JPH067876U - 振動発生装置 - Google Patents

振動発生装置

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JPH067876U
JPH067876U JP411992U JP411992U JPH067876U JP H067876 U JPH067876 U JP H067876U JP 411992 U JP411992 U JP 411992U JP 411992 U JP411992 U JP 411992U JP H067876 U JPH067876 U JP H067876U
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JP
Japan
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shaft
gear
fixed
auxiliary
eccentric weights
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Pending
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JP411992U
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English (en)
Inventor
照男 和田
徳美 杉田
Original Assignee
株式会社シ−・エム・シ−
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、クラッチや油圧モ−タを用い
ることなく、発生する振動の大きさの微調整が可能な振
動発生装置を提供する。 【構成】 ケ−シング20内に平行な主動軸21と従動軸22
とを設け、それぞれに固定偏心錘25・26と可動偏心錘27
・28を設ける。固定偏心錘25・26は、水平方向の遠心力
は互いに打ち消し合い且つ垂直方向の遠心力は倍加され
る位置に固定し、可動偏心錘27・28には、それぞれの軸
を中心として回転する第2歯車29を設ける。一方、主動
軸21と平行な補助軸30を設け、補助軸30上にそれと共に
回転し、軸方向に移動自在のスライド部材34を設ける。
そして、ケ−シング20に設けた油圧作動手段35でスライ
ド部材34を軸方向に移動し、その移動により円筒回転部
材33を補助軸30を中心として回動するようにし、その円
筒回転部材33に固定した第1歯車32を第2歯車29と噛み
合わせて固定偏心錘25・26に対する可動偏心錘27・28の
相対回転位置を変え、発生する振動の大きさを調整す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば振動杭打機・振動締め固め機などに用い、遠心力を利用し て振動を発生させる振動発生装置に関する。詳しくは、平行な主動軸と従動軸と にそれぞれ固定偏心錘と可動偏心錘を設け、前記固定偏心錘に対する前記可動偏 心錘の相対回転位置を変えて発生する振動の大きさを調整可能とする振動発生装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、振動発生装置は、装置で発生させる振動の振動数と、杭打ちを行う その土地固有の振動数とが、合致すると互いに共振して近隣に振動公害を起こし 、また、装置の起動時には、通常の倍の電力量が必要となるため電源容量の大き なものが必要であるなどの問題点があった。
【0003】 そのため、従来、この種の振動発生装置には、図6に示すように、前記主動軸 1及び従動軸2上に各々固定する同一歯数の伝達歯車3・4を設けて互いに噛み 合わせる。それらの主動軸1と従動軸2とに、水平方向の遠心力は互いに打ち消 し合い且つ垂直方向の遠心力は倍加されるように、それぞれ固定偏心錘5・6を 固定する。また、それぞれの軸1・2には、可動偏心錘7・8を回動自在に取り 付け、その可動偏心錘7・8にそれぞれ歯車9・10を設ける。一方、前記伝達 歯車3・4と噛み合う補助歯車11を固定した補助軸12を前記主動軸1と平行 に設け、この補助軸12に歯車13を取り付けて前記可動偏心錘7・8に取り付 けた歯車9・10と噛み合わせる。そして、補助軸12のみを油圧モ−タ14で 回転させて可動偏心錘7・8の固定偏心錘5・6に対する相対回転位置を変える ようにしたものがあった。(特開昭51−57075号公報参照)
【0004】 また、特開昭52−120503号に開示されているように、前記のような構 成において、補助軸12をクラッチを介して主動軸1の回転を伝達して回転させ 、クラッチを断続調整して補助軸12の回転を変更し、可動偏心錘7・8の固定 偏心錘5・6に対する相対回転位置を変えるようにしたものがあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、油圧モ−タで補助軸を回転させるものは、構造が複雑であるととも に、可動偏心錘の回転位置の微調整が困難で発生する振動の大きさを微調整する ことができなかった。また、クラッチを介して補助軸の回転を変えるものは、常 にクラッチが摩擦しているためクラッチが摩耗しやすいなどの問題点があった。
