JPH08146501A - シール装置 - Google Patents

シール装置

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JPH08146501A
JPH08146501A JP29171694A JP29171694A JPH08146501A JP H08146501 A JPH08146501 A JP H08146501A JP 29171694 A JP29171694 A JP 29171694A JP 29171694 A JP29171694 A JP 29171694A JP H08146501 A JPH08146501 A JP H08146501A
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seal member
gap
peripheral surface
outer peripheral
fitted
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JP29171694A
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Hideo Igari
猪狩英夫
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ズームカメラ等のレンズ鏡筒部に設けられて
いた従来の遮光装置(シール装置)では、シール部材が
固定筒に固定されていたり、あるいはフレキシブルプリ
ント基板のたるみ部により拘束力を加えられていたの
で、レンズ鏡筒の軸方向移動時に該部材が変形し、その
結果、該鏡筒と該部材との間に隙間が生じて該鏡筒と該
固定筒との間の間隙に光線漏れ込みが生じることがあっ
た。本発明は、そのような欠点を除去したシール装置を
提供する。 【構成】本発明のシール装置では、ゴム製の環状のシー
ル部材3を環状のシール部材ホルダー4の中に半径方向
外向き及び軸方向に相対移動可能に収容する一方、該ホ
ルダー4のフランジ部4aによって該回転筒6の突端部
を回るフレキ5の屈曲部が前方側へ大きく張り出すこと
を防止しているので、フレキ5が該ホルダー4に半径方
向内向きの力を加えることがなく、従って、シール部材
3がフレキ5により拘束力を受けることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は互いに相対移動する部材
間の間隙を密封するためのシール装置に関し、特に、光
学機器のレンズ鏡筒間の間隙を通って該光学機器内に漏
れ込む光線を遮断するためのシール装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ズームレンズ鏡筒または沈胴式鏡筒を装
備しているカメラにおいては、カメラ本体に固定されて
いる固定筒の中に軸方向移動可能なレンズ鏡筒が挿入さ
れており、該固定筒と該レンズ鏡筒との間には所定の間
隙が設けられている。従って、該間隙を通って外部から
カメラ内に光線が漏れ込んだり、或は塵埃等が該カメラ
本体内に侵入する危険性がある。それ故、従来のズーム
カメラまたは沈胴カメラにおいては該間隙に侵入する光
線を遮断するために遮光装置が設けられている。
【0003】図3は従来のズームカメラの第一例のレン
ズ鏡筒部の縦断面の一部を示したものである。
【0004】同図において、1は中心軸線Xを有し矢印
a及びb方向(すなわち光軸方向)に移動可能なレンズ
鏡筒すなわち内筒(同図では構造を省略して描かれてい
る)、2は同じく中心軸線Xを有して不図示のカメラ本
体に固定されている固定筒すなわち外筒、6は該軸線X
を中心として回転のみ可能な回転筒、7は不図示のカメ
ラ外装体に固定されてカメラ前面から突出している筒状
の鏡筒カバー、5は回転筒6の外周面から回転筒6の前
端面を回って回転筒6の内周面と固定筒2の外周面との
間隙を軸線方向に延在するフレキシブルプリント基板
(以下にはフレキと略す)、11はレンズ鏡筒1の外周
面に相対摺動可能に嵌合するとともに環状のホルダー8
に接着されている環状のシール部材すなわち遮光部材、
である。該ホルダー8は固定筒2の前端面に当接されて
いるが、固定筒2に対して半径方向に相対移動可能に摺
接する関係にある。また、遮光部材11はスエードもし
くはそれに類する材料で構成されていてレンズ鏡筒1の
外周面に摺接するようになっている。図3の構成におい
ては、ホルダー8が固定筒2に対して固定されておらず
半径方向に移動可能であるため、レンズ鏡筒1が軸線X
に対して傾いても遮光部材11が該鏡筒1の外周面から
離れることはない。
【0005】図4はズームカメラの第二例のレンズ鏡筒
部の半部縦断面図である。同図において図3と同じ符号
で表示されている構成要素は図3に示した構成要素と同
じであるから説明を省略する。図4の構造においては、
図3の遮光部材11とホルダー8との結合体に代わって
ゴム製のリング9が遮光部材として固定筒2の前端面に
配置され、該リング9はレンズ鏡筒1の外周面に相対摺
動可能に嵌合している。レンズ鏡筒1の外周面に摺接す
る該リング9の内周面には周方向に延在する2条の溝9
aが刻設され、該溝9aにより隔てられた3本の周方向
突条すなわちリップ9bが形成されている。なお、Xは
中心軸線である。
【0006】図4の構成では、該リング9がゴム製であ
るため図3の構成における遮光部材11の「へたり」が
起こらず、該リング9を常にレンズ鏡筒1の外周面に圧
接させることができる。
【0007】図5はズームカメラの第三例のレンズ鏡筒
部の半部縦断面図である。同図において図3と同じ符号
で表示されている構成要素は図3に示した構成要素と同
じであるから説明を省略する。図5の構造においては、
固定筒すなわち外筒2の前端部内周面にスエード等の柔
らかい皮革等から成る遮光部材10が接着固定されてお
り、該遮光部材10がレンズ鏡筒1の外周面に相対摺動
可能に接触することにより該鏡筒1の外周面と固定筒2
の内周面との間の間隙gを遮断している。なお、Xは中
心軸線である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5の構成では、遮光
部材10が固定筒2に接着固定されていて固定筒2に対
して半径方向に相対移動できないためレンズ鏡筒1が傾
いた場合には該遮光部材10が該鏡筒1の外周面から離
れ、その結果、該鏡筒1の外周面と該固定筒2の内周面
との間の間隙gを光線が通過してしまうことがあった。
また、遮光部材10は長期に渡って使用したり高温や高
湿の状態に置かれると弾性を失っていわゆる「へたった
(硬化した)」状態となって該鏡筒1の外周面との間に
隙間を生じて該間隙gを密封できなくなり、その結果、
該間隙gを通ってカメラ内への光の漏れ込みが生じるこ
とがあった。
【0009】図4の構成では、遮光部材であるゴム製の
リング9が半径方向に移動可能なため鏡筒1が傾いた場
合でも該リング9を鏡筒1の外周面に密着させておくこ
とができるが、フレキ5の一部が図示のように該リング
9の外周面に接触していると該リング9はゴムで摩擦係
数が大きいためフレキ5によりリング9を固定する力が
生じ、鏡筒1が矢印a及びb方向に移動した時にリング
9がフレキ5から押さえつけられる力と鏡筒1の外周面
から受ける軸方向力とによって変形し、その結果、リン
グ9の内周面と鏡筒1の外周面との間に隙間が生じ、鏡
筒1の外周面と固定筒2の内周面との間の間隙gを通っ
て外部からカメラ内に光線の漏れ込みを生じることがあ
った。また、該リング9の内周面にはリップ9bと環状
溝9aとが形成されているため該リング9が捩れ易く、
その結果、鏡筒1の外周面と該リング9の内周面との間
に隙間が生じ易いという別の問題点もあった。
【0010】図3の構成では、ホルダー8が半径方向に
移動可能なため、鏡筒1が傾いた場合でも遮光部材11
が鏡筒1の外周面から離れることは少ないが、該遮光部
材11は図5の遮光部材10と同じ材料で構成されてい
るため、「へたり」が生じると鏡筒1の外周面に密着し
なくなり、その結果、鏡筒1の外周面と該部材11の内
周面との間に隙間が生じ、間隙gを通って光線の漏れ込
みを生じる危険性が高い。また、ホルダー8と該遮光部
材11とを接着する作業が必要であるため、作業性が悪
く、カメラ等の光学機器の組立コストが高くなる欠点が
あった。特に、ホルダー8を弾性材料で構成した場合に
は該ホルダーと該遮光部材11との接着作業は一層難し
いものとなるため、更に製造コストが高くなるという問
題点があった。また、図3の構成においても図4の構成
と同じく、フレキ5がホルダー8に接触して圧迫するた
め、鏡筒1が図示矢印a及びb方向に移動するとフレキ
5と鏡筒1から受ける力によって遮光部材11が変形
し、その結果、鏡筒1の外周面と遮光部材11の内周面
との間に隙間を生じ、光線漏れ込みを招くという危険性
があった。
【0011】
【発明の目的】本発明の目的は、前述した従来技術に内
