
エッチングを行い所望の導電路(3)が形成される。こ
こでスクリーン印刷による導電路(3)の細さは0.5mm
が限界であるため、極細配線パターンを必要とするとき
は周知の写真蝕刻技術に依り約2μまでの極細導電路
(3)の形成が可能となる。
突出基板(2a)の導電路(3)上の所定の位置にはシン
グルインライン型樹脂モールドされた不揮発性メモリー
(4)とメモリー(4)からデータを供給されるマイク
ロコンピュータ(5)とその周辺の回路素子(6)が搭
載され導電路(3)と接続されている。導電路(3)は
基板(2)の略全面に延在形成され、基板(2)の周端
部に延在される導電路(3)の先端部はリード固着パッ
ドが形成され、そのパッドには外部リード端子(12)が
固着されている。その外部リード(12)は取付け基板に
取付けるために略直角に折曲げ形成されている。
グルインライン型樹脂モールドされた不揮発性メモリー
(4)とメモリー(4)からデータを供給されるマイク
ロコンピュータ(5)とその周辺の回路素子(6)が搭
載され導電路(3)と接続されている。導電路(3)は
基板(2)の略全面に延在形成され、基板(2)の周端
部に延在される導電路(3)の先端部はリード固着パッ
ドが形成され、そのパッドには外部リード端子(12)が
固着されている。その外部リード(12)は取付け基板に
取付けるために略直角に折曲げ形成されている。
不揮発性メモリー(4)としてEPROM(Erasable Progr
amable Read Only Memory)が用いられる(以下不揮
発性メモリー(4)をEPROMという)。このEPROM(4)
は周知の如く、EPROM(4)のペレットに形成されてい
るフローティングゲートに蓄積されている電子(プログ
ラム・データ)を光を照射して励起させて未記憶状態の
ペレットに戻し再書込みして利用できる素子である。
amable Read Only Memory)が用いられる(以下不揮
発性メモリー(4)をEPROMという)。このEPROM(4)
は周知の如く、EPROM(4)のペレットに形成されてい
るフローティングゲートに蓄積されている電子(プログ
ラム・データ)を光を照射して励起させて未記憶状態の
ペレットに戻し再書込みして利用できる素子である。
一般的なEPROM(4)の構造は第4図および第5図に示
す様にSIP(シングル・イン・ライン)型であり、大別
すると樹脂モールド型パッケージタイプとセラミックス
型パッケージタイプとがある。樹脂モールド型あるいは
セラミックス型のいずれのタイプにおいてもペレット
(12)のメモリーを消去するために光を照射する必要が
あるため、ペレット(12)の上面にあたる部分で樹脂モ
ールドの側面にはエネルギーの高い光(紫外線)を透視
する透過部材(13)が配置されている。本実施例ではSI
P型のEPROM(4)であれば樹脂モールド型あるいはセラ
ミックス型のどちらのタイプのパッケージを用いてもよ
い。この様なEPROM装置は特開昭53−74358号公報および
特開昭62−290160号公報に開示されている。
す様にSIP(シングル・イン・ライン)型であり、大別
すると樹脂モールド型パッケージタイプとセラミックス
型パッケージタイプとがある。樹脂モールド型あるいは
セラミックス型のいずれのタイプにおいてもペレット
(12)のメモリーを消去するために光を照射する必要が
あるため、ペレット(12)の上面にあたる部分で樹脂モ
ールドの側面にはエネルギーの高い光(紫外線)を透視
する透過部材(13)が配置されている。本実施例ではSI
P型のEPROM(4)であれば樹脂モールド型あるいはセラ
ミックス型のどちらのタイプのパッケージを用いてもよ
い。この様なEPROM装置は特開昭53−74358号公報および
特開昭62−290160号公報に開示されている。
EPROM(4)のプログラム・データを選択して供給され
るマイクコンピュータ(5)およびその周辺回路素子
(6)のIC、トランジスタ、チップ抵抗およびチップコ
ンデンサー等はチップ状態で所望の導電路(3)上に半
田付けあるいはAgペースト等のろう材によって付着さ
れ、マイクロコンピュータ(5)および回路素子(6)
は近傍の導電路(3)にボンディングされている。更に
導電路(3)間にはスクリーン印刷によるカーボン抵抗
体およびニッケルメッキによるニッケルメッキ抵抗体が
夫々抵抗素子として形成されている。
るマイクコンピュータ(5)およびその周辺回路素子
(6)のIC、トランジスタ、チップ抵抗およびチップコ
ンデンサー等はチップ状態で所望の導電路(3)上に半
田付けあるいはAgペースト等のろう材によって付着さ
れ、マイクロコンピュータ(5)および回路素子(6)
は近傍の導電路(3)にボンディングされている。更に
導電路(3)間にはスクリーン印刷によるカーボン抵抗
体およびニッケルメッキによるニッケルメッキ抵抗体が
夫々抵抗素子として形成されている。
一方、ケース材(8)は絶縁部材としての熱可塑性樹脂
から形成され、基板(2)と固着した際空間部が形成さ
れる様に箱状に形成されている。その箱状のケース材
(8)の周端部は基板(2)の略周端部に配置されて接
着性を有したシール剤(Jシート:商品名)によって基
板(2)と強固に固着一体化される。この結果、基板
(2)とケース材(8)間に所定の封止空間部(14)が
形成されることになる。更に本実施例のケース材(8)
から突出基板(2a)が露出し、この突出基板(2a)はEP
ROM(4)が載置できる大きさに形成されている。なお
