JP2007207389A - ディスクの搬送異常検出方法 - Google Patents

ディスクの搬送異常検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ディスク搬送が正常に行われたか否かを確実に判定することができ、ローディングミス、チャッキングミス、ディスクの落下等を防止する「ディスクの搬送異常検出方法」を提供する。
【解決手段】 挿入口フォトセンサによりディスクを検出すると、移送ユニットによりディスクをディスク収納部のトレイへ搬送するステップと、トレイ上にディスクが搭載されたか否かを検出するステップと、ドライブユニットにディスクをチャックするステップと、チャックの完了後に、挿入口フォトセンサによりディスクの有無を検出するステップと、挿入口フォトセンサによりディスクが検出されたとき、ディスクが搬送異常であると判定するステップとを有する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、CD(コンパクトディスク)やDVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)などのディスクの再生や記録を可能とするディスク装置に関し、特に、複数のディスクを収納可能なディスク装置のディスク搬送異常検出方法に関する。
複数のディスクを収納することができる車載用チェンジャ型ディスク装置は、ディスク挿入口から挿入されたディスクを移送ユニットによって筐体内部へローディング(搬送)し、ロードされたディスクを、ディスクの厚さ方向に積層されたトレイ内に収納する。複数のトレイの中から選択されたディスクは、ドライブユニットによりチャッキングされ、その後、回転駆動されて、光ピックアップによりディスクに記録されたデータの読取りまたはディスクへの記録が行われる。
車載用ディスク装置の場合、これを取り付けるスペースは限られているため、できるだけ小型化されることが望ましい。こうした要求を応えるべく、特許文献1のディスク搬送装置は、図8に示すように、ディスクに接してディスクを搬送する搬送ローラ12、13と、搬送ローラ12、13を回転駆動するモータ14と、搬送ローラ12、13の一端側を縦軸16により回転可能に支持するとともに搬送ローラをディスクと平行な面内で揺動させる揺動支持部材17と、搬送ローラの他端側に設けられた回転自走ローラ18、19と、回転自走ローラの自走を案内するガイド板20と、回転自走ローラの自走位置を規制するガイド板の両端部に設けられたストッパピン22、23とを備えている。同一の駆動源および搬送ローラを用いて、ディスクの挿入および排出位置から再生位置までの搬送を可能にすることで、装置の小型化と省スペース化を図っている。
特開2001−101745号
しかしながら、従来のディスク装置には、次のような課題がある。図9は、ディスク装置の筐体内部に取り付けられたディスク収納部を示している。ディスク収納部30は、ディスクをその厚さ方向に複数収納するための複数の板状のトレイ32を含んでいる。各トレイ32は、その端部を3箇所の不等ピッチスクリュー34によって回転可能に保持されている。
図10(a)は、不等ピッチスクリューを示す図である。不等ピッチスクリュー34には、各トレイの支点と係合するらせん状の溝36が形成されている。この溝36には、1回転毎に各トレイの支点38(図には6トレイ分のトレイ支点を○で示している)が係合され、スクリュー34を正回または逆転することで、トレイ支点38が溝36内を摺動し、トレイが上昇、または下降するようになっている。また、不等ピッチスクリュー34は、軸の上部側および下部側において1回転毎の溝ピッチ(間隔)が狭くなっており、一方、その中央部において間隔が広くなっている。中央部に位置されるトレイは、再生または書込みのために選択されるトレイであって、間隔を大きくすることで、トレイ下方にドライブユニットが進入するスペースを与えている。ドライブユニットは、ディスクのチャッキングやディスクを回転駆動する機能などを備えている。
