JPH0675280A - トリミング機能を有するカメラのフィルム給送方法及びそのカメラのフィルム給送装置 - Google Patents

トリミング機能を有するカメラのフィルム給送方法及びそのカメラのフィルム給送装置

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JPH0675280A
JPH0675280A JP24885492A JP24885492A JPH0675280A JP H0675280 A JPH0675280 A JP H0675280A JP 24885492 A JP24885492 A JP 24885492A JP 24885492 A JP24885492 A JP 24885492A JP H0675280 A JPH0675280 A JP H0675280A
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film
trimming
range
feeding
screen
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Makoto Yoshida
真 吉田
Hiroyuki Amano
洋行 天野
Kazuyoshi Umitsuma
和愛 海妻
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルムの無駄を無くしつつ、無駄な電力の消
費がなく、且つフィルムの保護を可能とする。 【構成】トリミング釦の操作によるトリミング指示信号
に応じて露光範囲を設定するトリミング範囲設定手段5
0を備えたロールフィルムを使用するトリミング機能を
有するカメラで、撮影終了後に撮影された撮影画面に隣
接させて最大トリミング画面が隣接するようにフィルム
給送を行う第1のフィルム給送制御手段52と、トリミ
ング範囲設定手段50によってトリミング範囲を設定さ
れた後、撮影動作に基づいてトリミング設定された画面
が前回撮影したフィルム撮影画面と重なる時は、重なり
がなくなるようにフィルム給送を行う第2のフィルム給
送制御手段53とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルム撮影画面の
範囲内でトリミング撮影可能なトリミング手段を備えた
ロールフィルムを使用するトリミング機能を有するカメ
ラのフィルム給送方法及びそのカメラのフィルム給送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭54−26721号
公報に開示されるように、通常の撮影範囲の一部のみを
トリミングしてプリントすることができるカメラを用い
て撮影し、そのフイルムを通常に撮影されたフイルムの
プリントと同じ大きさまで引き押ばしてプリントするこ
とによって、撮影レンズの焦点距離を切り換えることな
く撮影倍率を変えたと同様の効果を得ることができるカ
メラがある。このように、カメラはフィルム上に指定さ
れたトリミング情報を写し込み、プリント時にトリミン
グ情報を読取り、これによりプリント倍率を制御し、疑
似的なズーム効果を有するプリントを得ることができる
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のトリ
ミング情報写し込み可能なカメラでは、トリミングに基
づく撮影範囲が変化しても基準画面(例えば1画面:横
36mm×縦24mm)と画面間隔例えば(2mm)、
これらを合わせて38mm分のフィルム給送を行なって
いたために、撮影範囲が前述した基準の画面よりも小さ
くなった場合は、撮影範囲外の不必要な撮影画面が無駄
な領域として存在してしまい、フィルムの無駄が生じて
いた。
【0004】例えば、現状では、フィルムの粒状性(プ
リント時の粒子の荒れ)などを考慮するとトリミング倍
率を2倍程度と設定している。トリミング倍率を2倍と
し、単焦点で35mmの撮影レンズを使用し、疑似的に
(焦点距離:35mm〜70mm)を得ようとすると、
基準画面(横36mm×縦24mm)に対し、最大トリ
ミング画面<最長焦点距離>(横18mm×縦l2m
m)の範囲のみの露光領域で済むことになり、フィルム
移送方向では単純に計算すると36mm−l8mm=l
8mmの領域が無駄に使われたことになってしまうこと
になる。
【0005】このように、従来の問題点としては、フィ
ルムの無駄を挙げることができ、このフィルムの無駄を
無くする方法として考えられる手段としては、例えば特
開平3ー5742号に開示されるように、トリミング釦
の操作によるトリミング指示信号に基づきトリミング範
囲のみを露光するようにアパーチャ領域をトリミング指
示に対応させて変化させるとともに、撮影後の画面領域
に隣接させて次の撮影画面を配置するようにフイルム給
送を行ない、無駄なフィルム領域が生じないようにする
ことが考えられる。
【0006】しかし、通常撮影者が所望の撮影画面を決
める(フレーミング)時には、疑似ズーム釦の操作で撮
影画面を望遠側または広角側に繰り返し設定されるた
め、この動作に応じて前述したようにアパーチャー領域
の変更と、フィルム給送の変更を行うと、特にフィルム
