JPH0678847A - 食器用トレー及びその製造方法 - Google Patents
食器用トレー及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0678847A JPH0678847A JP23821692A JP23821692A JPH0678847A JP H0678847 A JPH0678847 A JP H0678847A JP 23821692 A JP23821692 A JP 23821692A JP 23821692 A JP23821692 A JP 23821692A JP H0678847 A JPH0678847 A JP H0678847A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- synthetic resin
- tableware
- cloth
- fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】すべり止め塗料を塗布することなく、すべり止
め効果が得られ、またトレーに付着した布地にこぼれた
液がしみ込むことのないようにした食器用トレー及びそ
の製造方法を提供することにある。 【構成】合成樹脂材によって所望の形状に形成されたト
レー本体の表面に、布地を介して合成樹脂ビニールフイ
ルムを被着した構成であり、また所定の大きさの塊状の
柔軟な合成樹脂材の上から、合成樹脂ビニールフイルム
の片面に布地を接着して形成した被覆シート体を、この
被覆シート体の布地側を合成樹脂材側にして、所定の時
間加圧すると共に所定の温度で加熱し、前記食器用トレ
ーを製造するようにした構成でもある。
め効果が得られ、またトレーに付着した布地にこぼれた
液がしみ込むことのないようにした食器用トレー及びそ
の製造方法を提供することにある。 【構成】合成樹脂材によって所望の形状に形成されたト
レー本体の表面に、布地を介して合成樹脂ビニールフイ
ルムを被着した構成であり、また所定の大きさの塊状の
柔軟な合成樹脂材の上から、合成樹脂ビニールフイルム
の片面に布地を接着して形成した被覆シート体を、この
被覆シート体の布地側を合成樹脂材側にして、所定の時
間加圧すると共に所定の温度で加熱し、前記食器用トレ
ーを製造するようにした構成でもある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各家庭や社員食堂など
で空の食器や、食べ物や飲物を入れた食器を載せて運ん
だり、食事時のテーブルマットとして使用する食器用ト
レー及びその製造方法に関するものである。
で空の食器や、食べ物や飲物を入れた食器を載せて運ん
だり、食事時のテーブルマットとして使用する食器用ト
レー及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の図柄をプリントした布地
を、トレーの表面に付着して食器用トレーを製造には、
塊状の柔軟なポリエステル材の上から、種々の図柄をプ
リントした所定形状の布地をプレス装置によって押圧
し、塊状の柔軟なポリエステル材を所定のトレー形状に
形成すると共に、このトレーの表面に上記布地を圧着
し、更にこの布地の上からすべり止め用の塗料を吹き付
けて食器用トレーを製造していた。
を、トレーの表面に付着して食器用トレーを製造には、
塊状の柔軟なポリエステル材の上から、種々の図柄をプ
リントした所定形状の布地をプレス装置によって押圧
し、塊状の柔軟なポリエステル材を所定のトレー形状に
形成すると共に、このトレーの表面に上記布地を圧着
し、更にこの布地の上からすべり止め用の塗料を吹き付
けて食器用トレーを製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の食器用トレーの製造方法では、すべり止め用塗料を
何回も塗布しないと、布地の繊維の間に塗料がきめ細か
く付着せず、すべり止め効果を期待することができなか
った。また、このすべり止め用塗料を塗布したトレーの
場合、布地の繊維と塗料との付着状態の関係で、塗料が
剥がれやすいといった欠点があった。そのため、コーヒ
ーや紅茶等をこぼした場合、その剥離した箇所から中の
布地にしみ込んで拡がり、トレー表面が甚だ見苦しくな
るといった問題があった。
来の食器用トレーの製造方法では、すべり止め用塗料を
何回も塗布しないと、布地の繊維の間に塗料がきめ細か
く付着せず、すべり止め効果を期待することができなか
った。また、このすべり止め用塗料を塗布したトレーの
場合、布地の繊維と塗料との付着状態の関係で、塗料が
剥がれやすいといった欠点があった。そのため、コーヒ
ーや紅茶等をこぼした場合、その剥離した箇所から中の
布地にしみ込んで拡がり、トレー表面が甚だ見苦しくな
るといった問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
点に鑑みて開発されたものであり、その目的とする処
は、すべり止め塗料を塗布することなく、すべり止め効
果が得られ、またトレーに付着した布地にこぼれた液が
しみ込むことのないようにした食器用トレー及びその製
造方法を提供することにある。
点に鑑みて開発されたものであり、その目的とする処
は、すべり止め塗料を塗布することなく、すべり止め効
果が得られ、またトレーに付着した布地にこぼれた液が
しみ込むことのないようにした食器用トレー及びその製
