JPH067541Y2 - 絶縁電線の製造装置 - Google Patents

絶縁電線の製造装置

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JPH067541Y2
JPH067541Y2 JP4130088U JP4130088U JPH067541Y2 JP H067541 Y2 JPH067541 Y2 JP H067541Y2 JP 4130088 U JP4130088 U JP 4130088U JP 4130088 U JP4130088 U JP 4130088U JP H067541 Y2 JPH067541 Y2 JP H067541Y2
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JP
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wire
insulated wire
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position signal
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JP4130088U
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均 叶野
尚 筒井
光一 中島
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は絶縁電線の製造装置に関するものである。
[従来の技術] 電子機器の内部配線に使用される電子機器用絶縁電線の
製造装置では運転中に断線の発生する場合があり、この
原因としてクロスヘッド内での材料詰りによるものが最
も多いが、断線の発生を検出するためにクロスヘッド直
後に断線検出器を設け、断線発生検出時には即時に機械
停止させ、線ばらけを防止し次の運転開始までの段取り
時間を短縮するようになっている。また送出側において
は送出側のガイドプーリおよび送出ボビン慣性により送
出された芯線の線ばらけ防止のためにピンチロールを設
けて、一定速度にし、またはプーリで速度を検出し、そ
の速度に同期させて送出側各機械の慣性モーメントによ
る電線の繰出しを吸収させるようにしていた。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術で一定速度では芯線速度との差が生じて設
定速度より低速時には断線、高速時には吸収しきれず線
ばらけを発生してしまう。他方プーリで速度を検出する
場合は、送出側の機械の慣性モーメントの差により送出
される芯線速度を検出するため、芯線との間で滑りが生
じないように考慮し、機械的な改造は必要である。また
慣性の異なるプーリが並ぶとその間で慣性の大きなプー
リにより繰り出される芯線により、次のプーリでの線は
ずれを生じ、その設置場所も最適化を要し、取付スペー
スにも非常に苦慮する等、様々な解決しなければならな
い欠点があった。
このように、一定速度でのピンチロールの駆動では、設
定速度と芯線の速度差により断線または吸収しきれない
等の問題があり、また、一定速度から停止に到る時に送
出側の機械の慣性モーメントを十分に考慮しないと、こ
の際線ばらけを起す。
プーリで速度を検出する場合は芯線との滑りが生じない
ように、また慣性の異なるプーリ間での線はずれの防
止、定常時の張力の安定等様々な検討を加えなければな
らない。
本考案は以上の点に鑑みなされたものであり、断線検出
時の送出側の線ばらけを防止し、次の運転再開までの段
取り時間の短縮を可能とした絶縁電線の製造装置を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の絶縁電線の製造装置は、引取キャプスタンの駆
動モートルに電線速度検出器と、この電線速度検出器に
接続された加減速調整器とが設けられ、送出ダンサーロ
ールの可動プーリに可動プーリの位置信号検出器と、こ
の位置信号検出器に接続されたオペアンプとが設けら
れ、ピンチロールの駆動モートルには制御装置が設けら
れており、前記加減速調整器の出力に前記オペアンプか
ら通常の前記送出ダンサーロールの位置よりも線量の増
分により変化した位置信号の変化分を加えて、前記制御
装置に入力するように構成したものである。
