JPH0678138A - カラー画像処理装置の信号処理方式 - Google Patents
カラー画像処理装置の信号処理方式Info
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- JPH0678138A JPH0678138A JP3107966A JP10796691A JPH0678138A JP H0678138 A JPH0678138 A JP H0678138A JP 3107966 A JP3107966 A JP 3107966A JP 10796691 A JP10796691 A JP 10796691A JP H0678138 A JPH0678138 A JP H0678138A
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- color
- signal
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- image
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 装置の特性に関係なく外部装置と接続して画
像信号を入出力し処理し色調整や識別を容易にする。 【構成】 画像読取手段より入力される色分解信号を均
等色空間の信号に変換する第1の色変換手段1、均等色
空間の信号を処理する信号処理手段2、及び均等色空間
の信号より画像出力手段の色材信号に変換する第2の色
変換手段3を備え、信号処理手段2により編集処理、外
部との入出力処理を行う。また、第1の色変換手段1の
前段と第2の色変換手段3の後段にγ補正手段を設け、
信号処理手段2は、画像信号に対して色変換や色調整等
の編集処理を行う編集処理回路や、複数画素をブロック
化して文字か中間調か等の原稿モードを識別する領域識
別回路を有し、さらに、第2の色変換手段3の後段に色
材信号より墨版生成と下色除去を行う下色除去手段、モ
アレ除去やエッジ強調を行うフィルタ、色調整を行う色
調調整手段を設ける。
像信号を入出力し処理し色調整や識別を容易にする。 【構成】 画像読取手段より入力される色分解信号を均
等色空間の信号に変換する第1の色変換手段1、均等色
空間の信号を処理する信号処理手段2、及び均等色空間
の信号より画像出力手段の色材信号に変換する第2の色
変換手段3を備え、信号処理手段2により編集処理、外
部との入出力処理を行う。また、第1の色変換手段1の
前段と第2の色変換手段3の後段にγ補正手段を設け、
信号処理手段2は、画像信号に対して色変換や色調整等
の編集処理を行う編集処理回路や、複数画素をブロック
化して文字か中間調か等の原稿モードを識別する領域識
別回路を有し、さらに、第2の色変換手段3の後段に色
材信号より墨版生成と下色除去を行う下色除去手段、モ
アレ除去やエッジ強調を行うフィルタ、色調整を行う色
調調整手段を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データが他のシス
テムとの間で装置固有の特性を考慮することなく入出力
できるカラー画像処理装置の信号処理方式に関する。
テムとの間で装置固有の特性を考慮することなく入出力
できるカラー画像処理装置の信号処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機は、原稿を読み取るII
T(イメージ入力ターミナル)と、読み取った画像デー
タを処理するIPS(イメージ処理システム)と、画像
データにより例えばレーザプリンタを駆動しコピーを出
力するIOT(イメージ出力ターミナル)で構成され
る。IITでは、CCDセンサを使って原稿の画像情報
を反射率に応じたアナログの電気信号として取り出し、
これを多階調のデジタル画像データに変換する。そし
て、IPSでは、IITで得られた画像データを処理す
ることによって、種々の補正、変換、編集等を行い、I
OTでは、IPSで処理された画像データによりレーザ
プリンタのレーザをオン/オフして網点画像を出力して
いる。
T(イメージ入力ターミナル)と、読み取った画像デー
タを処理するIPS(イメージ処理システム)と、画像
データにより例えばレーザプリンタを駆動しコピーを出
力するIOT(イメージ出力ターミナル)で構成され
る。IITでは、CCDセンサを使って原稿の画像情報
を反射率に応じたアナログの電気信号として取り出し、
これを多階調のデジタル画像データに変換する。そし
て、IPSでは、IITで得られた画像データを処理す
ることによって、種々の補正、変換、編集等を行い、I
OTでは、IPSで処理された画像データによりレーザ
プリンタのレーザをオン/オフして網点画像を出力して
いる。
【0003】このようなデジタル複写機では、IPSの
処理により多階調の画像データをその種類に応じて、例
えば文字等の場合にはエッジ強調されたシャープな画像
を、写真等の中間調の場合にはモアレや網点を除去して
平滑化した滑らかな画像を、また、精彩度の調整された
再現性の高いカラー画像を出力することができ、さらに
は、原稿に対してぬり絵や色変換、トリミング、シフ
ト、合成、縮小、拡大、その他の編集を行った画像を出
力することができる。このIPSに対し、IITでは、
原稿を3原色のR(赤)、G(緑)、B(青)に色分解
した信号で読み取って画像データを出力し、IOTで
は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、
K(黒)の各色材の網点画像にして重ね合わせて出力す
ることにより、カラーデジタル複写機が構成されてい
る。したがって、このようなカラーデジタル複写機等の
カラー画像処理装置では、上記各色材の現像器を使用
し、各色材の現像プロセスに合わせて繰り返し4回のス
キャンを行って原稿を読み取りフルカラーの画像データ
処理を行っている。
処理により多階調の画像データをその種類に応じて、例
えば文字等の場合にはエッジ強調されたシャープな画像
を、写真等の中間調の場合にはモアレや網点を除去して
平滑化した滑らかな画像を、また、精彩度の調整された
再現性の高いカラー画像を出力することができ、さらに
は、原稿に対してぬり絵や色変換、トリミング、シフ
ト、合成、縮小、拡大、その他の編集を行った画像を出
力することができる。このIPSに対し、IITでは、
原稿を3原色のR(赤)、G(緑)、B(青)に色分解
した信号で読み取って画像データを出力し、IOTで
は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、
K(黒)の各色材の網点画像にして重ね合わせて出力す
ることにより、カラーデジタル複写機が構成されてい
る。したがって、このようなカラーデジタル複写機等の
カラー画像処理装置では、上記各色材の現像器を使用
し、各色材の現像プロセスに合わせて繰り返し4回のス
キャンを行って原稿を読み取りフルカラーの画像データ
処理を行っている。
【0004】次に、上記のようなカラーデジタル複写機
の概要を本出願人が提案(例えば特開平2ー22327
5号公報)している構成を例に説明する。図5は従来の
カラーデジタル複写機の構成例を示す図である。
の概要を本出願人が提案(例えば特開平2ー22327
5号公報)している構成を例に説明する。図5は従来の
カラーデジタル複写機の構成例を示す図である。
【0005】図5において、IIT100は、CCDラ
インセンサーを用いて光の3原色B、G、Rに色分解し
てカラー原稿を読み取ってこれをデジタルの画像データ
に変換するものであり、IOT115は、レーザビーム
による露光、現像を行いカラー画像を再現するものであ
る。そして、IIT100とIOT115との間にある
END変換(Equivalent Neutral Density;等価中
性濃度変換)回路101からIOTインターフェース1
10は、画像データの編集処理系(IPS;イメージ処
理システム)を構成するものであり、B、G、Rの画像
データを色材のY、M、C、さらにはKに変換し、現像
サイクル毎にその現像色に対応する色材信号をIOT1
15に出力している。
インセンサーを用いて光の3原色B、G、Rに色分解し
てカラー原稿を読み取ってこれをデジタルの画像データ
に変換するものであり、IOT115は、レーザビーム
による露光、現像を行いカラー画像を再現するものであ
る。そして、IIT100とIOT115との間にある
END変換(Equivalent Neutral Density;等価中
性濃度変換)回路101からIOTインターフェース1
10は、画像データの編集処理系(IPS;イメージ処
理システム)を構成するものであり、B、G、Rの画像
データを色材のY、M、C、さらにはKに変換し、現像
サイクル毎にその現像色に対応する色材信号をIOT1
15に出力している。
【0006】また、IIT100では、CCDセンサー
を使いB、G、Rのそれぞれについて、1ピクセルを1
6ドット/mmのサイズで読み取り、そのデータを24
ビット(3色×8ビット;256階調)で出力してい
る。CCDセンサーは、上面にB、G、Rのフィルター
が装着されていて16ドット/mmの密度で300mm
の長さを有し、190.5mm/secのプロセススピ
ードで16ライン/mmのスキャンを行うので、ほぼ各
色につき毎秒15Mピクセルの速度で読み取りデータを
出力している。そして、IIT100では、B、G、R
の画素のアナログデータをログ変換することによって、
反射率の情報から濃度の情報に変換し、さらにデジタル
データに変換している。
を使いB、G、Rのそれぞれについて、1ピクセルを1
6ドット/mmのサイズで読み取り、そのデータを24
ビット(3色×8ビット;256階調)で出力してい
る。CCDセンサーは、上面にB、G、Rのフィルター
が装着されていて16ドット/mmの密度で300mm
の長さを有し、190.5mm/secのプロセススピ
ードで16ライン/mmのスキャンを行うので、ほぼ各
色につき毎秒15Mピクセルの速度で読み取りデータを
出力している。そして、IIT100では、B、G、R
の画素のアナログデータをログ変換することによって、
反射率の情報から濃度の情報に変換し、さらにデジタル
データに変換している。
【0007】IPSでは、IIT100からB、G、R
のカラー分解信号を入力し、色の再現性、階調の再現
性、精細度の再現性等を高めるために種々のデータ処理
を施して現像プロセスカラーの色材信号をオン/オフに
変換しIOTに出力している。END変換モジュール1
01は、グレーバランスしたカラー信号に調整(変換)
するものであり、カラーマスキングモジュール102
は、B、G、R信号をマトリクス演算することにより
Y、M、Cの色材量に対応する信号に変換するものであ
る。原稿サイズ検出モジュール103は、プリスキャン
時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテ
ンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものであり、カ
ラー変換モジュール104は、領域画像制御モジュール
から入力されるエリア信号にしたがって特定の領域にお
いて指定された色の変換を行うものである。そして、U
CR(Under Color Removal;下色除去)&黒生成
モジュール105は、色の濁りが生じないように適量の
Kを生成してその量に応じてY、M、Cを等量減ずると
共にモノカラーモード、4フルカラーモードの各信号に
したがってK信号およびY、M、Cの下色除去した後の
信号をゲートするものである。空間フィルター106
は、ボケを回復する機能とモアレを除去する機能を備え
た非線形デジタルフィルターであり、TRC(Tone R
eproduction Control;色調補正制御)モジュール10
7は、再現性の向上を図るための濃度調整、コントラス
ト調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整等を行うも
のである。縮拡処理モジュール108は、主走査方向の
縮拡処理を行うものであり、副走査方向の縮拡処理は原
稿のスキャンスピードを調整することにより行う。スク
リーンジェネレータ109は、多階調で表現されたプロ
セスカラーの色材信号を階調に応じてオン/オフに2値
化した信号に変換し出力するものであり、この2値化し
た色材信号は、IOTインターフェースモジュール11
0を通してIOT115に出力される。そして、領域画
像制御モジュール111は、領域生成回路やスイッチマ
トリクスを有するものであり、編集制御モジュールは、
エリアコマンドメモリ112やカラーパレットビデオス
イッチ回路113やフォントバッファ114等を有し、
多様な編集制御を行うものである。
のカラー分解信号を入力し、色の再現性、階調の再現
性、精細度の再現性等を高めるために種々のデータ処理
を施して現像プロセスカラーの色材信号をオン/オフに
変換しIOTに出力している。END変換モジュール1
01は、グレーバランスしたカラー信号に調整(変換)
するものであり、カラーマスキングモジュール102
は、B、G、R信号をマトリクス演算することにより
Y、M、Cの色材量に対応する信号に変換するものであ
る。原稿サイズ検出モジュール103は、プリスキャン
時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテ
ンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものであり、カ
ラー変換モジュール104は、領域画像制御モジュール
から入力されるエリア信号にしたがって特定の領域にお
いて指定された色の変換を行うものである。そして、U
CR(Under Color Removal;下色除去)&黒生成
モジュール105は、色の濁りが生じないように適量の
Kを生成してその量に応じてY、M、Cを等量減ずると
共にモノカラーモード、4フルカラーモードの各信号に
したがってK信号およびY、M、Cの下色除去した後の
信号をゲートするものである。空間フィルター106
は、ボケを回復する機能とモアレを除去する機能を備え
た非線形デジタルフィルターであり、TRC(Tone R
eproduction Control;色調補正制御)モジュール10
7は、再現性の向上を図るための濃度調整、コントラス
ト調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整等を行うも
のである。縮拡処理モジュール108は、主走査方向の
縮拡処理を行うものであり、副走査方向の縮拡処理は原
稿のスキャンスピードを調整することにより行う。スク
リーンジェネレータ109は、多階調で表現されたプロ
セスカラーの色材信号を階調に応じてオン/オフに2値
化した信号に変換し出力するものであり、この2値化し
た色材信号は、IOTインターフェースモジュール11
0を通してIOT115に出力される。そして、領域画
像制御モジュール111は、領域生成回路やスイッチマ
トリクスを有するものであり、編集制御モジュールは、
エリアコマンドメモリ112やカラーパレットビデオス
イッチ回路113やフォントバッファ114等を有し、
多様な編集制御を行うものである。
【0008】領域画像制御モジュール311では、7つ
の矩形領域およびその優先順位が領域生成回路に設定可
能な構成であり、それぞれの領域に対応してスイッチマ
トリクスに領域の制御情報が設定される。制御情報とし
ては、カラー変換、モノカラーかフルカラーか等のカラ
ーモード、写真や文字等のモジュレーションセレクト情
報、TRCのセレクト情報、スクリーンジェネレータの
セレクト情報等があり、カラーマスキングモジュール1
02、カラー変換モジュール104、UCRモジュール
105、空間フィルター106、TRCモジュール10
7の制御に用いられる。なお、スイッチマトリクスは、
ソフトウエアにより設定可能である。
の矩形領域およびその優先順位が領域生成回路に設定可
能な構成であり、それぞれの領域に対応してスイッチマ
トリクスに領域の制御情報が設定される。制御情報とし
ては、カラー変換、モノカラーかフルカラーか等のカラ
ーモード、写真や文字等のモジュレーションセレクト情
報、TRCのセレクト情報、スクリーンジェネレータの
セレクト情報等があり、カラーマスキングモジュール1
02、カラー変換モジュール104、UCRモジュール
105、空間フィルター106、TRCモジュール10
7の制御に用いられる。なお、スイッチマトリクスは、
ソフトウエアにより設定可能である。
【0009】編集制御モジュールは、矩形でなく例えば
円グラフ等の原稿を読み取り、形状の限定されない指定
領域を指定の色で塗りつぶすようなぬり絵処理を可能に
するものであり、4ビットのエリアコマンドが4枚のプ
レーンメモリに書き込まれ、原稿の各点の編集コマンド
を4枚のプレーンメモリによる4ビットで設定するもの
である。
円グラフ等の原稿を読み取り、形状の限定されない指定
領域を指定の色で塗りつぶすようなぬり絵処理を可能に
するものであり、4ビットのエリアコマンドが4枚のプ
レーンメモリに書き込まれ、原稿の各点の編集コマンド
を4枚のプレーンメモリによる4ビットで設定するもの
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年、OA機器のネッ
トワーク化が促進され、機器の分散・共用化が図られて
いる。例えば態様は様々であるが、スキャナーやプリン
タとして従来のデジタル複写機が利用される。この場合
には、IIT、IPS、IOTのうちIITとIOTが
直接或いはIPSを通してワークステーションや他のコ
ンピュータ、FAX等と共にラインに接続される。した
がって、IPSは、他の機器との間でも画像データの入
出力処理を行うことになるが、従来の複写機等のカラー
デジタル画像処理装置は、上記システムに適したものに
はなっていない。
トワーク化が促進され、機器の分散・共用化が図られて
いる。例えば態様は様々であるが、スキャナーやプリン
タとして従来のデジタル複写機が利用される。この場合
には、IIT、IPS、IOTのうちIITとIOTが
直接或いはIPSを通してワークステーションや他のコ
ンピュータ、FAX等と共にラインに接続される。した
がって、IPSは、他の機器との間でも画像データの入
