JPH06275008A - 媒体交換型ディスク装置 - Google Patents

媒体交換型ディスク装置

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Publication number
JPH06275008A
JPH06275008A JP5083787A JP8378793A JPH06275008A JP H06275008 A JPH06275008 A JP H06275008A JP 5083787 A JP5083787 A JP 5083787A JP 8378793 A JP8378793 A JP 8378793A JP H06275008 A JPH06275008 A JP H06275008A
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JP
Japan
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spindle motor
signal
magneto
drive
optical disk
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Application number
JP5083787A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takemoto
博史 竹本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 媒体交換型ディスク装置において、記録媒体
のチャッキングミスを迅速に検出する。 【構成】 スピンドルモータ1の駆動を開始してから、
時間TAを経過した後の時間TBで、スピンドルモータ
1の駆動電流の変化を調べて、その値が範囲(VF1<
VF2)から逸脱している場合には、ターンテーブル2
に対して光磁気ディスク3が正常にチャッキングされて
いないと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状の記録媒体
をスピンドルモータに着脱自在に取り付ける媒体交換型
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、光磁気ディスク装置、フロッピ
ーディスク装置または媒体交換型磁気ディスク装置な
ど、ディスク状の記録媒体を用いる媒体交換型ディスク
装置では、記録媒体が装着されたことを検出すると、ス
ピンドルモータを回転駆動し、その回転速度を所定の目
標値にサーボ制御している。
【0003】一方、媒体交換型ディスク装置では、スピ
ンドルモータに対し、記録媒体が適切な状態で取り付け
られている(チャッキングされている)必要がある。す
なわち、このチャッキング状態が不良であると、例え
ば、記録媒体の回転ムラがサーボ制御不能な程度にまで
大きくなって、その記録媒体に対するデータアクセスが
不可能になったり、記録媒体の面ぶれが大きくなり、記
録媒体にデータを記録/再生/消去するためのヘッドな
どの構成要素に記録媒体が衝突して、ヘッドや記録媒体
などが破損するという不都合を生じていた。
【0004】そこで、従来、このような媒体交換型ディ
スク装置では、記録媒体の装着を検出して、スピンドル
モータを回転してから、所定時間を経過するまでの間に
スピンドルモータの回転速度が目標値に制御完了しない
ときには、記録媒体のチャッキングミスを検出して、ス
ピンドルモータを停止し、異常検出状態に移行するよう
にしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、記録媒体のチャッキングミスを検出
するまでに、数秒〜数十秒を要しており、その間に記録
媒体が周囲の部材に衝突し、記録媒体や周囲の部材を破
損するという不都合を生じていた。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、記録媒体のチャッキングミスを速やかに検出
することができる媒体交換型ディスク装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク状の
記録媒体をスピンドルモータに着脱自在に取り付ける媒
体交換型ディスク装置において、スピンドルモータの駆
動電流を検出する駆動電流検出手段と、起動直後の所定
期間で上記駆動電流検出手段の検出値が所定範囲を超過
しているときにはスピンドルモータの駆動を停止すると
ともに異常通知する制御手段を備えたものである。
【0008】また、ディスク状の記録媒体をスピンドル
モータに着脱自在に取り付ける媒体交換型ディスク装置