この突出基板(2a)は基板(2)の4辺のどの位置にも
設けられることができ、マイクロコンピュータ(5)と
の関係でその位置が決定される。
から形成され、基板(2)と固着した際空間部が形成さ
れる様に箱状に形成されている。その箱状のケース材
(8)の周端部は基板(2)の略周端部に配置されて接
着性を有したシール剤(Jシート:商品名)によって基
板(2)と強固に固着一体化される。この結果、基板
(2)とケース材(8)間に所定の封止空間部(14)が
形成されることになる。更に本実施例のケース材(8)
から突出基板(2a)が露出し、この突出基板(2a)はEP
ROM(4)が載置できる大きさに形成されている。なお
この突出基板(2a)は基板(2)の4辺のどの位置にも
設けられることができ、マイクロコンピュータ(5)と
の関係でその位置が決定される。
ケース材(8)から露出した突出基板(2a)上にはソケ
ット(15)の電極と固着接続される複数の導電路(3)
の一端が形成され、その導電路(3)の先端部にEPROM
(4)を挿入するソケット(15)が固着される。ソケッ
ト(15)が固着された導電路(3)の他端はマイクロコ
ンピュータ(5)の近傍に効率よく引回しされチップ状
のマイクロコンピュータ(5)とボンディングワイヤで
電気に接続される。
ット(15)の電極と固着接続される複数の導電路(3)
の一端が形成され、その導電路(3)の先端部にEPROM
(4)を挿入するソケット(15)が固着される。ソケッ
ト(15)が固着された導電路(3)の他端はマイクロコ
ンピュータ(5)の近傍に効率よく引回しされチップ状
のマイクロコンピュータ(5)とボンディングワイヤで
電気に接続される。
ここでEPROM(4)とマイクロコンピュータ(5)との
位置関係について述べる。第6図はEPROM(4)とマイ
クロコンピュータ(5)とを基板(2)上に配置したと
きの要部拡大図であり、EPROM(4)とチップ状のマイ
クロコンピュータ(5)とは第6図に示す如く、多数本
の導電路(3)を介して接続されるため、その導電路
(3)の引回しを短くするためにEPROM(4)とマイク
ロコンピュータ(5)は夫々、隣接する位置かあるいは
できるだけ近傍に位置する様に配置される。従ってEPRO
M(4)とマイクロコンピュータ(5)との導電路
(3)の引回しは最短距離で形成でき基板上の実装面積
を有効に使用することができる。EPROM(4)とその近
傍あるいは隣接した位置に配置されたチップ状のマイク
ロコンピュータ(5)は第6図の如く、マイクロコンピ
ュータ(5)の近傍に延在された導電路(3)の先端部
とワイヤ線によってボンディング接続されEPROM(4)
と電気的に接続される。
位置関係について述べる。第6図はEPROM(4)とマイ
クロコンピュータ(5)とを基板(2)上に配置したと
きの要部拡大図であり、EPROM(4)とチップ状のマイ
クロコンピュータ(5)とは第6図に示す如く、多数本
の導電路(3)を介して接続されるため、その導電路
(3)の引回しを短くするためにEPROM(4)とマイク
ロコンピュータ(5)は夫々、隣接する位置かあるいは
できるだけ近傍に位置する様に配置される。従ってEPRO
M(4)とマイクロコンピュータ(5)との導電路
(3)の引回しは最短距離で形成でき基板上の実装面積
を有効に使用することができる。EPROM(4)とその近
傍あるいは隣接した位置に配置されたチップ状のマイク
ロコンピュータ(5)は第6図の如く、マイクロコンピ
ュータ(5)の近傍に延在された導電路(3)の先端部
とワイヤ線によってボンディング接続されEPROM(4)
と電気的に接続される。
ところで、EPROM(4)はソケット(15)に挿入されて
突出基板(2a)上に搭載されることになり、EPROM
(4)はケース材(8)に隣接して配置される。このと
き、EPROM(4)の上面とケース材(8)の上面とは略
一致した状態であることが好ましい。この結果、EPROM
(4)だけが露出し、他のマイクロコンピュータ(5)
およびその周辺の回路素子(6)は封止空間(14)内に
配置されることになる。またEPROM(4)の側面に設け
た透過部材(13)はケース材(8)の側面とほぼ当接す
るので、EPROM(4)を挿入するだけで遮光できる利点
を有する。
突出基板(2a)上に搭載されることになり、EPROM
(4)はケース材(8)に隣接して配置される。このと
き、EPROM(4)の上面とケース材(8)の上面とは略
一致した状態であることが好ましい。この結果、EPROM
(4)だけが露出し、他のマイクロコンピュータ(5)
およびその周辺の回路素子(6)は封止空間(14)内に
配置されることになる。またEPROM(4)の側面に設け
た透過部材(13)はケース材(8)の側面とほぼ当接す
るので、EPROM(4)を挿入するだけで遮光できる利点
を有する。
上述の如く、EPROM(4)と接続されるマイクロコンピ
ュータ(5)およびその周辺の回路素子(6)は基板
(2)とケース材(8)で形成された封止空間部(14)
に配置する様に設定されている。即ち、チップ状の電子
部品および印刷抵抗、メッキ抵抗等の抵抗素子の全ての
素子が封止空間部(14)内に設けられている。
ュータ(5)およびその周辺の回路素子(6)は基板
(2)とケース材(8)で形成された封止空間部(14)
に配置する様に設定されている。即ち、チップ状の電子
部品および印刷抵抗、メッキ抵抗等の抵抗素子の全ての
素子が封止空間部(14)内に設けられている。
