JPH0679909U - 組み合わせガスケット - Google Patents

組み合わせガスケット

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JPH0679909U
JPH0679909U JP2258093U JP2258093U JPH0679909U JP H0679909 U JPH0679909 U JP H0679909U JP 2258093 U JP2258093 U JP 2258093U JP 2258093 U JP2258093 U JP 2258093U JP H0679909 U JPH0679909 U JP H0679909U
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JP
Japan
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gasket
gasket member
group
attached
wall side
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Application number
JP2258093U
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English (en)
Inventor
公之 三觜
秀樹 田部井
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 建築用外装材の外壁側面の間隙を封止するガ
スケットであって、密封機能の低下を起こさない水密性
と気密性に優れた良好なガスケットの提供を目的とす
る。 【構成】 対向する一方の外壁側面11に相対的に軟質
な断面長方形のガスケット部材2がその外壁表面に沿っ
て貼り付けられ、他方の外壁側面11’の前記ガスケッ
ト部材に対応する部分に該部材より硬質な凸状直方体ガ
スケット部材3を貼り付けてなる組み合わせガスケッ
ト。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建築用外装材の外壁側面接合部の間隙を封止するためのガスケットに 係り、特に良好な気密性、水密性を保持することができる組み合わせガスケット に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築物の外装材として使用される建築物パネル等の側面の間隙を封止す るには、気密性や水密性を維持するために合成ゴム等からなるガスケットが用い られている。 このようなガスケットは、図2に示すように一方のパネル11の側面に断面環 状型のシングルガスケット12を貼り付けて、これを他のパネル11’の側面で 圧着し水密性や気密性を保つもの、あるいは図3に示すようにパネル11,11 ’の各々の対応する箇所にガスケット13,14を貼り付けてダブルガスケット として圧着して水密性や気密性を保つガスケットなどが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図2に示すような場合には、コンクリートパネル側面が荒れていると 、接着されていないもう一方のパネル側面の密封が不十分であるため十分な水密 性および気密性の保持ができないという問題がある。 また、図3に示すような場合には、ガスケット13,14は両方ともコンクリ ートパネル面の各々に対応する箇所に接着されており、圧着したときはガスケッ ト同志が密着されるので図2に示すような問題は発生しないが、ガスケット13 ,14を各々の対応する箇所に貼り合わせるのに少しでも位置がズレてしまうと 、図4に示したように、接触面積が少なく密封性が低下してしまうので満足し得 るシールができないという問題があった。
【0004】 上記のように従来のガスケットではシングル型のものでも、ダブル型のもので も水密性および気密性を種々の条件において、完全に満足することはできなかっ た。 したがって、本考案は上記従来の問題点に鑑み、従来のガスケットの概念にと らわれず、コンクリートパネル面が荒れていても、ガスケット同士の対向位置が ズレていてもシール機能低下を起こさない水密性と気密性に優れたガスケットの 提供を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来のガスケットの不利、欠点を解決する建築用外装材の外壁側 面接合部のシールに関する新規なガスケット構造を提案するもので、これは対向 する一方の外壁側面に相対的に軟質な断面長方形のガスケット部材がその外壁表 面に沿って貼り付けられ、他方の外壁側面の前記ガスケット部材に対応する部分 に該部材より硬質な凸状直方体ガスケット部材を貼り付けてなる組み合わせガス ケットを要旨とするものである。
