JPH0680280U - ノイズフィルタ付コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、コネクタが取り付けられるプリント
基板の面積を小型にし、またコネクタとノイズフィルタ
とを接続するリード部に生ずる信号ノイズを軽減し得る
ようにした、ノイズフィルタ付コネクタを提供すること
を目的とする。 【構成】コネクタ１１にノイズフィルタ１２が接続され
てなるノイズフィルタ付コネクタにおいて、該ノイズフ
ィルタ１２を該コネクタ本体１１ｂに組付けて該コネク
タ１１と該ノイズフィルタ１２とを一体化する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ノイズフィルタ付コネクタに関する。

【０００２】

【従来の技術】

図５は、従来例を示すノイズフィルタ付コネクタを示す図である。図５中、１ はプラグとの差込口１ａ，コネクタ本体１ｂを有するコネクタ、２はコア３にコ イル巻線４，５，６が巻回されたノイズフィルタ、７，８，９はコネクタ１の端 子とノイズフィルタ２のコイル巻線４，５，６を電気的に接続するリード部、４ １，４２，４３はコイル巻線４，５，６の出力側端部である。

【０００３】 ここで、ノイズフィルタ２は、コネクタの端子に接続されるリード部７，８， ９、出力側端部４１，４２，４３に生じる信号ノイズを除去する役目をもってい る。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来例においては、リード部７，８，９、出力側端部４１ ，４２，４３がプリント基板上の導電パターンによって形成されており、このた めこの導電パターンのスペース分、コネクタ１が取り付けられるプリント基板が 大型化し、またリード部が導電パターンで形成されていることから信号ノイズの 発生が大きく、ノイズフィルタ２を用いてもノイズ除去が充分できない等の問題 点があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

かかる点に鑑み、本考案は、ノイズフィルタをコネクタに組付けて両者を一体 化したものである。

【０００６】

【作用】 上記ノイズフィルタ付コネクタは、プリント基板の面積を小型にし、また信号 ノイズを軽減する。

【０００７】

【実施例】

次に、本考案に係るノイズフィルタ付コネクタの実施例について説明する。図 １，図２は、本考案に係るノイズフィルタ付コネクタの第１実施例を示す図であ る。

【０００８】 図１，図２中、１１はプラグとの差込口１１ａ，コネクタ本体１１ｂ及びコネ クタ本体１１ｂに植設されたコネクタ端子２１，２２，２３を有するコネクタ、 ３０は外部端子３１，３２，３３を植設した端子板、１２はコア１３にコイル巻 線１４，１５，１６が巻回されたノイズフィルタ、１７，１８，１９はコネクタ 端子２１，２２，２３とそれぞれ電気的に接続するコイル巻線１４，１５，１６ のそれぞれ入力側の端部で形成されるリード部、２４，２５，２６はそれぞれ外 部端子３１，３２，３３と接続されるコイル巻線１４，１５，１６の出力側の端 部である。

【０００９】 ここで、ノイズフィルタ１２は、コネクタ本体１１ｂ上に組付けられており、 このためコネクタ１１とノイズフィルタ１２とが互いに近接する。これにより、 コネクタ端子２１，２２，２３とノイズフィルタ１２とを接続するリード部１７ ，１８，１９は、巻線コイル１４，１５，１６の入力側の端部が使用され、外部 端子３１，３２，３３には巻線コイル１４，１５，１６の出力側の端部２４，２ ５，２６がそれぞれ接続されることになって、従来例におけるプリント基板上の 導電パターンがなくなり、コネクタ端子２１，２２，２３が取り付けられるプリ ント基板の面積を小型にする。

【００１０】 また、リード部が巻線コイル１４，１５，１６の端部を使用するので、その端 部に発生する信号ノイズが軽減される。

【００１１】 図３，図４は、本考案に係るノイズフィルタ付コネクタの第２実施例を示す図 である。図３，図４において、上述した図１，図２と対応するものは同一符号を 付し、その説明を省略する。

【００１２】 本実施例においては、ノイズフィルタ１２をコネクタ本体１１ｂの外側に組付 け固定したものであり、この点が上述した第１実施例の場合と相違する。しかし 、本実施例においても、コネクタ１１が取り付けられるプリント基板が小型にな り、またリード部１７，１８，１９及び出力側の端部２４，２５，２６に生ずる 信号ノイズを軽減することにおいて同様な効果を有する。

【００１３】

【考案の効果】

上述の如く、本考案に係るノイズフィルタ付コネクタは、コネクタにノイズフ ィルタが接続されてなるノイズフィルタ付コネクタにおいて、該ノイズフィルタ を該コネクタ本体に組付けて該コネクタと該ノイズフィルタとを一体化してなる 構成のため、コネクタを取り付けるプリント基板の面積を小型にし、またコネク タとノイズフィルタを接続するリード部、出力側の端部に生ずる信号ノイズが軽 減できる等の利点が生じる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるノイズフィルタ付コネクタの第１
実施例を示す概略平面図。

【図２】図１のノイズフィルタ付コネクタの概略側面
図。

【図３】本考案によるノイズフィルタ付コネクタの第２
実施例を示す概略平面図。

【図４】図３のノイズフィルタ付コネクタの概略側面
図。

【図５】従来のノイズフィルタ付コネクタを示す概略
図。

【符号の説明】

１１ コネクタ １１ｂ コネクタ本体 １２ ノイズフィルタ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コネクタにノイズフィルタが接続されて
   なるノイズフィルタ付コネクタにおいて、 該ノイズフィルタを該コネクタ本体に組付けて該コネク
   タと該ノイズフィルタとを一体化してなる構成のノイズ
   フィルタ付コネクタ。