JPH0676425U - オイルフェンスの護岸などへの取付装置 - Google Patents

オイルフェンスの護岸などへの取付装置

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JPH0676425U
JPH0676425U JP1641093U JP1641093U JPH0676425U JP H0676425 U JPH0676425 U JP H0676425U JP 1641093 U JP1641093 U JP 1641093U JP 1641093 U JP1641093 U JP 1641093U JP H0676425 U JPH0676425 U JP H0676425U
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oil fence
casing
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oil
float
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彌 源
正弘 木田
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Cosmo Oil Co Ltd
Toa Corp
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Cosmo Oil Co Ltd
Toa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイル漏れがなく、かつ展張長さの調節が容
易なオイルフェンスの護岸などへの取付装置を得る。 【構成】 護岸1などに固定されたケーシング2内のフ
ロート5に、張出部材6を該ケーシング2から突出して
設けると共に、該張出部材6の端部にヒンジ7をもつ開
閉可能なオイルフェンス固定部材8を設け、かつそのオ
イルフェンス固定部材8の上端部と、該張出部材6の上
端部とを開放または固定可能な部材を設けたオイルフェ
ンス3の護岸などへの取付装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オイル漏れがなく、かつ展張長さの調節が容易なオイルフェンスの 護岸などへの取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タンカーなどを護岸などに接岸して油の積みおろしをする時、タンカーの周囲 にオイルフェンスをまわし、油が水面に漏れ出した時に拡散するのを防止するこ とが必要とされている。 そこで、従来オイルフェンスの護岸などへの取付けは、図6の平面図および図 7の側面図に示すように、護岸1などに設けた円筒状のケーシングパイプ2内に 入れたフロート5にオイルフェンス3をロープ4で縛って固定することにより、 オイルフェンス3の展張長さを調節していた。
【0003】 この取付方式は、フロート5を水面Wの潮位の変化に追従させうるようにする ためのものであるが、この場合、オイルフェンス3と護岸1などとの間に矢印S で示す隙間が生じ、オイル漏れが生じるという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、前記従来の問題点を解決するためになされたものであり、オイル漏 れがなく、かつ展張長さの調節が容易なオイルフェンスの護岸などへの取付装置 を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案のオイルフェンスの護岸などへの取付装置 は、護岸などに固定されたケーシング内のフロートに、T字形断面の張出部材を そのケーシングから突出して設けると共に、上記張出部材の端部にヒンジにより 開閉可能なオイルフェンス固定部材を設け、かつそのオイルフェンス固定部材の 上端部と、その張出部材の上端部とを開放または固定可能な部材に設けたり、下 端部に設けたヒンジを支点に開閉可能な半割れケーシングを護岸などに固定する と共に、その半割れケーシングの上端部を開放または固定可能な部材を設けるこ とにより構成される。
【0006】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明するが、図1は本考案のオイルフェ ンスの護岸などへの取付装置の第1実施例における平断面図で、図2は図1のA −A方向の側断面図である。 まず、図1および図2に示すように、護岸1などに固定して設けられた円筒状 のガイドであるケーシング2内に入っているフロート5にT字形断面の張出部材 6をケーシング2から突出して設けている。
【0007】 次に、このT字形断面の張出部材6の下端にヒンジ7により開閉可能なオイル フェンス固定部材8を設けているが、このオイルフェンス固定部材8としては、 この実施例のごとく丸鋼を2列平行にした部材を用いたり、またはプレートを用 いることができる。 そして、T字形断面の張出部材6の上端と、オイルフェンス固定部材8の上端 部とを固定または開放可能とするねじ部材9を設けている。
