JPH0675784B2 - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JPH0675784B2
JPH0675784B2 JP60261794A JP26179485A JPH0675784B2 JP H0675784 B2 JPH0675784 B2 JP H0675784B2 JP 60261794 A JP60261794 A JP 60261794A JP 26179485 A JP26179485 A JP 26179485A JP H0675784 B2 JPH0675784 B2 JP H0675784B2
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welding
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welding wire
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義正 森
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、1個の溶接トーチに対し、複数の溶接ワイヤ
のうちから必要な溶接ワイヤを選択して供給できるよう
にした溶接装置に関する。
(従来の技術) 従来の溶接装置としては、例えば第2図に示すものが知
られている。
この従来の溶接装置Bは、溶接ワイヤ100を巻取ったコ
イルユニット101から送給装置102によって溶接ワイヤ10
0を繰出しながら、これをロボット本体103に取付けた溶
接トーチ104に供給する構造となっていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この従来の溶接装置Bでは、1個の溶接
トーチ104に対して1個のコイルユニット101から溶接ワ
イヤ100が供給されており、従って、コイルユニット101
に巻き取られた1種の溶接ワイヤ100だけを使用して溶
接が行なわれる。
このように、溶接トーチ104に対し、1種のみの溶接ワ
イヤ100しか供給できないのでは、たとえばワークに厚
肉部と薄肉部のと複数の溶接箇所があるような場合や材
質の異る溶接箇所が複数あるような場合には、この溶接
条件に対応して溶接ワイヤの径を変えたり、材質を変え
るなど、その都度、溶接ワイヤを交換しなければならな
い。
これでは既設のコイルユニットを取外し、別のコイルユ
ニットをセットし直すといった段取り作業に多くの手間
と時間をとられ、本来の溶接作業の作業能率を向上する
ことができないという問題が生じる。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のようの従来の問題点を解決するために
発明されたもので、その目的とするところは、コイルユ
ニットの交換に要する段取り作業が不要でありながら、
溶接条件に対応して複数の溶接ワイヤのうちから必要な
溶接ワイヤを選択使用することができるようにした溶接
装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明の溶接装置は、 異種の溶接ワイヤを巻取った複数のコイルユニットと、 コイルユニットの数に対応した複数のワイヤ受入口をそ
れぞれ1個のワイヤ送給口に対して連通させた分岐ガイ
ドと、 前記各コイルユニットから繰出される各溶接ワイヤに対
してそれぞれ独立して配置され、正転時は溶接ワイヤを
前記分岐ガイドを経て溶接トーチに供給し、逆転時は溶
接ワイヤを溶接トーチから前記分岐ガイドのワイヤ送給
口よりも手前側位置まで引き戻す複数の正逆転送給装置
と、 溶接トーチから突出した溶接ワイヤの先端部を切断する
切断装置と、 を備えた構成とした。
(作用) 従って、本発明の溶接装置は、異種の溶接ワイヤを巻取
った複数のコイルユニットを有し、各コイルユニットか
ら繰出される各溶接ワイヤに対してそれぞれ独立して正
逆転送給装置が配置されているので、溶接条件に対応し
て、複数のコイルユニットのうちから必要な溶接ワイヤ
を正逆転送給装置の正転により繰出し、これを分岐ガイ
ドを経て溶接トーチに供給することができる。
又、溶接条件が変わって別の溶接ワイヤを使用する場合
に、既設の溶接ワイヤを、その溶接ワイヤに配置した正
逆転送給装置の逆転により分岐ガイドのワイヤ送給口よ
りも手前側位置まで引き戻し、この状態で新たな溶接条
件に対応したコイルユニットから溶接ワイヤをその正逆
転送給装置の正転により繰出しながら分岐ガイドを経て
溶接トーチに供給することになる。この際、先の溶接ワ
イヤは分岐ガイドのワイヤ送給口よりも手前側位置まで
引き戻されているので、新たな溶接ワイヤと先の溶接ワ
