JPH0678421A - 電気機器の電動移動操作装置 - Google Patents

電気機器の電動移動操作装置

Info

Publication number
JPH0678421A
JPH0678421A JP27525991A JP27525991A JPH0678421A JP H0678421 A JPH0678421 A JP H0678421A JP 27525991 A JP27525991 A JP 27525991A JP 27525991 A JP27525991 A JP 27525991A JP H0678421 A JPH0678421 A JP H0678421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric
manual
lever
interlock
output shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27525991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2751690B2 (ja
Inventor
Masami Kii
正美 紀井
Koichi Shichida
浩一 七田
Katsushige Abe
克茂 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP27525991A priority Critical patent/JP2751690B2/ja
Publication of JPH0678421A publication Critical patent/JPH0678421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2751690B2 publication Critical patent/JP2751690B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気機器の電動移動操作装置において、手動
による挿入,引き出し操作を安全確実に、かつ小さい操
作力で行えるようにする。 【構成】 電気機器の開路状態での手動挿入,引き出し
時に、ハンドル軸41への手動ハンドルの挿入操作に関
連するシャッター44の開閉動作に連動して、固定レバ
ー30,鎖錠レバー23を固定板28,鎖錠板22から
それぞれ解放して電気機器の移動負荷のみで手動操作を
行えるようにし、また、手動操作中には、シャッター4
4の開閉動作に連動するインターロックリンク50およ
びロッド56の作動により電気機器の投入指令を無効と
し、かつ制御回路の接続操作を鎖錠するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、閉鎖形開閉装置にお
ける開閉機器の主回路に対する切り放しおよび挿入を行
う移動操作装置に用いるのに適した電気機器の電動移動
操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】閉鎖形開閉装置において遮断器等の開閉
機器を主回路に対して切り放したり挿入したりする際に
は、従来、図10に示すような電動移動操作装置が用い
られている。この装置において、1は遮断器を示してお
り、該遮断器1は支持台車に支持されて閉鎖型開閉装置
2に対して往復移動可能とされるものであって、その開
閉装置2側に自動連結装置を備えている。また、上記遮
断器1には駆動電動機3が搭載され、この電動機3の出
力軸には歯車式の減速機4が設けられている。また、減
速機4の最終段の歯車は出力部となるネジスリーブ5の
一端(図10で左端)に結合され、該ネジスリーブ5の
他端(図10で右端)には雌ネジが形成されている。そ
して、このネジスリーブ5の雌ネジは、一端が開閉装置
2に係合された固定ネジ棒6の雄ネジに常時係合され、
また、該ネジスリーブ5の減速機4側の端部には手動ハ
ンドル7と係合する凹溝が形成されている。そして、こ
の凹溝の前面にはシャッター8が装備され、このシャッ
ター8は遮断器1の引き外し装置9と連結されている。
【0003】以上のように構成されていることによっ
て、主回路より切り放された図示の状態から手動にて遮
断器1を主回路に挿入する際には、シャッター8を開き
手動ハンドル7をネジスリーブ5の凹溝に係合させる。
このとき、遮断器1が投入状態である場合には、シャッ
ター8に連動する引き外し装置9の動作により遮断器1
は開路される。そして、この動作とともに投入回路およ
び電動操作回路は開いていずれの動作もロックされる。
【0004】また、電動引き出し式遮断器のインターロ
ック装置に関しては、手動ハンドルが引き出し装置に係
合している時に試験位置から盤外への引き出し操作を拘
束するようにしたものが、例えば特開昭62−2108
11号公報において開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動移動操作装
