JP2000319631A - 目地材用シーリング材 - Google Patents
目地材用シーリング材Info
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- JP2000319631A JP2000319631A JP12876499A JP12876499A JP2000319631A JP 2000319631 A JP2000319631 A JP 2000319631A JP 12876499 A JP12876499 A JP 12876499A JP 12876499 A JP12876499 A JP 12876499A JP 2000319631 A JP2000319631 A JP 2000319631A
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Abstract
の目地基材内に充填され、上記目地基材内に芯材を圧入
することにより、上記目地基材の両側板にそれぞれ形成
された孔から流出し、目地溝内側壁と目地基材外側壁と
の間をシールする目地材用シーリング材であって、
(A)25℃の粘度が700〜10,000,000c
sであるオルガノポリシロキサン100重量部、(B)
平均粒子径が0.001〜50μmの無機充填剤1〜2
00重量部を含有してなることを特徴とする目地材用シ
ーリング材。 【効果】 本発明のシーリング材は、目地基材内に充填
された目地材の製品形態及び目地溝内側壁と目地基材外
側壁との間をシールした状態において、そのペースト形
状を維持するもので、建築物の壁面外装材の接合部など
のシーリング材として優れたシール機能を有すると共
に、良好な作業性を有するものである。
Description
の接合部などの目地溝部に嵌入する目地仕上げ用の目地
材に用いるシーリング材に関する。
ング材を充填して目地基材を目地溝口部内に嵌入すると
共に、該目地基材に芯材を圧入することにより、上記シ
ーリング材を目地基材上部の芯材圧入用の口部から上記
芯材の両側に流出するようにした目地材は、実開平4−
132104号公報に開示されている。
基材の底板を直接的に目地溝の底面に貼着固定するの
で、目地溝の深さが深くなるとその装設が困難になるば
かりでなく、芯材を圧入した際に流出するシーリング材
は、すべて目地基材上部のシール舌片、芯材、及び目地
溝の内側壁とで囲繞される狭い空間に流入することにな
るので、目地溝の幅が狭くなるに従ってシーリング材は
その狭い空間に納まりきらなくなり、ひいては、芯材の
側方から外側にはみ出してしまう場合が考えられ、目地
溝の幅のばらつきに対して十分に対応できないものであ
る。
固定されるだけでなく、両側壁に対してもシーリング材
によって固定されるため、隣接する外壁材の相対的な変
位に対する自由度が極めて小さく、地震等によってそれ
らの隣接する外壁材が相互にずれ動くと、該シーリング
材が容易に目地溝内から剥離してしまうか、或いは目地
溝内で破断してしまう場合が考えられる。
公報には、目地材を、目地溝の深さ、幅にかかわらず目
地溝口部内に適正な姿勢を保持して装設することができ
るようにし、また、目地溝の幅のばらつきに対応して余
分なシーリング材の収容域を確保できるようにすること
により、芯材の圧入によってシーリング材が目地材の外
側にはみ出すのを抑止して、目地溝の内側壁との間の有
効なシーリング効果を得ることができるようにし、更
に、隣接する外壁材の相対的な変位に対して自由度を持
たせることにより、地震等の振動によって隣接する外壁
材が相互にずれ動いても、当該目地材が目地溝口部内か
ら剥離したり、該目地溝口部内で破断したりするのを抑
止できるようにした目地材が提案されている。
シーリング材として従来適切なものがなく、この点の解
決が望まれていた。
発明は、上記課題を解決するため、目地溝口部内に嵌入
される断面略U字状の目地基材内に充填され、上記目地
基材内に芯材を圧入することにより、上記目地基材の両
側板にそれぞれ形成された孔から流出し、目地溝内側壁
と目地基材外側壁との間をシールする目地材用シーリン
グ材であって、(A)25℃の粘度が700〜10,0
00,000csであるオルガノポリシロキサン100
重量部、(B)平均粒子径が0.001〜50μmの無
機充填剤1〜200重量部を含有してなることを特徴と
する目地材用シーリング材を提供する。
地基材内に充填され、目地材の製品形態となってから垂
直又は反対にされても全く流動せず、また外壁目地溝口
部に施工され、芯材の圧入により目地溝に充填されてか
らも、長期間、垂直状態で地震、振動等が生じても全く
流動しない未硬化状態のペーストで形状を維持し、シー
リング材としての機能を果たすことが大きな特長であ
る。
と、本発明のシーリング材を構成する(A)成分のオル
ガノポリシロキサンは、まず分子鎖両末端が水酸基又は
トリメチルシロキシ基で封鎖されたものとして、下記一
般式 HO(SiR1 2O)nH (CH3)3SiO(SiR1 2O)nSi(CH3)3 で示されるものが挙げられる。この場合、R1は炭素数
1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基であり、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル
基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、ビニル
基、アリル基などのアルケニル基、フェニル基、トリル
基などのアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基な
どのアラルキル基、或いはこれらの基の水素原子が部分
的にハロゲン原子などで置換された基である。このR1
は同一の基であっても異種の基であってもよく、またこ
の式中のnは、このジオルガノポリシロキサンの25℃