在する問題点を解決できるシール装置を提供することで
ある。以下には本発明の目的を請求項毎に記載する。
【0012】請求項1の発明は、「軸状体もしくは筒状
体として構成された第一部材と、該第一部材と同心に配
置されるとともに該第一部材の外周面に対して所定の間
隙を介して嵌装された筒状の第二部材と、を有し、該第
一部材と該第二部材とが軸線方向及び回転方向の少なく
とも一方向に相対移動する構造の機器において該第一部
材と該第二部材との間の該間隙を通る光線や流体等を遮
断するためのシール装置であって、該第一部材の外周に
相対摺動可能に嵌合されて該間隙を遮断する環状の弾性
シール部材と、該弾性シール部材を半径方向外向きに変
位可能に支持するとともに軸線方向にも移動可能に支持
しているシール部材ホルダーと、を有していることを特
徴とするシール装置」を提供することを目的とする。
【0013】請求項2の発明は、「軸状体もしくは筒状
体として構成された第一部材と、該第一部材と同心に配
置されるとともに該第一部材の外周面に対して所定の第
一の間隙を介して嵌装された筒状の第二部材と、該第二
部材と同心に配置されていて該第二部材の外周面に対し
て所定の第二の間隙を介して嵌装されるとともに該第二
部材の先端面よりも前方に突出した突端部を有する筒状
の第三部材と、該第三部材の外周面から該突端部を回っ
て該第二部材の外周面と該第三部材の内周面との間の該
第二間隙に入り込むように引き回されたフレキシブルプ
リント基板と、を有した機器において該第一部材と該第
二部材との間の該間隙を通る光線や流体等を遮断するた
めのシール装置であって、該第一部材の外周に相対摺動
可能に嵌合されて該間隙を遮断する環状の弾性シール部
材と、該弾性シール部材を半径方向外向きに変位可能に
支持するとともに軸線方向にも移動可能に支持している
シール部材ホルダーと、を有し、該第三部材の該突端部
から更に前方へ該フレキシブルプリント基板の屈曲部が
大きく突出することを防止するためのフレキシブルプリ
ント基板突出防止部が該シール部材ホルダーに設けられ
ていることを特徴とするシール装置」を提供することを
目的とする。
【0014】請求項3の発明は、「請求項1又は2の構
成を有するシール装置において、該シール部材ホルダー
が該弾性シール部材の外径よりも大きな内径と該弾性シ
ール部材の軸方向寸法よりも大きな軸方向空間とを有す
る環状溝を有した環状体であることを特徴とするシール
装置」を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】前記課題を解決
するために請求項1の発明は、「軸状体もしくは筒状体
として構成された第一部材と、該第一部材と同心に配置
されるとともに該第一部材の外周面に対して所定の間隙
を介して嵌装された筒状の第二部材と、を有し、該第一
部材と該第二部材とが軸線方向及び回転方向の少なくと
も一方向に相対移動する構造の機器において該第一部材
と該第二部材との間の該間隙を通る光線や流体等を遮断
するためのシール装置であって、該第一部材の外周に相
対摺動可能に嵌合されて該間隙を遮断する環状の弾性シ
ール部材と、該弾性シール部材を半径方向外向きに変位
可能に支持するとともに軸線方向にも移動可能に支持し
ているシール部材ホルダーと、を有していることを特徴
とするシール装置」を提供する。
【0016】本発明によれば、該弾性シール部材が軸方
向移動可能且つ半径方向外向きに移動可能であるため、
該シール部材と該第一部材との接触部に隙間が生じる恐
れがなく、従って、光線等の漏れ込みを生じる恐れのな
いシール装置を提供できる。
【0017】前記課題を解決するために請求項2の発明
は、「軸状体もしくは筒状体として構成された第一部材
と、該第一部材と同心に配置されるとともに該第一部材
の外周面に対して所定の第一の間隙を介して嵌装された
筒状の第二部材と、該第二部材と同心に配置されていて
該第二部材の外周面に対して所定の第二の間隙を介して
嵌装されるとともに該第二部材の先端面よりも前方に突
出した突端部を有する筒状の第三部材と、該第三部材の
外周面から該突端部を回って該第二部材の外周面と該第
三部材の内周面との間の該第二間隙に入り込むように引
き回されたフレキシブルプリント基板と、を有した機器
において該第一部材と該第二部材との間の該間隙を通る
光線や流体等を遮断するためのシール装置であって、該
第一部材の外周に相対摺動可能に嵌合されて該間隙を遮
断する環状の弾性シール部材と、該弾性シール部材を半
