JPH0679029U - エナメル線への油塗布装置 - Google Patents

エナメル線への油塗布装置

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JPH0679029U
JPH0679029U JP2447993U JP2447993U JPH0679029U JP H0679029 U JPH0679029 U JP H0679029U JP 2447993 U JP2447993 U JP 2447993U JP 2447993 U JP2447993 U JP 2447993U JP H0679029 U JPH0679029 U JP H0679029U
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JP
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oil
enamel wire
wire
enamel
applying
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JP2447993U
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English (en)
Inventor
哲郎 川喜田
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エナメル線への油塗布装置を提供する。 【構成】 貯油バス中の液状の油を走行するエナメル線
Wに過剰な状態に塗布する油塗布部Aと、前記油塗布部
Aにて過剰な状態に油が塗布されたエナメル線Wa上の
油を前記油塗布部Aの前方に位置して、圧縮空気流によ
り適量状態となすコンプレッサー4に連結したエナメル
線Waの走行方向に対向した吹き出し口18を持つ線状
体用エアーワイパ部Bとを具備する。 【効果】 エナメル線上の全周に高速でしかも薄く、か
つ均一に油を塗布することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エナメル線の全周に、薄く均一に、しかも定量的に液状の油を塗布 することができるエナメル線への油塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エナメル線をドラム、リール、或いはボビンなどに巻き取るとき、エナメル線 同志が擦れて絶縁層(エナメル皮膜)が傷がついたり、剥離したりするのを防止 するため、従来より、エナメル線の表面に油を塗布することが行われている。 このエナメル線の表面への油の塗布量は、少量でしかもエナメル線の全周に薄 く、かつ均一に塗布しなけばならない。 従来、かかる目的でエナメル線に油を塗布する装置として、例えば図8のよう なローラ式油塗布装置や、図9のようなフエルト吸い上げ式油塗布装置などが使 用されていた。
【0003】 前者のローラ式油塗布装置は、貯油バス8中の液状の油中に、その一部を浸漬 させながらモーター7により回転するロール6に、走行するエナメル線Wを接触 させてロール6上に付着した油をエナメル線Wに移行させ、引き続き、前記ロー ラ式油塗布装置の前方に配置したフエルトなどの油絞り部9にて適量塗布に絞る 方式の装置で、前記ロール6の回転速度によってエナメル線上の大体の塗布油量 を調節している。 後者のフエルト吸い上げ式油塗布装置は、貯油溜12中の液状の油をフエルト 芯11により吸い上げて油塗布用フエルト10に供給し、該油塗布用フエルト1 0を介してエナメル線Wの表面に油を塗布する方式の装置である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ローラ式油塗布装置では、油をエナメル線Wの下方からし か供給しないため、フエルトなどの油絞り部9にて均一塗布化処理がされても、 油はエナメル線Wの全周に均一に塗布され難いものであった。 また、後者のフエルト吸い上げ式油塗布装置では、油塗布用フエルト10によ りエナメル線Wの全周に油が塗布されるが、エナメル線Wへの塗布油量の制御が 難しいものであった。 更に加えて、両者共、常温で固体の油をエナメル線Wの全周に塗布することは 難しいものであった。 