イヤとが干渉することはない。
又、溶接は、溶接ワイヤの先端とワークとの間にアーク
を発生させ、その熱で溶接ワイヤ及びワークを溶かすこ
とで行なわれることから、所定の溶接が終わった溶接ワ
イヤの先端には、溶けた溶接ワイヤが球状(以下「溶接
球」という)となって残る。この溶接球が溶接ワイヤの
先端にあると、正逆転送給装置の逆転によって溶接ワイ
ヤを引き戻す際、溶接球が溶接トーチの溶接チップ内を
通過できないという不具合が生じる。本発明では、切断
装置によって溶接トーチから突出した溶接ワイヤの先端
を切断することができるので、この溶接球の存在による
不具合を解消することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
本実施例の溶接装置Aは、複数(実施例で2個)のコイ
ルユニット1,2、分岐ガイド3、溶接トーチ4、正逆転
送給装置5,6、切断装置7、を主要な構成としている。
上記コイルユニット1,2は、それぞれ溶接ワイヤ10,20を
リールに巻取ったもので、この実施例では、一方のコイ
ルユニット1(以下「左コイルユニット」という)に
は、薄肉部の溶接に使用する小径の溶接ワイヤ10が巻取
られ、他方のコイルユニット2(以下「右コイルユニッ
ト」という)には、厚肉部の溶接に使用する大径の溶接
ワイヤ20が巻取られている。
上記分岐ガイド3は、前記左右のコイルユニット1,2の
数に対応した2個のワイヤ受入れ口31,32が1個のワイ
ヤ送給口33にそれぞれ連通した二又状に形成され、かつ
この分岐ガイド3は腕81を介してロボット本体8に取付
けられ、又、両溶接ワイヤ10,20のショートを防止する
ために絶縁性のプラスチックで形成されている。
次に、溶接トーチ4は、内部に溶接ワイヤを挿通し、こ
の溶接ワイヤに先端の溶接チップを介して電力を供給す
ると共に、先端のノズルから不活性ガス(例えば炭酸ガ
ス)を噴出し、その不活性ガスのよる雰囲気中で、溶接
ワイヤの先端とワークの間にアークを発生させて溶接を
行なうように形成され、実施例ではロボット本体8に取
付けられ、かつ前記分岐ガイド3のワイヤ送給口33との
間がコンジットチューブ9で接続されている。
上記正逆転送給装置5,6は、左右のコイルユニット1,2か
ら繰出される溶接ワイヤ10,20に対してそれぞれ独立し
て配置されるもので、コイルユニット1,2と分岐ガイド
3との間に配設される状態でロボット本体8に取付けら
れ、そして、ローラの正転時にはコイルユニット1,2か
ら溶接ワイヤ10,20を繰出しながら、これを分岐ガイド
3を経て溶接トーチ4に供給し、他方、ローラの逆転時
には溶接ワイヤ10,20を溶接トーチ4から分岐ガイド3
のワイヤ送給口33よりも手前側位置であるワイヤ受入口
31,32内に引き戻すように形成されている。
次に、切断装置7は、溶接ワイヤ10,20を正逆転送給装
置5,6で引き戻す際に、溶接ワイヤ10,20の先端に形成さ
れた溶接球を切断するためのものである。又、実施例で
は、この切断装置7は、溶接ワイヤ10,20を正逆転送給
装置5,6で溶接トーチ4に供給したときに、該溶接トー
チ4からの突出幅を所定幅に揃える際にも使用される。
次に、本実施例の溶接装置Aを持いた溶接方法の一例を
説明する。
例えば、ロボット本体8の動作が、ワークの薄肉部に対
する溶接を先に行ない、次に厚肉部の溶接を行なうとい
う順序に設定されているとする。
この場合、まず左コイルユニット1に巻取られた小径の
溶接ワイヤ10を正逆転送給装置5の正転により分岐ガイ
ド3を経て溶接トーチ4に供給する。この際、ロボット
本体8を切断装置7による切断位置に位置決めして、溶
接ワイヤ10の先端を切断装置7により切断し、溶接ワイ
ヤ10の突出幅を所定幅に揃える。
そして次に、ロボット本体8をワークの薄肉部溶接位置
に位置決めし、この状態で溶接トーチ4によりワークの
薄肉部に所定の溶接を施す。
次に、ロボット本体8を前記した切断位置に位置決め
し、切断装置7により溶接ワイヤ10の先端に形成された
溶接球を切り落し、その後、正逆転送給装置5の逆転に
より溶接ワイヤ10を溶接トーチ4から分岐ガイド3のワ
イヤ受入口31まで引き戻す。
次に、右コイルユニット2に巻取られた大径の溶接ワイ
ヤ20を正逆転送給装置6の正転により分岐ガイド3を経
て溶接トーチ4に供給し、前述と同様に切断装置7で溶
接ワイヤ20の突出幅を所定値に揃えたのち、ロボット本
体8をワークの厚肉部溶接位置に位置決めし、溶接トー
チ4によりワークの厚肉部に所定の溶接を施すものであ
る。
尚、前記各部材の動作は、制御装置にプログラムされ、
この制御装置からの動作信号に基づいて動作する。
従って、本実施例の溶接装置Aでは、溶接ワイヤの交換
といった段取り作業の手間を要することなく、薄肉部溶
接と厚肉部溶接という異なった溶接条件を持つワークに
対し、1個の溶接トーチ4を用いて、それぞれ溶接条件
に適合した溶接を施すことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明したが、本発明
の具体的な構成は前記した実施例に限定されることはな
く、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があって
も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、実施例ではコイルユニットを2個設けた場合を
説明したが、これに限らず3個以上設けるようにしても
よく、この場合には、正逆転送給装置を3個配設する必
要があるし、又、分岐ガイドのワイヤ受入口を少なくと
も3個以上形成する必要がある。
又、各コイルユニットに巻取る異種の溶接ワイヤについ
ては、径の異なるもの、材質の異なるもの、これらの混
ったもの等、溶接条件に対応させることになる。
又、分岐ガイド及び正逆転送給装置の取付け場所につい
ては任意であるが、実施例の場合にはロボット本体が動
きを伴うことから、このロボット本体に取付けるのが好
ましく、ただ分岐ガイドについては、溶接トーチの基端
に取付けて、分岐ガイドから溶接トーチまでの距離をな
くすようにすれば、溶接ワイヤの差し換えに伴なう移動
距離が短縮され、正逆転送給装置の負担を軽減できる
し、差し換え動作の迅速化が図れる。
又、実施例では、切断装置を用いて溶接ワイヤの突出幅
を揃えるようにしたが、本発明でいう切断装置はあくま
でも溶接球の切断用に供されるもので、突出幅を揃える
ために別の切断装置やその他の手段を設けることは任意
である。
又、実施例では溶接トーチをロボット本体に取付けた溶
接ロボットに本発明の構成を適用したが、これに限らず
自動溶接機等に適用してもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の溶接装置にあって
は、異種の溶接ワイヤを巻取った複数のコイルユニット
を設け、かつ各溶接ワイヤに対して正逆転送給装置を独
立して配置し、かつ分岐ガイドによって、該分岐ガイド
から先は各溶接ワイヤの送給路を共通にさせ、更には溶
接球を切断する切断装置を備えているので、1個の溶接
トーチに対して異種の溶接ワイヤのうちから溶接条件に
適合した必要な溶接ワイヤを選択して供給することがで
きるという効果が得られる。
この効果により、溶接ワイヤの交換という段取り作業に
手間と時間をかける必要がなくなるので、溶接作業の作
業能率を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の溶接装置を示す概略説明図、第
2図は従来の溶接装置を示す概略説明図である。 A:溶接装置 1,2:コイルユニット 3:分岐ガイド 4:溶接トーチ 5,6:正逆転送給装置 7:切断装置 10,20:溶接ワイヤ 31,32:ワイヤ受入口 33:ワイヤ送給口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異種の溶接ワイヤを巻取った複数のコイル
    ユニットと、 コイルユニットの数に対応した複数のワイヤ受入口をそ
    れぞれ1個のワイヤ送給口に対して連通させた分岐ガイ
    ドと、 前記各コイルユニットから繰出される各溶接ワイヤに対
    してそれぞれ独立して配置され、正転時は溶接ワイヤを
    前記分岐ガイドを経て溶接トーチに供給し、逆転時は溶
    接ワイヤを溶接トーチから前記分岐ガイドのワイヤ送給
    口よりも手前側位置まで引き戻す複数の正逆転送給装置
    と、 溶接トーチから突出した溶接ワイヤの先端部を切断する
    切断装置と、 を備えていることを特徴とする溶接装置。
JP60261794A 1985-11-21 1985-11-21 溶接装置 Expired - Lifetime JPH0675784B2 (ja)

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JPS62124078A JPS62124078A (ja) 1987-06-05
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KR101595282B1 (ko) * 2014-11-13 2016-02-19 대우조선해양 주식회사 용접 와이어 교체 장치

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