JPH0677428B2 - 温度ヒユ−ズ - Google Patents
温度ヒユ−ズInfo
- Publication number
- JPH0677428B2 JPH0677428B2 JP8868986A JP8868986A JPH0677428B2 JP H0677428 B2 JPH0677428 B2 JP H0677428B2 JP 8868986 A JP8868986 A JP 8868986A JP 8868986 A JP8868986 A JP 8868986A JP H0677428 B2 JPH0677428 B2 JP H0677428B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melting point
- fuse element
- fuse
- alloy
- thermal fuse
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は合金型温度ヒューズの改良に関するものであ
る。
る。
〈先行技術と問題点〉 合金型温度ヒューズにおいては、ヒューズエレメントに
低融点合金を用いており、保護すべき電気機器の温度が
上昇してその温度がヒューズエレメントの融点に達する
と、ヒューズエレメントの溶断により温度ヒューズが作
動し、当該電気機器の通電が遮断される。而して、ヒュ
ーズエレメントの融点によって温度ヒューズの作動温度
が決定される。
低融点合金を用いており、保護すべき電気機器の温度が
上昇してその温度がヒューズエレメントの融点に達する
と、ヒューズエレメントの溶断により温度ヒューズが作
動し、当該電気機器の通電が遮断される。而して、ヒュ
ーズエレメントの融点によって温度ヒューズの作動温度
が決定される。
ところで、従来の合金型温度ヒューズにおいては、ヒュ
ーズエレメントに低融点合金の伸線線材を用いている。
而るに、かかる金属の伸線加工においては、金属粒子が
一方向に並ぶことが不可避的であり、これにより僅かで
あっても融点の変動が必然的に発生する。従って、同一
金属組成であっても方向性の程度に応じ、僅かであって
もヒューズエレメントの融点のばらつきが余儀なくされ
る。
ーズエレメントに低融点合金の伸線線材を用いている。
而るに、かかる金属の伸線加工においては、金属粒子が
一方向に並ぶことが不可避的であり、これにより僅かで
あっても融点の変動が必然的に発生する。従って、同一
金属組成であっても方向性の程度に応じ、僅かであって
もヒューズエレメントの融点のばらつきが余儀なくされ
る。
而るに、温度ヒューズにおいては、保護すべき電気機器
のいかんによっては、作動温度に極めて高い精度が要求
される場合があり、従来の伸線線材を使用せる合金型温
度ヒューズにおいては、かかる要請を満たすことが困難
である。
のいかんによっては、作動温度に極めて高い精度が要求
される場合があり、従来の伸線線材を使用せる合金型温
度ヒューズにおいては、かかる要請を満たすことが困難
である。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、作動温度の僅かのばらつきをも排除で
きる高精度の合金型温度ヒューズを提供することにあ
る。
きる高精度の合金型温度ヒューズを提供することにあ
る。
〈発明の構成〉 本発明に係る温度ヒューズは、金属組織に方向性のない
線状または帯状の低融点金属体をヒューズエレメントに
用いたことを特徴とする構成である。
線状または帯状の低融点金属体をヒューズエレメントに
用いたことを特徴とする構成である。
〈実施例の説明〉 以下、図面により本発明を説明する。
図において、1・1は一対のリード導体であり、銅線を
用いている。2はリード導体間に橋設せるヒューズエレ
メントであり、金属組成に方向性がない(金属粒子の並
び方がランダム)線状または帯状の低融点合金体を用い
ている。3はヒューズエレメント上に被覆せるフラック
ス材、4はモールド絶縁層、例えばエポキシ樹脂モール
ド層である。
用いている。2はリード導体間に橋設せるヒューズエレ
メントであり、金属組成に方向性がない(金属粒子の並
び方がランダム)線状または帯状の低融点合金体を用い
ている。3はヒューズエレメント上に被覆せるフラック
ス材、4はモールド絶縁層、例えばエポキシ樹脂モール
ド層である。
上記ヒューズエレメントには、スウェージング加工によ
り得た低融点合金の線状体を用いることができる。ま
た、伸線加工または圧延加工後に焼鈍処理をした線状ま
たは帯状金属体を用いることもでき、この焼鈍は、リー
ド導体間に加工線材(伸線加工または圧延加工したヒュ
ーズエレメント材)を橋設したのちに行うこともでき
る。
り得た低融点合金の線状体を用いることができる。ま
た、伸線加工または圧延加工後に焼鈍処理をした線状ま
たは帯状金属体を用いることもでき、この焼鈍は、リー
ド導体間に加工線材(伸線加工または圧延加工したヒュ
ーズエレメント材)を橋設したのちに行うこともでき
る。
〈発明の効果〉 本発明に係る合金型温度ヒューズは、上述した通り、ヒ
ューズエレメントである低融点金属体に、方向性のない
組織のものを用いているから、方向性の程度によるヒュ
ーズエレメントの融点のばらつきを確実に排除でき、高
精度の作動温度の合金型温度ヒューズを提供できる。
ューズエレメントである低融点金属体に、方向性のない
組織のものを用いているから、方向性の程度によるヒュ
ーズエレメントの融点のばらつきを確実に排除でき、高
精度の作動温度の合金型温度ヒューズを提供できる。
図面は本発明に係る温度ヒューズを示す説明図である。 図において、2はヒューズエレメントである。
Claims (1)
- 【請求項1】金属組織に方向性のない線状または帯状の
低融点金属体をヒューズエレメントに用いたことを特徴
とする温度ヒューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8868986A JPH0677428B2 (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 | 温度ヒユ−ズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8868986A JPH0677428B2 (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 | 温度ヒユ−ズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62246218A JPS62246218A (ja) | 1987-10-27 |
JPH0677428B2 true JPH0677428B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=13949804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8868986A Expired - Fee Related JPH0677428B2 (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 | 温度ヒユ−ズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677428B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH087236Y2 (ja) * | 1990-07-10 | 1996-03-04 | パロマ工業株式会社 | 燃焼機器の熱検知シート並びに該シートを用いた過熱防止装置 |
-
1986
- 1986-04-17 JP JP8868986A patent/JPH0677428B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62246218A (ja) | 1987-10-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |