JPH0677972A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH0677972A
JPH0677972A JP4226221A JP22622192A JPH0677972A JP H0677972 A JPH0677972 A JP H0677972A JP 4226221 A JP4226221 A JP 4226221A JP 22622192 A JP22622192 A JP 22622192A JP H0677972 A JPH0677972 A JP H0677972A
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JP4226221A
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Inventor
Akira Jinzaki
明 陣▲崎▼
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットワークに接続された通信装置間でパケ
ットなどのフレームを用いて通信を行う通信システムに
関し、通信制御手順が単純でハードウエア化が容易なフ
レーム通信を実現することを目的とする。 【構成】 送信元の通信装置101から送信されたフレ
ームはネットワーク102に接続された他の通信装置1
01を巡回した後に再び送信元に返送される。ネットワ
ークインタフェース手段103に接続された通信フレー
ム送信手段108、通信フレーム受信中継手段109、
通信フレーム中継手段110、及び通信フレーム受信終
端手段111は、通信状態情報管理手段105における
通信状態情報の参照又は変更という単純な制御により通
信フレームを処理する。通信データの通信データ記憶手
段104への設定、通信データ記憶手段104と通信状
態情報管理手段105との対応付け、又はフレームの再
送処理等の比較的複雑な通信制御は、通信処理制御手段
107が上述の各手段から独立して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークに接続さ
れた通信装置間でパケットなどのフレームを用いて通信
を行う通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
LAN(ローカルエリアネットワーク)などのコンピュ
ータネットワークにおいては、予め定められた標準的な
通信制御手順に基づいて、ソフトウエア制御によって通
信制御が行われていた。
【0003】このような通信制御方式は、Ethernetなど
の通信データの伝送速度が10メガビット/秒程度の比
較的低速度である伝送路を用いたLANにおいては特に
性能上の問題を生じないが、FDDI(Fiber Distribut
ed Digital Interface) をはじめとする光ファイバを伝
送路に用いた高速LANにおいては問題がある。
【0004】即ち、第1の問題点として、通信制御が複
雑であるため、ハードウエア化が困難であるという問題
点を有している。第2の問題点として、ソフトウエア制
御による通信制御は、物理的・コスト的に高速化に限界
があるという問題点を有している。
【0005】低価格のワークステーションが普及してい
る現在、低価格で高速な伝送速度を有するコンピュータ
ネットワークを実現することは大きな課題である。本発
明は、リングネットワークなどの特定の接続形態を採る
ネットワークにおいて、通信制御手順が単純でハードウ
エア化が容易なフレーム通信を実現することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明のブロッ
ク図である。本発明は、複数の通信装置101がネット
ワーク102によって接続され、送信元の通信装置10
1から送信されたフレームが前記ネットワーク102に
接続された他の前記通信装置101を巡回した後に前記
送信元の通信装置101に返送される形態のフレーム通
信を行う通信システムを前提とする。
【0007】まず、ネットワークインタフェース手段1
03は、通信装置101内に設けられ、ネットワーク1
02から通信フレームに対応するデータ単位を受信しそ
れに対応する通信フレームを出力すると共に、通信フレ
ームを入力しそれに対応するデータ単位をネットワーク
102に送信する通信データ記憶手段104は、通信装
置101内に設けられ、通信データを記憶する。
【0008】通信状態情報管理手段105は、通信装置
101内に設けられ、通信データ記憶手段104におけ
る通信処理に関与する通信データ記憶アドレスと現在の
通信状態とからなる通信状態情報を管理する。
【0009】フレーム処理情報中継手段106は、通信
装置101内に設けられ、フレーム処理指示及びフレー
ム処理結果を一時保持する。通信処理制御手段107
は、通信装置101内に設けられ、通信処理開始時に、
必要な場合には通信データ記憶手段104に通信データ
を設定し、必要な場合には通信状態情報管理手段105
に通信状態情報を設定し、フレーム処理情報中継手段1
06にフレーム処理指示を出力し、通信処理時に、フレ
ーム処理情報中継手段106からフレーム処理結果を取
り込み、必要な場合には通信状態情報管理手段105が
管理する通信状態情報又は通信データ記憶手段104に
記憶されている通信データに対して取り込んだフレーム
処理結果に対応する処理を実行し、必要な場合にはフレ
ーム処理情報中継手段106に新たなフレーム処理指示
を出力する。
【0010】通信フレーム送信手段108は、通信装置
101内に設けられ、フレーム処理情報中継手段106
からフレーム処理指示を取り込み、そのフレーム処理指
示に従って、必要な場合には通信状態情報管理手段10
5が管理する通信状態情報を参照して通信データ記憶手
段104から通信データを読み出すことにより、通信フ
レームを構築し、その通信フレームをネットワークイン
タフェース手段103に出力する。
【0011】通信フレーム受信中継手段109は、通信
装置101内に設けられ、ネットワークインタフェース
手段103から通信フレームを取り込み、その取り込ん
だ通信フレームに格納されている情報と通信状態情報管
理手段105が管理する通信状態情報に基づいて、取り
込んだ通信フレームが自装置宛のものであると判別した
場合には、必要な場合には取り込んだ通信フレームに格
納されている通信データを通信データ記憶手段104に
書き込み、必要な場合には通信状態情報管理手段105
が管理する通信状態情報を変更し、取り込んだ通信フレ
ームに格納されている情報の一部を変更し、必要な場合
には通信データ記憶手段104から通信データを読み出
しそれを取り込んだ通信フレームに格納し、その通信フ
レームをネットワークインタフェース手段103に出力
し、これらの処理に対応するフレーム処理結果をフレー
ム処理情報中継手段106に出力する。
【0012】通信フレーム中継手段110は、通信装置
101内に設けられ、ネットワークインタフェース手段
103から通信フレームを取り込み、その取り込んだ通
信フレームに格納されている情報と通信状態情報管理手
段105が管理する通信状態情報とに基づいて、取り込
んだ通信フレームが自装置宛のものでないと判別した場
合には、取り込んだ通信フレームをそのままネットワー
クインタフェース手段103に出力する。
【0013】通信フレーム受信終端手段111は、通信
装置101内に設けられ、ネットワークインタフェース
手段103から通信フレームを取り込み、その取り込ん
だ通信フレームに格納されている情報と通信状態情報管
理手段105が管理する通信状態情報とに基づいて、取
り込んだ通信フレームが自装置が送信したものであると
判別した場合には、必要な場合には通信状態情報管理手
段105が管理する通信状態情報を変更し、必要な場合
には取り込んだ通信フレームに格納されている通信デー
タを通信データ記憶手段104に書き込み、これらの処
理に対応するフレーム処理結果をフレーム処理情報中継
手段106に出力する。
【0014】上述の本発明の構成において、ネットワー
クインタフェース手段103内に、次のようなネットワ
ークフレーム処理手段を有するように構成することもで
きる。即ち、このネットワークフレーム処理手段は、通
信フレーム送信手段108、通信フレーム受信中継手段
109、又は通信フレーム中継手段110から出力され
る通信フレームが挿入され、ネットワークの通信制御手
順に準拠したデータ単位であるネットワークフレームを
生成し、そのネットワークフレームをネットワーク10
2に送信する。また、ネットワークフレーム処理手段
は、ネットワーク102からネットワークフレームを受
信し、そのネットワークフレームから通信フレームを抽
出し、その通信フレームを通信フレーム受信中継手段1
09、通信フレーム中継手段110、又は通信フレーム
受信終端手段111に出力する。
【0015】
【作用】送信元の通信装置101から送信されたフレー
ムがネットワーク102に接続された他の通信装置10
1を巡回した後に再び送信元の通信装置101に返送さ
れるという前提のもとで、ネットワークインタフェース
手段103に接続された通信フレーム送信手段108、
通信フレーム受信中継手段109、通信フレーム中継手
段110、及び通信フレーム受信終端手段が、通信状態
情報管理手段105に設定される通信状態情報を適宜参
照又は変更しながら通信フレームを処理することによ
り、通信フレームの処理を高速にかつ効率良く実行する
ことができる。即ち、フレーム処理の制御は、基本的に
は、通信状態情報管理手段105における通信状態情報
の参照又は変更という単純な制御に基づいて行うことが
できる。
【0016】この場合に、例えば、使用不能状態、受信
可能状態、送信要求状態、送信待機状態、送信完了状
態、受信状態、及び受信待機状態という7つの通信状態
と、通信データ記憶手段104上での通信データの記憶
アドレスとを、通信状態情報として組で扱うことによ
り、論理的かつ規則的な制御を行うことができ、通信制
御のハードウエア化を容易に実現することができる。
【0017】また、基本的には、送信元の通信装置10
1から送出された通信フレームが再び送信元の通信装置
101に戻ってくるまでに、受信側の通信装置101が
その通信フレームに応答を返すため、受信側から送信元
への応答を別の応答専用のフレームを用いて通知する必
要がない。この結果、通信プロトコルを簡略なものにす
ることができ、高速な応答処理が可能となる。
【0018】そして、この応答毎に、上述した通信状態
情報を参照又は変更することによって、単純であるにも
かかわらず機能の高い通信制御を行うことができる。ま
た、ネットワークインタフェース手段103が、独自形
式の通信フレームとネットワーク102上の既存の標準
インタフェースに基づくネットワークフレームとの変換
を行うため、既存のネットワークに独自形式のフレーム
処理手順を適合させることが容易になる。
【0019】更に、フレーム処理は、ネットワークイン
タフェース手段103に接続される通信フレーム送信手
段108、通信フレーム受信中継手段109、通信フレ
ーム中継手段110、及び通信フレーム受信終端手段1
11が高速に行い、通信データの通信データ記憶手段1
04への設定、通信データ記憶手段104と通信状態情
報管理手段105との対応付け、又はフレームの再送処
理等の比較的複雑な通信制御は、通信処理制御手段10
7が上述の各手段から独立して行う。これにより、通信
制御の完全な分業化を実現することができる。
【0020】この場合、通信フレーム送信手段108、
通信フレーム受信中継手段109、又は通信フレーム受
信終端手段111と通信処理制御手段107との間の制
御データの授受は、バッファリング機能を有するフレー
ム処理情報中継手段106を介して行われるため、通信
処理制御手段107は、上述の各手段に対して非同期に
動作することができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
つき詳細に説明する。 <本発明の実施例の構成>図2は、本発明の実施例が適
用されるネットワークの構成図である。
【0022】光ファイバリング206を中心に構成され
るネットワーク201には、複数のノード202(図2
では、#000、#***、#%%%、などの番号で示されている)
が接続される。
【0023】ノード202において、プロセッサバス2
05には複数のプロセッサ204が接続され、プロセッ
サバス205はメッセージ通信装置203に収容され
る。メッセージ通信装置203は、プロセッサバス20
5を介してプロセッサ204が送信又は受信するメッセ
ージデータを処理し、また、光ファイバリング206に
対し入力又は出力されるメッセージデータが格納された
フレームを処理する。
【0024】次に、図3は、本発明の実施例における図
2のノード202内のメッセージ通信装置203の構成
図である。実メモリ307は、メッセージデータを一時
保持する通信バッファとして機能する。
【0025】制御メモリ308は、メッセージの通信に
使用される仮想記憶空間上の各仮想ページアドレス毎
に、その仮想ページアドレスが実メモリ307内の実ペ
ージアドレスに割り付けられている場合にはその実ペー
ジアドレスと、その仮想ページアドレスのページ状態
(通信状態)を示すデータを記憶する。
【0026】プロセッサバスインタフェース312は、
図2のプロセッサバス205を収容すると共に外部バス
301に接続され、図2のプロセッサ204からプロセ
ッサバス205を介して入力されるメッセージデータ等
を、外部バス301及びバーチャルメモリコントローラ
309を介して実メモリ307に出力し、逆に、実メモ
リ307からバーチャルメモリコントローラ309及び
外部バス301を介して入力されるメッセージデータ等
を、プロセッサバス205を介してプロセッサ204に
出力する。
【0027】また、プロセッサバスインタフェース31
2は、外部バス301、バス結合部311及びCPUバ
ス302を介して、CPU313との間で、通信制御デ
ータの授受を行う。
【0028】図2には明示してないが、図3では、プロ
セッサバス205は、1ノードあたり2本設けられてい
る。従って、プロセッサバスインタフェース312も、
各プロセッサバス205に対応して、#0と#1の2つが設
けられている。そして、#0のプロセッサバスインタフェ
ース312は、制御線319を用いて、#0と#1の各プロ
セッサバスインタフェース312が外部バス301をア
クセスする場合の競合制御を行う。更に、#0のプロセッ
サバスインタフェース312は、制御線321、322
を介して、後述するCPUバスアービタ314及びI/
Oコントローラ315との間でバスの使用に関する制御
データを授受しながら、外部バス301の競合制御を行
って、必要なときには制御線320を介してバス結合部
311の開閉制御を行う。
【0029】ネットワーク制御回路310は、フレーム
の送信時には、CPU313からCPUバス302、I
/Oコントローラ315、及びネットワーク命令/結果
バス303を介して入力される送信命令に基づいて、制
御メモリアクセスバス306を介して制御メモリ308
をアクセスしながら、実メモリ307からバーチャルメ
モリコントローラ309及びネットワークデータ送信バ
ス305を介して送信されるべきメッセージデータを読
み出し、それを含むフレームを構築し、それを光ファイ
バリング206に送出し、その送信結果を、ネットワー
ク命令/結果バス303、I/Oコントローラ315、
及びCPUバス302を介してCPU313に通知す
る。
【0030】また、ネットワーク制御回路310は、光
ファイバリング206からのフレームの受信時には、制
御メモリアクセスバス306を介して制御メモリ308
をアクセスしながら、その受信フレームを他のノード2
02へ中継する。又は、その受信フレーム内のメッセー
ジデータを取り出し、ネットワークデータ受信バス30
4からバーチャルメモリコントローラ309を介して実
メモリ307に格納し、その受信結果を、ネットワーク
命令/結果バス303、I/Oコントローラ315、及
びCPUバス302を介してCPU313に通知する。
【0031】CPU313は、CPUバス302に接続
され、動作開始時に、CPUバス302に接続されるE
PROM316からCPUバス302に接続されるRA
M317に書き込まれる制御プログラムに従って動作す
る。
【0032】このCPU313は、CPUバス302、
バス結合部311、及び外部バス301を介して、プロ
セッサバスインタフェース312との間で、通信制御デ
ータの授受を行う。
【0033】また、CPU313は、フレームの送信時
には、CPUバス302、I/Oコントローラ315、
及びネットワーク命令/結果バス303を介して、送信
命令をネットワーク制御回路310へ出力し、その後、
ネットワーク制御回路310から、ネットワーク命令/
結果バス303、I/Oコントローラ315、及びCP
Uバス302を介して、送信結果通知を受け取る。逆
に、CPU313は、フレームの受信時には、ネットワ
ーク制御回路310から、ネットワーク命令/結果バス
303、I/Oコントローラ315、及びCPUバス3
02を介して、受信結果通知を受け取る。
【0034】更に、CPU313は、CPUバス302
を介して制御メモリ308内の各仮想ページアドレスの
ページ状態データ(通信状態を示すデータ)をアクセス
すると共に、CPUバス302及びバーチャルメモリコ
ントローラ309を介して制御メモリ308内の各仮想
ページアドレスの実ページアドレスデータ及び実メモリ
307をアクセスする。
【0035】I/Oコントローラ315は、CPUバス
302に接続され、特には図示しない外部の周辺装置が
接続される周辺装置バス318を収容する。また、I/
Oコントローラ315は、前述したように、CPUバス
302及びネットワーク命令/結果バス303を介し
て、CPU313とネットワーク制御回路310との間
で授受される送信命令、送信結果通知又は受信結果通知
を中継する。
【0036】更に、I/Oコントローラ315は、CP
U313が外部バス301をアクセスするアドレスをC
PUバス302に対して指定した場合に、制御線322