【0006】 そこで、この考案の目的は、構造が簡単で、クラッチや油圧モ−タを用いるこ となく、発生する振動の大きさの微調整が可能な振動発生装置を提供することに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、この考案は、以下の図示実施例のように、主動軸21と従動軸22 とを平行に設けてそれらの軸21・22上に各々固定する同一歯数の伝達歯車2 3・24を噛み合わせ、それらの主動軸21と従動軸22とに、水平方向の遠心 力は互いに打ち消し合い且つ垂直方向の遠心力は倍加されるように、それぞれ固 定偏心錘25・26を取り付けるとともに可動偏心錘27・28を回動自在に取 り付け、前記主動軸21及び従動軸22それぞれで前記固定偏心錘25・26に 対する前記可動偏心錘27・28の相対回転位置を変え、発生する振動の大きさ を調整可能とする振動発生装置bにおいて、前記伝達歯車23と噛み合う補助歯 車31と、その補助歯車31を固定し前記主動軸21と平行に設ける補助軸30 と、その補助軸30上にそれとともに回転するが軸方向には移動自在に設けるス ライド部材34と、そのスライド部材34を前記軸方向に移動する油圧作動手段 35と、その油圧作動手段35で前記スライド部材34を軸方向に移動したとき 前記補助軸30上を回動する円筒回転部材33と、その円筒回転部材33を固定 し前記補助軸30に対して回転自在の第1歯車32と、その第1歯車32と噛み 合い前記主動軸21及び前記従動軸22に対してそれぞれ回転自在とし前記可動 偏心錘27・28を取り付ける第2歯車29・29と、で構成してなる、ことを 特徴とする。
【0008】
【作用】
そして、油圧作動手段35でスライド部材34を軸方向に移動して円筒回転部 材33を回動し、この円筒回転部材33を固定した第1歯車32を回転し、それ と噛み合う第2歯車29・29を回転してこの第2歯車29・29を取り付けた 可動偏心錘27・28を回動し、固定偏心錘25・26に対する前記可動偏心錘 27・28の相対回転位置を変え、発生する振動の大きさを調整する。
【実施例】
【0009】 以下、図面を参照しつつ、この考案の一実施例について説明する。 図5は、この考案の振動発生装置を備える振動杭打機の正面図である。図中符 号aは、杭打機本体を示す。杭打機本体aの略中央部には、この考案の振動発生 装置bを備え、上部には、モ−タcを設けてベルトdをその駆動プ−リeと振動 発生装置bのプ−リfとに掛ける。下部には、矢板など取り付けるためのチャッ クgを設ける。その杭打機本体aの上部をばねhを介して吊りヘッドiに取り付 ける。
【0010】 そして、クレ−ンで吊りヘッドiを吊り上げて、吊りヘッドiで杭打機本体a をばねhを介して吊り下げ、チャックgに矢板などを取り付けて振動発生装置b で振動を発生させ、その振動で矢板を地中に打ち込み、または引き抜く。
【0011】 ところで、振動発生装置bを図1に示すように構成する。尚図1は、図5にお けるA−A断面図である。図中符号20は、ケ−シングを示す。このケ−シング 20内に駆動プ−リfを有する水平方向の主動軸21とこの主動軸21に平行な 従動軸22とを回転自在に設け、この主動軸21と従動軸22軸の図中左側の端 部に互いに噛み合う同一歯数の伝達歯車23・23を固定する。そして、2箇の 固定偏心錘25・25を主動軸21の両端にそれぞれ下向きに、図2に示すよう に、キイ21a及びボルト25aなどで固定する。同様に2個の固定偏心錘26 ・26を従動軸22の両端に下向きに取り付け、前記の両軸21・22を回転し たとき、水平方向の遠心力は、互いに打ち消し合い、且つ垂直方向の遠心力は倍 加されるようにする。
【0012】 更に、図1に示すように、主動軸21・従動軸22の固定偏心錘25・25間 及び26・26間に前記固定偏心錘25・26と同様で1つの固定偏心錘25ま たは26の2倍の重さを有する可動偏心錘27・28を設けるとともに、可動偏 心錘27・28の伝達歯車23・24側には、第2歯車29・29を設ける。そ して、それらを主動軸21・従動軸22に対して回転自在とする。
【0013】 また、ケ−シング20に、主動軸21と平行に補助軸30を設け、この補助軸 30に前記伝達歯車23と噛み合う補助歯車31を固定する。更に、補助軸30 に、主動軸21の第2歯車29と噛み合う第1歯車32を設け、この第1歯車3 2に円筒回転部材33を補助歯車31と反対側に向けて取り付け、それらを補助 軸30に対し回転自在とする。その円筒回転部材33の内周面には、螺旋溝33 aを設ける。そして、補助軸30上に補助軸30とともに回転し、軸方向には移 動自在の図3に示すような円筒状スライド部材34を設ける。この円筒状スライ ド部材34の外周面には、前記螺旋溝33aに係合する螺旋突起34aを設け、 その一端には、図1に示すように鍔部34bを設ける。
【0014】 一方、補助軸30を支持するケ−シング20の図中右側内面に、図4に示すよ うなシリンダ35aとピストンロッド35bよりなる油圧作動手段35を環状に 設ける。そして、補助軸30を貫通させたドラム36をピストンロッド35bの 先端に取り付け、ドラム36内に鍔部34bを収納する。ドラム36の内面と鍔 部34bの図中左右両面との間には、スラストベアリング37を設ける。また、 補助歯車31と第1歯車32間の補助軸30上には、鍔部38aを有するカラ− 38を固定し、第1歯車32と鍔部38a間には、スラストベアリング39を設 ける。