本実施例でEPROM(4)のデータ消去を行う場合はソケ
ット(15)からEPROM(4)を離脱して紫外線を照射す
るケースがある。また、再書込みの場合はEPROM(4)
をソケットから離脱して一般的なROMライターを使用し
て電気的に書込みを行い、書込み後、ソケット(15)に
挿入すればよい。
ット(15)からEPROM(4)を離脱して紫外線を照射す
るケースがある。また、再書込みの場合はEPROM(4)
をソケットから離脱して一般的なROMライターを使用し
て電気的に書込みを行い、書込み後、ソケット(15)に
挿入すればよい。
以下に本発明を用いたモデム様の混成集積回路装置の具
体例を示す。
体例を示す。
先ず、モデム(MODEM)とはパーソナルコンピュータな
どのデータ端末を扱うデジタル化されたデータを電話回
線を使って、お互に離れたところでデータ送受を行うデ
ータ通信のためにモデムが存在する。モデムの機能はデ
ジタル化されたデータを電話回線を使用できる周波数を
使って、データによる変調を行いアナログ信号にして電
話回線に乗せることと、相手方から送られて来たデータ
で変調されるアナログ信号を復調してデジタル化したデ
ータに戻す機能を持つ。
どのデータ端末を扱うデジタル化されたデータを電話回
線を使って、お互に離れたところでデータ送受を行うデ
ータ通信のためにモデムが存在する。モデムの機能はデ
ジタル化されたデータを電話回線を使用できる周波数を
使って、データによる変調を行いアナログ信号にして電
話回線に乗せることと、相手方から送られて来たデータ
で変調されるアナログ信号を復調してデジタル化したデ
ータに戻す機能を持つ。
第7図に示したブロック図に基づいてモデムを簡単に説
明する。
明する。
第7図は集積回路基板(2)上にモデムを搭載したとき
のブロック図である。
のブロック図である。
モデムはパソコンより送信されたデータを内蔵するメモ
リー内に蓄積してそのデータを出力するDTEインターフ
ェース(21)と、DTEインターフェース(21)より出力
されたデータに基づいて所定の出力信号を出力するマイ
クロコンピュータ(5)と、マイクロコンピュータ
(5)からアドレスされるデータを内蔵したEPROM
(4)と、マイクロコンピュータ(5)からの出力信号
を変復調しNCU(NETWORK CONTROL UNIT)に出力する
第1および第2の変復調回路(22)(23)と、マイクロ
コンピュータ(5)からの出力信号に応じて所望のDTMF
信号(トーン信号)を発生するDTMF発生器(24)とをか
ら構成されている。
リー内に蓄積してそのデータを出力するDTEインターフ
ェース(21)と、DTEインターフェース(21)より出力
されたデータに基づいて所定の出力信号を出力するマイ
クロコンピュータ(5)と、マイクロコンピュータ
(5)からアドレスされるデータを内蔵したEPROM
(4)と、マイクロコンピュータ(5)からの出力信号
を変復調しNCU(NETWORK CONTROL UNIT)に出力する
第1および第2の変復調回路(22)(23)と、マイクロ
コンピュータ(5)からの出力信号に応じて所望のDTMF
信号(トーン信号)を発生するDTMF発生器(24)とをか
ら構成されている。
DTEインターフェースは例えばSTC9610(セイコーエプソ
ン)等のICより成り、第8図の如く、パソコンの出力信
号を供給し、その出力信号を内蔵メモリー内に蓄積して
マイクロコンピュータ(5)へ出力する送信メモリー部
(25)と、マイクロコンピュータ(5)からの出力信号
が供給される信号を内蔵メモリー内に蓄積してパソコン
へ出力する受信メモリー部(26)と、送信メモリー部
(25)および受信メモリー部(26)を介して出力される
夫々の信号を切替える制御部(27)とからなり、パソコ
ン(28)とマイクロコンピュータ(5)とを接続するた
めの所定の機能を有するものである。
ン)等のICより成り、第8図の如く、パソコンの出力信
号を供給し、その出力信号を内蔵メモリー内に蓄積して
マイクロコンピュータ(5)へ出力する送信メモリー部
(25)と、マイクロコンピュータ(5)からの出力信号
が供給される信号を内蔵メモリー内に蓄積してパソコン
へ出力する受信メモリー部(26)と、送信メモリー部
(25)および受信メモリー部(26)を介して出力される
夫々の信号を切替える制御部(27)とからなり、パソコ
ン(28)とマイクロコンピュータ(5)とを接続するた
めの所定の機能を有するものである。
マイクロコンピュータ(5)は例えばSTC9620(セイコ
ーエプソン)等のICより成り、第9図の如く、DTEイン
ターフェース(21)から出力される出力信号を認識する
コマンド認識部と、コマンド認識部によって認識された
出力信号を解読するコマンド解読部と、コマンド解読部
で解読された信号に基づいてメモリー部のデータと比較
し変復調回路へデータを供給するコマンド実行部と、コ
マンド解読部のデータとメモリー部内のデータとの比較
結果、誤ったデータがコマンド実行部に供給された際に
DTEインターフェース(21)に出力信号を出力する応答
コード生成物とからなる。
ーエプソン)等のICより成り、第9図の如く、DTEイン
ターフェース(21)から出力される出力信号を認識する
コマンド認識部と、コマンド認識部によって認識された
出力信号を解読するコマンド解読部と、コマンド解読部
で解読された信号に基づいてメモリー部のデータと比較
し変復調回路へデータを供給するコマンド実行部と、コ
マンド解読部のデータとメモリー部内のデータとの比較