において、スピンドルモータの回転速度を検出する回転
速度検出手段と、この回転速度検出手段の検出値を積算
する積算手段と、起動直後の所定期間で上記積算手段の
積算値が所定範囲を超過しているときにはスピンドルモ
ータの駆動を停止するとともに異常通知する制御手段を
備えたものである。
【0009】また、ディスク状の記録媒体をスピンドル
モータに着脱自在に取り付ける媒体交換型ディスク装置
において、スピンドルモータに装着された状態の記録媒
体の表面と所定の基準位置からのスピンドルモータの軸
方向の距離を測定する距離測定手段と、起動直後の所定
期間で上記距離測定手段の測定値が所定範囲を超過して
いるときにはスピンドルモータの駆動を停止するととも
に異常通知する制御手段を備えたものである。
【0010】
【作用】したがって、スピンドルモータの負荷状態を検
出して、それが適正範囲でないときには、即座にスピン
ドルモータを停止しているので、記録媒体のチャッキン
グミスを迅速に検出することができ、それにより、チャ
ッキングミスした記録媒体が周囲の部材に衝突して破損
するなどの不都合を的確に防止することができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例にかかる光磁気
ディスク装置の駆動機構を示している。
【0013】同図において、スピンドルモータ1の回転
軸にはターンテーブル2が固設されており、このターン
テーブル2には、光磁気ディスク3が着脱自在に取り付
けられる。また、光ピックアップ装置4は、光磁気ディ
スク3にデータを記録/再生/消去するためのものであ
り、光磁気ディスク3の半径方向に往復移動ができるよ
うに、シーク機構(図示略)が付設されている。
【0014】ここで、本実施例の原理について説明す
る。
【0015】すなわち、スピンドルモータ1のターンテ
ーブル2に対し、光磁気ディスク3が適切にチャッキン
グされている状態では、スピンドルモータ1の駆動電流
は、スピンドルモータ1の回転を開始した直後には、図
4の曲線CAに示したように変化する。
【0016】また、例えば、光磁気ディスク3が、それ
を収納しているディスクカートリッジ(図示略)の内部
に衝突するような状態でターンテーブル2にチャッキン
グされ、スピンドルモータ1が過負荷状態となるような
場合には、スピンドルモータ1の駆動電流は、スピンド
ルモータ1の回転を開始した直後には、図4の曲線CB
に示したように変化する。
【0017】また、例えば、光磁気ディスク3が、ター
ンテーブル2に適切に固定されていない状態で、スピン
ドルモータ1が無負荷状態となるような場合には、スピ
ンドルモータ1の駆動電流は、スピンドルモータ1の回
転を開始した直後には、図4の曲線CCに示したように
変化する。
【0018】また、例えば、光磁気ディスク3が、なん
らかの原因でターンテーブル2に対して斜めにチャッキ
ングされている場合には、スピンドルモータ1の負荷状
態が周期的に変化するので、スピンドルモータ1の駆動
電流は、スピンドルモータ1の回転を開始した直後に
は、図4の曲線CDに示したように変化する。
【0019】このようにして、スピンドルモータ1を駆
動開始してから、時間TAを経過した後の時間TBの期
間の駆動電流の大きさを調べると、スピンドルモータ1
の負荷状態が正常な場合にはほぼ一定の値となり、それ
以外の場合には、例えば、値VF1と値VF2で規定さ
れる範囲から逸脱する。
【0020】そこで、スピンドルモータ1の駆動を開始
してから、時間TAを経過した後の時間TBで、スピン
ドルモータ1の駆動電流の変化を調べて、その値が範囲
(VF1<VF2)から逸脱している場合には、ターン
テーブル2に対して光磁気ディスク3が正常にチャッキ
ングされていないと判断することができる。
【0021】図3は、本発明の一実施例にかかるスピン
ドルモータ1の駆動系の一例を示している。なお、同図
では、回転速度の制御系については、簡単のために省略
している。
【0022】このスピンドルモータ1は、3相のアキシ
ャル・ギャップ型のモータであり、その内部には、3つ
のホール素子H1,H2,H3がロータ回転角120度
の開度で配置されており、これらのホール素子H1,H
2,H3の出力は、アンプ5,6,7を介し、ホール素
子信号SH11,SH12,SH13として、駆動論理
回路8に加えられている。
【0023】駆動論理回路8は、ホール素子信号SH1
1,SH12,SH13の信号変化に基づいて、スピン
ドルモータ1のロータの回転角度を判定し、その判定結
果に対応して、3つの駆動コイル1a,1b,1cに印
加する駆動電流を制御するための駆動信号DV1,DV
2,DV3を出力するものであり、その駆動信号DV
1,DV2,DV3は、電力増幅器9,10,11に加