【0006】 以下、本考案の組み合わせガスケットについて、詳細に説明する。 本考案の組み合わせガスケットは、建築用外装材の側面の間隙を封止するため のものであって、一方の側面には相対的に軟質な断面長方形のガスケット部材が 貼り付けられ、他方の側面には該部材より硬質な凸状直方体のガスケット部材が 貼り付けられてなる組み合わせガスケットである。
【0007】 この組み合わせガスケットは、主としてシリコーンゴムからなるものが用いら れ、これには種々の添加剤、例えば充填材、架橋剤、発泡剤、分散剤、顔料など が選択・配合される。
【0008】 本考案の組み合わせガスケットを構成する凸状直方体のガスケット部材は、上 記の材質からなるものであるが、対応する他方の断面長方形のガスケット部材と 比較して相対的に硬質であることが重要であり、相対的に同一もしくは軟質であ ると両部材の密封性が劣り好ましくない。 この凸状直方体のガスケット部材は、その材質のゴム硬度が40〜80°の範 囲であることがより望ましく、ゴム硬度が40°より小さいと相手側断面長方形 ガスケットとの硬度差が小さくなり、充分な密封性を維持できないという問題が あり、また80°を超えると硬すぎるため相手側断面長方形ガスケットを損傷す ることがあるので好ましくない。上記部材は対応する他方のガスケット部材に比 べ硬質であるが、具体的には、密封状態の維持及び損傷を防ぐという観点より、 ゴム硬度差で通常20〜60°程度であることが望ましい。
【0009】 また、このガスケット部材は、ソリッドでもよいが上記材質に発泡剤を加えて 発泡させ、発泡スポンジとしてもよい。この場合の発泡倍率は、通常1.5〜2 倍程度であり、他方のガスケット部材との硬度差を保たせるために、他方のガス ケット部材の発泡倍率を4〜6倍程度とすることが望ましい。
【0010】 本考案の組み合わせガスケットを構成する上記凸状直方体ガスケット部材は、 断面縦長の形状であり、外装材側面にその外壁表面に沿って設けられ、その長手 方向に延びた直方体状である。この部材の断面縦長の先端部が他方のガスケット 部材を圧着する。また、この先端部は多少の丸みを帯びている形状のものでもよ い。
【0011】 本考案の組み合わせガスケットを構成する断面長方形のガスケット部材は、上 記した材質からなるものであり、凸状直方体ガスケット部材に比べ、相対的に軟 質なものであればよい。この部材は、断面横長の長方形状であり、外装材側面に 、その外壁表面に沿って設けられ、長手方向に延びた平板形状である。
【0012】 このような形状および材質からなる両ガスケット部材は、建築物外装材、例え ばPCパネル等の側面に、その外壁表面に沿って貼り付けられるが、この側面の 各々対向する位置に相対的に硬質な凸状直方体ガスケツト部材と軟質な断面長方 形ガスケット部材が貼り付けられる。これによって、前記硬質なガスケット部材 の先端が軟質なガスケット部材の接触部分に食い込み、十分な圧着ができ、水密 性および気密性を保持することができる。
【0013】 上記軟質ガスケット部材は、硬質な凸状直方体ガスケット部材に対応する側面 に設けられるが、このときの断面幅は硬質ガスケット部材の断面幅の少なくとも 1.5倍以上であることが望ましく、これにより両部材同志の位置合わせが容易 であり、多少の位置ズレを起こしても密封性が低下されることがない。
【0014】 本考案の組み合わせガスケットに使用されるシリコーンゴムは、硬度20〜8 0°のメチルビニルシロキサンコンパウンドが好ましく採用され、これは平均単 位式 RaSiO4-a で示され、式中aが1.90〜2.05であり、Rがメチ ル基,エチル基,プロピル基,ブチル基などのアルキル基、ビニル基,アリル基 などのアルケニル基、フェニル基,トリル基などのアリール基、またはこれらの 炭酸原子に結合した水素原子の一部または全部をハロゲン原子、シアノ基などで 置換したクロロメチル基等のような同一または異種の非置換または置換1価炭化 水素基であり、このRの約80モル%がメチル基で、約0.1〜0.5モル%が ビニル基であるオルガノポリシロキサンが好ましくは採用され、25℃における 粘度が100cS以上、好ましくは1000cS以上のものをベースとすればよ い。このオルガノポリシロキサンの末端はシラノール基、メチル基、ビニル基で 封鎖されたもの、特にはビニル基で封鎖されたものが望ましい。
【0015】 上記のシリコーンゴム組成物には、種々の添加剤、例えば発泡剤、充填材、架 橋剤、分散剤、顔料などを必要に応じて配合される。 本考案に用いられるシリコーンゴム組成物に配合される発泡剤としては、例え ばアゾ系のアゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ニトロソ系の N,N’−ジメチルN,N’−ジニトロソテレフタルアミド、N,N’−ジニト ロソペンタメチレンテトラミンなどのように分解して窒素ガスを発生させる有機 系の発泡剤が好ましく採用され、これら発泡剤の種類は分解温度、発生ガス量等 を加味して適宜選択すればよいが、この添加量は必要とされるスポンジの発泡倍 率に合わせオルガノポリシロキサン100重量部に対して1〜10重量部の範囲 とするのが好ましい。