【0015】 そして、可動偏心錘27・28をそれぞれ固定偏心錘25・26との位相が1 80度ずれた位置、即ち互いに略反対側の位置にある状態で駆動プ−リfをモ− タcにより駆動して主動軸21を回転する。すると、従動軸22も回転して固定 偏心錘25・25と可動偏心錘27、固定偏心錘26・26と可動偏心錘28と の遠心力がそれぞれ略バランスの取れた状態で回転し、発生する振動の大きさは 最小となる。
【0016】 その後、油圧作動手段35を作動させ、スライド部材34を第1歯車32に向 けて軸方向に移動すると、螺旋突起34aがこれと係合する螺旋溝33a内を移 動することにより円筒回転部材33が補助軸30を中心として回動する。すると 、円筒回転部材33と共に第1歯車32が回転してこれと噛み合う第2歯車29 ・29により可動偏心錘27・28を回動する。そして、可動偏心錘27・28 の固定偏心錘25・26に対する相対回転位置を変え、可動偏心錘27と固定偏 心錘25及び可動偏心錘28と固定偏心錘26との位相のずれが0度である位置 、即ち可動偏心錘27と固定偏心錘25及び可動偏心錘28と固定偏心錘26が それぞれ主動軸21及び従動軸22の同じ側にあるようにすることにより、主動 軸21と従動軸22の水平方向の遠心力は互いに打ち消し合い且つ垂直方向の遠 心力は倍加され、発生する振動の大きさが最大となる。この振動により杭打また は杭の引抜きを行う。
【0017】
【考案の効果】
従って、この考案によれば、油圧作動手段でスライド部材を軸方向に移動して 円筒回転部材を回動し、この円筒回転部材に固定した第1歯車と噛み合う第2歯 車を回転してこの第2歯車に取り付けた主動軸及び従動軸の可動偏心錘を回動し 、固定偏心錘に対する前記可動偏心錘の相対回転位置を変え、発生する振動を調 整するので、構造が簡単で、クラッチや油圧モ−タを用いることなく、発生する 振動の大きさを微調整することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である振動発生装置を図5
のA−A断面で示す概略構成図である。
【図2】その固定偏心錘の取付状態を示す断面図であ
る。
【図3】そのスライド部材の部分斜視図である。
【図4】その油圧作動手段を示す斜視図である。
【図5】その振動発生装置を備える振動杭打機の正面図
である。
【図6】従来の振動発生装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
b 振動発生装置 21 主動軸 22 従動軸 23・24 伝達歯車 25・26 固定偏心錘 27・28 可動偏心錘 29 第2歯車 30 補助軸 31 補助歯車 32 第1歯車 33 円筒回転部材 34 スライド部材 35 油圧作動手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主動軸と従動軸とを平行に設けてそれら
    の軸上に各々固定する同一歯数の伝達歯車を噛み合わ
    せ、それらの主動軸と従動軸とに、水平方向の遠心力は
    互いに打ち消し合い且つ垂直方向の遠心力は倍加される
    ように、それぞれ固定偏心錘を取り付けるとともに可動
    偏心錘を回動自在に取り付け、前記主動軸及び従動軸そ
    れぞれで前記固定偏心錘に対する前記可動偏心錘の相対
    回転位置を変え、発生する振動の大きさを調整可能とす
    る振動発生装置において、 前記伝達歯車と噛み合う補助歯車と、 その補助歯車を固定し前記主動軸と平行に設ける補助軸
    と、 その補助軸上にそれとともに回転するが軸方向には移動
    自在に設けるスライド部材と、 そのスライド部材を前記軸方向に移動する油圧作動手段
    と、 その油圧作動手段で前記スライド部材を軸方向に移動し
    たとき前記補助軸上を回動する円筒回転部材と、 その円筒回転部材を固定し前記補助軸に対して回転自在
    の第1歯車と、 その第1歯車と噛み合い前記主動軸及び前記従動軸に対
    してそれぞれ回転自在とし前記可動偏心錘を取り付ける
    第2歯車と、 で構成してなる、振動発生装置。
JP411992U 1992-01-09 1992-01-09 振動発生装置 Pending JPH067876U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019176497A1 (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 酒井重工業株式会社 締固め機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5157075A (ja) * 1974-11-14 1976-05-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Henshinmoomentokahensochi
JPS61245877A (ja) * 1985-04-25 1986-11-01 西芝電機株式会社 起振力可変形起振機
JPH03229675A (ja) * 1990-02-02 1991-10-11 Toyo Kikai Seisakusho:Kk 振動発生機用振動力可変装置

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