結果、誤ったデータがコマンド実行部に供給された際に
DTEインターフェース(21)に出力信号を出力する応答
コード生成物とからなる。
変復調回路(28)はマイクロコンピュータ(5)から送
信されるデジタル信号をアナログ信号に変換してNCU部
に送信する。また反対にNCU部から送信されたアナログ
信号をデジタル信号に変換してマイクロコンピュータ
(5)へ送信するものであり、低速および中速夫々のタ
イプの回路を備えている。第1の変復調回路(22)は30
0bpsの低速変復調回路であり、第2の変復調回路(23)
は1200bpsの中速変復調回路である。夫々の第1および
第2の変復調回路(22)(23)はマイクロコンピュータ
(5)により、いずれか一方の変復調回路が選択され
る。
信されるデジタル信号をアナログ信号に変換してNCU部
に送信する。また反対にNCU部から送信されたアナログ
信号をデジタル信号に変換してマイクロコンピュータ
(5)へ送信するものであり、低速および中速夫々のタ
イプの回路を備えている。第1の変復調回路(22)は30
0bpsの低速変復調回路であり、第2の変復調回路(23)
は1200bpsの中速変復調回路である。夫々の第1および
第2の変復調回路(22)(23)はマイクロコンピュータ
(5)により、いずれか一方の変復調回路が選択され
る。
DTMF発生器(24)はマイクロコンピュータ(5)のコマ
ンド実行部より出力されたデータをCOL,ROW夫々の入力
端子に入力することで所定のDTMF信号を発生し送信AMP
(29a)に出力して電話回線へ信号を供給する。
ンド実行部より出力されたデータをCOL,ROW夫々の入力
端子に入力することで所定のDTMF信号を発生し送信AMP
(29a)に出力して電話回線へ信号を供給する。
EPROM(4)内にはモデムの各種のモードを設定するた
めのプログラムデータがメモリーされており、マイクロ
コンピュータ(5)のアドレスに基づいてマイクロコン
ピュータ(5)に供給される。
めのプログラムデータがメモリーされており、マイクロ
コンピュータ(5)のアドレスに基づいてマイクロコン
ピュータ(5)に供給される。
次にモデムの動作について簡単に説明する。
先ず、パソコン通信を開始するに当り、マイクロコンピ
ュータ(5)からの読出し信号に基づいて制御スイッチ
(29d)が動作し、所定のアドレスデータからEPROM
(4)に供給され、そのアドレスに基づいたEPROM
(4)のプログラム・データがマイクロコンピュータ
(5)に供給され、通信を行う夫々のモデムの通信規格
(BELL/CCITT規格)、通信速度(300/1200bps)、デー
タファーマットの一致、デップスイッチモードの切替等
の各種のモードが一致しているかが確認される。
ュータ(5)からの読出し信号に基づいて制御スイッチ
(29d)が動作し、所定のアドレスデータからEPROM
(4)に供給され、そのアドレスに基づいたEPROM
(4)のプログラム・データがマイクロコンピュータ
(5)に供給され、通信を行う夫々のモデムの通信規格
(BELL/CCITT規格)、通信速度(300/1200bps)、デー
タファーマットの一致、デップスイッチモードの切替等
の各種のモードが一致しているかが確認される。
各種のモードが一致しているとすると、パソコンに応答
側のモデムの電話番号をキー入力する。その電話番号は
パソコンとのインターフェース用のDTEインターフェー
ス(21)に入力され、電話番号を解読する為にマイクロ
コンピュータ(5)に転送される。その解読した結果を
DTMF発生器(24)に送信し、DTMF発生器(24)からDTMF
信号が発信されその信号は送信AMP(29a)、ライントラ
ンス(29c)を介して一般電話回線へ転送される。
側のモデムの電話番号をキー入力する。その電話番号は
パソコンとのインターフェース用のDTEインターフェー
ス(21)に入力され、電話番号を解読する為にマイクロ
コンピュータ(5)に転送される。その解読した結果を
DTMF発生器(24)に送信し、DTMF発生器(24)からDTMF
信号が発信されその信号は送信AMP(29a)、ライントラ
ンス(29c)を介して一般電話回線へ転送される。
転送されたDTMF信号は応答側のモデムに対して呼出し信
号を送出し、応答側のモデムは呼出し信号を受信して自
動着信する。すると応答側のモデムは接続手順の為のア
ンサートーン起呼側のモデムに対して送出する。
号を送出し、応答側のモデムは呼出し信号を受信して自
動着信する。すると応答側のモデムは接続手順の為のア
ンサートーン起呼側のモデムに対して送出する。
起呼側のモデムではライントランス(29c)、受信アン
プ(29b)を通り低速変復調回路(22)でそのアンサー
トーンが起呼側のモデムに対して所定のアンサートーン
であるか否かを検出する。所定のアンサートーンであれ
ば通信状態に入る。
プ(29b)を通り低速変復調回路(22)でそのアンサー
トーンが起呼側のモデムに対して所定のアンサートーン
であるか否かを検出する。所定のアンサートーンであれ
ば通信状態に入る。
通信状態となると、起呼側のパソコンのキーボードから
の所定のキー入力信号に基づいてパソコンからのパラレ
ルデータをDTEインターフェース(21)に入力し、その
データをマイクロコンピュータ(5)に転送する。ここ
でパラレルデータをシリアルデータに変換する。シリア
ルデータに変換されたデジタル信号は低速変復調回路
(22)に送信される。ここでデジタル信号はアナログ信
号に変換され、それに対応した通信規格に基づいて周波
