JPH0676144B2 - プラスチック等の薄膜材料の取り出し方法 - Google Patents

プラスチック等の薄膜材料の取り出し方法

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JPH0676144B2
JPH0676144B2 JP2182734A JP18273490A JPH0676144B2 JP H0676144 B2 JPH0676144 B2 JP H0676144B2 JP 2182734 A JP2182734 A JP 2182734A JP 18273490 A JP18273490 A JP 18273490A JP H0676144 B2 JPH0676144 B2 JP H0676144B2
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film materials
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澄夫 垂水
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澄夫 垂水
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプラスチック等の薄膜材料の取り出し方法に関
する。
従来の技術 近時ポリエチレン,ポリスチレン,塩化ビニール樹脂,
ポリプロピレンのようなプラスチック薄膜材料が広く我
々の日常生活に取り入れられるようになってきた。
発明が解決しようとする問題点 しかして20ミクロン,25ミクロン或は35ミクロン程度の
厚みのこの種プラスチック等の薄膜材料を適宜細長く切
ったものを積み重ねておき、上から一枚一枚取り出して
使うのにはこのような材料の一枚一枚の表面がツルツル
しているとともに互いの接触面間が真空状態となつてお
り又切断のバリや静電気も働いて密着を離すことは困難
で、手を使うのが一番とされていた。しかしていちいち
手を使って一枚一枚を取り出すのでは人一人を拘束する
ことになり、又手間がかかって大変である。
問題点を解決するための手段 このような点を考慮して本発明人は種々研究や実験を重
ねた結果、積み重ねられたプラスチック等の多数の薄膜
材料をその最上位から一枚ずつ取り出すための方法であ
って、積み重ねられた上記薄膜材料の一方の端部から5
〜10mmの内側の位置をバキュームポンプ等の吸い上げ装
置を使って吸着する第一の過程と、該第一の過程で吸着
した上記薄膜材料の端部を吸い上げ装置を傾けることに
よって,上記薄膜材料の積み重ね面に対して45度〜60度
の角度を成すように折り曲げる第二の過程と、該第二の
過程によって折り曲げられた薄膜材料の端部をブラシ付
きのローラ等の補助装置を用いて払う第三の過程と、上
記吸い上げ装置を該第三の過程の姿勢を保ったまま上記
薄膜材料の他方の端部側斜め上方に僅かに持ち上げる第
四の過程と、上記吸い上げ装置を該第四の過程の姿勢を
保ったまま,上記薄膜材料の一方の端部の側から他方の
端部の側へと上記薄膜材料の積み重ね面にほぼ平行に,
且つ吸着した上記薄膜材料が積み重ねられた上記薄膜材
料を側方からみてS字を作り続けるように移動させる第
五の過程と、からなることを特徴とするものである。
作 用 このようにすることにより二枚目以降のプラスチック等
の薄膜材料は絶対に一枚目にくっついて取り出されるこ
とはなくなった。
実施例 図は本発明の方法の原理を説明するための動作図で、先
ず図aでケースの中に(図示せず)積み重ねられたプラ
スチック等の薄膜材料の1の一番上の一枚1aの端近くに
吸い上げ装置2を当てる。尚この吸い上げ装置2として
は市販されているもので可であり、一例としてバキュー
ムポンプ(図示せず)の柄の先端長さ方向に多数の孔を
明けてここから外気を吸い込むようにしておき、材料1
の表面一端から例えば6mm程度,材料の厚さによっては
5〜10mmのところに当てて吸い上げ、次に図bのように
成る程度例えば二枚目に対して60度程度傾ける。すると
一枚目は強制的に吸着されているが、二枚目以降は復元
力が働いて一枚目から離れようとする。それでもくっつ
いてくる二枚目1b以降の材料に対しては図cのようにブ
ラッシのついたローラ3を使って払い落とす。続いて図
d,eのように吸い上げ装置をこの姿勢を保つたまま、薄
膜材料の他方の端部側斜め上方に僅かに持ち上げ、更に
この薄膜材料の一方の端部の側から他方の端部の側へと
薄膜材料の積み重ね面にほぼ平行に,且つ吸着した薄膜
材料が積み重ねられた薄膜材料を側方からみてS字を作
り続けるように移動させる。これによりプラスチック等
の薄膜材料間の接触面に空気が入り易くなるとともに、
曲がりによりプラスチック等の薄膜材料の一枚一枚に下
に押さえる力が働くのでこれら両作用が加わって容易に
離れるものと思われる。このような作業を行うことによ
りプラスチック等の薄膜材料の一枚目を二枚目以降より
簡単容易に引き離すことができる。二枚目以降も全く同
様にして20ミクロン〜40ミクロン程度のプラスチック等
の薄膜材料の一枚一枚を円滑に取り出すことができるの
である。尚切断バリのひどい材料に対しては図d,eのよ
うに押さえ装置4を使って材料の一端を押さえることに
より更に効果のあることも確認できた。
発明の効果 このように本発明の方法を用いることにより、円滑容易
にプラスチック等の薄膜材料の積み重ねたものから、そ
の一枚一枚を取り出すことができる。尚一枚目にくっつ
いてくる二枚目は軽く手で払っても簡単に離すことがで
きたので、ゴムローラやブラッシには大なる力は不用
で、一寸触る程度の力でよい。
【図面の簡単な説明】
図は本発明方法の原理を説明するための動作図である。 図で1はプラスチック薄膜材料,2は吸い上げ装置,3はブ
ラッシのついたローラ,4は押さえ装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積み重ねられたプラスチック等の多数の薄
    膜材料をその最上位から一枚ずつ取り出すための方法で
    あって、積み重ねられた上記薄膜材料の一方の端部から
    5〜10mm内側の位置をバキュームポンプ等の吸い上げ装
    置を使って吸着する第一の過程と、該第一の過程で吸着
    した上記薄膜材料の一方の端部を上記吸い上げ装置を傾
    けることによって、上記薄膜材料の積み重ね面に対して
    45度〜60度の角度をなすように折り曲げる第二の過程
    と、該第二の過程によって折り曲げられた薄膜材料の端
    部をブラシ付きのローラ等の補助装置を用いて払う第三
    の過程と、上記吸い上げ装置を該第三の過程の姿勢を保
    ったまま,上記薄膜材料の他方の端部側斜め上方に僅か
    に持ち上げる第四の過程と、上記吸い上げ装置を該第四
    の過程の姿勢を保ったまま,上記薄膜材料の一方の端部
    の側から他方の端部の側へと上記薄膜材料の積み重ね面
    にほぼ平行に,且つ吸着した上記薄膜材料が積み重ねら
    れた薄膜材料を側方からみてS字を作りつづけるように
    移動させる第五の過程と、からなることを特徴とするプ
    ラスチック等の薄膜材料の取り出し方法。
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