JPH0678394A - スピーカ用振動部品 - Google Patents

スピーカ用振動部品

Info

Publication number
JPH0678394A
JPH0678394A JP24726792A JP24726792A JPH0678394A JP H0678394 A JPH0678394 A JP H0678394A JP 24726792 A JP24726792 A JP 24726792A JP 24726792 A JP24726792 A JP 24726792A JP H0678394 A JPH0678394 A JP H0678394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
speaker
performance
base material
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24726792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3084150B2 (ja
Inventor
Masanori Takahashi
昌徳 高橋
Shigeo Shibata
繁男 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PIONEER CONE CORP
Pioneer Corp
Original Assignee
PIONEER CONE CORP
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PIONEER CONE CORP, Pioneer Electronic Corp filed Critical PIONEER CONE CORP
Priority to JP04247267A priority Critical patent/JP3084150B2/ja
Publication of JPH0678394A publication Critical patent/JPH0678394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3084150B2 publication Critical patent/JP3084150B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種部品個々の性能のみならず、これら組合
せによる性能をアップさせること。 【構成】 スピーカの振動板及びこの振動板に付随する
各種部品を構成するベース材として用いた羽二重織物
は、糸の強度差がなく、しかも成形しやすく変形しにく
いという特長がある。また、このベース材12にたとえ
ばゴムコート13を施すことにより、外観がラバーエッ
ヂでありながら重量はラバーエッヂの25%以下となり
軽量化が図れ、しかも成形時間が非常に短いという利点
がある。更に、ベース材をコーティングするためのエラ
ストマーやウレタン等のシート材又は発泡したコーティ
ング材は柔軟性を有するばかりか、防水、耐熱、耐候性
にも優れている。 【効果】 このような部材によってスピーカの振動板及
びこの振動板に付随する各種部品を構成することによ
り、軽量化のみならず形状保持性、柔軟性、防水性、耐
熱性、耐候性が図れるので、各種部品個々の性能のみな
らず、これら組合せによる性能をアップさせることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカの振動板及び
この振動板に付随するサブコーン、センターキャップ、
ソフトドーム及びダンパー等の振動部品に関する。
【0002】
【従来の技術】スピーカの音響特性を改善するために
は、スピーカの振動板及びこの振動板に付随するサブコ
ーン、センターキャップ、ソフトドーム及びダンパー等
の振動部品個々の性能のみならず、これら組合せによる
性能をアップさせることが必須とされている。
【0003】図1は、スピーカユニットの代表例として
ダイナミックスピーカを示すものであり、ポールヨーク
1及びプレート2間にはマグネット3が挟持されてい
る。これらポールヨーク1、プレート2及びマグネット
3によって磁気回路が構成されている。ポールヨーク1
とプレート2との間に形成されるギャップには、コイル
ボビン4に巻回されたボイスコイル5が配設されてい
る。
【0004】コイルボビン4は、振動板6の中央部に固
着されている。また、コイルボビン4は、ダンパー7を
介してフレーム8に支持されている。振動板6の外周縁
部はエッヂ9を介してフレーム8に取付けられている。
エッヂ9の外周縁部には、ガスケット10が取付けられ
ている。振動板6の中心部には、センターキャップ11
が配設されている。
【0005】このような構成では、ボイスコイル5に音
声信号が供給されると、ボイスコイル5から発生する磁
束とマグネット3からの磁束との反作用によってコイル
ボビン4が振動し、この振動力を振動板6に伝えること
で電気信号が音響信号に変換される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したダ
イナミックスピーカでは、振動板6をエッヂ9やダンパ
ー7等によってフレーム8のセンターに保持させている
が、振動板6の振動による音響特性を良くするために
は、これらダンパー7及びエッヂ9が振動板6の振動を
阻害しないように配慮する必要がある。また、振動板6
の過剰な振動を抑制するためには、振動板6に付随する
部品を内部損失の大きなものとする必要がある。更に
は、センターキャップ11等を含む各振動部品の成形後
において、形状保持性がよく、且つ柔軟性を有するもの
という相反する性能が要求される。
【0007】このようなことから従来では、ダンパー
7、エッヂ9及びセンターキャップ11等の各振動部品
は、綿布からなるベース材にフェノール樹脂及びウレタ
ン樹脂をコーティングしたものが用いられている。
【0008】しかし、これらの振動部品は、綿布をベー
ス材として用いていることから、耐湿性に劣り、しかも
変形しやすいという欠点がある。そこで、近年では、綿
布に代わる材料として種々の合成繊維の織物をベース材
としたものの使用も試みられているが、成形時には加熱
加圧成形を必要とするため、繊維材料によっては収縮し
たり、平織りであることから縦糸、横糸の強度差もあっ
て変形を抑制することが困難となっている。
【0009】このように、織物は変形が生じ易いため、
熱可塑性エラストマーやゴムを成形して用いる試みも行
われている。しかし、これらは方向性がないため変形に
は強いが、重量が増してしまうという欠点がある。
【0010】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、スピーカの振動板及びこの振動板に付随す
る各種部品の個々の性能のみならず、これら組合せによ
る性能をアップさせることができるスピーカ用振動部品
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカ用振動
部品は、上記目的を達成するために、スピーカの振動板
及びこの振動板に付随する各種部品を、羽二重織物をベ
ース材としこのベース材にエラストマーやウレタン等の
シート材又は発泡したコーティング材を層設したもので
構成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明のスピーカ用振動部品では、スピーカの
振動板及びこの振動板に付随する各種部品を構成するベ
ース材として羽二重織物を用いている。羽二重織物は、
糸の強度差がなく、しかも成形しやすく変形しにくいと
いう特長がある。また、このベース材にたとえばゴムコ
ートを施すことにより、外観がラバーエッヂでありなが
ら重量はラバーエッヂの25%以下となり軽量化が図
れ、しかも成形時間が非常に短いという利点がある。更
に、ベース材をコーティングするためのエラストマーや
ウレタン等のシート材又は発泡したコーティング材は柔
軟性を有するばかりか、防水、耐熱、耐候性にも優れて
いる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。なお、本発明のスピーカ用振動部品の一実
施例に適用すべきスピーカユニットは、たとえば図1に
示したダイナミックスピーカとする。但し、本実施例に
おけるダイナミックスピーカは、図1と共通するため、
その図示及び説明を省略する。
【0014】続いて、各種部品の製造方法について説明
する。まず、図2に示すように、スピーカの振動板及び
この振動板に付随する各種部品を構成するためのベース
材12として、無撚のポリエステル繊維、80d/48
Fを縦横それぞれ94本/インチの羽二重を作成した。
このときの厚さは0.12mmである。
【0015】この羽二重織物であるベース材12に合成
ゴムをコーティングしゴムコート13を形成した。合成
ゴムとしては、SBR、NBR、IIR等、またウレタ
ン樹脂でもよい。本実施例としては、SBRを100g
/m2 程度コーティングし、トータル180g/m2
した。このときの合計の厚さは0.18mmである。
【0016】このようにして得られた部材から所定の形
状のエッヂの金型によりエッヂ材を成形した。成形条件
は、成形温度を200℃、成形荷重を2kg/cm2
成形時間を15秒とした。
【0017】このようにして成形されたエッヂ材を、次
のような環境試験にて形状保持力の確認を行ったが、何
等変形や劣化は認められなかった。 耐熱試験 105℃、48時間 耐寒試験 −20℃、48時間 耐湿試験 45℃、95%RH、96時間
【0018】なお、物性比較として、本実施例による振
動部品の内部損失を次に記載する。 本実施例 内部損失 0.10 従来品・・・綿布にウレタンコート 0.06 SBRゴム成形品 0.07
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスピーカ
用振動部品によれば、スピーカの振動板及びこの振動板
に付随する各種部品を構成するベース材として用いた羽
二重織物は、糸の強度差がなく、しかも成形しやすく変
形しにくいという特長がある。また、このベース材にた
とえばゴムコートを施すことにより、外観がラバーエッ
ヂでありながら重量はラバーエッヂの25%以下となり
軽量化が図れ、しかも成形時間が非常に短いという利点
がある。更に、ベース材をコーティングするためのエラ
ストマーやウレタン等のシート材又は発泡したコーティ
ング材は柔軟性を有するばかりか、防水、耐熱、耐候性
にも優れている。
【0020】したがって、このような部材によってスピ
ーカの振動板及びこの振動板に付随する各種部品を構成
することにより、軽量化のみならず形状保持性、柔軟
性、防水性、耐熱性、耐候性が図れるので、各種部品個
々の性能のみならず、これら組合せによる性能をアップ
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のダイナミックスピーカを示す図である。
【図2】本発明のスピーカ用振動部品を構成するための
部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 ベース材 13 ゴムコート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカの振動板及びこの振動板に付随
    する各種部品を、羽二重織物をベース材としこのベース
    材にエラストマーやウレタン等のシート材又は発泡した
    コーティング材を層設したもので構成したことを特徴と
    するスピーカ用振動部品。
JP04247267A 1992-08-24 1992-08-24 スピーカ用振動部品 Expired - Fee Related JP3084150B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04247267A JP3084150B2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 スピーカ用振動部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04247267A JP3084150B2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 スピーカ用振動部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0678394A true JPH0678394A (ja) 1994-03-18
JP3084150B2 JP3084150B2 (ja) 2000-09-04