数変調FSKされ、通信AMP(29)、ライントランス(32)
を介して応答側のモデムに送信される。
の所定のキー入力信号に基づいてパソコンからのパラレ
ルデータをDTEインターフェース(21)に入力し、その
データをマイクロコンピュータ(5)に転送する。ここ
でパラレルデータをシリアルデータに変換する。シリア
ルデータに変換されたデジタル信号は低速変復調回路
(22)に送信される。ここでデジタル信号はアナログ信
号に変換され、それに対応した通信規格に基づいて周波
数変調FSKされ、通信AMP(29)、ライントランス(32)
を介して応答側のモデムに送信される。
一方、応答側のパソコンのキー入力信号によって送出し
た周波数変調のアナログ信号は起呼側のモデムに送出さ
れ、ライントランス(29c)、受信APM(29b)を介して
低速変復調回路(22)に入力される。ここでアナログ信
号はデジタル信号に変換されたDTEインターフェース(2
1)に入力され、シリアルデジタル信号からパラレルデ
ジタル信号に変換されて起呼側のパソコンに入力され
る。その結果起呼側へパソコンと応答側のパソコンは全
二重通信ができる様になりパソコン通信が実現する。
た周波数変調のアナログ信号は起呼側のモデムに送出さ
れ、ライントランス(29c)、受信APM(29b)を介して
低速変復調回路(22)に入力される。ここでアナログ信
号はデジタル信号に変換されたDTEインターフェース(2
1)に入力され、シリアルデジタル信号からパラレルデ
ジタル信号に変換されて起呼側のパソコンに入力され
る。その結果起呼側へパソコンと応答側のパソコンは全
二重通信ができる様になりパソコン通信が実現する。
第10図は第7図で示したモデム回路を本実施例で用いた
基板(2)上に実装した場合の平面図であり、実装され
る回路素子の図符号は同一符号とする。EPROM(4)と
マイクロコンピュータ(5)との接続はバスラインで示
す。尚、複数の回路素子を接続する導電路は煩雑のため
省略する。
基板(2)上に実装した場合の平面図であり、実装され
る回路素子の図符号は同一符号とする。EPROM(4)と
マイクロコンピュータ(5)との接続はバスラインで示
す。尚、複数の回路素子を接続する導電路は煩雑のため
省略する。
第10図に示す如く、基板(2)の対向する周端部には外
部リード端子(12)が固着される複数の固着用パッド
(3a)が設けられている。固着パッド(3a)から延在さ
れる導電路(3)上封止空間(14)の位置には複数の回
路素子が、突出基板(2a)上にはEPROM(4)を搭載す
るソケット(15)が固着される。斯る基板(2)上には
EPROM(4)以外のマイクロコンピュータ(5)を含む
複数の回路素子が固着されており、(21)はDTEインタ
ーフェース、(22)(23)は第1および第2の変復調回
路、(24)はDTMF発生回路、(29a)はEPROM(4)を制
御する制御スイッチ、(5)はマイクロコンピュータ、
(6)はコンデンター等のチップ部品である。
部リード端子(12)が固着される複数の固着用パッド
(3a)が設けられている。固着パッド(3a)から延在さ
れる導電路(3)上封止空間(14)の位置には複数の回
路素子が、突出基板(2a)上にはEPROM(4)を搭載す
るソケット(15)が固着される。斯る基板(2)上には
EPROM(4)以外のマイクロコンピュータ(5)を含む
複数の回路素子が固着されており、(21)はDTEインタ
ーフェース、(22)(23)は第1および第2の変復調回
路、(24)はDTMF発生回路、(29a)はEPROM(4)を制
御する制御スイッチ、(5)はマイクロコンピュータ、
(6)はコンデンター等のチップ部品である。
第10図に示す如く、マイクロコンピュータ(5)の近傍
あるいは隣接するケース材(8)より露出した突出基板
(2a)にEPROM(4)が搭載されるソケット(15)が固
着される。マイクロコンピュータ(5)の近傍あるいは
隣接する位置にソケット(15)を固着することで、マイ
クロコンピュータ(5)とEPROM(4)との信号線、即
ち導電路(3)の引回し線の距離を最短でしかも最小の
距離で引回すことができ、他の実装パターンを有効に使
用できると共に高密度実装が行える。このときソケット
(15)はケース材(8)から露出し基板(2)の任意の
周端部に設けた突出基板(2a)に設けられる。尚、一点
鎖線で囲まれた領域は接着シートでケース材(8)で固
着される領域を示す。
あるいは隣接するケース材(8)より露出した突出基板
(2a)にEPROM(4)が搭載されるソケット(15)が固
着される。マイクロコンピュータ(5)の近傍あるいは
隣接する位置にソケット(15)を固着することで、マイ
クロコンピュータ(5)とEPROM(4)との信号線、即
ち導電路(3)の引回し線の距離を最短でしかも最小の
距離で引回すことができ、他の実装パターンを有効に使
用できると共に高密度実装が行える。このときソケット
(15)はケース材(8)から露出し基板(2)の任意の
周端部に設けた突出基板(2a)に設けられる。尚、一点
鎖線で囲まれた領域は接着シートでケース材(8)で固
着される領域を示す。
第11図は第10図で示した基板(2)上にケース材(8)
を固着したときのモデム用の混成集積回路装置の完成品
の平面図であり、ケース材(8)の周端辺の突出基板
(2a)上にはEPROM(4)が露出された状態となる。即
ち、EPROM(4)以外の他の素子は全てケース材(8)