えられている。
【0024】電力増幅器9,10,11は、駆動信号D
V1,DV2,DV3に対応した駆動電流を、それぞれ
駆動コイル1a,1b,1cに印加するものである。ま
た、電力増幅器9,10,11の接地端は、それぞれ相
互接続され、負荷抵抗12を介して接地レベルに接続さ
れているとともに、電流/電圧変換器13に加えられて
いる。
【0025】電流/電圧変換器13は、入力される電
流、すなわち、電力増幅器9,10,11が出力する駆
動電流の総和の電流を、対応する電圧の信号に変換する
ものであり、その出力信号は、駆動電流検出信号VVと
して、比較器14の比較入力端に加えられている。
【0026】分圧抵抗R1,R2,R3は、電源電圧V
ccを分圧して、所定の基準電圧VF1,VF2(VF
1<VF2)を形成するものであり、この基準電圧VF
1,VF2は、比較回路14の基準電圧入力端に加えら
れている。
【0027】図示しない制御手段から、スピンドルモー
タ1の回転開始タイミングで出力されるスピンドルスタ
ート信号SSは、遅延時間TAが設定されている遅延回
路15、および、遅延時間TC(後述)が設定されてい
る遅延回路16に加えられている。
【0028】遅延回路15は、スピンドルスタート信号
SSの立ち上がり端を遅延時間TAの期間遅らせたタイ
ミングで立ち上げるものであり、その出力信号SSa
は、排他的論理和回路17の一方の入力端に加えられて
いる(図4(a),(b)参照)。
【0029】遅延回路16は、スピンドルスタート信号
SSの立ち上がり端を遅延時間TCの期間遅らせたタイ
ミングで立ち上げるものであり、その出力信号SSb
は、排他的論理和回路17の他方の入力端に加えられて
いる(図4(c)参照)。
【0030】排他定論理和回路17は、信号SSaと信
号SSbの論理レベルが不一致の期間、すなわち、信号
SSaが論理Hレベルに立ち上がってから、信号SSb
が論理Hレベルに立ち上がるまでの期間(すなわち、時
間TB(図4(d)参照)、論理Hレベルの信号を形成
するものであり、その出力は、ウインド信号WSとして
比較器14に加えられている。
【0031】比較器14は、ウインド信号WSの値が論
理Hレベルに立ち上げられている期間において、基準信
号入力端に加えられている基準電圧VF1,VF2によ
り定まる電圧範囲から、比較入力端に加えられている駆
動電流検出信号VVが逸脱していることを検出するもの
であり、その比較結果は、チャッキングミス信号SEと
して次段装置(例えば、制御手段)に出力されている。
【0032】以上の構成で、図示しない制御手段によ
り、スピンドルモータ1の駆動が指令されているときに
は、駆動論理回路8は、図5(a)〜(e)に示したよ
うなシーケンスで、出力する駆動信号DV1,DV2,
DV3を出力する。
【0033】すなわち、駆動論理回路8に加えられるホ
ール素子信号SH11,SH12,SH13は、ロータ
の回転角について、それぞれ30度ずつ位相がずれた正
弦波状の信号となり(同図(a),(b)参照)、駆動
論理回路8は、それぞれホール素子信号SH11,SH
12,SH13の変化に対して、駆動信号DV1,DV
2,DV3を、同図(c),(d),(e)に示すよう
な態様に変化する。これにより、駆動コイル1a,1
b,1cには、所定の順序で所定極性の駆動電流が印可
され、それにより、スピンドルモータ1が回転する。
【0034】一方、駆動コイル1a,1b,1cに駆動
電流が印可されると、その駆動電流の大きさに対応した
電流が、電力増幅器9,10,11から接地端に流れ、
それにより、駆動電流の大きさに対応した駆動電流検出
信号VVが電流/電圧変換器13から比較器14に出力
される。
【0035】したがって、上述したように、光磁気ディ
スク3がターンテーブルに対して正常にチャッキングさ
れているときには、駆動電流検出信号VVの値が範囲
(VF1<VF2)に含まれ、また、ターンテーブル2
に対して光磁気ディスク3が正常にチャッキングされて
いないときには、駆動電流検出信号VVの値が範囲(V
F1<VF2)から逸脱する。
【0036】ここで、スピンドルスタート信号SSが出
力されてから時間TAを経過した後の時間TBの期間
で、ウインド信号WSが論理Hレベルに立ち上がる。こ
のタイミングでは、スピンドルモータ1の駆動がほぼ安
定しており、したがって、比較器14は、駆動電流検出
信号VVの値が範囲(VF1<VF2)から逸脱してい
るときには、チャッキングミス信号SEを論理Hレベル
に立ち上げる。
【0037】このようにして、チャッキングミス信号S
Eが論理Hレベルに立ち上げられると、制御手段は、ス
ピンドルモータ1の停止を駆動論理回路8に指令し、そ
れにより、駆動論理回路8は、駆動信号DV1,DV
