JPH06753U - プリンタの排紙ローラ構造 - Google Patents

プリンタの排紙ローラ構造

Info

Publication number
JPH06753U
JPH06753U JP4161792U JP4161792U JPH06753U JP H06753 U JPH06753 U JP H06753U JP 4161792 U JP4161792 U JP 4161792U JP 4161792 U JP4161792 U JP 4161792U JP H06753 U JPH06753 U JP H06753U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
paper
printing
discharge roller
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4161792U
Other languages
English (en)
Inventor
和美 鴨井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP4161792U priority Critical patent/JPH06753U/ja
Publication of JPH06753U publication Critical patent/JPH06753U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排紙ローラのギザローラとの接触部に溝を構
成し、インクがたくさん乗ったグラフィック印刷を行っ
ても印刷用紙の裏面に縦筋が転写されないインクジェッ
ト方式のプリンタを低コストに実現するものである。 【構成】 少なくともインクジェット方式の印字ヘッ
ド、このヘッドにより印字される印刷用紙17、この印
刷用紙を印刷後に搬送する複数の排紙ローラ13および
ギザローラ10より成り、各ギザローラは各排紙ローラ
と50g以下の力で圧接されており、排紙ローラが印刷
面裏側、ギザローラが印刷面側に当接するよう構成さ
れ、かつ前記排紙ローラの前記ギザローラとの接触部に
溝を構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,プリンタの排紙ローラ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタの排紙ローラ構造は、図2に示す様に円筒状のゴム製ローラ1 3にギザローラ10を押し当てているものがほとんどである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述の図2の様な構造に於いては、A3,B5等のカット紙にインク ジェット方式の印字ヘッドでグラフィック印字を行うと印刷面側のギザローラに 未乾燥インクが付着する。この状態でカット紙を排出するとギザローラに付着し ている未乾燥インクが排紙ローラのゴム表面に付着し、次に給紙された印刷用紙 の裏面に転写される。つまり、数枚のカット紙に印刷すると2枚目以降のカット 紙の裏に数本(ギザローラの数だけ)の縦筋が入った印刷物が出来上がってしま うのである。この現象は厚手の上質紙を使っているユーザに取ってはそれほど大 きな不具合にはならないのであるが、トレーシングペーパや45Kg以下の薄手 の紙を使うと表に透けて見えてしまいコピーを取ると裏筋までコピーされ、印刷 結果の質感を悪くしていた。特に、最近では専用のOHPシートに直接インクジ ェットプリンタで印刷することも可能となってきているため、裏側に縦筋が転写 されるようなプリンタはユーザに受け入れられなくなってきている。また、紙資 源節約のため不良印刷物の裏側に再度印刷して使うことも徐々に行われてきてお り、このような場合に裏側に転写されている紙は使用できないため資源活用でき ないことに成るのである。これを解決するためにインク乾燥用のヒータを付けた り、ファンを付けたりしているプリンタも有るが、コストも重量も大きくなるた め一部の市場に向けた高価なプリンタとなっている。
【0004】 そこで本考案はこのような問題点を解決するもので、その目的とするところは インクがたくさん乗ったグラフィック印刷を行っても印刷用紙の裏側に転写され ないプリンタを市場に安価に提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のプリンタの排紙ローラ構造は、少なくともインクジェット方式の印字 ヘッド、このヘッドにより印字される印刷用紙、前記印刷用紙を印刷後に搬送す る複数の排紙ローラおよびギザローラより成り、各ギザローラは各排紙ローラと 50g以下の力で圧接されており、排紙ローラが印刷面裏側、ギザローラが印刷 面側に当接するよう構成され、かつ前記排紙ローラの前記ギザローラとの接触部 に溝を構成したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の実施例におけるプリンタの排紙ローラ部正面図であり、図3は 本考案の実施例におけるプリンタ機構部の側面図である。1はSUS304より 成る紙ガイド板,1aは直接印刷用紙17と接触する紙ガイド板先端部であり、 プレスの抜き加工で作成され、そのダレ側が印刷用紙17の表面をこするように 構成している。2はインクジェット方式の印字ヘッド、3はスプロケットトラク タ、4はABS樹脂製の紙案内下、5はA4やレターサイズのカット紙を1枚づ つ給紙するために紙をまとめて入れておくABS樹脂製のトレイであり、摩擦係 数の高いゴム製の給紙ローラ14により1枚づつトレイ5から紙送りローラ6と 紙案内下4によって構成される紙経路に向かって送り出される。紙送りローラ6 はゴム性であり、7はPOM製の紙案内上でPP製の従動ローラ8が自在に回転 するよう取り付けられている。予圧バネ18がSPCCより成るベースフレーム 15と紙案内上7との間に架けられており、そのバネ力により従動ローラ8は紙 送りローラ6に押しつけられており印刷用紙17がその間に挿入されると摩擦力 により紙送りローラ6の回転量だけ紙が印字ヘッド2側に送られ、ABS樹脂製 プラテン9の上まで来ると印字ヘッド2により印刷される。印刷後はゴム製の排 紙ローラ13と排紙ギザローラ10により印刷用紙17はプリンタの外に排出さ れる。なお、前述の排紙ギザローラ10は排紙フレーム11により保持されてお り、同じく排紙フレーム11に取り付けられたギザローラ押さえバネ12により 排紙ローラ13側に押し付けられている。連続用紙はスプロケットトラクタ3か ら送り込まれ、紙案内下4と紙案内上7の間に作られた紙経路を通って印字ヘッ ド2の下に送られる。なお手差しガイド16はABS樹脂より成る下ケースと一 体に形成されており、紙案内上7と共に構成する紙経路に挿入される印刷用紙を 紙送りローラ6と従動ローラ8の接触点まで引っかかり無く押し込めるように案 内するものである。