Family

ID=17160936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04247267A Expired - Fee Related JP3084150B2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 スピーカ用振動部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3084150B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106235492A (zh) * 2016-08-31 2016-12-21 童田 一种共振头盔及其成型工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106235492A (zh) * 2016-08-31 2016-12-21 童田 一种共振头盔及其成型工艺
CN106235492B (zh) * 2016-08-31 2022-09-13 广东信诺体育用品有限公司 一种共振头盔及其成型工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3084150B2 (ja) 2000-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3207686B2 (ja) スピーカ用ダンパー
US20060266578A1 (en) Speaker diaphragm and method for manufacturing the same
US20060193488A1 (en) Diaphragm and speaker
US7606387B2 (en) Loudspeaker cone including plated fabric
JPH0678394A (ja) スピーカ用振動部品
JP2005303911A (ja) スピーカ用振動板及びスピーカ
JP2009027309A (ja) スピーカ用振動板及びそれを用いたスピーカとこのスピーカ用振動板の製造方法
US1767837A (en) Loud-speaker
JP3111631B2 (ja) スピーカ用ダンパー
JPH0847082A (ja) スピーカ用振動板
JP3985335B2 (ja) スピーカ用エッジおよびこれを用いたスピーカ
JP3327004B2 (ja) スピーカ用ダンパー
JP2002374596A (ja) スピーカ用ダンパ及びその製造方法
JP2006295444A (ja) スピーカ用エッジ、振動板、および、スピーカ装置
JP3200762B2 (ja) 電気音響変換器用振動板
JP3368201B2 (ja) スピーカ
KR100313136B1 (ko) 센터캡과댐퍼가일체로형성된마이크로스피커및그의제조방법
JPH05284594A (ja) スピーカ用振動板
JP3850515B2 (ja) 小形スピーカ
JP3163849B2 (ja) スピーカ用エッジ
JP2000092591A (ja) スピーカ用エッジ
JP2011217281A (ja) スピーカ用中心保持部材、それを使用したスピーカ、およびスピーカ用中心保持部材の製造方法
JP2003097641A (ja) 熱可塑性エラストマーを用いて射出成型したダンパー及びそれを用いたスピーカ
JP3131033B2 (ja) スピーカ
KR100836778B1 (ko) 스피커용 댐퍼의 제조방법 및 스피커용 댐퍼

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080630

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees