JPH0680031U - ユニバ−サルジョイント - Google Patents

ユニバ−サルジョイント

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Publication number
JPH0680031U
JPH0680031U JP025891U JP2589193U JPH0680031U JP H0680031 U JPH0680031 U JP H0680031U JP 025891 U JP025891 U JP 025891U JP 2589193 U JP2589193 U JP 2589193U JP H0680031 U JPH0680031 U JP H0680031U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
hole
universal joint
oil
lubricant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP025891U
Other languages
English (en)
Inventor
直樹 森村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP025891U priority Critical patent/JPH0680031U/ja
Publication of JPH0680031U publication Critical patent/JPH0680031U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/06Lubrication details not provided for in group F16D13/74

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 停止後低温となり潤滑剤も再び高粘度となっ
ても潤滑剤が不足することなく且つ軸受部の焼付を防止
し長寿命化を図ることの出来るユニバ−サルジョイント
を提供する。 【構成】 十字形軸の各軸部2中央部に穿設した穴2a
にオイルコントロ−ラを配置し該軸部周囲に転動体3を
配置すると共に外輪5を配置して軸受部としたユニバ−
サルジョイントにおいて、前記穴2aに配置するオイル
コントロ−ラ6が、段付円筒部6aとテ−パ状胴部6b
とで形成され内部に給油孔に通じる貫通穴6cを穿設す
ると共に上端部には転動体3に通じる溝6dを形成した
ことを特徴とするユニバ−サルジョイント。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、十字形軸を形成し該十字軸部にオイルコントロ−ラを配置し潤滑 剤の保持を効果的に行うことの出来るユニバ−サルジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】
動力伝達用の十字形軸のユニバ−サルジョイントは十字形軸の中心部に潤滑剤 (グリ−ス)注入口を設け、この注入口から潤滑剤を注入している。潤滑剤は注 入口から各潤滑部に延びている給油孔を介して十字軸の各軸受端部の油溜に至り 潤滑するが、一般にユニバ−サルジョイントは回転時の摩擦熱により比較的高温 となる。そして潤滑剤(グリ−ス)は常温では流動しないが高温になると液状と なり粘性も低くなるため回転中遠心力により十字軸の軸受端部から潤滑剤漏れが 生じるようになる。一方ユニバ−サルジョイントは停止時には低温となると共に 軸受部の潤滑剤も再び高粘度となる。このため十字軸のうち特に高位置にある軸 受部分では潤滑剤が下に落ちた状態で高粘度となり部分的に起動時の潤滑油不足 による焼付等のトラブルが生じる。
【0003】 従来のユニバ−サルジョイントの十字形軸の軸受部の潤滑油不足対策としては 実公昭61−4742号で提案されているように、耐油性プラスチック材料より なる外側面に縦方向の溝を有する円筒形オイルコントロ−ラを軸受部に配置する ようにしたもの、或いは特公昭49−4090号で提案されているように、十字 形軸の軸受端部に潤滑油保持を目的として、外端部に潤滑剤をジャ−ナルベアリ ングに移送することの出来る溝を横方向に延在させて形成すると共に内部底に外 方向へのみ潤滑剤を通過させるスリットを有する円錐状部を逆向に形成した弁が 知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記するようにユニバ−サルジョイントの十字形軸の軸受部の潤滑油不足対策 用のグリ−ス保持具として種々の提案がなされているが、従来のものの多くは遠 心力を利用している。しかし遠心力だけでは転動体の潤滑部に行き渡りにくく、 形状も複雑で加工しにくいものが多い。またスリットを利用するものではスリッ トの詰まりによる潤滑不良が生じる恐れがある。
【0005】 この考案は上記する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とする所は ユニバ−サルジョイントが停止後低温となり潤滑剤も再び高粘度となっても潤滑 剤が不足することなく且つ軸受部の焼付を防止し長寿命化を図ることの出来るオ イルコントロ−ラを提供するたことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案は上記する課題を解決するために、注入口から各軸部まで給油 孔を穿設した十字形軸の各軸部中央部に穿設した穴にオイルコントロ−ラを配置 し該軸部周囲に転動体を配置すると共に外側には外輪を嵌合して軸受部としたユ ニバ−サルジョイントにおいて、前記オイルコントロ−ラが前記軸中央部の穴に 嵌合する段付円筒部とテ−パ状の胴部とで形成され且つ内部に貫通穴を穿設する と共に該テ−パ状胴部の上端部には転動体に通じる潤滑剤通路となる複数個の溝 を形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