を介して#0のプロセッサバスインタフェース312に、
外部バスアクセス要求を出力する。
【0037】CPUバスアービタ314は、プロセッサ
バスインタフェース312から制御線321を介してC
PUバスアクセス要求(バスグラント要求)を受け取っ
た場合に、CPU313に対して制御線323を介して
バス使用要求(バスグラント要求)を出力し、CPU3
13から制御線323を介してバス使用許可(バスグラ
ントアクノリッジ)を受け取り、それに基づいてCPU
バスアクセス許可(バスグラントアクノリッジ)を制御
線321を介して#0のプロセッサバスインタフェース3
12に返す。
【0038】バーチャルメモリコントローラ309は、
プロセッサバスインタフェース312と実メモリ307
との間で外部バス301を介して授受されるデータ、C
PU313と実メモリ307又は制御メモリ308との
間でCPUバス302を介して授受されるデータ、ネッ
トワーク制御回路310と実メモリ307との間でネッ
トワークデータ受信バス304又はネットワークデータ
送信バス305を介して授受されるデータのスイッチン
グ制御及び競合制御を行う。 <本発明の実施例の動作>以上の構成を有する本発明の
実施例の動作について説明する。
【0039】今、図2及び図3において、例えば#000の
ノード202内の1つのプロセッサ204から、#***の
ノード202内の他の1つのプロセッサ204にメッセ
ージデータを送信する場合の動作について説明する。
【0040】この場合に、#000のノード202内の1つ
のプロセッサ204から送信されるメッセージデータ
は、プロセッサバス205を介してそのノード内のメッ
セージ通信装置203(以下、#000のメッセージ通信装
置203と呼ぶ)の実メモリ307に転送された後に、
#***のノード202内のメッセージ通信装置203(以
下、#***のメッセージ通信装置203と呼ぶ)の実メモ
リ307に送られ、その後、その実メモリ307からプ
ロセッサバス205を介して宛て先のプロセッサ204
に転送される。即ち、各メッセージ通信装置203の実
メモリ307は、通信バッファとして機能する。送信に成功する場合の動作(ケース1) 始めに、ケース1として、送信に成功する場合の動作に
ついて説明する。
【0041】まず、送信元のノード202内の1つのプ
ロセッサ204からそのノード内のメッセージ通信装置
203の実メモリ307へのメッセージデータの転送
は、次のようにして行われる。
【0042】CPU313のプロセッサ用受信制御機能
は、CPUバス302及びバーチャルメモリコントロー
ラ309を介して実メモリ307をアクセスすることに
よって、実メモリ307において、プロセッサ用受信バ
ッファキューに空きバッファキューに接続されている空
きバッファを接続する。なお、プロセッサ用受信制御機
能は、CPU313がRAM317に記憶された制御プ
ログラムを実行することにより実現される機能である。
【0043】そして、CPU313のプロセッサ用受信
制御機能は、CPUバス302、バス結合部311、及
び外部バス301を介して、例えば#0のプロセッサバス
インタフェース312を起動すると共に、そのインタフ
ェース312に対して上述のプロセッサ用受信バッファ
キューの先頭アドレスを通知する。
【0044】プロセッサバスインタフェース312は、
プロセッサ204からプロセッサバス205を介して転
送されてきたメッセージデータを受信し、上記先頭アド
レスを受信開始アドレスとしてバッファアドレスを順次
更新しながら、上述の受信されたメッセージデータを、
外部バス301及びバーチャルメモリコントローラ30
9を介して、実メモリ307内のプロセッサ用受信バッ
ファキューに接続された空きバッファに、順次転送す
る。
【0045】プロセッサバスインタフェース312は、
プロセッサ用受信バッファキューに接続される空きバッ
ファがなくなると、自動的に停止して、その旨を外部バ
ス301、バス結合部311、及びCPUバス302を
介してCPU313に通知する。
【0046】CPU313のプロセッサ用受信制御機能
は、まず、CPUバス302及びバーチャルメモリコン
トローラ309を介して実メモリ307を制御して、上
述した受信済のバッファをプロセッサ用受信バッファキ
ューから切り離しネットワーク用送信バッファに接続す
る。これ以後、実メモリ307内のネットワーク用送信
バッファに対する処理は、CPU313のプロセッサ用
受信制御機能からネットワーク用送信制御機能に引き渡
され、次に説明するようにして、送信元のノード202
のメッセージ通信装置203内の実メモリ307から、
宛て先のプロセッサ204が収容されるノード202の
メッセージ通信装置203内の実メモリ307への、メ
ッセージデータの転送動作が実行される。
【0047】メッセージ通信装置203間のメッセージ
データの通信には、ネットワーク仮想記憶システム(N
ET−VMS)という特別な方式が適用される。まず、
図2のネットワーク201全体で、仮想記憶空間が定義
される。この仮想記憶空間は、複数の仮想ページに分割
され、メッセージデータの通信はこの仮想ページを介し
て行われる。例えば、仮想記憶空間は、0000〜FFFFペー
ジ(16進数)までの仮想ページアドレスに分割され
る。1つの仮想ページは、メッセージデータの1単位で
あるパケットを十分に収容可能な固定長(例えば8キロ
バイト長)のデータ長を有する。なお、以下特に言及し
ないときは、仮想ページアドレス及び後述する実ページ
アドレスは、16進数で表現する。
【0048】次に、この仮想記憶空間の所定ページ数毎
例えば16ページ毎に、ネットワーク201に接続され
る各ノード202のメッセージ通信装置203が割り当
てられる。例えば、0000〜000Fページには#000番目のノ
ード202のメッセージ通信装置203が割り当てら
れ、0010〜001Fページには#001番目のノード202のメ
ッセージ通信装置203が割り当てられ、以下同様にし
て、***0〜***Fページ及び%%%0〜%%%Fページ(3桁の *
及び %はそれぞれ0〜 Fの16進数のうち任意の数)に
は、それぞれ#***番目及び#%%%番目の各ノード202の
メッセージ通信装置203が割り当てられる。
【0049】従って、上述の例では、ネットワーク20
1には、#000〜#FFFまでの最大で4096台のメッセー
ジ通信装置203が接続可能である。一方、各メッセー
ジ通信装置203内の実メモリ307は、それぞれが上
述の仮想ページと同じデータ長を有する複数の実ページ
に分割される。実メモリ307のページ容量は、仮想記
憶空間のページ容量よりはるかに小さくてよく、例えば
64〜256ページ程度でよい。
【0050】次に、各メッセージ通信装置203の制御
メモリ308にはそれぞれ、図4に示されるように、全
仮想ページアドレス分の制御データが記憶される。各仮
想ページアドレスの制御データは、図4に示されるよう
に、その仮想ページアドレスに対応付けられる自メッセ
ージ通信装置203内の実メモリ307の実ページアド
レスデータと、その仮想ページアドレスの通信状態を示
すページ状態データとから構成されている。
【0051】そして、初期状態として、図7のS1で示
されるように、各ノード202内のメッセージ通信装置
203の制御メモリ308において、そのノード202
に割り当てられている仮想ページアドレスには、CPU
313のネットワーク用受信制御機能により、自メッセ
ージ通信装置203の実メモリ307内の任意の空きペ
ージに設けられるネットワーク用受信バッファの実ペー
ジアドレスと、ページ状態として受信バッファ割付/デ
ータ空き状態VP(Vacant Page) が、それぞれ予め書き込
まれている。なお、ネットワーク用受信制御機能は、C
PU313がRAM317に記憶された制御プログラム
を実行することにより実現される。
【0052】例えば、#000のメッセージ通信装置203
の制御メモリ308において、自メッセージ通信装置2
03に割り当てられている0000,0001,・・・ ,000Fペー
ジの各仮想ページアドレスには、図4に示されるよう
に、実メモリ307内のs,q,・・・,pの各実ページアド
レスが書き込まれ、受信バッファ割付状態を示すページ
状態VPが書き込まれている。
【0053】また、#***のメッセージ通信装置203の
制御メモリ308において、自メッセージ通信装置20
3に割り当てられている***0,***1,・・・ ,***Fページ
の各仮想ページアドレスには、図4に示されるように、
実メモリ307内のv,u,・・・,tの各実ページアドレス
が書き込まれ、受信バッファ割付状態を示すページ状態
VPが書き込まれている。
【0054】同様に、#%%%のメッセージ通信装置203
の制御メモリ308において、自メッセージ通信装置2
03に割り当てられている%%%0,%%%1,・・・ ,%%%Fペー
ジの各仮想ページアドレスには、図4に示されるよう
に、実メモリ307内のy,w,・・・,xの各実ページアド
レスが書き込まれ、受信バッファ割付状態を示すページ
状態VPが書き込まれている。
【0055】今、前述したプロセッサ204からメッセ
ージ通信装置203へのメッセージデータの転送動作に
よって、例えば#000のノード202において、メッセー
ジ通信装置203の実メモリ307内の、実ページアド
レスがr であるネットワーク用送信バッファに、#000の
ノード202内の1つのプロセッサ204からメッセー
ジデータが転送されているものとする。
【0056】CPU313のネットワーク用送信制御機
能は、CPUバス302及びバーチャルメモリコントロ
ーラ309を介して実メモリ307内のネットワーク用
送信バッファに格納されているメッセージデータのヘッ
ダ内の宛て先アドレス部を解析することによって、その
宛て先アドレスに対応するプロセッサ204が収容され
るノード202に割り当てられている仮想ページアドレ
スのうち、ページ状態がバッファ未割付状態NA(No Allo
cation) となっているものを決定する。図4の例では、
例えば仮想ページアドレス***2が決定される。なお、ネ
ットワーク用送信制御機能は、CPU313がRAM3
17に記憶された制御プログラムを実行することにより
実現される。
【0057】次に、図7のS2で示されるように、CP
U313のネットワーク用送信制御機能は、制御メモリ
308内の上述の決定した仮想ページアドレスに、上述
のメッセージデータが格納されているネットワーク用送
信バッファの実ページアドレスを書き込み、ページ状態
をバッファ未割付状態NAからデータ送信状態SD(SendDat
a page)に変更する。図4の例では、例えば仮想ページ
アドレス***2に実ページアドレスr とデータ送信状態SD
が設定される。
【0058】そして、図7のS3で示されるように、C
PU313のネットワーク用送信制御機能は、I/Oコ
ントローラ315内の送信用FIFOに、CPUバス3
02を介して、送信命令と共に、上述の仮想ページアド
レスと、上述のメッセージデータの転送長を書き込む。
【0059】ネットワーク制御回路310は、I/Oコ
ントローラ315内の送信用FIFOから、ネットワー
ク命令/結果バス303を介して、上述の送信命令等を
読み出すと、その送信命令に付加されている仮想ページ
アドレスを、制御メモリアクセスバス306を介して制
御メモリ308に指定し、制御メモリ308から上述の
仮想ページアドレスに設定されている実ページアドレス
を読み出してバーチャルメモリコントローラ309内の
特には図示しないDMA転送用レジスタに設定する。
【0060】そして、ネットワーク制御回路310は、
バーチャルメモリコントローラ309に、送信されるべ
きメッセージデータが含まれる実メモリ307内の上記
実ページアドレスのページデータを、ネットワークデー
タ送信バス305を介してネットワーク制御回路310
にDMA転送させる。
【0061】ネットワーク制御回路310は、上述した
ページデータから上述した送信命令に付加されているメ
ッセージデータの転送長に対応する分のメッセージデー
タを取り出し、そのメッセージデータと、上述した送信
命令と、その送信命令に付加されている仮想ページアド
レス、及びメッセージデータの転送長を含むフレームを
生成し、図7のS4(SEND)で示されるように、そ
れを光ファイバリング206に送出する。
【0062】図5(a) に、光ファイバリング206上を
転送されるフレームの構成を示し、図5(b) にフレーム
内の各フィールドの意味を示す。本実施例においては、
光ファイバ通信での標準インタフェースであるFDDI
(Fiber Distributed DigitalInterface) に準拠したフ
レーム構成が採用され、FDDIに準拠したヘッダ(F
DDIH)及びトレイラ(FDDIT)により挟まれた
FDDIフレームに、前述したネットワーク仮想記憶シ
ステム(NET−VMS)のフレーム(以下、これをN
ET−VMSフレームと呼ぶ)が挿入される形態が採用
されている。
【0063】NET−VMSフレームは、図5(a),(b)
に示されるように、上述の仮想ページアドレス(VP
A)、上述のメッセージデータの転送長(LEN)、ネ
ットワーク命令(CMD:上述の例では送信命令)、V
PA〜CMDに対する伝送障害を検査するCRCコード
であるフレームチェックシーケンス1(FCS1)、固
定パターン(GAP)、及び受信側のノードによって設
定される後述する応答情報(RSP)とからなるNET
−VMSヘッダの領域と、通信データ(DATA)、及
びRSPとDATAに対する伝送障害を検査するCRC
コードであるフレームチェックシーケンス2(FCS
2)とからなる領域とで構成される。
【0064】上述のNET−VMSフレームをFDDI
に準拠したフレーム構成に適合させるために、ネットワ
ーク制御回路310は図6に示される機能構成を有す
る。図6において、NET−VMSフレーム処理回路6
01は、フレームの送信時には、CPU313からCP
Uバス302、I/Oコントローラ315、及びネット
ワーク命令/結果バス303を介して入力される送信命
令に基づいて、制御メモリアクセスバス306を介して
制御メモリ308をアクセスしながら、実メモリ307
からバーチャルメモリコントローラ309及びネットワ
ークデータ送信バス305を介して送信されるべきメッ
セージデータを読み出し、それを含む図5(a) のNET
−VMSフレームの部分を構築し、それをFDDIフレ
ーム処理回路602に出力し、その送信結果を、ネット
ワーク命令/結果バス303、I/Oコントローラ31
5、及びCPUバス302を介してCPU313に通知
する。
【0065】また、NET−VMSフレーム処理回路6
01は、FDDIフレーム処理回路602からの図5
(a) のNET−VMSフレームの部分の受信時には、制
御メモリアクセスバス306を介して制御メモリ308
をアクセスしながら、その受信フレームを再びFDDI
フレーム処理回路602へ出力して他のノード202へ
中継する。又は、その受信フレーム内の図5(a) のDA
TAで示されるメッセージデータの部分を取り出し、ネ
ットワークデータ受信バス304からバーチャルメモリ
コントローラ309を介して実メモリ307に格納し、
その受信結果を、ネットワーク命令/結果バス303、
I/Oコントローラ315、及びCPUバス302を介
してCPU313に通知する。
【0066】FDDIフレーム処理回路602は、NE
T−VMSフレーム処理回路601から入力される図5
(a) のNET−VMSフレームの部分を含む図5(a) の
FDDIフレームを構築し、ネットワークインタフェー
ス回路603に出力する。この場合、FDDIに準拠し
たヘッダ(FDDIH)及びトレイラ(FDDIT)の
部分のデータの設定を行う。
【0067】逆に、FDDIフレーム処理回路602
は、ネットワークインタフェース回路603から入力さ
れる図5(a) のFDDIフレームから図5(a) のNET
−VMSフレームの部分を取り出し、それをNET−V
MSフレーム処理回路601へ出力する。
【0068】ネットワークインタフェース回路603
は、光ファイバリング206に対してFDDIフレーム
を入力又は出力すると共に、FDDIフレーム処理回路
602に対してFDDIフレームを出力又は入力する。
【0069】以上のネットワーク制御回路310の構成
により、ネットワーク仮想記憶システム(NET−VM
S)独自のフレームを、既存の標準インタフェースFD
DIに基づいて構成される光ファイバリング206に対
して自由に入力又は出力することができ、既存のネット
ワークへの本発明の適用が容易になる。
【0070】ここで、光ファイバリング206のフレー
ム伝送方式としては、トークンリングネットワーク方式
が採用され、図7のS4で示されるように、ネットワー
ク制御回路310は、光ファイバリング206上を周回
するフリートークンを獲得した場合のみフレームを送出
することができる。
【0071】図4に示す例では、#000のメッセージ通信
装置203から、仮想ページアドレス***2と実メモリ3
07内の実ページアドレスr に格納されているメッセー
ジデータとを含むフレームが、光ファイバリング206
に送出される。
【0072】上述のフレームは、光ファイバリング20
6に接続されている他のノード202(図2参照)に順
次転送される。各ノード202内のメッセージ通信装置
203のネットワーク制御回路310は、光ファイバリ
ング206から上記フレームを取り込むと、まず、その
フレームに付加されている図5(a) に示されるフレーム
チェックシーケンス1(FCS1)を検査する。
【0073】検査結果が正常であれば、ネットワーク制
御回路310は、そのフレームに格納されている仮想ペ
ージアドレスに対応するページ状態を制御メモリアクセ
スバス306を介して制御メモリ308から読み出し、
そのページ状態が受信バッファ割付/データ空き状態VP
であるか否か、即ち、その仮想ページアドレスが自ノー
ド202のメッセージ通信装置203に割り当てられて
いるか否か、又はそのページ状態がデータ送信状態SDで
あるか否か、即ち、そのフレームが自ネットワーク制御
回路310が送出したものであるか否かを判別する。
【0074】ネットワーク制御回路310は、フレーム
に格納されている仮想ページアドレスのページ状態が受
信バッファ割付/データ空き状態VPであると判別した場
合は、まず、光ファイバリング206から受信した上述
のフレーム中の応答情報領域(図5(a) のRSP)に承
諾応答を書き込んだ後、図7のS5(ACK)で示され
るように、そのフレームを再び光ファイバリング206
に送出する。
【0075】更に、ネットワーク制御回路310は、フ
レームに格納されているメッセージデータを、以下のよ
うにして実メモリ307に取り込む。即ち、ネットワー
ク制御回路310は、まず、フレームに格納されている
仮想ページアドレスを、制御メモリアクセスバス306
を介して制御メモリ308に指定し、制御メモリ308
から上述の仮想ページアドレスに設定されている実ペー
ジアドレスを読み出してバーチャルメモリコントローラ
309内の特には図示しないDMA転送用レジスタに設
定する。そして、ネットワーク制御回路310は、バー
チャルメモリコントローラ309に、フレームに含まれ
るメッセージデータを、ネットワークデータ受信バス3
04を介して実メモリ307内の上述の実ページアドレ
スにDMA転送させる。
【0076】その後、ネットワーク制御回路310は、
フレームに付加されている図5(a)に示されるフレーム
チェックシーケンス2(FCS2)を検査し、検査結果
が正常であれば、フレームに格納されている仮想ページ
アドレスを、制御メモリアクセスバス306を介して制
御メモリ308に指定し、図7のS6で示されるよう
に、その仮想ページアドレスのページ状態を受信バッフ
ァ割付/データ空き状態VPからデータ受信完了状態RD(R
eceived Data page)に変更する。
【0077】更に、ネットワーク制御回路310は、I
/Oコントローラ315内の受信用FIFOに、ネット
ワーク命令/結果バス303を介して、受信に成功した
旨を示す結果コードと共に、フレームから抽出した仮想
ページアドレスとメッセージデータの転送長を書き込
む。
【0078】例えば、図4の例では、#***のメッセージ
通信装置203のネットワーク制御回路310は、#000
のノード202からのフレームに格納されている仮想ペ
ージアドレス***2の制御メモリ308上のページ状態が
受信バッファ割付/データ空き状態VPであると判別する
ことにより、そのフレームに格納されているメッセージ
データを、制御メモリ308の仮想ページアドレス***2
に設定されている実ページアドレスu を有する実メモリ
307内のネットワーク用受信バッファに取り込んだ
後、制御メモリ308の仮想ページアドレス***2のペー
ジ状態を受信バッファ割付/データ空き状態VPからデー
タ受信完了状態RDに変更する。
【0079】上述の受信成功通知は、図7のS7で示さ
れるように、受信側のノード202内のメッセージ通信
装置203のCPU313により、CPUバス302を
介して受信される。
【0080】即ち、受信側のノード202内のメッセー
ジ通信装置203のCPU313のネットワーク用受信
制御機能は、CPUバス302を介してI/Oコントロ
ーラ315内の受信用FIFOから上述の受信成功の受
信結果通知を受け取ると、受信結果通知の一部である仮
想ページアドレスをCPUバス302を介して制御メモ
リ308に指定し、その実ページアドレスを読み出す。
そして、CPU313のネットワーク用受信制御機能
は、CPUバス302及びバーチャルメモリコントロー
ラ309を介して実メモリ307を制御して、上述の実
ページアドレスで指定される実ページをネットワーク用
受信バッファから切り離しプロセッサ用送信待ちバッフ
ァキューに接続する。
【0081】その後、図7のS8で示されるように、C
PU313のネットワーク用受信制御機能は、CPUバ
ス302及びバーチャルメモリコントローラ309を介
して実メモリ307を制御して、任意の空きページをネ
ットワーク用受信バッファに接続し、更に、上述の受信
結果通知の一部である仮想ページアドレスでCPUバス
302を介して制御メモリ308をアクセスし、その仮
想ページアドレスに、上述の空きページの実ページアド
レスと、ページ状態として受信バッファ割付/データ空
き状態VPを、それぞれ書き込む。
【0082】これ以後、実メモリ307内のプロセッサ
用送信待ちバッファキューに対する処理は、CPU31
3のネットワーク用受信制御機能からプロセッサ用送信
制御機能に引き渡される。CPU313のプロセッサ用
送信制御機能は、次のようにして、受信側のノード20
2内のメッセージ通信装置203の実メモリ307から
そのノード202内の1つのプロセッサ204へのメッ
セージデータの転送を行う。
【0083】まず、CPU313のプロセッサ用送信制
御機能は、CPUバス302、バス結合部311、及び
外部バス301を介して、例えば#0のプロセッサバスイ
ンタフェース312を起動すると共に、そのインタフェ
ース312に対して上述のプロセッサ用送信待ちバッフ
ァキューの先頭アドレスを通知する。
【0084】プロセッサバスインタフェース312は、
上記先頭アドレスを送信開始アドレスとしてバッファア
ドレスを順次更新しながら、外部バス301及びバーチ
ャルメモリコントローラ309を介して、実メモリ30
7内のプロセッサ用送信待ちバッファキューに接続され
たバッファに格納されているメッセージデータを順次読
み出して、そのメッセージデータのヘッダ内の宛て先ア
ドレス部を解析しながら、そのメッセージデータをプロ
セッサバス205を介して宛て先のプロセッサ204に
転送する。
【0085】以上が受信側のノード202が送信元のノ
ード202から送信されたフレームの受信に成功した場
合の処理であるが、送信元でも受信側でもないノード2
02では、次のような処理が行われる。
【0086】即ち、送信元でも受信側でもないノード2
02内のメッセージ通信装置203のネットワーク制御
回路310は、受信したフレームに格納されている仮想
ページアドレスに対応するページ状態を制御メモリ30
8から読み出した結果、そのページ状態がバッファ未割
付状態NAであると判別することにより、そのフレームを
そのまま光ファイバリング206に送出する。
【0087】例えば、図4の例では、#%%%のメッセージ
通信装置203のネットワーク制御回路310は、#000
のノード202からのフレームに格納されている仮想ペ
ージアドレス***2の制御メモリ308上のページ状態が
バッファ未割付状態NAであると判別することにより、そ
のフレームをそのまま光ファイバリング206に送出す
る。
【0088】上述のようにして光ファイバリング206
上を順次転送されたフレームは、最後に送信元のノード
202内のメッセージ通信装置203のネットワーク制
御回路310に戻る。
【0089】送信元のネットワーク制御回路310は、
フレームに格納されている仮想ページアドレスに対応す
るページ状態を制御メモリ308から読み出した結果、
それがデータ送信状態SDであると判別することによっ
て、そのフレームが自ネットワーク制御回路310が送
出したフレームであることを判別する。
【0090】ここで、受信側のノード202で正常に受
信され送信元のノード202に戻ってきたフレーム中の
応答情報領域(図5(a) のRSP)には、前述したよう
に、受信側のネットワーク制御回路310によって承諾
応答が書き込まれている。
【0091】送信元のネットワーク制御回路310は、
受信したフレームの応答情報領域に上述の承諾応答が書
き込まれていることを確認した後に、制御メモリアクセ
スバス306を介して、図7のS9で示されるように、
フレームに格納されている仮想ページアドレスに対応す
る制御メモリ308のページ状態を、データ送信状態SD
からデータ送信完了状態SC(SD Completed)に変更する。
【0092】そして、ネットワーク制御回路310は、
I/Oコントローラ315内の受信用FIFOに、ネッ
トワーク命令/結果バス303を介し、送信に成功した
旨を示す結果コードと共にフレームから抽出した仮想ペ
ージアドレスを書き込む。
【0093】上述の送信成功通知は、図7のS10で示
されるように、送信元のノード202内のメッセージ通
信装置203のCPU313により、CPUバス302
を介して受信される。
【0094】即ち、送信元のノード202内のメッセー
ジ通信装置203のCPU313のネットワーク用送信
制御機能は、CPUバス302を介してI/Oコントロ
ーラ315内の受信用FIFOから上述の送信成功の送
信結果通知を受け取ると、送信結果通知の一部である仮
想ページアドレスをCPUバス302を介して制御メモ
リ308に指定し、その実ページアドレスを読み出す。
そして、CPU313のネットワーク用送信制御機能
は、CPUバス302及びバーチャルメモリコントロー
ラ309を介して実メモリ307を制御して、上述の実
ページアドレスで指定される実ページをネットワーク用
送信バッファから切り離し空きページとする。
【0095】その後、図7のS11で示されるように、
CPU313のネットワーク用送信制御機能は、上述の
送信結果通知の一部である仮想ページアドレスでCPU
バス302を介して制御メモリ308をアクセスし、そ
の仮想ページアドレスのページ状態として、バッファ未
割付状態NAを書き込む。送信に失敗する場合(受信拒否の場合)の動作(ケース
2) ケース2として、上述したフレームの送信処理におい
て、受信側のノード202内のメッセージ通信装置20
3のネットワーク制御回路310が、光ファイバリング
206からフレームを取り込み、そのフレームに格納さ
れている仮想ページアドレスに対応するページ状態を制
御メモリアクセスバス306を介して制御メモリ308
から読み出した結果、図8のS1で示されるように、そ
のページ状態がデータ受信完了状態RDであると判別した
場合は、その仮想ページアドレスに対応する実メモリ3
07上の実ページには、他の受信処理によって受信され
かつCPU313のネットワーク用受信制御機能によっ
てネットワーク用受信バッファからプロセッサ用送信待
ちバッファキューへのつなぎ替えがまだ完了していない
メッセージデータが存在するため、後から受信された上
述のフレームのメッセージデータを正常に取り込むこと
ができない。
【0096】この場合には、図8のS2、S3、S4で
示される送信処理に対して、まず、受信側のノード20
2内のメッセージ通信装置203のネットワーク制御回
路310は、光ファイバリング206から受信した上述
のフレーム中の応答情報領域(図5(a) のRSP)に拒
否応答を書き込んだ後に、図8のS5(NAK)で示さ
れるように、そのフレームを再び光ファイバリング20
6に送出する。
【0097】次に、ネットワーク制御回路310は、受
信したフレームに格納されている仮想ページアドレス
を、制御メモリアクセスバス306を介して制御メモリ
308に指定し、図8のS6で示されるように、その仮
想ページアドレスのページ状態をデータ受信完了状態RD
から受信待ちノード有り状態RW(RD with Waiter)に変更
する。
【0098】更に、図8のS8で示されるように、ネッ
トワーク制御回路310は、I/Oコントローラ315
内の受信用FIFOに、ネットワーク命令/結果バス3
03を介して、受信に失敗した旨を示す結果コードと共
に、フレームから抽出した仮想ページアドレスとメッセ
ージデータの転送長を書き込む。
【0099】光ファイバリング206上を転送されたフ
レームは、最後に送信元のノード202内のメッセージ
通信装置203のネットワーク制御回路310に戻る。
送信元のネットワーク制御回路310は、フレームに格
納されている仮想ページアドレスに対応するページ状態
を制御メモリ308から読み出した結果、それがデータ
送信状態SDであると判別することによって、そのフレー
ムが自ネットワーク制御回路310が送出したフレーム
であることを判別する。
【0100】送信元のネットワーク制御回路310は、
受信したフレームの応答情報領域に拒否応答が書き込ま
れていることを確認した後に、制御メモリアクセスバス
306を介して、図8のS8で示されるように、フレー
ムに格納されている仮想ページアドレスに対応する制御
メモリ308のページ状態を、データ送信状態SDから送
信待ち状態SW(SD Waiting)に変更する。
【0101】そして、ネットワーク制御回路310は、
I/Oコントローラ315内の受信用FIFOに、ネッ
トワーク命令/結果バス303を介し、送信に失敗した
旨を示す結果コードと共にフレームから抽出した仮想ペ
ージアドレスを書き込む。
【0102】上述の送信失敗通知は、図8のS9で示さ
れるように、送信元のノード202内のメッセージ通信
装置203のCPU313により、CPUバス302を
介して受信される。
【0103】即ち、送信元のノード202内のメッセー
ジ通信装置203のCPU313のネットワーク用送信
制御機能は、CPUバス302を介してI/Oコントロ
ーラ315内の受信用FIFOから上述の送信失敗の送
信結果通知を受け取ると、送信結果通知の一部である仮
想ページアドレスをCPUバス302を介して制御メモ
リ308に指定し、そのページ状態と実ページアドレス
を読み出す。そして、CPU313のネットワーク用送
信制御機能は、上述のページ状態が送信待ち状態SWであ
ることを確認することにより、当該仮想ページアドレス
を使用したその仮想ページアドレスに対応する実ページ
アドレスを有する実メモリ307上のメッセージデータ
の再送信を停止する。この停止状態は、図8のS10で
示されるように、受信側のノード202から後述するレ
ディ命令が指定されたフレームが送られてくるまで維持
される。
【0104】一方、受信側のノード202内のメッセー
ジ通信装置203では、CPU313のネットワーク用
受信制御機能が、ページ状態がデータ受信完了状態RDと
なっている仮想ページアドレスに対応する実メモリ30
7上の実ページをネットワーク用受信バッファから切り
離しプロセッサ用送信待ちバッファキューにつなぎ替
え、図8のS11で示されるように、その仮想ページア
ドレスに、空きページの実ページアドレスと、ページ状
態として受信バッファ割付/データ空き状態VPを、それ
ぞれ書き込む。
【0105】続いて、上述のネットワーク用受信制御機
能は、CPUバス302を介してI/Oコントローラ3
15内の受信用FIFOから前述した受信失敗の受信結
果通知を読み出す。この場合、図8のS12で示される
ように、ネットワーク用受信制御機能は、I/Oコント
ローラ315内の送信用FIFOに、CPUバス302
を介して、レディ命令と共に、上述の受信結果通知の一
部である仮想ページアドレスとメッセージデータの転送
長を書き込む。
【0106】ネットワーク制御回路310は、I/Oコ
ントローラ315内の送信用FIFOから、ネットワー
ク命令/結果バス303を介して、上述のレディ命令等
を読み出すと、そのレディ命令と、そのレディ命令に付
加されている仮想ページアドレス、及びメッセージデー
タの転送長を含むフレームを生成し、図8のS13(R
EADY)で示されるように、それを光ファイバリング
206に送出する。
【0107】光ファイバリング206上を転送されたフ
レームは、送信元のノード202内のメッセージ通信装
置203のネットワーク制御回路310で受信される。
送信元のネットワーク制御回路310は、受信したフレ
ームにレディ命令が書き込まれていることを確認した後
に、制御メモリアクセスバス306を介して、図8のS
14で示されるように、フレームに格納されている仮想
ページアドレスに対応する制御メモリ308のページ状
態を、送信待ち状態SWからデータ送信状態SDに変更す
る。
【0108】そして、ネットワーク制御回路310は、
I/Oコントローラ315内の受信用FIFOに、ネッ
トワーク命令/結果バス303を介し、レディ命令を受
信した旨を示す結果コードと共にフレームから抽出した
仮想ページアドレス及びメッセージデータの転送長を書
き込む。
【0109】上述の通知は、図8のS15で示されるよ
うに、送信元のノード202内のメッセージ通信装置2
03のCPU313により、CPUバス302を介して
受信される。
【0110】即ち、送信元のノード202内のメッセー
ジ通信装置203のCPU313のネットワーク用送信
制御機能は、CPUバス302を介してI/Oコントロ
ーラ315内の受信用FIFOから上述のレディ命令を
受信した旨の通知を受け取ると、図8のS16で示され
るように、I/Oコントローラ315内の送信用FIF
Oに、CPUバス302を介して、送信命令と共に、上
述の通知の一部である仮想ページアドレスとメッセージ
データの転送長を書き込む。
【0111】ネットワーク制御回路310は、I/Oコ
ントローラ315内の送信用FIFOから、ネットワー
ク命令/結果バス303を介して、上述の送信命令等を
読み出すと、前述したようにして、上述の送信命令に付
加されているメッセージデータの転送長に対応する分の
メッセージデータを実メモリ307から取り出し、その
メッセージデータと、上述の送信命令と、その送信命令
に付加されている仮想ページアドレス、及びメッセージ
データの転送長を含むフレームを生成し、それを光ファ
イバリング206に再度送出する。
【0112】そして、このフレームは、受信側のノード
202内のメッセージ通信装置203において、前述し
たようにして受信される。送信に失敗する場合(無応答の場合)の動作(ケース
3) ケース3として、前述した送信元のノード202からの
フレームの送信処理において、受信側のノード202内
のメッセージ通信装置203のネットワーク制御回路3
10が、光ファイバリング206からフレームを取り込
み、そのフレームに格納されている仮想ページアドレス
に対応するページ状態を制御メモリアクセスバス306
を介して制御メモリ308から読み出した結果、図9の
S1で示されるように、そのページ状態がバッファ未割
付状態NAであると判別した場合は、その仮想ページアド
レスには実メモリ307上の実ページがまだ割り付けら
れていない状態であるため、この場合にも、受信された
上述のフレームのメッセージデータを正常に取り込むこ
とができない。
【0113】この場合は、図9のS2、S3、S4で示
される送信処理に対して、受信側のノード202内のメ
ッセージ通信装置203のネットワーク制御回路310
は、前述した送信元でも受信側でもないノード202に
おける場合と同様、受信したフレームに格納されている
仮想ページアドレスに対応するページ状態を制御メモリ
308から読み出した結果、そのページ状態がバッファ
未割付状態NAであると判別することにより、そのフレー
ムに対する処理は何も行わず、図9のS5で示されるよ
うに、そのフレームをそのまま光ファイバリング206
に送出する。
【0114】そして、光ファイバリング206上を転送
されたフレームは、最後に送信元のノード202内のメ
ッセージ通信装置203のネットワーク制御回路310
に戻る。
【0115】送信元のネットワーク制御回路310は、
フレームに格納されている仮想ページアドレスに対応す
るページ状態を制御メモリ308から読み出した結果、
それがデータ送信状態SDであると判別することによっ
て、そのフレームが自ネットワーク制御回路310が送
出したフレームであることを判別する。
【0116】送信元のネットワーク制御回路310は、
受信したフレームの応答情報領域に応答が書き込まれて
いないことを確認した後に、制御メモリ308上の対応
する仮想ページアドレスのページ状態は変化させずに、
I/Oコントローラ315内の受信用FIFOに、ネッ
トワーク命令/結果バス303を介し、何れのノード2
02からも応答が無かった旨を示す結果コードと共にフ
レームから抽出した仮想ページアドレスとメッセージデ
ータの転送長を書き込む。
【0117】上述の通知は、図9のS6に示されるよう
に、送信元のノード202内のメッセージ通信装置20
3のCPU313により、CPUバス302を介して受
信される。
【0118】即ち、送信元のノード202内のメッセー
ジ通信装置203のCPU313のネットワーク用送信
制御機能は、CPUバス302を介してI/Oコントロ
ーラ315内の受信用FIFOから上述の無応答の通知
を受け取ると、一定時間経過後に、送信処理をリトライ
する。即ち、ネットワーク用送信制御機能は、一定時間
経過後に、図9のS7で示されるように、I/Oコント
ローラ315内の送信用FIFOに、CPUバス302
を介して、送信命令と共に、上述の通知の一部である仮
想ページアドレスとメッセージデータの転送長を書き込
む。
【0119】ネットワーク制御回路310は、I/Oコ
ントローラ315内の送信用FIFOから、ネットワー
ク命令/結果バス303を介して、上述の送信命令等を
読み出すと、前述したようにして、上述の送信命令に付
加されているメッセージデータの転送長に対応する分の
メッセージデータを実メモリ307から取り出し、その
メッセージデータと、上述の送信命令と、その送信命令
に付加されている仮想ページアドレス、及びメッセージ
データの転送長を含むフレームを生成し、それを光ファ
イバリング206に再度送出する。送信元から受信側へのフレーム伝送時に伝送障害が発生
した場合の動作(ケース4) ケース4として、前述した送信元のノード202から受
信側のノード202にフレームが転送される途中で伝送
障害が発生した場合、受信側のノード202内のメッセ
ージ通信装置203のネットワーク制御回路310は、
光ファイバリング206からフレームを取り込み、その
フレームに付加されている図5(a) に示されるフレーム
チェックシーケンス1、2(FCS1、FCS2)をそ
れぞれ検査した結果、何れかの検査結果が異常であるこ
とを検出する。
【0120】図10のS1、S2、S3で示される送信
処理に対して、ネットワーク制御回路310は、図5
(a) に示されるフレームチェックシーケンス1(FCS
1)の異常を検出した場合、即ち、NET−VMSフレ
ームのヘッダ領域の伝送障害を検出した場合には、その
フレームに対する処理は何も行わず、図10のS4で示
されるように、そのフレームをそのまま光ファイバリン
グ206に送出する。
【0121】一方、ネットワーク制御回路310がフレ
ームに付加されている図5(a) に示されるフレームチェ
ックシーケンス2(FCS2)の異常を検出する場合に
は、次のような処理が実行される。
【0122】まず、ネットワーク制御回路310は、図
5(a) に示されるフレームチェックシーケンス1(FC
S1)が正常であると判別することにより、そのフレー
ムに格納されている仮想ページアドレスに対応するペー
ジ状態を制御メモリアクセスバス306を介して制御メ
モリ308から読み出し、そのページ状態が受信バッフ
ァ割付/データ空き状態VPであると判別するかデータ受
信完了状態RDであると判別するかにより、前述したよう
に、光ファイバリング206から受信したフレーム中の
応答情報領域(図5(a) のRSP)に承諾応答又は拒否
応答を書き込んだ後、図10のS4で示されるように、
そのフレームを再び光ファイバリング206に送出す
る。
【0123】そして、ネットワーク制御回路310は、
上述のページ状態が受信バッファ割付/データ空き状態
VPであると判別した場合には、前述したように、フレー
ムに格納されている仮想ページアドレスで制御メモリ3
08をアクセスしてそれに対応する実ページアドレスを
読み出し、フレームに含まれるメッセージデータを実メ
モリ307内の上述の実ページアドレスに取り込む。
【0124】この後、ネットワーク制御回路310は、
フレームに付加されている図5(a)に示されるフレーム
チェックシーケンス2(FCS2)を検査し、検査結果
が異常であることを検出する。
【0125】この場合、ネットワーク制御回路310
は、制御メモリ308上のページ状態を受信バッファ割
付/データ空き状態VPからデータ受信完了状態RDに変更
する処理は行わない。
【0126】そして、図10のS5で示されるように、
ネットワーク制御回路310は、I/Oコントローラ3
15内の受信用FIFOに、ネットワーク命令/結果バ
ス303を介して、フレームチェックシーケンス2(F
CS2)の検査結果が異常である旨を示す結果コードと
共に、フレームから抽出した仮想ページアドレスとメッ
セージデータの転送長を書き込む。
【0127】一方、光ファイバリング206上を転送さ
れたフレームは、最後に送信元のノード202内のメッ
セージ通信装置203のネットワーク制御回路310に
戻る。ここで、フレーム中のフレームチェックシーケン
ス1又は2(FCS1又はFCS2)は、エラーを含ん
だままの状態であるため、このエラーが送信元のネット
ワーク制御回路310で検出される。
【0128】この場合、送信元のネットワーク制御回路
310は、制御メモリ308上の対応する仮想ページア
ドレスのページ状態は変化させずに、I/Oコントロー
ラ315内の受信用FIFOに、ネットワーク命令/結
果バス303を介し、フレームチェックシーケンス1又
は2(FCS1又はFCS2)の検査結果が異常である
旨を示す結果コードと共に、フレームから抽出した仮想
ページアドレスとメッセージデータの転送長を書き込
む。
【0129】上述の通知は、図10のS6で示されるよ
うに、送信元のノード202内のメッセージ通信装置2
03のCPU313により、CPUバス302を介して
受信される。
【0130】即ち、送信元のノード202内のメッセー
ジ通信装置203のCPU313のネットワーク用送信
制御機能は、CPUバス302を介してI/Oコントロ
ーラ315内の受信用FIFOから上述のエラー通知を
受け取ると、直ちに、送信処理をリトライする。即ち、
ネットワーク用送信制御機能は、図10のS7で示され
るように、直ちに、I/Oコントローラ315内の送信
用FIFOに、CPUバス302を介して、送信命令と
共に、上述の通知の一部である仮想ページアドレスとメ
ッセージデータの転送長を書き込む。
【0131】ネットワーク制御回路310は、I/Oコ
ントローラ315内の送信用FIFOから、ネットワー
ク命令/結果バス303を介して、上述の送信命令等を
読み出すと、前述したようにして、上述の送信命令に付
加されているメッセージデータの転送長に対応する分の
メッセージデータを実メモリ307から取り出し、その
メッセージデータと、上述の送信命令と、その送信命令
に付加されている仮想ページアドレス、及びメッセージ
データの転送長を含むフレームを生成し、それを光ファ
イバリング206に再度送出する。受信側から送信元へのフレーム伝送時に伝送障害が発生
した場合の動作(ケース5) ケース5として、前述した受信側のノード202から送
信元のノード202にフレームが戻される途中で伝送障
害が発生した場合、図7のS1〜S8と同様の図11の
S1〜S8で示されるように、受信側のノード202は
正常にフレームの受信処理を行う。
【0132】一方、光ファイバリング206上を転送さ
れたフレームは、最後に送信元のノード202内のメッ
セージ通信装置203のネットワーク制御回路310に
戻る。ここで、フレーム中のフレームチェックシーケン
ス1又は2(FCS1又はFCS2)において、エラー
が発生している。
【0133】この場合、送信元のネットワーク制御回路
310は、フレームチェックシーケンス1又は2(FC
S1又はFCS2)のエラーを検出することにより、図
11のS9で示されるように、制御メモリ308上の対
応する仮想ページアドレスのページ状態は変化させず
に、I/Oコントローラ315内の受信用FIFOに、
ネットワーク命令/結果バス303を介し、フレームチ
ェックシーケンス1又は2(FCS1又はFCS2)の
検査結果が異常である旨を示す結果コードと共に、フレ
ームから抽出した仮想ページアドレスとメッセージデー
タの転送長を書き込む。
【0134】上述の通知は、図11のS10で示される
ように、送信元のノード202内のメッセージ通信装置
203のCPU313により、CPUバス302を介し
て受信される。
【0135】即ち、送信元のノード202内のメッセー
ジ通信装置203のCPU313のネットワーク用送信
制御機能は、CPUバス302を介してI/Oコントロ
ーラ315内の受信用FIFOから上述のエラー通知を
受け取ると、直ちに、送信処理をリトライする。即ち、
ネットワーク用送信制御機能は、図11のS11で示さ
れるように、直ちに、I/Oコントローラ315内の送
信用FIFOに、CPUバス302を介して、送信命令
と共に、上述の通知の一部である仮想ページアドレスと
メッセージデータの転送長を書き込む。
【0136】ネットワーク制御回路310は、I/Oコ
ントローラ315内の送信用FIFOから、ネットワー
ク命令/結果バス303を介して、上述した送信命令等
を読み出すと、前述したようにして、上述した送信命令
に付加されているメッセージデータの転送長に対応する
分のメッセージデータを実メモリ307から取り出し
て、そのメッセージデータと、上述した送信命令と、そ
の送信命令に付加されている仮想ページアドレス、及び
メッセージデータの転送長を含むフレームを生成し、図
11のS12で示されるように、それを光ファイバリン
グ206に再度送出する。
【0137】この場合、受信側のノード202は、図1
1のS13〜S17で示されるように、同じフレームを
再度正常に受信し承諾応答を返し、それに対して送信元
のノード202が、図11のS18とS19で示される
ように、送信成功の処理を行うことになる。この場合、
受信側のノード202内のメッセージ通信装置203の
CPU313は、フレームから取り出したメッセージデ
ータに含まれるシーケンス番号をチェックすることによ
り、同じフレームが重複して受信されたことを識別し、
図11のS16で示されるように、そのメッセージデー
タを廃棄する。 受信側のメッセージ通信装置202で障害が発生した場
合の動作(ケース6) ケース6として、図12のS1〜S4で示されるフレー
ムの送信処理に対して、受信側のメッセージ通信装置2
02内でデータ障害が発生した場合、受信側では、特に
は図示しないエラー検出機構によって障害が検出されシ
ステムエラーとみなされて、メッセージ通信装置202
の動作が停止する。
【0138】一方、送信元へは、図12のS5で示され
るように、フレームが正常に戻る可能性があり、この場
合には、送信元のノード202は、図12のS7、S8
で示されるように、通常の送信成功の処理を行う。
【0139】このような場合には、最終的には、プロセ
ッサ204(図2参照)間のソフトウエア処理によって
障害の復旧が行われる。コピー処理の動作(ケース7) 光ファイバリング206上を伝送可能なフレームとして
は、前述したメッセージデータの送信命令(SENDコ
マンド)が付加されたフレーム、及び受信側のノード2
02が受信準備可能となったことを送信元のノード20
2に通知するための前述したレディ命令(READYコ
マンド)が付加されたフレームの他に、次に説明するコ
ピー命令(COPYコマンド)が付加されたフレーム、
後述するモニター命令(MONITORコマンド)が付
加されたフレーム、及び後述するユニファイ命令(UN
IFYコマンド)が付加されたフレームがある。
【0140】まず、ケース7として、コピー命令に基づ
くコピー処理が実行される場合について説明する。コピ
ー処理は、以下に例示されるような場合に実行される。
即ち、今、前述した図4で示される形態のメッセージ通
信において、例えば、#000のメッセージ通信装置203
に割り当てられている0000,0001,・・・ ,000Fページの
各仮想ページアドレスのうち、000Fページ目を、図1の
ネットワーク201に接続されている全てのメッセージ
通信装置203の識別情報などを格納するための管理領
域として使用することができる。これらの識別情報は、
仮想ページアドレス000Fページに割り付けられている#0
00のメッセージ通信装置203内の実メモリ307の実
ページアドレスに格納されている。
【0141】また、#---番目(3桁の“ -”はそれぞれ
0〜 Fの16進数のうち任意の数)のメッセージ通信装
置203に割り当てられている---0,---1,・・・ ,---F
ページの各仮想ページアドレスのうち、---0ページ目
を、#---番目のメッセージ通信装置203に関連する通
信状況を管理する領域として使用することができる。こ
の通信状況とは、例えば、そのメッセージ通信装置20
3における送信メッセージ数、受信メッセージ数、又は
廃棄されたメッセージ数、或いは、そのメッセージ通信
装置203に接続される各プロセッサ204(図2参
照)における送信メッセージ数、受信メッセージ数、又
は廃棄されたメッセージ数などの状態情報である。これ
らの状態情報は、仮想ページアドレス---0ページに割り
付けられている#---番目のメッセージ通信装置203内
の実メモリ307の実ページアドレスに格納され、その
内容は#---番目のメッセージ通信装置203が随時更新
している。
【0142】上述のような仮想ページアドレスの使用形
態において、ネットワーク201に新たなメッセージ通
信装置203が接続され、そのメッセージ通信装置20
3が、仮想ページアドレス000Fページの管理領域に自装
置の識別情報を登録するために、その管理領域のデータ
を#000のメッセージ通信装置203の実メモリ307か
らコピーしたい場合がある。また、任意のメッセージ通
信装置203が、自分以外の任意の#---番目のメッセー
ジ通信装置203に関する仮想ページアドレス---0ペー
ジの管理領域の状態情報を、#---番目のメッセージ通信
装置203の実メモリ307からコピーしたい場合があ
る。
【0143】このような場合に、情報を要求するメッセ
ージ通信装置203は、対象となる仮想ページアドレス
とコピー命令とを付加したフレームを光ファイバリング
206(図2)に送出することにより、必要な情報を得
ることができる。
【0144】以下に、コピー処理のシーケンスについて
説明する。まず、図13のS1で示されるように、各メ
ッセージ通信装置203内のCPU313は、自装置内
の制御メモリ308において、自装置が管理する管理領
域の仮想ページアドレスのページ状態を通常はデータ送
信状態SD、送信待ち状態SW、又はデータ送信完了状態SC
に設定しておく。
【0145】一方、図13のS2で示されるように、コ
ピー処理の要求元のメッセージ通信装置203内のCP
U313のネットワーク用コピー処理制御機能は、自装
置内の制御メモリ308において、コピーを要求する仮
想ページアドレスのページ状態を受信バッファ割付/デ
ータ空き状態VPに設定する。なお、ネットワーク用コピ
ー処理制御機能は、CPU313がRAM317に記憶
された制御プログラムを実行することにより実現され
る。
【0146】次に、図13のS3で示されるように、C
PU313のネットワーク用コピー処理制御機能は、I
/Oコントローラ315内の送信用FIFOに、CPU
バス302を介して、コピー命令と共に、上述の仮想ペ
ージアドレスと、コピーされるべきデータの転送長を書
き込む。
【0147】ネットワーク制御回路310は、I/Oコ
ントローラ315内の送信用FIFOから、ネットワー
ク命令/結果バス303を介して、上述のコピー命令等
を読み出すと、上述したコピー命令と、そのコピー命令
に付加されている仮想ページアドレス、及びデータの転
送長を含むフレームを生成し、図13のS4(COP
Y)で示されるように、それを光ファイバリング206
に送出する。
【0148】各ノード202内のメッセージ通信装置2
03のネットワーク制御回路310は、光ファイバリン
グ206から上記フレームを取り込むと、そのフレーム
に格納されている仮想ページアドレスに対応するページ
状態を制御メモリアクセスバス306を介して制御メモ
リ308から読み出し、そのページ状態がデータ送信状
態SD、送信待ち状態SW、又はデータ送信完了状態SCの何
れかであるか否かを判別する。
【0149】ネットワーク制御回路310は、フレーム
に格納されている仮想ページアドレスのページ状態がデ
ータ送信状態SD、送信待ち状態SW、又はデータ送信完了
状態SCの何れかであると判別した場合は、まず、光ファ
イバリング206から受信した上述のフレーム中の応答
情報領域(図5(a) のRSP)に承諾応答を書き込む。
【0150】次に、ネットワーク制御回路310は、フ
レームに格納されている仮想ページアドレスを、制御メ
モリアクセスバス306を介して制御メモリ308に指
定し、制御メモリ308から上述の仮想ページアドレス
に設定されている実ページアドレスを読み出してバーチ
ャルメモリコントローラ309内の特には図示しないD
MA転送用レジスタに設定する。そして、ネットワーク
制御回路310は、バーチャルメモリコントローラ30
9に、コピーされるべきデータが含まれる実メモリ30
7内の上記実ページアドレスのページデータを、ネット
ワークデータ送信バス305を介してネットワーク制御
回路310にDMA転送させる。
【0151】ネットワーク制御回路310は、上述した
ページデータから受信したフレームに付加されているデ
ータの転送長に対応する分のデータを取り出し、そのデ
ータを受信したフレームに挿入する。
【0152】そして、図13のS5(ACK)で示され
るように、ネットワーク制御回路310は、上述の承諾
応答とコピーされるべきデータが格納されたフレーム
を、再び光ファイバリング206に送出する。
【0153】一方、目的側でないノード202内のメッ
セージ通信装置203のネットワーク制御回路310
は、受信したフレームに格納されている仮想ページアド
レスに対応するページ状態を制御メモリ308から読み
出した結果、そのページ状態がバッファ未割付状態NA又
は受信バッファ割付/データ空き状態VPであると判別す
ることにより、そのフレームをそのまま光ファイバリン
グ206に送出する。
【0154】上述のようにして光ファイバリング206
上を順次転送されたフレームは、最後に要求元のノード
202内のメッセージ通信装置203のネットワーク制
御回路310に戻る。
【0155】要求元のネットワーク制御回路310は、
光ファイバリング206から上記フレームを取り込む
と、フレームに格納されているデータを、以下のように
して実メモリ307に取り込む。
【0156】即ち、ネットワーク制御回路310は、ま
ず、フレームに格納されている仮想ページアドレスを、
制御メモリアクセスバス306を介して制御メモリ30
8に指定し、制御メモリ308から上述の仮想ページア
ドレスに設定されている実ページアドレスを読み出して
バーチャルメモリコントローラ309内の特には図示し
ないDMA転送用レジスタに設定する。そして、ネット
ワーク制御回路310は、バーチャルメモリコントロー
ラ309に、フレームに含まれるデータを、ネットワー
クデータ受信バス304を介して実メモリ307内の上
述の実ページアドレスにDMA転送させる。
【0157】その後、ネットワーク制御回路310は、
フレームに格納されている仮想ページアドレスを、制御
メモリアクセスバス306を介して制御メモリ308に
指定し、図13のS6で示されるように、その仮想ペー
ジアドレスのページ状態を受信バッファ割付/データ空
き状態VPからデータ受信完了状態RDに変更する。
【0158】更に、ネットワーク制御回路310は、I
/Oコントローラ315内の受信用FIFOに、ネット
ワーク命令/結果バス303を介して、コピーに成功し
た旨を示す結果コードと共に、フレームから抽出した仮
想ページアドレスとデータの転送長を書き込む。
【0159】上述のコピー成功通知は、図13のS7で
示されるように、要求元のノード202内のメッセージ
通信装置203のCPU313により、CPUバス30
2を介して受信される。
【0160】これ以後、要求元のノード202内のメッ
セージ通信装置203のCPU313のネットワーク用
コピー処理制御機能は、CPUバス302を介してI/
Oコントローラ315内の受信用FIFOから上述のコ
ピー成功の結果通知を受け取ると、その仮想ページアド
レスに割り付けられている実メモリ307上のデータに
対して必要な処理を行う。その後、CPU313は、自
装置の制御メモリ308において、その仮想ページアド
レスのページ状態を、データ受信完了状態RDからバッフ
ァ未割付状態NAに変更し、コピー処理を終了する。
【0161】以上の動作において、目的側のメッセージ
通信装置203内のCPU313は、自装置が管理する
管理領域のデータを更新する場合には、その更新期間
中、自装置内の制御メモリ308において、自装置が管
理する管理領域の仮想ページアドレスのページ状態を便
宜的にデータ受信完了状態RDに変更する。
【0162】そして、ネットワーク制御回路310は、
ちょうどこの期間中に自装置が管理する管理領域に関す
るコピー命令が付加されたフレームを受信すると、フレ
ームに格納されている仮想ページアドレスのページ状態
がデータ受信完了状態RD又は受信待ちノード有り状態RW
であると判別することによって、光ファイバリング20
6から受信した上述のフレーム中の応答情報領域(図5
(a) のRSP)に拒否応答を書き込む。この結果は、最
終的に、要求元のノード202のメッセージ通信装置2
03内のCPU313に通知される。
【0163】このように、目的側のメッセージ通信装置
203内のCPU313が自装置が管理する管理領域の
データを更新している期間中は、当該データのコピー処
理が禁止される。
【0164】また、転送されるフレームのフレームチェ
ックシーケンス1、2(FCS1、FCS2)において
エラーが発生した場合には、前述したケース4又はケー
ス5と同様にして、要求元のメッセージ通信装置203
において伝送障害が検出される。ユニファイ処理の動作(ケース8) 次に、ケース8として、ユニファイ命令に基づくユニフ
ァイ処理が実行される場合について説明する。
【0165】例えば、ネットワーク201に新たなメッ
セージ通信装置203が接続され、そのメッセージ通信
装置203が、仮想ページアドレス000Fページの管理領
域に自装置の識別情報を登録するために、上述したコピ
ー処理によりその管理領域のデータを#000のメッセージ
通信装置203の実メモリ307からコピーし、そのコ
ピーしたデータに自装置の識別情報を登録した場合、そ
の更新されたデータを再び#000のメッセージ通信装置2
03の実メモリ307に書き戻す必要がある。この場
合、要求元のメッセージ通信装置203は、いったん仮
想ページアドレス000Fページのページ状態を強制的に受
信バッファ割付/データ空き状態VPにし、その後、仮想
ページアドレス000Fページに対する更新データの送信処
理(SEND)を実行することによって、その仮想ペー
ジアドレスに対応する#000のメッセージ通信装置203
の実メモリ307上の実ページアドレスのデータを書き
換える。
【0166】上述のように、所定の仮想ページアドレス
のページ状態を強制的に受信バッファ割付/データ空き
状態VPにする処理がユニファイ処理である。以下に、ユ
ニファイ処理のシーケンスについて説明する。
【0167】まず、図14のS1で示されるように、各
メッセージ通信装置203内のCPU313は、自装置
内の制御メモリ308において、自装置が管理する管理
領域の仮想ページアドレスのページ状態を通常はデータ
送信状態SD、送信待ち状態SW、又はデータ送信完了状態
SCに設定しておく。
【0168】次に、図14のS2で示されるように、C
PU313のネットワーク用ユニファイ処理制御機能
は、I/Oコントローラ315内の送信用FIFOに、
CPUバス302を介して、ユニファイ命令と共に、上
述の仮想ページアドレスを書き込む。なお、ネットワー
ク用ユニファイ処理制御機能は、CPU313がRAM
317に記憶された制御プログラムを実行することによ
り実現される。
【0169】ネットワーク制御回路310は、I/Oコ
ントローラ315内の送信用FIFOから、ネットワー
ク命令/結果バス303を介して、上述のユニファイ命
令等を読み出すと、上述したユニファイ命令と、そのユ
ニファイ命令に付加されている仮想ページアドレスを含
むフレームを生成し、図14のS3(UNIFY)で示
されるように、それを光ファイバリング206に送出す
る。
【0170】各ノード202内のメッセージ通信装置2
03のネットワーク制御回路310は、光ファイバリン
グ206から上記フレームを取り込むと、そのフレーム
に格納されている仮想ページアドレスに対応するページ
状態を制御メモリアクセスバス306を介して制御メモ
リ308から読み出す。
【0171】そして、ネットワーク制御回路310は、
上述のページ状態がデータ送信状態SD、送信待ち状態S
W、又はデータ送信完了状態SCの何れかである場合に
は、図14のS4で示されるように制御メッセージ30
8上の上述のページ状態を受信バッファ割付/データ空
き状態VPにし、更に、図14のS5(RSP)で示され
るように、受信したフレーム中の応答情報領域(図5
(a) のRSP)に承諾応答を書き込んで、そのフレーム
を再び光ファイバリング206に送出する。
【0172】ネットワーク制御回路310は、上述のペ
ージ状態がバッファ未割付状態NA又は受信バッファ割付
/データ空き状態VPである場合には、そのフレームをそ
のまま光ファイバリング206に送出する。
【0173】また、ネットワーク制御回路310は、上
述のページ状態がデータ受信完了状態RD又は受信待ちノ
ード有り状態RWである場合には、ケース7で前述したよ
うに、目的側のメッセージ通信装置203内のCPU3
13が自装置が管理する管理領域のデータを更新してい
る期間中であるため、当該データのユニファイ処理を禁
止すべく、受信したフレーム中の応答情報領域(図5
(a) のRSP)に拒否応答を書き込み、そのフレームを
再び光ファイバリング206に送出する。なお、この場
合には、要求元のメッセージ通信装置203は、前述し
たコピー処理を再度実行して、上述の更新された管理領
域のデータを再度取得する必要がある。
【0174】上述のようにして光ファイバリング206
上を順次転送されたフレームは、最後に要求元のノード
202内のメッセージ通信装置203のネットワーク制
御回路310に戻る。
【0175】要求元のネットワーク制御回路310は、
光ファイバリング206から上記フレームを取り込む
と、I/Oコントローラ315内の受信用FIFOに、
ネットワーク命令/結果バス303を介して、フレーム
中の応答情報領域(図5(a) のRSP)に書き込まれて
いる応答に対応する結果コードと共に、フレームから抽
出した仮想ページアドレスを書き込む。
【0176】上述の結果通知は、図14のS6で示され
るように、要求元のノード202内のメッセージ通信装
置203のCPU313により、CPUバス302を介
して受信される。
【0177】これ以後、要求元のノード202内のメッ
セージ通信装置203のCPU313のネットワーク用
ユニファイ処理制御機能は、CPUバス302を介して
I/Oコントローラ315内の受信用FIFOから上述
のユニファイ処理の結果通知を受け取ると、必要な処理
を行い、ユニファイ処理を終了する。
【0178】なお、転送されるフレームのフレームチェ
ックシーケンス1、2(FCS1、FCS2)において
エラーが発生した場合には、前述したケース4又はケー
ス5と同様にして、要求元のメッセージ通信装置203
において伝送障害が検出される。モニター処理の動作(ケース9) 最後に、ケース9として、モニター命令に基づくモニタ
ー処理が実行される場合について説明する。
【0179】モニター処理は、例えばネットワーク全体
の試験時などにおいて、任意のノード202のメッセー
ジ通信装置203が、ページ状態がバッファ未割付状態
NAでなく受信バッファ割付/データ空き状態VPでもない
任意の仮想ページアドレスのデータを取得するための処
理である。
【0180】まず、図15のS1で示されるように、モ
ニター処理の要求元のメッセージ通信装置203内のC
PU313のネットワーク用モニター処理制御機能は、
自装置内の制御メモリ308において、モニターを要求
する仮想ページアドレスのページ状態を受信バッファ割
付/データ空き状態VPに設定する。なお、ネットワーク
用モニター処理制御機能は、CPU313がRAM31
7に記憶された制御プログラムを実行することにより実
現される。
【0181】次に、図15のS2で示されるように、C
PU313のネットワーク用モニター処理制御機能は、
I/Oコントローラ315内の送信用FIFOに、CP
Uバス302を介して、モニター命令と共に、上述の仮
想ページアドレスと、モニターされるべきデータの転送
長を書き込む。
【0182】ネットワーク制御回路310は、I/Oコ
ントローラ315内の送信用FIFOから、ネットワー
ク命令/結果バス303を介して、上述したモニター命
令等を読み出すと、上述したモニター命令と、そのモニ
ター命令に付加されている仮想ページアドレス、及びデ
ータの転送長を含むフレームを生成し、図15のS3
(MONITOR)で示されるように、それを光ファイ
バリング206に送出する。
【0183】各ノード202内のメッセージ通信装置2
03のネットワーク制御回路310は、光ファイバリン
グ206から上記フレームを取り込むと、そのフレーム
に格納されている仮想ページアドレスに対応するページ
状態を制御メモリアクセスバス306を介して制御メモ
リ308から読み出し、そのページ状態がバッファ未割
付状態NA以外でかつ受信バッファ割付/データ空き状態
VP以外であるか否かを判別する。
【0184】ネットワーク制御回路310は、フレーム
に格納されている仮想ページアドレスのページ状態がバ
ッファ未割付状態NAでなく受信バッファ割付/データ空
き状態VPでもないと判別した場合は、まず、光ファイバ
リング206から受信した上述のフレーム中の応答情報
領域(図5(a) のRSP)に承諾応答を書き込む。
【0185】次に、ネットワーク制御回路310は、フ
レームに格納されている仮想ページアドレスを、制御メ
モリアクセスバス306を介して制御メモリ308に指
定し、制御メモリ308から上述の仮想ページアドレス
に設定されている実ページアドレスを読み出してバーチ
ャルメモリコントローラ309内の特には図示しないD
MA転送用レジスタに設定する。そして、ネットワーク
制御回路310は、バーチャルメモリコントローラ30
9に、モニターされるべきデータが含まれる実メモリ3
07内の上記実ページアドレスのページデータを、ネッ
トワークデータ送信バス305を介してネットワーク制
御回路310にDMA転送させる。
【0186】ネットワーク制御回路310は、上述した
ページデータから受信したフレームに付加されているデ
ータの転送長に対応する分のデータを取り出し、そのデ
ータを受信したフレームに挿入する。
【0187】そして、図15のS4(ACK)で示され
るように、ネットワーク制御回路310は、上述の承諾
応答とモニターされるべきデータが格納されたフレーム
を、再び光ファイバリング206に送出する。
【0188】一方、目的側でないノード202内のメッ
セージ通信装置203のネットワーク制御回路310
は、受信したフレームに格納されている仮想ページアド
レスに対応するページ状態を制御メモリ308から読み
出した結果、そのページ状態がバッファ未割付状態NAで
あると判別することにより、そのフレームをそのまま光
ファイバリング206に送出する。
【0189】上述のようにして光ファイバリング206
上を順次転送されたフレームは、最後に要求元のノード
202内のメッセージ通信装置203のネットワーク制
御回路310に戻る。
【0190】要求元のネットワーク制御回路310は、
光ファイバリング206から上記フレームを取り込む
と、フレームに格納されているデータを、以下のように
して実メモリ307に取り込む。
【0191】即ち、ネットワーク制御回路310は、ま
ず、フレームに格納されている仮想ページアドレスを、
制御メモリアクセスバス306を介して制御メモリ30
8に指定し、制御メモリ308から上述の仮想ページア
ドレスに設定されている実ページアドレスを読み出して
バーチャルメモリコントローラ309内の特には図示し
ないDMA転送用レジスタに設定する。そして、ネット
ワーク制御回路310は、バーチャルメモリコントロー
ラ309に、フレームに含まれるデータを、ネットワー
クデータ受信バス304を介して実メモリ307内の上
述の実ページアドレスにDMA転送させる。
【0192】その後、ネットワーク制御回路310は、
フレームに格納されている仮想ページアドレスを、制御
メモリアクセスバス306を介して制御メモリ308に
指定して、図15のS5で示されるように、その仮想ペ
ージアドレスのページ状態を受信バッファ割付/データ
空き状態VPからデータ受信完了状態RDに変更する。
【0193】更に、ネットワーク制御回路310は、I
/Oコントローラ315内の受信用FIFOに、ネット
ワーク命令/結果バス303を介して、モニターに成功
した旨を示す結果コードと共に、フレームから抽出した
仮想ページアドレスとデータの転送長を書き込む。
【0194】上述のモニター成功通知は、図15のS6
で示されるように、要求元のノード202内のメッセー
ジ通信装置203のCPU313により、CPUバス3
02を介して受信される。
【0195】これ以後、要求元のノード202内のメッ
セージ通信装置203のCPU313のネットワーク用
モニター処理制御機能は、CPUバス302を介してI
/Oコントローラ315内の受信用FIFOから上述の
モニター成功の結果通知を受け取ると、その仮想ページ
アドレスに割り付けられている実メモリ307上のデー
タに対して必要な処理を行う。その後、CPU313
は、自装置の制御メモリ308において、その仮想ペー
ジアドレスのページ状態を、データ受信完了状態RDから
バッファ未割付状態NAに変更し、モニター処理を終了す
る。
【0196】なお、要求元に戻ってきたフレームの応答
領域に何も応答が設定されていない場合には、モニター
されるべき仮想ページアドレスにデータを有するノード
202が1つもなかったことになる。
【0197】また、各ノード202内のメッセージ通信
装置203のネットワーク制御回路310は、正常に動
作している場合には、モニター命令に対してフレームの
応答領域に拒否応答を設定する場合はないため、もし、
要求元に戻ってきたフレームの応答領域に拒否応答が設
定されている場合には、何れかのネットワーク制御回路
310が正常に動作していないと判別される。
【0198】更に、転送されるフレームのフレームチェ
ックシーケンス1、2(FCS1、FCS2)において
エラーが発生した場合には、前述したケース4又はケー
ス5と同様にして、要求元のメッセージ通信装置203
において伝送障害が検出される。 <上述した実施例の特徴>以上説明したように、本実施
例では、独自形式のNET−VMSフレームを、既存の
標準インタフェースFDDIに基づいて構成される光フ
ァイバリング206に対して自由に入力又は出力するこ
とができ、既存のネットワークに独自形式のフレーム処
理手順を適合させることが容易になる。
【0199】また、本実施例で採用されるネットワーク
仮想記憶システム(NET−VMS)では、図4で説明
したように、ネットワーク201(図2)上において、
1つの仮想記憶空間が定義され、この空間を構成する固
定長のデータ長を有する仮想ページが各メッセージ通信
装置203に割り当てられる。そして、メッセージ通信
装置203間のメッセージデータの通信は、この仮想ペ
ージを使用して行われる。この結果、通常のパケット通
信で行われているブロック化制御、順序制御が不要とな
る。
【0200】次に、光ファイバリング206上の各ノー
ド202内のメッセージ通信装置203のネットワーク
制御回路310は、フレームを受信すると、そのフレー
ムに格納されている仮想ページアドレスで制御メモリ3
08上のページ状態をアクセスすることにより、受信し
たフレームを高速に処理できる。具体的には、上述した
実施例で説明したように、制御メモリ308に設定され
るページ状態として、図16にまとめて示されるような
各ページ状態が定義され、各ノード202内のメッセー
ジ通信装置203のネットワーク制御回路310又はC
PU313は、フレームに対して処理を行う毎に、現在
処理中の仮想ページアドレスに対応する制御メモリ30
8上のページ状態を参照し又は変更することにより、フ
レームの処理を効率良く実行することが可能となる。な
お、制御メモリ308上では、各ページ状態は図16に
示される各コードとして設定される。
【0201】また、本実施例では、上述のNET−VM
Sの採用と共に、上述した実施例で説明したように、図
17にまとめて示されるような各ネットワークコマンド
を使用して通信が行われる。このようなコマンドを使用
することにより、ノード202(図2)間の通信を効率
良くかつ単純な通信手順で行うことができる。なお、通
信されるフレーム上では、各コマンドは図17に示され
る各コードとして設定される。
【0202】更に、光ファイバリング206上を転送さ
れるフレームには応答情報領域が設けられ、受信側のノ
ード202内のメッセージ通信装置203のネットワー
ク制御回路310は、フレームの受信結果を応答情報と
してフレームの応答情報領域に書き込み、それを再び光
ファイバリング206に送出する。従って、このフレー
ムが光ファイバリング206上を転送され送信元に戻っ
てくるまでに、メッセージデータの送信処理が完了する
ことになり、受信側から送信元への応答情報を別の応答
専用のフレームを用いて通知する必要がない。この結
果、通信プロトコルを簡略なものにすることができ、高
速な応答処理が可能となる。
【0203】また、このような応答情報を用いることに
より、各ノード202は、前述した実施例で説明したよ
うに、図17に示されるネットワークコマンド毎に、図
18にまとめて示されるような通信状況の判別を行うこ
とが可能となり、簡単なデータ構成によってきめの細か
い通信手順の制御が可能となる。
【0204】続いて、メッセージ通信装置203間のメ
ッセージデータの通信は、メッセージ通信装置203内
のネットワーク制御回路310が制御メモリ308をア
クセスしながら実メモリ307を使用して行い、プロセ
ッサ204とメッセージ通信装置203間のメッセージ
データの通信は、メッセージ通信装置203内のプロセ
ッサバスインタフェース312が、上述のネットワーク
制御回路310の動作とは独立して、実メモリ307を
使用して行う。更に、実メモリ307上の実ページアド
レスに格納されたメッセージデータと仮想記憶空間上の
仮想ページアドレスとの対応付けは、CPU313がメ
ッセージデータに付加されたヘッダ内の宛て先アドレス
に基づいて行う。従って、プロセッサ204とメッセー
ジ通信装置203間、メッセージ通信装置203とメッ
セージ通信装置203間の処理を効率良く高速に実行す
ることが可能となる。
【0205】加えて、上述のように各種制御を行うCP
U313とネットワーク制御回路310の間の命令等の
授受は、CPUバス302及びネットワーク命令/結果
バス303に接続されるI/Oコントローラ315内の
送信用FIFO及び受信用FIFOを介して行われる。
そして、CPU313及びネットワーク制御回路310
は、送信用FIFO及び受信用FIFOに対して、互い
に非同期にアクセスを行うことができ、CPU313と
ネットワーク制御回路310間のデータの授受を簡単に
行うことができる。この場合、ネットワーク制御回路3
10は、受信用FIFOに処理結果を書き込む場合、受
信用FIFOに空きがないことを検出した場合には、C
PU313が動作していないと判定して、ネットワーク
に対するフレーム処理を実行しないようにすることがで
きる。
【0206】
【発明の効果】本発明によれば、フレーム処理は、通信
状態情報管理手段における通信状態情報の参照又は変更
という単純な制御に基づいて行われることにより、通信
フレームの処理を高速にかつ効率良く実行することが可
能となる。
【0207】この場合に、例えば、使用不能状態、受信
可能状態、送信要求状態、送信待機状態、送信完了状
態、受信状態、及び受信待機状態という7つの通信状態
と、通信データ記憶手段上での通信データの記憶アドレ
スとを、通信状態情報として組で扱うことにより、論理
的かつ規則的な制御を行うことができ、通信制御のハー
ドウエア化を容易に実現することが可能となる。
【0208】また、基本的には、送信元の通信装置から
送出された通信フレームが再び送信元の通信装置に戻っ
てくるまでに、受信側の通信装置がその通信フレームに
応答を返すため、通信プロトコルを簡略なものにするこ
とができ、高速な応答処理が可能となる。
【0209】そして、この応答毎に、上述した通信状態
情報を参照又は変更することによって、単純であるにも
かかわらず機能の高い通信制御を行うことが可能とな
る。また、ネットワークインタフェース手段が、独自形
式の通信フレームとネットワーク上の既存の標準インタ
フェースに基づくネットワークフレームとの変換を行う
ため、既存のネットワークに独自形式のフレーム処理手
順を適合させることが容易になる。
【0210】更に、フレーム処理は、ネットワークイン
タフェース手段に接続される通信フレーム送信手段、通
信フレーム受信中継手段、通信フレーム中継手段、及び
通信フレーム受信終端手段が高速に行い、通信データの
通信データ記憶手段への設定、通信データ記憶手段と通
信状態情報管理手段との対応付け、又はフレームの再送
処理等の比較的複雑な通信制御は、通信処理制御手段が
上述の各手段から独立して行うことにより、通信制御の
完全な分業化を実現することが可能となる。
【0211】この場合、通信フレーム送信手段、通信フ
レーム受信中継手段、又は通信フレーム受信終端手段と
通信処理制御手段との間の制御データの授受は、バッフ
ァリング機能を有するフレーム処理情報中継手段を介し
て行われるため、通信処理制御手段は、上述の各手段に
対して非同期に動作することが可能となる。
【0212】以上のように、本発明によれば、高速なフ
レーム処理と、機能の高い通信制御を両立させることが
可能となるため、光ファイバリングネットワークなどを
使用した高速かつ大容量の通信を実現することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】本発明の実施例が適用されるネットワークの構
成図である。
【図3】本発明の実施例におけるメッセージ通信装置の
構成図である。
【図4】メッセージ通信の説明図である。
【図5】フレーム構成を示した図である。
【図6】ネットワーク制御回路の機能構成図である。
【図7】送信成功時のシーケンス図である。
【図8】送信失敗時(受信拒否時)のシーケンス図であ
る。
【図9】送信失敗時(無応答時)のシーケンス図であ
る。
【図10】伝送障害発生時(送信元→受信側)のシーケ
ンス図である。
【図11】伝送障害発生時(受信側→送信元)のシーケ
ンス図である。
【図12】受信側装置内障害発生時のシーケンス図であ
る。
【図13】コピー処理時のシーケンス図である。
【図14】ユニファイ処理時のシーケンス図である。
【図15】モニター処理時のシーケンス図である。
【図16】ページ状態の種類表を示した図である。
【図17】ネットワークコマンド表を示した図である。
【図18】通信結果表を示した図である。
【符号の説明】
101 通信装置 102 ネットワーク 103 ネットワークインタフェース手段 104 通信データ記憶手段 105 通信状態情報管理手段 106 フレーム処理情報中継手段 107 通信処理制御手段 108 通信フレーム送信手段 109 通信フレーム受信中継手段 110 通信フレーム中継手段 111 通信フレーム受信終端手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信装置(101)がネットワー
    ク(102)によって接続され、送信元の通信装置(1
    01)から送信されたフレームが前記ネットワーク(1
    02)に接続された他の前記通信装置(101)を巡回
    した後に前記送信元の通信装置(101)に返送される
    形態のフレーム通信を行う通信システムにおいて、 前記通信装置(101)内に設けられ、前記ネットワー
    ク(102)から通信フレームに対応するデータ単位を
    受信しそれに対応する通信フレームを出力すると共に前
    記通信フレームを入力しそれに対応するデータ単位を前
    記ネットワーク(102)に送信するネットワークイン
    タフェース手段(103)と、 前記通信装置(101)内に設けられ、通信データを記
    憶する通信データ記憶手段(104)と、 前記通信装置(101)内に設けられ、前記通信データ
    記憶手段(104)における通信処理に関与する通信デ
    ータ記憶アドレスと現在の通信状態とからなる通信状態
    情報を管理する通信状態情報管理手段(105)と、 前記通信装置(101)内に設けられ、フレーム処理指
    示及びフレーム処理結果を一時保持するフレーム処理情
    報中継手段(106)と、 前記通信装置(101)内に設けられ、通信処理開始時
    に、必要な場合には前記通信データ記憶手段(104)
    に前記通信データを設定し、必要な場合には前記通信状
    態情報管理手段(105)に前記通信状態情報を設定
    し、前記フレーム処理情報中継手段(106)にフレー
    ム処理指示を出力し、通信処理時に、前記フレーム処理
    情報中継手段(106)から前記フレーム処理結果を取
    り込み、必要な場合には前記通信状態情報管理手段(1
    05)が管理する前記通信状態情報又は前記通信データ
    記憶手段(104)に記憶されている前記通信データに
    対して前記取り込んだフレーム処理結果に対応する処理
    を実行し、必要な場合には前記フレーム処理情報中継手
    段(106)に新たなフレーム処理指示を出力する通信
    処理制御手段(107)と、 前記通信装置(101)内に設けられ、前記フレーム処
    理情報中継手段(106)から前記フレーム処理指示を
    取り込み、該フレーム処理指示に従って、必要な場合に
    は前記通信状態情報管理手段(105)が管理する前記
    通信状態情報を参照して前記通信データ記憶手段(10
    4)から前記通信データを読み出すことにより、通信フ
    レームを構築し、該通信フレームを前記ネットワークイ
    ンタフェース手段(103)に出力する通信フレーム送
    信手段(108)と、 前記通信装置(101)内に設けられ、前記ネットワー
    クインタフェース手段(103)から前記通信フレーム
    を取り込み、該取り込んだ通信フレームに格納されてい
    る情報と前記通信状態情報管理手段(105)が管理す
    る前記通信状態情報に基づいて、前記取り込んだ通信フ
    レームが自装置宛のものであると判別した場合には、必
    要な場合には前記取り込んだ通信フレームに格納されて
    いる前記通信データを前記通信データ記憶手段(10
    4)に書き込み、必要な場合には前記通信状態情報管理
    手段(105)が管理する前記通信状態情報を変更し、
    前記取り込んだ通信フレームに格納されている情報の一
    部を変更し、必要な場合には前記通信データ記憶手段
    (104)から前記通信データを読み出しそれを前記取
    り込んだ通信フレームに格納し、該通信フレームを前記
    ネットワークインタフェース手段(103)に出力し、
    これらの処理に対応する前記フレーム処理結果を前記フ
    レーム処理情報中継手段(106)に出力する通信フレ
    ーム受信中継手段(109)と、 前記通信装置(101)内に設けられ、前記ネットワー
    クインタフェース手段(103)から前記通信フレーム
    を取り込み、該取り込んだ通信フレームに格納されてい
    る情報と前記通信状態情報管理手段(105)が管理す
    る前記通信状態情報とに基づいて、前記取り込んだ通信
    フレームが自装置宛のものでないと判別した場合には、
    前記取り込んだ通信フレームをそのまま前記ネットワー
    クインタフェース手段(103)に出力する通信フレー
    ム中継手段(110)と、 前記通信装置(101)内に設けられ、前記ネットワー
    クインタフェース手段(103)から前記通信フレーム
    を取り込み、該取り込んだ通信フレームに格納されてい
    る情報と前記通信状態情報管理手段(105)が管理す
    る前記通信状態情報とに基づいて、前記取り込んだ通信
    フレームが自装置が送信したものであると判別した場合
    には、必要な場合には前記通信状態情報管理手段(10
    5)が管理する前記通信状態情報を変更し、必要な場合
    には前記取り込んだ通信フレームに格納されている前記
    通信データを前記通信データ記憶手段(104)に書き
    込み、これらの処理に対応する前記フレーム処理結果を
    前記フレーム処理情報中継手段(106)に出力する通
    信フレーム受信終端手段(111)と、 を有することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記ネットワークインタフェース手段内
    に設けられ、前記通信フレーム送信手段、前記通信フレ
    ーム受信中継手段、又は前記通信フレーム中継手段から
    出力される前記通信フレームが挿入され、前記ネットワ
    ークの通信制御手順に準拠した前記データ単位であるネ
    ットワークフレームを生成し、該ネットワークフレーム
    を前記ネットワークに送信し、前記ネットワークから前
    記ネットワークフレームを受信し、該ネットワークフレ
    ームから前記通信フレームを抽出し、該通信フレームを
    前記通信フレーム受信中継手段、前記通信フレーム中継
    手段、又は前記通信フレーム受信終端手段に出力するネ
    ットワークフレーム処理手段を有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記通信状態情報管理手段は、前記ネッ
    トワーク内で前記通信装置を識別するための通信装置ア
    ドレスに対応する通信状態情報記憶アドレスに、前記通
    信処理制御手段によって前記通信データ記憶アドレスが
    割り付けられている場合には該通信データ記憶アドレス
    と、該通信状態情報記憶アドレスの通信状態を示すデー
    タとを、前記通信状態情報として記憶する通信状態情報
    記憶手段である、 ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の
    通信システム。
  4. 【請求項4】 通信処理に関与する前記通信フレームに
    対応する前記通信状態情報は、前記通信状態情報管理記
    憶手段において、該通信フレームに格納されている該通
    信フレームが送信される先の前記通信装置アドレスに対
    応するアドレスに記憶され、 前記通信フレーム送信手段、前記通信フレーム受信中継
    手段、前記通信フレーム中継手段、又は前記通信フレー
    ム受信終端手段は、それぞれが処理の対象とする前記通
    信フレームに格納されている該通信フレームが送信され
    る先の前記通信装置アドレスによって、前記通信状態情
    報記憶手段をアクセスする、 ことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 通信処理に関与する前記通信フレームに
    対応する前記通信状態情報は、前記通信状態情報管理記
    憶手段において、該通信フレームに格納されている該通
    信フレームが送信された元の前記通信装置アドレスに対
    応するアドレスに記憶され、 前記通信フレーム送信手段、前記通信フレーム受信中継
    手段、前記通信フレーム中継手段、又は前記通信フレー
    ム受信終端手段は、それぞれが処理の対象とする前記通
    信フレームに格納されている該通信フレームが送信され
    た元の前記通信装置アドレスによって、前記通信状態情
    報記憶手段をアクセスする、 ことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記通信状態情報管理手段は、通信処理
    に関与する前記フレームの識別情報に対応するアドレス
    に、前記通信処理制御手段によって前記通信データ記憶
    アドレスが割り付けられている場合には該通信データ記
    憶アドレスと、該識別情報に対応するフレームの通信状
    態を示すデータとを、前記通信状態情報として記憶する
    通信状態情報記憶手段であり、 前記通信フレーム送信手段、前記通信フレーム受信中継
    手段、前記通信フレーム中継手段、又は前記通信フレー
    ム受信終端手段は、それぞれが処理の対象とする前記通
    信フレームに格納されている該通信フレームの識別情報
    によって、前記通信状態情報記憶手段をアクセスする、 ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の
    通信システム。
  7. 【請求項7】 前記通信データ記憶手段は、それぞれが
    前記通信データの最大データ長以上の所定のデータ長を
    有する複数のページに分割され、前記通信状態情報管理
    手段は、前記通信状態情報の1つである前記通信データ
    記憶アドレスとして、前記通信データ記憶手段における
    前記ページを指定するためのページアドレスを管理す
    る、 ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の
    通信システム。
  8. 【請求項8】 前記通信状態情報記憶手段における前記
    通信状態情報アドレスに記憶される前記通信状態情報の
    1つである前記通信状態は、 該通信状態情報アドレスに前記通信データ記憶アドレス
    が割り付けられていないことを示す使用不能状態と、 該通信状態情報アドレスに前記通信データ記憶アドレス
    が割り付けられているが、前記通信データ記憶手段にお
    ける該通信データ記憶アドレスには有効な前記通信デー
    タは格納されていない状態を示す受信可能状態と、 該通信状態情報アドレスに前記通信データ記憶アドレス
    が割り付けられ、送信されるべき有効な前記通信データ
    が前記通信データ記憶手段における該通信データ記憶ア
    ドレスに格納されているが、送信は完了していない状態
    を示す送信要求状態と、 該通信状態情報アドレスに前記通信データ記憶アドレス
    が割り付けられ、送信されるべき有効な前記通信データ
    が前記通信データ記憶手段における該通信データ記憶ア
    ドレスに格納されているが、受信側の前記通信装置が受
    信できる状態になるのを待っている状態を示す送信待機
    状態と、 該通信状態情報アドレスに前記通信データ記憶アドレス
    が割り付けられ、送信されるべき有効な前記通信データ
    が前記通信データ記憶手段における該通信データ記憶ア
    ドレスに格納され、送信が完了している状態を示す送信
    完了状態と、 該通信状態情報アドレスに前記通信データ記憶アドレス
    が割り付けられ、受信された有効な前記通信データが前
    記通信データ記憶手段における該通信データ記憶アドレ
    スに格納されている状態を示す受信状態と、 前記通信状態情報記憶手段における該通信状態情報アド
    レスに前記受信状態が記憶されている状態において、該
    通信状態情報アドレスに対応する前記通信フレームが更
    に受信され該通信フレームに格納されている前記通信デ
    ータの受信が拒絶された状態を示す受信待機状態と、 の何れか1つの状態である、 ことを特徴とする請求項3乃至7の何れか1項に記載の
    通信システム。
  9. 【請求項9】 前記通信処理制御手段は、所定の場合
    に、前記通信状態情報記憶手段における通信処理に関与
    する1つの前記通信状態情報アドレスの通信状態を前記
    受信可能状態に設定し、 前記フレーム処理指示の1つは送信命令であり、 前記通信処理制御手段は、前記通信データ記憶手段に前
    記通信データを設定し、前記通信状態情報記憶手段にお
    ける1つの前記通信状態情報アドレスに、前記通信状態
    情報として、前記送信要求状態と前記通信データ記憶手
    段に設定された前記通信データの前記通信データ記憶ア
    ドレスとを設定し、前記フレーム処理情報中継手段に、
    前記1つの通信状態情報アドレス及び前記設定された通
    信データの転送長が付加された送信命令を前記フレーム
    処理指示の1つとして出力し、 前記通信フレーム送信手段は、前記フレーム処理情報中
    継手段から前記フレーム処理指示として前記送信命令を
    取り込んだ場合、前記通信状態情報記憶手段における前
    記送信命令に付加されている前記通信状態情報アドレス
    に記憶されている前記通信データ記憶アドレスを参照し
    て前記通信データ記憶手段から前記通信データを読み出
    し、前記送信命令を表示するデータと前記送信命令に付
    加されている前記通信状態情報アドレス及び前記通信デ
    ータの転送長と前記読み出された通信データとが格納さ
    れた前記通信フレームを構築し、該通信フレームを前記
    ネットワークインタフェース手段に出力し、 前記通信フレーム受信中継手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置宛のものであり、前記取り込んだ通信フレームに前
    記送信命令が格納されており、前記通信状態情報記憶手
    段において前記取り込んだ通信フレームに格納されてい
    る前記通信状態情報アドレスに対応するアドレスに前記
    受信可能状態が設定されている場合に、前記通信状態情
    報記憶手段における前記取り込んだ通信フレームに格納
    されている前記通信状態情報アドレスに記憶されている
    前記通信データ記憶アドレスを参照して前記取り込んだ
    通信フレームに格納されている前記通信データを前記通
    信データ記憶手段に書き込み、前記通信状態情報記憶手
    段において前記取り込んだ通信フレームに格納されてい
    る前記通信状態情報アドレスに対応するアドレスの通信
    状態を前記受信状態に変更し、前記取り込んだ通信フレ
    ームに受信を承諾した旨の応答を設定し、該通信フレー
    ムを前記ネットワークインタフェース手段に出力し、前
    記取り込んだ通信フレームに格納されている前記通信状
    態情報アドレス及び前記通信データの転送長が付加され
    た受信成功を示す前記フレーム処理結果を前記フレーム
    処理情報中継手段に出力し、 前記通信処理制御手段は、前記フレーム処理情報中継手
    段から前記受信に成功を示すフレーム処理結果を取り込
    んだ場合に、前記通信状態情報記憶手段における前記取
    り込んだフレーム処理結果に付加されている前記通信状
    態情報アドレスに対応するアドレスの前記通信状態情報
    及び該通信状態情報によって示される前記通信データ記
    憶手段における前記通信データに対して、前記取り込ん
    だフレーム処理結果に対応する処理を実行し、 前記通信フレーム受信終端手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置が送信したものであり、前記取り込んだ通信フレー
    ムに前記送信命令が格納されており、前記通信状態情報
    記憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格納さ
    れている前記通信状態情報アドレスに対応するアドレス
    に前記送信要求状態が設定されており、前記取り込んだ
    通信フレームに前記受信を承諾した旨の応答が設定され
    ている場合に、前記通信状態情報記憶手段において前記
    取り込んだ通信フレームに格納されている前記通信状態
    情報アドレスに対応するアドレスの通信状態を前記送信
    完了状態に変更し、前記取り込んだ通信フレームに格納
    されている前記通信状態情報アドレス及び前記通信デー
    タの転送長が付加された送信成功を示す前記フレーム処
    理結果を前記フレーム処理情報中継手段に出力し、 前記通信処理制御手段は、前記フレーム処理情報中継手
    段から前記送信成功を示すフレーム処理結果を取り込ん
    だ場合に、前記通信状態情報記憶手段における前記取り
    込んだフレーム処理結果に付加されている前記通信状態
    情報アドレスに対応するアドレスの前記通信状態情報に
    対して、前記取り込んだフレーム処理結果に対応する処
    理を実行する、 ことを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 前記通信フレーム受信中継手段は、前
    記ネットワークインタフェース手段から取り込んだ前記
    通信フレームが自装置宛のものであり、前記取り込んだ
    通信フレームに前記送信命令が格納されており、前記通
    信状態情報記憶手段において前記取り込んだ通信フレー
    ムに格納されている前記通信状態情報アドレスに対応す
    るアドレスに前記受信状態が設定されている場合に、前
    記通信状態情報記憶手段において前記取り込んだ通信フ
    レームに格納されている前記通信状態情報アドレスに対
    応するアドレスの通信状態を前記受信待機状態に変更
    し、前記取り込んだ通信フレームに受信を拒否した旨の
    応答を設定し、該通信フレームを前記ネットワークイン
    タフェース手段に出力し、前記取り込んだ通信フレーム
    に格納されている前記通信状態情報アドレス及び前記通
    信データの転送長が付加された受信失敗を示す前記フレ
    ーム処理結果を前記フレーム処理情報中継手段に出力
    し、 前記通信フレーム受信終端手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置が送信したものであり、前記取り込んだ通信フレー
    ムに前記送信命令が格納されており、前記通信状態情報
    記憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格納さ
    れている前記通信状態情報アドレスに対応するアドレス
    に前記送信要求状態が設定されており、前記取り込んだ
    通信フレームに前記受信を拒否した旨の応答が設定され
    ている場合に、前記通信状態情報記憶手段において前記
    取り込んだ通信フレームに格納されている前記通信状態
    情報アドレスに対応するアドレスの通信状態を前記送信
    待機状態に変更し、前記取り込んだ通信フレームに格納
    されている前記通信状態情報アドレス及び前記通信デー
    タの転送長が付加された送信失敗を示す前記フレーム処
    理結果を前記フレーム処理情報中継手段に出力し、 前記通信処理制御手段は、前記フレーム処理情報中継手
    段から前記送信失敗を示すフレーム処理結果を取り込ん
    だ場合に、前記取り込んだフレーム処理結果に付加され
    ている前記通信状態情報アドレスに対応する送信処理を
    保留し、 前記通信処理制御手段は、前記フレーム処理情報中継手
    段から前記受信失敗を示すフレーム処理結果を取り込ん
    だ場合に、前記通信状態情報記憶手段における前記取り
    込んだフレーム処理結果に付加されている前記通信状態
    情報アドレスに対応するアドレスの前記通信状態情報及
    び該通信状態情報によって示される前記通信データ記憶
    手段における前記通信データに対して所定の処理を行
    い、前記通信状態情報記憶手段における前記取り込んだ
    フレーム処理結果に付加されている前記通信状態情報ア
    ドレスに対応するアドレスの通信状態を前記受信可能状
    態に設定した後に、前記フレーム処理情報中継手段に、
    前記取り込んだフレーム処理結果に付加されている前記
    通信状態情報アドレス及び前記通信データの転送長が付
    加されたレディー命令を前記フレーム処理指示の1つと
    して出力し、 前記通信フレーム送信手段は、前記フレーム処理情報中
    継手段から前記フレーム処理指示として前記レディー命
    令を取り込んだ場合、前記レディー命令を表示するデー
    タと前記レディー命令に付加されている前記通信状態情
    報アドレス及び前記通信データの転送長が格納された前
    記通信フレームを構築し、該通信フレームを前記ネット
    ワークインタフェース手段に出力し、 前記通信フレーム受信中継手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置宛のものであり、前記取り込んだ通信フレームに前
    記レディー命令が格納されており、前記通信状態情報記
    憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格納され
    ている前記通信状態情報アドレスに対応するアドレスに
    前記送信待機状態が設定されている場合に、前記通信状
    態情報記憶手段において前記取り込んだ通信フレームに
    格納されている前記通信状態情報アドレスに対応するア
    ドレスの通信状態を前記送信要求状態に変更し、該通信
    フレームを前記ネットワークインタフェース手段に出力
    し、前記取り込んだ通信フレームに格納されている前記
    通信状態情報アドレス及び前記通信データの転送長が付
    加されたレディー命令受信を示す前記フレーム処理結果
    を前記フレーム処理情報中継手段に出力し、 前記通信処理制御手段は、前記フレーム処理情報中継手
    段から前記レディー命令受信を示すフレーム処理結果を
    取り込んだ場合に、前記取り込んだフレーム処理結果に
    付加されている前記通信状態情報アドレスに対応する前
    記送信処理の保留を解除し、前記取り込んだフレーム処
    理結果に付加されている前記通信状態情報アドレス及び
    前記通信データの転送長が付加された送信命令を前記フ
    レーム処理指示の1つとして再度出力する、 ことを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 前記通信フレーム受信終端手段は、前
    記ネットワークインタフェース手段から取り込んだ前記
    通信フレームが自装置が送信したものであり、前記取り
    込んだ通信フレームに前記送信命令が格納されており、
    前記通信状態情報記憶手段において前記取り込んだ通信
    フレームに格納されている前記通信状態情報アドレスに
    対応するアドレスに前記送信要求状態が設定されてお
    り、前記取り込んだ通信フレームに受信を承諾した旨の
    応答及び受信を拒否した旨の応答の何れも設定されてい
    ない場合に、前記取り込んだ通信フレームに格納されて
    いる前記通信状態情報アドレス及び前記通信データの転
    送長が付加された送信に対する無応答を示す前記フレー
    ム処理結果を前記フレーム処理情報中継手段に出力し、 前記通信処理制御手段は、前記フレーム処理情報中継手
    段から前記送信に対する無応答を示すフレーム処理結果
    を取り込んだ場合に、所定時間経過後に、前記取り込ん
    だフレーム処理結果に付加されている前記通信状態情報
    アドレス及び前記通信データの転送長が付加された送信
    命令を前記フレーム処理指示の1つとして再度出力す
    る、 ことを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記フレーム処理指示の1つはコピー
    命令であり、 前記通信処理制御手段は、前記通信データ記憶手段に記
    憶される所定の前記通信データに関して、前記通信状態
    情報記憶手段における1つの前記通信状態情報アドレス
    に、前記通信状態情報として、前記送信要求状態、前記
    送信待機状態、又は前記送信完了状態の何れかの状態と
    前記通信データ記憶手段に記憶された前記所定の通信デ
    ータの前記通信データ記憶アドレスとを設定し、前記通
    信データ記憶手段において前記所定の通信データを変更
    する場合には、該所定の通信データに対応する前記通信
    状態情報記憶手段における前記通信状態情報アドレスに
    設定されている前記通信状態情報を前記受信状態又は前
    記受信待機状態の何れかの状態に変更し、前記所定の通
    信データの変更が終了した場合には、該通信データに対
    応する前記通信状態情報記憶手段における前記通信状態
    情報アドレスに設定されている前記通信状態情報を前記
    送信要求状態に戻し、 前記通信処理制御手段は、前記通信状態情報記憶手段に
    おける通信処理に関与する1つの前記通信状態情報アド
    レスの通信状態を前記受信可能状態に設定し、前記フレ
    ーム処理情報中継手段に、前記1つの通信状態情報アド
    レス及びコピーされるべき前記所定の通信データの転送
    長が付加されたコピー命令を前記フレーム処理指示の1
    つとして出力し、 前記通信フレーム送信手段は、前記フレーム処理情報中
    継手段から前記フレーム処理指示として前記コピー命令
    を取り込んだ場合、前記コピー命令を表示するデータと
    前記コピー命令に付加されている前記通信状態情報アド
    レス及び前記通信データの転送長が格納された前記通信
    フレームを構築し、該通信フレームを前記ネットワーク
    インタフェース手段に出力し、 前記通信フレーム受信中継手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置宛のものであり、前記取り込んだ通信フレームに前
    記コピー命令が格納されており、前記通信状態情報記憶
    手段において前記取り込んだ通信フレームに格納されて
    いる前記通信状態情報アドレスに対応するアドレスに前
    記送信要求状態、前記送信待機状態、又は前記送信完了
    状態の何れかの状態が設定されている場合に、前記通信
    状態情報記憶手段における前記取り込んだ通信フレーム
    に格納されている前記通信状態情報アドレスに記憶され
    ている前記通信データ記憶アドレスを参照して前記通信
    データ記憶手段から前記所定の通信データを読み出し、
    該所定の通信データを前記取り込んだ通信フレームに格
    納し、該通信フレームにコピーを承諾した旨の応答を設
    定し、該通信フレームを前記ネットワークインタフェー
    ス手段に出力し、 前記通信フレーム受信中継手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置宛のものであり、前記取り込んだ通信フレームに前
    記コピー命令が格納されており、前記通信状態情報記憶
    手段において前記取り込んだ通信フレームに格納されて
    いる前記通信状態情報アドレスに対応するアドレスに前
    記受信状態又は前記受信待機状態の何れかの状態が設定
    されている場合に、前記取り込んだ通信フレームにコピ
    ーを拒否した旨の応答を設定し、該通信フレームを前記
    ネットワークインタフェース手段に出力し、 前記通信フレーム受信終端手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置が送信したものであり、前記取り込んだ通信フレー
    ムに前記コピー命令が格納されており、前記通信状態情
    報記憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格納
    されている前記通信状態情報アドレスに対応するアドレ
    スに前記受信可能状態が設定されており、前記取り込ん
    だ通信フレームに前記コピーを承諾した旨の応答が設定
    されている場合に、前記通信状態情報記憶手段における
    前記取り込んだ通信フレームに格納されている前記通信
    状態情報アドレスに記憶されている前記通信データ記憶
    アドレスを参照して前記取り込んだ通信フレームに格納
    されている前記通信データを前記通信データ記憶手段に
    書き込み、前記通信状態情報記憶手段において前記取り
    込んだ通信フレームに格納されている前記通信状態情報
    アドレスに対応するアドレスの通信状態を前記受信状態
    に変更し、前記取り込んだ通信フレームに格納されてい
    る前記通信状態情報アドレス及び前記通信データの転送
    長が付加されたコピー成功を示す前記フレーム処理結果
    を前記フレーム処理情報中継手段に出力し、 前記通信フレーム受信終端手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置が送信したものであり、前記取り込んだ通信フレー
    ムに前記コピー命令が格納されており、前記通信状態情
    報記憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格納
    されている前記通信状態情報アドレスに対応するアドレ
    スに前記受信可能状態が設定されており、前記取り込ん
    だ通信フレームに前記コピーを拒否した旨の応答が設定
    されている場合に、前記取り込んだ通信フレームに格納
    されている前記通信状態情報アドレス及び前記通信デー
    タの転送長が付加されたコピー失敗を示す前記フレーム
    処理結果を前記フレーム処理情報中継手段に出力し、 前記通信フレーム受信終端手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置が送信したものであり、前記取り込んだ通信フレー
    ムに前記コピー命令が格納されており、前記通信状態情
    報記憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格納
    されている前記通信状態情報アドレスに対応するアドレ
    スに前記受信可能状態が設定されており、前記取り込ん
    だ通信フレームにコピーを承諾した旨の応答及びコピー
    を拒否した旨の応答の何れも設定されていない場合に、
    前記取り込んだ通信フレームに格納されている前記通信
    状態情報アドレス及び前記通信データの転送長が付加さ
    れたコピーに対する無応答を示す前記フレーム処理結果
    を前記フレーム処理情報中継手段に出力し、 前記通信処理制御手段は、前記フレーム処理情報中継手
    段から前記コピー成功、コピー失敗、又はコピーに対す
    る無応答の何れかを示すフレーム処理結果を取り込んだ
    場合に、該取り込んだフレーム処理結果に対応する処理
    を実行する、 ことを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 前記フレーム処理指示の1つはユニフ
    ァイ命令であり、 前記通信処理制御手段は、前記通信データ記憶手段に記
    憶される所定の前記通信データに関して、前記通信状態
    情報記憶手段における1つの前記通信状態情報アドレス
    に、前記通信状態情報として、前記送信要求状態、前記
    送信待機状態、又は前記送信完了状態の何れかの状態と
    前記通信データ記憶手段に記憶された前記所定の通信デ
    ータの前記通信データ記憶アドレスとを設定し、前記通
    信データ記憶手段において前記所定の通信データを変更
    する場合には、該所定の通信データに対応する前記通信
    状態情報記憶手段における前記通信状態情報アドレスに
    設定されている前記通信状態情報を前記受信状態又は前
    記受信待機状態の何れかの状態に変更し、前記所定の通
    信データの変更が終了した場合には、該通信データに対
    応する前記通信状態情報記憶手段における前記通信状態
    情報アドレスに設定されている前記通信状態情報を前記
    送信要求状態に戻し、 前記通信処理制御手段は、通信処理に関与する1つの前
    記通信状態情報アドレスが付加されたユニファイ命令を
    前記フレーム処理指示の1つとして出力し、 前記通信フレーム送信手段は、前記フレーム処理情報中
    継手段から前記フレーム処理指示として前記ユニファイ
    命令を取り込んだ場合、前記ユニファイ命令を表示する
    データと前記ユニファイ命令に付加されている前記通信
    状態情報アドレスが格納された前記通信フレームを構築
    し、該通信フレームを前記ネットワークインタフェース
    手段に出力し、 前記通信フレーム受信中継手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置宛のものであり、前記取り込んだ通信フレームに前
    記ユニファイ命令が格納されており、前記通信状態情報
    記憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格納さ
    れている前記通信状態情報アドレスに対応するアドレス
    に前記送信要求状態、前記送信待機状態、又は前記送信
    完了状態の何れかの状態が設定されている場合に、該通
    信状態情報アドレスの通信状態を受信可能状態に変更
    し、前記取り込んだ通信フレームにユニファイを承諾し
    た旨の応答を設定し、該通信フレームを前記ネットワー
    クインタフェース手段に出力し、 前記通信フレーム受信中継手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置宛のものであり、前記取り込んだ通信フレームに前
    記ユニファイ命令が格納されており、前記通信状態情報
    記憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格納さ
    れている前記通信状態情報アドレスに対応するアドレス
    に前記受信状態又は前記受信待機状態の何れかの状態が
    設定されている場合に、前記取り込んだ通信フレームに
    ユニファイを拒否した旨の応答を設定し、該通信フレー
    ムを前記ネットワークインタフェース手段に出力し、 前記通信フレーム受信終端手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置が送信したものであり、前記取り込んだ通信フレー
    ムに前記ユニファイ命令が格納されており、前記取り込
    んだ通信フレームに前記ユニファイを承諾した旨の応答
    が設定されている場合に、前記取り込んだ通信フレーム
    に格納されている前記通信状態情報アドレスが付加され
    たユニファイ成功を示す前記フレーム処理結果を前記フ
    レーム処理情報中継手段に出力し、 前記通信フレーム受信終端手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置が送信したものであり、前記取り込んだ通信フレー
    ムに前記ユニファイ命令が格納されており、前記取り込
    んだ通信フレームに前記ユニファイを拒否した旨の応答
    が設定されている場合に、前記取り込んだ通信フレーム
    に格納されている前記通信状態情報アドレスが付加され
    たユニファイ失敗を示す前記フレーム処理結果を前記フ
    レーム処理情報中継手段に出力し、 前記通信フレーム受信終端手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置が送信したものであり、前記取り込んだ通信フレー
    ムに前記ユニファイ命令が格納されており、前記取り込
    んだ通信フレームにユニファイを承諾した旨の応答及び
    ユニファイを拒否した旨の応答の何れも設定されていな
    い場合に、前記取り込んだ通信フレームに格納されてい
    る前記通信状態情報アドレスが付加されたユニファイに
    対する無応答を示す前記フレーム処理結果を前記フレー
    ム処理情報中継手段に出力し、 前記通信処理制御手段は、前記フレーム処理情報中継手
    段から前記ユニファイ成功、ユニファイ失敗、又はユニ
    ファイに対する無応答の何れかを示すフレーム処理結果
    を取り込んだ場合に、該取り込んだフレーム処理結果に
    対応する処理を実行する、 ことを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  14. 【請求項14】 前記フレーム処理指示の1つはモニタ
    ー命令であり、 前記通信処理制御手段は、前記通信状態情報記憶手段に
    おける通信処理に関与する1つの前記通信状態情報アド
    レスの通信状態を前記受信可能状態に設定し、前記フレ
    ーム処理情報中継手段に、前記1つの通信状態情報アド
    レス及びモニターされるべき前記通信データの転送長が
    付加されたモニター命令を前記フレーム処理指示の1つ
    として出力し、 前記通信フレーム送信手段は、前記フレーム処理情報中
    継手段から前記フレーム処理指示として前記モニター命
    令を取り込んだ場合、前記モニター命令を表示するデー
    タと前記モニター命令に付加されている前記通信状態情
    報アドレス及び前記通信データの転送長が格納された前
    記通信フレームを構築し、該通信フレームを前記ネット
    ワークインタフェース手段に出力し、 前記通信フレーム受信中継手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置宛のものであり、前記取り込んだ通信フレームに前
    記モニター命令が格納されており、前記通信状態情報記
    憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格納され
    ている前記通信状態情報アドレスに対応するアドレスに
    前記送信要求状態、前記送信待機状態、前記送信完了状
    態、前記受信状態、又は前記受信待機状態の何れか1つ
    の状態が設定されている場合に、前記通信状態情報記憶
    手段における前記取り込んだ通信フレームに格納されて
    いる前記通信状態情報アドレスに記憶されている前記通
    信データ記憶アドレスを参照して前記通信データ記憶手
    段から前記通信データを読み出し、該通信データを前記
    取り込んだ通信フレームに格納し、該通信フレームにモ
    ニターを承諾した旨の応答を設定し、該通信フレームを
    前記ネットワークインタフェース手段に出力し、 前記通信フレーム受信終端手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置が送信したものであり、前記取り込んだ通信フレー
    ムに前記モニター命令が格納されており、前記通信状態
    情報記憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格
    納されている前記通信状態情報アドレスに対応するアド
    レスに前記受信可能状態が設定されており、前記取り込
    んだ通信フレームに前記モニターを承諾した旨の応答が
    設定されている場合に、前記通信状態情報記憶手段にお
    ける前記取り込んだ通信フレームに格納されている前記
    通信状態情報アドレスに記憶されている前記通信データ
    記憶アドレスを参照して前記取り込んだ通信フレームに
    格納されている前記通信データを前記通信データ記憶手
    段に書き込み、前記通信状態情報記憶手段において前記
    取り込んだ通信フレームに格納されている前記通信状態
    情報アドレスに対応するアドレスの通信状態を前記受信
    状態に変更し、前記取り込んだ通信フレームに格納され
    ている前記通信状態情報アドレス及び前記通信データの
    転送長が付加されたモニター成功を示す前記フレーム処
    理結果を前記フレーム処理情報中継手段に出力し、 前記通信フレーム受信終端手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置が送信したものであり、前記取り込んだ通信フレー
    ムに前記モニター命令が格納されており、前記通信状態
    情報記憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格
    納されている前記通信状態情報アドレスに対応するアド
    レスに前記受信可能状態が設定されており、前記取り込
    んだ通信フレームに前記モニターを拒否した旨の応答が
    設定されている場合に、前記取り込んだ通信フレームに
    格納されている前記通信状態情報アドレス及び前記通信
    データの転送長が付加されたモニター失敗を示す前記フ
    レーム処理結果を前記フレーム処理情報中継手段に出力
    し、 前記通信フレーム受信終端手段は、前記ネットワークイ
    ンタフェース手段から取り込んだ前記通信フレームが自
    装置が送信したものであり、前記取り込んだ通信フレー
    ムに前記モニター命令が格納されており、前記通信状態
    情報記憶手段において前記取り込んだ通信フレームに格
    納されている前記通信状態情報アドレスに対応するアド
    レスに前記受信可能状態が設定されており、前記取り込
    んだ通信フレームにモニターを承諾した旨の応答及びモ
    ニターを拒否した旨の応答の何れも設定されていない場
    合に、前記取り込んだ通信フレームに格納されている前
    記通信状態情報アドレス及び前記通信データの転送長が
    付加されたモニターに対する無応答を示す前記フレーム
    処理結果を前記フレーム処理情報中継手段に出力し、 前記通信処理制御手段は、前記フレーム処理情報中継手
    段から前記モニター成功、モニター失敗、又はモニター
    に対する無応答の何れかを示すフレーム処理結果を取り
    込んだ場合に、該取り込んだフレーム処理結果に対応す
    る処理を実行する、 ことを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  15. 【請求項15】 前記フレーム処理情報中継手段は、 前記フレーム処理指示を、前記通信処理制御手段から順
    次受信し、該受信順に前記通信フレーム送信手段に順次
    送信する、第1のファーストインファーストアウトバッ
    ファと、 前記フレーム処理結果を、前記通信フレーム受信中継手
    段又は前記通信フレーム受信終端手段から順次受信し、
    該受信順に前記通信処理制御手段に順次送信する、第2
    のファーストインファーストアウトバッファと、 を有し、 前記通信フレーム送信手段は、前記第1のファーストイ
    ンファーストアウトバッファに前記フレーム処理指示が
    存在する限り、該フレーム処理指示を連続して読み出し
    て処理し、 前記通信フレーム受信中継手段又は前記通信フレーム受
    信終端手段は、前記第2のファーストインファーストア
    ウトバッファがバッファフルとなった場合には、それぞ
    れの動作を停止する、 ことを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載
    の通信システム。
JP4226221A 1992-08-25 1992-08-25 通信システム Withdrawn JPH0677972A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130050912A (ko) 2010-03-03 2013-05-16 명지대학교 산학협력단 오랍텐 유사 화합물을 유효성분으로 하는 골아세포분화촉진제, 골형성촉진용 의약 조성물 및 건강기능식품

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20130050912A (ko) 2010-03-03 2013-05-16 명지대학교 산학협력단 오랍텐 유사 화합물을 유효성분으로 하는 골아세포분화촉진제, 골형성촉진용 의약 조성물 및 건강기능식품

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