JPH067723A - 紙類に塗料を塗布するロールコータ - Google Patents
紙類に塗料を塗布するロールコータInfo
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- JPH067723A JPH067723A JP5053296A JP5329693A JPH067723A JP H067723 A JPH067723 A JP H067723A JP 5053296 A JP5053296 A JP 5053296A JP 5329693 A JP5329693 A JP 5329693A JP H067723 A JPH067723 A JP H067723A
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- JP
- Japan
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- roll
- overflow
- guide body
- roll coater
- coating
- Prior art date
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- Pending
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H23/00—Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
- D21H23/02—Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
- D21H23/22—Addition to the formed paper
- D21H23/32—Addition to the formed paper by contacting paper with an excess of material, e.g. from a reservoir or in a manner necessitating removal of applied excess material from the paper
- D21H23/34—Knife or blade type coaters
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- D21H23/22—Addition to the formed paper
- D21H23/32—Addition to the formed paper by contacting paper with an excess of material, e.g. from a reservoir or in a manner necessitating removal of applied excess material from the paper
- D21H23/40—Addition to the formed paper by contacting paper with an excess of material, e.g. from a reservoir or in a manner necessitating removal of applied excess material from the paper only one side of the paper being in contact with the material
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- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙類に塗料を塗布するロールコータにおい
て、持込みウエッジ内で障害となる空気が入らぬように
する。 【構成】 塗料溜液2内で回転する塗布ロール1と、槽
3と、塗布ロール1とは逆方向に回転し、塗布ロール1
とで、送込みウエッジ及び送出しウエッジを形成する相
手ロール6と、槽3が、塗料供給口7と案内壁8及びそ
の第1溢れ縁9と第1溢れ流用溢れ樋10とを有し、か
つ、案内体20を備え、案内体20の下手側末端に、第
2溢れ流用第2溢れ縁22を有している。
て、持込みウエッジ内で障害となる空気が入らぬように
する。 【構成】 塗料溜液2内で回転する塗布ロール1と、槽
3と、塗布ロール1とは逆方向に回転し、塗布ロール1
とで、送込みウエッジ及び送出しウエッジを形成する相
手ロール6と、槽3が、塗料供給口7と案内壁8及びそ