【0007】 図1(a)よりわかる様に、本考案の排紙ローラ13にはギザローラ10との 接点部分に幅H,深さDの溝が形成されている。幅Hの間は印刷用紙17の紙の 腰だけでギザローラ押さえバネ12の力を受ける。このため、薄手の紙を使うこ とを考慮すると小さければ小さいほど良いが組立時の位置ズレ等から2mmとし ている。深さDは紙が撓んでも接触しない範囲で極力少ない方がよいため幅Hを 考慮して0.5mmとしている。なお、図4(a)〜(f)に排紙ローラの溝部 断面図として種種の溝部断面形状を示す。各形状に付いては加工し易いものを選 択すれば効果としては特に差がないし、これらの形状のみとも限らない。
【0008】 ここで排紙ローラ部の動きについて説明する。図1(a)でわかるように排紙 ローラ部に印刷用紙が無い状態においてはギザローラ10は排紙ローラ13に構 成された溝部13a部と接触して回転する。よってカット紙が挿入される前も排 紙した後もギザローラ10と排紙ローラ13はギザローラ押さえバネ12のバネ 力により押し付けられて溝部13aで接触することになる。このためインクがた くさん乗ったグラフィック印刷を行った時、ギザローラ10に付着したインクは 全て排紙ローラの溝部13aに再付着するのである。次に印刷用紙17が排紙ロ ーラ部に入ってくると、図1(b)でわかるように印刷用紙17は排紙ローラ1 3の溝部13aのインク再付着部には接触しないため印刷用紙17の裏面にイン クが転写されることはまったく無くなるのである。
【0009】
【考案の効果】 以上述べたように本考案のプリンタの排紙ローラ構造は、少なくともインクジ ェット方式の印字ヘッド、このヘッドにより印字される印刷用紙、前記印刷用紙 を印刷後に搬送する複数の排紙ローラおよびギザローラより成り、各ギザローラ は各排紙ローラと50g以下の力で圧接されており、排紙ローラが印刷面裏側、 ギザローラが印刷面側に当接するよう構成され、かつ前記排紙ローラの前記ギザ ローラとの接触部に溝を構成したことを特徴とする。これにより、A3,B5等 のカット紙にインクジェット方式の印字ヘッドでインクがたくさん乗ったグラフ ィック印字を行っても、2枚目以降のカット紙の裏に数本(ギザローラの数だけ )の縦筋が入った印刷物が出来上がってしまうことはなくなる。すなわち、トレ ーシングペーパや45Kg以下の薄手の紙を使うと表に透けて見えてしまいコピ ーを取ると裏筋までコピーされ、印刷結果の質感が悪くなるということがなくな るのである。特に、専用のOHP用シートに直接インクジェットプリンタで印刷 することが可能となるため、いったん普通紙に印刷してからOHPシートに焼き 付けるという従来の方法で無駄になっていた普通紙の印刷物を無くし省資源化が 可能となる。また、紙資源節約のため不良印刷物の裏側に再度別の内容を印刷し て使うことも徐々に行われてきており、印刷物の裏側に縦線が転写されてしまう ようなプリンタは省資源という観点からユーザに受け入れられないものとなって きている。本考案のプリンタはこれを解決するもので、インク乾燥用のヒータを 付けたり、ファンを付けたりすること無く、安価で軽量な商品を実現するもので ある。すなわち、その目的とするところはインクがたくさん乗ったグラフィック 印刷を行っても印刷用紙の裏側に転写されないプリンタを市場に安価に提供する ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例におけるプリンタの排紙ローラ
部正面図である。
【図2】従来のプリンタの排紙ローラ構造図である。
【図3】本考案の実施例におけるプリンタ機構部の側面
図である。
【図4】本考案の実施例における排紙ローラの溝部断面
図である。
【符号の説明】
1 紙ガイド板 1a 紙ガイド板先端部 2 印字ヘッド 3 スプロケットトラクタ 4 紙案内下 5 トレイ 6 紙送りローラ 7 紙案内上 8 従動ローラ 9 プラテン 10 排紙ギザローラ 11 排紙フレーム 12 ギザローラ押さえバネ 13 排紙ローラ 14 給紙ローラ 15 ベースフレーム 16 手差しガイド 17 印刷用紙 18 予圧バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともインクジェット方式の印字ヘ
    ッド、このヘッドにより印字される印刷用紙、前記印刷
    用紙を印刷後に搬送する複数の排紙ローラおよびギザロ
    ーラとを備え、各ギザローラは各排紙ローラと50g以
    下の力で圧接されており、排紙ローラが印刷面裏側、前
    記ギザローラが印刷面側に当接するよう構成され、かつ
    前記排紙ローラの前記ギザローラとの接触部に溝を構成
    したことを特徴とするプリンタの排紙ローラ構造。
JP4161792U 1992-06-17 1992-06-17 プリンタの排紙ローラ構造 Pending JPH06753U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4161792U JPH06753U (ja) 1992-06-17 1992-06-17 プリンタの排紙ローラ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4161792U JPH06753U (ja) 1992-06-17 1992-06-17 プリンタの排紙ローラ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06753U true JPH06753U (ja) 1994-01-11

