JPH0677949B2

JPH0677949B2 - プラスチツク射出成形型

Info

Publication number: JPH0677949B2
Application number: JP61120946A
Authority: JP
Inventors: ダブリユ．フオンホルトジヨン
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-06-07
Filing date: 1986-05-26
Publication date: 1994-10-05
Anticipated expiration: 2009-10-05
Also published as: NZ214747A; DE3616037C2; AU5164585A; GB2176146B; GB2176146A; GB8612138D0; DE3616037A1; JPS61284415A; AU580123B2; US4648834A; CA1257457A; CH669360A5; MX168364B

Description

【発明の詳細な説明】発明の背景本発明は、閉鎖成形位置と内部成形体の取り出しを可能
にする開放位置との間で型開閉方向に可動であり、間に
型空洞を形成する外側型半体及び型中子と、閉鎖成形位
置にある間に成形用コンパウンドを型空洞に充填し得る
ようにしたスプルー装置とを備えたプラスチック射出成
形型に係わる。例えば、成形されたバケツはリムの周り
に延びて肉の厚さを漸増された外方突出フランジをしば
しば有している。さらにその上に、成形されたバケツは
リムから離隔された第２のフランジを有し、この第２の
フランジがバケツの開口端部にフープ強さを提供するの
に用いられ、且つまたその場所にこの工場で利用し得る
各種の手段の１つによりつる取つ手が取り付けられるこ
ともある。

この種のバケツを成形するのに、代表的には「サイドア
クシヨン」を提供すること、すなわち、リムを形成する
型空洞の部分の画定に関与することができ、次いで新た
に成形されたばかりのバケツを型中子から除去させるた
め、じやまとならぬように側方に動くことのできる側方
移動部分を外側型半体に提供することが必要であつた。
この状況においては、サイドアクシヨンは除去のためバ
ケツの外方突出リムを自由にするのに必要である。今ま
でどおりでは、このようなバケツはサイドアクシヨン無
しでは成形不能であつた。

本発明によれば、サイドアクシヨンの必要をなくしなが
らも、外方突出環状部分を有しているバケツまたは任意
の他の物体を成形するための装置が提供される。このこ
とは重要な利点を有している。第１に、このサイドアク
シヨンは重要な方法において成形型の費用に付加する。
第２に、サイドアクシヨンは磨損する第１の型部分であ
ろう。サイドアクシヨンの機構のこのような排除により
寿命の長い成形型が提供され、その結果とう然ながら内
部で成形される物品の１個あたりのコストが減ぜられる
ことになる。

発明の開示本発明は相互間に型空洞を画定する外側型半体と型中子
とを有する成形型に関する。上記型半体と型中子とは成
形位置と、内部の成形された物体を取り出させる開放位
置との間で可動である。閉位置にある間の型空洞に成形
用コンパウンドの詰込みを許すスプルー装置（スプルー
開口）が提供されている。

本発明によれば、成形された物体内に外方に突出した比
較的に厚い環状部分を形成するように成形用コンパウン
ドを受け容れるための環状室部分を型空洞の一部として
この成形型が画定する。代表的には、成形される物体が
バケツである場合、前記比較的に厚い環状部分は外方に
突出した環状のバケツリムであつてよい。

新たに形成された成形物体を前記型中子との緻密な接触
状態から押し出すためのストリツパ装置が配備されてい
る。代表的にはこのストリツパ装置は成形された物体の
外方突出部分に係合するリングである。このストリツパ
装置は駆動されると成形された物体を型中子から押し出
し、かくして、成形過程中に成形された物体と型中子と
の間に生ずる自然の付着を破ることができる。

ストリツパ装置により成形物体の環状部分が押し出され
る際に横切る型中子の部分の直径は前記環状部分が形成
される際に押し当る型中子部分の直径より小さい。上記
の２つの型中子部分は所望ならば段部によりあるいはテ
ーパー部分により互いに連結されることができる。

