JPH0677751B2 - ディープシャフトの運転方法 - Google Patents
ディープシャフトの運転方法Info
- Publication number
- JPH0677751B2 JPH0677751B2 JP1338070A JP33807089A JPH0677751B2 JP H0677751 B2 JPH0677751 B2 JP H0677751B2 JP 1338070 A JP1338070 A JP 1338070A JP 33807089 A JP33807089 A JP 33807089A JP H0677751 B2 JPH0677751 B2 JP H0677751B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deep shaft
- riser
- circulation
- cross
- sectional area
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、低濃度の汚水処理に適用されるディープシャ
フトの運転方法に関する。
フトの運転方法に関する。
[従来の技術] 従来のディープシャフトの概略構成を第3図に示す。図
において、1はディープシャフトの外筒、2は内筒、3
はヘッドタンク、4は循環流を発生させるためのライザ
ー散気管、5は曝気用空気の吹き込みを行うためのダウ
ン散気管、6は外筒1と内筒2の間の通路すなわちライ
ザー、7は内筒2内の通路すなわちダウンカマーであ
る。
において、1はディープシャフトの外筒、2は内筒、3
はヘッドタンク、4は循環流を発生させるためのライザ
ー散気管、5は曝気用空気の吹き込みを行うためのダウ
ン散気管、6は外筒1と内筒2の間の通路すなわちライ
ザー、7は内筒2内の通路すなわちダウンカマーであ
る。
上記のディープシャフトにおいて、原水を供給し、まず
ライザー散気管4よりライザー6に地上より数十m下方
で空気を吹き込むと、エアリフト効果により図示矢印の
ごとく循環流が形成される。
ライザー散気管4よりライザー6に地上より数十m下方
で空気を吹き込むと、エアリフト効果により図示矢印の
ごとく循環流が形成される。
循環流が安定したのち、次にダウン散気管5よりダウン
カマー7に空気を吹き込む。このとき気泡の上昇速度よ
りも下降流速が大きいので、気泡はディープシャフト底
部まで引き込まれ、反転してライザー6内を上昇する。
そして、ダウンカマー7とライザー6の空隙率(液中に
おける気体部分の比率)の差によってみかけの比重差が
生じ、循環流が維持され定常循環となる。
カマー7に空気を吹き込む。このとき気泡の上昇速度よ
りも下降流速が大きいので、気泡はディープシャフト底
部まで引き込まれ、反転してライザー6内を上昇する。
そして、ダウンカマー7とライザー6の空隙率(液中に
おける気体部分の比率)の差によってみかけの比重差が
生じ、循環流が維持され定常循環となる。
ディープシャフトの運転では、下降流速vDはvD≧1.
2m/sec,上昇流速vRはvR≧0.7m/secを維持するよう
基準が定められている。これらの基準値は下降流速の場
合、気泡を同伴させる必要のためであり、上昇流速の場
合、ディープシャフトの底部に砂、石等が堆積するのを
防止するためである。この場合において、ダウンカマー
断面積SD対ライザー断面積SRの面積比は普通1:1.5
〜3に設計されている。
2m/sec,上昇流速vRはvR≧0.7m/secを維持するよう
基準が定められている。これらの基準値は下降流速の場
合、気泡を同伴させる必要のためであり、上昇流速の場
合、ディープシャフトの底部に砂、石等が堆積するのを
防止するためである。この場合において、ダウンカマー
断面積SD対ライザー断面積SRの面積比は普通1:1.5
〜3に設計されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、低濃度の下水等の汚水処理において、循環のた
めに必要な空気量が酸素供給に必要な空気量を上回るよ
うな運転方法はエネルギーの浪費となる。
めに必要な空気量が酸素供給に必要な空気量を上回るよ
うな運転方法はエネルギーの浪費となる。
そこで、このような場合の一方策として、内筒2の断面
積を小さくする方法が考えられる。例えば、SD:SR=
1:9に設計する。
積を小さくする方法が考えられる。例えば、SD:SR=
1:9に設計する。
この方法によれば、ダウンカマー7の循環流量が減るの
で、循環のために必要な空気量を減少させることができ
る。
で、循環のために必要な空気量を減少させることができ
る。
しかしながら、下降流速vDとして最小限vD=1.2m/s
ecとすると、このとき上昇流速vR=0.13m/secとなっ
て上記基準値を満たさなくなり、砂等の堆積防止ができ
なくなる。
ecとすると、このとき上昇流速vR=0.13m/secとなっ
て上記基準値を満たさなくなり、砂等の堆積防止ができ
なくなる。
そこで本発明は、低濃度の汚水処理に適用され、かつ砂
等の堆積防止をはかりつつ省エネルギーの運転となるデ
ィープシャフトの運転方法を提供することを目的とす
る。
等の堆積防止をはかりつつ省エネルギーの運転となるデ
ィープシャフトの運転方法を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明に係るディープシ
ャフトの運転方法は、原水濃度がBODで200mg/以下の
低濃度の汚水処理に適用されるものであって、ダウンカ
