JPH067719Y2 - 体液処理装置の栓 - Google Patents

体液処理装置の栓

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JPH067719Y2
JPH067719Y2 JP12156288U JP12156288U JPH067719Y2 JP H067719 Y2 JPH067719 Y2 JP H067719Y2 JP 12156288 U JP12156288 U JP 12156288U JP 12156288 U JP12156288 U JP 12156288U JP H067719 Y2 JPH067719 Y2 JP H067719Y2
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JP
Japan
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plug
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JP12156288U
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JPH0242645U (ja
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稔夫 脇田
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Kawasumi Laboratories Inc
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Kawasumi Laboratories Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、人工腎臓、血漿分離装置等の体液処理装置の
栓の改良に関するもので、特に内部に蒸留水、生理食塩
水等の無菌水を充填した体液処理装置を、高圧蒸気滅
菌、放射線滅菌した際に、液漏れの生じない体液処理装
置の栓に関するものである。
[従来の技術及び従来技術の課題] 第2図は、現在使用されている体液処理装置の栓11の
概略図を示す。栓11は、内壁面に、抜きテーパー上に
形成された突出部12が形成されており、該突出部12
を被栓体部分13の開口部に圧着してシールしていた。
しかしながらこのような栓の形状では、 該突出部12が抜きテーパー状に形成されているため
栓11のシールが多少緩むと隙間が生じやすく隙間の部
分から液漏れが生じやすかった。
被栓体部分13の開口部からウレタン等の固化剤を導
入して、中空糸等の体液処理装置を固定する場合、被栓
体部分13の内壁面に固化剤が部分的に残存するため、
突出部13を圧着しても突出部12と被栓体部分13の
間に隙間が生じ、この隙間の部分から液漏れが生じるこ
とがあった。
体液処理装置を放射線(γ線)照射する際、耐放射線
性の材質からなる栓を使用しても部分的な架橋が生じる
ため、栓が硬化して被栓体部分13から取り外しにくく
なっていた。
栓体を各種の規格寸法にも合致する様に兼用で使用す
る場合があるので、栓体内部の形状が異形となりシール
部が安定せず液漏れの生じる原因となっていた。
[課題を解決するための手段] 第1図は、本考案の体液処理装置の栓1の概略図で、栓
1は、スチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラ
ストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン
系エラストマー等の熱可塑性エラストマー樹脂又は合成
ゴム等からなり、一端部が閉塞されかつ外径B′を有す
る大径部2と一端部が開口されかつ外径Bを有する小径
部3が一体に形成されて構成されている。
大径部2の内壁には直径A′を有する平坦なシール部4
が形成されており、A′は、体液処理装置の被栓体部分
6の先端部7の外径Aよりも小さく形成されている。
他方、小径部3の内壁には環状突起部5が形成され、被
栓体部分6の環状溝8に嵌合されるものである。
これらA,A′,B,B′は次式の範囲内に設定される
のが最も好ましい。
1.2≦A/A′≦1.55 B′/A′≦1.5 B′/B A/A′<1.2では、栓1の被栓体部分6への弾性を
利用した密着強度が弱くなり、A/A′>1.55で
は、被栓体部分6の直径が大きすぎて栓1が被嵌しにく
くなる。
B′/A′<1.5では、栓体1の肉厚が小さくなり、
被栓体部分6の先端部7とシール部4の密着部に隙間が
生じやすくなると共に、γ線滅菌すると、充填液やプラ
スチック材料の分解が起こりHガスなどが発生し、こ
れにより、内圧がかかり滅菌時の液漏れ発生の原因にな
る。
また、合成ゴム、熱可塑エラストマー共に、γ線滅菌さ
れると架橋する方向に進み、伸びの低下、硬化向上とな
り、使用後、滅菌前に比べかなり取れにくいなどの問題
が生じていた。
本考案の栓1は、これらを解決するためにシール部を出
来るだけ少なくし、又、液漏れを防止できる形状を考察
し、滅菌後の取りやすさを向上させる2点を向上した栓
である。
栓1を被栓体部分6に装着する際には、環状突起部分5
が被栓体部分6の環状溝8に嵌合させ、平坦なシール部
4が被栓体部分6の先端部7に密着させる。
栓1の被栓体部分6への密着度、液密性及び耐内圧性
は、次の〜の理由により優れている。
被栓体部分6の先端部7の外形Aは、シール部4の直
径A′よりも1.22〜1.5倍の大きさに形成されて
いること、栓1の材質も熱可塑性のエラストマー等や
合成ゴムから形成されていること、また栓1のシール
部4付近の肉厚もB′/A′≧1.5で相当の肉厚に形
成されていること。
さらに大径部2では、把持しやすく力を加えやすいの
で、これより滅菌後に栓が収縮したり硬化したりしても
被栓体部分6から容易に取り外すことができる。
[実施例] 側部にポート部を形成しかつ内部に中空糸膜等の血液処
理部材を内部に装填したハウジングの両端部に血液の導
入口(または導出口)を装着してなる体液処理装置の内
部に、無菌水を充填し、該ポート部等に、所定の寸法、
形状に形成した栓1を装着した。このように組み立てた
体液処理装置にγ線照射処理を行ない、(a)液漏れ発
生率、(b)装着性、(c)滅菌後の線のはずしやすさ
をテストして第1表の結果を得た。
[考案の効果] これより、本考案の栓は、滅菌工程において液漏れの発
生が皆無で被栓体部分との密着性が良く、栓の取り外し
やすさも良好で、体液処理装置の栓として好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の体液処理装置の栓を示す概略図、第
2図は、従来の体液処理装置の栓の概略図である。 図中、1は栓、2は大径部、3は小径部、4はシール
部、5は環状突起部、6は被栓体部分、7は先端部、8
は環状溝を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部が閉塞されかつ外径B′を有する大
    径部と一端部が開口されかつ外径Bを有する小径部が一
    体に形成され、前記大径部の内壁面には、被栓体部分の
    先端部の外径Aよりも小さい外形A′を有するシール部
    が形成され、前記小径部の内壁には、被栓体部分の溝部
    と対向する環状突起部が形成され、前記A,A′,B,
    B′の関係が次式であることを特徴とするする体液処理
    装置の栓。 1.2≦A/A′≦1.55 B′/A′≦1.5 B′>B
JP12156288U 1988-09-19 1988-09-19 体液処理装置の栓 Expired - Lifetime JPH067719Y2 (ja)

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JPH0242645U JPH0242645U (ja) 1990-03-23
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