JPH067828B2 - 生体組織の局部色素濃度を求める装置 - Google Patents

生体組織の局部色素濃度を求める装置

Info

Publication number
JPH067828B2
JPH067828B2 JP1191593A JP19159389A JPH067828B2 JP H067828 B2 JPH067828 B2 JP H067828B2 JP 1191593 A JP1191593 A JP 1191593A JP 19159389 A JP19159389 A JP 19159389A JP H067828 B2 JPH067828 B2 JP H067828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curve
remission
wavelength
wavelength region
hemoglobin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1191593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02257930A (ja
Inventor
マンフレート・ケスラー
クラウス・エイチ・フランク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH02257930A publication Critical patent/JPH02257930A/ja
Publication of JPH067828B2 publication Critical patent/JPH067828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/1455Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue using optical sensors, e.g. spectral photometrical oximeters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/31Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
    • G01N21/314Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry with comparison of measurements at specific and non-specific wavelengths

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、種々異なる波長の光を組織の部分領域中に入
射する照射装置と、後方散乱光の少なくとも一部に受光
する受光装置と、レミッションを波長に依存して測定
し、そのレミッション度スペクトルから色素の濃度を確
定する評価装置を有する、生体組織の局部色素濃度を求
める装置に関する。
従来技術 この種の方法は例えば論文“Bestimmung von Hmoglob
in-Oxygenierung und relativer Hmoglobin-Konzentr
ation in biologischen Systemen durch Auswertung vo
n Remissionsspektren mit Hilfe der Kubelka-Munk-Th
eorle "Wolfgang Dmmler,Erlangen 1988,に示
されている。
ここで“局所的”濃度とは、例えば毛細血管内の領域の
ことである。
“色素”とは、一方では組織固有の色素(生物色素)た
とえばヘモグロビン,またはチトクローム,洗浄運動性
が検査される際に供給される色素のことである。
“異なる波長の光”とは、通常はランプ(例えばキセノ
ン高圧ランプ)の混合光であるが、しかし例えば同調可
能なレーザ源の光とすることもできる。光はふつうはレ
ミッションの後にはじめてスペクトル分解され、さらに
強さは波長に依存して評価される。この場合、スペクト
ル別の初期の強さが計算において考慮される。
“部分領域”とは著しく小さい表面を有する領域のこと
であり、代表的には直径が50−500μmの領域のこと
である。組織における深部への到達は多数の要因に依存
し、(1/eへの低下は)150μmのオーダーにある。し
かし以下に詳述するように、組織体積(容積)−これか
らレミッションが得られる−は、組織に固有でありかつ
装置に固有でありさらにヘモグロビン濃度にも依存す
る。
しかし前述のDmmlerの論文に詳述されているよう
に、例えばヘモグロビン濃度の絶対測定は著しい困難に
直面する。
発明の解決すべき問題点 本発明の課題は、組織中の色素濃度およびその他の散乱
要因を、例えば絶対ヘモグロビン濃度をいっそう正確に
測定する装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明によればこの課題は、冒頭で述べた形式の装置に
おいて以下の構成により解決される。すなわち、第1の
ステップにて、照射装置は第1の波長領域からのビーム
を入射し、評価装置は、第1の波長領域におけるレミッ
ションを測定し、ここで前記第1の波長領域ではヘモグ
ロビンのレミッションに及ぼす影響は僅かなものであ
り、別個のステップにて、前記照射装置は第2の波長領
域からのビームを組織の同じ部分領域に入射し、前記評
価装置は、第2の波長領域におけるレミッションを測定
し、ここで前記第2の波長領域ではレミッションはヘモ
グロビンの作用を優勢的に受けるのであり、前記評価装
置は、第1波長領域のレミッションと、前記の両方の波
長領域に対し前もって形成され記憶され組織種に固有の
少なくとも1つの標準・基本レミッション曲線とに基づ
き、組織の個体固有の基本レミッション曲線を第2の波
長領域に対して算出し、さらに前記評価装置は、算出さ
れた前記の組織の個体固有の基本レミッション曲線と、
第2波長領域において測定されたレミッションとに基づ
き、ヘモグロビン濃度に対する値を供給するにより解決
される。
つまり本発明の基本技術思想は、比較的良好に求めるこ
とのできる、“明るい“第1波長領域における状態か
ら、あまり良好に求めることのできない、“暗い“第2
波長領域における状態を推測することである。
また、ステップの分割は、システム上の観点から見てな
されている。以下の説明で用いられる2重点(コロン)
の後の数字は、最初の数字で示されたステップに代わる
ステップを意味し、2重点なしの後続の数字は主ステッ
プの従属ステップである。両方の波長領域IおよびII、
1.1および1.2における光測定はシステム的には異
なる(従属)ステップであはあるが、しかし実際には同
時に行なわれ、この場合その順序は重要ではない。基本
測定(0番目のステップ)は通常は具体的な測定の前に
(“前もって”)行なわれるが、しかし原理的には後か
ら実施することもできる。なぜならば具体的な測定値も
記憶することができるからである。
この場合、“レミッション”とは物理的な現象を表わす
ものであり、“レミッション度”とはその具体的な数値
を表わすものである。さらに“レミッション曲線”とは
(“曲線”であることから多数の中間値を結ぶことによ
り得られた)複数個のレミッション度から成る多数の具
体的な値の集合を表わすものである。
“基本レミッション”とはヘモグロビンのない組織のレ
ミッションのことであり、これは例えば組織の、ヘモグ
ロビンのない灌流の場合に検出できる。
“組織種に固有の”とは、特定の種類の組織(生体の種
類、器官の種類、例えばねずみの肝臓または人の皮膚や
心臓等)に起因する特性のことである。
“組織の固体固有の”とは、各固体でそれぞれ特性が異
なり特有のものであることを表わし、例えばねずみの肝
臓はそれごとに常に異なる値を有するということであ
る。そして組織の固体固有の値および曲線として示され
ているのは、両方のレミッション曲線のうちの少なくと
も一方の具体的な測定が関与している値および曲線であ
り、当該測定による影響のもとでの、前もって求められ
た複数個の曲線から成る群のうちからの選択だけによる
ことが起こり得る。
上記のように固体ごとの値は常にそれぞれ異なることか
ら、実験ごとに(僅かながら)異なる曲線が得られるこ
とになり、これらの種々異なる曲線から成る集合を、
“同じ組織種の複数個の組織検体(つまり複数個の固
体)において前もって得られた、組織種に固有の複数個
の標準・基本レミッション曲線から成る群”称してい
る。
発明の利点 本発明による解決手段は例えば次の利点を有する。即ち
ヘモグロビンが窓を有する第1波長領域中の基本レミッ
ションが比較的に障害を受けずに検出可能となること、
および基本レミッションの影響が第2波長領域−ここで
は基本レミッションはふつうはヘモグロビンの影響を完
全にうけてしまう−においても一層正確に量の推定が可
能でありしたがって相応に除去できることである。この
ようにして得られた一層正確な値は、以後の方法ステッ
プにおいてさらに精確に処理できる。
組織の種固有の標準基本レミッション曲線群が、同じ組
織の種組織試料において有利に前もつて得られ、さらに