における粘度が700〜10,000,000csの範
囲、好ましくは5,000〜100,000csの範囲
であることから、10以上の整数とされる。
ルケニル基を含有したものとして、平均単位式R2 aR3 b
SiO(4-a-b)/2(式中、R2は脂肪族不飽和結合を含ま
ない置換又は非置換の一価炭化水素基、R3はアルケニ
ル基、aは0.96〜2.00の正数、bは0.001
〜0.5の正数で、a+b=1.90〜2.04を満足
する。)で示され、1分子中に珪素原子に結合したアル
ケニル基を少なくとも2個含有するものを挙げることが
できる。この場合、その分子構造については特に制限は
なく、直鎖状、分岐状、環状或いは網状のいずれであっ
てもよく、また、単一のシロキサン単位からなる重合体
又は2種以上のシロキサン単位からなる共重合体であっ
てもよい。ここで、上記式中R2で表わされる置換又は
非置換の一価炭化水素基としては、炭素数1〜12、特
に1〜10のものが好ましく、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オ
クチル基、ドデシル基等のアルキル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等のシクロア
ルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチ
ル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、
フェニルプロピル基等のアラルキル基、或いはこれらの
炭化水素基の水素原子の一部又は全部がフッ素原子、塩
素原子、ニトリル基等で置換された置換炭化水素基、例
えばトリフルオロプロピル基、クロロメチル基、シアノ
エチル基等が例示される。R2は同一でも相互に異なっ
ていてもよいが、これらの中ではその化学的安定性や合
成の容易さからすべてメチル基であることが好ましい。
特性上必要な場合は、メチル基の一部がフェニル基又は
トリフルオロプロピル基で置換されていてもよい。一
方、R3で表わされるアルケニル基としては、ビニル
基、アリル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ペンテ
ニル基等の炭素数2〜6のものが例示される。R3は、
好ましくはビニル基又はアリル基であり、その合成の容
易さや化学的安定性の点からはビニル基が最も好まし
い。
は、分子鎖両末端が水酸基、トリメチルシロキシ基で封
鎖されたものと同様である。
子径が0.001〜50μmである炭酸カルシウム、煙
霧質シリカ、沈降性シリカ、石英粉末、酸化亜鉛、炭酸
亜鉛、酸化マグネシウム、セライト、ゼオライト、酸化
セリウム、炭酸マンガン、ベンガラ、酸化チタン、カー
ボンブラック、タルク、クレーなどが挙げられ、特に炭
酸カルシウム、煙霧質シリカが好ましい。また、その配
合量は(A)成分100重量部に対して1〜200重量
部である。ここで、炭酸カルシウムにおいては無処理又
は脂肪酸、樹脂酸、ステアリン酸、スルホン酸、ポリア
クリル酸などで処理された重質、軽質、コロイダルであ
り、平均粒子径は0.01〜10μm、好ましくは0.
01〜5μmのものを使用することがよい。平均粒子径
が10μmを超えると流動性を維持することが困難とな
る。煙霧質シリカの平均粒子径は0.005〜0.05
μmであることがよく、表面処理したものでも無処理で
も問題なく使用することができる。配合は単独でも又は
併用でもよく、添加量は(A)成分100重量部に対し
て煙霧質シリカ単独では3〜50重量部、炭酸カルシウ
ム単独では30〜160重量部であり、また併用した場
合には煙霧質シリカ1〜30重量部、炭酸カルシウム2
0〜140重量部であることが好ましい。それぞれ添加
量の最小量以下では流動して形状を保持できず、最大量
以上では吐出性など作業性に問題を生じるおそれがあ
る。
知られている添加剤などを使用しても差し支えない。添
加剤としては、チクソ性向上剤としてのポリエーテル、
離油防止剤、防カビ剤、抗菌剤を添加してもよい。
嵌入される断面略U字状の目地基材と、この目地基材内
に圧入される芯材とを具備した目地材において、上記目
地基材内に充填されて使用されるものである。この場
合、かかる目地材としては、特開平10−292505
号公報に記載されたものを好適に用いることができる。
で、2は、目地基材4と芯材8とを具備する合成樹脂目
地材であり、上記目地基材4内にシーリング材6が充填
されるものである。上記目地基材4は、両側板10,1
0と底板12とを有する断面略U字状に形成されたもの
であり、合成樹脂にて作製されたものである。この目地
基材4の両側板10,10の外側面には、それぞれ一対
のシール舌片14a,14bが所定間隔離間して突設さ
れており、目地基材4を目地溝口部内に挿入したとき、
上記シール舌片14a,14b先端がこの目地溝の内側
壁Wと密に当接し、これらシール舌片14a,14bと
該内側壁Wと目地基材4外側壁とに囲繞された空間S1
が形成されるものである。また、上記両側板10,10
には、それぞれ上記シール舌片14a,14bの突設位
置の間に存してシーリング材6が上記空間S1に流出す
る孔16が形成されている。一方、上記芯材8は、合成
樹脂よりなり、断面略T字状に形成されており、その芯
部8aは、上記目地基材4の内径とほぼ同じ直径を有
し、芯部8aを目地基材4内に圧入することにより、こ
の圧入の前に予め目地基材4内に充填されていたシーリ
ング材6が上記孔16より上記空間S1に流出してこの
空間S1を充満し、上記内側壁Wと目地基材4の外側壁
との間をシールするものである。この場合、シーリング
材6が上記空間S1の容積以上の量で目地基材4内に充
填されていた場合には余剰のシーリング材が上側のシー
ル舌片14aを押し上げ、このシール舌片14aの上方
に形成されている空間S2に侵入する。なお、上記芯材