2,DV3の出力を停止、それによって、スピンドルモ
ータ1が停止する。また、制御手段は、スピンドルモー
タ1の停止を確認すると、光磁気ディスク3のイジェク
ト機構を動作して、ミスチャッキングされた光磁気ディ
スク3を排出する。
【0038】したがって、本実施例では、スピンドルモ
ータ1の駆動を開始した直後のタイミングで、光磁気デ
ィスク3のチャッキングミスを検出することができ、ス
ピンドルモータ1の回転を即座に停止できるとともに、
チャッキングミスした光磁気ディスク3を排出できるの
で、チャッキングミスした光磁気ディスク3が光ピック
アプ装置4に衝突したり、ディスクカートリッジ内部を
こすったりする事態を回避することができる。
【0039】ところで、図1と同じ構成の装置では、光
磁気ディスク3がターンテーブル2に対して正常にチャ
ッキングされているとき、スピンドルモータ1を回転駆
動すると、その開始直後から目標値になるまで、スピン
ドルモータ1の回転速度は、図6の×印でプロットした
ように変化する。
【0040】一方、光磁気ディスク3がターンテーブル
2に正常にチャッキングされず、スピンドルモータ1が
無負荷状態になるときには、スピンドルモータ1を回転
駆動すると、スピンドルモータ1の回転速度は、図6の
●印でプロットしたように、変化する。
【0041】このようにして、光磁気ディスク3がター
ンテーブル2に対して正常にチャッキングされていると
きには、スピンドルモータ1の負荷が正常な値となるの
で、スピンドルモータ1の回転速度は、起動時の速度か
ら徐々に上昇して目標値に達する。これに対し、光磁気
ディスク3がターンテーブル2に対して正常にチャッキ
ングされていないときには、スピンドルモータ1が無負
荷状態になり、スピンドルモータ1の回転速度は、起動
時の速度から徐々に低下して、目標値の回りをハンチン
グする状態になる。
【0042】したがって、回転開始直後で、上述した実
施例と同様の時間TBの期間に、スピンドルモータ1の
回転量を積算すると、スピンドルモータ1の負荷が正常
な状態では、回転量の積算値は所定の範囲に含まれ、ス
ピンドルモータ1が無負荷状態では、回転量の積算値
は、その所定範囲の上限値よりも大きい値となる。同様
にして、スピンドルモータ1が過負荷となるような場合
には、回転量の積算値は、その所定範囲の下限値よりも
小さい値となることが予想される。
【0043】そこで、スピンドルモータ1の回転量を積
算し、その値を所定範囲と比較することで、光磁気ディ
スク3のチャッキング状況を判定することができる。か
かる実施例を次に説明する。
【0044】図7は、本発明の他の実施例にかかるスピ
ンドルモータ1の駆動系を示している。なお、同図にお
いて、図3と同一部分および相当する部分には同一符号
を付している。
【0045】同図において、零クロスコンパレータ21
は、ホール素子信号SH1の零クロス点を検出するもの
であり、その検出パルス信号PZ1は、パルス合成回路
22に加えられている。零クロスコンパレータ23は、
ホール素子信号SH2の零クロス点を検出するものであ
り、その検出パルス信号PZ2は、パルス合成回路22
に加えられている。零クロスコンパレータ23は、ホー
ル素子信号SH3の零クロス点を検出するものであり、
その検出パルス信号PZ3は、パルス合成回路22に加
えられている。
【0046】パルス合成回路22は、検出パルス信号P
Z1,PZ2,PZ3を合成するものであり、その合成
パルス信号PZは、カウンタ25に加えられている。カ
ウンタ25は、排他的論理和回路17から出力されるウ
インド信号WSが論理Hレベルに立ち上がっている期
間、合成パルス信号PZを計数するものであり、その計
数値PPは、コンパレータ26に加えられている。
【0047】コンパレータ26には、計数値PPを検査
する範囲の上限値PPaおよび下限値PPbが加えられ
ている。コンパレータ26は、ウインド信号WSの立ち
下がりタイミングで、計数値PPを取り込み、その値
が、下限値PPbと上限値PPaで規定される所定の範
囲から逸脱しているかどうかを調べるものであり、計数
値PPが、その所定の範囲から逸脱しているときは、次
段装置に出力しているチャッキングミス信号SEaを論
理Hレベルに立ち上げる。
【0048】以上の構成で、スピンドルモータ1を回転
した直後で、スピンドルスタート信号SSが出力されて
から時間TAを経過した後の時間TBの期間で、ウイン
ド信号WSが論理Hレベルに立ち上がる(図4(a)〜
(d)参照)。
【0049】それとともに、スピンドルモータ1の回転
に伴って、ホール素子信号SH1,SH2,SH3が出
力され、それにより、パルス合成回路22から合成パル
ス信号PZが出力されて、カウンタ25は、ウインド信