第1波長領域中の測定されたレミッション曲線が、標準
基本レミッション曲線群線のうちの第1波長領域中の最
も近い線に配属され、さらに第2波長領域中のこの標準
基本レミッション曲線の所属の線が、組織の個体固有の
標準基本レミッション曲線として選択される。
標準基本レミッション曲線とは、測定されるべき組織の
種の多数の組織において例えばヘモグロビンのない灌流
により、“前もって”測定されて記憶された基本レミッ
ション曲線のことである。本発明のこの実施例におい
て、1つの波長における曲線群として、個々の曲線が互
いに交差することなく、レミッションの大きい領域をカ
バーする曲線が求められる。次にこの曲線群の中から、
第1波長領域中の測定された曲線に最も近い曲線が選択
され、さらにこの選択された(組織の種固有の)標準基
本レミッション曲線の別の線が、第2波長領域におい
て、この選択によりここで組織個体固有の(標準)基準
レミッション曲線になる。
このことは次の利点を有する、即ちこのような曲線群の
形成後に簡単に、第1波長領域中の測定された曲線の、
第2波長領域中の(それ自体は未知の)経過を推定する
ことができる。
この場合、第1波長領域中の前もって得られた標準基本
レミッション曲線の群からの標準基本レミッション曲線
の、測定されたレミッション曲線への配属が次のように
特に有利に行なわれる。即ち第1波長領域中の所定の等
吸収波長における値−この値はこの等吸収波長における
測定されたこの等吸収波長における測定されたレミッシ
ョン値に等しいか近似する−を有する標準基本レミッシ
ョン曲線が選択されて、さらにヘモグロビン濃度を求め
るための値として、第2波長領域中の所定の等吸収の波
長における選択された標準基本レミッション曲線が用い
られる。
等吸収の波長領域における値が採られる理由はここで
は、ヘモグロビンの(同じくまだ未知の)酸素添加(酸
素化)による付加的なエラーが生じないからである。し
かしこれらの値は前述の目的に十分である。何故なら
ば、このレミッション値から相応に目盛較正された装置
を用いて濃度を測定するためには、既に基本レミッショ
ンを求めて処理された、等吸収の波長におけるレミッシ
ョン曲線のレミッション値は十分だからである。
別の実施例では有利に前もって、平均化された組織の種
固有の標準基本レミッション曲線が同じ組織種の組織検
体において前もって得られて、さらに第1波長領域中の
測定されたレミッション曲線と、平均化された標準基本
レミッション曲線との比が形成され、さらに得られたこ
の比と第2波長領域における組織の種固有の標準基本レ
ミッションの一部から、第2波長領域中の組織個体固有
の標準レミッション曲線が得られる。
そのため先行の別の実施例とは異なり代表的な曲線が、
組織の基本レミッションの多数の前もっての測定(例え
ばヘモグロビンのない灌流により)から両方の波長領域
にわたり求められる。そのためこの代表的な曲線は“平
均された”標準基本レミッション曲線とも称される(し
かし曲線群の曲線も平均化から形成することもでき
る)。
“比を形成する”とはいずれにせよ数学的な比の形成の
ことだけではなく、多くの方法が考えられる、例えば第
1波長領域における測定されたレミッション曲線の経過
の、第1波長領域中の標準レミッション曲線の経過の偏
差から、第2波長領域中の平均された標準レミッション
曲線の経過を介して、測定された(0番目の近似で基本
レミッション曲線とみなされる)曲線の仮想の継続部
を、第2波長領域中の組織個体固有の基本レミッション
曲線として推定することができる。
この場合、特に有利に、第1波長領域中の平均化された
標準基本レミッション曲線と(第1波長領域中の)測定
されたレミッション曲線との比を形成することは次のよ
うに行なわれる。即ち第1波長領域中の所定の等吸収の
波長における第1波長領域中の平均化された標準基本レ
ミッション曲線の値と、この等吸収の波長において測定
されたレミッション値との比が形成されるようにし、さ
らにこの得られた比を用いて、第2波長領域中の所定の
等吸収の波長における平均された標準基本レミッション
曲線の値から、この等吸収の波長におけるレミッション
値が得られ、これがヘモグロビン濃度を求めるための値
として用いられる。
等吸収の波長における値の使用の利点は既に説明した。
ヘモグロビン濃度を推定できるようにするレミッション
値は、通常は第2波長領域中の等吸収の波長において得
られた値を、この波長において測定されたレミッション
値から減算することにより求められる。
有利に、この方法の変形において、ヘモグロビン濃度に
対して得られた値を用いて、第1波長領域中の測定され
た曲線が補正され、これにより第2の改善された近似が
第1波長領域中の組織個体固有の基本レミッションに対
して得られる。
第1波長領域中の測定されたレミッション曲線はまだヘ
モグロビン濃度の(もちろんここではわずかな)影響度
を含む。このレミッション曲線は、上述の方法におい
て、第1波長領域中の組織個体固有の基本レミッション
曲線の“0番目の近似”であつた。この0番目の近似
は、(第1の近似における上述の方法のステップから知
られた)ヘモグロビン濃度をこの曲線から除去すること
により、改善される。このようにして得られた一層の別
の近似は、測定されたレミッション曲線に代えて、前述
の方法ステップの中へ導入される。
そのため特に有利に、測定されたレミッション曲線に代
えて改善された曲線により、ステップ2〜4が実施され
る。これによりヘモグロビン濃度に対する改善された近
似値と、第1波長領域中の組織個体固有の基本レミッシ
ョンとしての一層改善された曲線が得られる。
有利に上述のステップ2〜4がn回、その都度に改善さ
れた値ないし曲線にもとづいて、繰り返される。
より広い第1波長領域として630nmから1000nmの領域が
有利である。
狭い方の第1の波長領域としては、750nmから850nmの波
長領域が有利である。この領域においてはヘモグロビン
は窓を有しており、そのためヘモグロビンのレミッショ
ンへの影響はわずかしかない。
比較的に広い第2の波長領域としては、500nmから620nm
の波長領域が有利である。
比較的に狭い第2の波長領域としては550nmから570nmの
波長領域が有利である。これら後者の2つの領域では組
織のレミッションに対するヘモグロビンの影響が大き
い。
本発明はさらにヘモグロビンの酸素添加を測定する方
法、例えば上述の方法の中から1つあるいは複数の方法
による曲線のうち、1つまたは複数個の曲線を用いた方
法も対象としている。ヘモグロビンの酸素添加を高い精
確さで測定することは、スペクトル測光により生体現象
を監視する場合に同様に非常に重要である。
さらに本発明の場合、組織個体固有の標準基本レミッシ
ョン曲線および第2の波長領域において測定したレミッ
ション曲線から“純粋な”ヘモグロビン曲線が形成さ
れ、その際、あらかじめ2つの純粋標準ヘモグロビン曲
線、つまり酸素添加(酸化度)が0%から100%であ
り異なる重み付けを有する2つの曲線を重畳することに
より、酸素添加が0%から100%である領域の“純粋
な”標準ヘモグロビン曲線の群が得られる。そして“純
粋”ヘモグロビン曲線を、1へ正規化してから、この群
の同じく正規化された標準ヘモグロビン曲線と比較し、
最も近い曲線を選択して、その酸素添加が、測定した曲
線の酸素添加の値として採用される。
ヘモグロビンの酸素添加を測定するための択一的かつ有
利な方法、例えば濃度値および冒頭に述べた方法による
曲線を用いた方法では、異なる濃度および異なる酸素添
加のヘモグロビンを含む同じ組織種において前もって複
数回の測定を繰り返すことにより、比較曲線の2次元の
群を形成しておき、検出された濃度の近傍におけるヘモ
グロビン濃度を有する比較曲線をすべての酸素添加領域
に関して検査して、比較曲線のうちの最適な曲線が酸素
添加の値および濃度に対する改善された値を供給する。
このようにして、測定したレミッションおよび周知の標
準値を用いることにより、簡単かつ迅速に、重要なパラ
メータに対する許容値を得ることができる。
有利には、改善された組織個体固有の基本レミッション
曲線を得るための既述のステップにおいて、前述のよう
にして得られた、濃度および酸素添加に対する値が用い
られる。
第2の波長領域から測定されたレミッション曲線を、上
述の、酸素添加の測定に使われる2次元の群の中の最も
近似する曲線で正規化し、2つの曲線の間の差を波長に
依存して算出し、それを投射された光の浸透の深さを検
出するため、即ち、光により捕捉された容積を検出する
ためにひずみの大きさとして用いるのが非常に有利であ
る。
このひずみを浸透の深さとして用いることができること
が示された。相応にあらかじめ検出されたひずみ曲線が
再び記憶され、それらに対して相応の容積が配属され、
さらに比較することによつて得られたひずみ曲線が、記
憶されたひずみ曲線の中の最も近似する曲線に配属さ
れ、このようにして容積が測定される。
上述した測定方法に対してエアランガー・マイクロ−光
ファイバ・スペクトル測光器を用いると非常に有利であ
る。このことは以下の記載にさらに詳しく述べられてい
る。その際、そこで使用される干渉スカイフィルタディ
スクが有利には第1の波長領域も第2の波長領域も有す
