JPH0679628A - 旋回式研掃材噴射装置 - Google Patents

旋回式研掃材噴射装置

Info

Publication number
JPH0679628A
JPH0679628A JP25343892A JP25343892A JPH0679628A JP H0679628 A JPH0679628 A JP H0679628A JP 25343892 A JP25343892 A JP 25343892A JP 25343892 A JP25343892 A JP 25343892A JP H0679628 A JPH0679628 A JP H0679628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner cylinder
hollow inner
axis
cleaning material
polishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP25343892A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Inoue
繁夫 井上
Yukio Manabe
幸男 真鍋
Michiya Wakana
道也 若菜
Masaru Yagasaki
勝 矢ヶ崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP25343892A priority Critical patent/JPH0679628A/ja
Publication of JPH0679628A publication Critical patent/JPH0679628A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 橋梁箱桁などの長尺箱物の内面などを、狭隘
な作業空間内で供給用エアーホースを振り回すことなく
まんべんなく研掃する。 【構成】 ブラスト用エアーホース1を中空内筒5aに
接続し、この中空内筒5aをモータ8aの回転により歯
車7a,6aを介して旋回可能に外筒3aにより保持す
る。内筒5aの側面に直角エルボ12aを一体的に螺着
し、これらにより基本ユニットを構成する。モータ8a
の回転により内筒3a、直角エルボ12aは図示のφ1
軸回りを360°旋回する。基本ユニットは図1の場合
3ユニット(3軸)連結され、φ1 ,φ2 ,φ3 の旋回
軸を得ている。φ3 の軸の先端には傾斜ノズル13を取
付けウィービング専用とし、噴射パターンの広幅化を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄構製品(特に橋梁箱
桁などの長尺、箱物の内面)等の各種製品の塗装前処理
に使用する研掃(ブラスト)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】橋梁箱桁内面などの狭隘な個所のブラス
ト作業は主としてエアーブラストが使用されている。
【0003】現在この作業は作業者の人手でエアーホー
スとその先端に取付けたノズル部を持って、狭隘な作業
空間内に於て例えば1mm径程度の鉄粒などの研掃材を
噴射して作業しており、典型的な人のいやがる3K作業
となっている。
【0004】前記作業を機械に置き替えるため例えば多
関節ロボットのアームを利用し、このアーム先端に前記
ノズル部を把持させてノズルの向きを自在に変更するこ
とが考えられるが、この場合、ノズルの向きに応じてエ
アーホースが振り回され、周辺との干渉が回避できない
ため実用的な手段とは言えず採用されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
狭隘な作業空間におけるブラスト作業は、人手作業に対
しては作業環境が悪いため作業員確保が困難と云う不具
合があり、また機械化に対しては狭隘部でのホースの干
渉の問題が生ずる不具合がある。
【0006】そのためホースの干渉がないコンパクトな
構造の研掃材噴射装置の開発が望まれていた。
【0007】本発明は上記不具合点を解消した新たな研
掃材噴射装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の構成として本発明の旋回式研掃材噴射装置は、高圧エ
アーにより鉄粒、砂などの研掃材を供給するブラスト用
エアーホースを中空内筒に接続すると共に、該中空内筒
を、モータにより駆動される外筒により旋回可能に保持
し、さらに前記中空内筒の端部に直角エルボを一体的に
連結して基本ユニットを構成し、該基本ユニットを数組
組合せ接続し、基本ユニットの最先端部に取付けた研掃
材噴射ノズルでの研掃材の噴射方向を任意に変更できる
ように構成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の旋回式研掃材噴射装置は、外筒内に旋
回可能に保持された中空内筒の中を研掃材の搬送経路と
し、外筒に取付けたモータを回転することにより中空内
筒を旋回させ、該中空内筒に連結された直角エルボとの
組み合せよりなる基本ユニットを中空内筒軸に対し36
0°の噴射経路の変更を可能にした。
【0010】そして前記構成よりなる基本ユニットを2
〜3ユニット組み合わせ、多軸旋回機能を付加すること
によりブラスト用エアーホースを通じて高圧エアーと共
に搬送される研掃材を最先端部のノズルより噴射して箱
状構造物等の内面をまんべんなく研掃することが可能と
なり従来の人手作業に替えることができる。
【0011】この際研掃材は旋回する中空内筒の中を送
給されるためホース振り回しによる干渉はない。
【0012】
【実施例】以下本発明の1実施例を図1〜図3によって
説明する。図1は、本発明の1実施例に係る3軸の旋回
機能を有する旋回式研掃材噴射装置の略断面図、図2は
同研掃材噴射装置を搭載したブラスト装置全体構成側面
図、図3は図2の正面図である。
【0013】図1において、1はブラスト用エアーホー
スでこの中に高圧エアーを通して研掃材を搬送する。2
は、エアーホース1の固定と先端の旋回装置を伸縮式マ
ニプレータの先端アーム14に連結する金具である。
【0014】3aは金具2に一体的に取付けられた外筒
で、その内方にはベアリング4aが2ケ所に配設されて
おり、該ベアリング4aを介して中空内筒5aが旋回可
能に保持されている。
【0015】6aは内筒5aに固着された歯車、7aは
外筒3aに取付けたモータ8aに連結された歯車で、モ
ータ8aの回転により歯車7a、歯車6aを介して内筒
5aは旋回するよう構成されている。
【0016】9aは研掃材がシール材10aに流れ込み
にくくなるよう内筒5aの端面に装着したテーパ状フラ
ンジ、11aは軸封装置である。
【0017】12aは直角エルボで、1端を内筒3aの
側面に一体的に螺着しており、これら外筒3a、ベアリ
ング4a、内筒5a、歯車6a,7a、モータ8a、テ
ーパ状フランジ9a、シール材10a、直角エルボ12