その結果として、冷えた、新たに成形された、比較的に
厚い環状部分は自然の傾向としてある程度収縮する。こ
の環状部分は比較的に厚いので、その収縮は比較的に増
大される。かくして、この比較的に厚い、冷えた、新た
に成形された環状部分の収縮によりこの環状部分はサイ
ドアクシヨンを必要とせずに少なくともこの成形型から
成形された物品の除去を許す範囲まで前記環状室部分か
ら引き出させることを可能にされる。

この厚い環状部分の収縮はこの環状部分を内部に形成さ
れた前記環状室部分との前記環状部分の係合をこの環状
部分が完全に除去させる程に十分ではなくてよい。した
がつて、前記環状室部分の上端縁は横断面にて円弧を画
定し、その結果、代表的には、この比較的に厚い、環状
の部分から離隔されたバケツ内の他の成形されたフラン
ジに作用する前記ストリツパリングがこのバケツが型中
子から立去る際に環状室部分との係合から環状部分を強
制分離することができる。したがつて、前記比較的に厚
い環状部分は予定の距離をはね戻つて予定の寸法の完成
されたバケツを成形することができる。

環状室部分は、新たに形成された成形物体が型中子との
密接した状態から移動分離された際に、これ等の新たに
形成された成形物体とともに運動して、外方に突出し
た、比較的に厚い環状部分が冷却するにしたがつてこの
環状部分を内方へ収縮させる型中子の部分を横切つて通
過し、かくして環状室部分からこれを引き出すようにす
ることができる。

前記ストリツパ装置は前記環状室部分を画定する第１の
ストリツパリングと、バケツのリムであつてもよい前記
比較的に厚い環状部分から離隔された型空洞の第２の、
外方に突出した部分の片側を画定する第２のストリツパ
リングとから成ることが一般的に好ましい。

この状況において、型中子および型空洞の運動にほぼ平
行である方向に第１と第２のストリツパリングの運動を
案内するためのピン装置が配備されている。型空洞の第
２の外方に突出した部分により成形された物体内に形成
された前記外方に突出した部材を後押しすることで第２
のストリツパリングを駆動して新たに形成された成形物
体を前記型中子との緻密な接触から移動分離するための
装置もまた配備されている。

他方において、代表的には第１のストリツパリングは第
２のストリツパリングの運動の長さ以下である限られた
距離の間をこれ等の運動を案内するピン装置またはその
他の装置上を自由に滑動することができる。かくして成
形された物体の前記厚い環状部分が第１のストリツパリ
ングの環状室部分から係合を分離するまで、第１のスト
リツパリングが新たに形成された成形物体とともに運動
する。このことは、第１のストリツパリングがその限ら
れた距離の終端へ移動して、前記厚い環状部分を前記環
状室部分から追い出す際に、生ずることができる。前記
のとおり、この状況における収縮により、前記厚い環状
部分は前記環状室部分から一部移動される。次いで、第
２のストリツパリングの強力な後押し作用により、成形
済の物品および第２のストリツパリングは第１のストリ
ツパリングから移動離隔せしめられ、かくして前記比較
的に厚い環状部分を環状室部分との係合から強制分離せ
しめられる。

前記環状部分が形成される際に押し当る型中子部分より
直径が小さい型中子の部分は前記の厚さの厚い環状部分
が通り抜けねばならない予定の幅の通路を画定するため
少なくともその一部分が前記ストリツパ装置の一部分に
平行であることが好ましい。その結果として熱いプラス
チツク材料がこの環状通路を通ることにより成形される
ことができるので前記厚い環状部分の半径方向の厚さが
精密に制御される。かくして、前記の厚い環状部分の同
心性、はね戻り距離およびそれに類似したものを精密に
制御することができる。