図10(b)、(c)は、不等ピッチスクリューの中央部の溝の拡大図である。中央部の溝36aには、一定領域からなる平坦部40が形成されている。不等ピッチスクリュー34が停止されたとき、図10(b)に示すように、平坦部40にトレイ支点38が停止するように設計されている。これは、選択されたトレイの高さを正規位置P1に保つためである。しかし、選択したトレイ支点38が、平坦部40のギリギリの所に位置してしまった場合、そこに振動等の外乱が加わると、図10(c)に示すように、トレイの支点38が平坦部40から滑り落ちてしまい、トレイの高さP2が正規位置P1に比べて低くなってしまう。
各トレイには、図11に示すように、軸52によって回転可能に支持されたトレイ爪50が設けられている。ディスクが搬送中のとき、すなわち、ディスクがトレイに搭載されていないとき、トレイ爪50の一方の端部54がフォトセンサ56内に位置し、図11(b)に示すように、発光素子58からの光を遮光している。トレイ爪50の他方の端部60は、トレイ30の境界Gから内方に向けて突出しており、ディスクがトレイに搭載されるとき、ディスク外縁が他方の端部60を押し進め、トレイ爪50が矢印Rの方向に回転する。これにより、一方の端部54がフォトセンサ56から外れ、発光素子58からの光が受光素子62に受光され、ディスク搬送の完了が検知される。
トレイ支点38が溝36aの平坦部40にある正常な状態では、ディスクが搭載されていなければ、フォトセンサ56は遮光となっているが、上記したように振動等によりトレイ支点38が溝36aの平坦部40より落下した状態では、トレイ爪50の一方の端部54が低くなり、その結果、図11(c)に示すように、発光素子58からの光が遮光されずに受光素子62に到達してしまう。これにより、ディスクの搬送が完了していないにもかかわらず、ディスクの搬送が完了したとみなされてしまう。
また、不等ピッチスクリューの溝36は、トレイ昇降の負荷とならないように、トレイ支点38の大きさに対してある程度の余裕をもった大きさに形成されている。そのため、正常にトレイ支点38が平坦部40に位置していた場合でも、振動環境下ではバタつきが発生し、トレイ支点が平坦部から滑り落ちた場合と同じようにフォトセンサ56で通光してしまう可能性がある。
上記のように、フォトセンサ56が通光となった場合には、実際にはディスクがロードエンドに到達していなくても、ディスクの搬送完了とみなされ、ディスクのセンタリングができない状態であるにも関わらず、次動作であるチャッキング動作に移行し、チャッキングミスを引き起こしてしまう。
チャッキング処理は、ドライブユニットの一連の動作の延長上にあり、チャッキング完了は、ドライブユニットの機械的な位置変化でのみ判断している。すなわち、ドライブユニットが規定位置まで移動すれば、ディスクのチャッキング動作が完了したとみなされる。また、本当にディスクをチャッキングできたか否かを直接的に確認することができないため、メカ機構の位置関係から間接的に判断している。
チャッキング動作の完了後、正常にチャッキングが行われているかを確認するためにスピンドル回転によるチャッキング確認処理を行っている。スピンドルが回転しなければ、正常なチャッキングと判定され、回転すれば異常なチャッキングと判定される。しかし、上記のようなディスク搬送が正常に行われていない場合であっても、ディスクとスピンドルが圧着されていて負荷が高く、スピンドルが回転しなければ、この確認処理においても正常チャッキングと判定されてしまい、その結果、ディスクローディングの正常終了と認識してしまう。
ディスクローディング処理は完了とみなされても、チャッキングができていない以上、当然再生することができない。また、他のトレイへのディスクチェンジ動作をすることもできずに、エラーとなってしまう。さらに、ディスクのチャッキングを失敗している状態での再生動作時には、スピンドルのみが空転してしまうことになるため、ユーザーのディスクの記録面に傷をつけるおそれもある。さらに、チェンジャ型ディスク装置の場合には、チャッキングが正常にされていない状態でドライブユニットによりディスクを回転すると、支持をされていないディスクがトレイから落下したり、ディスクが傾斜し、その後の動作を続行できない重大な故障を招くおそれもあった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決し、ディスク搬送が正常に行われたか否かを確実に判定することができ、ローディングミス、チャッキングミス、ディスクの落下等を防止するディスク装置を提供することを目的とする。
