JPH0676153U - エアゾール容器内のガス及び残液排出装置 - Google Patents

エアゾール容器内のガス及び残液排出装置

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JPH0676153U
JPH0676153U JP022203U JP2220393U JPH0676153U JP H0676153 U JPH0676153 U JP H0676153U JP 022203 U JP022203 U JP 022203U JP 2220393 U JP2220393 U JP 2220393U JP H0676153 U JPH0676153 U JP H0676153U
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JP
Japan
Prior art keywords
container
aerosol container
mounting table
residual liquid
aerosol
Prior art date
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Pending
Application number
JP022203U
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English (en)
Inventor
忠 佐藤
俊二 桜井
Original Assignee
鐘紡株式会社
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Publication of JPH0676153U publication Critical patent/JPH0676153U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアゾール容器内のガス抜き作業を容易且つ
安全に行うことができ、残液を飛散させることなく排出
することを可能とするエアゾール容器内のガス及び残液
排出装置の提供を目的とする。 【構成】 横倒し状態で載置されたエアゾール容器
(A)を側面側から水平に支持する容器載置台(4)
と、この容器載置台(4)の一方側でエアゾール容器
(A)の上部側を位置決めするストッパ部材(6)と、
上記容器載置台(4)の他方側に配設された中空の穿孔
部材(8)と、この穿孔部材(8)を上記容器載置台
(4)に向けて水平移動させる移動手段(7)とを備え
てなる。上記穿孔部材(8)は、一端側に、上記容器載
置台(4)に載置されたエアゾール容器(A)の底面部
(A1)に対向する穿孔部(8a)を有するとともにこ
の穿孔部(8a)を覆う吸盤状のパッド部材(9)を備
え、且つ他端側には、排出管(11)が連結されてなる
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ヘアースプレー等の頭髪化粧料、防虫剤、消臭剤等の各種薬剤を収 容するエアゾール容器の内部からガス及び残液を排出する装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ヘアースプレー等の頭髪化粧料や、防虫剤、消臭剤等のような薬剤は 、蓄圧充填式のエアゾール容器に収容されている。このエアゾール容器は、内容 液に圧力をかけて噴射するものであるため、使用済みの容器については、廃棄前 に容器に孔をあけてガス抜きを行うことを必要とするものである。そして、この ガス抜き作業は、家庭ではそれほど高い頻度で行わなければならないものではな いため、通常家庭に備えてあるドライバー、ハンマーといった工具を用いて行わ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、エアゾール容器からガスを抜く作業は、家庭のみならずエアゾール 製品の開発あるいは製造の現場においても必要とされる作業である。即ち、製品 開発段階や試験充填段階に作られた試作品を処分する際、また充填不良品を処分 する際にも、その廃棄前に確実にガス抜き作業を行わなければならないのである 。そして、このような現場におけるガス抜き作業は、一般家庭と同様に通常の工 具を用いて行われており、廃棄対象製品の数が多いときにはかなり大変な作業と なっていた。また、エアゾール容器を片手で握りながらもう一方の手で工具を持 って容器底面等に孔をあけるという作業は、熟練した作業者にとっても必ずしも 容易ではなく、危険を伴う作業であった。
【0004】 更に、エアゾール容器の内部に内容液が残っていた場合には、容器に孔をあけ た拍子に残液が周囲に飛散し、手やまわりのものを汚染することとなり、作業衛 生上も問題があった。