出力処理を行うことになるが、従来の複写機等のカラー
デジタル画像処理装置は、上記システムに適したものに
はなっていない。
【0011】従来のカラーデジタル画像処理装置は、上
記のようにIITの読み取り信号がBGRであるのに対
し、IOTの色材信号がYMC(K)であることから、
それらの変換をマトリクス演算により行っているが、こ
れらBGR信号やYMC信号は、IITやIOT固有の
特性の信号であるため、他のシステムとの間で画像デー
タを入出力すると不都合が生じる。しかも、BGR信号
やYMC信号では圧縮が難しいという問題もある。
記のようにIITの読み取り信号がBGRであるのに対
し、IOTの色材信号がYMC(K)であることから、
それらの変換をマトリクス演算により行っているが、こ
れらBGR信号やYMC信号は、IITやIOT固有の
特性の信号であるため、他のシステムとの間で画像デー
タを入出力すると不都合が生じる。しかも、BGR信号
やYMC信号では圧縮が難しいという問題もある。
【0012】また、BGR信号やYMC信号は、色調整
や色変換等を行う場合、それぞれの値を変えたときに実
際にどのような色となって出力されるか分かりにくく、
ユーザにとっては使いにくいものである。さらに、領域
識別や色識別においても、BGR信号は、IITや接続
される外部装置によって特性がまちまちであるため、少
なくとも色識別の際には入力源が何であるかによって数
多くのパラメータを用意しておき、切り換えて使用しな
ければ対応できないという問題が生じる。
や色変換等を行う場合、それぞれの値を変えたときに実
際にどのような色となって出力されるか分かりにくく、
ユーザにとっては使いにくいものである。さらに、領域
識別や色識別においても、BGR信号は、IITや接続
される外部装置によって特性がまちまちであるため、少
なくとも色識別の際には入力源が何であるかによって数
多くのパラメータを用意しておき、切り換えて使用しな
ければ対応できないという問題が生じる。
【0013】従来の画像処理装置では、文字と中間調画
像を分離して処理し、それぞれに対して処理を切り換え
ているが、上記従来のカラーデジタル画像処理装置で
は、網点印刷と写真との区別ができなかった。そのた
め、網点印刷と写真の両者間で最適な処理が施されてい
なかった。また、文字の再現においても、まず、色文字
と黒文字を識別し、その後段の処理で適した処理を行う
必要があり、処理が煩雑になるという問題を有してい
る。さらに、モノカラーモードを実現する場合、階調性
の良い再現を行うためには入力画像の信号から明度(輝
度)情報を生成する必要があった。
像を分離して処理し、それぞれに対して処理を切り換え
ているが、上記従来のカラーデジタル画像処理装置で
は、網点印刷と写真との区別ができなかった。そのた
め、網点印刷と写真の両者間で最適な処理が施されてい
なかった。また、文字の再現においても、まず、色文字
と黒文字を識別し、その後段の処理で適した処理を行う
必要があり、処理が煩雑になるという問題を有してい
る。さらに、モノカラーモードを実現する場合、階調性
の良い再現を行うためには入力画像の信号から明度(輝
度)情報を生成する必要があった。
【0014】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、その目的は、装置の特性に関係なく外部装置と接
続して画像信号を入出力し処理することができるように
することである。本発明の他の目的は、色調整や識別を
容易にすることである。
って、その目的は、装置の特性に関係なく外部装置と接
続して画像信号を入出力し処理することができるように
することである。本発明の他の目的は、色調整や識別を
容易にすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、画
像読取手段より入力される色分解信号を均等色空間の信
号に変換する第1の色変換手段、均等色空間の信号を処
理する信号処理手段、及び均等色空間の信号より画像出
力手段の色材信号に変換する第2の色変換手段を備え、
信号処理手段により編集処理、外部との入出力処理を行
うように構成したことを特徴とする。
像読取手段より入力される色分解信号を均等色空間の信
号に変換する第1の色変換手段、均等色空間の信号を処
理する信号処理手段、及び均等色空間の信号より画像出
力手段の色材信号に変換する第2の色変換手段を備え、
信号処理手段により編集処理、外部との入出力処理を行
うように構成したことを特徴とする。
【0016】また、第1の色変換手段の前段と第2の色
変換手段の後段にγ補正手段を設け、信号処理手段は、
画像信号に対して色変換や色調整等の編集処理を行う編
集処理回路、或いは複数画素をブロック化して文字か中
間調か等の原稿モードを識別する領域識別回路を有する
ことを特徴とする。
変換手段の後段にγ補正手段を設け、信号処理手段は、
画像信号に対して色変換や色調整等の編集処理を行う編
集処理回路、或いは複数画素をブロック化して文字か中
間調か等の原稿モードを識別する領域識別回路を有する
ことを特徴とする。
【0017】さらに、第2の色変換手段の後段に色材信
号より墨版生成と下色除去を行う下色除去手段、モアレ
除去やエッジ強調を行うフィルタ、色調整を行う色調調
整手段を設けたことを特徴とする。
号より墨版生成と下色除去を行う下色除去手段、モアレ
除去やエッジ強調を行うフィルタ、色調整を行う色調調
整手段を設けたことを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明のカラー画像処理装置の信号処理方式で
は、画像読取手段より入力される色分解信号を均等色空
間の信号に変換する第1の色変換手段、均等色空間の信
号を処理する信号処理手段、及び均等色空間の信号より
画像出力手段の色材信号に変換する第2の色変換手段を
備え、原稿の読み取り信号BGRから一旦均等色空間の
信号L* a* b* 等からなる標準信号に変換し、そして
色材信号YMCに変換するので、外部との信号の入出力
を原稿読み取り装置や出力装置の固有の特性に左右され
ることなく独立した処理ができ、システム化が容易にな
る。また、γ補正手段を設けることにより、γ補正係数
を変更して濃度、反射率尺度のBGR(YMC)を生成
することができ、γ補正手段とマトリクスを使った信号
変換手段を組み合わせ、γ補正係数とマトリクス係数を
変えることによりYCrCb、YESなどの標準表色系
の信号を作成することもできる。
は、画像読取手段より入力される色分解信号を均等色空
間の信号に変換する第1の色変換手段、均等色空間の信
号を処理する信号処理手段、及び均等色空間の信号より
画像出力手段の色材信号に変換する第2の色変換手段を
備え、原稿の読み取り信号BGRから一旦均等色空間の
信号L* a* b* 等からなる標準信号に変換し、そして
色材信号YMCに変換するので、外部との信号の入出力
を原稿読み取り装置や出力装置の固有の特性に左右され
ることなく独立した処理ができ、システム化が容易にな
る。また、γ補正手段を設けることにより、γ補正係数
を変更して濃度、反射率尺度のBGR(YMC)を生成
することができ、γ補正手段とマトリクスを使った信号
変換手段を組み合わせ、γ補正係数とマトリクス係数を
変えることによりYCrCb、YESなどの標準表色系
の信号を作成することもできる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明のカラー画像処理方式の1実施例
を説明するための図である。
明する。図1は本発明のカラー画像処理方式の1実施例
を説明するための図である。
【0020】図1において、第1の色変換回路1は、画
像読取手段より例えばCCDセンサーで読み取られ入力
された反射率の色分解信号B(青)、G(緑)、R
(赤)を均等色空間のシステムバリューL* a* b* に
変換するものであり、システムバリューのL* 軸は明度
を表し、これと直交するa* 軸とb* 軸の2次元平面で
彩度と色相を表す。画像処理回路2は、均等色空間の信
号L* a* b* ににより編集処理や他システムとの画像
データの入出力処理、その他の画像処理を行うものであ
る。第2の色変換回路3は、均等色空間の信号L* a*
b* を画像出力手段の色材信号Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)に変換するものである。UCR
回路4は、色材信号YMCより墨版生成及び下色除去の
処理を行うものである。墨版(K)の生成では、最大値
最小値検出回路により色材信号YMCの最大値と最小値
とを検出して減算器により最大値と最小値との差を求
め、さらに当該差に応じたクロマファンクションで変換
される値が減算器で最小値から減算される。また、下色
除去では、生成されたKをUCRファンクションで変換
した値K′が減算器で色材信号YMCの値から減算され
る。
像読取手段より例えばCCDセンサーで読み取られ入力
された反射率の色分解信号B(青)、G(緑)、R
(赤)を均等色空間のシステムバリューL* a* b* に
変換するものであり、システムバリューのL* 軸は明度
を表し、これと直交するa* 軸とb* 軸の2次元平面で
