JPH0677903U - 鋼帯の蛇行修正装置 - Google Patents

鋼帯の蛇行修正装置

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JPH0677903U
JPH0677903U JP1489593U JP1489593U JPH0677903U JP H0677903 U JPH0677903 U JP H0677903U JP 1489593 U JP1489593 U JP 1489593U JP 1489593 U JP1489593 U JP 1489593U JP H0677903 U JPH0677903 U JP H0677903U
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steel strip
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meandering correction
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JP1489593U
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Inventor
正年 牧平
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JFE Engineering Corp
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JFE Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼帯にかかる張力が小さい場合やルーパー内
で使用できる蛇行修正装置を得る。 【構成】 鋼帯搬送ラインのセンターラインを挟んで配
置され鋼帯面に接触して回転する1対の接触ローラーに
より鋼帯の蛇行を修正する鋼帯の蛇行修正装置におい
て、それぞれの接触ローラーを、接触ローラーのセンタ
ーライン側を軸支端、反センターライン側を自由端とし
て水平方向に回動可能に軸支し、かつ、前記接触ローラ
ーの自由端側が鋼板搬送ラインの下流側に回動するのを
妨げる弾性体を設けた鋼帯の蛇行修正装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鋼帯の連続処理ラインにおいて走行中の鋼帯の蛇行を修正する鋼 帯の蛇行修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鋼帯の連続処理ラインにおいて鋼帯に各種の処理を施す場合、鋼帯の各部位が 常に定められたパスラインを通過することが安定操業を行う上から望ましい。し かしながら、このような鋼帯の処理ラインにおいては、鋼帯の走行速度は600 m/min以上の高速になる場合が多くあるので、時として鋼帯が蛇行すること がある。
【0003】 上述した鋼帯の蛇行は、放置すると蛇行の大きさがだんだん大きくなる傾向が あり、遂には鋼帯が破断するという事態が発生する。このような事態を回避する ため、鋼帯の連続処理ラインにおいては、鋼帯に蛇行が発生すると自動的に蛇行 を修正できる装置が採用されている。
【0004】 図3はこのような蛇行修正装置の一例であるが、この蛇行修正装置は、架台2 1の上に両端を1対の軸受22により回転可能に軸支された接触ローラー23を 、走行中の鋼帯24のセンターラインを挟んで1対配置したものである。それぞ れのローラー23は鋼帯24の下面に接触して回転するとともに、1対のローラ ー23は鋼帯24の進行方向に向かって逆ハの字状の配置になっている。
【0005】 図3においては、蛇行修正装置を通過中の鋼帯24は蛇行していない状態であ るが、鋼帯24が蛇行した場合、すなわち片側(図3では右側)に片寄った場合 、鋼帯24の幅方向の大部分の部位がローラー23aに接触し、ローラー23b に接触する部位はわずかとなる。この結果鋼帯24のローラーから受ける摩擦抵 抗は、鋼帯24の右半分が左半分よりも大きくなるので、鋼帯24は摩擦抵抗の 少ない左側、すなわち元の位置へと戻ろうとする。このような動きは、鋼帯24 が左側に片寄った場合も同じであり、この場合には右側、すなわち元の位置へと 戻ろうとする。鋼帯24が右左いずれに片寄っても、鋼帯24は常に元の位置に 引き戻されるのである。
【0006】 上述したような鋼帯の蛇行修正装置は、当然のことながら鋼帯に張力が付与さ れ、鋼帯がローラーに常に密着していなければならないので、鋼帯に大きな張力 がかからないラインにおいては蛇行修正効果があまり期待できない。そのため、 いろいろなな工夫がなされている。
【0007】 実開昭62−123309号公報に開示されたストリップの蛇行修正装置もそ の一例であり、上述したような低張力の場合に使用される。この蛇行修正装置は 、図4に示すように、接触ローラー31と、鋼帯24の蛇行位置を検出する蛇行 位置検出器32と、この位置信号をもとに接触ローラー31の所要スキュウ角( 鋼帯の幅方向と接触ローラーの長手方向とのなす角度)を演算し、接触ローラー 31のスキュウ角を制御するスキュウ角制御器33と、それぞれの接触ローラー 31に連結した連結稈34と、両方の連結稈34をゆるく連結するアーム35と 、アーム35をピン36の回りに回動させる油圧シリンダ37とから構成され、 油圧シリンダ37のピストンロッドのストローク量は、前記スキュウ角制御器3 3により制御される。すなわち、この修正装置においては、蛇行量が大きくなる とスキュウ角を大きくして、蛇行を修正しようとするものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の実開昭62−123309号公報に開示されたストリッ プの蛇行修正装置は、油圧シリンダをを用いて蛇行を修正するようにしているた め装置が複雑となり、かつ特別の制御装置を必要とする等の問題点があった。
【0009】 この考案は、従来技術の上述のような問題点を解消するためになされたもので あり、鋼帯にかかる張力が小さい状態でも蛇行修正作用があり、かつ簡単で安価 に構成できる鋼帯の蛇行修正装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る鋼帯の蛇行修正装置は、鋼帯搬送ラインのセンターラインを挟 んで配置され鋼帯面に接触して回転する1対の接触ローラーにより鋼帯の蛇行を 修正する鋼帯の蛇行修正装置において、それぞれの接触ローラーを、接触ローラ ーのセンターライン側を軸支端、反センターライン側を自由端として水平方向に 回動可能に軸支し、かつ、前記接触ローラーの自由端側が鋼板搬送ラインの下流 側に回動するのを妨げる弾性体を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】
この鋼帯の蛇行修正装置の1対の接触ローラーに接触しながら走行している鋼 帯は、蛇行していないときには接触ローラーとの間の摩擦力は小さいので、弾性 体反発力に打ち勝って接触ローラーを旋回軸を中心として、鋼帯の進行方向に旋 回させようとする力は働かない。
【0012】 鋼帯が蛇行してどちらか一方の接触ローラーの方に片寄ると、鋼帯の片寄った ほうの接触ローラーは、今までよりも鋼帯との接触面積が増えるので、鋼帯との 間の摩擦力が増大する。そして、この摩擦力がバネの反発力よりも大きくなると 、この接触ローラーの自由端側は弾性体の反発力に逆らって、旋回軸を中心とし て鋼帯の進行方向に回動する。
【0013】 接触ローラーの自由端側が鋼帯の進行方向に旋回すると、接触ローラーと鋼帯 とのスキュウ角が大きくなり、鋼帯をセンターラインに引き戻そうとする分力が 作用し、鋼帯はセンターライン側に移動する。そして、鋼帯がセンターライン側 に移動すると、接触ローラーに作用する摩擦力は小さくなり、接触ローラーの自 由端側は弾性体に押されて鋼帯の進行方向とは反対方向に旋回し、元の状態に復 帰する。
【0014】
【実施例】
本考案の実施例の鋼帯の蛇行修正装置を図1により説明する。図1(a)はこ の蛇行修正装置の平面図、図1(b)はこの蛇行修正装置の正面図である。 この蛇行修正装置は、鋼帯24のセンターラインを挟んで配置され鋼帯24の 裏面に接触して回転する1対の接触ローラー1と、それぞれの接触ローラー1の センターライン寄りの軸受2を中心として接触ローラー1を水平方向に旋回させ るために、基板3上に水平方向に回動可能に設けられたの旋回軸4と、それぞれ の接触ローラー1の反センターライン側の軸受5のライン下流側側面に、接触ロ ーラー1に水平方向の反発力を付与するように配置したバネ6とが主構成要件と して構成されている。
【0015】 上述した蛇行修正装置の接触ローラー1の旋回機構について詳述すると、接触 ローラー1がバネ6の弾性力に打ち勝って、旋回軸4を中心として旋回するとき 、反センターライン側の軸受5の下方に設けた逆T字型のシュー7が、基板3上 に設けたガイド8に沿って、基板3上をスライドするようになっている。また軸 受5のバネ6がある側とは反対側にはストッパー9が配置してあり、接触ローラ ー1が必要以上に旋回しないようになっている。
【0016】 次に、この蛇行修正装置により鋼帯24の蛇行が修正される状況を説明すると 、この蛇行修正装置の1対の接触ローラー1は、図2の実線に示すように鋼帯2 4が蛇行していないときは、一定のスキュー角(θ1 )を持って鋼帯24の進行 方向に対して正しい逆ハの字状の状態を保っている。鋼帯24が2点鎖線のよう に蛇行すると、1対の接触ローラー1のうちの接触ローラー1aにかかる接触抵 抗は今までよりも大きくなり、遂には接触抵抗によりバネ6を圧縮させようとす る力がバネ5の弾性力を上回り、接触ローラー1aは旋回軸4を中心として、バ ネ6を圧縮しながら鋼帯24の進行する方向に旋回する。この結果接触ローラー 1aのスキュー角は、接触ローラー1bのスキュー角がθ1 を維持しているにも かかわらず、θ2 と大きくなる。
【0017】 そして、スキュー角が大きくなったことにより、鋼帯24にはラインセンター 方向に引き戻そうとする力がかかり、鋼帯24はラインセンター方向に移動する 。鋼帯24が移動すると、接触ローラー1aに作用する接触抵抗は小さくなり、 バネ6を圧縮している力が減少するので、接触ローラー1aは鋼帯24の進行方 向とは逆方向に旋回し、ストッパー9に当たって止まり、接触ローラー1aのス キュー角は元のθ1 に戻る。
【0018】 上述した蛇行修正装置による鋼帯24の蛇行修正動作は、鋼帯24が接触ロー ラー1b方向に蛇行したときも同様であり、鋼帯は常にラインのセンターを通る ように修正される。
【0019】 なお、本実施例ではライン下流側に圧縮力に対して反発力をあたえるバネを使 用したが、ライン上流側に引張力に対して反発するバネを使用し、接触ロールの 反センター側を引っ張るようにしても同様の効果が得られる。また、本実施例で は、接触ローラー1のセンターライン寄りの軸受2を中心として接触ローラー1 を水平方向に旋回させるているが、回動の軸は、鋼板が蛇行して接触ロールとの 摩擦力が大きくなったときに接触ロールの反センター側が搬送ラインの下流側に 回動する範囲で任意に選定することができる。 また、弾性体の弾性力を調節することにより、鋼帯に小さい張力しかかからな いラインにも適用することができる。
【0020】
【考案の効果】
この考案により、鋼帯にかかる張力が小さい状態でも蛇行修正作用があり、か つ簡単で安価に構成できる鋼帯の蛇行修正装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の実施例の蛇行修正装置の平面
図、(b)は本考案の実施例の蛇行修正装置の正面図で
ある。
【図2】本考案の実施例の蛇行修正装置の動作を説明す
る説明図である。
【図3】従来の蛇行修正装置の平面図である。
【図4】従来の他の蛇行修正装置の説明図である。
【符号の説明】
1a 接触ローラー 1b 接触ローラー 2 軸受 3 基板 4 旋回軸 5 軸受 6 バネ 7 シュー 8 ガイド 9 ストッパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼帯搬送ラインのセンターラインを挟ん
    で配置され鋼帯面に接触して回転する1対の接触ローラ
    ーにより鋼帯の蛇行を修正する鋼帯の蛇行修正装置にお
    いて、それぞれの接触ローラーを、接触ローラーのセン
    ターライン側を軸支端、反センターライン側を自由端と
    して水平方向に回動可能に軸支し、かつ、前記接触ロー
    ラーの自由端側が鋼板搬送ラインの下流側に回動するの
    を妨げる弾性体を設けたことを特徴とする鋼帯の蛇行修
    正装置。
JP1489593U 1993-03-29 1993-03-29 鋼帯の蛇行修正装置 Pending JPH0677903U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005334949A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Jfe Steel Kk 鋼板の蛇行防止方法およびルーパ設備
IT201700101273A1 (it) * 2017-09-11 2019-03-11 Giorgio Cafarelli Impianto di produzione e trasformazione di nastri metallici

Cited By (3)

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JP2005334949A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Jfe Steel Kk 鋼板の蛇行防止方法およびルーパ設備
JP4595388B2 (ja) * 2004-05-28 2010-12-08 Jfeスチール株式会社 鋼板の蛇行防止方法およびルーパ設備
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