【0016】 また、このシリコーンゴム組成物に添加される充填材としては、シリカ系充填 材が通常用いられ、この充填材としては煙霧質シリカ、湿式シリカ、石英粉末、 珪そう土等が例示される。これらは粒径が50μm以下のものがよく、この添加 量はオルガノポリシロキサン100重量部に対し20〜200重量部の範囲とす るのが好ましい。
【0017】 また、上記シリコーンゴム組成物に添加される架橋剤としては、ベンゾイルパ −オキサイド、モノクロロベンゾイルパーオキサイド、ジクロロベンゾイルパー オキサイド、ジクミルパーオキサイド、あるいはこれらを組み合わせたものが例 示される。 なお、このシリコーンゴム組成物にシリカ分散剤としてアルコキシ基、シラノ ール基などを含有するシラン、又着色のため無機質の顔料などを含んだものとし てもよい。 また、上記のオルガノポリシロキサンをアルケニル基などの脂肪族不飽和基を 含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと塩化白金酸、塩化白金酸とア ルコール、アルデヒド、オレフィン、ビニルシロキサンとの錯塩などからなる付 加反応型のものとしてもよい。
【0018】
【作用】
本考案の組み合わせガスケットは、外装材の側面に取り付けられた上記硬質ガ スケット部材が対向する側面に取り付けられた上記軟質ガスケット部材を押圧し て、圧着十分な水密性および気密性機能を維持することができる。 また、位置ズレが起こった場合でも、環状体同士の組み合わせに比較して断面 長方形のため、安定した接触状態を維持することができる。
【0019】
【実施例】
次に、本考案の組み合わせガスケットについて添付した図面の実施例に基づい て詳細に説明する。 図1は、本考案の組み合わせガスケットを示す断面図である。この図に示すよ うに、建築物外装用のパネル11の側面には、断面長方形の軟質ガスケット部材 2が貼り付けられており、他方のパネル11’には、凸状の硬質ガスケット部材 3が貼り付けられている。この両部材はパネルの間隙で圧着される。このため硬 質な凸状の先端が軟質な部材を押圧し、密封するので、優れた気密性や水密性を 維持することができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案の組み合わせガスケットによれば、外装材の側面に硬質な凸状直方体ガ スケット部材と軟質な断面長方形ガスケット部材を対向して貼り付けられている ため、上記硬質部材が上記軟質部材に食い込み、圧着するので、密封性の良い、 気密性および水密性に優れた良好なガスケットを提供することができる。 また、軟質部材が断面長方形であるため、多少の位置ズレを起こしても安定な 密封性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の組み合わせガスケットの圧着状態を示
す断面図である。
【図2】従来のシングルガスケットの装着状態を示す断
面図である。
【図3】従来のダブルガスケットの装着状態を示す断面
図である。
【図4】従来のガスケットの装着位置ズレを起こしたと
きの断面図である。
【符号の説明】 組み合わせガスケット 2 凸状直方体ガスケット部材 3 断面長方形ガスケット部材 11,11’ コンクリートパネル 12 シングルガスケット 13,14 ガスケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築用外装材の外壁側面の間隙を封止す
    るガスケットにおいて、対向する一方の外壁側面に相対
    的に軟質な断面長方形のガスケット部材がその外壁表面
    に沿って貼り付けられ、他方の外壁側面の前記ガスケッ
    ト部材に対応する部分に該部材より硬質な凸状直方体ガ
    スケット部材を貼り付けてなることを特徴とする組み合
    わせガスケット。
JP2258093U 1993-04-28 1993-04-28 組み合わせガスケット Pending JPH0679909U (ja)

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JP2258093U JPH0679909U (ja) 1993-04-28 1993-04-28 組み合わせガスケット

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JPH0679909U true JPH0679909U (ja) 1994-11-08

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ID=12086804

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230000711A (ko) * 2021-06-25 2023-01-03 김옥기 빗물 차단 기능을 강화한 어닝 장치

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