彩度と色相を表す。画像処理回路2は、均等色空間の信
号L* a* b* ににより編集処理や他システムとの画像
データの入出力処理、その他の画像処理を行うものであ
る。第2の色変換回路3は、均等色空間の信号L* a*
b* を画像出力手段の色材信号Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)に変換するものである。UCR
回路4は、色材信号YMCより墨版生成及び下色除去の
処理を行うものである。墨版(K)の生成では、最大値
最小値検出回路により色材信号YMCの最大値と最小値
とを検出して減算器により最大値と最小値との差を求
め、さらに当該差に応じたクロマファンクションで変換
される値が減算器で最小値から減算される。また、下色
除去では、生成されたKをUCRファンクションで変換
した値K′が減算器で色材信号YMCの値から減算され
る。
【0021】読み取ったままの色分解信号BGRは、I
IT固有の特性の信号であり、IITの照明用光源のス
ペクトラムやダイクロイックミラーの特性、さらには光
電変換素子、カラーフィルター、レンズ等の色特性のバ
ラツキの補正、グレイバランスの補正等が必要である。
同様に、画像出力手段の色材信号YMCKもIOT固有
の特性の信号である。したがって、このような色分解信
号BGRや色材信号YMCKは、IIT、IOTにより
それぞれ異なった特性を有するので、これらを集めて処
理するとそれぞれの信号で再現性が異なることになり不
都合が生じる。しかし、規格化された均等色空間の信号
L* a* b* で入出力すれば、このような不都合は解消
することができる。
IT固有の特性の信号であり、IITの照明用光源のス
ペクトラムやダイクロイックミラーの特性、さらには光
電変換素子、カラーフィルター、レンズ等の色特性のバ
ラツキの補正、グレイバランスの補正等が必要である。
同様に、画像出力手段の色材信号YMCKもIOT固有
の特性の信号である。したがって、このような色分解信
号BGRや色材信号YMCKは、IIT、IOTにより
それぞれ異なった特性を有するので、これらを集めて処
理するとそれぞれの信号で再現性が異なることになり不
都合が生じる。しかし、規格化された均等色空間の信号
L* a* b* で入出力すれば、このような不都合は解消
することができる。
【0022】本発明の他の実施例を示したのが図1
(ロ)、(ハ)であり、(ロ)においてIIT71は、
CCDラインセンサーを用いて光の3原色B、G、Rに
色分解してカラー原稿を読み取ってこれをデジタルの画
像データに変換するものである。γ補正回路72は、C
CDセンサーで読み取られた反射率のBGR信号を明度
スケールのBGR信号に補正するものであり、マトリク
ス変換回路73は、この明度スケールのBGR信号を、
例えば3×3+定数のマトリクス演算により標準のシス
テムバリューL* a* b* 信号に変換するものである。
そして、マトリクス変換回路74は、3×3+定数のマ
トリクス演算により標準のシステムバリューL* a* b
* を明度スケールのYMC色材信号に変換するものであ
り、γ補正回路75は、さらにこの明度スケールのYM
C色材信号を網%のYMC色材信号に変換するものであ
る。IOT76は、レーザビームによる露光、現像を行
いカラー画像を再現するものである。
(ロ)、(ハ)であり、(ロ)においてIIT71は、
CCDラインセンサーを用いて光の3原色B、G、Rに
色分解してカラー原稿を読み取ってこれをデジタルの画
像データに変換するものである。γ補正回路72は、C
CDセンサーで読み取られた反射率のBGR信号を明度
スケールのBGR信号に補正するものであり、マトリク
ス変換回路73は、この明度スケールのBGR信号を、
例えば3×3+定数のマトリクス演算により標準のシス
テムバリューL* a* b* 信号に変換するものである。
そして、マトリクス変換回路74は、3×3+定数のマ
トリクス演算により標準のシステムバリューL* a* b
* を明度スケールのYMC色材信号に変換するものであ
り、γ補正回路75は、さらにこの明度スケールのYM
C色材信号を網%のYMC色材信号に変換するものであ
る。IOT76は、レーザビームによる露光、現像を行
いカラー画像を再現するものである。
【0023】図1(ハ)に示す例は、さらに、LUT7
7、78と編集制御部79を付加したものである。LU
T77、78は、それぞれ2次元のルックアップテーブ
ルであり、システムバリューのa* b* 信号からHC信
号を生成し、HC信号から逆にa* b* を生成するもの
である。a* b* 信号は、それぞれを直交する座標軸と
し、それらの座標軸を含む平面でa* の値とb* の値か
ら色相と彩度を決定するものであるが、HC信号は、そ
れぞれが色相と彩度を表すものであるので、編集処理部
79では、例えばH+ΔH、kCのような演算により色
調整ができ、色変換、色相・彩度変換等が容易になる。
また、色認識精度が向上し、色調整のステップもユーザ
にとってリーゾナブルなものとすることができる。
7、78と編集制御部79を付加したものである。LU
T77、78は、それぞれ2次元のルックアップテーブ
ルであり、システムバリューのa* b* 信号からHC信
号を生成し、HC信号から逆にa* b* を生成するもの
である。a* b* 信号は、それぞれを直交する座標軸と
し、それらの座標軸を含む平面でa* の値とb* の値か
ら色相と彩度を決定するものであるが、HC信号は、そ
れぞれが色相と彩度を表すものであるので、編集処理部
79では、例えばH+ΔH、kCのような演算により色
調整ができ、色変換、色相・彩度変換等が容易になる。
また、色認識精度が向上し、色調整のステップもユーザ
にとってリーゾナブルなものとすることができる。
【0024】次に、上記本発明が適用される画像処理装
置の構成例を示す。図2は画像処理装置の信号処理系の
構成例を示す図、図3は画像処理装置の機構の構成例を
示す図である。
置の構成例を示す。図2は画像処理装置の信号処理系の
構成例を示す図、図3は画像処理装置の機構の構成例を
示す図である。
【0025】図2において、画像入力部100は、例え
ば副走査方向に直角に配置されたB、G、R3本のCC
Dラインセンサからなる縮小型センサを有し、副走査方
向に縮拡倍率に応じた速度で移動しながらタイミング生
成回路12からのタイミング信号に同期して主走査方向
に走査して画像読み取りを行うIITであり、アナログ
の画像データから階調表現された例えば8ビットのデジ
タルの画像データに変換される。この画像データに対
し、シェーディング補正回路11では、種々の要因によ
る各画素間のバラツキに対してシェーディング補正さ
れ、ギャップ補正回路13では、各ラインセンサ間のギ
ャップ補正が行われる。ギャップ補正は、FIFO14
でCCDラインセンサのギャップに相当する分だけ読み
取った画像データを遅延させ、同一位置のB、G、R画
像データが同一時刻に得られるようにするためのもので
ある。ENL(Equivalent Neutral Lightness;等
価中性明度)変換回路15は、原稿タイプに応じたパラ
メータを使って画像データのグレイバランス処理を行う
ものであり、また、後述する編集処理部400からのネ
ガポジ反転信号により、画素毎にグレイのとり方を逆に
してネガポジ反転し、例えば、或る指定領域のみネガポ
ジを反転できるようになっている。
ば副走査方向に直角に配置されたB、G、R3本のCC
Dラインセンサからなる縮小型センサを有し、副走査方
向に縮拡倍率に応じた速度で移動しながらタイミング生
成回路12からのタイミング信号に同期して主走査方向
に走査して画像読み取りを行うIITであり、アナログ
の画像データから階調表現された例えば8ビットのデジ
タルの画像データに変換される。この画像データに対
し、シェーディング補正回路11では、種々の要因によ
る各画素間のバラツキに対してシェーディング補正さ
れ、ギャップ補正回路13では、各ラインセンサ間のギ
ャップ補正が行われる。ギャップ補正は、FIFO14
でCCDラインセンサのギャップに相当する分だけ読み
取った画像データを遅延させ、同一位置のB、G、R画
像データが同一時刻に得られるようにするためのもので
ある。ENL(Equivalent Neutral Lightness;等
価中性明度)変換回路15は、原稿タイプに応じたパラ
メータを使って画像データのグレイバランス処理を行う
ものであり、また、後述する編集処理部400からのネ
ガポジ反転信号により、画素毎にグレイのとり方を逆に
してネガポジ反転し、例えば、或る指定領域のみネガポ
ジを反転できるようになっている。
【0026】ENL変換回路15で処理されたB、G、
R画像データは、マトリッスク回路16aで例えば均等
色空間の信号L* 、a* 、b* に変換される。均等色空
間の信号L* 、a* 、b* は、それぞれが直交する座標
軸でL* が明度を表し、a*、b* が色度平面(色相、
彩度)を表す。このような均等色空間の信号L* 、
a * 、b* に変換することにより、メモリシステム20
0を介して計算機等外部とのインターフェースを取り易