【0005】 本考案は、上述のような実情に鑑みなされたものであって、エアゾール容器内 のガスを抜く作業を容易且つ安全に行うことができ、且つ残液を飛散させること なく確実に回収することを可能とするエアゾール容器内のガス及び残液排出装置 の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の装置は次のような構成をとる。即ち、 横倒し状態で載置されたエアゾール容器を側面側から水平に支持する容器載置台 と、この容器載置台の一方側でエアゾール容器の上部側を位置決めするストッパ 部材と、上記容器載置台の他方側に配設された中空の穿孔部材と、この穿孔部材 を上記容器載置台に向けて水平移動させる移動手段とを備えてなり、上記穿孔部 材が、一端側に、上記容器載置台に載置されたエアゾール容器の底面部に対向す る穿孔部を有するとともにこの穿孔部を覆う吸盤状のパッド部材を備え、且つそ の他端側には、排出管が連結されてなることを特徴とするエアゾール容器内のガ ス及び残液排出装置である。
【0007】
【作用】
上記の構成をとる本考案の装置において、エアゾール容器を横倒し状態で容器 載置台の上に水平に載置し、この容器載置台の一方側に設けられたストッパ部材 で容器の上部側を位置決め固定した後、穿孔部材を移動手段によって容器載置台 に向けて水平移動させる。このようにすることによって、吸盤状のパッド部材が エアゾール容器の底面部に圧着されるとともに、穿孔部により容器底面部に孔が 穿設され、容器内部のガス及び残液が中空の穿孔部材から排出管を通ってエアゾ ール容器の外部に排出されることとなる。従って、本考案の構成によれば、安定 した状態で位置決め固定されたエアゾール容器の底面部に容易に孔を穿設し、そ の孔から容器内部のガス及び残液をまわりに飛散させることなくスムーズに外部 に排出させることが可能となり、エアゾール容器からのガス及び残液の排出作業 を極めて効率的で安全且つ衛生的なものとすることができるのである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
【0009】 図1は、本考案によるエアゾール容器内のガス及び残液排出装置の一実施例を 示している。同図において、(1)は、支持台A(2)及び支持台B(3)とを 組み合わせてなる基台である。そして、支持台A(2)の一方側には、支持台A (2)の長手方向に沿って断面V字形状をなす容器載置台(4)が取り付けられ ており、同図中点線で示すように、横倒し状態で載置されたエアゾール容器(A )を側面側から水平に支持することができるようになっている。また、支持台A (2)の他方側には、複数個(同図中では2個)のストッパ部材位置決め孔(5 )が穿設されており、ストッパ部(6a)と差し込み部(6b)とからなるスト ッパ部材(6)の差し込み部(6b)をいずれかに適宜差し込むことにより、上 記容器載置台(4)に載置されたエアゾール容器(A)の大きさに応じてストッ パ部材(6)の位置が決められるようになっている。
【0010】 そして、上記支持台B(3)は、水平部(3a)と、この水平部(3a)の一 端側から上方に起立する垂直部(3b)とからなり、上記基台(1)の中央部分 において上記支持台A(2)と上下に重なるように支持台A(2)の下面に固定 されている。従って、支持台A(2)において支持台B(3)と重なり合ってい ない部分(同図における右側の部分)の下には、上記ストッパ部材位置決め孔( 5)から下に突出するストッパ部材(6)の差し込み部(6b)用のスペースが 形成されることとなる。
【0011】 また、支持台B(3)の垂直部(3b)には、図中矢印Xで示す如く手前側に 回動しうるようにピン止めされたレバー(7)が直立状態で設けられている。そ して、このレバー(7)の下端側には、一端側に穿孔部(8a)を有する中空の 穿孔部材(8)が、穿孔部(8a)を上記容器載置台(4)に載置された容器( A)の底面部(A1)に対向させた状態で支持されている。更に、この穿孔部材 (8)の一端側には、上記穿孔部(8a)を覆う吸盤状のパッド部材(9)が取 り付けられており、他端側には、穿孔部材(8)から残液回収容器(10)に到 る排出管(11)が連結されている。この残液回収容器(10)には、残液とと もにガスが送り込まれてくるため、その開口部には、上記排出管(11)を固定 した状態でガスを外部に排出することのできるメッシュ蓋(10a)が設けられ ている。
【0012】 上記のように構成された装置は、次のようにして用いるものである。即ち、ま ずエアゾール容器(A)を横倒し状態にしてその底面部(A1)が支持台A(2 )の端部側に位置するように上記容器載置台(4)の上に水平に載置し、その蓋 (A2)の上面が上記ストッパ部材(6)のストッパ部(6a)に当接するよう にストッパ部材(6)の差し込み部(6b)をストッパ位置決め孔(5)に差し 込んでセットする。
【0013】 次に、穿孔部材(8)の移動手段としてのレバー(7)を手前側(矢印X方向 )に回動させることにより、穿孔部材(8)をエアゾール容器(A)の底面部( A1)に向けて(矢印Y方向に)平行移動させ、図2に示すようにパッド部材( 9)を容器(A)の底面部(A1)に圧着するとともに、穿孔部材(8)の穿孔 部(8a)を容器(A)の底面部(A1)に突き刺して一気に孔をあける。する と、エアゾール容器(A)の内部から穿孔部材(8)及び排出管(11)が連通 し、エアゾール容器(A)の内部に残存しているガス及び残液がこれらを通って 残液回収容器(10)に回収されるのである。