と基板(2)とで形成された封止空間(14)内に封止さ
れ且つEPROM(4)のみが露出されるのでEPROM(4)の
挿脱が必要に応じて自由自在に行うことができる。
を固着したときのモデム用の混成集積回路装置の完成品
の平面図であり、ケース材(8)の周端辺の突出基板
(2a)上にはEPROM(4)が露出された状態となる。即
ち、EPROM(4)以外の他の素子は全てケース材(8)
と基板(2)とで形成された封止空間(14)内に封止さ
れ且つEPROM(4)のみが露出されるのでEPROM(4)の
挿脱が必要に応じて自由自在に行うことができる。
以上に詳述したモデム用の混成集積回路装置のEPROM
(4)には製品仕様の多様化に備え、仕向地、OEM、自
社販売等セットメーカ(ユーザ)が要望する仕様変更に
対して容易に対応することができる。即ち、EPROM
(4)以外の回路構成はあらかじめ各種の仕様変更に対
応する様に設計されていたが、特定のユーザの仕様に基
づいて混成集積回路を設計すると、他のユーザ仕様と一
致しないことがあった場合、従来では混成集積回路自体
の設計を見なおす必要があった。
(4)には製品仕様の多様化に備え、仕向地、OEM、自
社販売等セットメーカ(ユーザ)が要望する仕様変更に
対して容易に対応することができる。即ち、EPROM
(4)以外の回路構成はあらかじめ各種の仕様変更に対
応する様に設計されていたが、特定のユーザの仕様に基
づいて混成集積回路を設計すると、他のユーザ仕様と一
致しないことがあった場合、従来では混成集積回路自体
の設計を見なおす必要があった。
しかし本発明の混成集積回路装置ではEPROM(4)がソ
ケット(15)を介して突出基板(2a)上に搭載され且つ
ケース材(8)から露出された状態であるため、EPROM
(4)の離脱が行えるのでユーザ側でEPROMを選択して
実装するだけで1つの混成集積回路装置で多機種の混成
集積回路装置の実現が行える。
ケット(15)を介して突出基板(2a)上に搭載され且つ
ケース材(8)から露出された状態であるため、EPROM
(4)の離脱が行えるのでユーザ側でEPROMを選択して
実装するだけで1つの混成集積回路装置で多機種の混成
集積回路装置の実現が行える。
斯る本発明に依れば、基板(2)の所望位置に突出基板
(2a)を設け、その突出基板(2a)上の導電路(3)に
ソケット(15)を介してシングルインライン型樹脂モー
ルドされたEPROM(4)を接続し、基板(2)とケース
材(8)とで形成された封止空間(14)にマイクロコン
ピュータ(5)および他の回路素子(6)を固着するこ
とにより、混成集積回路とEPROMとの一体化した装置が
でき且つ必要性に応じて容易にEPROMの挿脱が行える大
きな特徴を有する。
(2a)を設け、その突出基板(2a)上の導電路(3)に
ソケット(15)を介してシングルインライン型樹脂モー
ルドされたEPROM(4)を接続し、基板(2)とケース
材(8)とで形成された封止空間(14)にマイクロコン
ピュータ(5)および他の回路素子(6)を固着するこ
とにより、混成集積回路とEPROMとの一体化した装置が
でき且つ必要性に応じて容易にEPROMの挿脱が行える大
きな特徴を有する。
(ト)発明の効果 以上に詳述した如く、本発明に依れば、第1に基板
(2)の任意の周端辺に突出基板(2a)を設け、その突
出基板(2a)上の導電路(3)にシングルインライン型
樹脂モールドされたEPROM(4)を接続しているので、E
PROM(4)の載置位置の周辺の任意に選定できる利点を
有する。このため内蔵するマイクロコンピュータとの電
気的接続を考慮して、効率良くEPROM(4)とマイクロ
コンピュータ(5)とを接続できデータ線の引回しを不
要にできる。更に詳述すると、EPROM(4)の隣接する
位置に最も関連の深いマイクロコンピュータ(5)を配
置でき、その結果EPROM(4)とマイクロコンピュータ
(5)間のデータのやりとりを行うデータ線を最短距離
あるいは最も設計容易なレイアウトで実現でき、データ
線の引回しによる実装密度のロスを最小限に抑制でき
る。
(2)の任意の周端辺に突出基板(2a)を設け、その突
出基板(2a)上の導電路(3)にシングルインライン型
樹脂モールドされたEPROM(4)を接続しているので、E
PROM(4)の載置位置の周辺の任意に選定できる利点を
有する。このため内蔵するマイクロコンピュータとの電
気的接続を考慮して、効率良くEPROM(4)とマイクロ
コンピュータ(5)とを接続できデータ線の引回しを不
要にできる。更に詳述すると、EPROM(4)の隣接する
位置に最も関連の深いマイクロコンピュータ(5)を配
置でき、その結果EPROM(4)とマイクロコンピュータ
(5)間のデータのやりとりを行うデータ線を最短距離
あるいは最も設計容易なレイアウトで実現でき、データ
線の引回しによる実装密度のロスを最小限に抑制でき
る。
第2に基板(2)の周端部に設けた突出基板(2a)にEP
ROM(4)を配置しているので、一体化した小型の混成
集積回路装置として取り扱える利点を有する。更に集積
回路基板(2)上の組込むマイクロコンピュータおよび
その周辺回路素子の実装密度を向上することにより、従
来必要とされたプリント基板を廃止でき、1つの小型化
されたEPROM(4)を着脱自在に内蔵する混成集積回路
装置を実現できる。
ROM(4)を配置しているので、一体化した小型の混成
集積回路装置として取り扱える利点を有する。更に集積
回路基板(2)上の組込むマイクロコンピュータおよび