マー断面積SD対ライザー断面積SRの面積比を、 1/20≦SD/SR≦1/4 としたディープシャフトを、負荷の高い期間は正規循環
の通常運転を行い、負荷の低い期間に逆循環となる間欠
運転を行うこととしたものである。
ャフトの運転方法は、原水濃度がBODで200mg/以下の
低濃度の汚水処理に適用されるものであって、ダウンカ
マー断面積SD対ライザー断面積SRの面積比を、 1/20≦SD/SR≦1/4 としたディープシャフトを、負荷の高い期間は正規循環
の通常運転を行い、負荷の低い期間に逆循環となる間欠
運転を行うこととしたものである。
[作 用] 前述のように、ダウンカマー断面積SDを小さくすると
下降流量が減るので、循環のために必要な空気量を減ら
すことができる。このとき、必要な下降流速vDを最小
限vDを最小限vD=1.2m/secにおさえようとすると、
上昇流速vRはライザー断面積SRの増加に伴い基準値
を満たさくなる。
下降流量が減るので、循環のために必要な空気量を減ら
すことができる。このとき、必要な下降流速vDを最小
限vDを最小限vD=1.2m/secにおさえようとすると、
上昇流速vRはライザー断面積SRの増加に伴い基準値
を満たさくなる。
そこで、負荷の高い期間、例えば昼間においては通常の
運転、つまり液体の流れ方向がダウンカマーでは下向
き、ライザーでは上向きとなる正規循環の運転を行う。
この結果、上昇流速vRが上記のように低くなるため、
ディープシャフトの底部に砂等が堆積するのを避けられ
ない。かかる堆積物を除去するには、液体の流れ方向が
上と反対になる逆循環の運転を行ったほうが吹き込む空
気量も少くてすみ都合がよい。したがって、負荷の低い
期間、例えば夜間において逆循環の運転を行う。ただ
し、逆循環の運転は堆積物の排出のみを目的として行う
ものであるから、上昇流速この場合vR=0.7m/secを満
たすだけの空気量で足りることになるが、この逆循環の
運転を続行するとディープシャフト内が嫌気性となるた
め、夜間の2〜3時間位間欠的に行えばよい。
運転、つまり液体の流れ方向がダウンカマーでは下向
き、ライザーでは上向きとなる正規循環の運転を行う。
この結果、上昇流速vRが上記のように低くなるため、
ディープシャフトの底部に砂等が堆積するのを避けられ
ない。かかる堆積物を除去するには、液体の流れ方向が
上と反対になる逆循環の運転を行ったほうが吹き込む空
気量も少くてすみ都合がよい。したがって、負荷の低い
期間、例えば夜間において逆循環の運転を行う。ただ
し、逆循環の運転は堆積物の排出のみを目的として行う
ものであるから、上昇流速この場合vR=0.7m/secを満
たすだけの空気量で足りることになるが、この逆循環の
運転を続行するとディープシャフト内が嫌気性となるた
め、夜間の2〜3時間位間欠的に行えばよい。
よって、本発明の適用されるディープシャフトは空気供
給量の低減を目的とするものであるため、低濃度の、BO
Dで200mg/以下の原水を対象とするものに係り、ダウ
ンカマー断面積SD対ライザー断面積SRの面積比が、 1/20≦SD/SR≦1/4 の範囲のものが適当である。
給量の低減を目的とするものであるため、低濃度の、BO
Dで200mg/以下の原水を対象とするものに係り、ダウ
ンカマー断面積SD対ライザー断面積SRの面積比が、 1/20≦SD/SR≦1/4 の範囲のものが適当である。
SD/SRの比が、1/4を越えると循環に必要な空気量が
増し、一方1/20未満では下降流速vDは基準値を満足す
るとしても全体的に酸素不足となるため、結局曝気のた
めの空気量の増加をもたらし、いずれも本発明の省エネ
ルギー効果を失うからである。
増し、一方1/20未満では下降流速vDは基準値を満足す
るとしても全体的に酸素不足となるため、結局曝気のた
めの空気量の増加をもたらし、いずれも本発明の省エネ
ルギー効果を失うからである。
[実施例] 第1図は本発明によるディープシャフトの構成図で、第
2図はその横断面図である。構成要素は従来例を示した
第3図と同じであるので、同一符号であらわす。
2図はその横断面図である。構成要素は従来例を示した
第3図と同じであるので、同一符号であらわす。
通常運転時の液体の流れは実線の矢印aで示し、逆運転
時のそれは破線bで示す。また、逆運転時にはライザー
散気管4への空気供給を止める。すると、しばらくの間
は液体の慣性により正規循環aを続けるが、やがてダウ
ン散気管5からの空気吹き込みにより反転し逆循環bと
なる。この逆運転期間は負荷の低い夜間に2〜3時間程
度行うもので、負荷の高い昼間では通常運転を行う。
時のそれは破線bで示す。また、逆運転時にはライザー
散気管4への空気供給を止める。すると、しばらくの間
は液体の慣性により正規循環aを続けるが、やがてダウ
ン散気管5からの空気吹き込みにより反転し逆循環bと
なる。この逆運転期間は負荷の低い夜間に2〜3時間程
度行うもので、負荷の高い昼間では通常運転を行う。
次に、原水濃度BOD=100mg/の場合において、ダウン
カマー7とライザー6の断面積比SD/SRと、下降流速
vD=1.2m/secのときの上昇流速vR,及び空気量の低
減率(通常運転時において)との関係を示すと第1表の
ようになる。
カマー7とライザー6の断面積比SD/SRと、下降流速
vD=1.2m/secのときの上昇流速vR,及び空気量の低
減率(通常運転時において)との関係を示すと第1表の
ようになる。
また、逆運転においてはさらに空気供給量を減らすこと
ができるので第1表の空気量低減率はさらに低下するこ
