JPH0675930U - ワイパピボットの取付構造 - Google Patents

ワイパピボットの取付構造

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JPH0675930U
JPH0675930U JP1618393U JP1618393U JPH0675930U JP H0675930 U JPH0675930 U JP H0675930U JP 1618393 U JP1618393 U JP 1618393U JP 1618393 U JP1618393 U JP 1618393U JP H0675930 U JPH0675930 U JP H0675930U
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pivot
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wiper
holder
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JP1618393U
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English (en)
Inventor
田 幸 尊 内
藤 雄 一 伊
島 浩 小
場 康 晃 的
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付作業性を著しく向上させることができる
ワイパピボットの取付構造を提供する。 【構成】 ピボットホルダ3と車体パネル30aとの間
に、第2締付部材12を第1締付部材4に締付可能な状
態でピボットホルダ3をカウルトップ30側に保持する
仮保持手段20を配設し、ピボットホルダ3を仮保持手
段20によりカウルトップ30側に保持したうえで車体
パネル30aに固定するワイパピボット1の取付構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ワイパモータの回転動力によりワイパブレードを揺動させるワイ パピボットをカウルトップ部分の車体パネルに固定するのに利用するワイパピボ ットの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイパピボットをカウルトップ部分の車体パネルに固定するワイパピボットの 取付構造において、ワイパピボットにはピボットシャフトを回転自在に支持して いるピボットホルダの外側部分に3本のボルトが圧入されており、ワイパピボッ トはカウルトップ部分の車体パネルの下側からボルトのねじ部分が車体パネルに 形成されているピボット取付孔内に挿入され、車体パネルの上側に突出した部分 にナットを締め付けることによってカウルトップ部分の車体パネルに取付けられ る。ピボットシャフトには一方にリンクを介してワイパモータよりの往復動力が 連結されるとともに他方にワイパブレードを装着したワイパアームが連結され、 ワイパモータよりの往復動力がピボットシャフトによってワイパアームの揺動に 変換されるため、ワイパブレードで払拭面を往復で拭う。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のワイパピボットの取付構造では、ワイパピボットをカウルトッ プ部分の車体パネルに取付けるに際し、車体パネルのピボット取付孔内にボルト を挿入した状態で、車体パネルの下側で手によってピボットホルダを車体パネル 側に支持しながら車体パネルの上側でボルトに対するナットの締付けを行ってい たため、タンデムワイパなどでワイパピボットが複数個ある場合、車体パネルの 下側で各ピボットホルダを夫々押さえながら車体パネルの上側でのナットの締付 を行わなければならず、その締付作業をカウルトップ部分の車体パネルの比較的 狭いスペースで行うことがし難く、パネルのエッジ部分で指を損傷するおそれも あることから、取付の作業性が良好であるとは言えないという問題点があり、こ の問題点を解決することが課題となっていた。
【0004】
【考案の目的】
この考案に係わるワイパピボットの取付構造は、取付作業性を著しく向上させ ることができるワイパピボットの取付構造を提供することを目的としている。
【0005】
【考案の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わるワイパピボットの取付構造は、ピボットホルダと車体パネル との間に、第2締付部材を第1締付部材に締付可能な状態でピボットホルダをカ ウルトップ側に保持する仮保持手段を配設し、ピボットホルダを仮保持手段によ りカウルトップ側に保持したうえで車体パネルに固定する構成としたことを特徴 としており、必要に応じて採用される実施態様において仮保持手段は、先割れ形 状をなしてカウルトップ部分の車体パネルに向けて突出し、且つ車体パネルの下 側からの押圧により車体パネルに形成されている補助孔に弾性嵌合される仮止部 からなり、仮止部を補助孔に仮止めた状態でピボット取付孔に挿入されている第 1締付部材への第2締付部材の締付けによりピボットホルダを車体パネルに固定 することとしており、必要に応じて採用される他の実施態様において仮保持手段 は、カウルトップ部分の車体パネルのピボット取付孔に車体パネルの下方側から 上方に向けてテーパ状に形成され、且つ車体パネルの下方側から挿入された第1 締付部材を抜け止める抜け止め部からなり、抜け止め部により第1締付け部材を 仮止めた状態で第1締付部材への第2締付部材の締付けによりピボットホルダを 車体パネルに固定することとすることができる。
【0007】
【考案の作用】
この考案に係わるワイパピボットの取付構造において、ワイパピボットをカウ ルトップ部分の車体パネルに取付けるに際し、ピボットホルダは仮保持手段によ り車体パネル側に仮保持されるため、ピボットホルダを手などによって押さえな いで第1締付部材への第2締付部材の締付けを行うものとなる。
【0008】
【実施例】
図1および図2には、この考案に係わるワイパピボットの取付構造の一実施例 が示されている。
【0009】 図示するワイパピボットの取付構造において、ワイパピボット1は、ピボット シヤフト2、ピボットホルダ3、第1締付部材4とから構成されており、ピボッ トシャフト2には、図2により明らかなように、軸状をなすシャフト本体2aの 一端寄りに雄ねじ2a1、ワイパアーム連結部2a2、抜止ピン溝2a3が夫々 形成されているとともに、シャフト本体2aの他端寄りにピボットアーム固定部 2a4が形成されている。ワイパアーム連結部2a2にはワイパアーム5の基端 側が挿入され、雄ねじ2a1にワイパアーム5の上側から図示しないアーム取付 用ナットが締付けられることによって、このワイパアーム5がピボットシャフト 2に取付けられる。また、抜止ピン溝2a3には抜止ピン6が装着されている。
【0010】 ピボットホルダ3は可撓性の樹脂を素材として成形されており、このピボット ホルダ3には円筒形状をなすホルダ本体3aのほぼ中央にシャフト孔3a1が形 成されており、このシャフト孔3a1内には、抜止ピン6を平ワッシャ7に当接 させ、且つ抜止ピン6の外側に防水用ゴムブーツ8を被せたピボットシャフト2 が挿入されており、シャフト孔3a1から突出しているピボットシャフト2のピ ボットアーム固定部2a4に波状ワッシャ9を介してリンク11の一部を構成す るピボットアーム10の基端側が圧入することにより固定されている。また、ピ ボットホルダ3のホルダ本体3aには、略3角形の鍔状に突出したベース部3b が設けられており、このベース部3bの外側寄りの3個所には第1締付部材4、 4、4の基端側が圧入することによってベース部3bに離脱不能に取付けられて おり、ベース部3bから突出している各第1締付部材4の先端側には雄ねじ4a が夫々形成されている。
【0011】 そして、ピボットホルダ3に設けられているベース部3bの一部には、仮保持 手段20である仮止部3cが設けられている。この仮止部3cは、ベース部3b の上面から先割れ形状をなしてカウルトップ30部分の車体パネル30aに向け て突出している。仮止部3cはピボットホルダ3が可撓性の樹脂からなるもので あることから、先端側の先割れ部分がその外径を小さくするように撓むため、車 体パネル30aに形成されている補助孔30a1に対して車体パネル30aの下 側から押圧されることによって補助孔30a1内では弾性変形してこの補助孔3 0a1を通過し、通過したうえで車体パネル30aの上側で先端側が弾性復帰す るので、車体パネル30aに離脱不能に弾性嵌合される。
【0012】 ここで、図2により明らかなように、車体パネル30aにホルダ本体3a、各 第1締付部材4に対応したものとして形成されたピボット取付け孔30a2、3 0a3に対して車体パネル30aの下側からホルダ本体3a、各第1締付部材4 を夫々挿入していきながら、ピボットホルダ3を車体パネル30aに向けて押圧 すると、仮止部3cが補助孔30a1に弾性嵌合されるため、ワイパピボット1 は車体パネル30a側に仮保持され、ワイパピボット1から手を放してもワイパ ピボット1は車体パネル30aから脱落しない。この図2に示す仮保持の状態か ら、車体パネル30aの上側に突出している第1締付部材4に対し第2締付部材 12の締付けを行うことによってワイパピボット1は車体パネル30aに固定さ れる。
【0013】 そして、ワイパモータ32の回転動力がリンク11を介し往復揺動に変換され てピボットアーム10からピボットシャフト2に伝達されると、ワイパアーム5 をフロントウインドシールドガラス33上で往復で揺動させるので、ワイパアー ム5の先端に装着した図示しないワイパブレードによりフロントウインドシール ドガラス33を往復で拭う。
【0014】 図3には、この考案に係わるワイパピボットの取付構造の他の実施例が示され ており、この場合、仮保持手段20は、ピボットホルダ3とは別体でクリップ状 をなす仮止めピン19としてあり、他の部分は図1、図2に示した実施例と同様 である。
【0015】 この仮止めピン19の基端側はつば状に広がっており、仮止めピン19の先端 側は先割れ形状をなし外側にわずかに突出している。仮止めピン19はピボット ホルダ3のベース部3bに設けられているピン孔3b1に車体パネル30aの下 側から押圧されることによって、車体パネル30aに形成されている補助孔30 a1内では弾性変形してこの補助孔30a1を通過し、通過したうえで車体パネ ル30aの上側で先端側が弾性復帰するので、車体パネル30aに離脱不能に弾 性嵌合される。
【0016】 図4および図5には、この考案に係わるワイパピボットの取付構造のその他の 実施例が示されており、この場合、カウルトップ30部分の車体パネル30aに ホルダ本体3a、各第1締付部材4に対応したものとして設けられているピボッ ト取付け孔30a2、30a3のうちのフロントウインドシールドガラス33寄 りの1個のピボット取付け孔30a3に仮保持手段20である抜け止め部30a 4が形成されており、他の部分は仮止部3cを除いて図1および図2に示す実施 例と同様となっている。この抜け止め部30a4は、車体パネル30aの上面か ら上方に向けてテーパ状に突出したものとして形成されており、突出している先 端側の内径寸法は第1の締付部材4の外径にほぼ等しい。抜け止め部30a4は 、車体パネル30aの下方側から第1締付部材4が挿入されると、第1締付部材 4の抜け方向に対する移動を阻止するため、第1締付部材4の抜け止めの機能を 有する。