【0008】 そして、オイルフェンス3の損傷を防止するために、T字形断面の張出部材6 のオイルフェンス3に接する面にシート等の保護材を設けることが好ましい。 以上の構成からなる本考案の取付装置を用いてオイルフェンス3の、護岸1な どへの取付けを行なうには、まずねじ部材9を緩めて、オイルフェンス固定部材 8を開く。
【0009】 次に、所定の長さに展張したオイルフェンス3のフロートのない部分を張出部 材6に接した状態にしてオイルフェンス固定部材8を閉じ、オイルフェンス3を オイルフェンス固定部材8の間にはさんでねじ部材9を締めて固定する。 なお、本実施例において、ケーシング2とフロート5との間に若干の隙間が生 じることがあるが、オイルフェンス3を展張すると、オイルフェンス3のフロー トが風や波により一定の方向に移動するため、この隙間は常に塞がれるので問題 はない。 また、フロート5の上面に、フロート5とフロート5に接続している部材を吊 り上げ、吊り降すためのロープ掛け17を設けると、ケーシング内への取付け、 取外しが容易である。
【0010】 次に、図3は本考案のオイルフェンスの護岸などへの取付装置の第2実施例に おける平断面図で、図4は図3の側面図、そして図5は図3のA部の拡大図であ る。 まず、図3および図4に示すように護岸1などに、鋼管のケーシングを半割り にした半割れケーシング10をアンカーボルト9などで固定するが、この半割れ ケーシング10は、下端部に設けたヒンジ11を支点に開閉可能な構造になって いる。
【0011】 なお、この半割れケーシング10は過度に開くことを防止するため、その下部 に転倒防止材12を取付けている。 次に、各半割れケーシング10を固定するための固定キャップ13を、半割れ ケーシング10の上端部に取外し自在に設けている。 なお、オイルフェンス3の損傷を防止するために、各半割れケーシング10の 半割れ部のオイルフェンスに接する面にゴム等の保護材14を設けることが好ま しい。
【0012】 以上の構成からなる本考案の取付装置を用いてオイルフェンスを護岸1に取付 ける際には、まず、固定キャップ13を外して、半割れケーシング10をヒンジ 11を支点に開いておき、所定の長さに展張したオイルフェンス3のフロートの ない部分を、半割れケーシング10の内側に挿入し、半割れケーシング10を閉 じ、上端部に固定キャップ13を被せて半割れケーシング10の分割された上端 を固定する。
【0013】 なお、本考案において、半割れケーシング10とオイルフェンス3との間には 若干の隙間が生じるが、オイルフェンス3を展張すると、オイルフェンス3のフ ロートが風や波により、一定の方向に移動するため、この隙間は塞がれるので問 題はない。そして図5に示すように、ゴム等の保護材14をボルト16によりケ ーシング10に取付け、そのケーシングからオイルフェンスを両側から圧接する ようにゴム板等のような圧接体15を突き出させることにより、オイルフェンス 3とケーシング10との間の隙間を埋めることができる。
【0014】
【考案の効果】
以上に説明した本考案のオイルフェンスの護岸などへの取付装置によれば、オ イルフェンスを所望の展張長さで護岸等に容易に取付けることができる共に、オ イル漏れを、より完全に防止することができ、また鋼管などを半割りとした半割 れケーシングでフェンスをはさみつけるという簡単な構造であり、製作コストが 安く、しかもオイルフェンスの取付け作業が簡単であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のオイルフェンスの、護岸などへの取付
装置の第1実施例における平断面図である。
【図2】図1のA−A方向の側断面図である。
【図3】本考案の第2実施例における平断面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図3のA部の拡大平面図である。
【図6】従来のオイルフェンスの護岸などへの取付装置
の要部平面図である。
【図7】図5の側面図である。
【符号の説明】
1 護岸 2 ケーシング 3 オイルフェンス 5 フロート 6 張出部材 7 ヒンジ 8 オイルフェンス固定部材 9 ねじ部材 10 半割れケーシング 11 ヒンジ 13 固定キャップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 護岸などに固定されたケーシング内のフ
    ロートに、張出部材を該ケーシングから突出して設ける
    と共に、該張出部材の端部にヒンジをもつ開閉可能なオ
    イルフェンス固定部材を設け、かつそのオイルフェンス
    固定部材の上端部と、該張出部材の上端部とを開放また
    は固定可能な部材を設けたオイルフェンスの護岸などへ
    の取付装置。
  2. 【請求項2】 下端部に設けたヒンジを支点に開閉可能
    な半割れケーシングを護岸などに固定すると共に、その
    半割れケーシングの上端部を開放または固定可能な部材
    を設けたオイルフェンスの護岸などへの取付装置。
JP1641093U 1993-04-02 1993-04-02 オイルフェンスの護岸などへの取付装置 Expired - Fee Related JP2569614Y2 (ja)

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