JPH0677837A - サンプリング周波数変換に基づくデータ出力装置における変換周波数比演算装置 - Google Patents

サンプリング周波数変換に基づくデータ出力装置における変換周波数比演算装置

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JPH0677837A
JPH0677837A JP24733292A JP24733292A JPH0677837A JP H0677837 A JPH0677837 A JP H0677837A JP 24733292 A JP24733292 A JP 24733292A JP 24733292 A JP24733292 A JP 24733292A JP H0677837 A JPH0677837 A JP H0677837A
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JP24733292A
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Inventor
Ri Kiyo
俐 許
Takahiro Asai
孝弘 浅井
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路の簡素化、集積化、低コスト、低消費電
力及び小型化を実現し、DSPのメモリ容量を低減す
る。 【構成】 出力サンプリングクロック13の周期をn倍
するディジタルカウンタ(メモリ2)と、前記n倍され
た出力サンプリングクロック13の周期に基づき、入力
サンプリングクロック11の入力回数をカウントする入
出力割り込み回数カウンタ(メモリ2)と、前記カウン
タによりカウントされた数値から、サンプリング周波数
比を演算する周波数演算手段(DSP1)と、サンプリ
ング周波数比と入力サンプリングクロック11とから出
力位相を演算する出力位相演算手段(DSP1)と、出
力位相値と入力データ12とから、出力データ14を演
算するデータ演算手段(DSP1)とからなり、これら
各手段より、ディジタル信号のサンプリング周波数を非
同期の異なるサンプリング周波数に変換したときの周波
数比を計測し、入力サンプリングクロック11のタイミ
ングと周波数比から出力位相を求め、出力位相の出力デ
ータ14を算出して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル信号のサン
プリング周波数を非同期の異なるサンプリング周波数に
変換するサンプリング周波数変換装置に関し、特に、D
SPを用いてD/D変換方式によりサンプリング周波数
変換に基づくデータ出力装置における変換周波数比演算
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CATVシステムにおけるディジ
タル音楽放送サービスのニーズが高まっているが、CD
やDAT等のメディアをそのままCATVシステムに通
すことができない。なぜなら、元のアナログ信号(音楽
信号)をディジタル化するときのサンプリング周波数が
CATVシステムのサンプリング周波数と異なっている
からである。たとえ、サンプリング周波数が同一であっ
ても、位相にずれがある場合は、他の信号と多重化する
ことができない。したがって、CD等のメディアの情報
を各家庭に送るためには、放送センターからの周波数の
クロックに同期させなければならない。
【0003】ディジタル信号のサンプリング周波数を非
同期の異なるサンプリング周波数に変換し、変換後のサ
ンプリング周波数によってディジタル信号を送信するに
は、変換前後のサンプリング周波数比を計測し、このサ
ンプリング周波数比により出力位相を求め、更にこの出
力位相から出力データを演算することにより求める方法
が用いられている。
【0004】従来のサンプリング周波数変換比測定装置
としては、例えば、特開昭62−101112、特開昭
61−204700等に示されているようなカウンター
等のハードウエアにより構成される装置がある。
【0005】この、カウンター等のハードウエアにより
構成される装置の一例を図11に示す。この装置は、フ
ェーズロックループ(以下「PLL回路」とする。)1
01と、カウンター102と、分周器103とを有して
いる。
【0006】この装置では、入力サンプリングクロック
111は、PLL回路101において、周波数f1 がm
倍の周波数mf1 のクロック113とされ、カウンター
102を駆動する。一方、出力サンプリングクロック1
12は、分周器103において、本来の周期のn倍のク