くすると共に、色変換や編集処理、画像情報を検知を容
易にしている。セレクタ17は、マトリクス変換回路1
6aの出力、または外部とのインターフェースであるメ
モリシステム200からの画像データを選択的に取り出
し、或いは双方の画像データを同時に取り込んでテクス
チャ合成や透かし合成の処理を行うものである。そのた
め、セレクタ17には、合成画像について合成比率の設
定、演算処理、合成処理を行う機能を有している。
R画像データは、マトリッスク回路16aで例えば均等
色空間の信号L* 、a* 、b* に変換される。均等色空
間の信号L* 、a* 、b* は、それぞれが直交する座標
軸でL* が明度を表し、a*、b* が色度平面(色相、
彩度)を表す。このような均等色空間の信号L* 、
a * 、b* に変換することにより、メモリシステム20
0を介して計算機等外部とのインターフェースを取り易
くすると共に、色変換や編集処理、画像情報を検知を容
易にしている。セレクタ17は、マトリクス変換回路1
6aの出力、または外部とのインターフェースであるメ
モリシステム200からの画像データを選択的に取り出
し、或いは双方の画像データを同時に取り込んでテクス
チャ合成や透かし合成の処理を行うものである。そのた
め、セレクタ17には、合成画像について合成比率の設
定、演算処理、合成処理を行う機能を有している。
【0027】下地除去回路18は、例えばプリスキャン
で原稿濃度のヒストグラムを作成して下地濃度を検出
し、下地濃度以下の画素については飛ばして新聞等のよ
うなかぶった原稿に対するコピー品質を良くするための
ものである。原稿検知回路19は、黒いプラテンの裏面
と原稿との境界を検出して外接矩形を求めることによっ
て原稿サイズを検出し記憶しておくものである。これら
下地除去回路18及び原稿検知回路19では、均等色空
間の信号L* 、a* 、b* のうち、明度情報を信号L*
が用いられる。
で原稿濃度のヒストグラムを作成して下地濃度を検出
し、下地濃度以下の画素については飛ばして新聞等のよ
うなかぶった原稿に対するコピー品質を良くするための
ものである。原稿検知回路19は、黒いプラテンの裏面
と原稿との境界を検出して外接矩形を求めることによっ
て原稿サイズを検出し記憶しておくものである。これら
下地除去回路18及び原稿検知回路19では、均等色空
間の信号L* 、a* 、b* のうち、明度情報を信号L*
が用いられる。
【0028】編集処理部400では、領域毎に編集処理
やパラメータ等の切り換えを行うためのエリアコマンド
の設定及びエリアコマンドに基づく領域制御信号の生成
が行われ、画像データに対して色編集や色変換、マーカ
ー色検出その他の処理が行われる。そして、その処理が
行われた画像データがマトリクス変換回路16a及び絵
文字分離回路(TIS回路)20に入力される。
やパラメータ等の切り換えを行うためのエリアコマンド
の設定及びエリアコマンドに基づく領域制御信号の生成
が行われ、画像データに対して色編集や色変換、マーカ
ー色検出その他の処理が行われる。そして、その処理が
行われた画像データがマトリクス変換回路16a及び絵
文字分離回路(TIS回路)20に入力される。
【0029】編集処理後の画像データに対して、マトリ
クス変換回路16aでは、L* 、a* 、b* からY、
M、Cのトナー色に変換され、絵文字分離回路20で
は、複数の画素をブロック化して色文字/黒文字/絵柄
(文字/中間調)の領域識別がなされる。下色除去回路
21では、マトリクス変換回路16bで変換されたY、
M、Cの画像データからモノカラー/フルカラーの信号
に応じて墨版(K)の生成、及びY、M、Cの等量除去
を行って、プロセスカラーの画像データを出力し、さら
に、色相判定を行って色相信号(Hue) を生成する。な
お、絵文字分離回路20で識別処理する際には、ブロッ
ク化するため領域識別の信号に例えば12ラインの遅れ
が生じるので、この遅れに対して色相信号及び画像デー
タを同期させるためにタイミングをとるのがFIFO2
2aと22bである。
クス変換回路16aでは、L* 、a* 、b* からY、
M、Cのトナー色に変換され、絵文字分離回路20で
は、複数の画素をブロック化して色文字/黒文字/絵柄
(文字/中間調)の領域識別がなされる。下色除去回路
21では、マトリクス変換回路16bで変換されたY、
M、Cの画像データからモノカラー/フルカラーの信号
に応じて墨版(K)の生成、及びY、M、Cの等量除去
を行って、プロセスカラーの画像データを出力し、さら
に、色相判定を行って色相信号(Hue) を生成する。な
お、絵文字分離回路20で識別処理する際には、ブロッ
ク化するため領域識別の信号に例えば12ラインの遅れ
が生じるので、この遅れに対して色相信号及び画像デー
タを同期させるためにタイミングをとるのがFIFO2
2aと22bである。
【0030】縮拡回路23bは、画像データを指定され
た縮拡率にしたがって縮拡処理するものであり、副走査
方向については画像入力部100で縮拡率にしたがって
走査速度を変えることによって縮拡処理されるので、こ
こでは主走査方向について画像データの間引き、又は補
間を行っている。縮拡回路23aは、画像データに対す
る縮拡処理に対応して領域制御情報の実行領域がずれな
いようにエリアコマンドを縮拡処理するためのものであ
る。縮拡処理された領域制御情報がエリアデコーダ24
でデコードされて各処理ブロックの処理に供される。エ
リアデコーダ24は、エリアコマンドや領域識別信号、
色相信号からフィルタのパラメータ25や乗算器26の
係数、TRC回路27のパラメータの切り換え信号を生
成し、分配するものである。
た縮拡率にしたがって縮拡処理するものであり、副走査
方向については画像入力部100で縮拡率にしたがって
走査速度を変えることによって縮拡処理されるので、こ
こでは主走査方向について画像データの間引き、又は補
間を行っている。縮拡回路23aは、画像データに対す
る縮拡処理に対応して領域制御情報の実行領域がずれな
いようにエリアコマンドを縮拡処理するためのものであ
る。縮拡処理された領域制御情報がエリアデコーダ24
でデコードされて各処理ブロックの処理に供される。エ
リアデコーダ24は、エリアコマンドや領域識別信号、
色相信号からフィルタのパラメータ25や乗算器26の
係数、TRC回路27のパラメータの切り換え信号を生
成し、分配するものである。
【0031】フィルタ25は、縮拡回路23bで縮小ま
たは拡大された画像データに対して空間周波数に応じて
中間調のモアレ除去、文字のエッジ強調を行うものであ
る。TRC回路27は、変換テーブルを用いIOTの特
性に合わせて濃度調整をするためのものであり、PAL
29は、現像プロセスや領域識別の信号によってTRC
回路27の変換テーブルのパラメータを切り換えるデコ
ーダである。乗算器26は、係数aとbを用いて画像デ
ータxに対しax+bの演算を行うものであり、中間調
の場合にはスルー、文字の場合にはハイγのように係数
が切り換えられる。そして、TRC回路27と併せて用
い各色成分に対する係数と変換テーブルを適宜選択する
ことにより、色文字、黒文字、絵柄に対しての色調整、
濃度調整が行われる。また、フィルタ25のパラメータ
を標準化し、係数aとbで文字のエッジ強調を調整する
ことができる。これらによって調整された画像データは
メモリシステムに記憶されるか、ROS300のスクリ
ーン生成部28でドット展開され網点画像にして出力さ
れる。
たは拡大された画像データに対して空間周波数に応じて
中間調のモアレ除去、文字のエッジ強調を行うものであ
る。TRC回路27は、変換テーブルを用いIOTの特
性に合わせて濃度調整をするためのものであり、PAL
29は、現像プロセスや領域識別の信号によってTRC
回路27の変換テーブルのパラメータを切り換えるデコ
ーダである。乗算器26は、係数aとbを用いて画像デ
ータxに対しax+bの演算を行うものであり、中間調
の場合にはスルー、文字の場合にはハイγのように係数
が切り換えられる。そして、TRC回路27と併せて用
い各色成分に対する係数と変換テーブルを適宜選択する
ことにより、色文字、黒文字、絵柄に対しての色調整、
濃度調整が行われる。また、フィルタ25のパラメータ
を標準化し、係数aとbで文字のエッジ強調を調整する
ことができる。これらによって調整された画像データは
メモリシステムに記憶されるか、ROS300のスクリ
ーン生成部28でドット展開され網点画像にして出力さ
れる。
【0032】編集処理部400は、色変換や色編集、領
域制御信号の生成等を行うものであり、セレクタ17か
らの画像データL* 、a* 、b* が入力される。そし
て、LUT415aでマーカー色その他の色検出や色編
集、色変換等がし易いように色度の情報が直交座標系の
a、bから極座標系のC、Hに変換される。色変換&パ
レット413は、例えば色変換や色編集で使用する色を
32種類のパレットに持っており、ディレイ回路411
aを通して入力されるエリアコマンドにしたがって画像
データL、C、Hに対しマーカーの色検出や色編集、色
変換等の処理を行うものである。そして、色変換等の処
理を行う領域の画像データのみが色変換&パレット41
3で処理されLUT415bでC、Hからa、bに逆変