の第1溢れ縁9と第1溢れ流用溢れ樋10とを有し、か
つ、案内体20を備え、案内体20の下手側末端に、第
2溢れ流用第2溢れ縁22を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙類に塗料を塗布する
ロールコータに関するものである。
ロールコータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のロールコータは、ドイツ国特許
公開明細書第 36 05 409号により知られている。この装
置により、均一な塗膜が生成される。
公開明細書第 36 05 409号により知られている。この装
置により、均一な塗膜が生成される。
【0003】このようなロールコータでは、塗布ロール
と相手ロールとの間のV形送込領域に、特に高速時に、
問題が発生する。これは、相手ロールの回転時、紙類と
一緒に送込みウエッジ内に引き入れられる空気の影響に
よる。塗料に紙類が接触する箇所で、空気が塗料と混じ
り合う。機械幅の案内体の上縁で、一般に塗料の溢れ流
が生じ、しかも、紙類の走行方向とは逆に、又空気流と
は逆に、溢れ出ることになる。空気流が、この溢れ流に
ぶつかると、溢れ流の一部が押し戻され、空気が塗料と
混じり合うことになる。このような流れは、案内体を設
けてない場合にも、従って塗布ロールの外被面と槽壁と
の間に塗料の自由液面が生じる場合にも起きる。
と相手ロールとの間のV形送込領域に、特に高速時に、
問題が発生する。これは、相手ロールの回転時、紙類と
一緒に送込みウエッジ内に引き入れられる空気の影響に
よる。塗料に紙類が接触する箇所で、空気が塗料と混じ
り合う。機械幅の案内体の上縁で、一般に塗料の溢れ流
が生じ、しかも、紙類の走行方向とは逆に、又空気流と
は逆に、溢れ出ることになる。空気流が、この溢れ流に
ぶつかると、溢れ流の一部が押し戻され、空気が塗料と
混じり合うことになる。このような流れは、案内体を設
けてない場合にも、従って塗布ロールの外被面と槽壁と
の間に塗料の自由液面が生じる場合にも起きる。
【0004】紙類と塗料は、一緒になったとき、互いに
真っすぐな接触線を形成するのが望ましい。しかし、引
き込まれた空気の前記した影響に基づき、接触線は真っ
すぐでなく、しばしば舌状となる。このことは、前記案
内体を有するロールコータに当てはまる。つまり、自由
液面を有するロールコータにも当てはまる。封入空気
が、塗装領域全体にわたって維持されると、該当する箇
所で、紙類は塗料で全く濡らされず、従ってこの箇所
は、未塗装のままとなる。このことは、当然きわめて望
ましくない。
真っすぐな接触線を形成するのが望ましい。しかし、引
き込まれた空気の前記した影響に基づき、接触線は真っ
すぐでなく、しばしば舌状となる。このことは、前記案
内体を有するロールコータに当てはまる。つまり、自由
液面を有するロールコータにも当てはまる。封入空気
が、塗装領域全体にわたって維持されると、該当する箇
所で、紙類は塗料で全く濡らされず、従ってこの箇所
は、未塗装のままとなる。このことは、当然きわめて望
ましくない。
【0005】所要の最低量から出発して最大量に至るま
で、塗料を送込みウエッジに、従って紙類に十分な量供
給することも重要である。
で、塗料を送込みウエッジに、従って紙類に十分な量供
給することも重要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
したロールコータを、送込みウエッジ内で障害となる空
気が入るのを防止するように構成することである。また
塗料は、機械幅を超えて均一に流れのなかに、即ち機械
方向に流れねばならない。横流は望ましくない。なかん
ずく接触領域(送込みウエッジ)内ではそれを防止しなけ
ればならない。特に、紙類が塗料流と出会うとき、接触
線は真っすぐでなければならない。いずれにしても、封
入空気を防止しなければならない。
したロールコータを、送込みウエッジ内で障害となる空
気が入るのを防止するように構成することである。また
塗料は、機械幅を超えて均一に流れのなかに、即ち機械
方向に流れねばならない。横流は望ましくない。なかん
ずく接触領域(送込みウエッジ)内ではそれを防止しなけ
ればならない。特に、紙類が塗料流と出会うとき、接触
線は真っすぐでなければならない。いずれにしても、封
入空気を防止しなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1に
明示した特徴により解決される。
明示した特徴により解決される。
【0008】案内体は、次の如く構成されている。 (a) 第2溢れ流を導出する導出路を有し、(b) 紙類と