造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような目
的を有効に達成するために、次のような構成にしてあ
る。すなわち、食器用トレーは合成樹脂材によって所望
の形状に形成されたトレー本体の表面に、布地を介して
合成樹脂ビニールフイルムを被着した構成である。
的を有効に達成するために、次のような構成にしてあ
る。すなわち、食器用トレーは合成樹脂材によって所望
の形状に形成されたトレー本体の表面に、布地を介して
合成樹脂ビニールフイルムを被着した構成である。
【0006】また、その製造方法としては、所定の大き
さの塊状の柔軟な合成樹脂材の上から、合成樹脂ビニー
ルフイルムの片面に布地を接着して形成した被覆シート
体を、この被覆シート体の布地側を合成樹脂材側にし
て、所定の時間加圧すると共に所定の温度で加熱し、前
記食器用トレーを製造するようにした構成である。
さの塊状の柔軟な合成樹脂材の上から、合成樹脂ビニー
ルフイルムの片面に布地を接着して形成した被覆シート
体を、この被覆シート体の布地側を合成樹脂材側にし
て、所定の時間加圧すると共に所定の温度で加熱し、前
記食器用トレーを製造するようにした構成である。
【0007】
【作用】上記のような構成により、合成樹脂ビニールフ
イルムを布地に接着した被覆シート体は、合成樹脂ビニ
ールフイルムが布地の繊維に密に接着させている。その
ため、合成樹脂ビニールフイルムが布地から剥がれると
いったこともない。また、この被覆シート体の布地側を
合成樹脂材側にして、所定の時間加圧すると共に所定の
温度で加熱することにより、製造された食器用トレー
は、このトレーを持った時に、布地のざらざらした感じ
が指に伝わり、すべり止め効果を得ることができる。
イルムを布地に接着した被覆シート体は、合成樹脂ビニ
ールフイルムが布地の繊維に密に接着させている。その
ため、合成樹脂ビニールフイルムが布地から剥がれると
いったこともない。また、この被覆シート体の布地側を
合成樹脂材側にして、所定の時間加圧すると共に所定の
温度で加熱することにより、製造された食器用トレー
は、このトレーを持った時に、布地のざらざらした感じ
が指に伝わり、すべり止め効果を得ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3に基づい
て説明する。1は本発明に係る一実施例の食器用トレー
であって、トレー本体2と布地3と合成樹脂ビニールフ
イルムの一例である塩化ビニールフイルム4とによって
形成されている。トレー本体2は、ポリエステル等の軟
質合成樹脂材によって形成され、布地3は表面に花柄等
の所望の図柄や模様をプリントとしたものである。そし
てこの食器用トレー1は、トレー本体2の表面に布地3
を介して(布地3と共に)塩化ビニールフイルム4を被
着してある。
て説明する。1は本発明に係る一実施例の食器用トレー
であって、トレー本体2と布地3と合成樹脂ビニールフ
イルムの一例である塩化ビニールフイルム4とによって
形成されている。トレー本体2は、ポリエステル等の軟
質合成樹脂材によって形成され、布地3は表面に花柄等
の所望の図柄や模様をプリントとしたものである。そし
てこの食器用トレー1は、トレー本体2の表面に布地3
を介して(布地3と共に)塩化ビニールフイルム4を被
着してある。
【0009】上記の食器用トレー1を製造方法として
は、上記布地3の図柄等をプリントした面に、塩化ビニ
ールフイルム4を接着材によって、或いは熱融着によっ
て接着し、布地3と塩化ビニールフイルム4を一体形成
した被覆シート体5を形成する。次に所望形状・大きさ
に形成可能な量の例えば軟質なポリエステルの塊をプレ
ス装置(図示省略)にセットし、この塊の上に上記被覆
シート体5の布地3側をトレー本体2となる上記塊側に
して、上記プレス装置によって押圧すると共に、150
℃位の温度で1分間位加熱する。
は、上記布地3の図柄等をプリントした面に、塩化ビニ
ールフイルム4を接着材によって、或いは熱融着によっ
て接着し、布地3と塩化ビニールフイルム4を一体形成
した被覆シート体5を形成する。次に所望形状・大きさ
に形成可能な量の例えば軟質なポリエステルの塊をプレ
ス装置(図示省略)にセットし、この塊の上に上記被覆
シート体5の布地3側をトレー本体2となる上記塊側に
して、上記プレス装置によって押圧すると共に、150
℃位の温度で1分間位加熱する。
【0010】このことによって上記ポリエステルの塊
は、図示したようなやや深みのある長方形状のトレー本
体2に形成されると共に、このトレー本体2の表面側に
布地3を介して、軟化した塩化ビニールフイルム4が被
着される。このようにして前記食器用トレー1は製造さ
れる。
は、図示したようなやや深みのある長方形状のトレー本
体2に形成されると共に、このトレー本体2の表面側に
布地3を介して、軟化した塩化ビニールフイルム4が被
着される。このようにして前記食器用トレー1は製造さ
れる。
【0011】なお、トレー本体2の形状・大きさ・色な
どは任意に設計変更するも自由である。また、布地3の
代わりに目の粗い紙を使用してもよい。更にトレー本体
2を形成する樹脂として、ユニア,メラミン,フェノー
ル等の樹脂を使用することも可能である。ただし、成形
に時間がかかる。
どは任意に設計変更するも自由である。また、布地3の
代わりに目の粗い紙を使用してもよい。更にトレー本体
2を形成する樹脂として、ユニア,メラミン,フェノー
ル等の樹脂を使用することも可能である。ただし、成形
に時間がかかる。
【0012】
【発明の効果】以上、上記のような本発明の食器用トレ
ー及びその製造方法によれば、食器用トレーの表面が布
地を介して合成樹脂ビニールフイルムで覆われているの
で、このトレーに触れたとき、布地のざらざらした感じ
が指に伝わり、すべり止め効果を得ることができる。ま
た、布地の表面は、一枚の合成樹脂ビニールフイルムに
よって覆われているので、従来の塗料の吹き付けによる
場合に比べ、表面の塗りむらといったことがなく、布地
にプリントした図柄等をより鮮明に浮き上がらせること
ができる。
ー及びその製造方法によれば、食器用トレーの表面が布
地を介して合成樹脂ビニールフイルムで覆われているの
で、このトレーに触れたとき、布地のざらざらした感じ
が指に伝わり、すべり止め効果を得ることができる。ま
た、布地の表面は、一枚の合成樹脂ビニールフイルムに
よって覆われているので、従来の塗料の吹き付けによる
場合に比べ、表面の塗りむらといったことがなく、布地
にプリントした図柄等をより鮮明に浮き上がらせること
ができる。
【0013】更に従来、塗料を吹き付けた場合には後で
塗料が剥がれるといったことがあったが、合成樹脂ビニ
ールフイルムは軟化して布地に密着しているので、塗料
のように容易には剥がれない。また傷がついても合成樹
脂ビニールフイルムが布地の繊維に空間なしに密着して
いるので、コーヒー等をこぼしても布地にしみ込んで拡
がることもなく、トレーを汚くして見栄えを悪くすると
いったことがない。
塗料が剥がれるといったことがあったが、合成樹脂ビニ
ールフイルムは軟化して布地に密着しているので、塗料
のように容易には剥がれない。また傷がついても合成樹
脂ビニールフイルムが布地の繊維に空間なしに密着して
いるので、コーヒー等をこぼしても布地にしみ込んで拡
がることもなく、トレーを汚くして見栄えを悪くすると
いったことがない。
【図1】本発明に係る食器用トレーの分解斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る食器用トレーの一部拡大正面図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係る食器用トレーの斜視図である。
1・・・食器用トレー、 2・・・トレー本体、 3・・・布地、 4・・・合成樹脂ビニールフイルム(塩化ビニールフイ
ルム)、
ルム)、
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂材によって所望の形状に形成さ
れたトレー本体の表面に、布地を介して合成樹脂ビニー
ルフイルムを被着したことを特徴とする食器用トレー。 - 【請求項2】 所定の大きさの塊状の柔軟な合成樹脂材
の上から、合成樹脂ビニールフイルムの片面に布地を接
着して形成した被覆シート体を、この被覆シート体の布
地側を合成樹脂材側にして、所定の時間加圧すると共に
所定の温度で加熱し、前記食器用トレーを製造するよう
にしたことを特徴とする食器用トレーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23821692A JPH0678847A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 食器用トレー及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23821692A JPH0678847A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 食器用トレー及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678847A true JPH0678847A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17026877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23821692A Pending JPH0678847A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 食器用トレー及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678847A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4872731A (en) * | 1985-10-18 | 1989-10-10 | Nissan Motor Company | Vehicular brake control system |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP23821692A patent/JPH0678847A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4872731A (en) * | 1985-10-18 | 1989-10-10 | Nissan Motor Company | Vehicular brake control system |
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