換された後、それ以外の領域の画像データは直接セレク
タ416から出力され、前述のマトリクス変換回路16
bへ送られる。
域制御信号の生成等を行うものであり、セレクタ17か
らの画像データL* 、a* 、b* が入力される。そし
て、LUT415aでマーカー色その他の色検出や色編
集、色変換等がし易いように色度の情報が直交座標系の
a、bから極座標系のC、Hに変換される。色変換&パ
レット413は、例えば色変換や色編集で使用する色を
32種類のパレットに持っており、ディレイ回路411
aを通して入力されるエリアコマンドにしたがって画像
データL、C、Hに対しマーカーの色検出や色編集、色
変換等の処理を行うものである。そして、色変換等の処
理を行う領域の画像データのみが色変換&パレット41
3で処理されLUT415bでC、Hからa、bに逆変
換された後、それ以外の領域の画像データは直接セレク
タ416から出力され、前述のマトリクス変換回路16
bへ送られる。
【0033】色変換&パレット413で画像データから
検出されたマーカ色(3色)と閉領域の4ビット信号は
密度変換・領域生成回路405へ送られる。密度変換・
領域生成回路405では、FIFO410a、410
b、410cを用いて4×4のウインドウで、16画素
の中で黒画素が所定数以上であれば「1」とする2値化
処理を行って400spiから100spiへの密度変
換が行われる。このようにして生成されたマーカ信号
(閉ループやマーカ・ドット)は密度変換・領域生成回
路405よりDRAMコントローラ402を通してプレ
ーンメモリ403に書き込まれる。
検出されたマーカ色(3色)と閉領域の4ビット信号は
密度変換・領域生成回路405へ送られる。密度変換・
領域生成回路405では、FIFO410a、410
b、410cを用いて4×4のウインドウで、16画素
の中で黒画素が所定数以上であれば「1」とする2値化
処理を行って400spiから100spiへの密度変
換が行われる。このようにして生成されたマーカ信号
(閉ループやマーカ・ドット)は密度変換・領域生成回
路405よりDRAMコントローラ402を通してプレ
ーンメモリ403に書き込まれる。
【0034】また、マーカ・ドット信号については、小
さなゴミなどをマーカとして誤検知しないようにFIF
O408により3ライン分遅延させて3×3のウインド
ウにして座標値生成回路407でマーカ・ドットの検
出、座標値の生成を行ってRAM406に記憶する。な
お、このマーカ・ドットについてはプレーンメモリ40
3にも記憶されるが、誤検知を防止するためにこの処理
を行っている。
さなゴミなどをマーカとして誤検知しないようにFIF
O408により3ライン分遅延させて3×3のウインド
ウにして座標値生成回路407でマーカ・ドットの検
出、座標値の生成を行ってRAM406に記憶する。な
お、このマーカ・ドットについてはプレーンメモリ40
3にも記憶されるが、誤検知を防止するためにこの処理
を行っている。
【0035】プレーンメモリ403は、色変換や色編
集、その他の領域編集を行うためのエリアコマンドを格
納するためのメモリであり、例えばエディットパッドか
らも領域を指定し、その領域にエリアコマンドを書き込
むことができる。すなわち、エディットパッドで指定し
た領域のエリアコマンドは、CPUバスを通してグラフ
ィックコントローラ401に転送され、グラフィックコ
ントローラ401からDRAMコントローラ402を通
してプレーンメモリ403に書き込まれる。プレーンメ
モリ403は4面からなっており、0〜15までの16
種類のエリアコマンドが設定できる。
集、その他の領域編集を行うためのエリアコマンドを格
納するためのメモリであり、例えばエディットパッドか
らも領域を指定し、その領域にエリアコマンドを書き込
むことができる。すなわち、エディットパッドで指定し
た領域のエリアコマンドは、CPUバスを通してグラフ
ィックコントローラ401に転送され、グラフィックコ
ントローラ401からDRAMコントローラ402を通
してプレーンメモリ403に書き込まれる。プレーンメ
モリ403は4面からなっており、0〜15までの16
種類のエリアコマンドが設定できる。
【0036】プレーンメモリ403に格納した4ビット
のエリアコマンドは、画像データの出力に同期して読み
出され色変換&パレットにおける編集処理や、図(イ)
に示す画像データ処理系、ENL変換回路15やマトリ
クス変換回路16、セレクタ17、下色除去回路21、
さらにはエリアデコーダ24を介してフィルタ25、乗
算器26、TRC回路27、スクリーン生成部28等の
パラメータ等の切り換えに使用される。このエリアコマ
ンドをプレーンメモリ403から読み出し、色変換&パ
レット413での編集処理、画像データ処理系でのパラ
メータの切り換え等に使用する際には、100spiか
ら400spiへの密度変換が必要であり、その処理を
密度変換領域生成回路405で行っている。密度変換領
域生成回路405では、FIFO409a、409bを
使って3×3のブロック化を行い、そのパターンからデ
ータ補間を行うことによって、閉ループ曲線や編集領域
等の境界がギザギザにならないように100spiから
400spiへの密度変換を行っている。ディレイ回路
411a、411b、1MFIFO412等は、エリア
コマンドと画像データとのタイミング調整を行うための
ものである。
のエリアコマンドは、画像データの出力に同期して読み
出され色変換&パレットにおける編集処理や、図(イ)
に示す画像データ処理系、ENL変換回路15やマトリ
クス変換回路16、セレクタ17、下色除去回路21、
さらにはエリアデコーダ24を介してフィルタ25、乗
算器26、TRC回路27、スクリーン生成部28等の
パラメータ等の切り換えに使用される。このエリアコマ
ンドをプレーンメモリ403から読み出し、色変換&パ
レット413での編集処理、画像データ処理系でのパラ
メータの切り換え等に使用する際には、100spiか
ら400spiへの密度変換が必要であり、その処理を
密度変換領域生成回路405で行っている。密度変換領
域生成回路405では、FIFO409a、409bを
使って3×3のブロック化を行い、そのパターンからデ
ータ補間を行うことによって、閉ループ曲線や編集領域
等の境界がギザギザにならないように100spiから
400spiへの密度変換を行っている。ディレイ回路
411a、411b、1MFIFO412等は、エリア
コマンドと画像データとのタイミング調整を行うための
ものである。
【0037】図3に示すカラー複写機は、ベースマシン
30が、上面に原稿を載置するプラテンガラス31、イ
メージ入力ターミナル(IIT)32、電気系制御収納
部33、イメージ出力ターミナル(IOT)34、用紙
トレイ35、ユーザインタフェース(U/I)36から
構成され、オプションとして、エディットパッド61、
オートドキュメントフィーダ(ADF)62、ソータ6
3、及びフィルムプロジェクタ(F/P)64とミラー
ユニット(M/U)65からなるフィルム画像読取装置
を備えたものである。
30が、上面に原稿を載置するプラテンガラス31、イ
メージ入力ターミナル(IIT)32、電気系制御収納
部33、イメージ出力ターミナル(IOT)34、用紙
トレイ35、ユーザインタフェース(U/I)36から
構成され、オプションとして、エディットパッド61、
オートドキュメントフィーダ(ADF)62、ソータ6
3、及びフィルムプロジェクタ(F/P)64とミラー
ユニット(M/U)65からなるフィルム画像読取装置
を備えたものである。
【0038】イメージ入力ターミナル32は、イメージ
ングユニット37、それを駆動するためのワイヤ38、
駆動プーリ39等からなり、イメージングユニット37
内のカラーフィルタで光の原色B(青)、G(緑)、R
(赤)に色分解してCCDラインセンサを用いて読み取
ったカラー原稿の画像情報を多階調のデジタル画像デー
タBGRに変換してイメージ処理システムに出力するも
のである。イメージ処理システムは、電気系制御収納部
33に収納され、BGRの画像データを入力して色や階
調、精細度その他画質、再現性を高めるために各種の変
換、補正処理、さらには編集処理等の種々の処理を行う
ものであり、トナーの原色Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、K(黒)へ変換し、プロセスカラ
ーの階調トナー信号をオン/オフの2値化トナー信号に
変換してイメージ出力ターミナル34に出力するもので
ある。イメージ出力ターミナル34は、スキャナ40、
感材ベルト41を有し、レーザ出力部40aにおいて画
像データを光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F
/θレンズ40c及び反射ミラー40dを介して感材ベ
ルト41上に原稿画像に対応した潜像を形成させ、用紙
トレイ35から搬送した用紙に画像を転写しカラーコピ
ーを排出するものである。
ングユニット37、それを駆動するためのワイヤ38、
駆動プーリ39等からなり、イメージングユニット37
内のカラーフィルタで光の原色B(青)、G(緑)、R