る。それにより第1および第2の波長領域の測定された
レミッション曲線が、ディスクの回転において得られ
る。
有利にはこのマイクロ光ファイバスペクトル測光器は、
照射および検出装置の絶対較正を行なうための手段を有
する。絶対較正は非常に重要である。何故ならば、前も
っての測定はそのまま同じ測定装置により行なわれるべ
きであり、また装置固有に換算を行なわなければならな
いが、この前もっての測定は、それに対して具体的な測
定の前もっての測定と対比可能である、所定の条件下で
行なわなければならないからである。この種の手段は例
えば白色標準および標準光源であり、以下の記載で詳し
く説明されている。
本発明はさらに組織粒子体における大きさの変化を検出
するための装置にも関する。例えばミトコンドリアの大
きさの変化のようなこの種の変化の観察は、特別な実際
的な重要性をもつ。何故ならばこの観察により、例えば
脳腫瘍の早期発見を可能にするからである。これは、光
を組織中に投射する光ファイバと、この光ファイバから
放射状に異なつた間隔をおいて配設された後方散乱の光
を測定する少なくとも2つの光ファイバ−これらの光フ
ァイバは有利には照射用光ファイバの両側に線状に配置
されて−とを有する装置により、さらに他の光ファイバ
に対して相対的な後方散乱の強度の時間的な変化を検出
し、評価する各光ファイバのための評価ユニットによ
り、実施される。
この種の評価ユニットは、前述のエアランガーマイクロ
光ファイバ測光器の評価ユニットに類似して構成するこ
とができる。そして例えば後方散乱特性の組合せないし
その他の変形が検出され、これにより粒子の大きさの変
化の推定を可能とする。
本願の有利な実施例を添付の図面を参照しながら以下の
記載で詳細に説明する。それらの図面は、本願について
非常に明瞭に示しており、参照することができる。
第1図の右側に第1の測定曲線MIOが示されている。
(Mは測定されたものであることを表わし、Iは波長領
域I(ここでは750〜850nm)を表わし、数字0は基本レ
ミッション曲線の0番目の近似であると見倣し得る曲線
であることを意味する。)レミッションに対する尺度と
してここではIO/Iが用いられる。曲線はラットのかん臓
においてエアランゲンマイクロ光導体−分光計により測
定したものである。これは発明者の1人、Frankの博士
論文“Optische Streuung an biologischen Partikein
und Zellen"エアランゲン1985年に詳細に記載れて
いるが、以下にも説明する。
この曲線はヘモグロビンの影響を僅かしか有しない。と
いうのはこの領域Iではヘモグロビンはウインドウを有
するからである。
“基本レミッション”とはここでは、ヘモグロビンのな
い組織のレミッションを意味する。これは例えば組織に
ヘモグロビンのない灌流を行つた際に確定され得る。こ
の基本レミッションは依然として組織の種に固有のもの
であり、残留細胞色素および場合によつては添加された
色素の酸化還元状態に依存する。また僅かであるが組織
の個体に固有のものである。従つて具体的な“真の”基
本レミッションを、種々異なる色素の濃度、酸素化およ
び酸化還元状態を検出し得るように、できる限り正確に
確定する必要がある。
測定曲線(体系的に見ると方法のステップ1.1)MIOはこ
の方法では(0番目の)近似を示す。というのはこの曲
線は、選択した波長領域I(750〜850nm)では僅かである
が、ヘモグロビン濃度(KHb)およびヘモグロビンの酸素
化の影響に依存するからである。
別のステップ(2.)では、測定した基本レミッション曲
線MIOに対して、所属の標準・基本レミッション曲線が
波長領域IIで選択される。
従っていわゆる“標準”・基本レミッション曲線を検出
するために(いわば0番目の方法ステップで)、ヘモグ
ロビンなしで灌流した多数の(約100)検体がin viv
oおよびin vitroで確定される。この曲線は領域IIにお
いて、領域Iの所定のレミッションの際に生じる。従っ
て多量の数値群が確定され、その際数値群は波長領域I
とIIからのなる種々の波長での曲線の値を含む。
具体的な表(第4図)では、波長領域Iのヘモグロビン
の等濃度(等吸収)(isosbestschen)波長でのレミッシ
ョンのシーケンス(各値はそれぞれ曲線を形成する数値
群からのものである)に、領域IIのヘモグロビンの等濃
度点におけるシーケンスが明確に配属されている。この
配属は、数値対の値が同じ標準・基本レミッション曲線
にあるようになされている。従って表は記入された波長
でのそれぞれの曲線のうちの最も狭い部分を示す。
ヘモグロビンのイソスベスト(等濃度)波長(815nm)が
波長領域Iで選択される。というのはヘモグロビンの酸
素化がレミッションに及ぼす影響は波長領域Iにおいて
も、細胞クロムの酸化の影響よりも大きいからである。
細胞クロムの酸化の影響は5トル以下の酸素分圧で初め
て著しく変化する。isosbestschen波長を選択すること
により、ヘモグロビンの酸素化(このステップではまだ
未知である)に依存しなくなる。測定曲線MIOの0番目
の近似の誤差はヘモグロビンの濃度に依存するのみとな
る。
波長領域IIでの0番目近似に標準・基本レミッション曲
線(SIIO)を対応付けるために、波長領域I内でイソスベ
スト波長でのシーケンスの値が選択される。この値は曲
線MIO上のイソスベスト波長で測定された値と同じまた
は近似のものであり、この値には表2波長領域IIのシー
ケンスに所属する値が、従って領域IIの相応の標準・基
本レミッション曲線の曲線部分全体が配属される。
選択的に方法ステップ0.2で、測定したすべての標準・
基本レミッションを平均して唯1つの“平均標準・基本
レミッション曲線”が形成され、領域Iのイソスベスト
波長における別のレミッションに対する比における差
(またはファクタ)に対して表が(2つの波長領域にわ
たつて経過する多数の標準・基本レミッション曲線に基
づいて)作成される。表は差(またはファクタ)に第2
波長領域の波長での差(またはファクタ)を関係づけ
る。例えばここでもイソスベスト波長におけるものであ
る。次に配属の第2方法ステップで選択的に(ステップ
2.2)、測定曲線MIOおよびイソスベスト波長での平均標
準・基本レミッション曲線のレミッションの差(または
比)が検出され、平均標準・基本レミッション曲線は第
2波長領域のイソスベスト波長にて、表に基づき所属の
ファクタまたは加数に重畳される。これは1つの曲線ま
たは少なくとも波長領域IIのイソスベスト波長における
曲線の値に達するために行われる。この曲線は第2波長
領域IIの(標準−)基本レミッションの0番目の近似(S
IIO)を表わす。
領域IIでは同様にイソスベスト波長(実施例では具体的
に586nm)が、未知の酸素化に無関係にするために選択
される。
第1図は左側半部に、干渉−スカイライトフィルタ(Ver
lauf filter)板(第13図参照)の同じ通路で形成さ
れ、(体系的にみてステップ1.2)同じ組織部にて測定
されたレミッション曲線を示す。これは波長領域IIで測
定された曲線であり、0番目の近似であるからMIIOとし
て示してある。さらに第1図左側には、第1の波長領域
Iで確定された測定値に所属する標準−基本レミッショ
ン曲線(SIIO)が記入されている。この曲線(SIIO)は上に
述べたように表として存在するか(一部は第2図に示し
てある)、または領域Iの平均標準−基本レミッション
曲線を曲線MIOと比較すること(上に選択的に述べた)
により確定される。イソスベスト波長では、標準−基本
レミッションによる0番目近似に代表される基本レミッ
ションおよびヘモグロビンに依存するレミッションから
成る全測定レミッション(曲線MIIO)を基に、具体的な
イソスベスト波長(586nm)における標準−基本レミッシ
ョン曲線SIIOの値を測定したレミッション曲線の値から
減算することにより、ヘモグロビン−レミッションおよ
びそれにより1次近似KHb1(第3ステップで)のヘモ
グロビン濃度に対する尺度が得られる。それによりヘモ
グロビン濃度に対する1次近似値KHb1が得られる。
この濃度値KHb1は領域Iの測定曲線MIOの補正に用い
る。そして基本レミッションに対して、改善された1次
近似の相応の曲線GI1が次のようにして得られる。すな
わち、(第4のステップで)イソスベスト波長815nmに
て、この波長に対するこの濃度の際にヘモグロビン濃度
によって(付加的に)惹起される振幅値をMIOから減算
することにより得られる。そこから生じた値は表(第4
図)により(または選択的に方法ステップ2.2によ
り)、比較的良好に適合する標準−基本レミッション曲
線SII1(第1図左側参照)を選択するのに用いられる。
この曲線はさらにヘモグロビンの濃度値を値KHb2に対
して改善するのに用いる。この値はさらに、既に述べた
ようにして、領域Iの比較的改善された基本レミッショ
ン曲線GI2を求めるのに用いる。複数回このようにする
ことにより、ヘモグロビン濃度KHbnに対して非常に改善
された値が得られる。
別のステップでは酸素化が測定され、場合によっては濃
度に対する値の改善も同時に行なわれる。
先ず最後の反復ステップに相応する標準基本レミッショ