置においては、上記のように、シャッターを開いて手動
ハンドルを凹溝に係合させた時遮断器が開路し投入回路
および電動操作回路は開いていずれの動作もロックされ
るよう構成されているが、このとき何らかの異常によっ
てシャッターの開状態にも拘わらずスイッチの動作や連
動機構に不都合があった場合に、操作者に多大の危険が
発生することがあった。例えば手動ハンドルによる操作
中に電動操作スイッチが操作されて電動機が起動した場
合には、ネジスリーブに係合された手動ハンドルが電動
回転するので危険が生ずる。
【0006】また、上記従来の装置では、手動操作時に
電動機が結合されたままであり、遮断器の負荷に加えて
電動機の負荷も重畳するので、大きな操作力が必要であ
るという問題もあった。特に、大容量の遮断器では、移
動操作装置の減速比が大きくなり、それに電動機の負荷
が重畳することで操作力が一層大きくなる。
【0007】なお、上記公報に記載のインターロック装
置は、手動ハンドルの取り外しを忘れた場合に引き出し
操作を拘束するようにしたというだけであって、上記の
ような問題点を解消するものではない。
【0008】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、手動による挿入,引き出し操作を安全確実
に、かつ小さい操作力で行うことのできる電気機器の電
動移動操作装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電気機器
の電動移動操作装置は、可逆制御される電動機の駆動力
を遊星歯車減速機を介して出力軸に伝達することにより
電気機器を一定区間移動操作するようにした電気機器の
電動移動操作装置において、遊星歯車減速機の差動軸の
拘束,解放を行う出力制御手段と、出力軸の拘束,解放
を行う位置拘束手段と、出力軸に連結することによって
該出力軸を手動により操作する手動操作手段と、この手
動操作手段の出力軸への連結動作に先立って出力制御手
段および位置拘束手段を解除する解除手段を備えるよう
構成したものである。
【0010】また、電気機器が開路状態でのみ手動操作
手段の出力軸への連結動作を可能とするインターロック
手段を備えたものとすることができる。
【0011】また、手動操作手段による操作中に電気機
器の投入操作もしくは該電気機器の制御回路の接続操作
を鎖錠するインターロック手段を備えたものとすること
もできる。
【0012】
【作用】手動操作手段を出力軸に連結するに際して例え
ばシャッターを開操作すると、その操作に連動して出力
制御手段および位置拘束手段が解除され、それによって
出力軸が自由になり手動操作は電気機器の移動負荷のみ
となって、最小の操作力で電気機器の挿入位置もしくは
引き出し位置への移動が可能となる。
【0013】また、電気機器が開路状態においてのみ手
動操作手段の出力軸への連結動作を可能とするインター
ロック手段を設けたものとすると、電気機器が開路状態
でしか手動操作ができないので、操作者の安全性が確実
に確保される。
【0014】また、手動操作手段による操作中に電気機
器の投入操作もしくは該電気機器の低圧制御回路の接続
操作を鎖錠するインターロック手段を設けたものとする
と、電気機器の投入動作時における衝撃や機械音による
ショックを感じることなく安全かつ平静に操作でき、ま
た、開閉装置等からの操作信号や誤操作による信号が発
信されても電気機器は動作しないため、操作者の安全性
がより確実に確保される。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1はこの発明の一実施例に係る電動移動
操作装置の部分断面を施した正面図、図2は同実施例の
電動移動操作装置の側面図、図3は同実施例の電動移動
操作装置の部分平面図、図4(a)(b)はそれぞれ同
実施例の電動移動操作装置の部分正面図および部分側面
図、図5は同実施例の電動移動操作装置の部分側面図、
図6は同実施例の電動移動操作装置の部分側面図、図7
は同実施例の電動移動操作装置における干渉機構の平面
図、図8は同実施例の電動移動操作装置における干渉機
構の説明図、図9は同実施例の電動移動操作装置におけ
る他の干渉機構の説明図である。
【0017】この実施例において、電動移動操作装置1
0は、図1に示すように、箱形に形成されたフレーム1
1を備えている。そして、該フレーム11の両側面の互
いに対向する位置にそれぞれ設けられた各穴には軸受1
2が支持されている。また、上記フレーム11内には、
ウオームホイール歯車減速機13と遊星歯車減速機14
がそれぞれ設けられている。ウオームホイール歯車減速
機13は、フレーム11の一端面下部の軸受板に支持さ
れたウオーム歯車15と該ウオーム歯車15に噛合する
ホイール歯車16とから構成されている。一方、遊星歯
車減速機14は、入力軸となる小太陽歯車17と、該小
太陽歯車17に噛合する2個の遊星歯車18と、差動軸
となる大太陽歯車19と、上記遊星歯車18の自転軸を
支持し公転軸となる出力軸20とから構成されている。
また、大太陽歯車19は、図2に示すように、外周部に
等間隔に複数個(この例では12個)の凹溝21が形成
されてなる鎖錠板22を備えている。そして、図6に示
すように、鎖錠板22の凹溝21には、鎖錠レバー23
の先端に設けられたローラー付きの係合ピン24が係合
可能とされている。ここで、鎖錠レバー23は、先端に
上記係合ピン24を有するとともに他端に軸ピン25を
有し、中央部が支持ピン26により支持体27に揺動自
在に支持されている。
【0018】また、出力軸20の左端側には固定板28
が装着され、この固定板28の外周には、図5に示すよ
うに、遮断器の移動操作の始点および終点の各停止位置
に対応した凹溝29が形成されている。そして、この凹
溝29には、固定レバー30の先端に設けられたローラ
ー付きの係合ピン31が係合可能とされている。ここ
で、固定レバー30は、先端に上記係合ピン31を有す
るとともに他端に軸ピン32を有し、中央部が上記支持
ピン26により支持体27に揺動自在に支持されてい
る。また、固定レバー30の軸ピン32には復帰バネ3
3と電磁石34がそれぞれ連結されている。ここで、復
帰バネ33は固定レバー30先端の係合ピン31を固定
板28の凹溝29と係合するよう作用し、また、電磁石
34は励磁されることにより上記係合ピン31と凹溝2
9との係合を解除するよう作用する。
【0019】また、鎖錠レバー23および固定レバー3
0の各軸ピン25,32は平衡レバー35の両端に連結
されている。この平衡レバー35は、その中央部がカム
レバー36の一端(図3で左端)に連結された軸37を
支点として回動する。また、上記カムレバー36の他端
(右端)には三日月形のカム面38(図4参照)が形成
されている。そして、このカム面38には出力軸20と
平行配置のインターロック軸39に締結されたローラー
レバー40が係合し、該ローラーレバー40の回動によ
ってカムレバー36が揺動する。
【0020】また、図5に示すように、出力軸20には
ハンドル軸41が結合され、該ハンドル軸41には手動
ハンドル42が挿入されて回動操作される。また、この
ハンドル軸41の前面位置には、図3に示すように、ハ
ンドル穴43を有するシャッター44が設けられてい
る。このシャッター44は図3,図4で左右に摺動する
ことにより手動ハンドル42の挿入操作を許容もしくは
阻止する。また、上記インターロック軸39の前端部に
はリンク45を介してインターロックレバー46が結合
され、該インターロックレバー46にはシャッターハン
ドル47が連結されている。このように構成されている
ことによって、シャッターハンドル47を図3,図4で
右方向に操作してハンドル穴43を確保した状態では、
該シャッターハンドル47に連動してリンク45,イン
ターロックレバー46,インターロック軸39,ローラ
ーレバー40,カムレバー36,平衡レバー35が作動
し、固定レバー30および鎖錠レバー23がそれぞれ固
定板28および鎖錠板22との係合を解除する方向に動
作する。
【0021】また、上記リンク45の右端にはインター
ロックピン48の左端が一体に設けられている。そし
て、このインターロックピン48の右端側には遮断器の
開閉動作に連動して上下動作するロック板49が設けら
れている。遮断器の投入位置では該ロック板49が上動
することによりインターロックピン48の右方向への移
動が阻止される。
【0022】また、インターロック軸39の後端にはイ
ンターロックリンク50が設けられ、該インターロック
リンク50は、図9に示すように、リンク機構を介し遮
断器の投入操作機構の掛け金51に連接されている。こ
の掛け金51は投入電磁石52の励磁時に作動するピン
53と係合して投入ラッチ54を操作するものであっ
て、シャッター44が右方向へ動作したときはピン53
との係合が解かれ、投入電磁石52の動作を無効にす
る。また、上記インターロック軸39の後端にはレバー
55が設けられ、該レバー55にはロッド56が連結さ
れている。そして、図7,図8に示すように、このロッ
ド56にはブロック57が一体に設けられている。この
ブロック57は、ロッド56と連動して移動されること
により、前後に水平動作する二次端子盤58に連接され
たガイドリンク59およびレバー60と連動するストッ
パー板61の回動を許容もしくは阻止する。なお、図8
中符号62で示すのはシャッター44の操作で動作する
位置スイッチである。
【0023】以上のような構成からなる電動移動操作装
置の動作を以下に説明する。
【0024】閉鎖配電盤用の遮断器には、常用運転およ
び試験操作に適合するために、引き出し位置と挿入位置
(制御回路が接続状態)があり、また、遮断器の引き出
し位置では制御回路(二次回路)が接続状態と断路状態
の二位置が必要である。
【0025】いま、遮断器が開路状態で引き出し位置に
あり、二次回路が断路状態である場合において手動ハン
