JPH067908Y2 - グロ−ブボツクス操作用グロ−ブの取り付け装置 - Google Patents

グロ−ブボツクス操作用グロ−ブの取り付け装置

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JPH067908Y2
JPH067908Y2 JP13187885U JP13187885U JPH067908Y2 JP H067908 Y2 JPH067908 Y2 JP H067908Y2 JP 13187885 U JP13187885 U JP 13187885U JP 13187885 U JP13187885 U JP 13187885U JP H067908 Y2 JPH067908 Y2 JP H067908Y2
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JP
Japan
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inner ring
glove
ring
port
rear end
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JP13187885U
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JPS6239997U (ja
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良一 影山
幸一 本橋
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動力炉・核燃料開発事業団
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は放射性物質あるいは原子炉器材等の直接触るこ
との出来ない被操作体を収容したグローブボックス内を
外部より操作するグローブに関し、さらに詳しくは該グ
ローブの取り付け装置に関する。
(従来の技術) 放射性物質を取り扱う場合、グローブボックスに放射性
物質を収容し、グローブを介して外部より操作してい
る。
このようなグローブの取り付け装置では、次のような機
能が要求されている。
イ.密封性が高いこと。
ロ.交換が容易であり、かつ交換時に密封性が損なわれ
ないこと。
ハ.廃棄物となった時に減容処理できること。
(従来の技術) 従来のグローブの取り付け装置の一例(特開昭59−1
24595号公報参照)を第6図で説明する。
グローブボックス1にはグローブ2を取り付けるための
グローブポート3が設けられている。グローブ2はネオ
プレンゴム等の合成ゴム、あるいは適宜の弾性及び伸縮
性を有する合成樹脂で構成されており、その基端でOリ
ング4を介してインナーリング5に接着され、密封性を
保持するものとなっている。Oリング4はグローブ2と
同系統の材料からなり、内周側でグローブ2の外周に接
着され、外周側にはテフロン等の滑性皮膜6が設けられ
ている。インナーリング5を固定するため、ホルダー7
がグローブポート3に被せられ、インナーリング5にね
じ8で固定されている。
又、他の公知のグローブ取り付け装置(特開昭56−3
6096号公報参照)を第7図で説明する。
インナーリング9の外周にシールリング10を介してグ
ローブ11の基端付近を密封的かつ固定的に取り付け
る。インナーリング9の動揺を防ぎかつ固定するため、
押さえリング12とストッパリング13とによってイン
ナーリング9を固定する。さらに、グローブ11をその
基端14でインナーリング9に接着している。
(考案か解決しようとする問題点) 上記各公知の技術によると次のような欠点が生ずる恐れ
がある。
第6図に示す公知技術によると、インナーリング5とグ
ローブ2とが接着しているので焼却処理ができない。即
ち、交換後のインナーリング5とグローブ2はグローブ
ボックス内に捨てられ、後に処理されるものとなってい
るが、グローブ2が焼却等の減容処理不可能なものであ
るため、これに接着されたインナーリング5も焼却等の
減容処理できないものとなる。このため、廃棄物の容積
が増大する。又、ホルダー7をねじ8によって取り付け
る構造となっているため、交換作業に手間がかかる。さ
らに、インナーリング5をその端面でねじ止めしている
だけであるから、Oリング4等の経時変化によってイン
ナーリング5が動揺したり、あるいはインナーリング5
ががグローブボックス外へ抜け出る恐れがある。
一方、第7図に示す公知技術によると、第6図にしめす
ものと同様にグローブ11及びインナーリング9の減容
処理ができない上、シールリング10だけによる密封で
あるため、密封性が低下する恐れがある。又、インナー