ユニバ−サルジョイントを上記手段とした場合の作用について添付図の符号を 用いて説明する。 上記構成としたオイルコントロ−ラ6を十字形軸1の軸部2に穿設した穴2a に嵌め込むと、軸部2内壁とオイルコントロ−ラ6のテ−パ状胴部6bとの間に 隙間10が形成されることになる。そして注入口より注入された潤滑剤はユニバ −サルジョイントの回転中は遠心力によって給油穴8を通りオイルコントロ−ラ 6の内部に穿設したテ−パ穴6cを通過し、更に該オイルコントロ−ラ6の端部 に形成した溝6dから前記隙間10及び針状ころ3部分へと入って行く。 また、ユニバ−サルジョイントが停止した時には前記隙間10のうち上部に位 置するものや斜方向に位置するものは軸部2に潤滑剤を溜めるオイル溜としての 役割をすることになる。従ってユニバ−サルジョイントがどの位置で停止しても 潤滑剤が不足することはなくなる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の具体的実施例について図面を参照して説明する。 図1はこの考案のユニバ−サルジョイントの十字形軸1の一部断面図を含む正 面図である。この十字形軸1は駆動側スプライン軸と被駆動側スプライン軸の二 股のヨ−ク(いずれも図示せず)に取付けられる。
【0009】 前記十字形軸1の軸部2の周囲には転動体として針状ころ3が配置され、更に 外側には外輪5が嵌合されている。該外輪5と軸部2との間にはシ−ル4が配置 されて外部にグリ−スが漏れないようにしてある。 尚、図示しないが該外輪5には別途外輪を嵌合するタイプとしても良い。また 、該軸部2の中央部には穴2aが穿設されここにオイルコントロ−ラ6が配置さ れる。 前記各軸部2の内部には注入部(ニップル)7から各オイルコントロ−ラ6ま で届く給油孔8が穿設されている。該オイルコントロ−ラ6の材料としてはポリ アセタ−ル樹脂が適当であるが耐熱性と弾性のある材料なら他のプラスチック等 でも使用することが出来る。
【0010】 図2は前記オイルコントロ−ラ6の平面図、図3は正面図、図4は図2のA− A矢視断面図である。このオイルコントロ−ラ6は図1に示すように十字形軸1 の前記軸部2の穴2aに嵌め込まれるが、該オイルコントロ−ラ6にはこの穴2 aに丁度嵌合する段付円筒部6aと該段付円筒部6aより上部は徐々に径が小さ くなるようなテ−パ状の胴部6bとで形成される。またこのオイルコントロ−ラ 6には内部にテ−パ状の貫通穴6cが穿設され、更にテ−パ状胴部6bの上端部 には軸部2に嵌めキャップ5を被せた時前記針状ころ3に通じる4個の潤滑剤通 路となる溝6dが形成されている。但し、該オイルコントロ−ラ6の貫通穴6c はテ−パ状でなく平行穴としても良く潤滑剤通路用の溝6dの数は適宜増減して も良い。
【0011】 この考案のユニバ−サルジョイントのオイルコントロ−ラ6を以上のように構 成し、十字形軸1の軸部2に穿設した穴2aに嵌め込むと、軸部2内壁とオイル コントロ−ラ6のテ−パ状胴部6bとの間に隙間10が形成されることになる。 そして注入口より注入された潤滑剤はユニバ−サルジョイントの回転中は遠心力 によって給油穴8を通りオイルコントロ−ラ6の内部に穿設したテ−パ穴6cを 通過し、更に該オイルコントロ−ラ6の端部に形成した溝6dから前記隙間10 及び針状ころ3部分へと入って行く。 また、ユニバ−サルジョイントが停止した時には前記隙間10のうち上部に位 置するものや斜方向に位置するものは軸部2に潤滑剤を溜めるオイル溜としての 役割をすることになる。従ってユニバ−サルジョイントがどの位置で停止しても 潤滑剤が不足することはなくなる。
【0012】
【考案の効果】
この考案のオイルコントロ−ラは以上詳述したような構成としたので、回転中 は十字形軸の端部軸受の隅々までグリ−スが行き渡りやすい上どの位置で停止し ても軸端部の軸受近傍で潤滑剤が保持され且つ溜まる巡察剤の量も多くなる。 従って潤滑剤不足による焼付等のトラブルはかなり減少するのでユニバ−サル ジョイントの長寿命化を図ることが出来る。またこの考案のオイルコントロ−ラ は形状が簡単であるため加工しやすくコストも低減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のユニバ−サルジョイントの十字形軸
部の一部断面図を含む正面図である。
【図2】この考案のユニバ−サルジョイントで使用する
オイルコントロ−ラの平面図である。
【図3】この考案のユニバ−サルジョイントで使用する
オイルコントロ−ラの正面図である。
【図4】図2のA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
1 十字形軸部 2 軸部
2a 穴 3 転動体(針状ころ) 5 外輪 6 オイルコントロ−ラ 6a 段付円筒部 6b テ−パ状胴部 6c テ−パ穴 6d 溝 7 注入口 8 給油穴 10 隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注入口から各軸部まで給油孔を穿設した
    十字形軸の各軸部中央部に穿設した穴にオイルコントロ
    −ラを配置し該軸部周囲に転動体を配置すると共に外側
    には外輪を嵌合して軸受部としたユニバ−サルジョイン
    トにおいて、前記オイルコントロ−ラが前記軸中央部の
    穴に嵌合する段付円筒部とテ−パ状の胴部とで形成され
    且つ内部に貫通穴を穿設すると共に該テ−パ状胴部の上
    端部には転動体に通じる潤滑剤通路となる複数個の溝を
    形成したことを特徴とするユニバ−サルジョイント。
JP025891U 1993-04-19 1993-04-19 ユニバ−サルジョイント Pending JPH0680031U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP025891U JPH0680031U (ja) 1993-04-19 1993-04-19 ユニバ−サルジョイント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP025891U JPH0680031U (ja) 1993-04-19 1993-04-19 ユニバ−サルジョイント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0680031U true JPH0680031U (ja) 1994-11-08

Family

ID=12178422

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP025891U Pending JPH0680031U (ja) 1993-04-19 1993-04-19 ユニバ−サルジョイント

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