径方向外向きに変位可能に支持するとともに軸線方向に
も移動可能に支持しているシール部材ホルダーと、を有
し、該第三部材の該突端部から更に前方へ該フレキシブ
ルプリント基板の屈曲部が大きく突出することを防止す
るためのフレキシブルプリント基板突出防止部が該シー
ル部材ホルダーに設けられていることを特徴とするシー
ル装置」を提供する。
【0018】本発明によれば、該弾性シール部材が軸方
向移動可能且つ半径方向外向きに移動可能であり、ま
た、該弾性シール部材がフレキシブルプリント基板に接
触して拘束力を受けることがないため、該シール部材と
該第一部材との接触部に隙間が生じる恐れがなく、従っ
て、光線等の漏れ込みを生じる恐れのないシール装置を
提供できる。
【0019】前記課題を解決するために請求項3の発明
は、「請求項1又は2の構成を有するシール装置におい
て、該シール部材ホルダーが該弾性シール部材の外径よ
りも大きな内径と該弾性シール部材の軸方向寸法よりも
大きな軸方向空間とを有する環状溝を有した環状体であ
ることを特徴とするシール装置」を提供する。本発明に
よれば、該弾性シール部材が軸方向移動可能且つ半径方
向外向きに移動可能であるため、該シール部材と該第一
部材との接触部に隙間が生じる恐れがなく、従って、光
線等の漏れ込みを生じる恐れのないシール装置を提供で
きる。
【0020】
【実施例】以下に図1及び図2を参照して本発明の一実
施例について説明する。
【0021】図1及び図2において図3〜図5と同じ符
号で表示されている構成要素は図3〜図5において説明
した構成要素と同じものであるから以下には簡単に説明
する。
【0022】1はレンズLを保持して中心軸線Xと平行
に矢印a及びb方向に移動可能なレンズ鏡筒、2は中心
軸線Xを有して不図示のカメラ本体に固定された固定
筒、6は中心軸線Xを中心として回転のみ可能な回転
筒、5はフレキ、7は不図示のカメラ外装体の前面から
前方へ突出している円筒状の鏡筒カバー、4は固定筒2
の前端面に面して配置された環状のシール部材ホルダ
ー、3は該シール部材ホルダー4に相対移動可能に保持
されるとともにレンズ鏡筒1の外周面に相対摺動可能に
嵌合している環状のシール部材、である。
【0023】シール部材ホルダー4は、図2に示すよう
に、環状の前面板4bと環状の後面板4cと円筒状の周
面板4dとを有した溝型断面形状の環状体(中心軸線
X)であり、前面板4bの外周縁には該板4bと一体に
環状のフランジ4aが形成されている。フランジ4aの
直径は回転筒6の直径にほぼ等しく、従って、該ホルダ
ー4を組み込んだ図1の状態では、フランジ4aが回転
筒6の前端面に対向して配置され、該フランジ4aによ
ってフレキ5の屈曲部が前方側へ大きく張り出すことを
防止しているので、フレキ5はシール部材ホルダー4の
周面板4dに接触せず、フレキ5によって該ホルダー4
に拘束力を加えさせぬようになっている。
【0024】該ホルダー4の環状の前面板4b及び後面
板4cと円筒状の周面板4dとで囲まれた環状溝の中に
はゴム製の環状のシール部材3が該ホルダー4に対して
軸線方向及び半径方向外向きに相対移動可能に収容され
ている。
【0025】すなわち、該ホルダー4の該環状溝の内径
φDはレンズ鏡筒1の外周面に嵌装された状態のシール
部材3の外径φCよりも大きく設計されるとともに該環
状溝の軸方向寸法Fはシール部材3の軸方向寸法Eより
も大きく設計されているので、該ホルダー4の環状溝内
で該シール部材3は半径方向外側及び軸方向に相対移動
することができる。
【0026】シール部材3はシリコンゴム等の低摩擦係
数の弾性材料で構成されており、自然状態での該部材3
の内径φAはレンズ鏡筒1の外径φBよりも小さく設計
されている。従って該部材3を該鏡筒1に嵌装した時に
は該部材3が伸びて該鏡筒1の外周面に適度な接触圧で
嵌合し、該鏡筒1との摩擦は少なく、該部材3は該鏡筒
1に対して容易に相対摺動しうるようになっている。ま
た、シール部材3の内周面には周方向に延在する周方向
溝3aが刻設されるとともに該溝3aにより隔てられた
2条の環状突起すなわちリップ3bが形成され、該リッ
プ3bにおいてのみレンズ鏡筒1の外周面に接触してい
るので該鏡筒1と該シール部材3との相対摺動時の摩擦
は極めて小さい。
【0027】<発明と実施例との対応>請求項2に記載
の「フレキシブルプリント基板突出防止部」は実施例の
「シール部材ホルダー4のフランジ部4a」に該当する
ものであるが、「該突出防止部」が該フランジ部以外の