で、相手ロールの周方向に見て導出路の前に、絞り部を
形成しており、この箇所に、第3溢れ流用に第3溢れ縁
を設けておき、(c) 導出路が、好ましくは可制御式の弁
を備えている。
で、相手ロールの周方向に見て導出路の前に、絞り部を
形成しており、この箇所に、第3溢れ流用に第3溢れ縁
を設けておき、(c) 導出路が、好ましくは可制御式の弁
を備えている。
【0009】この構成により、送込みウエッジの困難な
部分は確実に制御される。この部分に、完全な密閉系が
形成され、その中では、2個の遮断部により、つまり第
2溢れ縁と第3溢れ縁とにより、本来の塗布領域内への
空気の流入が確実に防止される。
部分は確実に制御される。この部分に、完全な密閉系が
形成され、その中では、2個の遮断部により、つまり第
2溢れ縁と第3溢れ縁とにより、本来の塗布領域内への
空気の流入が確実に防止される。
【0010】このように、ロールコータ全体が合計3個
の溢れ縁を有し、この縁から、塗料流は溢れることがで
きる。槽から第1溢れ縁を介して溢れ樋に流入する第1
溢れ流の量を、必要に応じて定めることができる。極端
な場合には、ゼロとすることができる。第2溢れ流、即
ち第2溢れ縁を介して導出路を流れる溢れ流は、一般に
比較的多量とされる。その量は、前記弁により設定可能
である。絞り部の第3溢れ流は、ゼロとすることができ
る。指摘した全ての溢れ流は、望ましくは単一の溢れ樋
に、つまり第1溢れ縁に続く前記樋に注がれる。
の溢れ縁を有し、この縁から、塗料流は溢れることがで
きる。槽から第1溢れ縁を介して溢れ樋に流入する第1
溢れ流の量を、必要に応じて定めることができる。極端
な場合には、ゼロとすることができる。第2溢れ流、即
ち第2溢れ縁を介して導出路を流れる溢れ流は、一般に
比較的多量とされる。その量は、前記弁により設定可能
である。絞り部の第3溢れ流は、ゼロとすることができ
る。指摘した全ての溢れ流は、望ましくは単一の溢れ樋
に、つまり第1溢れ縁に続く前記樋に注がれる。
【0011】念のため、案内体の前に別のエアナイフ
を、しかも第2、第3溢れ縁を基準として、送込みウエ
ッジから遠く離して設けておくことができる。
を、しかも第2、第3溢れ縁を基準として、送込みウエ
ッジから遠く離して設けておくことができる。
【0012】特に有利な構成は、案内体が、側面図で見
て、紙類を送込みウエッジに送り込む側に、特別の空気
案内面を備えている点にある。この空気案内面は、溢れ
縁も形成することのできる絞り部の初端から、導出路の
終端に至るまで延びている。この際空気案内面は、好ま
しくは凹面からなっている。
て、紙類を送込みウエッジに送り込む側に、特別の空気
案内面を備えている点にある。この空気案内面は、溢れ
縁も形成することのできる絞り部の初端から、導出路の
終端に至るまで延びている。この際空気案内面は、好ま
しくは凹面からなっている。
【0013】これにより、次のことが起こされる。紙類
と一緒に到来する空気流は、そこに設けてある空気案内
面の縁に衝突して、そこで剥ぎ取られる。次に空気流
は、案内体の凹状空気案内面で案内される。空気流は、
この案内面により転向され、導出路の流出端へと送られ
る。ここで突出し効果が現れる。つまり空気流は、一種
のウォータジェットノズルとして、導出路内を流れる塗
料流をなお導出路から引き出し、同様に、場合によっ
て、導出路内に封入されている空気をも引き出す。
と一緒に到来する空気流は、そこに設けてある空気案内
面の縁に衝突して、そこで剥ぎ取られる。次に空気流
は、案内体の凹状空気案内面で案内される。空気流は、
この案内面により転向され、導出路の流出端へと送られ
る。ここで突出し効果が現れる。つまり空気流は、一種
のウォータジェットノズルとして、導出路内を流れる塗
料流をなお導出路から引き出し、同様に、場合によっ
て、導出路内に封入されている空気をも引き出す。
【0014】この考えの格別有利な1構成は、次の点に
ある。案内体が吸気路を備えており、これが、絞り部の
範囲で始まり、空気案内面の末端範囲で終端している。
従って、この吸気路は、空気案内面により転向された空
気流の突出する効果をやはり受ける。この空気流は、吸
気路を排気し、従って絞り部も排気して、絞り部は真空
にされる。こうして、まず絞り部に侵入する残留空気量
は、導出路や更にそれ以降に到達するよりも前に、絞り
部から排出される。従って、この真空化は、空気の自由
度に関して特別の安全性を達成するため、なお導出路の
前に設けてある。利点は、この真空化が自動的に起きる
点にある。しかもその効果は、速度が増すのに伴い現れ
る。この点は、当然に格別好ましいことである。
ある。案内体が吸気路を備えており、これが、絞り部の
範囲で始まり、空気案内面の末端範囲で終端している。
従って、この吸気路は、空気案内面により転向された空
気流の突出する効果をやはり受ける。この空気流は、吸
気路を排気し、従って絞り部も排気して、絞り部は真空
にされる。こうして、まず絞り部に侵入する残留空気量
は、導出路や更にそれ以降に到達するよりも前に、絞り
部から排出される。従って、この真空化は、空気の自由
度に関して特別の安全性を達成するため、なお導出路の
前に設けてある。利点は、この真空化が自動的に起きる
点にある。しかもその効果は、速度が増すのに伴い現れ
る。この点は、当然に格別好ましいことである。
【0015】
【実施例】図面を基にして、本発明を詳しく説明する。
【0016】図1に示したロールコータは、塗布ロール
1を含み、これは、塗料溜液2内を回転する。塗料溜液
2は槽3内にある。塗布ロール1に対応する相手ロール
4を設けてあり、これに、紙類5が巻き付けられてい
る。両ロールは、矢印の方向に、但し異なる周速(例え
ば1:10)で対向して回転する。それらは、共になっ
て、V形送込みウエッジ(図の左側)とV形送出しウエッ
ジ(図の右側)を形成する。
1を含み、これは、塗料溜液2内を回転する。塗料溜液
2は槽3内にある。塗布ロール1に対応する相手ロール
4を設けてあり、これに、紙類5が巻き付けられてい
る。両ロールは、矢印の方向に、但し異なる周速(例え
ば1:10)で対向して回転する。それらは、共になっ
て、V形送込みウエッジ(図の左側)とV形送出しウエッ
ジ(図の右側)を形成する。
【0017】槽3は、塗料給液口7を有する。塗布ロー
ル1の上昇範囲で、槽壁を案内壁8としてある。その末
端は、溢れ縁9(第1溢れ縁)となっている。この箇所
に、第1溢れ流用溢れ樋10が続いている。
ル1の上昇範囲で、槽壁を案内壁8としてある。その末
端は、溢れ縁9(第1溢れ縁)となっている。この箇所
に、第1溢れ流用溢れ樋10が続いている。
【0018】案内壁8における溢れ縁9の後に、案内体
20が続いている。これは、送込みウエッジまで延びてい
る。案内体と塗布ロール1の外被面とで、流路21を形成
している。案内体の下手側末端に、第2溢れ流用第2溢
れ縁22が形成されている。
20が続いている。これは、送込みウエッジまで延びてい
る。案内体と塗布ロール1の外被面とで、流路21を形成
している。案内体の下手側末端に、第2溢れ流用第2溢
れ縁22が形成されている。
【0019】案内体20は導出路23を有する。これは、第
2溢れ流を導出するのに役立つ。この流れは、過剰の塗
料が溢れ縁22から溢れ出て、導出路23により、流路21内
の流れ方向とは逆に流れることにより生じる。本発明に
よる重要な考え方は、案内体20全体の位置を変更可能と
する点にある。特に有利な実施態様は、案内体20を、溢
れ縁22の範囲にある揺動点を中心に揺動可能とした点に
ある。
2溢れ流を導出するのに役立つ。この流れは、過剰の塗
料が溢れ縁22から溢れ出て、導出路23により、流路21内
の流れ方向とは逆に流れることにより生じる。本発明に
よる重要な考え方は、案内体20全体の位置を変更可能と
する点にある。特に有利な実施態様は、案内体20を、溢
れ縁22の範囲にある揺動点を中心に揺動可能とした点に
ある。
【0020】案内体20は絞り部24を有し、これは、溢れ
縁として利用可能であり、次に第3溢れ縁を形成してい
る。また案内体は、エアナイフ25を備えている。流路23
の下手側にある末端に、弁26を備えている。
縁として利用可能であり、次に第3溢れ縁を形成してい
る。また案内体は、エアナイフ25を備えている。流路23
の下手側にある末端に、弁26を備えている。
【0021】溢れ縁9、22、24を溢れる3つの溢れ流
は、全て単一の集合樋内に、つまり溢れ樋10内に注がれ
る。
は、全て単一の集合樋内に、つまり溢れ樋10内に注がれ
る。
【0022】塗布領域を通過後、積層紙類5は、送出し
ウエッジ内に達し、そこで、均し棒30の横を、最後にド
クター31の横を通過する。しかし、この構成は、本発明
にとって一義的な重要性を持たない。
ウエッジ内に達し、そこで、均し棒30の横を、最後にド
クター31の横を通過する。しかし、この構成は、本発明
にとって一義的な重要性を持たない。
【0023】本発明によるロールコータは、次の如く作
動する。塗布ロール1は、矢印方向に回転する際、塗料
溜液2から塗料を導き出す。塗料は、槽3の案内壁8に
沿って流れる。案内壁は、流路21内に続いている。塗布
範囲内(図の左側)では、完全に明確な制御された条件が
支配している。塗布ロール1の外被面のうち、上昇する
上四分円弧と案内体20との間の空間全体は、完全に密封
されている。紙類5は、相手ロール4が左上から下に回
転するとき、空気を引き出す。しかしこの空気は、エア
ナイフ25の形の第1空気遮断部に衝突する。空気がこの
遮断部を擦り抜けたとしても溢れ縁24に達し、これが別
の遮断部となる。最後の遮断部は、案内体20の溢れ縁22
である。
動する。塗布ロール1は、矢印方向に回転する際、塗料
溜液2から塗料を導き出す。塗料は、槽3の案内壁8に
沿って流れる。案内壁は、流路21内に続いている。塗布
範囲内(図の左側)では、完全に明確な制御された条件が
支配している。塗布ロール1の外被面のうち、上昇する
上四分円弧と案内体20との間の空間全体は、完全に密封
されている。紙類5は、相手ロール4が左上から下に回
転するとき、空気を引き出す。しかしこの空気は、エア
ナイフ25の形の第1空気遮断部に衝突する。空気がこの
遮断部を擦り抜けたとしても溢れ縁24に達し、これが別
の遮断部となる。最後の遮断部は、案内体20の溢れ縁22
である。
【0024】これとは対照的に、図2は先行技術による
ロールコータを示す。ここでも、基本要素、つまり塗布
ロール1、相手ロール4、槽3等を備えている。但し、
本発明により構成された案内体はない。この代わりに、
塗料溜液の液面40がある。この液面は、高速で導かれる
空気の影響を受ける。この空気は、塗料中に侵入し、紙
類及び塗料とともに、塗布領域を通過する。塗装結果は
不十分である。
ロールコータを示す。ここでも、基本要素、つまり塗布
ロール1、相手ロール4、槽3等を備えている。但し、
本発明により構成された案内体はない。この代わりに、
塗料溜液の液面40がある。この液面は、高速で導かれる
空気の影響を受ける。この空気は、塗料中に侵入し、紙
類及び塗料とともに、塗布領域を通過する。塗装結果は
不十分である。
【0025】図3に示した実施例のロールコータは、図
1に示したロールコータと実質的に同じ要素を有する。
しかし特殊な点は、案内体20の鋭どい縁が、塗布ロール
1の外被面と槽3の案内壁8との間の空間内に進入し、
分流効果を生じることである。
1に示したロールコータと実質的に同じ要素を有する。
しかし特殊な点は、案内体20の鋭どい縁が、塗布ロール
1の外被面と槽3の案内壁8との間の空間内に進入し、
分流効果を生じることである。
【0026】図4の実施例は、格別に有利である。この
場合、案内体20は空気案内面26を有する。絞り部24は、
平面的に構成してある。即ち、相手ロール6の特定周面
部分にわたって延びている。案内体26の紙類5に対向す
る面を、破線で示した輪郭27とすることもできる。
場合、案内体20は空気案内面26を有する。絞り部24は、
平面的に構成してある。即ち、相手ロール6の特定周面
部分にわたって延びている。案内体26の紙類5に対向す
る面を、破線で示した輪郭27とすることもできる。
【0027】更に排気路28も決定的に重要である。これ
は、絞り部24又は27で始まり、空気案内面26の下端で終
端する。従って、流路23の下端でも終端している。
は、絞り部24又は27で始まり、空気案内面26の下端で終
端する。従って、流路23の下端でも終端している。
【0028】この実施例は、次の如く作動する。両ロー
ルが回転すると、紙類5は空気流を連行する(矢印29参
照)。この空気流は、案内体20の縁33で剥ぎ取られ、空
気案内面26で案内されて転向し、最後に、排気路28の下
端に達する。そこで排気路は突出し、空気を通路28か
ら、従って絞り部24からも切る。
ルが回転すると、紙類5は空気流を連行する(矢印29参
照)。この空気流は、案内体20の縁33で剥ぎ取られ、空
気案内面26で案内されて転向し、最後に、排気路28の下
端に達する。そこで排気路は突出し、空気を通路28か
ら、従って絞り部24からも切る。
【0029】図5〜図14は、案内体の興味ある変形例を
示す。この案内体は、それぞれ塗布ロール1の外被面と
一緒に流路を形成している。
示す。この案内体は、それぞれ塗布ロール1の外被面と
一緒に流路を形成している。
【0030】上記各図においては、案内体20は、塗布ロ
ール1の外被面と対向する側に、突起、例えばリブを有
し、これは、流れの長手方向に延び、機械の幅を超え
て、多数配置されている。そのため、多数の個別路が生
じる。これらは、例えば稲妻形状とすることができ、拡
張したり縮小したりすることもできる。ベンチュリノズ
ルのように構成することもできる。
ール1の外被面と対向する側に、突起、例えばリブを有
し、これは、流れの長手方向に延び、機械の幅を超え
て、多数配置されている。そのため、多数の個別路が生
じる。これらは、例えば稲妻形状とすることができ、拡
張したり縮小したりすることもできる。ベンチュリノズ
ルのように構成することもできる。
【図1】本発明によるロールコータの第1実施例の側面
図である。
図である。
【図2】先行技術によるロールコータである。
【図3】本発明の第2実施例のロールコータの側面図で
ある。
ある。
【図4】本発明によるロールコータの部分図である。
【図5】本発明による別のコータの概略側面図である。
【図6】細部Aの拡大図である。
【図7】図6に示す対象の平面図である。
【図8】図7の対象を図6の対象と同様に示す側面図で
ある。
ある。
【図9】案内体を図8と同様に示す図である。
【図10】図7のB−B線に沿った3つの異なる例を、
(a)(b)(c)で示す。
(a)(b)(c)で示す。
【図11】図7に相当する図で、4つの異なる例を、(a)
(b)(c)で示す。
(b)(c)で示す。
【図12】図11のA−A、B−B及びC−C方向に見た断
面図を、それぞれ(a)(b)(c)で示す。
面図を、それぞれ(a)(b)(c)で示す。
【図13】本発明による別のロールコータを示す。
【図14】本発明による更に別のロールコータを示す。
(1)塗布ロール (2)塗料溜液 (3)槽 (4)(6)相手ロール (5)紙類 (7)塗料供給口 (8)案内壁 (9)第1溢れ縁 (10)溢れ樋 (20)案内体 (21)流路 (22)第2溢れ縁 (23)導出路 (24)絞り部 (25)エアナイフ (26)弁 (27)輪郭 (28)吸・排気路 (29)矢印 (30)均し棒 (31)ドクター (33)縁
Claims (7)
- 【請求項1】 紙類に塗料を塗布するロールコータであ
って、 1.1 塗布ロール(1)が塗料溜液(2)内で回転し、 1.2 槽(3)が溜液(2)を保有し、 1.3 相手ロール(6)に紙類(5)を巻き付けてあり、該
ロールと塗布ロールとで、送込みウエッジ及び送出しウ
エッジを形成し、かつこのロール(6)は、塗布ロール
(1)とは逆の回転方向に回転し、 1.4 槽(3)が、塗料供給口(7)と、塗布ロール(1)の
上昇範囲に設けた案内壁(8)、及びその第1溢れ縁(9)
と、これに続く第1溢れ流用溢れ樋(10)とを有し、 1.5 装置の幅方向の案内体(20)を設けてあり、これ
が、送込みウエッジの方に延びて、塗布ロール(1)の外
被面とで流路(21)を形成しており、又その下手側末端
に、第2溢れ流用第2溢れ縁(22)を有するものにおい
て、 1.6 案内体(20)が、第2溢れ流を導出する導出路(23)
を有し、 1.7 案内体(20)が、紙類(5)とで、相手ロール(4)の
周方向に見て導出路(23)の前に、絞り部(24)を形成して
おり、 1.8 導出路(23)が、可制御式の弁(26)を備えており、 1.9 絞り部(24)が、少なくとも1つの僅かな第3溢れ
流を流すよう設定されてあり、 1.10 案内体(20)が、塗布ロール(1)の外面と対向する
側において、ひれ状又はリブ状突起を有し、この突起
が、流れ方向に延び、かつ突起間に個別の路を形成して
あることを特徴とするロールコータ。 - 【請求項2】 導出路(23)が、溢れ樋(10)に連なってい
ることを特徴とする請求項1記載のロールコータ。 - 【請求項3】 3.1 案内体(20)が、紙類(5)の送込み
側に空気案内面(26)を有し、 3.2 空気案内面(26)が、紙類(5)から導出路(23)の末
端範囲まで延び、 3.3 空気案内面(26)が、凹面としてあることを特徴と
する請求項1又は2に記載のロールコータ。 - 【請求項4】 空気案内体(20)が吸気路(28)を備え、こ
の吸気路が、絞り部(24)の範囲で始まり、空気案内面(2
6)の末端で終端していることを特徴とする請求項3記載
のロールコータ。 - 【請求項5】 案内体(20)が、位置決め可能、即ちさま
ざまな位置に移動可能であることを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載のロールコータ。 - 【請求項6】 案内体(20)が、塗布ロール(1)の回転軸
と平行に延びる軸線を中心に回転可能であり、この軸線
が、案内体(20)の溢れ縁(22)の範囲にあることを特徴と
する請求項5記載のロールコータ。 - 【請求項7】 個別の路が、流れ狭隘部、流れ拡張部又
は両者をまとめたものであることを特徴とする請求項6
記載のロールコータ。
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