その周辺回路素子の実装密度を向上することにより、従
来必要とされたプリント基板を廃止でき、1つの小型化
されたEPROM(4)を着脱自在に内蔵する混成集積回路
装置を実現できる。
第3に集積回路基板(2)として金属基板を用いること
により、その放熱効果をプリント基板に比べて大幅に向
上でき、より実装密度の向上に寄与できる。また導電路
(3)として銅箔(11)を用いることにより、導電路
(3)の抵抗値を導電ペーストより大幅に低減でき、実
装される回路をプリント基板と同等以上に拡張できる。
により、その放熱効果をプリント基板に比べて大幅に向
上でき、より実装密度の向上に寄与できる。また導電路
(3)として銅箔(11)を用いることにより、導電路
(3)の抵抗値を導電ペーストより大幅に低減でき、実
装される回路をプリント基板と同等以上に拡張できる。
第4にEPROM(4)としてシングルインライン型を用い
ることができるので、混成集積回路装置へのEPROM
(4)の実装が極めて容易に実現でき且つEPROM(4)
の透過部材(13)を挿入するのみで遮光できる利点を有
する。
ることができるので、混成集積回路装置へのEPROM
(4)の実装が極めて容易に実現でき且つEPROM(4)
の透過部材(13)を挿入するのみで遮光できる利点を有
する。
第5にEPROM(4)と接続されるマイクロコンピュータ
(5)およびその周辺回路素子(6)はケース材(8)
と集積回路基板(2)とで形成される封止空間(14)に
ダイ形状あるいはチップ形状で組み込まれるので、従来
のプリント基板の様に樹脂モールドしたものに比較して
極めて占有面積が小さくなり、実装密度の大幅に向上で
きる利点を有する。
(5)およびその周辺回路素子(6)はケース材(8)
と集積回路基板(2)とで形成される封止空間(14)に
ダイ形状あるいはチップ形状で組み込まれるので、従来
のプリント基板の様に樹脂モールドしたものに比較して
極めて占有面積が小さくなり、実装密度の大幅に向上で
きる利点を有する。
第6にケース材(8)と集積回路板(2)の周端を実質
的に一致させることにより、集積回路基板(2)のほぼ
全面を封止空間(14)として利用でき、実装密度の向上
と相まって極めてコンパクトな混成集積回路装置を実現
できる。
的に一致させることにより、集積回路基板(2)のほぼ
全面を封止空間(14)として利用でき、実装密度の向上
と相まって極めてコンパクトな混成集積回路装置を実現
できる。
第7に突出基板(2a)上にソケット(15)を設けること
により、EPROM(4)の着脱を自在に行え、EPROM(4)
の交換や消去および再書込みを自由に行える利点を有す
る。
により、EPROM(4)の着脱を自在に行え、EPROM(4)
の交換や消去および再書込みを自由に行える利点を有す
る。
第8にケース材(8)とEPROM(4)の上面を一致させ
ることにより、平坦な上面を有する混成集積回路装置を
実現できる利点を有する。
ることにより、平坦な上面を有する混成集積回路装置を
実現できる利点を有する。
第9に集積回路基板(2)の一辺あるいは相対向する辺
から外部リード(12)を導出でき、極めて多ピンの混成
集積回路装置を実現できる利点を有する。
から外部リード(12)を導出でき、極めて多ピンの混成
集積回路装置を実現できる利点を有する。
第1図は本実施例を示す斜視図、第2図は第1図のI−
I断面図、第3図は本実施例で用いる基板の断面図、第
4図は本実施例で用いるEPROMの斜視図、第5図は第4
図の断面図、第6図は基板上のEPROM周辺を示す要部拡
大斜視図、第7図は本実施例で用いたモデムを示すブロ
ック図、第8図は第7図で示したモデムのDTEインター
フェースを示すブロック図、第9図は第7図で示したモ
デムのマイクロコンピュータを示すブロック図、第10図
は第7図で示したブロック図を基板上に実装したときの
平面図、第11図は第10図に示した基板上にケース材を固
着したときの平面図、第12図および第13図は従来のEPRO
M実装構造を示す断面図である。 (1)……混成集積回路装置、(2)……集積回路基
板、(2a)……突出基板、(3)……導電路、(4)…
…EPROM、(5)……マイクロコンピュータ、(6)…
…回路素子、(8)……ケース材、(15)……ソケッ
ト。
I断面図、第3図は本実施例で用いる基板の断面図、第
4図は本実施例で用いるEPROMの斜視図、第5図は第4
図の断面図、第6図は基板上のEPROM周辺を示す要部拡
大斜視図、第7図は本実施例で用いたモデムを示すブロ
ック図、第8図は第7図で示したモデムのDTEインター
フェースを示すブロック図、第9図は第7図で示したモ
デムのマイクロコンピュータを示すブロック図、第10図
は第7図で示したブロック図を基板上に実装したときの
平面図、第11図は第10図に示した基板上にケース材を固
着したときの平面図、第12図および第13図は従来のEPRO
M実装構造を示す断面図である。 (1)……混成集積回路装置、(2)……集積回路基
板、(2a)……突出基板、(3)……導電路、(4)…
…EPROM、(5)……マイクロコンピュータ、(6)…
…回路素子、(8)……ケース材、(15)……ソケッ
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中本 修 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 大川 克実 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 小池 保広 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 金子 正雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 上野 聖和 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 斎藤 保雄 群馬県山田郡大間々町大間々414―1 東 京アイシー株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】集積回路基板と、 前記基板上に形成された所望のパターンを有する導電路
と、 前記導電路に接続されたシングルインライン型樹脂モー
ルドされた不揮発性メモリーと、 前記メモリーからデータを供給され且つ前記基板上の導
電路と接続されたマイクロコンピュータおよびその周辺
回路素子と、 前記基板に一体化されたケース材とを具備し、 前記ケース材より突出した前記基板上の前記導電路に前
記不揮発性メモリーを接続し、前記基板と前記ケース材
で形成された封止空間に前記マイクロコンピュータおよ
びその周辺回路素子を配置したことを特徴とする混成集
積回路装置。 - 【請求項2】前記集積回路基板として表面を絶縁した金
属基板を用いたことを特徴とする請求項1記載の混成集
積回路装置。 - 【請求項3】前記導電路として銅箔を用いたことを特徴
とする請求項1記載の混成集積回路装置。 - 【請求項4】前記マイクロコンピュータは前記導電路上
にダイ形状で組み込まれることを特徴とする請求項1記
載の混成集積回路装置。 - 【請求項5】前記周辺回路素子としてチップ抵抗、チッ
プコンデンサーを用いることを特徴とする請求項1記載
の混成集積回路装置。 - 【請求項6】前記ケース材の周端部を前記基板の周端部
とほぼ一致させたことを特徴とする請求項1記載の混成
集積回路装置。 - 【請求項7】前記基板上に前記導電路と接続されたソケ
ットを設け、前記ソケットに前記不揮発性メモリーを挿
入することを特徴とする請求項1記載の混成集積回路装
置。 - 【請求項8】前記不揮発性メモリーの上面と前記ケース
材の上面とを実質的に一致させたことを特徴とする請求
項7記載の混成集積回路装置。 - 【請求項9】前記不揮発性メモリーの消去用透過部材と
前記ケース材とを対向させて配置したことを特徴とする
請求項1記載の混成集積回路装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12090489A JPH0680774B2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | 混成集積回路装置 |
US07/510,468 US5159433A (en) | 1989-04-20 | 1990-04-18 | Hybrid integrated circuit device having a particular casing structure |
DE69031142T DE69031142T2 (de) | 1989-04-20 | 1990-04-19 | Integrierte Hybridschaltungsanordnung |
EP90107445A EP0393671B1 (en) | 1989-04-20 | 1990-04-19 | Hybrid integrated circuit device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12090489A JPH0680774B2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | 混成集積回路装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02299255A JPH02299255A (ja) | 1990-12-11 |
JPH0680774B2 true JPH0680774B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=14797876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12090489A Expired - Lifetime JPH0680774B2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-05-15 | 混成集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680774B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009295763A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Fujitsu Ltd | 半導体実装装置及び電子機器 |
-
1989
- 1989-05-15 JP JP12090489A patent/JPH0680774B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02299255A (ja) | 1990-12-11 |
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