JPS5829036Y2 - 緊急圧力解放装置 - Google Patents

緊急圧力解放装置

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Publication number
JPS5829036Y2
JPS5829036Y2 JP17720579U JP17720579U JPS5829036Y2 JP S5829036 Y2 JPS5829036 Y2 JP S5829036Y2 JP 17720579 U JP17720579 U JP 17720579U JP 17720579 U JP17720579 U JP 17720579U JP S5829036 Y2 JPS5829036 Y2 JP S5829036Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
pressure
lid
pressure relief
relief device
Prior art date
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Expired
Application number
JP17720579U
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English (en)
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JPS5694788U (ja
Inventor
信義 森
Original Assignee
日立造船株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は緊急圧力解放装置に関するものである。
陸上あるいは洋上の備蓄タンク等には、内圧変動に伴な
うタンク全体の破壊爆発を未然に防止するために、タン
ク内の異常圧を瞬時に解放する緊急圧力解放装置が設け
られる。
このような装置として、従来、ハツチに設けた蓋板にウ
ェイトを載せて、所定圧が働くと蓋が開くようにしたも
のが提案されている。
しかし、かなり大きなウェイトをタンク上に載せるため
に、それだけタンクの載置量が減少するという欠点があ
る。
本考案は、上記欠点を解消し、また確実に所定の圧力で
圧力解放し、かつ圧力解放後に比較的簡単に再生できる
緊急圧力解放装置を提供するものである。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
1はタンク上面のタンク壁、2はタンク壁1に設けられ
た矩形の適圧孔である。
適圧孔2を覆うように一対の蓋板3a、3bが屋根形に
配置され、適圧孔2の長手方向の開口縁近傍に沿って設
けられた複数個の蝶番4により各蓋板3a、3bが下縁
で支軸5回りに回動自在に枢支されている。
なお、適圧孔2の形状は円形であってもよい。
適圧孔2の両組幅方向の開口縁には三角形状の側壁6が
突設され、蓋板3 a 、3 bの側縁は側壁6の上端
面に当接している。
適圧孔2の長手方向の開口縁には蓋板3 a 、3 b
の下端部が当接する低い縁壁7が設けられ、上記側壁6
とで囲壁を構成している。
両蓋板3 a 、3 bは、略中央で棒材8により互い
に結合されている。
すなわち、棒材8は、一端に頭部8aを有するボルトか
らなるもので、両蓋板3a。
3bに突設された座部9の孔に挿通される。
そして、棒材8の他端に螺着したナツト10を締め付け
ることにより、蓋板3 a 、3 bの遊端が互いに押
し付けられ、かつ蓋板3 a 、3 bの側縁が側壁6
および縁壁7の上端面に押し付けられる。
11は棒材8の挿通孔をシールするシリンダ状のパツキ
ンである。
棒材8は、一定の引張荷重で破断する細部8bを中央に
有している。
この破断する荷重は蓋板3a、3bを作動すべきタンク
1内の設定圧力によって決定される。
蓋板3 a 、3 bの遊端には互いの当接面積を大き
くするための当接部材12が設けられ、これら当接部材
12の当接面および蓋板3a、3bと側壁6および縁壁
7との当接面にシール材13.14が設けられている。
シール材13.14は棒材8のナツト10の締付けによ
って圧縮されるため確実にタンクのシールがなされる。
シール材13.14には、耐水性、耐候性、耐オゾン性
および耐熱性に優れていることからシリコンゴム等の接
着シール剤を用いることが望ましいが、合成ゴムバッキ
ングを用いてもよい。
また、両蓋板3 a 、3 bは内面に設けられた半円
環状の取付部材15間でワイヤロープ16により互いに
接続されている。
つぎに、上記構成の作用につき説明する。
タンク内の圧力が設定圧力に達すると、蓋板3 a 、
3 bの内面に作用する圧力によって棒材8が細部8b
で破断し、蓋板3 a 、3 bは第4図Bに示すよう
に急激に両開きする。
そのため、ガス放出によりタンク内の圧力が急激する。
この場合、適圧孔2の開孔面積より広く蓋板3 a 、
3 bが開き、適圧孔2の上方には何等の障害物がなく
、シかもすばやく開くので、適圧孔2は100%有効に
作用し、極めて円滑にガス放出がなされる。
また、棒材8は正確に一定荷重で破断するものが得られ
、そのため設定圧力で確実に蓋板3 a 、3 bの開
放がなされる。
なお蓋板3 a 、3 bが開放されるとき、本実施例
のように蓋板3a、3bをワイヤロープ8で接続してあ
れば、蓋板3a、3bはワイヤロープ8を介して互いに
回動を制止し合うので、タンク壁1に衝突することがな
く、タンク壁1の破損を防止できる。
一度圧力解放がされた後は、棒材8を取り換えるだけで
容易に再生できる。
また、棒材8で蓋板3 a 、3 bを互いに結合する
ものであるため、従来の内圧に対応するウェイトで蓋板
を押し付けるものと異なり、タンク重量の大きな増加が
なくタンク載貨量が減少する問題がない。
さらに、全体が屋根形に構成されていることから、風荷
重が比較的小さく、そのため洋上タンクに適用した場合
に、緊急圧力解放装置の設置によってタンク係留手段を
増大させる必要がない。
なお、上記各実施例では、棒材8をボルトに形成して蓋
板3a、3bに結合したが、ピン等を用いて棒材8を蓋
板3 a 、3 bに結合してもよい。
本考案は、以上説明したように、確実に所定圧力で圧力
解放し、その後の再生も容易で、かつタンク載貨量減少
の問題のない緊急圧力解放装置を提供することができる
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は正面図、第2
図は側面図、第3図は平面図、第4図A、Bは第3図の
I−■線に沿う断面において動作を示す説明図である。 1・・・・・・タンク壁、2・・・・・・適圧孔、3
a 、3 b・・・・・・蓋板、4・・・・・・蝶番、
6・・・・・・側壁、7・・・・・・縁壁、8・・・・
・・棒材、8b・・・・・・細部、10・・・・・・ナ
ツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク壁に設けられた適圧孔を覆うように一対の蓋板を
    屋根形に配置し、各蓋板は下縁でタンク壁に回動自在に
    枢支し、これら蓋板の側縁間を閉塞する三角形状の側壁
    をタンク壁に突設し、上記両蓋板を、一定荷重で破断す
    る細部を有する棒材により互いに結合したことを特徴と
    する緊急圧力解放装置。
JP17720579U 1979-12-20 1979-12-20 緊急圧力解放装置 Expired JPS5829036Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17720579U JPS5829036Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20 緊急圧力解放装置

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JP17720579U JPS5829036Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20 緊急圧力解放装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5694788U JPS5694788U (ja) 1981-07-28
JPS5829036Y2 true JPS5829036Y2 (ja) 1983-06-24

Family

ID=29687796

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JP17720579U Expired JPS5829036Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20 緊急圧力解放装置

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JPS5694788U (ja) 1981-07-28

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