号WSが論理Hレベルに立ち上げられている期間、合成
パルス信号PZを計数する。
【0050】このとき、光磁気ディスク3がターンテー
ブル2に正常にチャッキングされていて、スピンドルモ
ータ1の負荷が所定の状態である場合、ウインド信号W
Sが論理Hレベルから論理Lレベルに変化する立ち下が
り端のタイミングでは、カウンタ25の計数値PPは、
上述した所定の範囲に含まれており、したがって、コン
パレータ26は、チャッキングミス信号SEaを論理H
レベルに立ち上げない。
【0051】一方、光磁気ディスク3がターンテーブル
2に正常にチャッキングされず、スピンドルモータ1が
無負荷状態である場合、ウインド信号WSが論理Hレベ
ルから論理Lレベルに変化する立ち下がり端のタイミン
グでは、カウンタ25の計数値PPは、上述した所定の
範囲から逸脱し、したがって、コンパレータ26は、チ
ャッキングミス信号SEaを論理Hレベルに立ち上げ
る。
【0052】このようにして、チャッキングミス信号S
Eが論理Hレベルに立ち上げられると、制御手段は、ス
ピンドルモータ1の停止を駆動論理回路8に指令し、そ
れにより、駆動論理回路8は、駆動信号DV1,DV
2,DV3の出力を停止、それによって、スピンドルモ
ータ1が停止する。また、制御手段は、スピンドルモー
タ1の停止を確認すると、光磁気ディスク3のイジェク
ト機構を動作して、ミスチャッキングされた光磁気ディ
スク3を排出する。
【0053】図8は、本発明のさらに他の実施例にかか
る光磁気ディスク装置の駆動機構を示している。なお、
同図において、図1と同一部分および相当する部分に
は、同一符号を付している。
【0054】同図において、光ピックアップ装置4の上
端部には、光磁気ディスク3の記録面を検出する反射型
の光センサ30が配設されている。
【0055】ここで、光磁気ディスク3がターンテーブ
ル2に正常にチャッキングされているときには、光磁気
ディスク3を回転駆動したときに、光磁気ディスク3と
光センサ30との距離がほぼ一定になるので、光磁気デ
ィスク3を回転駆動したときの光センサ30の出力は、
図9の曲線CDで示したように、ほぼ一定の値となる。
【0056】一方、光磁気ディスク3がターンテーブル
2に正常にチャッキングされていないときには、光磁気
ディスク3を回転駆動したときに、光磁気ディスク3と
光センサ30との距離が周期的に変化するので、光磁気
ディスク3を回転駆動したときの光センサ30の出力
は、図9の曲線CEで示したように、光磁気ディスク3
の回転周期に同期して、光磁気ディスク3と光センサ3
0との距離の変化に応じた振幅で変化する。
【0057】したがって、光磁気ディスク3がかなり悪
い状態でターンテーブル2にチャッキングされていると
きには、光センサ30の出力の振幅が大きくなる。そこ
で、光センサ30の振幅を調べ、その大きさが所定の範
囲(VF11<VF12)から逸脱しているときには、
光磁気ディスク3がミスチャッキングしていると判定す
ることができる。
【0058】図10は、図8に示した装置のチャッキン
グミス検出手段の一例を示している。なお、同図におい
て、図3と同一部分および相当する部分には、同一符号
を付している。
【0059】同図において、光センサ30から出力され
るセンサ信号SPは、信号処理回路31に加えられてい
る。信号処理回路31は、センサ信号SPを所定の信号
に変換するものであり、その出力は、センサ信号SPa
として比較器14に加えられている。
【0060】分圧抵抗R11,R12,R13は、電源
電圧Vccを分圧して、所定の基準電圧VF11,VF
12(VF11<VF12)を形成するものであり、こ
の基準電圧VF11,VF12は、比較回路14の基準
電圧入力端に加えられている。
【0061】比較器14は、ウインド信号WSの値が論
理Hレベルに立ち上げられている期間において、基準信
号入力端に加えられている基準電圧VF11,VF12
により定まる電圧範囲から、比較入力端に加えられてい
るセンサ信号SPaが逸脱していることを検出するもの
であり、その比較結果は、チャッキングミス信号SEと
して次段の制御手段に出力されている。
【0062】以上の構成で、スピンドルモータ1を回転
した直後で、スピンドルスタート信号SSが出力されて
から時間TAを経過した後の時間TBの期間で、ウイン
ド信号WSが論理Hレベルに立ち上がる(図4(a)〜
(d)参照)。
【0063】また、スピンドルモータ1の回転に伴っ
て、光センサ30から出力されるセンサ信号SPが変化
し、それにより、信号処理回路31から出力されるセン
サ信号SPaが変化する。それとともに、スピンドルス
タート信号SSが出力されてから時間TAを経過した後
の時間TBの期間で、ウインド信号WSが論理Hレベル