[作用] 加減速調整器の出力にオペアンプから線量の増分により
変化した位置信号の変化分を加えて、ピンチロールの駆
動モートルの制御装置に入力したので、断線時の送出側
の装置の慣性モーメントより繰り出される芯線をピンチ
ロールで挟み、かつ引き取り方向へ回転して十分に吸収
できるようになる。そしてピンチロールは徐々に送出側
の装置の慣性モーメントの大きいものと一緒に減速する
ようになる。従って線はずれが防止され、次の運転再開
のために段取り時間が短縮される。
[実施例] 以下、図示した実施例に基づいて本考案を説明する。第
1図には本考案の一実施例が示されている。同図に示さ
れているように絶縁電線の製造装置は、強制送出機1、
送出ダンサーロール2、ピンチロール3、押出機4、引
取キャプスタン5、巻取機6を備え、強制送出機1より
送出された芯線7が押出機4で絶縁体が押出被覆され、
巻取機6に巻き取られる。この引取キャプスタン5の駆
動モートル5aには電線速度検出器8と、この電線速度
検出器8に接続された加減速調整器9とが設けられ、送
出ダンサーロール2の可動プーリ2aには可動、プーリ
2aの位置信号検出器10と、この位置信号検出器10
に接続されたオペアンプ11とが設けられ、ピンチロー
ル3の駆動モートル3aには制御装置12が設けられて
いる。このように構成された絶縁電線の製造装置で本実
施例では加減速調整器9の出力にオペアンプ11から通
常の送出ダンサーロール2の位置よりも線量の増分によ
り変位した位置信号の変化分を加えて、ピンチロール3
の駆動モートル3aの制御装置12に入力した。このよ
うにすることにより断線時の送出側の装置の慣性モーメ
ントにより繰り出される芯線7をピンチロール3で吸収
し、そしてピンチロール3は送出側の装置の慣性モーメ
ントの大きいものと一緒に減速するようになって、線は
ずれが防止されるようになり、断線検出時の送出側の線
ばらけを防止し、次の運転再開までの段取り時間の短縮
を可能とした絶縁電線の製造装置を得ることができる。
すなわち芯線7は強制送出機1により送出され、送出ダ
ンサーロール2によって一定張力に保たれ、プレヒータ
13で予熱され、ピンチロール3を通って押出機4のク
ロスヘッド14に入る。そして押出機4で芯線7の外周
に絶縁体が押出被覆された絶縁電線は冷却水槽15で冷
却された後、引取キャプスタン5で引き取られ、巻取ア
キュームレータ16を経て巻取機6に巻き取られる。こ
の絶縁電線の製造装置には同図に図示しなかった種々の
ガイドロール、ガイドプーリが絶縁電線の進行方向の転
換や振動防止、張力の安定のために使用されている。
クロスヘッド14内での絶縁体の心口金側への戻りに起
因する断線が多いため、クロスヘッド14の出口に断線
検出器17、特に導体の有無を検出するのに有利な静電
容量の変化を感知するものを設置し、断線発生後直ちに
検出し、各装置を急停止させる。この場合、送出ダンサ
ーロール2および巻取アキュームレータ16の張力は引
続き発生させておく。また、この場合の急激な絶縁電線
の速度変化を吸収するため、巻取機6は僅かな遅延時間
を設けて停止させるようにする。
電線速度検出器8(通常引取キャプスタン5の駆動モー
トル5aには、速度制御するためのにタコジュネレータ
等の速度検出器が設置されている)より、加減速調整器
9(これは入力電圧を所定電圧まで設置した時間で加減
する装置で、設定入力「ON」(「OFF」)の時間よ
り出力電圧が時間に比例し直線的に増加(減少)し、最
終的には所定電圧に維持される装置)により、電線速度
増加時は検出電圧と同時に増加(遅延時間設定零)し、
減速時は送出側装置の慣性モーメントの一番大きなもの
(停止するまでの時間が最大のもの)の停止するまでの
時間を減速側の遅延時間とする。これにより慣性モーメ
ントの一番大きなものと同期させて電線速度からの信号
を減少することができる。一方、断線発生時の芯線7の
送り出し量は最初に送出ダンサーロール2の吸収とな
る。この際の可動プーリ2aの位置信号検出器10(通
常強制送出機1はたるみ制御の場合、送出ダンサーロー
ル2にシンクロジェネレータ等の可動プーリ2aの位置
信号検出器10が設けられており、これにより送出の芯
線速度が補正または決定される)により検出された信号
(ダンサー信号と称する)の、通常での送出ダンサーロ
ール位置よりも送出ダンサーロール2の吸収量の増大し
た場合の信号のみを、オペアンプ11により電圧の加減