【0014】 そして、上記の如くガス及び残液の排出作業が終了し、エアゾール容器(A) の内部が空になったことを確認した後、このエアゾール容器(A)を廃棄して次 の容器をセットし、上述と同様の操作を繰り返すことにより、複数のエアゾール 容器(A)を順次効率的に処理していくことができる。
【0015】 尚、エアゾール容器を位置決め固定する手段は、上記実施例のストッパ部材に 限定されず、容器の上部側を確実に固定できるものであれば問題はない。また、 穿孔部材を容器載置台に向けて移動させる手段も、エアゾール容器の底面部に対 して穿孔部をきっちりと突き刺すことのできるものであればよく、特に上記の実 施例のものに限定はされないが、無駄な力を必要とせず、且つ構造的にシンプル な上記実施例のものが実用的で好ましい。更に、中空の穿孔部材と排出管とを別 々に用いる代わりに、これらを一体化したもの、即ち一端側を穿孔部とし、他端 側を排出部とした部材を用いることもできる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、本考案の装置によれば、エアゾール容器を確実に固定した状態 で容器の底面部に容易に孔を穿設し、その孔から容器内部のガス及び残液をスム ーズに排出させることが可能となり、エアゾール容器からのガス及び残液の排出 作業を極めて効率的且つ安全なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるエアゾール容器内のガス及び残液
排出装置の一実施例を示す全体説明図である。
【図2】上記実施例において、エアゾール容器の底面部
に孔を穿設した状態を示す要部拡大説明図である。
【符号の説明】
4 容器載置台 6 ストッパ部材 7 レバー(移動手段) 8 穿孔部材 9 パッド部材 11 排出管 A エアゾール容器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横倒し状態で載置されたエアゾール容器
    (A)を側面側から水平に支持する容器載置台(4)
    と、この容器載置台(4)の一方側でエアゾール容器
    (A)の上部側を位置決めするストッパ部材(6)と、
    上記容器載置台(4)の他方側に配設された中空の穿孔
    部材(8)と、この穿孔部材(8)を上記容器載置台
    (4)に向けて水平移動させる移動手段(7)とを備え
    てなり、上記穿孔部材(8)が、一端側に、上記容器載
    置台(4)に載置されたエアゾール容器(A)の底面部
    (A1)に対向する穿孔部(8a)を有するとともにこ
    の穿孔部(8a)を覆う吸盤状のパッド部材(9)を備
    え、且つその他端側には、排出管(11)が連結されて
    なることを特徴とするエアゾール容器内のガス及び残液
    排出装置。
JP022203U 1993-04-01 1993-04-01 エアゾール容器内のガス及び残液排出装置 Pending JPH0676153U (ja)

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JP022203U JPH0676153U (ja) 1993-04-01 1993-04-01 エアゾール容器内のガス及び残液排出装置

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JP022203U JPH0676153U (ja) 1993-04-01 1993-04-01 エアゾール容器内のガス及び残液排出装置

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JPH0676153U true JPH0676153U (ja) 1994-10-25

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ID=12076242

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP022203U Pending JPH0676153U (ja) 1993-04-01 1993-04-01 エアゾール容器内のガス及び残液排出装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011194526A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Shoji Misao Seisakusho:Kk スプレー缶簡易処理装置

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