本発明に係るディスク装置は、一方の端部が回転可能に支持され、当該一方の端部を中心に回転することによりディスク挿入口に臨む第1の位置または筐体内のディスク収納部に臨む第2の位置に移動可能であり、かつディスクを搬送するための移送ローラを備えた移送ユニットと、ディスク収納部のディスクを回転可能なドライブユニットとを有し、さらに、ディスク挿入口近傍にディスクがあるか否かを検出する第1のディスク検出手段と、移送ユニットが第1の位置にあるとき、第1のディスク検出手段によりディスクが検出されると、前記移送ローラを回転させるとともに移送ユニットを前記一方の端部を中心に回転させ、第1の位置から第2の位置へ向けて移動させる第1の移動手段と、ディスク収納部のトレイにディスクが搭載されたか否かを検出する第2のディスク検出手段と、第2のディスク検出手段によりディスクの搭載が検出されると、前記ドライブユニットによりディスクをチャックさせるチャッキング手段と、チャッキングの完了後に、第1のディスク検出手段の検出結果に基づき、ディスクの搬送が正常に行われたか否か判定する判定手段とを有する。
好ましくは、第1の検出手段は、移送ユニットに搭載されており、チャッキングの完了後に前記移送ユニットを第2の位置から第1の位置へ移動させる第2の移動手段を含む。判定手段は、チャッキングの完了後に第1の検出手段によりディスクが検出された場合には、ディスクの搬送に異常があると判定する。ディスク装置はさらに、判定手段によりディスク搬送が異常であると判定されたとき、移送ユニットにより一旦ディスクを排出させ、ディスクを再び搬送させる再搬送手段を含む。
さらに本発明に係るディスク装置のディスクの搬送異常検出方法は、ディスク挿入口近傍のディスクを検出する第1の検出ステップと、第1の検出ステップによりディスクが検出されると、前記移送ローラを回転させるとともに移送ユニットを前記一方の端部を中心に回転させ、第1の位置から第2の位置へ向けて移動させる第1の移動ステップと、ディスクをディスク収納部のトレイ上に搭載するステップと、トレイ上にディスクが搭載されたか否かを検出する第2の検出ステップと、第2の検出ステップによりディスクの搭載が検出されると、前記ドライブユニットによりディスクをチャッキングするステップと、チャッキングの完了後に、移送ユニットを第2の位置から第1の位置へ移動させ、ディスク挿入口近傍のディスクの有無を検出する第3の検出ステップと、第3の検出ステップによりディスクが検出されたとき、ディスクの搬送が異常であると判定するステップとを有する。
好ましくは、ディスクの搬送が異常と判定されたとき、移送ユニットによりディスクを排出するステップと、排出されたディスクを移送ユニットにより再搬送させるステップとを有する。また、ディスクの再搬送が予め決められた回数に到達したとき、ディスクの再搬送を停止し、搬送エラー処理するステップを有する。
本発明のディスク装置によれば、移送ユニットによりディスクを移送し、チャッキングを完了した後、ディスク挿入口近傍においてディスクの有無を検出するようにしたので、本来あるはずのないディスクが検出された場合には、ディスク搬送の異常を確実に判定することができる。そして、ディスク搬送に異常がると判定された場合には、ディスクを一旦排出させ、再度ディスクのローディングをやり直すことで、ディスク搬送の異常からの復帰を図ることができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るディスク装置の内部を示す平面図であり、ディスク装置の筐体の下面を取り除いた状態を示している。本実施例のディスク装置は、車載用のインダッシュタイプのディスク収納型であり、筐体は、いわゆる1DINまたは2DINサイズを有する。ディスク装置100は、ディスクの移送を行う移送ユニット200、ディスクのチャッキングおよび回転駆動等を行うドライブユニット300、および複数のディスクを収納するディスク収納部30を筐体内に含んでいる。
筐体の前面102には、幅Wのスリット状のディスク挿入口104が形成されている。好ましくは、ディスク挿入口104をシャッターにより開閉する。ディスク挿入口104の近傍に、移送ユニット200が配置されている。移送ユニット200は、その一方の端部が軸202により回動自在に支持され、軸202を中心に移送ユニットが回転されると、その他方の端部が円弧状の軌跡を描くように移動する。
図2は、移送ユニットの詳細を示す斜視図である。移送ユニット200の一方の端部には、軸202と複数の歯車列210が取り付けられている。歯車列210は、図示しない駆動モータに結合され、歯車列210の1つの歯車がローラ軸212に結合されている。このローラ軸212の両端には、一対の移送ローラ214が取り付けられている。移送ローラ214と一定の間隙が生じるように摺動部材216が設けられている。この間隙は、ディスク挿入口214と一致し、ディスク挿入口214から挿入されたディスク、あるいはディスク挿入口214へ排出されるディスクは、摺動部材216と移送ローラ214に挟持されながら移送ローラ214によって搬送される。また、移送ユニット200には、図1に示すように、2組の挿入口フォトセンサ220、222が設けられている。挿入口フォトセンサ220、222は、発光素子と受光素子を含み、発光素子と受光素子が、移送ローラ214と摺動部材216の間隙を跨ぐように配置されている。この間隙、あるいはディスク挿入口104にディスクが存在するとき、発光素子から受光素子への光がディスクによって遮光され、ディスクが検出される。
移送ユニット200は、ディスクの挿入を待機しているとき、あるいはディスクの搬送を完了しディスクの再生が行われるとき、図1に示すように、ディスク挿入口104に臨む位置、言い換えれば、ディスク挿入口104と並行となる位置にある。ディスクをディスク収納部30へ搬送するとき、移送ユニット200は、図3に示すように、一方の端部の軸202を中心に回転し、選択されたトレイにディスクを搭載することができる位置まで移動される。なお、ディスクの搬送時には、移送ローラ214も回転される。
ドライブユニット300は、図1に示すように、筐体の側部に配置されている。ドライブユニット300は、細長いベース302を含み、その一方の端部が軸304により回転自在に支持されている。ベース302の他方の端部には、回転駆動部が設けられている。回転駆動部は、ベース302に支持されたスピンドルモータと、スピンドルモータの回転軸306に固定されたターンテーブル308とを有している。また、図1には示されないが、ベース302には、光学ヘッドが設けられている。ドライブユニット300は、ディスクの再生または書込みを行わないとき、図1に示すように退避位置にあるが、ディスクの再生または書込みを行うとき、図3または図4に示すように、軸304を中心に回転し、ターンテーブル308によりディスクDをチャックし、またはディスクDを回転させる。
ディスク収納部30は、図1および図9に示すように、扇状の複数のトレイ32を含んでいる。各トレイ32は、外縁部の3箇所において不等ピッチスクリュー34によって回転可能に支持されている。各トレイ30には、従来技術で説明したように、トレイ爪50(図11を参照)が設けられており、ディスクがトレイに搭載されたとき、ディスクの外縁がトレイ爪50を回転させ、これがフォトセンサ56によって検出されるようになっている。各トレイ32は、不等ピッチスクリュー34を回転させることで、上昇または下降され、中央部分のスクリュー溝36aの間隔が大きく、そこでのトレイは、隣接する下方のトレイから大きく離れ、そのスペースにドライブユニット300を進入させることができる。
図4は、ディスクの再生または書込みが行われているときの各部の位置を示している。移送ユニット200は、ディスクの搬送を終了すると、ディスク挿入口104に臨む元の位置に戻る。ドライブユニット300は、ディスクをチャックした後、その位置から下降し、ディスクをダンパーフリーな状態で回転する。
図5は、オーディオ装置の各部を制御するための構成を示すブロック図である。制御部500は、例えばマイクロコンピュータから構成され、RAM/ROM等のメモリに制御シーケンス用のソフトウエアを格納し、当該ソフトウエアに従い各部の動作を制御する。制御部500は、挿入口フォトセンサ220、222、およびトレイ爪検出用のフォトセンサ56の検出結果、およびユーザからの入力を受け取る入力部540の出力に応答して、モータ510、520、530に対して駆動制御信号を出力する。モータ510は、移送ユニット200の回転および移送ローラ214を回転する。モータ520は、軸304を中心にしたドライブユニット300の回転、ドライブユニット300の上下動、スピンドルモータの回転などを行う。モータ530は、ディスク収納部30の不等ピッチスクリュー34を回転する。
次に、本実施例のディスク装置におけるディスクローディング動作を図6のフローチャートを参照して説明する。始めに、ディスク装置100は、ローディングの待機状態にある(ステップS101)。このとき、移送ユニット200は、図1に示すように、ディスク挿入口104に臨む位置にある。入力部540からディスク挿入の指示があると、シャッターが開き、ディスク挿入口104が露出される。ディスク挿入口104からディスクが挿入されると、ディスクの外縁が移送ユニットの移送ローラ214と摺動部材216の間隙に到達し、挿入口フォトセンサ220、222のいずれかによりディスクが検出され、この検出結果が制御部500へ出力される。制御部500は、これに応答して、移送ユニット200の移送ローラ214の回転を開始させる(ステップS102)。この時点からディスクの搬送処理が開始される。
搬送処理が開始されると、制御部500は、移送ユニット200を軸202を中心に回転を開始させ、移送ユニット200をディスク収納部30に臨む位置まで回転させる。移送ユニット200により搬送されたディスクは、ディスク収納部30の中央部に位置するトレイ32に搭載される。ディスクの外縁がトレイ爪50を回転させると、フォトセンサ56が遮光状態となり、ディスク搬送の完了が検知される。これに応答して、制御部500は、移送ローラ214の回転を停止させる。
次に、制御部500は、チャッキング処理を行う(ステップS103)。制御部500は、ドライブユニット300を軸304を中心に回転させ、ドライブユニット300のターンテーブル308を位置決めし、次いで、ドライブユニット300を上昇させる。これにより、ターンテーブル308がディスク中央の孔内に挿入され、チャッキングが行われる。
次に、制御部500は、チャッキングの確認処理を行う(ステップS104)。チャッキングの確認は、図7に示すフローによって行われる。ドライブユニット300によるチャッキングが行われると(ステップS201)、図示しないチャッキングスイッチの検出が行われる(ステップS202)。スイッチが検出されると、制御部500は、チャッキングが完了したとみなし、次に、スピンドルモータを駆動し、ディスクを回転させる(ステップS203)。この回転は、約100ms行われ(ステップS204)、スピンドルモータが停止される(ステップS205)。制御部500は、スピンドルモータの回転数の指標であるFG値を検出する(ステップS206)。ディスクをチャッキングするとき、ディスクは図示しない押圧部材に挟持される構成であるため、正常なチャッキングであれば、圧着負荷によりスピンドルモータが回転せず、FG値は検出されない。従って、FG値が検出されなければ、制御部500は、正常チャッキングとみなす(ステップS207)。一方、FG値が検出されれば、チャッキング異常とみなす(ステップS208)。
以上のチャッキング確認処理により、チャッキングが正常と判定されると、制御部500は、移送ユニット200を回転させ、移送ユニットを元の位置、すなわちディスク挿入口104に臨む位置に戻す(ステップS105)。一方、チャッキングが異常と判定した場合には、制御部500は、異形ディスクとみなし、ディスクの排出処理を行う(ステップS106)。
次に、制御部500は、元の位置に戻された移送ユニット200の挿入口フォトセンサ220、222によりディスクの有無を検出する(ステップS107)。挿入口フォトセンサ220、222のいずれもがディスクを検出しない場合には、制御部500は、ディスクローディングが正常に行われたと判定し、ディスク挿入口104のシャッターを閉じ(ステップS108)、次いで、ドライブユニット300をチャッキングした位置から下降させ、ディスクをフリーの状態にて回転させ、ディスクを再生可能な状態におく(ステップS109)。
一方、挿入口フォトセンサ220、222のいずれかがディスクを検出した場合には、制御部500は、搬送異常と判定する。すなわち、ディスクがトレイに完全に搭載されていれば、ディスクがディスク挿入口近傍に位置することはない。このような事態は、振動等の外乱が生じたときに、トレイ支点が不等ピッチスクリューの溝36aの平坦部40から落下し、フォトセンサ56が誤って通光状態になり、ローディング中、またはローディングが成功していないのに、ディスクのローディングを完了とみなしたときに生じる。
ローディング異常と判定した場合、制御部500は、ディスクの排出処理を実行する(ステップS110)。制御部500は、移送ユニット200の移送ローラ214を回転させ、ディスク挿入口104に差し掛かっているディスクをイジェクトする。次に、制御部500は、ローディングのリトライ回数をチェックし、予め決められたリトライ回数に到達していない場合には、再度、排出されたディスクの再搬送処理を開始する(ステップS102)。一方、リトライ回数に到達していれば、ローディングエラーとして搬送を終了させる。なお、リトライ回数は、例えば、ディスクをローディングするたびに、内部カウンタに「1」を加算し、加算結果をレジスタ等に保持しておくことができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
上記実施例では、ディスク収納型のディスク装置を例示したが、必ずしも収納型である必要はない。また、挿入口フォトセンサを移送ユニットに設ける例を示したが、挿入口フォトセンサを筐体に設けるものであってもよい。上記例では、挿入口フォトセンサを2つ用いたが、単一のものであってもよい。さらに、トレイに搭載されたディスクの検出機構は、必ずしもトレイ爪とフォトセンサの組合せに限るものではない。
本発明は、CD、DVD等のディスクに記録されたデータを再生したり、あるいはそこにデータを書き込むことができるディスク装置において利用され、特に、車載用のオーディオ・ビデオ装置において利用される。
本発明の実施例に係るディスク装置の内部構成を示す平面図である。 移送ユニットの詳細を示す部分斜視図である。 移送ユニットがディスク収納部へ向けて回転した状態を示す図である。 ドライブユニットがディスクを回転駆動するときの状態を示す図である。 ディスク装置の各部を制御するための構成を示すブロック図である。 ディスク装置のディスクローディングの動作を示すフローチャートである。 ディスクチャックの確認する動作を示すフローチャートである。 従来のディスク装置を示す平面図である。 ディスク装置のディス収納部を示す斜視図である。 不等ピッチスクリューを示す図である。 トレイ爪の動作を説明する図である。
符号の説明
30:ディスク収納部 32:トレイ
34:不等ピッチスクリュー 36:溝
38:トレイ支点 40:平坦部
50:トレイ爪 52:軸
54:一方の端部 56:フォトセンサ
58:発光素子 60:他方の端部
62:受光素子 100:ディスク装置
102:筐体の前面 104:ディスク挿入口
200:移送ユニット 202:軸
210:歯車列 212:ローラ軸
214:移送ローラ 216:摺動部材
220、222:挿入口フォトセンサ 300:ドライブユニット
302:ベース 304:軸
306:回転軸 308:ターンテーブル
D:ディスク

Claims (9)

  1. 一方の端部が回転可能に支持され、当該一方の端部を中心に回転することによりディスク挿入口に臨む第1の位置または筐体内のディスク収納部に臨む第2の位置に移動可能であり、かつディスクを搬送するための移送ローラを備えた移送ユニットと、ディスク収納部のディスクを回転可能なドライブユニットとを有するディスク装置であって、
    ディスク挿入口近傍にディスクがあるか否かを検出する第1のディスク検出手段と、
    移送ユニットが第1の位置にあるとき、第1のディスク検出手段によりディスクが検出されると、前記移送ローラを回転させるとともに移送ユニットを前記一方の端部を中心に回転させ、第1の位置から第2の位置へ向けて移動させる第1の移動手段と、
    ディスク収納部のトレイにディスクが搭載されたか否かを検出する第2のディスク検出手段と、
    第2のディスク検出手段によりディスクの搭載が検出されると、前記ドライブユニットによりディスクをチャックさせるチャッキング手段と、
    チャッキングの完了後に、第1のディスク検出手段の検出結果に基づき、ディスクの搬送が正常に行われたか否か判定する判定手段と、
    を有するディスク装置。
  2. 第1の検出手段は、移送ユニットに搭載されており、チャッキングの完了後に前記移送ユニットを第2の位置から第1の位置へ移動させる第2の移動手段を含む、請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記判定手段は、チャッキングの完了後に、第1のディスク検出手段によりディスクが検出された場合には、ディスク搬送に異常であると判定する、請求項1または2に記載のディスク装置。
  4. ディスク装置はさらに、前記判定手段によりディスク搬送が異常であると判定されたとき、移送ユニットにより一旦ディスクを排出させ、ディスクを再び搬送させる再搬送手段を含む、請求項1ないし3いずれか1つに記載のディスク装置。
  5. 前記再搬送手段は、ディスクの再搬送が予め決められた回数に到達したとき、ディスクの再搬送を終了する、請求項4に記載のディスク装置。
  6. 前記チャック手段は、ドライブユニットを介してディスクが回転するか否かによりチャッキングが正常に行われたか否かを確認する確認手段を有し、前記第2の移動手段は、前記確認手段によりチャッキングが正常と確認されたとき、前記移送ユニットを第2の位置から第1の位置へ移動させる、請求項2に記載のディスク装置。
  7. 一方の端部が回転可能に支持され、当該一方の端部を中心に回転することによりディスク挿入口に臨む第1の位置または筐体内のディスク収納部に臨む第2の位置に移動可能であり、かつディスクを搬送するための移送ローラを備えた移送ユニットと、ディスク収納部のディスクを回転可能なドライブユニットとを有するディスク装置のディスクの搬送異常検出方法であって、
    ディスク挿入口近傍のディスクを検出する第1の検出ステップと、
    第1の検出ステップによりディスクが検出されると、前記移送ローラを回転させるとともに移送ユニットを前記一方の端部を中心に回転させ、第1の位置から第2の位置へ向けて移動させる第1の移動ステップと、
    ディスクをディスク収納部のトレイ上に搭載するステップと、
    トレイ上にディスクが搭載されたか否かを検出する第2の検出ステップと、
    第2の検出ステップによりディスクの搭載が検出されると、前記ドライブユニットによりディスクをチャッキングするステップと、
    チャッキングの完了後に、移送ユニットを第2の位置から第1の位置へ移動させ、ディスク挿入口近傍のディスクの有無を検出する第3の検出ステップと、
    第3の検出ステップによりディスクが検出されたとき、ディスクの搬送が異常であると判定するステップと、
    を有する搬送異常検出方法。
  8. ディスクの搬送が異常と判定されたとき、移送ユニットによりディスクを排出するステップと、排出されたディスクを移送ユニットにより再搬送させるステップとを有する、請求項7に記載の搬送異常検出方法。
  9. ディスクの再搬送が予め決められた回数に到達したとき、ディスクの再搬送を停止し、搬送エラー処理するステップを有する、請求項8に記載の搬送異常検出方法。
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