ン曲線が測定曲線MIIOから“純粋な”ヘモグロビン曲線
HIIOを得るために減算される。
2つの純粋標準−ヘモグロビン曲線を重畳することによ
り、すなわち0%酸素化および100%酸素化に対して、
種々の重付けにより、“純粋な”ヘモグロビン曲線群が
0〜100%の酸素化領域で得られる。
その次に、処理された測定曲線HIIOが1への標準化の
後、この群の同様に標準化された曲線と比較され、次善
に適合する曲線が選択される(例えば最小2乗法に従つ
て)。
選択した曲線の酸素化度は測定曲線MIIOの酸素化度と仮
定される。
選択的に、実際の測定の開始前に、同じ組織種における
非常に多数の測定に基づいて標準レミッション曲線が、
実際の測定を実行した機器と同じ機器により確定され
る。上記の測定は(0%〜20%の)種々の濃度のヘモ
グロビンおよび(0〜100%)種々の酸素化によって
基礎付けられたものである。各所定の濃度および酸素化
に対して多数の測定から平均された標準レミッション曲
線は表またはマトリクスに次のように配列される。すな
わち例えば、行が同じ酸素化での種々の濃度を含み、列
が同じ濃度での種々の酸素化を含むように配列される。
これは第5図に模式的に示されている。
測定曲線MIIOは次に表の曲線と比較される。
その際例として有利には、ヘモグロビン濃度の1次近似
に相応する列および各1列または実施例では各2つの隣
接する列が探索され、酸素化の全体値が得られる。
曲線を比較するために本発明の実施例では、標準−レミ
ッション曲線下方での面積の積分が測定曲線MIIO下方で
の積分と比較される。
選択的には曲線は最小2乗法に従って比較される。
光学的に適合した曲線を有するマトリクスフィールドは
ヘモグロビンの濃度値を2次近似KHb2で示し、ヘモグ
ロビンの酸素化度を1次近似KHbO21で示す。
この値は例として再び、基本レミッション曲線および濃
度に対して改善された値を得るために用いられる。
ここでも本発明の方法を、現実的な測定精度に関連して
十分な収束値に達するまで続けることができることは明
白である。
ヘモグロビンの酸素化から同時にチト(細胞)クロムの
酸化度が推定される。さらに基本レミッション曲線から
ヘモグロビンの影響を減ずることにより組織における他
のパラメータの正確な検出が行なわれる。
酸素化が非常に低い場合、すなわち組織内で測定された
酸素分圧が5トル以下の場合、他の基本レミッション曲
線に基づかなければならないが、基本的方法においては
異ならない。
第2図には拡大した縮尺で、波長領域Iからの曲線MIO
に相応の測定曲線を、ヘモグロビンの高酸素化の場合
(M′IOh)とヘモグロビンの低酸素化の場合(M′
IOn)で示してある。
第3図には曲線SIIに相応の標準−基本レミッション曲
線を拡大した縮尺で、呼吸酸素の酸化が高い場合(SIIh)
と低い場合(SIIn)で示してある。
“濃度”に関する正確な記入は、測定により検出された
組織の(微小)容積を考慮することによってのみ可能で
ある。
検出された容積は以下のパラメータに依存する。
1. その都度使用される波長、一般的には使用される光
源の特性(光場密度、強度、安定度) 2. 組織に放射される光導体の伝達特性(引受角α、長
さL、直径d、材質) 3. 組織の分散特性および色素の吸収特性 4. 後方散乱光を受容する(検出する)光導体の伝達特
性(引受角α、長さL、直径d、材質)および後続の検
出系の伝達特性 5. 光測定系、例えばホトマルチプライヤの感度 第6図は模式的に照明ランプ2、照明用光導体4、検出
用光導体6および光増倍管8を示す。照明用光導体が組
織内で照射する容積は、高Hb濃度に対してはEhにより、
低Hb濃度に対してはEnにより示されている。検出用光導
体6が、光増倍管の感度を考慮して光を受けることの容
積はRhないしRnにより示してある。部分容積VhないしVn
は濃度測定の基礎を成す容積である。高光密度により擬
似散乱する照明が得られる。
基礎となっているのは、使用される表(マトリックス)
を作成するために用いられる装置は、その都度具体的な
測定のために用いられる装置と同じものである、という
ことである。従って、容積の変化が生じないか、また
は、算出することができる。係数のみが変っていない。
所定の関係ないし状況のもとで検出される容積について
の情報も同様に表の形で形成することができる。相応す
る値は、組織の断面での測定によって、または、組織シ
ミュレーション下での散乱室における測定によって得る
ことができる。
前述の濃度値の基礎となるのは、経験値として表から得
られる容積である。特別な方法を用いて、この容積を補
正することもできる。
本発明によれば、浸透深さに対する尺度として、またひ
いては検出される容積に対する尺度として、マトリクス
(表)2(第5図参照)から検出される標準レミッショ
ン曲線RSII1に対する、測定したヘモグロビン曲線MIIO
のひずみ特性が用いられる。このために、測定したヘモ
グロビン曲線MIIOは、イソスベスト波長にて検出される
標準曲線上へ標準化され、差が波長に依存して記入され
る。
第7図は、標準レミッション曲線RSII1の1つの例と、
測定曲線MIIOに対する2つの例の略図であり、第8図
は、これらの曲線からその都度得られる差曲線またはひ
ずみ曲線の略図である。
他方、同じ装置を用いる相応する予備測定において、そ
のようなひずみ曲線のマトリックスは作成され、マトリ
ックスの各フィールドは、検出される容積V(第6図参
照)に所属する。このマトリックスは図示されていな
い。
このようにして容積を求めることができ、また、この容
積を、それまでに検出された濃度及び酸素化の値に対す
る補正係数として用いることができる。
本発明によれば、第9図に示されている光導体の配置を
用い、この配置を特別な方法で利用することによって、
組織中の粒子の大きさの変化を測定することもできる。
この測定には特に実用的な重要性がある。この測定によ
って、例えばミトコンドリアの大きさの変化を検出でき
るからである。この装置の有利な実施例は、第9図に略
図で示されている。
この装置は、中心に配置された、約250μmの直径を有
する照明用光導体と、線状に配置された検出用光導体と
から成る。検出用光導体は、本実施例では、約70μmの
直径を有する。この装置によって、所定の配置によって
生じる角度ひずみの算出に応じて、後方散乱容積の横断
面における後方散乱された光の分布を検出することがで
きる。しかし、この後方散乱容積における光の分布と強
度は、明らかに粒子の大きさに伴つて変化するので、種
々の検出用光導体21〜30から時間の経過に伴って得
られるレミッション値を比較することによって、粒子の
大きさの変化を推測することができる。
放射対称の関係を仮定する場合は、所定の間隔(及びそ
れに伴つて(円錐)角度)ごとに1つ又は2つの光導体
を設ける代わりに、複数の光導体から成る当該間隔の半
径を持つ1つの円配置体を設けることも有利である。こ
れによって、所定の間隔に所属して受信される光出力を
高めることができる。これは、1つの円上に配置されて
いる各々の光導体相互接続ないし合成接続と、これらの
光導体の共通の評価全体によって利用できるようにな
る。
第10図は、後方拡散される(180゜)、粒子の大きさ(0.
1〜2μm)に依存する光の強度の著しい変化を示して
いる。時間の変化、例えば種々の受信用光導体における
相対的な時間の変化を監視してこの変化を検出すること
によって、例えばミトコンドリアの大きさの変化を一層
確実に監視し、それによって、例えば脳水腫が大きくな
った場合に、適切な時に警告することができるようにな
る。
第11図は、光の分布の変化を示す図であり、この変化
も、個々の受信用光導体及び受信用光導体対、または円
状の受信用光導体(本実施例では21〜30)に基く相
対的なレミッションの評価の際に用いることができる。
他の特に有利な実施例では、中央に1つの照明用光導体
20と例えば10×10個の受信用光導体面が設けられ
ている(第12図も参照)。
この装置によって、酸素化の分布及び色素分布のトポグ
ラフィー全体の測定が可能となる。
各々の個々の光導体から得られる情報は、受信用光導体
に対して詳細に上述したように、最初に個別的に評価さ
れ、その後、これらの結果から、Hb濃度のトポグラム、
HbO2濃度のトポグラム、及び基体レミッショントポグラ
ムが得られる。
光導体の読出しは、同時に行うことができ、これによっ
て、以下に記載される、相応する数の評価ユニットが必
要となる。両方の波長領域(約1/100秒)において完全
なスペクトルの検出期間の短い場合には、光導体を順次
読出すこともできる。これにより、約1秒の時間差が生
じるが、この時間差は許容できることが多い。
角度に依存する、補正された空間的なレミッションダイ
ヤグラムはこの配置によって得られ、このレミッション
ダイヤグラムに関連する時間経過からも、粒子の大きさ
の変化を推測することができる。
照明用光導体からの距離にも、またこの照明用光導体の
周囲の円の大きさにも該当する角度依存性の評価は、空
間的な非対称性の検出にも用いることができる。
第12図に具体的に図示されている別の実施例には、側
部の縁の中央に、照明用光導体32−38が、さらに設
けられている。これによって、組織内の拡散特性につい