リング9を押さえリング12とストッパリング13の2
個のリングで固定するので交換作業が複雑となり、かつ
両者の寸法誤差等によって固定状態も悪く、材料の経時
変化に伴ってインナーリング9が動揺する恐れがある。
そこで、本考案の目的は、上記欠点を改善し、インナー
リングの固定が簡単かつ確実であり、又シール性も向上
し、さらにはインナーリングとグローブとを別個に分離
可能として減容処理を行えるようにしたグローブの取り
付け装置を提供せんとするにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案では、インナーリング
にグローブを離脱可能に止め付け、かつ1個のインナー
リング固定環で簡単にインナーリングをグローブポート
に止め付けるようにしたものである。
このため、本考案では次のような構成としている。
即ち、グローブボックスの壁に設けられた内面円形のグ
ローブポートと、該グローブポートに挿入設置されるグ
ローブ付きインナーリングとからなり、該インナーリン
グの挿通口から手を挿入して前記グローブを介してグロ
ーブボックス内の被操作体を操作する装置において、前
記インナーリングを可燃性の合成樹脂で構成し、該イン
ナーリングの先端にOリングを介して固定されたグロー
ブと、該インナーリングの後端に形成された複数の弧状
の凹所と該凹所に連絡する切り欠きと、該インナーリン
グの先端と後端との間に設けられた複数本のシール用パ
ッキングと、前記グローブポートの内面に設けられたラ
イニングと、該グローブポートの後端外周に設けられた
係合溝と、前記インナーリングとグローブポートの後端
から被せて装着され、インナーリングを内側からグロー
ブポートを外側からはさみ付けて保持する断面コの字状
のインナーリング固定環と、該インナーリング固定環の
外周側の筒部に設けられ、前記グローブポート外周の係
合溝にはまり込む係合突起と、該インナーリング固定環
の内周側の筒部に設けられ、前記インナーリング後端の
切り欠きを通して凹所内に挿入される凸部とからなり、
前記インナーリング固定環の凸部を凹所内に挿入して後
円周方向に回転させることにより、前記インナーリング
固定環で前記インナーリングを前記グローブポートに固
定している。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第5図に基づい
て説明する。
グローブボックス等のグローブボックスの壁21には内
面円形のグローブポート22が設けられている。グロー
ブポート22にはグローブ23が付けられたインナーリ
ング24が挿入設置されている。インナーリング24は
その挿通口25から手を挿入してグローブ23をはめ、
グローブ23を介してグローブボックス内の放射性物質
等の被操作体を操作するものである。
インナーリング24は可燃性の合成樹脂で構成されてお
り、インナーリング24の先端にはOリング26を介し
てグローブ23を固定している。グローブ23はネオプ
レンゴム等の不燃性合成ゴムからなっている。
インナーリング24の後端には弧状の凹所27が周方向
に複数箇所形成されており、凹所27に連絡する切り欠
き28が形成されている。インナーリング24の先端と
後端との間には複数本のシール用パッキン29が設けら
れ、グローブポート22の内面に設けられたライニング
30と接している。グローブポート22の後端外周には
係合溝31が設けられている。断面コの字状のインナー
リング固定環32はインナーリング24とグローブポー
ト22の後端から被せて装着され、内周側の筒部33と
外周側の筒部34によりインナーリング24を内側か
ら、グローブポート22を外側からはさみ付けて保持す
るものとなっている。インナーリング固定環32の外周
側の筒部34にはグローブポート22の外周に設けられ
た係合溝31にはまり込む係合突起35が設けられ、イ
ンナーリング固定環32の内周側の筒部33には凸部3
6が設けられている。凸部36はインナーリング24の
後端に設けられた凹所27に切り欠き28を通して挿入
される。インナーリング24の外周側の筒部34がグロ
ーブポート22の外周に圧入される時、係合突起35が
弾性変形できるように、係合突起35の両端にスリット
37が設けられている。
上記のように構成されたグローブの取り付け装置は次の
ように取り付けられる。
インナーリング24にグローブ23をはめ、Oリング2
6で止める。そして、シール用パッキング29をはめて
グローブポート22の内面に圧入する。次いで、インナ
ーリング固定環32の凸部36をインナーリング24の
切り欠き28に合わせて凹所27内に挿入する。この
時、インナーリング固定環32の係合突起35は第5図
のイ.に示す状態からロ.に示す状態となって弾性変形
し、さらにハ.に示すように係合溝31にはまり込む。
そして、インナーリング固定環32を円周方向に回転さ
せ、凸部36を凹所27内に保持させる。これによっ
て、インナーリング固定環32でインナーリング24を
グローブポートに固定するものである。
以上は、本考案の一実施例であり、本考案は上記実施例
に限定されるものではない。
Oリング、シール用パッキンの数は図示の実施例に限定
されるものではなく、1本以上の適宜の本数が採用可能
である。
又、凹所、凸部、係合溝、係合突起の数も図示の実施例
に限定されるものではなく、1箇所以上であればよい。
(考案の効果) 以上のように構成された本考案の効果は次のとおりであ
る。
インナーリングとグローブとがOリングにより離脱可能
に取り付けられているので、グローブボックス内で離脱
させることにより不燃性グローブと可燃性インナーリン
グとに分離して処理することができるものとなる。この
ため、廃棄物の量を低減できるものとなる。
シール用のパッキングがインナーリングの外周に直接設
けられているので、従来のようにグローブの外周に設け
るものと比べてグローブの厚さに影響されることがな
い。このため、シール性が確実なものとなる。
1個のインナーリング固定環でインナーリングの内周側
とグローブポート外周側の間を固定しているので、イン
ナーリングの固定が簡単に行えかつ固定状態が確実とな
り、パッキングやOリングの経時変化あるいは永久歪み
に伴うインナーリングの動揺がない。このため、操作時
に支障を来すことがなく、かつシール性が一層向上す
る。
インナーリング固定環が完全にロックされた状態になっ
ているので、グローブボックスの外側に外れることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例になるグローブの取り付け装
置を示す断面図、第2図はインナーリング固定環の平面
図、第3図はインナーリング端部の凹所及び切り欠きを
示す斜視図、第4図はインナーリング固定環の凸部及び
係合突起を示す斜視図、第5図(イ)、(ロ)、(ハ)は係合突起
が係合溝にはまり合う状態を示す該略断面図、第6図は
公知のグローブの取り付け装置を示す断面図、第7図は
他の公知のグローブの取り付け装置を示す断面図であ
る。 21:壁、22:グローブポート、23:グローブ、2
4:インナーリング、25:挿通口、26:Oリング、
27:凹所、28:切り欠き、29:シール用パッキン
グ、30:ライニング、31:係合溝、32:固定環、
33:内周側の筒部、34:外周側の筒部、35:係合
突起、36:凸部、37:スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】グローブボックスの壁に設けられた内面円
    形のグローブポートと、該グローブポートに挿入設置さ
    れるグローブ付きインナーリングとからなり、該インナ
    ーリングの挿通口から手を挿入して前記グローブを介し
    てグローブボックス内の被操作体を操作する装置におい
    て、前記インナーリングを可燃性の合成樹脂で構成し、
    該インナーリングの先端にOリングを介して固定された
    グローブと、該インナーリングの後端に形成された複数
    の弧状の凹所と該凹所に連絡する切り欠きと、該インナ
    ーリングの先端と後端との間に設けられた複数本のシー
    ル用パッキングと、前記グローブポートの内面に設けら
    れたライニングと、該グローブポートの後端外周に設け
    られた係合溝と、前記インナーリングとグローブポート
    の後端から被せて装着され、インナーリングを内側から
    グローブポートを外側からはさみ付けて保持する断面コ
    の字状のインナーリング固定環と、該インナーリング固
    定環の外周側の筒部に設けられ、前記グローブポート外
    周の係合溝にはまり込む係合突起と、該インナーリング
    固定環の内周側の筒部に設けられ、前記インナーリング
    後端の切り欠きを通して凹所内に挿入される凸部とから
    なり、前記インナーリング固定環の凸部を凹所内に挿入
    して後、円周方向に回転させることにより、前記インナ
    ーリング固定環で前記インナーリングを前記グローブポ
    ートに固定してなることを特徴とするグローブボックス
    操作用グローブの取り付け装置。
JP13187885U 1985-08-29 1985-08-29 グロ−ブボツクス操作用グロ−ブの取り付け装置 Expired - Lifetime JPH067908Y2 (ja)

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