ドル42による挿入操作に際しては、まず、シャッター
ハンドル47を図3,図4で右方向に操作してシャッタ
ー44を同方向に移動させることによって、ハンドル穴
43を確保し、手動ハンドル42をハンドル軸41に挿
入する。このとき、シャッター44の移動によってリン
ク45,インターロックレバー46,インターロック軸
39,ローラーレバー40,カムレバー36,平衡レバ
ー35が作動し、固定レバー30および鎖錠レバー23
と固定板28および鎖錠板22の各凹溝29,21との
係合がそれぞれ解除されるので、手動操作は遮断器の移
動負荷のみとなっている。したがって、最小の操作力で
遮断器を挿入位置へ移動させることができる。
【0026】ここで、シャッター44を開いて手動ハン
ドル42をハンドル軸41に挿入した状態では、シャッ
ター44は手動ハンドル42により開位置(右位置)に
保持されているので、手動操作を安全に完了するための
以下のに示す各インターロックが成立している。す
なわち、 投入インターロック シャッター44の右移動によりインターロック軸39お
よびインターロックリンク50を介して掛け金51のピ
ン53との係合が解除されているので、遮断器の手動お
よび電動投入動作がロックされる。
【0027】 制御回路インターロック シャッター44の右移動によりリンク45,インターロ
ックレバー46,インターロック軸39,レバー55を
経てロッド56が図3で右方向へ移動し、ブロック57
が図7に二点鎖線で示す位置へ移動するので、二次端子
盤58を挿入位置方向へ移動させようとしても、ガイド
リンク59,レバー60によって連結されたストッパー
板61の回動動作がブロック57により阻止されてその
移動がロックされる。そのため、遮断器の制御回路は構
成されないので電気操作が不能となる。
【0028】また、試験可能状態および投入状態では手
動操作を防止するための以下のの各インターロック
が成立している。すなわち、 制御回路構成状態(試験可能状態)での手動操作防
止インターロック 手動挿入操作に先立って制御回路が構成されている状態
では、ブロック57が図7の下方位置(実線位置)に移
動し、ストッパー板61がその上方に位置しているの
で、ブロック57は後方に移動できず、したがって、シ
ャッター44を開作動しようとしてもリンク45,イン
ターロックレバー46,インターロック軸39,レバー
55,ロッド56の経路により該シャッター44は開か
ず、手動挿入操作が防止される。
【0029】 投入状態での手動操作防止インターロ
ック 遮断器が開路状態ではロック板49はインターロックピ
ン48の下方に位置し(図4(b)の実線位置)、該イ
ンターロックピン48は右方向に移動自在である。しか
し、投入状態(使用状態または操作状態)では、ロック
板49は上方へ移動して(同二点鎖線位置)インターロ
ックピン48の右方向への移動が妨げられるため、シャ
ッター44は開くことができず手動挿入操作が防止され
る。
【0030】次に、遮断器が開路状態で挿入位置にある
場合において手動ハンドル42による引き出し操作に際
しては、まず、シャッターハンドル47を図3,図4で
右方向に操作してシャッター44を同方向に移動させ、
ハンドル穴43を確保し、手動ハンドル42をハンドル
軸41に挿入する。このとき、シャッター44の移動に
よってリンク45,インターロックレバー46,インタ
ーロック軸39,ローラーレバー40,カムレバー3
6,平衡レバー35が作動し、固定レバー30および鎖
錠レバー23と固定板28および鎖錠板22の各凹溝2
9,21との係合がそれぞれ解除されているので、出力
軸20は電動機と切り放されており、また、位置鎖錠は
解除されているので、手動操作は遮断器の移動負荷のみ
となっている。したがって、最小の操作力で遮断器を引
き出し位置へ移動させることができる。
【0031】このとき、もし遮断器が投入状態(使用状
態または操作状態)にある場合には、ロック板49が上
方に移動しておりインターロックピン48の右方向への
移動が妨げられシャッター44は開くことができないの
で、手動引き出し操作は防止される。
【0032】また、手動引き出し操作が完了して手動ハ
ンドル42が取り外された遮断器の引き出し状態(停止
状態または試験状態)では、シャッター44は閉じて二
次端子盤58と連結されたストッパー板61はブロック
57に干渉されずに自由に回動でき、したがって、二次
端子盤58の接続操作および断路操作ができるので、遮
断器の試験操作を行うことができ、また、遮断器の確実
な停止状態を得ることができる。
【0033】なお、上記実施例において、例えばインタ
ーロックレバー46の動作で作動するスイッチを設け、
また、二次端子盤58の操作ではレバー60の動作で作
動するスイッチを設けて、電気的干渉回路を形成するよ
うにできるのは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、電気機
器の手動挿入,引き出し操作時に、出力軸より前段の減