(赤)に色分解してCCDラインセンサを用いて読み取
ったカラー原稿の画像情報を多階調のデジタル画像デー
タBGRに変換してイメージ処理システムに出力するも
のである。イメージ処理システムは、電気系制御収納部
33に収納され、BGRの画像データを入力して色や階
調、精細度その他画質、再現性を高めるために各種の変
換、補正処理、さらには編集処理等の種々の処理を行う
ものであり、トナーの原色Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、K(黒)へ変換し、プロセスカラ
ーの階調トナー信号をオン/オフの2値化トナー信号に
変換してイメージ出力ターミナル34に出力するもので
ある。イメージ出力ターミナル34は、スキャナ40、
感材ベルト41を有し、レーザ出力部40aにおいて画
像データを光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F
/θレンズ40c及び反射ミラー40dを介して感材ベ
ルト41上に原稿画像に対応した潜像を形成させ、用紙
トレイ35から搬送した用紙に画像を転写しカラーコピ
ーを排出するものである。
【0039】イメージ出力ターミナル34は、感材ベル
ト41が駆動プーリ41aによって駆動され、その周囲
にクリーナ41b、帯電器41c、YMCKの各現像器
41d、及び転写器41eが配置され、この転写器41
eに対向して転写装置42が設けられている。そして、
用紙トレイ35から用紙搬送路35aを経て送られてく
る用紙をくわえ込み、4色フルカラーコピーの場合に
は、転写装置42を4回転させて用紙にYMCKの各潜
像を転写させた後、用紙を転写装置42から真空搬送装
置43を経て定着器45で定着させ排出する。SSI
(シングルシートインサータ)35bは、用紙搬送路3
5aに手差しで用紙を選択的に供給できるするものであ
る。
ト41が駆動プーリ41aによって駆動され、その周囲
にクリーナ41b、帯電器41c、YMCKの各現像器
41d、及び転写器41eが配置され、この転写器41
eに対向して転写装置42が設けられている。そして、
用紙トレイ35から用紙搬送路35aを経て送られてく
る用紙をくわえ込み、4色フルカラーコピーの場合に
は、転写装置42を4回転させて用紙にYMCKの各潜
像を転写させた後、用紙を転写装置42から真空搬送装
置43を経て定着器45で定着させ排出する。SSI
(シングルシートインサータ)35bは、用紙搬送路3
5aに手差しで用紙を選択的に供給できるするものであ
る。
【0040】ユーザインタフェース36は、ユーザが所
望の機能を選択してその実行条件を指示するものであ
り、カラーディスプレイ51とハードコントロールパネ
ル52を備え、さらに赤外線タッチボード53を組み合
せて画面のソフトボタンで直接指示できるようにしてい
る。
望の機能を選択してその実行条件を指示するものであ
り、カラーディスプレイ51とハードコントロールパネ
ル52を備え、さらに赤外線タッチボード53を組み合
せて画面のソフトボタンで直接指示できるようにしてい
る。
【0041】電気系制御収納部33は、上記のイメージ
入力ターミナル32、イメージ出力ターミナル34、ユ
ーザインタフェース36、イメージ処理システム、フィ
ルムプロジェクタ64等の各処理単位毎に分けて構成さ
れた複数の制御基板、さらには、イメージ出力ターミナ
ル34、自動原稿送り装置62、ソータ63等の機構の
動作を制御するためのMCB基板(マシンコントロール
ボード)、これら全体を制御するSYS基板を収納する
ものである。
入力ターミナル32、イメージ出力ターミナル34、ユ
ーザインタフェース36、イメージ処理システム、フィ
ルムプロジェクタ64等の各処理単位毎に分けて構成さ
れた複数の制御基板、さらには、イメージ出力ターミナ
ル34、自動原稿送り装置62、ソータ63等の機構の
動作を制御するためのMCB基板(マシンコントロール
ボード)、これら全体を制御するSYS基板を収納する
ものである。
【0042】図4は本発明のカラー画像処理装置の信号
処理方式の他の実施例を説明するための図である。
処理方式の他の実施例を説明するための図である。
【0043】図4(イ)に示す例は、TIS回路83で
均等色空間の信号L* a* b* から網点/写真/黒文字
/色文字の識別を行い、L* a* b* からYMCに変換
する変換回路84のマトリクス係数、及び下色除去を行
うUCR回路85、モアレ除去やエッジ強調を行うSF
C86、色調整を行うTRC回路87の各パラメータを
切り換えるものである。また、図4(ロ)に示す例は、
TIS回路83を領域識別部と色識別部と識別結果合成
部で構成し、領域識別と色識別の結果によりUCR回路
85及びTRC回路87の各パラメータを切り換えるも
のである。図4(ハ)に示す例は、L* a* b* からY
MCに変換する変換回路84′又はBGRからL* a*
b* に変換する変換回路82′において色変換も同時に
行うようにしたものである。
均等色空間の信号L* a* b* から網点/写真/黒文字
/色文字の識別を行い、L* a* b* からYMCに変換
する変換回路84のマトリクス係数、及び下色除去を行
うUCR回路85、モアレ除去やエッジ強調を行うSF
C86、色調整を行うTRC回路87の各パラメータを
切り換えるものである。また、図4(ロ)に示す例は、
TIS回路83を領域識別部と色識別部と識別結果合成
部で構成し、領域識別と色識別の結果によりUCR回路
85及びTRC回路87の各パラメータを切り換えるも
のである。図4(ハ)に示す例は、L* a* b* からY
MCに変換する変換回路84′又はBGRからL* a*
b* に変換する変換回路82′において色変換も同時に
行うようにしたものである。
【0044】このようにすることによって、網点印刷と
写真も分離してそれぞれに対して最適な処理を施すこと
ができ、IITや外部に接続される装置の特性に依存し
ない同一パラメータによる領域識別、色識別処理を施す
ことができる。
写真も分離してそれぞれに対して最適な処理を施すこと
ができ、IITや外部に接続される装置の特性に依存し
ない同一パラメータによる領域識別、色識別処理を施す
ことができる。
【0045】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、TIS回路の黒文字/色文字/中間調の
領域識別信号によりUCR回路やフィルタ、TRC回路
のパラメータを切り換えるようにしたが、L* a* b*
からYMCに変換する変換回路の係数を切り換えて色文
字は高彩度にし、黒文字やモノカラーはL* をそのまま
出力して文字再現性を向上させるようにしてもよい。ま
た、原稿読み取り装置から出力されるBGRの色分解信
号を均等色空間の信号L* a* b* に変換したが、VH
CやYES、YCrCb、L* u* v* yの信号に変換
してもよい。
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、TIS回路の黒文字/色文字/中間調の
領域識別信号によりUCR回路やフィルタ、TRC回路
のパラメータを切り換えるようにしたが、L* a* b*
からYMCに変換する変換回路の係数を切り換えて色文
字は高彩度にし、黒文字やモノカラーはL* をそのまま
出力して文字再現性を向上させるようにしてもよい。ま
た、原稿読み取り装置から出力されるBGRの色分解信
号を均等色空間の信号L* a* b* に変換したが、VH
CやYES、YCrCb、L* u* v* yの信号に変換
してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿の読み取り信号BGRから一旦均等色空間の信号L
* a* b* 等の標準信号に変換し、そして色材信号YM
Cに変換するので、外部との信号の入出力を原稿読み取
り装置や出力装置の固有の特性に左右されることなく独
立した処理ができ、システム化が容易になる。色調整や
色変換、色相・彩度変換等においても色認識精度が向上
し、色調整のステップもユーザにとってリーゾナブルな
ものとなる。また、γ補正手段を設けることにより、γ
補正係数を変更して濃度、反射率尺度のBGR(YM
C)を生成することができ、γ補正手段とマトリクスを
使った信号変換手段を組み合わせ、γ補正係数とマトリ
クス係数を変えることによりYCrCb、YESなどの
標準表色系の信号を作成することもできる。
原稿の読み取り信号BGRから一旦均等色空間の信号L
* a* b* 等の標準信号に変換し、そして色材信号YM
Cに変換するので、外部との信号の入出力を原稿読み取
り装置や出力装置の固有の特性に左右されることなく独
立した処理ができ、システム化が容易になる。色調整や
色変換、色相・彩度変換等においても色認識精度が向上
し、色調整のステップもユーザにとってリーゾナブルな
ものとなる。また、γ補正手段を設けることにより、γ
補正係数を変更して濃度、反射率尺度のBGR(YM
C)を生成することができ、γ補正手段とマトリクスを
使った信号変換手段を組み合わせ、γ補正係数とマトリ
クス係数を変えることによりYCrCb、YESなどの