Family

ID=12613304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4161792U Pending JPH06753U (ja) 1992-06-17 1992-06-17 プリンタの排紙ローラ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06753U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53163594U (ja) * 1977-05-28 1978-12-21

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53163594U (ja) * 1977-05-28 1978-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0952002A3 (en) Duplex-printer
JPH06753U (ja) プリンタの排紙ローラ構造
JP2821747B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2605710B2 (ja) インクジェットプリンタ
JPH08290566A (ja) インクジェットプリンタ
JPH05124284A (ja) インクジエツトプリンタ
JPH10147025A (ja) インクジェットプリンタ
GB2290262A (en) Paper handling in ink jet printer.
JP3075845B2 (ja) インクジェットプリンタの用紙排出装置
JP3089781U (ja) 印字装置
JP3629870B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP3252050B2 (ja) インクジェットプリンタの用紙排出装置
JP3379096B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP3250404B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2738628B2 (ja) インクジェットプリンタ
JPH0761072A (ja) インクジェットプリンタ
JP2903535B2 (ja) プリンタ
JPH0620616Y2 (ja) 紙片搬送装置
JP3756027B2 (ja) プリンタの紙送り機構
JPH067411Y2 (ja) 磁気カードの印刷装置
JPH0737876Y2 (ja) サーマル式プリンタ
JPH08132699A (ja) インクジェットプリンタの記録用紙排出装置
KR200165112Y1 (ko) 잉크젯 프린터의 인쇄시 용지 휨에 의한 잼 방지 장치
JP2529792Y2 (ja) 印字装置
JPH08169616A (ja) インクジェットプリンタの排出記録用紙収納装置