算、または境界値を設けて取り出し、加減速調整器9の
出力と加え、ピンチロール3の駆動モートル3aの制御
装置12に入力する。これにより断線が発生時、急激に
増加する送出ダンサーロール2の吸収線量はダンサー信
号より得られる信号により線量の増加分を指示し、芯線
速度分として電線速度検出器8より得られる信号で指示
することによりピンチロール3の駆動モートル3aを駆
動するので、次に述べるような作用効果を奏することが
できる。断線時の送出側の装置の慣性モーメントにより
繰り出される芯線7をピンチロール3に挟み、かつ引き
取り方向へ回転することにより十分吸収でき、送出ダン
サーロール2の可動プーリ2aが定常位置に戻り、加減
速調整器9からの信号は予め設定された時間により徐々
に減少するため、ピンチロール3は徐々に送出側の装置
の慣性モーメントの大きいものと一緒に減速し線はずれ
を防止し、次の運転再開のための段取り時間の短縮が図
られる。
このように、本実施例によれば断線時に線外れがなくな
り、次の作業までの段取り時間が大幅に短縮し、またこ
れにより作業者への精神的効果も大きい。更に断線時発
生する絶縁体、芯線の屑も低減する等利点が多く、その
工業的価値が非常に大きい。また、本考案は殆んどこの
種の絶縁電線の製造装置で既に設置されている検出器を
用いており、新たに制御のために検出器取り付けや余計
なプーリの取り付け等を行わずにすむことも利点であ
る。
なお、加減速調整器の代わりに記憶装置を用い、電線の
断線した時の電圧を記憶しておき、その信号を徐々に減
速することも考えられる。
[考案の効果] 上述のように、本考案は加減速調整器の出力はオペアン
プから通常の送出ダンサーロールの位置よりも線量の増
分により変化した位置信号の変化分を加えて、ピンチロ
ールの駆動モートルの制御装置に入力したので、断線時
の送出側の装置の慣性モーメントにより繰り出される芯
線をピンチロールで吸収し、そしてピンチロールは送出
側の装置の慣性モーメントの大きいものと一緒に減速す
るようになって、線はずれが防止されるようになり、断
線検出時の送出側の線ばらけを防止し、次の運転再開ま
での段取り時間の短縮を可能とした絶縁電線の製造装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の絶縁電線の製造装置の一実施例の全体
構成を示す側面図である。 1:強制送出機、 2:送出ダンサーロール、 2a:送出ダンサーロールの可動プーリ、 3:ピンチロール、 3a:ピンチロールの駆動モートル、 4:押出機、 5:引取キャプスタン、 5a:引取キャプスタンの駆動モートル、 6:巻取機、 7:芯線、 8:電線速度検出器、 9:加減速調整器、 10:位置信号検出器、 11:オペアンプ、 12:制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】強制送出機、送出ダンサーロール、ピンチ
    ロール、押出機、引取キャプスタン、巻取機を備え、前
    記強制送出機より送出された芯線が前記押出機で絶縁体
    が押出被覆され、前記巻取機に巻き取られる絶縁電線の
    製造装置において、前記引取キャプスタンの駆動モート
    ルには電線速度検出器と、この電線速度検出器に接続さ
    れた加減速調整器とが設けられ、前記送出ダンサーロー
    ルの可動プーリには可動プーリの位置信号検出器と、こ
    の位置信号検出器に接続されたオペアンプとが設けら
    れ、前記ピンチロールの駆動モートルには制御装置が設
    けられており、前記加減速調整器の出力に前記オペアン
    プから通常の前記送出ダンサーロールの位置よりも線量
    の増分により変化した位置信号の変化分を加えて、前記
    制御装置に入力するようにしたことを特徴とする絶縁電
    線の製造装置。
JP4130088U 1988-03-29 1988-03-29 絶縁電線の製造装置 Expired - Lifetime JPH067541Y2 (ja)

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JPH01145015U JPH01145015U (ja) 1989-10-05
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