速機と電動機が切り放されて手動操作負荷とならないの
で、操作力を小さくすることができ、かつ容易に移動操
作を行うことのできる電動移動操作装置が得られる。ま
た、この手動操作は、電動操作による動作中であっても
機械的に優先され、よって、電動操作における異常操作
や異常動作での電気機器やその関連機器の破損および危
険を防止することができる。
【0035】また、上記構成に加えて、電気機器が開路
状態においてのみ手動操作手段の出力軸への連結動作を
可能とするインターロック手段を設けたものとすること
により、電気機器が開路状態でしか手動操作ができない
ので、操作者の安全性が確実に確保される。
【0036】また、手動操作手段による操作中に電気機
器の投入操作もしくは該電気機器の低圧制御回路の接続
操作を鎖錠するインターロック手段を設けたものとする
ことにより、操作者が手動操作時に電気機器の投入動作
による衝撃や機械音によるショックを感じることはな
く、安全かつ平静に操作でき、また、開閉装置等からの
操作信号や誤操作による信号が発信されても電気機器は
動作しないため、操作者の安全性がより確実に確保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電動移動操作装置の
部分断面を施した正面図
【図2】この発明の一実施例に係る電動移動操作装置の
側面図
【図3】この発明の一実施例に係る電動移動操作装置の
部分平面図
【図4】この発明の一実施例に係る電動移動操作装置の
部分正面図および部分側面図
【図5】この発明の一実施例に係る電動移動操作装置の
部分側面図
【図6】この発明の一実施例に係る電動移動操作装置の
部分側面図
【図7】この発明の一実施例に係る電動移動操作装置に
おける干渉機構の平面図
【図8】この発明の一実施例に係る電動移動操作装置に
おける干渉機構の説明図
【図9】この発明の一実施例に係る電動移動操作装置に
おける他の干渉機構の説明図
【図10】従来の電動移動操作装置の全体構成図
【符号の説明】
10 電動移動操作装置 14 遊星歯車減速機 19 大太陽歯車 20 出力軸 21 凹溝 22 鎖錠板 23 鎖錠レバー 24 係合ピン 28 固定板 29 凹溝 30 固定レバー 31 係合ピン 35 平衡レバー 36 カムレバー 39 インターロック軸 40 ローラーレバー 41 ハンドル軸 42 手動ハンドル 44 シャッター 45 リンク 46 インターロックレバー 48 インターロックピン 49 ロック板 50 インターロックリンク 51 掛け金 53 ピン 55 レバー 56 ロッド 57 ブロック 58 二次端子盤 59 ガイドリンク 60 レバー 61 ストッパー板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可逆制御される電動機の駆動力を遊星歯
    車減速機を介して出力軸に伝達することにより電気機器
    を一定区間移動操作するようにした電気機器の電動移動
    操作装置において、前記遊星歯車減速機の差動軸の拘
    束,解放を行う出力制御手段と、前記出力軸の拘束,解
    放を行う位置拘束手段と、前記出力軸に連結することに
    よって該出力軸を手動により操作する手動操作手段と、
    前記手動操作手段の前記出力軸への連結動作に先立って
    前記出力制御手段および前記位置拘束手段を解除する解
    除手段を備えたことを特徴とする電気機器の電動移動操
    作装置。
  2. 【請求項2】 電気機器が開路状態でのみ前記手動操作
    手段の前記出力軸への連結動作を可能とするインターロ
    ック手段を備えた請求項1記載の電気機器の電動移動操
    作装置。
  3. 【請求項3】 前記手動操作手段による操作中に電気機
    器の投入操作もしくは該電気機器の制御回路の接続操作
    を鎖錠するインターロック手段を備えた請求項1記載の
    電気機器の電動移動操作装置。
JP27525991A 1991-10-23 1991-10-23 電気機器の電動移動操作装置 Expired - Lifetime JP2751690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27525991A JP2751690B2 (ja) 1991-10-23 1991-10-23 電気機器の電動移動操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27525991A JP2751690B2 (ja) 1991-10-23 1991-10-23 電気機器の電動移動操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0678421A true JPH0678421A (ja) 1994-03-18
JP2751690B2 JP2751690B2 (ja) 1998-05-18

Family

ID=17552924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27525991A Expired - Lifetime JP2751690B2 (ja) 1991-10-23 1991-10-23 電気機器の電動移動操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2751690B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997005680A3 (de) * 1995-07-31 1997-04-10 Siemens Ag Schaltgerät mit steuerbarer verfahrbarkeit eines einschub-leistungsschalters
CN104064978A (zh) * 2014-06-19 2014-09-24 盛中意电力科技有限公司 一种低压开关柜的抽屉结构
CN105914089A (zh) * 2016-05-16 2016-08-31 广州白云电器设备股份有限公司 一种断路器手动操作与电动操作可互锁的开关柜

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101892240B1 (ko) * 2017-03-09 2018-08-27 인텍전기전자 주식회사 원격 제어 가능한 인입/인출형 고체절연 배전반

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997005680A3 (de) * 1995-07-31 1997-04-10 Siemens Ag Schaltgerät mit steuerbarer verfahrbarkeit eines einschub-leistungsschalters
US6031192A (en) * 1995-07-31 2000-02-29 Siemens Aktiengesellschaft Drawout circuit breaker with disconnect position interlock mechanism
CN104064978A (zh) * 2014-06-19 2014-09-24 盛中意电力科技有限公司 一种低压开关柜的抽屉结构
CN105914089A (zh) * 2016-05-16 2016-08-31 广州白云电器设备股份有限公司 一种断路器手动操作与电动操作可互锁的开关柜

Also Published As

Publication number Publication date
JP2751690B2 (ja) 1998-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2292768A (en) A motor vehicle door lock
US4860161A (en) Enclosed switchboard
JP4387577B2 (ja) スイッチギヤ
JP2004530399A (ja) 引出形遮断器の搬送機構
JP2001509359A (ja) 電力用低電圧遮断器の搬出入装置
JPH0678421A (ja) 電気機器の電動移動操作装置
JP2002369321A (ja) 引出形電気機器ユニットのロック装置
TW451236B (en) Operating mechanism for a three-position switching device
JP3738490B2 (ja) 開閉装置
JP2004304858A (ja) 引出型回路遮断器の位置決め装置
CN113851341B (zh) 一种三工位操动机构及开关柜
KR102467023B1 (ko) 전동기 제어반의 인출유닛 인터록 장치
JP2704592B2 (ja) 自動車の自動ドア開閉装置
KR20020058621A (ko) 진공차단기에 부착된 3-포지션 인출입장치
JP2007110823A (ja) 真空遮断器
ES2359144T3 (es) Dispositivo de operación de un aparato eléctrico.
JPS5932871B2 (ja) 引出形電気機器の制御回路用手動プラグのインタロツク機構
KR100303591B1 (ko) 바이패스전원절환개폐기
JP2000268659A (ja) 開閉器の操作装置
JP3609646B2 (ja) 多回路開閉器
CN1323412C (zh) 用于手动电动机起动器的开关机构
JP2854597B2 (ja) 開閉器用操作装置
JP2019173401A (ja) 車両用ドアロック装置
KR200376465Y1 (ko) 차단기의 인터록 장치
KR200378089Y1 (ko) 기중차단기의 위치별 자동잠금 인출입 장치

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110227

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 14