「はね戻り（スプリングバツク）距離」なる術語は前記
の厚い環状部分がある程度収縮に従事した後に、前記環
状室部分から強力に飛び出して自動的に一部突き出た場
合、前記厚い環状部分がこの成形型から完全に係合を分
離された後にわずかにはね戻ることを指している。この
はね戻りの量は精密に制御されねばならないがこの量は
この厚い環状分の半径方向の厚さの関数である。上記の
手段により、この厚い環状部分の半径方向の厚さは精密
に制御可能であり、したがつてその結果として、この成
形型からの取り出し後におけるはね戻り距離もまた精密
に制御されるであろう。したがって、寸法の一様なバケ
ツが提供され、その結果予定の寸法に成形された蓋で容
易に閉鎖されることができる。

このはね戻りの量の制御に関連したその他の因子は環状
室の寸法、型サイクル時間、成形用コンパウンドの種
類、成形型の温度および材料の温度、それに第１と第２
のストリツパリングの冷却水管路内の水温の制御を含ん
でいる。

特定の実施例の説明添付図面において、第１図には本発明の成形型を利用し
て製造される型式の、成形されたプラスチツク製バケツ
10が開示されている。図示されているように、バケツ10
は外方に突出した、比較的に厚い環状のリム12を画定し
ている。さらにそのうえに、リム12から離隔された第２
のフランジ14もまたバケツ10上に配備され且つリブ16が
このフランジを所定位置に保持する。ハンドル18もまた
配備されている。

本発明によれば外方に突出したリム12は外方に突出した
フランジ14の存在にもかかわらず、且つサイドアクシヨ
ンを必要とせずに、バケツ10上に成形されることができ
る。

第２図において、成形型20は相互間に型空洞を画定する
外側型半体22および型中子24の境界を画定している。こ
の型空洞はバケツ形成の過程中に成形用のコンパウンド
を詰め込まれる。型半体22,24は従来の手段により第２
図に示されている成形位置と、成形されたバケツの除去
を許す開放位置との間で動くことができる。

基本的には成形用コンパウンドの提供のため型空洞26と
連通している開口であるスプルー装置28が提供されるこ
とができる。

イリノイ州ニルズのプラスーツール株式会社から利用で
きる既知の技術にしたがつてバケツ取手18と、バケツと
の上記取手の枢動自在な連結装置との一体成形のための
装置30が提供されることができる。

本文に特記されている以外の成形型20の構造上および機
能上の詳細はあり来りのもので先行技術のとおりであ
る。

本発明によれば、型空洞26は本実施例ではこの型空洞内
に成形された各々のバケツ10の外方に突出した、比較的
に厚い環状のリム12を形成するように成形用コンパウン
ドを受入れるための環状の室部分32を画定する。

本実施例では、環状の室32を画定する第１のストリツパ
リング34と、この第１のストリツパリング34の頂部上に
位置決めされた第２のストリツパリング36とからなるス
トリツパ装置が配備されている。第２のストリツパリン
グが型空洞26内に形成されたバケツの第２のフランジ14
に係合するように位置決めされることが理解されること
ができる。

型中子24に関する外側型半体22の運動にほぼ平行な方向
に第１と第２のストリツパリング34、36の運動を案内す
るのに役立つ多数のピン38が配備されている。同様に、
多数の第２のピン40が前記ストリツパリングの周りに分
布されて、第２のストリツパリング36を動かしその結果
第２のフランジ14を後押しすることで、新たに形成され
た成形物体を前記型中子との密接した状態から分離移動
するように油圧装置又はその他の装置により駆動され
る。

代表的にはストリツパリング34,36の有効な作動のた
め、１対の互いに直径的に対向したピン38が対応した１
対の互いに直径的に対向した第２のピン40とともに存在
してもよい。

ストリツパリング34は水冷却管路42を有してもよいしま
たストリツパリング36が水冷却管路44を有してもよい。
外側型半体22および型中子24もまた所望に応じて冷却水
管路を有することができる。この成形型が開放する際の
型中子24からの第１のストリツパリング34の分離を助勢
するため圧縮空気管路46が配備されている。