ての別の情報を得ることができる。中央の光導体の入射
容積及び各々の検出用光導体によって検出される容積の
個々の例は、概略図に示されている。
第13図は、エアランゲン・マイクロ光導体・スペクト
ル分光計の基本構造を示す図である。供給装置42(安
定化電源装置)により給電されるキセノン高圧ランプ
(40)(例えばXBO75(W/2,オスラム)の光が、光
学装置44を介して照明用光導体4に入射される。この
照明用光導体は、検出用光導体と統合され、各々の端部
面が1つの平面内で、直接に隣接するように設けられて
いる(第13図には示されていない)。光導体対(及
び、第9図または第12図の配置)は、この場合、組織
表面46上に配置される。受容用光導体6を介して、光
は、干渉スカイライトフィルタ板48に達する。本発明
では、この干渉スカイライトフィルタ板は、従来組織分
光測光のために使用された干渉経過フィルタ板とは異つ
て、500から850nmの波長領域を有する。この場
合、曲線MIO及びMIIOの測定を実際に同時に行うことが
でき、またこの順序は、フィルタ板の回転方向に依存す
るにすぎないことは明白である。この干渉スカイライト
フィルタ板48によって通過される波長領域(分解能は
約2nmである)の光は、光導体50を介して光培増器5
2に供給される。この信号は、増幅装置54を介して、
アナログ/ディジタル変換器56に達し、ディジタル化
の後、後続処理のためにコンピュータ(56内に設置さ
れている)に供給される。
その都度扱われている波長は、フィルタ板48を駆動す
るモータ58のシヤフトにデコード板60が設けられ、
制御信号がEPROM62へ送出されることによって検出さ
れる。
EPROM62は、制御信号をトリガ信号に変換し、このト
リガ信号は、測定信号をアナログ/ディジタル変換器5
6を介してディジタル化するために用いられる。さら
に、デコード板は、もう1つのパルスを発生し、このパ
ルスは、板が回転するたびにその開始をマークし、また
このパルスは、アナログ/ディジタル変換器のディジタ
ル化を初期設定する。
この方法はレミッションの絶対値により動作する。その
ため装置全体の目盛較正に対して、特別の注目が払われ
る。
第14図は白色スペクトルを固定するための装置を示
す。キセノンアーク灯の光のスペクトル分布、光学素子
(レンズ,光ファイバ)の伝送特性および光電子増培管
のスペクトル感度は、白色光に対して波長に依存した応
答関数を形成する。これは白色標準のスペクトル、この
場合BaSO4により、第14図に示した公知の装置を用い
ることによって測定することができる。
測定の際にも用いる装置において、投射用光ファイバ4
および検出用光ファイバ6を浸漬液70(0.9%Nac
l)の中にガラス板72に対して垂直になるように載せ
る。このガラス板は白色標準74に対して固定の間隔を
有している。光の円すいの断面領域76は容積Vに相応
する。強度領域を定めるために、波長に依存する暗曲線
を記憶する必要がある。
スペクトル分光測定の補正は4つのステップで行なわれ
る。これについては第15図および第16図が関連す
る。
1. 記入されている測定されたスペクトルRSが暗曲線
DCから減算される。
2. BaSO4−白色標準(BaSt)のスペクトルを同様に暗
曲線DCから減算する(DC-BaSt=TF)。
3. 除算(DC-RS)/(DC-BaSt)により、補正されたスペク
トルCS(第16図)が得られる。
4. 表示するために、前記の補正されたスペクトルに−
1を乗算する。
濃度の絶対値を得るために、さらに一方で曲線MIOとMII
Oとの測定が、他方では標準基本レミッション曲線とそ
の他の既述の比較曲線との測定が、全く異なる時点に行
なわれることもあるので、例えば光電子増倍管および必
要に応じて用いられるその他の測光装置の絶対較正が非
常に重要である。この目的で、標準光源が有利にはベー
タ線の形式で用いられ、その際、硫化亜鉛または他の放
射線を発光する物質が、放射性の崩壊生成物、例えばト
リチウムのベータ線により励起される。このことは同一
出願人および同一発明者による先願のドイツ連邦共和国
特許出願「標準光源」、出願番号P3816489.233に詳細に
記載されており、参照することができる。
発明の効果 本発明により、組織中の色素濃度およびその他の分要
因、例えばヘモグロビン濃度が一層正確に測定される構
成が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ネズミの肝臓で測定し、すでに白色光線に基
づいて補正した波長領域Iにおけるレミッション曲線MI
O,ならびに第1近似でのヘモグロビンの濃度を考慮し
た場合の同じレミッション曲線GI1;ならびに曲線MIOと
ほとんど同時に測定した波長領域IIにおける基本レミッ
ション曲線MIIO,ならびに曲線MIOに属する標準基本レ
ミッション曲線SIIOをそれぞれ示す特性図、 第2図は、酸素添加ヘモグロビンの値が高い場合M′I
Ohおよび低い場合M′IOnの曲線MIOに相応する曲
線、ならびに所属の基本レミッション曲線を示す特性
図、 第3図は、灌流されたネズミの肝臓において測定した、
呼吸酵素の酸化が多い場合の標準基本レミッション曲線
SIIhないし呼吸酵素の酸化が低い場合の標準基本レミッ
ション曲線SIIhを示す特性図、 第4図は、波長λ=815nm(波長領域Iにおけるヘモ
グロビンの等吸収の波長)で測定したレミッションと、
波長領域IIにおいてλ=586nm(波長領域IIにおける等
吸収波長)で測定した標準基本レミッションとの対応関
係を表わす値マトリクス(抜粋)を示す図、 第5図はマトリクスを示したもので、このマトリクスの
フィルードは、検査されるべき組織種の標準ヘモグロビ
ンスペクトルを表わしており、この場合、行は酸素添加
度は等しいがそれぞれ濃度が異なる場合の曲線を表わ
し、列はそれぞれ濃度は等しいが酸素添加度がそれぞれ
異なる場合の曲線を表わす特性図、 第6図は、光ファイバを用いての投射、および別の光フ
ァイバを用いての検出、さらにこれらにより得られる組
織内の容積を図式化して示す図、 第7図は、測定された2つの曲線のひずみを検出するた
めに使われる3つの曲線を概略的に示す図、 第8図は、第7図の曲線から得られた差曲線あるいはひ
ずみ曲線を示す図、 第9図は、組織粒子体の大きさの変化を検出する装置を
図式化して示す図、 第10図は、粒子の大きさに依存する後方散乱の変化を
示す表の図である。 第11図は、第10図に示された粒子の大きさが変化す
る際の後方散乱特性の形状の変化を示す図、 第12図は、色素分割の微細構成図を作成するための複
数個の投射用光ファイバおよび複数個の検出用光ファイ
バを示す図、 第13図は、測定に使用されるエアランガー・マイクロ
光ファイバスペクトル光度計EMPHOの概略を示す図、 第14図は、第13図に示した装置を目盛較正するため
の装置を示す図、 第15図は、目盛較正曲線および測定した曲線を示す
図、 第16図は、目盛較正曲線を考慮して補正した測定曲線
を示す図である。 40…キセノン高圧ランプ、42…供給装置、46…組
織表面、48…フィルタ板、50…光導体、52…光増
倍管、54…増幅装置、56…アナログ/ディジタル変
換器、58…モータ、60…デコード板、62…EPRO
M。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】種々異なる波長の光を組織の部分領域中に
    入射する照射装置(4)と、 後方散乱光の少なくとも一部を受光する受光装置(6)
    と、 レミッションを波長に依存して測定し、そのレミッショ
    ン度スペクトルから色素の濃度を確定する評価装置(4
    8,52,54,56)を有する、 生体組織の局部色素濃度を求める装置において、 第1のステップにて、前記照射装置(4)は第1波長領
    域(I)からのビームを入射し、前記評価装置(48,
    52,54,56)は、第1の波長領域(I)における
    レミッション(MIO)を測定し、 ここで前記第1波長領域(I)ではヘモグロビン(H
    b)のレミッションに及ぼす影響は僅かなものであり、 別個のステップにて、前記照射装置(4)は第2波長領
    域(II)からのビームを組織の同じ部分領域に入射し、
    前記評価装置(48,52,54,56)は、第2波長
    領域(II)におけるレミッション(MIIO)を測定し、 ここで前記第2波長領域(II)ではレミッションはヘモ
    グロビンの作用を優勢的に受けるものであり、 第2のステップにて前記評価装置は、第1波長領域
    (I)のレミッション(MIO)と、前記の両方の波長
    領域に対し前もって形成され記憶された組織種に固有の
    少なくとも1つの標準・基本レミッション曲線とに基づ
    き、組織の個体固有の基本レミッション曲線(SIIO)
    を第2波長領域(II)に対して算出し、 第3のステップにて前記評価装置は、算出された前記の
    組織の個体固有の基本レミッション曲線(SIIO)と、
    第2波長領域(II)において測定されたレミッション
    (MIIO)とに基づき、ヘモグロビン濃度(KHb1)
    に対する値を供給することを特徴とする、 生体組織の局部色素濃度を求める装置。
  2. 【請求項2】同じ組織種の複数個の組織検体において前
    もって得られた、組織種に固有の複数個の標準・基本レ
    ミッション曲線から成る群が記憶されており、 計算器(56)は、第1波長領域において測定されたレ
    ミッション曲線(MIO)を、前記の複数個の標準・基
    本レミッション曲線から成る群のうち前記第1波長領域
    (I)における最も近似した曲線の分枝に対応づけ、対
    応づけられた当該標準・基本レミッション曲線の、第2
    波長領域(II)における曲線の分枝を、組織の個体固有
    の基本レミッション曲線(SIIO)として選択する、請
    求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記計算器(56)は、前もって形成され
    た、第1波長領域(I)における標準・基本レミッショ
    ン曲線から成る群の中から1つの標準・基本レミッショ
    ン曲線を、測定されたレミッション曲線(MIO)に対
    応づけ、 ここにおいて前記の対応づけは、前記計算器(56)
    が、所定の等吸収波長において測定されたレミッション
    値と等しいかまたはそれに最も近似した値を第1波長領
    域内の前記の等吸収波長において有する、1つの標準・
    基本レミッション曲線を選択することにより行なわれ、 さらに前記計算器(56)は、選択された該標準・基本
    レミッション曲線の、第2波長領域(II)内の所定の等
    吸収波長における値を、ヘモグロビン濃度(KHb1)
    検出のための値として用いる、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】前記計算器(56)は、同じ組織種の組織
    検体において、組織種に固有の平均標準・基本レミッシ
    ョン曲線を予め記憶しており、 次いで前記計算器(56)により、第1波長領域におけ
    る被測定レミッション曲線(MIO)と平均標準・基本
    レミッション曲線との比が求められ、 求めた比と、第2波長領域(II)における組織種に固有
    の平均標準・基本レミッション曲線とから、組織の個体
    固有の第2波長領域(II)における標準・基本レミッシ
    ョン曲線(SIIO)が求められる、請求項1記載の装
    置。
  5. 【請求項5】前記計算器(56)は、第1波長領域
    (I)内の所定の等吸収波長にて検出した第1波長領域
    の所定の標準・基本レミッション曲線の値と、前記第1
    波長領域内の所定の等吸収波長にて測定したレミッショ
    ン値との比を求めるようにして、第1波長領域(I)内
    にて検出した標準・基本レミッション曲線と前記第1波
    長領域内で測定したレミッション曲線(MIO)との比
    を求め、前記計算器(56)は、求められた前記比に基
    づき、第2波長領域(II)内の所定の等吸収波長にて検
    出した所定の標準・基本レミッション曲線の値から前記
    第2波長領域(II)内の所定の等吸収波長におけるレミ
    ッション値を得るようにし、該レミッション値を、ヘモ
    グロビン濃度(KHb1)を検出するための値として用
    いる、請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】第4のステップにて前記計算器(56)
    は、ヘモグロビン濃度について得られた値(KHb1)
    に基づいて、第1波長領域(I)にて測定された曲線
    (MIO)を補正し、それにより前記計算器(56)
    は、第1波長領域における組織の個体固有の基本レミッ
    ションに対するさらに別の補正された近似(GI1)を
    形成する、請求項1から5までのいずれか1項記載の装
    置。
  7. 【請求項7】前記計算器(56)は、測定されたレミッ
    ション曲線(MIO)の代りに前記補正された曲線(G
    I1)を用いることによりステップ2からステップ4を
    実行し、それによりヘモグロビン濃度についての補正さ
    れた近似値(KHb2)、およびさらに別の補正された
    曲線(GI2)が、第1の波長領域(I)における組織
    特有の基本レミッションとして形成される、請求項6記
    載の装置。
  8. 【請求項8】前記計算器(56)によりステップ2から
    4が、そのつど補正された値ないし曲線に基づいてn回
    繰り返されるようにした、請求項6または7記載の装
    置。
  9. 【請求項9】前記第1波長領域(I)は、630nmか
    ら1000nmの範囲である、請求項1から8までのい
    ずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】前記第1波長領域(I)は、750nm
    から850nmの範囲である、請求項1から8までのい
    ずれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】前記第2波長領域(II)は、500nm
    から620nmの範囲である、請求項1から10までの
    いずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】前記第2波長領域(II)は、550nm
    から570nmの範囲である、請求項1から10までの
    いずれか1項記載の装置。
  13. 【請求項13】例えば請求項1から12までの1項また
    は複数項に記載の装置の1つにより得られた1つまたは
    複数の曲線が記憶されているヘモグロビンの酸素化度を
    求めるための装置において、 計算器(56)により組織の個体固有の標準・基本レミ
    ッション曲線(SIIn)及び第2波長領域において測定
    されたレミッション曲線(MIIO)から、「純粋」(I
    I)ヘモグロビン曲線(HIIO)が求められ、 さらに前記計算器(56)により、2つの純粋標準ヘモ
    グロビン曲線、すなわち0%及び100%の酸素化に対
    する標準ヘモグロビン曲線を重ねることによって、種々
    異なる重み付けで、0%から100%までの酸素化領域
    の「純粋」ヘモグロビン曲線の1つの群が求められ、 さらに前記計算器(56)は、1への標準化(正規化、
    規格化)の後、「純粋」ヘモグロビン曲線(HIIO)
    を、同様に標準化される群の曲線と比較し、最も近似す
    るヘモグロビン曲線を選択し、当該ヘモグロビン曲線の
    酸素化を、測定される曲線(MIIO)の酸素化の値とし
    て供給することを特徴とするヘモグロビン曲線の酸素化
    度を求める装置。
  14. 【請求項14】濃度値(KHbn)の1つ、及び例えば
    請求項1から12までの1項または複数項に記載の装置
    の1つから得られる曲線を用いてヘモグロビンの酸素化
    を求める装置において、 まず同じ組織種での多数の測定に基づき、種々異なる濃
    度のヘモグロビンと種々異なる酸素化を用いて、比較曲
    線の二次元の群を作製し、 検出される濃度(KHbn)の周囲におけるヘモグロビ
    ン濃度を有する比較曲線を、酸素化領域全体に亘って検
    査し、比較曲線のうち最善適合する曲線が酸素化に対し
    て採用される値及び濃度に対して改善された値(KHb
    n+1)を形成することを特徴とするヘモグロビンの酸素
    化を求める装置。
  15. 【請求項15】第4ステップにおける濃度(KH
    n+1)及び酸素化に対する値を、改善された組織の個
    体による基本レミッション曲線(GIn+1)を得るため
    に用いる請求項13または14記載の装置。
  16. 【請求項16】測定されるレミッション曲線(MIIO)
    を二次元の群から成る最も近似する曲線へ標準化し、当
    該2曲線間の差を波長に依存してプロットし、この差
    を、ひずみの尺度として、入射される光の浸透深さを検
    出するために、すなわち、光により検出される容積Vを
    検出するために用いる請求項14記載の装置。
JP1191593A 1988-07-26 1989-07-26 生体組織の局部色素濃度を求める装置 Expired - Lifetime JPH067828B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3825352.6 1988-07-26
DE3825352A DE3825352A1 (de) 1988-07-26 1988-07-26 Verfahren und vorrichtung zur bestimmung von lokalen farbstoff-konzentrationen und von streuparametern in tierischen und menschlichen geweben

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5108184A Division JP2886031B2 (ja) 1988-07-26 1993-05-10 生体組織における光の後方散乱を検出する装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02257930A JPH02257930A (ja) 1990-10-18
JPH067828B2 true JPH067828B2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=6359575

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1191593A Expired - Lifetime JPH067828B2 (ja) 1988-07-26 1989-07-26 生体組織の局部色素濃度を求める装置
JP5108184A Expired - Lifetime JP2886031B2 (ja) 1988-07-26 1993-05-10 生体組織における光の後方散乱を検出する装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5108184A Expired - Lifetime JP2886031B2 (ja) 1988-07-26 1993-05-10 生体組織における光の後方散乱を検出する装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5645061A (ja)
EP (1) EP0353619B1 (ja)
JP (2) JPH067828B2 (ja)
AT (1) ATE210406T1 (ja)
DE (2) DE3825352A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0442011A1 (en) * 1990-02-15 1991-08-21 Hewlett-Packard GmbH Sensor, apparatus and method for non-invasive measurement of oxygen saturation
DE9110757U1 (de) * 1991-08-30 1992-02-13 Klein, Rainer, 5840 Schwerte Integriert-optischer Stoffsensor
JP2586278B2 (ja) * 1992-03-30 1997-02-26 株式会社島津製作所 光測定装置の吸光度原点標準器
IL107396A (en) * 1992-11-09 1997-02-18 Boehringer Mannheim Gmbh Method and apparatus for analytical determination of glucose in a biological matrix
DE4337570A1 (de) * 1993-11-04 1995-05-11 Boehringer Mannheim Gmbh Verfahren zur Analyse von Glucose in einer biologischen Matrix
US20050245850A1 (en) * 1994-03-30 2005-11-03 Freyre Carlos V Method and apparatus for inhibiting the growth of and shrinking cancerous tumors
DE19512478C2 (de) * 1994-08-10 2001-05-31 Bernreuter Peter Verfahren zur Bestimmung der arteriellen Sauerstoffsättigung
CA2210791A1 (en) * 1997-07-18 1999-01-18 The University Of Manitoba Diagnosis of edema
US6850656B1 (en) 1998-10-07 2005-02-01 Ecole Polytechnique Federale De Lausanne Method and apparatus for measuring locally and superficially the scattering and absorption properties of turbid media
US6615068B1 (en) * 2000-01-20 2003-09-02 The Research Foundation Of Cuny Technique for examining biological materials using diffuse reflectance spectroscopy and the kubelka-munk function
FR2806609B1 (fr) * 2000-03-24 2002-10-11 Medick S A Procede et dispositif de mesure non invasive d'un tissu et notamment du taux de bilirubine de la peau
US7957780B2 (en) * 2005-03-01 2011-06-07 Masimo Laboratories, Inc. Physiological parameter confidence measure
US20090312646A1 (en) * 2007-09-13 2009-12-17 The Regents Of The University Of California Optical detection of seizure, a pre-seizure state, and cerebral edema and optical fiber detection of the same
DE102009043523A1 (de) * 2009-09-30 2011-04-07 Siemens Aktiengesellschaft Endoskop

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US455579A (en) 1891-07-07 Hand-car
US455179A (en) * 1891-06-30 Horse-detacher
US3612689A (en) * 1967-04-10 1971-10-12 American Standard Inc Suspended particle concentration determination using polarized light
US3830568A (en) * 1973-05-25 1974-08-20 Texas Instruments Inc Multiple detection volume laser doppler velocimeter
US3916197A (en) * 1973-11-28 1975-10-28 Particle Technology Inc Method and apparatus for classifying biological cells
US4114604A (en) * 1976-10-18 1978-09-19 Shaw Robert F Catheter oximeter apparatus and method
US4281645A (en) * 1977-06-28 1981-08-04 Duke University, Inc. Method and apparatus for monitoring metabolism in body organs
US4463762A (en) * 1977-10-18 1984-08-07 Institute Of Applied Biology Special Cancer Research Project Apparatus for obtaining an objective determination of the rate of oxygen utilization in peripheral tissue
JPS54123084A (en) * 1978-03-16 1979-09-25 Aroozu Kk Optical mechanism
US4178917A (en) * 1979-01-03 1979-12-18 Shapiro Howard M Method and system for non-invasive detection of zinc protoporphyrin in erythrocytes
FR2448145A2 (fr) * 1979-02-05 1980-08-29 Oreal Appareil destine a reperer la quantite de sebum secretee par une peau
JPS55118738A (en) * 1979-03-07 1980-09-11 Sumitomo Electric Industries Measuring device for breathing function of internal organ and tissue of living body
DE3019234C2 (de) * 1980-05-20 1984-08-30 Duke University Inc., Durham, N.C. Einrichtung zur in vivo Blutmessung
ATE23752T1 (de) * 1980-08-21 1986-12-15 Oriel Scient Ltd Optische analyseeinrichtung.
DE3032150A1 (de) * 1980-08-26 1982-04-01 Hellige Gmbh, 7800 Freiburg Verfahren und messeinrichtung zur kolorimetrischen bestimmung der konzentration eines chemischen stoffs, insbesondere des partialdrucks eines im blut geloesten gases
JPS57175345A (en) * 1981-04-22 1982-10-28 Sumitomo Electric Industries Sensor for live body organ spectrum analyser
JPS57199943A (en) * 1981-06-03 1982-12-08 Hitachi Ltd Measuring device for wetness of steam
DE3134124A1 (de) * 1981-08-28 1983-03-10 Erwin Braun Institut, 6390 Engelberg Verfahren und geraet zur ueberwachung der sauerstoffsaettigung des blutes in vivo
US4801205A (en) * 1984-06-30 1989-01-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Particle size measuring apparatus
US4718417A (en) * 1985-03-22 1988-01-12 Massachusetts Institute Of Technology Visible fluorescence spectral diagnostic for laser angiosurgery
DE3512602A1 (de) * 1985-04-06 1986-10-09 Richard Wolf Gmbh, 7134 Knittlingen Endoskop zur bestimmung von objektgroessen in hohlraeumen
JPS62109547A (ja) * 1985-08-30 1987-05-20 クリテイケア システムズ インコ−ポレ−テツド オキシメトリ−方法および装置
DE3700577A1 (de) * 1987-01-10 1988-07-21 Helge Eichholz Verfahren und untersuchungsvorrichtung zur untersuchung von menschlichem oder tierischem gewebe oder menschlicher oder tierischer koerperfluessigkeit auf einen bestimmten stoffgehalt

Also Published As

Publication number Publication date
EP0353619A1 (de) 1990-02-07
DE58909882D1 (de) 2002-01-24
JPH0698892A (ja) 1994-04-12
EP0353619B1 (de) 2001-12-12
DE3825352A1 (de) 1990-02-01
US5645061A (en) 1997-07-08
JPH02257930A (ja) 1990-10-18
DE3825352C2 (ja) 1990-09-27
ATE210406T1 (de) 2001-12-15
JP2886031B2 (ja) 1999-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH067828B2 (ja) 生体組織の局部色素濃度を求める装置
US4930516A (en) Method for detecting cancerous tissue using visible native luminescence
CA1325171C (en) Spectroscopic method and apparatus for measuring sugar concentrations
US6103197A (en) Method and apparatus for optically determining total hemoglobin concentration
US4755684A (en) Method for tumor diagnosis and arrangement for implementing this method
US6219566B1 (en) Method of measuring concentration of luminescent materials in turbid media
CA1127865A (en) Method and device for analysis with color identification test paper
US6678541B1 (en) Optical fiber probe and methods for measuring optical properties
EP1218725B1 (en) Optimizing a fiber-optic probe for spectroscopic measurements
US5284137A (en) Process and device for the determination of local dye concentrations and of scattering parameters in animal and human tissues
CZ20024195A3 (cs) Způsoby a zařízení pro detekci analytů ve vzorcích o nízké propustnosti dvoupaprskovou FTIR
US5696580A (en) Method of and apparatus for measuring absorbance, component concentration or specific gravity of liquid sample
JPH10507828A (ja) 光学式スキャナの校正方法と装置
CA2127207C (en) Blood culture sensor station utilizing two distinct light sources
CA2544204A1 (en) Determination of a measure of a glycation end-product or disease state using tissue fluorescence
US9259486B2 (en) Method and system for calculating a quantification indicator for quantifying a dermal reaction on the skin of a living being
JPH03501059A (ja) 歯科補綴物等の物体の色の決定方法
US20070232932A1 (en) Monte Carlo based model of fluorescence in turbid media and methods and systems for using same to determine intrinsic fluorescence of turbid media
JPH0274862A (ja) 分光光度装置および酸素飽和のモニター方法
Durkin et al. Comparison of methods to determine chromophore concentrations from fluorescence spectra of turbid samples
JPS59189828A (ja) 肝機能経皮測定装置
JP2000356582A (ja) 透過光と散乱光を測定するための光学測定装置
Kaiser Laser absorption spectroscopy with an ATR prism
US6943902B2 (en) Method for the quality control of material layers
Kleshnin et al. A technique for measuring oxygen saturation in biological tissues based on diffuse optical spectroscopy