とになる。
ができるので第1表の空気量低減率はさらに低下するこ
とになる。
そして、逆循環bによって、ダウンカマー7における上
昇流速が基準値(0.7m//sec)を満足するので、ディー
プシャフトの底部に堆積した砂、石等を排出することが
できる。
昇流速が基準値(0.7m//sec)を満足するので、ディー
プシャフトの底部に堆積した砂、石等を排出することが
できる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、低濃度の汚水処理に適用
されダウンカマー断面積SD対ライザー断面積SRの面
積比が所定の範囲内にあるディープシャフトの構成とす
ることにより、循環に必要な空気供給量を減らすことが
可能になり、省エネルギー化を実現できる。
されダウンカマー断面積SD対ライザー断面積SRの面
積比が所定の範囲内にあるディープシャフトの構成とす
ることにより、循環に必要な空気供給量を減らすことが
可能になり、省エネルギー化を実現できる。
また、かかるディープシャフトを負荷の高い期間では通
常運転し、負荷の低い期間では間欠的に逆循環の運転を
行うことにより、省エネルギーの運転で、かつディープ
シャフト底部の堆積物を排除できる。
常運転し、負荷の低い期間では間欠的に逆循環の運転を
行うことにより、省エネルギーの運転で、かつディープ
シャフト底部の堆積物を排除できる。
第1図は本発明によるディープシャフトの一実施例を示
す構成図、第2図は第1図の横断面図、第3図は従来の
ディープシャフトの構成図である。 1……外筒 2……内筒 3……ヘッドタンク 4……ライザー散気管 5……ダウン散気管 6……ライザー 7……ダウンカマー
す構成図、第2図は第1図の横断面図、第3図は従来の
ディープシャフトの構成図である。 1……外筒 2……内筒 3……ヘッドタンク 4……ライザー散気管 5……ダウン散気管 6……ライザー 7……ダウンカマー
Claims (1)
- 【請求項1】原水濃度がBODで200mg/以下の低濃度の
汚水処理に適用されるものであって、ダウンカマー断面
積SD対ライザー断面積SRの面積比を、 1/20≦SD/SR≦1/4 としたディープシャフトを、負荷の高い期間は正規循環
の通常運転を行い、負荷の低い期間に逆循環となる間欠
運転を行うディープシャフトの運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1338070A JPH0677751B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | ディープシャフトの運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1338070A JPH0677751B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | ディープシャフトの運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03202200A JPH03202200A (ja) | 1991-09-03 |
JPH0677751B2 true JPH0677751B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=18314628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1338070A Expired - Lifetime JPH0677751B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | ディープシャフトの運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677751B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5358714B2 (ja) * | 2012-04-10 | 2013-12-04 | 株式会社神鋼環境ソリューション | 生物処理方法及び生物処理装置 |
JP5559233B2 (ja) * | 2012-04-10 | 2014-07-23 | 株式会社神鋼環境ソリューション | 生物処理方法及び生物処理装置 |
JP5277332B2 (ja) * | 2012-04-10 | 2013-08-28 | 株式会社神鋼環境ソリューション | 生物処理方法及び生物処理装置 |
CN104310575A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-01-28 | 上海广联建设发展有限公司 | 用于废水好氧生物处理的深井生物反应装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50154165A (ja) * | 1974-06-05 | 1975-12-11 |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP1338070A patent/JPH0677751B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03202200A (ja) | 1991-09-03 |
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