JPS6038555Y2 - ラプチヤ−ハツチ

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【考案の詳細な説明】本考案は洋上石油備蓄タンク等において、タンク内圧が
所定圧力以上に上昇した場合にいち早く破断して内圧を
開放し災害を未然に防止するラブチャーバッチに関する
。

従来ラブチャーバッチには、タンクのバッチコーミング
の内部に一定の内で破断するように張設した内蓋を日光
や雨水から保護するためにバッチコーミングの上端開口
部に外蓋を設けたものがある。

この外蓋は単にバッチコーミング上に載置し、あるいは
、蝶番で開閉できるようにしである。

然し外蓋はバッチの直径を２．５ｍ、外蓋の板厚を３ｍ
ｍとすると約１２０ｋｏ、直径が３．５ｍでは約２３０
に９とかなりの重量があり、補修や保守点検のために明
ける場合作業員１人では困離で、クレーン等の機械力に
依らねばならず、数百側に上るラブチャーバッチの点検
には膨大な手間と費用が掛る。

本考案はこのような欠点を解消し、外蓋が１人で簡単に
開閉でき、内蓋の破断時には外蓋も容易に吹き飛ぶラブ
チャーバッチを提案しようとするものである。

以下本考案のラブチャーバッチを実施の例示図に基づい
て説明する。

１はタンクデツキ、２はタンクチツキ１の開口部、３は
開口部２の周りのタンクデツキ１上に設けた円筒状のバ
ッチコーミングである。

バッチコーミング３の内周にはっは板４が設けられてい
て、円板状の内Ｍ５を支持している。

内蓋５はスチフナ６で補強され容易に変形しない剛性を
有している。

内蓋５とバッチコーミング３との間にはシール剤７が充
填されタンク内の気密を保持している。

シール剤７は耐水性、耐オゾン性及び耐熱性にすぐれた
シリコンゴム等が適当である。

８は内蓋５の下側でバッチコーミング３内に架設された
ガーダであって、内蓋５とガーダ８とは支持ボルト９に
よって中心部どうしで連結されている。

支持ボルト９はタンク内圧が上昇して所定の荷重が加わ
ると破断するように設定されている。

この内蓋５の上面中心にはボルト１０が立設されている
。

１１はボルト１０の上端に設けたストッパーである。

１２はバッチコーミング３の上端開口に載置した外蓋で
あって、浅い周壁１２ａでバッチコーミング３に外嵌し
ている。

１３は周壁１２ａに設けた回転操作用のハンドルである
。

前記ボルト１０は外蓋１２の中心部に設けた貫通孔１４
に貫通しており、外蓋１２は貫通孔１４の周囲に固着し
たナツト１５でボルト１０に螺合していて、ボッ叶１０
の周りに回転することにより、昇降してノ＼ツチコーミ
ング３を開閉する。

ナツト１５とボルト１０との間には回転を円滑にし、ま
た雨水の浸入を防止するため、充分グリスを充填してお
くのが適当である。

ストッパー１１は外ｉ１２の抜は止めをする。

ボルト１０は外蓋１２の開放時は、第１図仮想線で示す
ように作業員がバッチコーミング３内に出入できる程度
の高さにしておく。

なお１６は内蓋５の周側上面に複数個設けられ、バッチ
コーミング３の内周に摺接するリブであって、外蓋１２
を回転するときに、内蓋５が横揺れするのを防止するた
めのものである。

本考案のラブチャーバッチによれば、外蓋を設けたので
、耐久力が増加する上に、タンク内圧が所定圧にまで上
昇すると支持ボルトが破断して内蓋が上方に吹き飛ぶが
、同時に内蓋に設けたボルトに螺合する外蓋も確保に内
蓋と共に吹き込んで、タンク内圧が解放される。

また、外蓋の中央部をボルトが貫通しているので、ボル
トの長さに応じていくらでも回転させながら外蓋を上方
に開けることができ、バッチコーミング内をのぞき込ん
だり、その中に入ったりしてシール剤等の保守・点検を
容易に行なうことができる。

しかも、蓋を上方に大きく開けるようにしようと思えば
、ボルトの長さを大きくすればよいだけで済むので極め
て安価に製作できる。

さらに、外蓋の周壁に回転操作用バンドルを設けたので
、小さい力で重い外蓋を一人で回転させることができ、
簡単に開けるとかできる。

しかも、外蓋とバッチコーミングとの間には、バッキン
グが存在しないため、極めて容易に外蓋を回転させると
かできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す断面図、第２図は第１図
の一部切欠き平面図である。３・・・・・・バッチコーミング、５・・・・・・内蓋
、１０・・・・・・ボルト、１２・・・・・・外壁、１
４・・・・・・貫通孔、１５・・・・・・ナツト。

【実用新案登録請求の範囲】