に立ち上がる。
【0064】ここで、光磁気ディスク3がターンテーブ
ル2に正常にチャッキングされているときには、センサ
信号SPaの値は、所定の範囲(VF11<VF12)
に含まれるので、比較器14は、チャッキングミス信号
SEを論理Hレベルに立ち上げない。
【0065】一方、光磁気ディスク3がターンテーブル
2に正常にチャッキングされていないときには、センサ
信号SPaの値は、所定の範囲(VF11<VF12)
から逸脱するので、比較器14は、チャッキングミス信
号SEを論理Hレベルに立ち上げる。
【0066】このようにして、チャッキングミス信号S
Eが論理Hレベルに立ち上げられると、制御手段は、ス
ピンドルモータ1を停止し、ミスチャッキングされた光
磁気ディスク3を排出する。
【0067】なお、上述した実施例では、本発明を光磁
気ディスク装置に適用した場合について説明したが、本
発明は、媒体交換型の他のディスク装置についても、同
様にして適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スピンドルモータの負荷状態を検出して、それが適正範
囲でないときには、即座にスピンドルモータを停止して
いるので、記録媒体のチャッキングミスを迅速に検出す
ることができ、それにより、チャッキングミスした記録
媒体が周囲の部材に衝突して破損するなどの不都合を的
確に防止することができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる光磁気ディスク装置
の駆動機構を例示した概略構成図。
【図2】本発明の一実施例の原理を説明するためのグラ
フ図。
【図3】本発明の一実施例にかかるスピンドルモータの
駆動系を例示したブロック図。
【図4】図3の動作を説明するためのタイミングチャー
ト。
【図5】スピンドルモータの駆動方法を例示した動作波
形図。
【図6】本発明の他の実施例の原理を説明するためのグ
ラフ図。
【図7】本発明の他の実施例にかかるスピンドルモータ
の駆動系を例示したブロック図。
【図8】本発明のさらに他の実施例にかかる光磁気ディ
スク装置の駆動機構を例示した概略構成図。
【図9】本発明のさらに他の実施例の原理を説明するた
めのグラフ図。
【図10】本発明のさらに他の実施例にかかるチャッキ
ングミス検出手段を示したブロック図。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ 1a,1b,1c 駆動コイル 5,6,7 アンプ 8 駆動論理回路 9,10,11 電力増幅器 12 負荷抵抗 13 電流/電圧変換器 14 比較器 15,16 遅延回路 17 排他的論理和回路 21,23,24 零クロスコンパレータ 22 パルス合成回路 25 カウンタ 26 コンパレータ 30 光センサ 31 信号処理回路 H1,H2,H3 ホール素子 R1,R2,R3,R11,R12,R13 分圧抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の記録媒体をスピンドルモー
    タに着脱自在に取り付ける媒体交換型ディスク装置にお
    いて、スピンドルモータの駆動電流を検出する駆動電流
    検出手段と、起動直後の所定期間で上記駆動電流検出手
    段の検出値が所定範囲を超過しているときにはスピンド
    ルモータの駆動を停止するとともに異常通知する制御手
    段を備えたことを特徴とする媒体交換型ディスク装置。
  2. 【請求項2】 ディスク状の記録媒体をスピンドルモー
    タに着脱自在に取り付ける媒体交換型ディスク装置にお
    いて、スピンドルモータの回転速度を検出する回転速度
    検出手段と、この回転速度検出手段の検出値を積算する
    積算手段と、起動直後の所定期間で上記積算手段の積算
    値が所定範囲を超過しているときにはスピンドルモータ
    の駆動を停止するとともに異常通知する制御手段を備え
    たことを特徴とする媒体交換型ディスク装置。
  3. 【請求項3】 ディスク状の記録媒体をスピンドルモー
    タに着脱自在に取り付ける媒体交換型ディスク装置にお
    いて、スピンドルモータに装着された状態の記録媒体の
    表面と所定の基準位置からのスピンドルモータの軸方向
    の距離を測定する距離測定手段と、起動直後の所定期間
    で上記距離測定手段の測定値が所定範囲を超過している
    ときにはスピンドルモータの駆動を停止するとともに異
    常通知する制御手段を備えたことを特徴とする媒体交換
    型ディスク装置。
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