形状のものであってもよいことは当然である。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、該弾性シール
部材が軸方向移動可能且つ半径方向外向きに移動可能で
あるため、該シール部材と該第一部材との接触部に隙間
が生じる恐れがなく、従って、光線等の漏れ込みを生じ
る恐れのないシール装置を提供できる。
【0029】請求項2の発明によれば、該弾性シール部
材が軸方向移動可能且つ半径方向外向きに移動可能であ
り、また、該弾性シール部材がフレキシブルプリント基
板に接触して拘束力を受けることがないため、該シール
部材と該第一部材との接触部に隙間が生じる恐れがな
く、従って、光線等の漏れ込みを生じる恐れのないシー
ル装置を提供できる。
【0030】請求項3の発明によれば、該弾性シール部
材が軸方向移動可能且つ半径方向外向きに移動可能であ
るため、該シール部材と該第一部材との接触部に隙間が
生じる恐れがなく、従って、光線等の漏れ込みを生じる
恐れのないシール装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール装置を装備したカメラのレンズ
鏡筒部の半部縦断面図。
【図2】図1に示したシール装置の半部縦断面図。
【図3】従来のシール装置を装備したカメラのレンズ鏡
筒部の半部縦断面図。
【図4】従来のシール装置を装備したカメラのレンズ鏡
筒部の半部縦断面図。
【図5】従来のシール装置を装備したカメラのレンズ鏡
筒部の半部縦断面図。
【符号の説明】
1…レンズ鏡筒 2…固定筒 3…弾性シール部材 4…シール部材ホ
ルダー 5…フレキシブルプリント基板 6…回転筒 7…鏡筒部カバー 8…ホルダー 9…リング 10、11…遮光
部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸状体もしくは筒状体として構成された
    第一部材と、該第一部材と同心に配置されるとともに該
    第一部材の外周面に対して所定の間隙を介して嵌装され
    た筒状の第二部材と、を有し、該第一部材と該第二部材
    とが軸線方向及び回転方向の少なくとも一方向に相対移
    動する構造の機器において該第一部材と該第二部材との
    間の該間隙を通る光線や流体等を遮断するためのシール
    装置であって、 該第一部材の外周に相対摺動可能に嵌合されて該間隙を
    遮断する環状の弾性シール部材と、該弾性シール部材を
    半径方向外向きに変位可能に支持するとともに軸線方向
    にも移動可能に支持しているシール部材ホルダーと、を
    有していることを特徴とするシール装置。
  2. 【請求項2】 軸状体もしくは筒状体として構成された
    第一部材と、該第一部材と同心に配置されるとともに該
    第一部材の外周面に対して所定の第一の間隙を介して嵌
    装された筒状の第二部材と、該第二部材と同心に配置さ
    れていて該第二部材の外周面に対して所定の第二の間隙
    を介して嵌装されるとともに該第二部材の先端面よりも
    前方に突出した突端部を有する筒状の第三部材と、該第
    三部材の外周面から該突端部を回って該第二部材の外周
    面と該第三部材の内周面との間の該第二間隙に入り込む
    ように引き回されたフレキシブルプリント基板と、を有
    した機器において該第一部材と該第二部材との間の該間
    隙を通る光線や流体等を遮断するためのシール装置であ
    って、 該第一部材の外周に相対摺動可能に嵌合されて該間隙を
    遮断する環状の弾性シール部材と、該弾性シール部材を
    半径方向外向きに変位可能に支持するとともに軸線方向
    にも移動可能に支持しているシール部材ホルダーと、を
    有し、 該第三部材の該突端部から更に前方へ該フレキシブルプ
    リント基板の屈曲部が大きく突出することを防止するた
    めのフレキシブルプリント基板突出防止部が該シール部
    材ホルダーに設けられていることを特徴とするシール装
    置。
  3. 【請求項3】 該シール部材ホルダーは、該弾性シール
    部材の外径よりも大きな内径と、該弾性シール部材の軸
    方向寸法よりも大きな軸方向空間と、を有する環状溝を
    有した環状体であることを特徴とする請求項1又は2の
    シール装置。
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