8の頭部8bには、化粧板24が設けられ、その両側縁
部24aが目地溝口部の両側上縁部にそれぞれ係止され
るようになっている。また、目地基材4内の上側部及び
芯材8の芯部8aの上側部にはそれぞれ係合部26,2
8が形成され、芯材8を目地基材4内に圧入した際、こ
れら係合部26,28が互いに係合するようになってい
る。
接合部等の目地溝口部内に目地材2を嵌入した例を示
す。ここで、図中30は外装材で、30aが外面、30
bが内面である。また、32は蓋体(Pバー)を示す。
地材のシーリング材に使用されて、シール機能を確実に
達成する。
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
000csの末端がシラノール基で封鎖されたポリジメ
チルシロキサン60重量部に、平均粒子径0.08μm
の脂肪酸処理炭酸カルシウム40重量部、ポリエーテル
0.3重量部を加え、混合機で減圧下十分に混合し、サ
ンプル1を得た。
000csの末端がシラノール基で封鎖されたポリジメ
チルシロキサン70重量部に、平均粒子径0.03μm
の樹脂酸処理炭酸カルシウム30重量部、ポリエーテル
0.3重量部を加え、混合機で減圧下十分に混合し、サ
ンプル2を得た。
000csの末端がシラノール基で封鎖されたポリジメ
チルシロキサン90重量部に、表面をジメチルジクロロ
シランで処理した平均粒子径0.02μmの煙霧質シリ
カ8重量部、ポリエーテル0.3重量部を加え、混合機
で減圧下十分に混合し、サンプル3を得た。
000csの末端がシラノール基で封鎖されたポリジメ
チルシロキサン70重量部に、25℃における粘度が1
00csの末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジ
オルガノポリシロキサン15重量部、表面をジメチルジ
クロロシランで処理した平均粒子径0.02μmの煙霧
質シリカ10重量部、ポリエーテル0.3重量部を加
え、混合機で減圧下十分に混合し、サンプル4を得た。
000csの末端がシラノール基で封鎖されたポリジメ
チルシロキサン50重量部に、平均粒子径1.5μmの
無処理の炭酸カルシウム50重量部、表面をジメチルジ
クロロシランで処理した平均粒子径0.02μmの煙霧
質シリカ3重量部、ポリエーテル0.3重量部を加え、
混合機で減圧下十分に混合し、サンプル5を得た。
て各々試験用試料を作成し、JIS−A−1439に従
い、非流動性を確認するためスランプ(初期及び70
℃,7日保存後)を測定し、作業性については330m
lポリカートリッジに充填可能かどうかを確認した。結
果を表1に示した。
充填された目地材の製品形態及び目地溝内側壁と目地基
材外側壁との間をシールした状態において、そのペース
ト形状を維持するもので、建築物の壁面外装材の接合部
などのシーリング材として優れたシール機能を有すると
共に、良好な作業性を有するものである。
例を示すシール状態における断面図である。
地材を嵌入した状態の一例を示す概略断面図である。
地材を嵌入した状態の他の例を示す概略断面図である。
地材を嵌入した状態の別の例を示す概略断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 目地溝口部内に嵌入される断面略U字状
の目地基材内に充填され、上記目地基材内に芯材を圧入
することにより、上記目地基材の両側板にそれぞれ形成
された孔から流出し、目地溝内側壁と目地基材外側壁と
の間をシールする目地材用シーリング材であって、
(A)25℃の粘度が700〜10,000,000c
sであるオルガノポリシロキサン100重量部、(B)
平均粒子径が0.001〜50μmの無機充填剤1〜2
00重量部を含有してなることを特徴とする目地材用シ
ーリング材。 - 【請求項2】 (B)成分の無機充填剤として、炭酸カ
ルシウム単独の場合30〜160重量部、煙霧質シリカ
単独の場合3〜50重量部、炭酸カルシウムと煙霧質シ
リカとを併用した場合、炭酸カルシウム20〜140重
量部及び煙霧質シリカ1〜30重量部を含有してなるこ
とを特徴とする請求項1記載の目地材用シーリング材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12876499A JP2000319631A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 目地材用シーリング材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12876499A JP2000319631A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 目地材用シーリング材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000319631A true JP2000319631A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=14992901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12876499A Pending JP2000319631A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 目地材用シーリング材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000319631A (ja) |
-
1999
- 1999-05-10 JP JP12876499A patent/JP2000319631A/ja active Pending
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