aにより1つの基本ユニットを構成している。
【0018】モータ8aの回転により内筒3aは旋回
し、内筒3aに連結された直角エルボ12aも図示のφ
1 軸回りを360°旋回し、研掃材の搬送方向が変更さ
れる。
【0019】前記基本ユニットは図1の場合3ユニット
(3軸)連結され、φ1 ,φ2 ,φ3 の旋回軸を得てい
る。(なおφ3 軸のモータ部は図面手前側となり図示し
ていない。)
【0020】図中の付記号a,b,cはそれぞれ1軸,
2軸,3軸の構成要素を示す。従って3b,3cは外筒
3aと同じ構造よりなる外筒を示し、5b,5cは内筒
5aと同様の構成よりなる内筒を示し、以下4b,4
c,6b,6c,7b,7c,8b,8c,11b,1
1c,12b,12cも同様である。
【0021】またφ1 ,φ2 ,φ3 はそれぞれ360°
旋回可能に構成される。
【0022】φ3 軸の先端には旋回軸φ3 軸に対し角度
θだけ噴射方向をずらした傾斜ノズル13が取付けられ
ている。そしてφ3 軸はウィービング専用とし、噴射パ
ターンの広幅化を図っている。
【0023】なお研掃材と接触するテーパ状フランジ9
a、内筒5a,5b,5c、直角エルボ12a,12b
および傾斜ノズル13はタングステンカーバイトなど耐
摩耗材で製作する。
【0024】つぎに図2、図3により説明すると、図1
に示した旋回式研掃材噴射装置は、連結金具2を介して
伸縮式マニプレータの先端アーム部14に装着される。
【0025】図2は橋梁箱桁内面の塗装前処理を行なう
ブラスト装置の全体側面図、図3は同正面図を示す。
【0026】15は先端アーム14をスライド可能に保
持する根元アーム、16は門型走行台車の支柱17をガ
イドに昇降するガイドユニット、18は走行用レールで
ある。(図3に見られるように先端アーム14、根元ア
ーム15で構成する伸縮式マニプレータは、ガイドユニ
ット16のビームをガイドにZ軸方向に移動できる。)
【0027】19は橋梁箱桁部材(幅、高さが1〜3
m、長さ10〜20m、内部には構造強度向上のため縦
−横リブが配材されている)で、この内部に伸縮式マニ
プレータを挿入し、先端部の旋回式研掃材噴射装置を利
用して底面、両側面、上面を順次研掃しながら引き出し
て全面研掃を行う。
【0028】次ぎに本発明の旋回式研掃材噴射装置の具
体的な利用方法の一例を以下に記述する。
【0029】(1)図2の状態で走行用レール18上を
門型台車を移動し、研掃材噴射装置を部材19の中に挿
入する。
【0030】(2)φ2 軸を90°旋回し傾斜ノズル1
3を紙面に直角方向に向ける。
【0031】(3)φ3 軸を連結旋回させる。
【0032】(4)φ2 軸を紙面に直角方向から±30
°程度正逆転させる。(繰り返し)
【0033】(5)φ1 軸を研掃能力に準じた速度で旋
回させる。(φ1 軸が360°旋回したらその場所の4
面が研掃される)
【0034】(6)前項(5)の動きと同期させて伸縮
アームを引き出す方向に駆動させる。以後部材端にくる
まで繰り返す。
【0035】なお伸縮アームを部材内に挿入する前に
は、機械的な干渉が生じるか否かのチェックが必要であ
る。
【0036】また、旋回式研掃材噴射装置の旋回軸数
は、対象部材の構造に応じて決定すれば良い。
【0037】以上本発明の1実施例について縷々説明し
たが、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本
発明技術思想の範囲内において種々設計変更し得るもの
であり、それらは何れも本発明の技術的範囲に属する。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の旋
回式研掃材噴射装置は、旋回可能に保持された中空内筒
と該内筒を旋回させるモータ、歯車と一体になった外筒
と該内筒に連結された直角エルボの組み合わせを基本ユ
ニットとし、数ユニットを連結することにより研掃材の
噴射方向を自在に変えられる機能を有する。
【0039】このように構成された本発明の旋回式研掃
材噴射装置は研掃材供給用のエアーホースを振り回わさ
ないため狭隘な閉空間内でも自在にノズル方向を決定す
ることが可能で従来、ホース処理(干渉防止)が問題と
なっていた箱状の構造物への適用を実現した。
【0040】その結果これまで人手に頼って悪環境悪労
働条件の3K作業となっていた箱状構造物内面等狭隘作
業空間の塗装前処理が機械化、遠隔操作化され、作業の
安全性および作業能率の向上など多大な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る旋回式研掃材噴射装置
の断面図である。
【図2】同研掃材噴射装置を搭載したブラスト装置の全
体構成側面図である。
【図3】図2の正面図である。
【符号の説明】
1 エアーホース 2 連結金具 3a,3b,3c 外筒 4a,4b,4c ベアリング 5a,5b,5c 内筒 6a,6b,6c 歯車 7a,7b,7c 歯車 8a,8b,8c モータ 9a,9b,9c テーパ状フランジ 10a,10b,10c シール材 12a,12b 直角エルボ 13 傾斜ノズル 14 先端アーム 15 根元アーム 16 ガイドユニット 17 支柱 18 走行用レール 19 橋梁箱桁部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢ヶ崎 勝 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧エアーにより鉄粒、砂などの研掃材
    を供給するブラスト用エアーホースを中空内筒に接続す
    ると共に、該中空内筒を、モータにより駆動される外筒
    により旋回可能に保持し、さらに前記中空内筒の端部に
    直角エルボを一体的に連結して基本ユニットを構成し、
    該基本ユニットを数組組合せ接続し、基本ユニットの最
    先端部に取付けた研掃材噴射ノズルでの研掃材の噴射方
    向を任意に変更できるように構成したことを特徴とする
    旋回式研掃材噴射装置。
JP25343892A 1992-08-31 1992-08-31 旋回式研掃材噴射装置 Withdrawn JPH0679628A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25343892A JPH0679628A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 旋回式研掃材噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25343892A JPH0679628A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 旋回式研掃材噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0679628A true JPH0679628A (ja) 1994-03-22

Family

ID=17251406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25343892A Withdrawn JPH0679628A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 旋回式研掃材噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0679628A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5462605A (en) Apparatus and method for treating sensitive surface, in particular of sculpture
EP0633828B1 (en) Nozzle of a sand blaster for dust-free blasting of plain surfaces
US5167720A (en) High pressure water treatment method
US9587776B2 (en) Method and apparatus for generating self rotating fluid jet
JPH0352664A (ja) 配管系処理装置
JP2009039857A (ja) 高圧流体ジェットを発生させ操作するための装置
JPH07501754A (ja) 築造体の精細掃除方法および当該方法を実施する装置
US4201341A (en) Device for automatic depositing by welding
US2763964A (en) Wall mounted blasting gun
JPH0679628A (ja) 旋回式研掃材噴射装置
US3445966A (en) Abrasive blasting apparatus
CN209533125U (zh) 一种大型钢结构件内壁自动喷砂机
CN106737622B (zh) 喷砂机器人
JP2645312B2 (ja) 双ガンによるサイクロイド吹付方法及び装置
JPS58131163A (ja) 塗装方法およびその装置
JPH0349870A (ja) 自動研掃装置
EP0384519A2 (en) Apparatus and method for the internal cleaning of a pipe
JPH05124398A (ja) 塗膜剥離装置
JPH0517360Y2 (ja)
JP2603383Y2 (ja) 高圧水噴射用の回転ガン
KR102582214B1 (ko) 크롤러 로봇
KR102320574B1 (ko) 분사 암을 구비하는 이동형 블라스팅 장치
JPH06126624A (ja) 箱物内面研掃用自動ブラスト装置
JPH0352128Y2 (ja)
JPH02209694A (ja) 管内補修装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991102