【0017】 この場合、図5により明らかなように、車体パネル30aにホルダ本体3a、 各第1締付部材4に対応したものとして形成されたピボット取付け孔30a2、 30a3に対して車体パネル30aの下側からホルダ本体3a、各第1締付部材 4を夫々挿入していきながら、ピボットホルダ3を車体パネル30aに向けて押 圧すると、車体パネル30aのピボット取付け孔30a3の1個所に形成されて いる抜け止め部30a4が1個の第1締付部材4の抜け方向に対する移動を阻止 するため、ワイパピボット1は車体パネル30a側に仮保持され、ワイパピボッ ト1から手を放してもワイパピボット1は車体パネル30aから脱落しない。こ の図5に示す仮保持の状態から、車体パネル30aの上側に突出している第1締 付部材4に対し第2締付部材12の締付けを行うことによってワイパピボット1 は車体パネル30aに固定されるものとなる。
【0018】 なお、この考案に係わる実施例においては、第1締付部材4にボルト形状のも のを示し、第2締付部材12にナット形状のものを示したが、第1締付部材4を ナット形状とするとともに第2締付部材12をボルト形状としても同様にこの考 案を実施できることは言うまでもない。
【0019】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わるワイパピボットの取付構造は上述 した構成としたことから、ワイパピボットをカウルトップ部分の車体パネルに取 付けるに際し、ピボットホルダを仮保持手段によって車体パネル側に仮保持させ ておけるので、ピボットホルダを手などによって押さえないで取付けを行えるた め、取付作業性を著しく向上させることができるという優れた効果を奏するもの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるワイパピボットの取付構造の
一実施例の側面図である。
【図2】図1に示したワイパピボットの取付構造におい
ての仮保持状態の縦断側面図である。
【図3】この考案に係わるワイパピボットの取付構造の
他の実施例においての仮保持状態の縦断側面図である。
【図4】この考案に係わるワイパピボットの取付構造の
他の実施例の側面図である。
【図5】図4に示したワイパピボットの取付構造におい
ての仮保持状態の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ワイパピボット 2 ピボットシャフト 3 ピボットホルダ 4 第1締付部材 5 ワイパアーム 12 第2締付部材 20 仮保持手段 30 カウルトップ 30a 車体パネル 30a3 ピボット取付孔 32 ワイパモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 的 場 康 晃 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパモータの回転動力をワイパアーム
    に伝達するピボットシャフトと、 前記ピボットシャフトを回転自在に支持するピボットホ
    ルダと、 前記ピボットホルダに設けられ、カウルトップ部分の車
    体パネルに形成されているピボット取付孔に前記車体パ
    ネルの下側から挿入されるとともに車体パネルの上側で
    第2締付部材により締付けられる第1締付部材とを備え
    ているワイパピボットを車体パネルに取付ける構造にお
    いて、 前記ピボットホルダと車体パネルとの間に、第2締付部
    材を第1締付部材に締付可能な状態でピボットホルダを
    カウルトップ側に保持する仮保持手段を配設し、ピボッ
    トホルダを仮保持手段によりカウルトップ側に保持した
    うえで車体パネルに固定することを特徴とするワイパピ
    ボットの取付構造。
  2. 【請求項2】 仮保持手段は、先割れ形状をなしてカウ
    ルトップ部分の車体パネルに向けて突出し、且つ車体パ
    ネルの下側からの押圧により前記車体パネルに形成され
    ている補助孔に弾性嵌合される仮止部からなり、前記仮
    止部を前記補助孔に仮止めた状態でピボット取付孔に挿
    入されている第1締付部材への第2締付部材の締付けに
    よりピボットホルダを車体パネルに固定する請求項1に
    記載のワイパピボットの取付構造。
  3. 【請求項3】 仮保持手段は、カウルトップ部分の車体
    パネルのピボット取付孔に車体パネルの下方側から上方
    に向けてテーパ状に形成され、且つ車体パネルの下方側
    から挿入された第1締付部材を抜け止める抜け止め部か
    らなり、前記抜け止め部により第1締付け部材を仮止め
    た状態で第1締付部材への第2締付部材の締付けにより
    ピボットホルダを車体パネルに固定する請求項1に記載
    のワイパピボットの取付構造。
JP1618393U 1993-04-01 1993-04-01 ワイパピボットの取付構造 Pending JPH0675930U (ja)

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