JPH0678735U - 排気フード付クリーンブース - Google Patents

排気フード付クリーンブース

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JPH0678735U
JPH0678735U JP2523293U JP2523293U JPH0678735U JP H0678735 U JPH0678735 U JP H0678735U JP 2523293 U JP2523293 U JP 2523293U JP 2523293 U JP2523293 U JP 2523293U JP H0678735 U JPH0678735 U JP H0678735U
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JP
Japan
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air
clean
exhaust hood
blowing
space
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Withdrawn
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JP2523293U
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Inventor
英俊 有井
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Nippon Muki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Muki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Muki Co Ltd filed Critical Nippon Muki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 天井部2に空気清浄装置10を備えるととも
に、その下方に形成される清浄空間4の上方に局所排気
用フード5を配置した排気フード付クリーンブースにお
いて、前記空気清浄装置10の空気吹き出し口11に、
前記清浄空間4に向かって水平方向に空気を吹き出す吹
き出し孔12aを備えた偏平な空気吹き出し袋12を連
通し、この空気吹き出し袋12を前記清浄空間4の少な
くとも一隔壁3側に配置する。 【効果】 加工装置の側方から清浄空気を水平方向に流
すことにより、加工装置の加工作業領域を清浄に維持す
ることができ、排気フードの吸込みによって、清浄度が
必要な加工装置の加工物周辺に充分な清浄空気が供給さ
れないことが防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気及び電子部品の加工や精密機械部品の加工時等に用いるのに好 適な排気フード付クリーンブースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ミストやヒュームを発生する加工装置においては、そのミストやヒュー ムが周囲に拡散し空気を汚染して作業環境を悪化することを防ぐため、ミストや ヒュームが拡散する前に発生源で空気清浄機により吸引するようにしていた。 しかし、製品の高品質化、高性能化の要求により、電気及び電子部品、精密機 械等の加工におけるレーザー加工機による微小精密加工や溶接加工、電子産業に おける部品の洗浄、半田あげ作業など加工装置周辺の雰囲気の良否が加工作業、 ひいては製品品質の良否に大きく影響するため、これらの加工装置の周辺の雰囲 気を清浄に保持しながら、発生するミストやヒュームを除去できる方法が望まれ ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述の対策として、ミストやヒュームを発生する加工装置全体をクリーンブー スで覆い周辺の環境から分離することは出来るが、発生するミストやヒュームは 発生部の上部に排気のためのフードを設け、クリーンブースの外に排出すること になる。この場合、排気フードの制御風速は0.5m/秒程度は必要であり、ミ ストやヒュームを完全に吸引するためにはこの制御風速は出来るだけ大きい方が よく、フードの吸込み面積の大きさはミストやヒュームを発生する面より大きく しなければならない。このような状態において、クリーンブースの天井部に設置 された空気清浄装置から吹出される清浄空気の風速は、通常0.3〜0.5m/ 秒程度であるため、この空気は下降と共に風速が低下し途中で排気フードに引き 込まれてしまい、清浄度が必要な加工装置の加工物周辺に充分な清浄空気が供給 されないことになる。この場合クリーンブースの吹出し風速を大きくすることは 、クリーンブース内の作業者の健康上問題があり、また空気清浄装置の台数を増 やすことは、設備費用の増大及び電力エネルギー使用量の増加による経費増加と なり経済的でない。 本考案は前記のような問題点がない排気フード付クリーンブースを提供するこ とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の排気フード付クリーンブースは前記目的を達成するべく、天井部に空 気清浄装置を備えるとともに、その下方に形成される清浄空間の上方に局所排気 用フードを配置した排気フード付クリーンブースにおいて、前記空気清浄装置の 空気吹き出し口に、前記清浄空間に向かって水平方向に空気を吹き出す吹き出し 孔を備えた偏平な空気吹き出し体を連通し、この空気吹き出し体を前記空気清浄 空間の少なくとも一隔壁側に配置したことを特徴とする。 前記空気吹き出し体を透明な材料で形成し、空気吹き出し体を介してでも、ク リーンブース内を透視できるようにすれば、作業管理、作業者の安全管理上有効 である。 また、前記空気吹き出し体を下端側が狭まる楔状の断面形状に形成すれば、清 浄空間内に配置される加工装置に対して水平方向に吹き付けられる清浄空気を均 一な風速でもって吹き付けることができる。 また、前記空気吹き出し体は可撓性の袋体に構成することにより清浄空間を仕 切るビニールカーテン等の隔壁として併用することも可能であり、また、必要に 応じ袋体の一部または全部を巻き取ることにより必要箇所への空気供給、風量制 御、スペースの有効利用等を図ることも可能である。 さらに、また、必要により前記天井部に天井部から清浄空間内に清浄空気を吹 き出す空気吹き出し口を設けても構わない。
【0005】
【作用】
ミストやヒュームを発生する加工装置はクリーンブースの清浄空間内に配置さ れて外部環境から隔離され、加工により発生したミストやヒュームは加工装置の 上部に設けた排気フードによって吸引され、クリーンブースの外へ導かれ、排気 処理装置等を経て屋内或いは屋外へと排出される。 一方、クリーンブースの天井部に設置された空気清浄装置からの清浄空気は、 空気吹き出し体を介して清浄空間内に向かって水平方向に吹き出される。この清 浄空気は、加工装置の加工物周辺に供給され、加工に必要な清浄領域を作ること ができる。尚、この空気吹き出し体は1箇所だけでなく2箇所以上またはミスト やヒュームを発生する加工装置の四方を囲うように設けることもできる。 尚、空気清浄装置からクリーンブース内へ供給される全空気量はクリーンブー ス内をクリーンブース外より高い陽圧に保つため、排気フードから排出される汚 染空気量より多くするよう設定することは勿論である。
【0006】
【実施例】
次に本考案排気フード付クリーンブースの実施例を図面に基づき説明する。 (実施例1) 図1及び図2に示す実施例は、空気清浄装置の清浄空気を空気吹き出し体とし ての空気吹き出し袋を介してのみ清浄空間内に吹き出すようにした排気フード付 クリーンブースの例を示す。 図中1は天井板2を支持する柱を示し、この柱2間には隔壁3を構成するビニ ールカーテンを天井2から吊り下げ、天井2の下方を清浄空間4として区画し、 この清浄空間4内に加工装置Aを配置した。また、前記清浄空間4の上方に局所 排気用フード5を配置し、局所排気用フード5の下方に配置された加工装置Aか ら発生するミスト等をこの局所排気用フード5で吸引し、排気ダクト6を介して クリーンブース外へ排気するようにした。
【0007】 また、前記天井の上方にはファンボックス7内に送風機8とフィルタ9を収容 した空気清浄装置10が載置されている。この空気清浄装置10の空気吹き出し 口11は、ビニール製の偏平でその断面形状が下端側が狭まる楔状の空気吹き出 し袋12に連通させてある。この空気吹き出し袋12は、天井2の下方に形成さ れる清浄空間4側の面にのみ多数の空気吹き出し孔12aを備えており、この空 気吹き出し孔12aを介して、空気清浄装置10から供給される清浄な空気を清 浄空間4に向かって水平方向に吹き出させるようにした。
【0008】 この清浄空気は加工装置Aの加工物周辺に流れ清浄域を維持し、順次加工装置 Aから発生するミストやヒュームとともに局所排気用フード5へ吸引され、クリ ーンブース外へ排出される。 この実施例では、清浄空気を吹出す空気吹き出し袋は相対する2面に設置して あるが、これは1面または3面または4面でもよい。 また本実施例では1つの空気吹き出し袋に1台の空気清浄装置から空気を供給 しているが、空気清浄装置の清浄能力を大きくして2つ以上の空気吹き出し袋へ 供給してもよい。
【0009】 (実施例2) 図3及び図4に示すものは、前記実施例の変形例を示すもので、天井部2に更 に別個も空気清浄装置20を設け、その空気吹き出し口21を従来と同様に直接 天井部2に臨ませるようにし、下向きの清浄空気流と水平方向の清浄空気流とを 併用したものである。 尚、本実施例は、前記実施例と同一部材は同一符号を付してその説明を省略し た。
【0010】
【考案の効果】
このように、本考案の排気フード付クリーンブースによれば、加工装置の側方 から清浄空気を水平方向に流すことにより、加工装置の加工作業領域を清浄に維 持することができ、排気フードの吸込みによって、清浄度が必要な加工装置の加 工物周辺に充分な清浄空気が供給されないことが防止でき、これにより、加工す る部品または製品の品質向上、不良品発生の防止、歩留向上を図ることができる 。 尚、空気清浄装置を天井部に置くこにより、従来のクリーンブースと同様に クリーンブース内の清浄空間を有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案排気フード付クリーンブースの一実施例
の平面図
【図2】前記実施例の側面図
【図3】本考案排気フード付クリーンブースの他実施例
の平面図
【図4】前記他実施例の側面図
【符号の説明】
1 柱 2 天井板 3 隔壁 4 清浄空間 5 局所排気用フード 6 排気ダクト 7 ファンボックス 8 送風機 9 フィルタ 10 空気清浄装置 11 空気吹き出し口 12 空気吹き出し袋 12a 空気吹き出し孔 20 空気清浄装置 21 空気吹き出し口 A 加工装置

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井部に空気清浄装置を備えるととも
    に、その下方に形成される清浄空間の上方に局所排気用
    フードを配置した排気フード付クリーンブースにおい
    て、前記空気清浄装置の空気吹き出し口に、前記清浄空
    間に向かって水平方向に空気を吹き出す吹き出し孔を備
    えた偏平な空気吹き出し体を連通し、この空気吹き出し
    体を前記空気清浄空間の少なくとも一隔壁側に配置した
    ことを特徴とする排気フード付クリーンブース。
  2. 【請求項2】 前記空気吹き出し体を透明な材料で形成
    したことを特徴とする請求項1記載の排気フード付クリ
    ーンブース。
  3. 【請求項3】 前記空気吹き出し体を下端側が狭まる楔
    状の断面形状に形成したことを特徴とする請求項1また
    は2記載の排気フード付クリーンブース。
  4. 【請求項4】 前記空気吹き出し体を清浄空間を仕切る
    隔壁として併用することを特徴とする請求項1乃至3の
    何れかに記載の排気フード付クリーンブース。
  5. 【請求項5】 前記天井部に天井部から清浄空間内に清
    浄空気を吹き出す空気吹き出し口を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の排気フード付クリ
    ーンブース。
JP2523293U 1993-04-17 1993-04-17 排気フード付クリーンブース Withdrawn JPH0678735U (ja)

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JP2523293U JPH0678735U (ja) 1993-04-17 1993-04-17 排気フード付クリーンブース

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JP2523293U JPH0678735U (ja) 1993-04-17 1993-04-17 排気フード付クリーンブース

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JPH0678735U true JPH0678735U (ja) 1994-11-04

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ID=12160236

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JP2523293U Withdrawn JPH0678735U (ja) 1993-04-17 1993-04-17 排気フード付クリーンブース

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JP (1) JPH0678735U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012087997A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Panasonic Corp 循環型集塵装置
KR101155098B1 (ko) * 2010-06-01 2012-06-11 훼이스건설 주식회사 실내환기장치
JP2022100386A (ja) * 2019-12-19 2022-07-05 高砂熱学工業株式会社 クリーンルーム装置および空気循環ユニット

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