次に成形装置の作動において、本発明の成形型の成形位
置が第２図に例示されている。型空洞26内の成形用コン
パウンドが予定の温度まで冷却した後に、成形型20が開
かれる。第３図から第５図までの図でこの開放過程の順
次連続した段階が示されている。これ等の図には型空洞
26の環状の室部分32からバケツリム12がいかに取外しで
きるかが示されている。

まず、外側型半体22が型開放位置へ移動され環状突出部
48を第２フランジ14の内側の面との係合から分離する。
だが型空洞26内の新たに成形されたバケツは新たに形成
されたリム12が環状室部分32内に固定されたままである
ので型中子24上の所定位置に固定された状態を維持する
ことが判るであろう。

先行技術においては、バケツリム12の抽出のため、この
時点で側方へ移動し環状室部分32を開放するのに高価な
サイドアクシヨン機構が必要とされるであろう。本発明
によれば、第３図に図示されているように、ストリツパ
リング36が軸40により外方に駆動され、それに一緒にバ
ケツ10を第２のフランジ14にたいする圧力により型中子
との係合から移動分離する。第１のストリツパリング34
は第３図に図示されているようにピン38に沿つて受動的
に滑動し、新たに形成されたバケツリム12との環状室部
分32の係合により担持されている。

図示されているように型中子24は、環状の段部54が分離
されて、環状のリム12が形成される際に押し当たる型中
子部分52より小直径の部分50を画定することが判るであ
ろう。したがつて、バケツ10が第２のストリツパリング
36により外方に移動され且つ第１のストリツパリング34
が同方向に進む際に厚い環状のバケツリム12の内側に空
所ができるので、部分50に沿って内方に縮められる厚
い、環状のリム12はこのシステムの冷却に応答してこの
ことを素早くおこない、第３図に図示されているように
収縮する。

また第４図において、ピン38上に位置決めされた止め輪
56は第１のストリツパリング34の外方運動の範囲を制限
する。図示されているように、ピン38が通り抜けるスト
リツパリング34の腔口58は環状の段部60を画定するがこ
の環状の段部は止め輪56に係合する肩部として役立ち且
つ第１のストリツパリング34の運動を制限する。

しかし、第２のストリツパリング36はそのように制限さ
れず、したがつてロツド40により駆動されるとその前進
を継続し、引続いてバケツ10を型中子24から引き離し続
け、バケツ10の肉厚にされたリム12を環状室部分32から
スナツプ的に自由にする。環状室32の上端縁においてア
ール部あるいは面取り部を画定する環状の、丸味をつけ
られた端縁62の存在がこのことを容易ならしめている。

それと同時に、第４図に図示されているように、部分52
より直径の小さい型中子24の部分63は予定の幅の環状の
通路64を画定するようにストリツパリング34の対向部分
66に平行をなしている。

かくして、今なおわずかに軟化された状態にある、厚い
環状リム12が環状の通路64の厚さに相当する半径方向の
厚さを画定するのに必要とされる形状に成形されること
ができる。この手段により、バケツ10が第５図に図示さ
れているように型中子24から自由にされた場合、バケツ
リム12の精密に画定された厚さがバケツのリムの同心性
およびはね戻り距離に良好な制御を提供する。バケツリ
ム12が環状のチヤンネル64により画定されている位置か
らわずか外方にはじけていることが第５図で判るであろ
う。温度、成形時間、成形型からのバケツの抜き取り速
度およびそれに類似のもののごとき成形作動のパラメー
タの適当な制御により、この成形型の製造されたバケツ
の厚肉の環状リム12はきわめて一様な最終寸法を有する
ことができ、その結果、予定の寸法を有するプラスチツ
ク製のふたで容易に密閉されることができる。

バケツ10の取り出し後に、成形型20は他のシヨツトおよ
び他のバケツの製造のため、再度閉鎖されて第２図に図
示されているような形状にされる。

かくして、本発明の成形型はバケツごとに比較的に一様
な寸法を有するバケツ内に比較的に厚い環状のリム部分
12を生成するのにサイドアクシヨンを必要とせずに作動
することができる。更にその上に、リム上に型別れ線が
発見され無いであろう。このことは蓋とバケツリムとの
間における漏洩の防止に有利である。

以上において本発明の好ましい実施例が例示の目的で述
べられたが本発明の範囲を制限することは企図されてお
らず、特許請求の範囲内で各種の変更を施し得ることは
もちろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の成形型で製造されたバケツの斜視図；
第２図はこの図の右半分と左半分との断面の平面は互い
に90°をなした本発明の成形型の縦断面図；第３図、第
４図および第５図は互いに異なる作動位置にて示された
第２図の成形型の部分の断片の縦断面図である。 10……成形されたプラスチツク製バケツ;12……厚肉の
環状リム;14……第２のフランジ;16……リブ;18……取
手;20……成形型;22……型半体;24……型中子;26……型
空洞;28……スプルー装置;30……一体に成形されたバケ
ツ取手連結装置;32……環状室部分;34……第１のストリ
ツパリング;36……第２のストリツパリング;38……ピ
ン;40……第２のピン;42……水冷却管路;44……水冷却
管路;46……圧縮空気管路;48……環状突出部;50……小
直径部分;52……型中子部分;54……環状の段部;56……
止め輪;58……腔口;60……環状段部;62……環状の丸め
られた端縁;63……型中子部分;64……環状通路;66……
対向部分：

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】閉鎖成形位置と内部成形体の取り出しを可
能にする開放位置との間で型開閉方向に可動であり、間
に型空洞を形成する外側型半体及び型中子と、前記閉鎖
成形位置にある間に成形用コンパウンドを前記型空洞に
充填し得るようにしたスプルー装置とを備えたプラスチ
ック射出成形型において、該プラスチック成形型が、前記成形体のうち外方に突出
する比較的厚い環状部分を形成するように成形用コンパ
ウンドを受け入れるための環状室部分を前記型空洞の一
部として規定しており、新たに形成された成形体を型中子との密接状態から外す
ように押し出すためのストリッパー装置であって、前記
型開閉方向とほぼ平行な方向に可動なものが更に設けら
れており、新たに成形された環状部分が冷える際内方に収縮して型
からの取出しのために前記環状室部分から引き出され得
るように、前記環状部分が該ストリッパー装置によって
押し出される際通る型中子の部分の直径が、該環状部分
が形成される際当たる型中子の部分の直径よりも小さく
形成されているプラスチック射出成形型。
【請求項２】前記環状室部分が前記ストリッパー装置に
より規定され、新たに形成された成形体が前記型中子と
の密接状態から外されるように動かされる際、前記環状
室部分が前記の新たに形成された成形体と一緒に動き得
るように構成された特許請求の範囲第１項に記載の成形
型。
【請求項３】前記ストリッパー装置が、前記環状室を規
定する第一のストリッパーリングと、前記型空洞のうち
第二の外方に突出した部分の一側を規定する第二のスト
リッパーリングと、前記型中子及び外側型半体の移動方
向にほぼ平行な方向への前記第一及び第二のストリッパ
ーリングの移動を案内するためのピン装置と、前記型空
洞のうちの前記第二の外方突出部分によって形成される
成形体の外方突出部を押すことにより前記型中子との密
接状態から外すように新たに形成された成形体を動かす
べく前記第二のストリッパーリングを駆動する装置とを
備えている特許請求の範囲第２項に記載の成形型。
【請求項４】前記第一のストリッパーリングが新たに形
成された成形体と一緒に動いた後で、前記厚い環状部分
と前記環状室部分との係合が解除されるように、前記第
一のストリッパーリングが、前記第二のストリッパーリ
ングの移動長よりも短いある制限された距離だけ、前記
ピン装置上で滑動自在に構成されている特許請求の範囲
