JPH067828Y2

JPH067828Y2 - 穀粒選別機における未熟米取出し装置

Info

Publication number: JPH067828Y2
Application number: JP10234286U
Authority: JP
Inventors: 隆章杉村; 喜正竹内
Original assignee: セイレイ工業株式会社
Priority date: 1986-07-02
Filing date: 1986-07-02
Publication date: 1994-03-02
Anticipated expiration: 2001-07-02
Also published as: JPS639280U

Description

【考案の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本考案は、粒選別筒により選別された未熟米を取出した
い所望の方向に取出すことができるようにした穀粒選別
機における未熟米取出し装置に関する。

（ロ）従来の技術従来は、実公昭５１−２１００７号公報にも見られるよ
うに、粒選別筒の下方には、搬送コンベアを軸装すると
ともに下面に取出し口を有する搬送樋を架設して構成す
る穀粒選別機において、取出し口より落出する未熟米は
その取出し口の下方で容器等に受入れて取出さなければ
ならない構造になっていた。

（ハ）考案が解決しようとする問題点本考案は、そのように取出し口の下方で未熟米を受入れ
外側方に取出すといったことなく、機体の外側方に所望
の方向、位置に良好に取出すことができて作業性を向上
させることができるようにしたもので、簡単な構造にし
て好適に実施できるよう提供するものである。

（ニ）問題点を解決するための手段そのため、本考案では、取出し口の下方には先端に排出
口を有する長い取出しコンベア筒の基部を、排出口側が
上下動および横方向に移動できるように回動自在に連通
連設して構成したものである。

（ホ）作用したがって、機体の外側方に延出する排出口が上下方向
あるいは横方向と所望の方向、位置に向くように取出し
コンベア筒を回動調節すると、その方向に未熟米を良好
に取出すことができることになる。

（ヘ）実施例次に、図面に示す実施例について説明する。

第２図は穀粒選別機の側断面図を示し、機体内上部には
両粒選別筒(1)を並設して回転自在に軸架し、両粒選別
筒(1)の一端側には供給樋(7)を連通連設し、両粒選別筒
(1)の他端側下方には正粒取出し樋(8)を重設し、両粒選
別筒(1)の下方に水平に架設した搬送樋(4)の内方には搬
送コンベア(2)を軸装し搬送樋(4)の途中の下面には複数
の取出し口(3)を間隔をおいて形成し、搬送樋(4)の終端
側から取出し樋(9)を重設して従来形構造同様に構成す
る。

各取出し口(3)の下方には長い取出しコンベア筒(6)の基
部を回動自在にそれぞれ連設するが、先端側下方に排出
口(5)を有する取出しコンベア筒(6)の内部には基部側の
モータ(M)により回転させるらせんコンベア(6a)を全長
にわたり軸架し、前記取出し口(3)の下方に重設する排
出筒(10)には、下部にフランジ(11)を有するとともに前
記取出しコンベア筒(6)の基部上方に連通する連結筒(1
2)を嵌合し、該連結筒(12)の両側面に形成した円孤状の
円孤長孔(13)にそれぞれ嵌挿する締付ボルト(14)を前記
排出筒(10)の両側面にそれぞれ螺挿し、前記フランジ(1
1)の円周半分側には同心円の長い円孤となる両円孤長孔
(15)をそれぞれ形成し、両円孤長孔(15)にそれぞれ挿通
する締付ボルト(16)(16)を取出しコンベア筒(6)の基部
の上面にそれぞれ螺挿して構成する。

したがって、粒選別筒(1)により選別されて搬送樋(4)に
落下する未熟米は搬送コンベア(2)により搬送されなが
ら取出し口(3)より落出することになり、そのまま取出
しコンベア筒(6)に落入すると、らせんコンベア(6a)に
より搬出されて、機体の外側方に排出口(5)から排出さ
れることになる。

そのように機体の外側方に未熟米を取出すことができる
ことになるが、両締付ボルト(14)を少しく弛めて、両円
孤長孔(13)に摺動させながら取出しコンベア筒(6)を上
下方向に傾斜させると、排出口(5)を上下動させて所望
の高さに設定することができることとなり、また、両締
付ボルト(16)を少しく弛めて両円孤長孔(15)に摺動させ
ながら取出しコンベア筒(6)を横方向に回動させると、
排出口(5)を横方向に移動させて所望の位置に設定する
ことができることになる。

（ト）考案の効果このように本考案は、搬送樋(4)の取出し口(3)の下方か
ら長い取出しコンベア筒(6)により機体の外側方に未熟
米を取出すことができることになり、しかも、取出しコ
ンベア筒(6)の基部を回動させることによって排出口(5)
を上下動させたり横方向に移動させて所望の取出し方
向、位置に設定できることになり、未熟米取出しの作業
性を一段と向上させることができ、簡単な構造にして好
適に実施できる特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例である要部の斜視図、第２図は
穀粒選別機の側断面図、第３図は第２図の一部の縦断面
図、第４図は第３図の一部の拡大図、第５図は第４図の
平面図を示す。 (1)……粒選別筒、(2)……搬送コンベア (3)……取出し口、(4)……搬送樋 (5)……排出口、(6)……取出しコンベア筒

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】粒選別筒(1)の下方には、搬送コンベア(2)
を軸装するとともに下面に取出し口(3)を有する搬送樋
(4)を架設して構成する穀粒選別機において前記取出し
口(3)の下方には先端に排出口(5)を有する長い取出しコ
ンベア筒(6)の基部を、排出口(5)側が上下動および横方
向に移動できるよう回動自在に連通連設して構成したこ
とを特徴とする未熟米取出し装置。