ロック114とされ(周波数f2 がf2/nとされ)、カ
ウンター102のラッチ端子に入力される。なお、出力
サンプリングクロック112は、例えば、図示しない周
波数変換装置によって出力される。このように、入力サ
ンプリングクロック111と、出力サンプリングロック
112とがカウンター102に入力されることにより、
カウンター102の出力端子から、1/mnの誤差のサ
ンプリング周波数比115を求めることができる。
【0007】図11において、分周器103を使用しな
いときのタイムチャートを図12に示す。変換前のサン
プリングクロック信号は、PLL回路101によりサン
プリング周波数の整数倍(例えば128倍)のクロック
113に復調され、1回の計測におけるサンプリング周
波数比は、入力クロック113対出力サンプリングクロ
ック112の比で求められる。 例えば、入力サンプリ
ングクロック111のm倍の入力クロック113を用い
た場合、1回の計測におけるサンプリング周波数比の誤
差は1/mとなる。したがって、図11のように、PL
L101及び分周器103を使用すると、図13に示す
ように、出力サンプリングクロック112の周期のn倍
の期間で入力クロック113をカウントすることによ
り、サンプリング周波数比の誤差は1/mnとなる。
【0008】データ出力装置では、周波数f1 の入力ク
ロックと、このようにして求められた周波数比から出力
位相を求め、その出力位相における出力データを演算し
て出力する。
【0009】一方、出力サンプリングクロックを出力で
きるDSPを中心にして構成される装置を図14に示
す。この装置は、PLL101と、波形処理回路104
と、カウンター102と、ラッチバッファ105と、ア
ドレスエンコーダー106と、DSP107と、メモリ
ー108とを有している。なお、図11に示した分周器
112は、DSP107のソフトウエアで実現してい
る。
【0010】この装置においては、次に示すようにして
サンプリング周波数比を計測する。まず、PLL102
により得られた入力サンプリングクロック111のm倍
のクロック113(f1 →mf1 )が、カウンター10
2に入力される。一方、分周された周波数f2/nの出力
サンプリングクロック112は、波形処理回路104を
経て、カウンター102のラッチ端子に入力される。そ
して、DSP107は、入力サンプリングクロック11
1と、カウンター102によって計測した入出力サンプ
リング周波数比115に基づいて出力位相を演算し、入
力データ116からこの出力位相における出力データ1
17を計算し、出力サンプリングクロック112を割り
込み信号とするタイミングにしたがって出力データ11
7を出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サンプリング周波数変換比測定装置では、フィードバッ
ク制御を必要とするPLL回路を用いているため、回路
が複雑となり、安定性が低く、調節しにくいものであっ
た。また、DSPを使用した装置では、ラッチバッファ
等のハードウエアが必要であるため、装置のコスト、消
費電力、サイズ等に問題があり、更に、膨大なメモリー
容量が必要であった。なお、メモリ容量に関する問題点
は、後で詳しく説明する。
【0012】したがって、本発明の目的は、PLL回路
を省略可能にして回路を簡素化し、かつ、回路の安定性
を改善したサンプリング周波数変換に基づくデータ出力
装置における変換周波数比演算装置を提供することにあ
る。
【0013】また、他の目的は、DSPのソフトウエア
を利用することにより、回路を集積化し、低コスト、低
消費電力、小型化を実現したサンプリング周波数変換に
基づくデータ出力装置における変換周波数比演算装置を
提供することにある。
【0014】更に、他の目的は、DSPのソフトウエア
を使用するために要求されるメモリーの容量を低減した
サンプリング周波数変換に基づくデータ出力装置におけ
る変換周波数比演算装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するため、第1のサンプリング周波数によっ
てサンプリングされた入力データに基づいて、前記第1
のサンプリング周波数が周波数変換された第2のサンプ
リング周波数によりサンプリングされた出力データを発
生するデータ出力装置において、前記第1及び第2のサ
ンプリング周波数の周波数比を演算する周波数比演算手
段と、前記第1のサンプリング周波数のクロックタイミ
ングと前記周波数比に基づいて、前記出力データの出力
位相を演算する出力位相演算手段と、前記出力位相にお
ける前記出力データを演算する出力データ演算手段とを
含み、前記周波数比演算手段は、前記第2のサンプリン
グ周波数の周期をn倍(nは正の整数)して得られたn
倍周期の期間内における前記第1のサンプリング周波数
のクロック計測数に基づいて、前記周波数比を演算する
構成を有することを特徴とするサンプリング周波数変換
に基づくデータ出力装置における変換周波数比演算装置
を提供する。
【0016】
【作用】出力サンプリングクロック(第2のサンプリン
グ周波数)の周期を分周手段によりn倍する。この分周
手段によりn倍された出力サンプリングクロックの周期
に基づき、入力サンプリングクロック(第1のサンプリ
ング周波数)の入力回数をカウント手段によりカウント
する。そして、カウント手段でカウントされた数値か
ら、周波数比演算手段によりサンプリング周波数比を演
算する。その後、サンプリング周波数比から出力位相演
算手段により出力位相を演算し、出力位相演算値と入力
サンプリングクロックを用い、別に入力された入力デー
タからデータ演算手段で出力データを演算する。
【0017】本発明では、ハードウエアのカウンタを用
いないで周波数比を演算する。入力サンプリングクロッ
クはm倍されることなく(m=1)DSPに入力され
る。入力サンプリングクロックは、DSP内において
(あるいは、他の周波数変換装置を使用しても良い)出
力サンプリングクロックに周波数変換される。出力サン
プリングクロックは、周期をn倍されてn倍周期信号を
発生する。このn倍周期の信号が出力される度に、メモ
リの出力カウンタ領域がプラス1づつインクリメントさ
れる。このn倍周期内において、入力サンプリングクロ
ックが計数され、その計数値がメモリの入力カウンタ領
域にストアされる。このようにして、N回の計測が繰り
返して行われ、N回の平均値が算出され、この平均値か
ら、周波数比が算出される。
【0018】具体的には、入力サンプリングクロック
は、日本電子機械工業会規格EIAJ.CP−340の
規格により、32KHz、44.1KHz、48KHz
の3種類の周波数を採り得る。この周波数の入力サンプ
リングクロックが、例えば、48KHzの出力サンプリ
ングクロックに変換される。48KHzの出力サンプリ
ングクロックの周期がn倍され、そのn倍周期内に到来
する入力サンプリングクロックのクロックを計測して、
メモリにストアする。この計測には、ハードウエアのカ
ウンタは使用されず、メモリの内容を1クロックにつ
き、プラス1づつインクリメントすれば良い。したがっ
て、ソフトウエアによって周波数比を算出することがで
きる。
【0019】
【実施例1】以下、本発明の実施例を図面を参照にしつ
つ詳細に説明する。図1には、本発明に係る一実施例の
構成を示すブロック図が示されている。本実施例に係る
装置は、DSP1と、メモリ2と、プログラムROM3
とを有している。DSP1は、プログラムROM3のプ
ログラムに基づいて動作する周波数比演算手段と、位相
演算手段と、データ演算手段とを内部に有している。メ
モリー2は、入力割り込み回数を計測する入力割り込み
回数カウンタ領域2aと、出力割り込み回数を計測する
出力割り込み回数カウンタ領域2bと、サンプリング周
波数比領域2cと、ディジタルカウンタ(分周器)領域
2dとからなっている。
【0020】図2は、本実施例の構成の一部をブロック
図化したものである。図2のカウンタ3は、図1に示さ
れているメモリ2の入力割り込み回数カウンタ領域2a
と、出力割り込み回数カウンタ領域2bに対応してい
る。また、分周器4は、メモリ2のディジタルカウンタ
2dに対応している。
【0021】次に、本装置の動作を図3の出力サンプリ
ング周波数比測定の動作を示すフローチャートに基づき
説明する。
【0022】まず、S1において、入力割り込み回数カ
ウンタ領域2aと出力割り込み回数カウンタ領域2b
で、入力サンプリングクロック11と、分周器4でその
周期がn倍された出力サンプリングクロック13がそれ
ぞれカウントされる。カウントの方法は、入力サンプリ
ングクロック信号11の割り込みがあると、入力割り込
み回数カウンタ3の値をプラス1だけインクリメント
し、出力サンプリングクロック111の割り込みがある
と、出力割り込み回数カウンタ3の値をプラス1だけイ
ンクリメントするようにDSP1がプログラム制御を行
う。
【0023】S2で、出力サンプリングクロック13と
入力サンプリングクロック11の入力回数から、サンプ
リング周波数比を演算する。すなわち、出力クロック1
3の周期に基づいて定められたn倍周期に相当する単位
計測時間(以下「単位計測時間」という。)内の上記入
力側と出力側とのカウント値の比を、DSP1に演算さ
せることによりサンプリング周波数比を演算する。
【0024】ここで、図4は、単位計測時間における入
力サンプリングクロック11の入力の様子を示してい
る。本実施例においては、入力クロックにm=1のも
の、すなわち、周波数f1 の入力サンプリングクロック
11を直接用い、一方、出力サンプリングクロック13
は、分周手段3によりその周期がn倍となるように分周
されたもの(f2 /n)を用いている。
【0025】この両クロック11、13は、図4からも
分かるように、非同期のクロックである。そのため、サ
ンプリング周波数比の測定の誤差を最小限にするために
は、入力サンプリングクロック11にm=1のものを用
いた関係上、出力サンプリングクロック13の周期をn
倍することが重要である。具体的には、215回の出力ク
ロック13ごと、すなわち、32768回の出力クロッ
ク13ごとに入力クロック11をカウントすることにす
れば、測定の誤差は2-15 となる。
【0026】S3では、上記で求めたサンプリング周波
数比をメモリ2に送り、出入力サンプリング周波数比領
域2cに記憶されているサンプリング周波数比を最新の
周波数比で更新する。このように、更新が必要なのは、
入力サンプリングクロック11と出力サンプリングクロ
ック13とが非同期のクロックであるからであり、その
更新の方法を以下に示す。
【0027】まず第一の方法は、図5に示すように、N
回の計測値21の和を、入力カウンターと出力カウンタ
ーのそれぞれに取り込み、この値を前回の値の代わりと
して用いるというものである。したがって、この方法に
よれば、入力カウンターと出力カウンターをそれぞれ1
つ設けるだけで済むことになる。
【0028】第二の方法は、図6に示すように、1回の
計測値を取り込んで、N回前の計測値を押し出し捨て、
同時にN回の値の和を修正するというものである。した
がって、この方法では、N回の計測値を記憶するため
に、Nワードのメモリーが必要となる。例えば、327
68回を平均化するためには、32kByteのメモリ
ー容量が必要である。このようなメモリーの使用は、容
量が大きすぎるため、回路のコスト、サイズの増大につ
ながる。
【0029】そこで、本実施例では、1回の計測値のビ
ット数に応じて1ワードのメモリーを複数のユニットに
分割して使用する方法を採用した。例えば、前述したよ
うにEIAJ.CP−340標準によれば、ディジタル
オーディオ信号のサンプリング周波数は、32kHz、
44.1kHz、48kHzの3種類がある。これらの
サンプリング周波数を48kHzの出力サンプリング周
波数に変換する場合について検討する。
【0030】図7に示すように、48kHzの出力クロ
ック13より低い周波数の32kHz、44.1kHz
の入力クロック11を計測する場合においては、出力ク
ロック13より入力クロック11の周期が長いため、出
力クロック13の1周期の時間内の入力クロック11の
割り込み回数は、0回または1回である。したがって、
計測値は、1か0ということになる。
【0031】一方で、図8に示すように、入出力サンプ
リングクロック11、13がともに48KHzであって
も、微小な位相ジッタが存在するため、1回の計測期間
に2回の入力クロック11の割り込みが発生し、計測値
が2となることがある。この場合においては、1回の計
測値の最大値は2である。したがって、最大値2の数値
を記憶するためには2ビットがあれば良い。そこで、メ
モリーを2ビットのユニットに分割して使用することが
可能である。例えば、図9に示すように、メモリー2の
データ幅は16ビットであるとすると、2ビットずつで
8つのユニットに分割して、8回の計測値を保存でき
る。これによって、メモリーの必要な容量が、上記の3
2kByteに比べ1/8の4kByteとすることが
できる。
【0032】次に、図10の出力データ演算動作を示す
フローチャートに基づき説明する。S1で、上記サンプ
リング周波数比と入力サンプリングクロック11とから
出力位相差φt を演算する。入力サンプリングクロック
11と出力サンプリングクロック13は非同期のクロッ
クであるため、出力データを演算するためには、先に求
めたサンプリング周波数比から、入力サンプリングクロ
ック11と出力サンプリングクロック13との位相差を
演算することが必要となる。そのため、メモリ2から先
の出入力サンプリング周波数比を呼び出し、入力サンプ
リングクロック11の位相に基づいて、次に到来する出
力サンプリングクロック13のクロックの位相φt を算
出する。
【0033】S2で、上記位相差φt に基づき出力デー
タDOUT を演算する。
【0034】S3、S4で、出力サンプリングクロック
13の割り込みがあったときは、DSPから出力データ
OUT が出力される。
【0035】再び、図1に戻ると、入力サンプリングク
ロック11で、サンプリングされた入力データ(DIN
12は、DSPで出力データ(DOUT )14に変換され
る。この変換は、出力サンプリングクロック13の出力
位相φt が算出されれば、ディジタル信号処理技術に基
づくD−D(ディジタル─ディジタル)方式により行わ
れる。
【0036】もちろん、D−D方式に代えて、ディジタ
ル信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号から再度
ディジタル信号に再変換するD/A−A/D方式を採用
しても差し支えない。しかし、本発明では、高速動作が
可能なDSPを使用しているのでD−D方式を採用する
ことが好ましい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るサンプリン
グ周波数変換に基づくデータ出力装置における変換周波
数比演算装置によれば以下の効果を奏する。 (1)入力クロックにサンプリングクロックを直接用い
たため、PPL回路が不要となり、回路の安定性が改善
される。
【0037】(2)DSPのソフトウエアを利用するこ
とにより、回路を集積化し、低コスト、低消費電力、小
型化を実現することができる。
【0038】(3)サンプリング周波数比の記憶領域を
1回の計測値のビット数に応じて1ワードのメモリーを
複数のユニットに分割して使用しているので、DSPの
ソフトウエアを使用するために要求されるメモリーの容
量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の構成の一部をブロック図で
示したものである。
【図3】本発明の一実施例における出入力サンプリング
周波数比の測定を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例における入力サンプリングク
ロックと周期をn倍した出力サンプリングクロックとの
関係を示したものである。
【図5】N回の入力クロックのカウンター値の和を取り
込むアップデート方式を示したものである。
【図6】入力カウンター値を1回ずつ取り込んで和を修
正するアップデート方式を示したものである。
【図7】本発明の一実施例における1回の計測時間の入
力サンプリングクロックと出力サンプリングクロックと
の関係を示したものである。
【図8】本発明の一実施例における1回の計測時間の入
力サンプリングクロックと出力サンプリングクロックと
の関係を示したものである。
【図9】本発明の一実施例におけるDSP1のメモリー
を複数のユニットに分割して、計測値を保存した様子を
示したものである。
【図10】本発明の一実施例における出力データ演算手
段を示すフローチャートである。
【図11】従来のハードウエアにより構成されるサンプ
リング周波数変換装置における、サンプリング周波数比
の演算部を示すブロック図である。
【図12】従来の装置において、周波数をm倍した入力
サンプリングクロックと出力サンプリングクロックとの
関係を示す。
【図13】従来の装置において、周波数をm倍にした入
力サンプリングクロックと周期をn倍した出力サンプリ
ングクロックとの関係を示す。
【図14】従来の装置におけるDSPを含む構成のサン
プリング周波数変換器のブロック図である。
【符号の説明】 1 DSP 2 メモリ 2a 入力割り込み回数カウンタ領域 2b 出力割り込み回数カウンタ領域 2c サンプリング周波数比領域 2d ディジタルカウンタ領域 3 カウンター 4 分周器 11 入力サンプリングクロック 12 サンプリング周波数変換前のデ を整数倍したクロック ィジタルデータ 13 出力サンプリングクロック 14 サンプリング周波数変換後のデ ィジタルデータ 15 DSPのデータパス 16 DSPのアドレスパス 21 周波数比計測値のデータ列 22 n回の周波数計測値による 周波数比の平均値 31 1ワードのDSPメモリ 32 1ワードのDSPメモリの ビット番号 33 1回の周波数計測による カウンタ値 101 PLL回路 102 カウンター 103 分周器 104 波形処理回路 105 ラッチバッファ 106 アドレスエンコーダー 107 DSP 108 メモリ 111 入力サンプリングクロック 112 出力サンプリングクロック 113 入力サンプリングクロックを 114 出力サンプリングクロックを 整数倍したクロック n倍に分周したクロック 115 計測されたサンプリング周波 116 入力データ 数比の値 117 サンプリング周波数が変換さ 118 DSPのデータバス れた出力データ 119 DSPのアドレスバス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のサンプリング周波数によってサン
    プリングされた入力データに基づいて、前記第1のサン
    プリング周波数が周波数変換された第2のサンプリング
    周波数によりサンプリングされた出力データを発生する
    データ出力装置において、 前記第1及び第2のサンプリング周波数の周波数比を演
    算する周波数比演算手段と、 前記第1のサンプリング周波数のクロックタイミングと
    前記周波数比に基づいて、前記出力データの出力位相を
    演算する出力位相演算手段と、 前記出力位相における前記出力データを演算する出力デ
    ータ演算手段とを含み、 前記周波数比演算手段は、前記第2のサンプリング周波
    数の周期をn倍(nは正の整数)して得られたn倍周期
    の期間内における前記第1のサンプリング周波数のクロ
    ック計測数に基づいて、前記周波数比を演算する構成を
    有することを特徴とするサンプリング周波数変換に基づ
    くデータ出力装置における変換周波数比演算装置。
  2. 【請求項2】 前記周波数比演算手段、前記出力位相演
    算手段及び前記出力データ演算手段は、ディジタルシグ
    ナルプロセッサ(Digital Signal Pr
    ocessor、以下「DSP」という。)内に含ま
    れ、 前記DSPは、前記第1及び第2のサンプリング周波数
    のクロックを割り込み信号として受け入れ、 前記DSP内に含まれる前記周波数比演算手段は、前記
    割り込み信号を入力したとき、ハードウエアのカウンタ
    を使用しないで、所定のプログラムの動作により、前記
    周波数比の演算を行う構成の請求項第1記載のサンプリ
    ング周波数変換に基づくデータ出力装置における変換周
    波数比演算装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数比演算手段は、前記クロック
    計測数をN回(Nは正の整数)にわたって計測してメモ
    リにストアし、N回の前記クロック計測数の平均値に基
    づいて前記周波数比の演算を行う構成の請求項第2記載
    のサンプリング周波数変換に基づくデータ出力装置にお
    ける変換周波数比演算装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリは、所定のメモリ領域をN分
    割され、前記N個の前記クロック計測数をストアするN
    個のメモリ分割領域を有し、前記N個のメモリ分割領域
    は、前記クロック計測数の最大値に応じたビット数によ
    って構成される請求項第3記載のサンプリング周波数変
    換に基づくデータ出力装置における変換周波数比演算装
    置。
JP24733292A 1992-08-24 1992-08-24 サンプリング周波数変換に基づくデータ出力装置における変換周波数比演算装置 Pending JPH0677837A (ja)

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JP24733292A JPH0677837A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 サンプリング周波数変換に基づくデータ出力装置における変換周波数比演算装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007530917A (ja) * 2003-07-11 2007-11-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 改善された周波数決定
JP2018092392A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 セイコーエプソン株式会社 電子機器、物理量検出装置、プログラム及びサンプリングレート変換方法

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