第３項に記載の成形型。
【請求項５】前記第一のストリッパーリングが前記制限
された距離の端まで動いても、前記第二のストリッパー
リングが動き続けて、前記厚い環状部分を前記環状室部
分から離すように構成された特許請求の範囲第４項に記
載の成形型。
【請求項６】前記の厚い環状部分の径方向の厚さを精密
に制御して、成形品の同心性、跳ね戻り距離、及びこれ
らに類似の特性を精密に制御すべく、該厚い環状部分が
通過しなければならない所定幅の環状通路を規定するよ
うに、前記型中子の直径の小さい前記部分が前記ストリ
ッパー装置の一部と平行な領域を少なくとも一つ有する
特許請求の範囲第１項に記載の成形型。
【請求項７】前記成形型がバケツを形成するような形状
を有し、前記外方に突出した環状室部分が、成形型のう
ち、バケツのリムを規定する部分に位置している特許請
求の範囲第１項に記載の成形型。
【請求項８】前記成形型がバケツを形成するための成形
型であり、前記環状室部分がバケツの環状リムを形成す
る部分であり、前記成形体のうち外方に突出した環状部
分がバケツのリムになる特許請求の範囲第１項に記載の
成形型。
【請求項９】前記ストリッパー装置が、前記環状室を規
定する第一のストリッパーリングと、前記リムから離間
したバケツの外側フランジ部分を形成すべく前記型空洞
のうち第二の外方に突出した部分の一側を規定する第二
のストリッパーリングと、前記型中子及び前記型空洞の
移動方向にほぼ平行な方向への前記第一及び第二のスト
リッパーリングの移動を案内するためのピン装置と、前
記型空洞のうちの前記第二の外方突出部分によって形成
される成形体の前記外側フランジ部を押すことにより前
記型中子との密接状態から外すように新たに形成された
成形体を動かすべく前記第二のストリッパーリングを駆
動する装置とを備えている特許請求の範囲第８項に記載
の成形型。
【請求項１０】前記第一のストリッパーリングが新たに
形成された成形バケツと一緒に動いた後で前記厚い環状
リムと前記環状室部分との係合が解除されるように、前
記第一のストリッパーリングが、前記第二のストリッパ
ーリングの移動長よりも短いある制限された距離だけ、
前記ピン装置上で滑動自在に構成されており、前記第一
のストリッパーリングが前記制限された距離の端まで動
き、更に、前記第二のストッパーリングが動き続けて、
前記厚い環状リムを前記環状室部分から離すように構成
された特許請求の範囲第９項に記載の成形型。
【請求項１１】第一のストリッパーリングが運動範囲の
終端に達した際に、第二のストリッパーリングの作用に
よる前記環状室部分からのバケツのリムの最終的分離が
容易に行われ得るように、丸められた環状上縁部を、前
記環状室部分が規定している特許請求の範囲第９項に記
載の成形型。
【請求項１２】厚い環状リムの径方向の動きを精密に制
御して、成形品の同心性、跳ね戻り距離、及びこれらに
類似の特性を精密に制御すべく、該厚い環状リムが通過
しなければならない所定幅の環状通路を規定するよう
に、前記型中子の直径の小さい前記部分が前記ストリッ
パー装置の一部と平行な領域を少なくとも一つ有する特
許請求の範囲第９項に記載の成形型。
【請求項１３】成形位置と内部成形体の取り出しを可能
にする開放位置との間で可動であり、間に型空洞を形成
する外側型半体及び型中子と、閉鎖位置にある間に成形
用コンパウンドを前記型空洞に充填し得るようにしたス
プルー装置とを備えたプラスチック射出成形型におい
て、該プラスチック成形型が、新たに形成された成形体を型
中子との密接状態から外すように動かすのを容易にする
ストリッパー装置を備えており、該ストリッパー装置が、前記成形体のうち外方に突出す
る比較的厚い環状部分を形成するように成形用コンパウ
ンドを受け入れるための環状室部分を規定する第一のス
トリッパーリングと、前記型空洞のうち第二の外方に突
出した部分の一側を規定する第二のストリッパーリング
と、前記型中子及び型中空の移動方向にほぼ平行な方向
への前記第一及び第二のストリッパーリングの移動を案
内するためのピン装置と、前記型中空のうちの前記第二
の外方突出部分によって形成される成形体の外方突出部
を押すことにより前記型中子との密接状態から外すよう
に新たに形成された成形体を動かすべく前記第二のスト
リッパーリングを駆動する装置とを備えており、前記第一のストリッパーリングが新たに形成された成形
体と一緒に動いた後で、前記厚い環状部分と前記環状室
部分との係合が解除されるように、前記第一のストリッ
パーリングが、前記第二のストリッパーリングの移動長
よりも短いある制限された距離の運動範囲に沿って、前
記ピン装置上で滑動自在に構成されているプラスチック
射出成形型。
【請求項１４】前記第一のストリッパーリングが前記制
限された距離の端まで動いても、前記第二のストリッパ
ーリングが動き続けて、前記厚い環状部分を前記環状室
部分から離すように構成された特許請求の範囲第13項に
記載の成形型。
【請求項１５】前記型中子の一部分は、前記環状部分が
形成される際当たる型中子の部分よりも直径が小さく、
前記の厚い環状部分の径方向の厚さを精密に制御して、
成形品の同心性、跳ね戻り距離、及びこれらに類似の特
性を精密に制御すべく、該厚い環状部分が通過しなけれ
ばならない所定幅の環状通路を規定するように、前記型
中子の直径の小さい前記部分が前記ストリッパー装置の
一部と平行な表面を有する特許請求の範囲第14項に記載
の成形型。
【請求項１６】前記成形型がバケツを形成するような形
状を有し、前記外方に突出した環状室部分が、成形型の
うち、バケツのリムを規定する部分に位置している特許
請求の範囲第15項に記載の成形型。
【請求項１７】閉鎖成形位置と内部成形体の取り出しを
可能にする開放位置との間で型開閉方向に可動であり、
間に型空洞を形成する外側型半体及び型中子と、前記閉
鎖成形位置にある間に成形用コンパウンドを前記型空洞
に充填し得るようにしたスプルー装置とを備えたプラス
チック射出成形型において、該プラスチック成形型が、前記成形体のうち外方に突出
する比較的厚い環状部分を形成するように成形用コンパ
ウンドを受け入れるための環状室部分を前記型空洞の一
部として規定しており、新たに形成された成形体を型中子との密接状態から外す
ように押し出すためのストリッパー装置であって、前記
型開閉方向とほぼ平行な方向に可動なものが更に設けら
れており、前記環状部分が該ストリッパー装置によって押し出され
る際通る型中子の部分は、該環状部分が形成される際当
たる型中子の部分よりも直径が小さく、前記の厚い環状部分の径方向の厚さを精密に制御して、
成形品の同心性及び跳ね戻り距離を精密に制御すべく、
該厚い環状部分が通過しなければならない所定幅の環状
通路を規定するように、前記型中子の直径の小さい前記
部分が前記ストリッパー装置の部分と平行であるプラスチック射出成形型。
【請求項１８】前記成形型がバケツを形成するような形
状を有し、前記外方に突出した環状室部分が、成形型の
うち、バケツのリムを規定する部分に位置している特許
請求の範囲第17項に記載の成形型。
【請求項１９】新たに成形された環状部分が冷却される
と内方に収縮して成形型からの取出しのために前記環状
室部分から引き出され得るように、前記ストリッパー装
置が、新たな成形体を、冷却しながら、型中子の前記直
径の小さい部分を通って移動させ得るように構成された
特許請求の範囲第18項に記載の成形型。
【請求項２０】型中子に形成された環状段部によって、
型中子の前記直径の小さい部分が、型中子の前記環状室
部分に隣接した前記直径の大きい部分と分けられている
特許請求の範囲第19項に記載の成形型。