標準表色系の信号を作成することもできる。
【図1】 本発明のカラー画像処理装置の信号処理方式
の1実施例を説明するための図である。
の1実施例を説明するための図である。
【図2】 画像処理装置の信号処理系の構成例を示す図
である。
である。
【図3】 画像処理装置の機構の構成例を示す図であ
る。
る。
【図4】 本発明のカラー画像処理装置の信号処理方式
の他の実施例を説明するための図である。
の他の実施例を説明するための図である。
【図5】 従来のカラーデジタル複写機の構成例を示す
図である。
図である。
1…第1の色変換手段、2…信号処理手段、3…第2の
色変換手段、4…下色除去手段、71…IIT、72、
75…γ補正回路、73、74…マトリクス変換回路、
76…IOT、77、78…LUT、79…編集処理部
色変換手段、4…下色除去手段、71…IIT、72、
75…γ補正回路、73、74…マトリクス変換回路、
76…IOT、77、78…LUT、79…編集処理部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカラー画像処理装置の信号処理方式
の1実施例を説明するための図である。
の1実施例を説明するための図である。
【図2イ】 画像処理装置の信号処理系の構成例を示す
図である。
図である。
【図2ロ】 画像処理装置の信号処理系の構成例を示す
図である。
図である。
【図3】 画像処理装置の機構の構成例を示す図であ
る。
る。
【図4】 本発明のカラー画像処理装置の信号処理方式
の他の実施例を説明するための図である。
の他の実施例を説明するための図である。
【図5】 従来のカラーデジタル複写機の構成例を示す
図である。
図である。
【符号の説明】 1…第1の色変換手段、2…信号処理手段、3…第2の
色変換手段、4…下色除去手段、71…IIT、72、
75…γ補正回路、73、74…マトリクス変換回路、
76…IOT、77、78…LUT、79…編集処理部
色変換手段、4…下色除去手段、71…IIT、72、
75…γ補正回路、73、74…マトリクス変換回路、
76…IOT、77、78…LUT、79…編集処理部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2イ】
【図2ロ】
【図3】
【図4】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 反町 義幸 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 谷内 和満 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 河野 功幸 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 貴家 和保 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内
Claims (5)
- 【請求項1】 画像読取手段より入力される色分解信号
を均等色空間の信号に変換する第1の色変換手段、均等
色空間の信号を処理する信号処理手段、及び均等色空間
の信号より画像出力手段の色材信号に変換する第2の色
変換手段を備え、信号処理手段により編集処理、外部と
の入出力処理を行うように構成したことを特徴とするカ
ラー画像処理装置の信号処理方式。 - 【請求項2】 第1の色変換手段の前段と第2の色変換
手段の後段にγ補正手段を設けたことを特徴とする請求
項1記載のカラー画像処理装置の信号処理方式。 - 【請求項3】 信号処理手段は、画像信号に対して色変
換や色調整等の編集処理を行う編集処理回路を有するこ
とを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理装置の信
号処理方式。 - 【請求項4】 信号処理手段は、複数画素をブロック化
して文字か中間調か等の原稿モードを識別する領域識別
回路を有することを特徴とする請求項1記載のカラー画
像処理装置の信号処理方式。 - 【請求項5】 第2の色変換手段の後段に色材信号より
墨版生成と下色除去を行う下色除去手段、モアレ除去や
エッジ強調を行うフィルタ、色調整を行う色調調整手段
を設けたことを特徴とする請求項1記載のカラー画像処
理装置の信号処理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03107966A JP3079630B2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03107966A JP3079630B2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678138A true JPH0678138A (ja) | 1994-03-18 |
JP3079630B2 JP3079630B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=14472584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03107966A Expired - Lifetime JP3079630B2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079630B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6198552B1 (en) | 1997-08-01 | 2001-03-06 | Fujitsu Limited | Color image information processing system, using color image information to which achromatic color information is appended, and input device and output device employed in same |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200490541Y1 (ko) * | 2018-04-25 | 2020-01-08 | 최원진 | 중량 조절형 아령 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4500919A (en) * | 1982-05-04 | 1985-02-19 | Massachusetts Institute Of Technology | Color reproduction system |
JPS62140549A (ja) * | 1985-12-14 | 1987-06-24 | Canon Inc | 画像編集処理装置 |
JPS63219271A (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | カラ−複写装置 |
-
1991
- 1991-05-14 JP JP03107966A patent/JP3079630B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4500919A (en) * | 1982-05-04 | 1985-02-19 | Massachusetts Institute Of Technology | Color reproduction system |
JPS62140549A (ja) * | 1985-12-14 | 1987-06-24 | Canon Inc | 画像編集処理装置 |
JPS63219271A (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | カラ−複写装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6198552B1 (en) | 1997-08-01 | 2001-03-06 | Fujitsu Limited | Color image information processing system, using color image information to which achromatic color information is appended, and input device and output device employed in same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3079630B2 (ja) | 2000-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623 Year of fee payment: 9 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623 Year of fee payment: 11 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |