JPH0677048U - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JPH0677048U
JPH0677048U JP003026U JP302694U JPH0677048U JP H0677048 U JPH0677048 U JP H0677048U JP 003026 U JP003026 U JP 003026U JP 302694 U JP302694 U JP 302694U JP H0677048 U JPH0677048 U JP H0677048U
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disk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクプレーヤにおいて、共通の検知部に
より、ディスクの挿入検知と、ディスクがディスク駆動
機構に正確に位置決めされたかの検出ができるようにす
る。 【構成】 小径のディスク(S)が挿入口12から挿入
されると検知器Aによりこれが検知され、搬入ローラ1
4が始動してディスク(S)が搬入される。ディスク
(S)はストッパ31に当たってディスク駆動ユニット
20に位置決めされるが、前記検知器Aの検知領域から
ディスク(S)が外れるか否かにより、ディスク(S)
が正確に装填されたか否か検出できる。すなわち同じ検
知器Aにより、ディスク(S)の挿入検知と装填検知が
可能になる。また大径のディスク(L)が挿入されたと
きには、検知器Aの検出出力により搬入ローラ14が始
動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンパクトディスクプレーヤ、ビデオディスクプレーヤなどのディス クプレーヤに係り、ディスクが挿入されたか否かおよびディスクが正常に装填さ れたか否かを共通の検知部により効率良く検知できるようにしたディスクプレー ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用のディスクプレーヤなどでは、ディスクが挿入口から挿入され、搬入ロ ーラなどの搬入機構により装置内部に搬入される。そしてディスク中心部がディ スク駆動機構のターンテーブル上に設置されてクランプされ、ディスクが回転駆 動される。 ディスク挿入口の開口幅寸法がディスクの外径寸法とほぼ一致している場合に は、ディスク挿入口から挿入されたディスクは、装置内にてディスク挿入口の幅 方向へ大きく位置ずれするおそれがなく、そのままディスク駆動機構上に移送で き、よってディスク駆動機構上でディスクを比較的容易に位置決めすることがで きる。 しかし、ディスク挿入口の開口幅寸法よりも、挿入されるディスクの外径寸法 が小さい場合には、挿入されたディスクがディスク挿入口の幅方向へ位置ずれし やすいため、ディスクをディスク駆動機構上に正確に導いて位置決めする機構を 設けることが必要になる。この種のディスクプレーヤとしては、例えば直径12 cmのコンパクトディスク(CD)と直径8cmのCDシングルとが同じ挿入口 から挿入されるものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この種のディスクプレーヤでは、ディスクがディスク挿入口から挿入されたと きに搬入ローラなどを始動させてディスクをディスク駆動機構に向けて搬入開始 する必要がある。よってディスク挿入検知機構を設けることが必要である。さら に、ディスクがディスク駆動機構上に至ったことを検知することも必要である。 そのための検知機構を設けると、前記挿入検知機構と合わせて2種の検知機構が 必要になる。 ディスクがディスク駆動機構上に至ったか否かの検知機構は、ディスク挿入口 の開口幅寸法よりもディスクの外径が小さい場合に特に必要になる。なぜならば 、前述のように挿入されたディスクが装置内にてディスク挿入口の開口幅方向へ 位置ずれしやすく、ディスクがディスク駆動機構上に正確に位置決めされない場 合が想定されるからである。 このように、少なくともディスク挿入検知機構と、ディスクがディスク駆動機 構上に位置決めされたか否かを検知する検知機構を、異なるものとして配置し、 それぞれ個別の機能のみを発揮するものとすると、電気的制御回路における検知 機構の監視動作が複雑になる。
【0004】 本考案は上記従来の課題を解決するものであり、ディスクの挿入検知とディス クがディスク機構上に正確に位置決めされたか否かの検知を共通の検知部により 行えることを可能にし、電気的制御回路における制御を容易にし、また異なる径 のディスクが挿入されるものであっても対応可能なディスクプレーヤを提供する ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ディスク挿入部とその内方に位置する搬入機構と、搬入機構により 搬入されたディスクをディスク駆動機構に対して位置決めする位置決め部材とが 設けられたディスクプレーヤにおいて、前記ディスク挿入部と搬入機構との間に は、ディスク挿入部から挿入されたディスクを検知できる位置で且つディスク駆 動機構に対し位置決めされた状態のディスクが検知領域から外れる位置となる検 知部が設けられ、ディスク挿入部から挿入されたディスクが前記検知部により検 知されたときに前記搬入機構が始動させられることを特徴とするものである。
【0006】 また、本考案は、異なる径のディスクが挿入されるディスク挿入部とその内方 に位置する搬入機構と、搬入機構により搬入されたそれぞれの径のディスクをデ ィスク駆動機構に対して位置決めする位置決め部材とが設けられたディスクプレ ーヤにおいて、前記ディスク挿入部と搬入機構との間には、ディスク挿入部から 挿入されたそれぞれの径のディスクを検知できる位置で且つディスク駆動機構に 対し位置決めされた状態の小径のディスクが検知領域から外れる位置となる検知 部が設けられ、ディスク挿入部から挿入されたディスクが前記検知部により検知 されたときに前記搬入機構が始動させられることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
上記第1の手段では、ディスクが挿入されこれが検知部により検知されると、 その後方にある搬入機構が始動して、ディスクが装置内に搬入される。またディ スクがディスク駆動機構に対して位置決めされたときに、ディスクが前記検知部 による検知領域から外れる。よって共通の検知部により、ディスク挿入時の搬入 機構の始動を行うことができるとともに、ディスクが検知部の検知領域から外れ るか否かを監視することにより、ディスクがディスク駆動機構に対して正確に位 置決めされたか否かの検知を行うことが可能である。この場合、ディスクが検知 部の検知領域から外れないときには前記搬入機構を逆動作させ、ディスクを排出 することも可能である。よって、ディスク挿入口の開口幅寸法よりもディスクの 外径が小さく、挿入されたディスクがディスク機構上から位置ずれしやすいディ スクプレーヤにおいて特に有効である。
【0008】 前記第2の手段では、小径のディスクがディスク挿入口から挿入されたことが 前記検知部により検知されると、搬入機構が始動してディスクが送り込まれる。 また、小径のディスクが位置ずれすることなく、ディスク駆動機構に対して正確 に位置決めされたか否かの検知も同じ検知部により行われる。また第2の手段で は同じ検知部により大径のディスクの挿入を検知して搬入機構を始動でき、同じ 検知部が全ての径のディスクの挿入検知のために使用できる。
【0009】 なお、大径ディスクが挿入されたときには、小径ディスクの場合と異なり、デ ィスク駆動機構に対して正確に位置決めされやすいため、前記検知部によりこの 大径のディスクがディスク駆動機構上に正確に位置決めされたか否かの検知を行 うことを特に必要としない。すなわち大径のディスクがディスク駆動機構上に設 置されたときには、ディスクが検知部の検知領域から外れるように構成する必要 がない。したがってディスクが挿入され搬入機構により搬入された後に、検知部 からの検知出力が変わるか否かを監視することにより、大径のディスクが挿入さ れたか、小径のディスクが挿入されたかの識別も可能になる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明する。 図1はディスクプレーヤの操作部を示す正面図である。 この図において、11は操作パネルである。操作パネル11には、各種表示を 行なう液晶表示素子などからなるディスプレイ13と、例えば小径のディスク( S)および大径のディスク(L)のように径の相違する複数種類のディスクが挿 入される挿入口12とが設けられている。この操作パネル11はプレーヤ本体( H)の前面に取付けられて、プレーヤ本体(H)の各機能を操作できるようにな っている。 図2ならびに図3はプレーヤ本体(H)の平面図である。 図2ならびに図3において、符号14は大径のディスク(L)の中央を挟持し ないように両端方向に向って徐々に太い径となっている搬入ローラである。この 搬入ローラ14の一端は一方のサイドシャーシ15aに軸支され、他端はサイド シャーシ15bに軸支されている。そして搬入ローラ14には、サイドシャーシ 15bの外側にて歯車16が取付けられている。この歯車16は、サイドシャー シ15bに設けられたモータ(図示せず)の回転力を伝達する各種歯車18と噛 合っており、モータの回転力によって搬入ローラ14が回転駆動される。搬入ロ ーラ14は、相手側となるプラスチック製の対向部材または対向ローラと弾圧さ れており、大径および小径のディスク(L)と(S)は、搬入ローラと対向部材 または対向ローラに挟持されて送りこまれる。
【0011】 図2ならびに図3において、符号20はディスク駆動機構としてのディスク駆 動ユニットを示している。このディスク駆動ユニット20は、両サイドシャーシ 15a,15bに取付けられた振動吸収用の4個のダンパー19a,19b(他 の2個は図に現れない)に支持されている。このダンパーの存在により車載用と して使用された場合に、車体振動や衝撃からディスク駆動ユニット20が保護さ れるようになる。 図2と図3には現れていないが、ディスク駆動ユニット20の下シャーシには 、ディスク(S)または(L)を回転させるターンテーブル、ならびに小径のデ ィスク(S)あるいは大径のディスク(L)に書き込まれた信号を読取る光学的 ピックアップ機構が装備されている。 上記下シャーシの上には上シャーシが設けられ、この上シャーシにクランパー 26が設けられている。ディスク駆動ユニット20では、各ディスク(S)と( L)の中心部がターンテーブルとクランパー26とで挟持され、ターンテーブル により回転駆動される。
【0012】 ディスクの搬入経路内には、図2にて矢印方向へ移動するディスク位置決め部 材としてのストッパ31が設けられている。このストッパ31は、大径のディス ク(L)の半径と同じまたはディスク(L)の半径よりもわずかに大きな曲率半 径にて彎曲して形成されている。ストッパ31は、樹脂などによって上記曲率に て彎曲して形成されており、またその凹曲面側がターンテーブルの方向に向けら れている。 ストッパ31よりも挿入口側には一対のディスク規制突起37a,37bが設 けられている。図2に示すようにストッパ31がクランパー26に近い位置へ移 動しているとき、ディスク規制突起37a,37bがストッパ31よりも図示左 側にやや突出しており、このときストッパ31はその位置で移動できないように ロックされている。大径のディスク(L)により、両ディスク規制突起37aと 37bが同時にストッパ31方向へ押されると、ストッパ31のロックが解除さ れ、大径のディスク(L)とともにストッパ31が図2の図中の矢印方向へ移動 し、ストッパ31は図2の図中の右端の位置まで移動する。なお、ストッパ31 を図2の図中の右端位置から左側へ復帰移動させる復帰機構が設けられている。
【0013】 ディスク駆動ユニット20の中心部に搬入される小径のディスク(S)は、そ の縁の(イ)部が円弧形状のストッパ31のほぼ中心部に当り、このとき、縁の (ロ)部と(ハ)部の両部分が各ディスク規制突起37aと37bとに当たるよ うになる。小径のディスク(S)は、上記(イ)、(ロ)ならびに(ハ)部の3 点にてターンテーブルの中心上に至るように位置決めされることになる。また図 3に示すディスク通路の縁と各ディスク規制突起37aならびに37bとの距離 lは、小径のディスク(S)の半径よりも小さい寸法となるように設定されてい る。 大径のディスク(L)が供給されると、このディスク(L)の縁部の半径が小 径のディスク(S)の半径よりも大きいため、しかもストッパ31の凹曲面の曲 率がディスク(L)の半径にほぼ一致しているため、ディスク(L)の縁の(イ )部がストッパ31に当たると、縁の(ニ)部と(ホ)部とによってディスク規 制突起37aと37bが図の右方向(通路奥方向)へ押される。その結果、スト ッパ31のロックが外れ、ディスク(L)によってストッパ31が奥方向へ押し 込まれるようになる。
【0014】 図2と図3に示すように、ディスクの挿入通路内にはAとCで示す位置にある 光学検知器が設けられている。この各光学検知器AとCは、ディスク挿入通路を 挟んで対向する発光素子ならびに受光素子を有している。そして光を一定径に絞 る絞り部材が設けられている。 第1の光学検知器Aは、本考案の構成の特徴をなすものであり、それぞれの径 のディスクの挿入検知ならびに排出検知用であり、さらに小径のディスク(S) がディスク駆動ユニット20のターンテーブル上(クランパー26の下)の中心 位置に正確に位置決めされたか否かを検知する機能をも有している。第1の光学 検知器Aは、挿入口12の内方で且つディスク挿入通路の中心位置に配置されて いる。また第1の光学検知器Aは、挿入口12と、搬入機構を構成する搬入ロー ラ14との中間に位置している。そして大径のディスク(L)が挿入されたとき 、および小径のディスク(S)が挿入されたときに、光学検知器Aは、必ずディ スクが通過する位置に配置されている。
【0015】 第2の光学検知器Cは、大径のディスク(L)の中心がターンテーブルの上に 来ているときに、ディスク(L)の縁部から外れる位置に配置されている。第1 の光学検知器Aによりディスクの挿入が検知されさらに第2の光学検知器Cがデ ィスクにより遮られた後の所定時間内にこの第2の光学検知器Cの検知が切り替 わらないとき、大径のディスク(L)が正規の位置まで挿入されていないものと 判断される。また第2の光学検知器Cは、大径のディスク(L)が排出されたこ とを検知する機能をも有しており、このディスク(L)が光学検知器Cを遮断し ない位置まで移動したときに排出動作が完了される。 図4に示すように、上記両光学検知器AとCおよび他の光学検知器BとDの受 光出力は検知回路61により検知され、この検知信号がマイクロコンピュータ6 2に入力される。そしてこのマイクロコンピュータ62に入力されているソフト ウエアに応じてモータ駆動回路63が制御され、搬入ローラ14を駆動するため のモータ17が正転(ディスク送り方向)ならびに逆転(ディスク排出方向)す るように駆動制御される。
【0016】 ディスクの装填動作について説明する。 ディスクが再生されていないときには、ストッパ31が図2の図中の左側の位 置および図3に示す位置すなわちクランパー26に近い側にあり、一対のディス ク規制突起37aと37bが、ストッパ31よりも挿入口12側へ位置し、スト ッパ31がロックされている。 小径のディスク(S)が挿入されると、その先端の(イ)部がストッパ31の ほぼ中央部に当たったときに、(ロ)部と(ハ)部がディスク規制突起37aな らびに37bに当る状態になる。すなわちディスク規制突起37aと37bの双 方がストッパ31の方向へ押し込まれることはなく、ストッパ31のロックは解 除されない。よってディスク(S)は、ストッパ31に当たり、その中心がディ スク駆動ユニット20に位置決めされた位置で留まる。
【0017】 また小径のディスク(S)の場合には、必ずしも挿入口12の中心部に挿入さ れるとは限られず、例えば、図3に示すようにディスク(S)が、サイドシャー シ15a側に片寄った状態で挿入される場合もある。このような場合、ディスク (S)の縁に最初に当るディスク規制突起37aと通路端までの距離lは、小径 のディスク(S)の半径よりも狭くなっている。よってこのディスクが図3に示 す経路にて引き込まれ規制突起37aに当ると、この規制突起37aを支点とし てディスク(S)はその(イ)部がストッパ31に当るように回動して送り込ま れ、ディスク中心がターンテーブルの上に導かれることになる。なお、このとき 、ディスク(S)の縁部がディスク規制突起37aを図示右方向へ押すが、一方 のディスク規制突起37aのみが押されても、両ディスク規制突起37aと37 bが同時に押されない限りストッパ31のロックは外れず、ストッパ31は図3 の位置に留まる。 ディスク(S)の中心がディスク駆動ユニット20のターンテーブル上に至っ たことが後述の検知動作によって認識されると、クランパー26とターンテーブ ルとによってディスク(S)がクランプされる。
【0018】 次に、大径のディスク(L)が挿入口12から挿入されて、搬入ローラ14に よって送り込まれると、図2に示すように、ディスク(L)の縁の(ニ)部と( ホ)部がほぼ同時にディスク規制突起37aと37bに当る。またストッパ31 はほぼディスク(L)の外周に沿う凹形状であるため、ディスク(L)がストッ パ31のほぼ全面に沿って当たり、よって、両規制突起37aと37bがほぼ同 時にストッパ31の方向へ押される。そのためストッパ31のロックが解除され る。さらに搬入ローラ14によってディスク(L)が送り込まれると、これに押 されてストッパ31は通路奥方向へ移動させられる。ストッパ31が通路奥方向 へ移動させられた状態で、ディスク(L)はその中心がターンテーブルの上に一 致し、クランパー26によりディスク(L)の中心部がターンテーブルにクラン プされる。
【0019】 次に、AとCで示した光学検知器による検知動作ならびにこの検知動作に基づ く搬入ローラ14の回転制御について説明する。 以下の説明において、光学検知器AとCは、それぞれディスクが光を遮断した ときをON、ディスクが光を遮断していないときをOFFとして説明する。 まず、搬入ローラ14を駆動するモータが停止しているときに、小径のディス ク(S)または大径のディスク(L)が挿入口12から挿入されると、各ディス クの先端によって本考案の特徴をなす第1の光学検知器AがONになり、これに よりモータが始動して搬入機構を構成する搬入ローラ14が正転し、ディスクが 引き込まれる。 まず、大径のディスク(L)が挿入されると、第1の光学検知器AがONにな った後、第2の光学検知器CがONになる。大径ディスク(L)の場合には、第 1の光学検知器Aと第2の光学検知器Cが必ずONになる。小径のディスク(S )が挿入されたときには、第1の光学検知器Aが必ずONになるが、ディスク( S)の移動経路により、光学検知器CがONになる場合とOFFのままの場合と がある。マイクロコンピュータ62では、第2の光学検知器CがONのなった後 を基準として、タイマなどにより所定時間が設定され、この時間内に第2の光学 検知器CがOFFになるか否か監視される。
【0020】 大径のディスク(L)が挿入され、その中心がターンテーブル上に正常に移動 するときには、まず光学検知器CがONになり、光学検知器Cが所定時間内にO FFとなる。この光学検知器Cの切り替わりに加え第1の光学検知器AがONで あることが確認されて、大径のディスク(L)が正規の位置に装填されたものと 判断される。 小径のディスク(S)が挿入され、その中心がターンテーブル上の正規の位置 へ移動するときには、まず第1の光学検知器AがONになった後に、第2の光学 検知器Cが一旦ONになった後あるいは光学検知器CがONになることなく(こ れは小径のディスクの移動経路により異なる)、第1の光学検知器AがOFFで あるときに、小径のディスク(S)が正規の位置に装填されたものと判断される 。
【0021】 光学検知器AがONになった後、光学検知器CがONになったときには、その 後に光学検知器AがOFFになれば小径ディスク(S)が正規の装填位置に至っ たものと判断される。また光学検知器AがONになった後、光学検知器CがON にならない場合にも、その後に光学検知器AがOFFになることにより、小径デ ィスク(S)が正規の位置に装填されたものと判断される。 すなわち、光学検知器Aは、ディスクの挿入を検知して搬入ローラ14を始動 する機能、小径のディスク(S)がターンテーブルに正常に装填されたか否かを 検知する機能、さらに大径のディスク(L)が装填されたか、小径のディスク( S)が装填されたかの識別機能を有している。
【0022】 ここで大径のディスク(L)が挿入され、搬入ローラ14による送り動作のと きに、例えば車載用機器の場合の車体の振動などによりディスクがわずかに偏る などして、ディスク(L)が図2に示すような正規の位置まで装填できない場合 が想定される。大径のディスク(L)が正規の位置まで装填されない場合には第 2の光学検知器C上にディスクが位置しており、この光学検知器CがONのまま である。このように光学検知器Cが一旦ONとなり、所定時間の内にOFFにな らない場合には、搬入ローラ14を駆動しているモータを逆転させ、大径のディ スク(L)を一旦挿入口の方向へ戻す。 また小径のディスク(S)の場合に、第1の光学検知器AがOFFにならない 場合には、小径のディスク(S)の本来の直径と相違するディスクが挿入され、 あるいはディスク状の異物が挿入されたものとしてディスクを排出する。
【0023】 小径のディスク(S)が挿入されるときは、必ずしも挿入口の中央から挿入さ れるとは限らず、図3にて(β)で示すように挿入口の一方に偏った位置から挿 入されることがある。図3に示すように偏った位置に挿入された場合、ディスク (S)が通路奥方向へ移動し、ほぼ(α)で示す位置からさらにやや進行して小 径のディスク(S)が一方の規制突起37aに当った状態にて停止することが想 定される。 このような場合、第1の光学検知器AがONになった後にOFFにならないこ とから、搬入ローラ14の逆転ならびにその後の正転によりディスクの送り動作 が繰り返される。この再度のディスク送り動作では、図3にて(α)で示す位置 から図示左方向へ戻され、その位置から再度挿入が再開される。よって(β)で 示すように最初から偏った位置にて挿入されるよりも良い条件すなわち中心に近 寄った位置から再度挿入動作が繰り返されることになる。よって送り込みを繰り 返す度に小径のディスク(S)が正規の位置まで装填できる確率が高くなり、小 径のディスクが確実に正規の位置に装填されるようになる。
【0024】 次にディスクの排出動作について説明する。 ディスクは、大径のディスク(L)の場合には、イジェクト操作によってクラ ンパー26によるクランプが解除されるとともに、搬入ローラ14が逆転し、デ ィスク(L)が排出される。 そしてそれまでOFFだった第2の光学検知器Cが一旦ONになった後さらに OFFになったときにモータを停止する。このとき図2の左側に示すように、デ ィスク(L)の後端が搬入ローラ14上に位置してディスク(L)が挿入口12 から突出した状態となる。 次に小径のディスク(S)の排出動作では、イジェクト操作によってクランパ ー26のクランプが解除された後に、搬入ローラ14の駆動モータを一定時間だ け駆動する。小径のディスク(S)は、この一定時間後に搬入ローラ14から外 れた位置にて止まり、小径のディスク(S)の先部が挿入口12から突出して停 止する。
【0025】 なお、図2と図3では、前記第1の光学検知器Aと第2の光学検知器C以外の 光学検知器BとDが設けられている。 光学検知器Bは小径のディスク(S)または大径のディスク(L)の中心がタ ーンテーブルの上に来ているときに、いずれのディスクであっても遮断される位 置に配置されている。なお、第1の光学検知器Aによりディスクの挿入が検知さ れた後の所定時間内に、この光学検知器Bによりディスクが検知されないときも 、小径のディスク(S)が正規の位置まで挿入されず途中位置にて停止している と判断することができるものとなっている。 光学検知器Dは、図2において左側に示されている位置に排出された小径のデ ィスク(S)が再度押し込まれたときに、このディスク(S)により遮断される ことによって、この押し込み動作を検知するためのものである。
【0026】
【考案の効果】
請求項1記載の考案では、挿入口12から挿入されたディスク(S)を検知部 Aが検知することにより搬入機構14が始動するが、この同じ検知部Aにより、 ディスク(S)がディスク駆動機構に正規の位置に装填されたか否か検出できる 。同じ検知部Aにより挿入時の搬入機構の始動と、ディスク駆動機構への正常な 装填であるかの検出ができる。制御部では同じ検知部Aの検知出力を監視してい るだけでよいため、制御動作が容易である。
【0027】 請求項2記載の考案では、検知部Aによりディスク(S)の挿入時の搬入機構 14の始動と、ディスク(S)が正常に装填されたか否かの検出が行われるだけ でなく、同じ検知部Aにより大径のディスク(L)が挿入されたときの搬入機構 の駆動も行われ、同じ検知部Aを種々の用途に使用できるようになる。また検知 部Aにより、大径のディスクが装填されたか小径のディスクが装填されたかの識 別も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクプレーヤの操作部を示す正面図、
【図2】ディスクプレーヤの平面図、
【図3】ディスクプレーヤの平面図、
【図4】検知部の検知出力と搬入機構の駆動モータの制
御回路を示す回路ブロック図、
【符号の説明】
S 小径のディスク L 大径のディスク 12 挿入口 14 搬入ローラ 20 ディスク駆動ユニット 26 クランパー 31 ストッパ 37a,37b ディスク規制突起 A 第1の光学検知器 C 第2の光学検知器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク挿入部とその内方に位置する搬
    入機構と、搬入機構により搬入されたディスクをディス
    ク駆動機構に対して位置決めする位置決め部材とが設け
    られたディスクプレーヤにおいて、前記ディスク挿入部
    と搬入機構との間には、ディスク挿入部から挿入された
    ディスクを検知できる位置で且つディスク駆動機構に対
    し位置決めされた状態のディスクが検知領域から外れる
    位置となる検知部が設けられ、ディスク挿入部から挿入
    されたディスクが前記検知部により検知されたときに前
    記搬入機構が始動させられることを特徴とするディスク
    プレーヤ。
  2. 【請求項2】 異なる径のディスクが挿入されるディス
    ク挿入部とその内方に位置する搬入機構と、搬入機構に
    より搬入されたそれぞれの径のディスクをディスク駆動
    機構に対して位置決めする位置決め部材とが設けられた
    ディスクプレーヤにおいて、前記ディスク挿入部と搬入
    機構との間には、ディスク挿入部から挿入されたそれぞ
    れの径のディスクを検知できる位置で且つディスク駆動
    機構に対し位置決めされた状態の小径のディスクが検知
    領域から外れる位置となる検知部が設けられ、ディスク
    挿入部から挿入されたディスクが前記検知部により検知
    されたときに前記搬入機構が始動させられることを特徴
    とするディスクプレーヤ。
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