本考案は、このようなことに鑑みて考案したもので、走行するエナメル線Wの 全周に、常温で液状はもとより、常温で固体状の油などいかなるタイプの油でも 液化して、薄くしかも均一に塗布することができるエナメル線への油塗布装置を 提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のエナメル線への油塗布装置は、図1にブロック図で示す如き、貯油バ ス中の液状の油を走行するエナメル線Wに過剰な状態に塗布する油塗布部Aと、 前記油塗布部Aにて過剰な状態に油が塗布されたエナメル線Waを、前記油塗布 部Aの前方に位置して圧縮空気流により油の塗着量を適量状態となす線状体用エ アーワイパ部Bとを具備することを特徴とするものである。
【0006】 本考案の油塗布装置における油塗布部Aとしては、例えば、図2に示すような 油中をエナメル線Wを浸漬させて走行させ得るように、その壁部に貫通孔部Hを あけ、該貫通孔部Hを覆ってフエルトFを取り付けた油絞り部Cを具備した貯油 バスT、または図3に示す如き貯油バスTと貯油バス中の液状の油Oに、その一 部を浸漬させながらモーターMにより回転するロールRを備えたローラ式油塗布 部など、走行するエナメル線Wの全面に過剰な状態に油を塗布できる機能を持っ た装置であれば何ら特定されない。 なお、油塗布部Aを構成する貯油バスTは、常温で液状の油を貯溜するだけの ものだけでなく、ヒーターを内蔵した加熱タイプのものでもよい。 ヒーターを内蔵した加熱タイプの貯油バスTであれば、常温で高粘度の油や固 体の油なども加熱して低粘度化して、エナメル線Wに容易に塗布することができ る。
【0007】 また、本考案の油塗布装置におけるエナメル線Waの走行方向に位置した吹き 出し口を持つ、線状体用エアーワイパ部Bは、エアーワイパ部の前記吹き出し口 から吹き出される圧縮空気により、前記吹き出し口を走り抜けるエナメル線Wa 上の過剰な状態の油を適量状態に調節する働きをするものである。 この線状体用エアーワイパ部には、図4aおよび図4bに示した如く、長さ方 向に2つ割りの空気溜用の円筒本体部17に所望数の吹き出し口18が所定の間 隔をもって並列に凸設して、コンプレッサーに連結したパイプ19を介して送り 込まれた圧縮空気が該凸設した吹き出し口18を走り抜けるエナメル線の外周に 沿って吹き出るようにしたもの。 または、図5aおよびず5bに示した如く、長さ方向に2つ割りの空気溜用の 角筒本体部20の内部に、片方にラッパ状開口部21を他方に吹き出し口18を 有するノズル22を所望数並列に内蔵配設して、コンプレッサーに連結したパイ プ19を介して送り込まれた圧縮空気を前記ノズル22のラッパ状開口部21を 経て吹き出し口18からその大部分を走入してくるエナメル線の外周に吹き出す ようにしたもの。
【0008】 或いは、図6に図示したような、筒状本体23の内部に、該筒状本体23側壁 部の導入口25から送り込まれた圧縮空気を走り抜けるエナメル線Waの外周に 吹き出すようにした中央にエナメル線Waを挿通し得る通路が設けられた筒状体 24が同軸に配設したものなどが用いられる。 なお、コンプレッサーから線状体用エアーワイパ部に至る圧縮空気の流路を加 熱タイプとすることは、前記吹き出し口から吹き出される圧縮空気の温度を調節 でき、これによりエナメル線Wa上の塗布油層をより薄膜化できるので好ましい ものである。 また、圧縮空気供給源として、コンプレッサーの代わりに圧縮空気ボンベを用 いてもよい。
【0009】
【作用】
本考案のエナメル線への油塗布装置は、油塗布部Aで過剰の油が塗布されたエ ナメル線を線状体用エアーワイパ部Bに供給し、その前記吹き出し口から吹き出 させる圧縮空気流の風速(風量)を調整して、エナメル線Wa上の油を適量状態 となす機構のため、エナメル線Wの全周に高速でしかも薄く、かつ均一に油を塗 布することができる。 以下に本考案のエナメル線への油塗布装置の一実施例を示す。
【0010】
【実施例】
図7は、本考案のエナメル線への油塗布装置の一実施例である。 油塗布部Aは、液状の油が溜められているヒーター13を内蔵した貯油バス3 と、該貯油バス3のエナメル線の走入側に、走入するエナメル線Wに前記貯油バ ス3中の油を吸い上げて塗布する油塗布フエルト2が配置されている。 前記油塗布フエルト2の周囲には、該油塗布フエルト2を取り囲む状態にエナ メル線Wを貫通走行させるための穴を具備した保護カバー15が着脱自在に装着 されている。 前記油塗布部Aの前方には、コンプレッサー4からエアーワイパ部1に至るパ イプラインを有し、コンプレッサー4からの圧縮空気がバルブ14にて風速(風 量)が調節されて該エアーワイパ部1に送風され、該エアーワイパ部1は図4に 図示した構造のもので、その吹き出し口18から、前記油塗布部Aにて油が塗布 されて走行して来るエナメル線Waの外周に均一に吹き出すようにされた線状体 用エアーワイパ部Bが配置された構成となっている。 なお、上記の本考案のエナメル線への油塗布装置では、前記コンプレッサー4 からのパイプラインには、ヒーター5が取り付けられてパイプラインを流れる圧 縮空気を適度の加温するようにしてある。
【0011】
【考案の効果】
以上、詳述した如く、本考案のエナメル線への油塗布装置は、線状体用エアー ワイパ部Bの前記吹き出し口から吹き出させる圧縮空気流の風速(風量)を調整 して油塗布部Aで過剰に塗布されたエナメル線Wa上の油を適量状態となす機構 のため、エナメル線上の全周に高速でしかも薄く、かつ均一に油を塗布すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエナメル線への油塗布装置のブロック
図である。
【図2】本考案のエナメル線への油塗布装置の油塗布部
Aを構成する油塗布装置の一例図である。
【図3】本考案のエナメル線への油塗布装置の油塗布部
Aを構成する油塗布装置の他例図である。
【図4】本考案のエナメル線への油塗布装置の線状体用
エアーワイパ部Bの一例の要部エアーワイパ部の説明図
で、図4aは正面図、図4bは図4aのA−A断面図で
ある。
【図5】本考案のエナメル線への油塗布装置の線状体用
エアーワイパ部Bの他例の要部エアーワイパ部の説明図
で、図5aは正面図、図5bは図5aのA−A断面図で
ある。
【図6】本考案のエナメル線への油塗布装置の線状体用
エアーワイパ部Bの他例の要部エアーワイパ部の説明図
である。
【図7】本考案のエナメル線への油塗布装置の一実施例
装置の一部分断面図である。
【図8】従来のフエルト吸い上げ式油塗布装置の斜視図
である。
【図9】従来のローラ式油塗布装置の一部分断面図であ
る。
【符号の説明】
A・・・油塗布部 B・・・線状体用エアーワイパ部 C・・・油絞り部 F・・・フエルト H・・・貫通孔 M・・・モーター O・・・油 R・・・ロール T・・・貯油バス W・・・エナメル線 Wa・・・油の塗布されたエナメル線 1・・・エアーワイパ部 2・・・油塗布フエルト 3・・・貯油バス 4・・・コンプレッサー 5・・・ヒーター 6・・・ロール 7・・・モーター 8・・・貯油バス 9・・・油絞り部 10・・・油塗布用フエルト 11・・・フエルト芯 12・・・貯油溜 13・・・ヒーター 14・・・バルブ 15・・・保護カバー 17・・・円筒本体部 18・・・吹き出し口 19・・・パイプ 20・・・角筒本体部 21・・・ラッパ状開口部 22・・・ノズル 23・・・筒状本体 24・・・筒状体 25・・・導入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 7/02 A 8936−5G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯油バス中の液状の油を走行するエナメ
    ル線に過剰な状態に塗布する油塗布部Aと、前記油塗布
    部Aにて過剰な状態に油が塗布されたエナメル線上の油
    を前記油塗布部Aの前方に位置して、圧縮空気流により
    適量状態となす線状体用エアーワイパ部Bとを具備する
    ことを特徴とするエナメル線への油塗布装置。
JP2447993U 1993-04-12 1993-04-12 エナメル線への油塗布装置 Pending JPH0679029U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107705930A (zh) * 2017-11-20 2018-02-16 湖州中洲电磁线有限公司 一种漆包线涂油装置
CN108672196A (zh) * 2018-07-19 2018-10-19 珠海格力智能装备有限公司 防腐机构及具有其的弯管设备

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