給送では巻上げ、巻戻しを繰り返し行なうこととなり、
無駄な電力の消費をしてしまうし、またパトローネの挿
出口のテレンプとフィルム面が擦れ、傷が生じてしまう
等の問題がある。
【0007】この請求項1記載及び請求項2記載の発明
は、かかる点に鑑みてなされたもので、フィルムの無駄
を無くすことを第1の目的とし、この第1の目的を達成
しつつ、無駄な電力の消費がなく、且つフィルムの保護
を可能とするカメラのフィルム給送方法及びカメラのフ
ィルム給送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、撮影範囲を画枠により規定
するフィルム撮影画面と、このフィルム撮影画面の範囲
内でトリミング撮影可能なトリミング手段とを備えたロ
ールフィルムを使用するトリミング機能を有するカメラ
のフィルム給送方法において、撮影終了後に所定量のフ
ィルム給送を行ない、今回の撮影時のトリミング範囲設
定後、撮影動作に基づいて、今回のトリミング画面が、
前回撮影したフィルム撮影画面のフィルム給送方向側の
端面に隣接するようにフィルム給送を行なうことを特徴
としている。
【0009】また、請求項2記載の発明は、トリミング
釦の操作によるトリミング指示信号に応じて露光範囲を
設定するトリミング範囲設定手段を備えたロールフィル
ムを使用するトリミング機能を有するカメラのフィルム
給送装置において、撮影終了後に撮影された撮影画面に
隣接させて最大トリミング画面が隣接するようにフィル
ム給送を行う第1のフィルム給送制御手段と、前記トリ
ミング範囲設定手段によってトリミング範囲を設定され
た後、撮影動作に基づいて前記トリミング設定された画
面が前回撮影したフィルム撮影画面と重なる時は、重な
りがなくなるようにフィルム給送を行う第2のフィルム
給送制御手段とを有することを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載及び請求項2記載の発明では、撮
影終了後に所定量のフィルム給送を行なう。そして、今
回の撮影時のトリミング範囲設定後撮影動作に基づい
て、今回のトリミング画面が、前回撮影したフィルム撮
影画面のフィルム給送側の端面に隣接するようにフィル
ム給送を行なう。
【0011】
【実施例】以下、この発明のトリミング機能を有するカ
メラのフィルム給送方法及びそのカメラのフィルム給送
装置を適用したカメラの実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はカメラの斜視図である。カメラ本体1の右側
部にはグリップ2が設けられ、このカメラ本体1の前側
中央には撮影レンズ3が設けられている。カメラ本体1
の前側の撮影レンズ3の上方位置にファインダ4が設け
られ、このファインダ4を挟んで一方にオートフォーカ
ス用の投光窓5が、他方に受光窓6が設けられている。
この受光窓6の側方位置には、被写体輝度測定用の測光
窓7が設けられ、またカメラ本体1の左側にはストロボ
発光窓8が設けられている。
【0012】カメラ本体1の上部には液晶の表示部9が
設けられ、この表示部9の右側には、メインスイッチS
0が設けられ、このメインスイッチS0の前側にはモー
ド選択スイッチS3及びリワインドスイッチSRが設け
られ、またグリップ2の上部にはレリーズ釦Sが設けら
れている。また、カメラ本体1の右側下部には、擬似ズ
ーム釦W,Tが設けられており、この擬似ズーム釦W,
Tがトリミング釦を構成している。
【0013】図2はカメラの制御回路図である。このカ
メラの制御回路にはCPU20が設けられ、このCPU
20にはメイン電池E1からダイオードD1を介して駆
動電源が与えられ、さらにダイオードD2とサブ電池E
2が、メイン電池E1及びダイオードD1と並列に接続
されて補助電源が与えられている。
【0014】このCPU20にはメインスイッチS0、
レリーズ釦S、裏蓋スイッチSB、擬似ズーム釦W,
T、モード選択スイッチS3及びリワインドスイッチS
R等が接続されている。メインスイッチS0は押しボタ
ンスイッチで構成され、レリーズ釦Sはレリーズスイッ
チS1,S2で構成され、1段の押し込み操作でレリー
ズスイッチS1がONし、2段の押し込み操作でレリー
ズスイッチS2がONする。さらに、モード選択スイッ
チS3及びリワインドスイッチSRも同様に押しボタン
スイッチで構成されている。裏蓋スイッチSBは状態ス
イッチで構成されている。この擬似ズーム釦W,Tも同
様に押しボタンスイッチで構成され、この擬似ズーム釦
W,Tの手動操作に基づくトリミング指示信号を出力す
る。
【0015】また、CPU20には表示部9が接続さ
れ、この表示部9には例えばフィルムカウンタ、バッテ
リ表示、セルフ表示、ストロボ表示が設けられる。、こ
の表示部9のフィルムカウンタ21は、図3に示すよう
に、フルサイズ残り撮影可能枚数表示部210と、撮影
コマ数表示部211が設けられ、これによりフルサイズ
残り撮影可能枚数と、撮影コマ数が表示される。
【0016】さらに、CPU20にはストロボ回路2
2、測光回路23、電圧検出回路24、測距回路25、
ドライバ回路26、シャッタ位置検出回路27、倍率設
定回路40及び遮蔽板駆動回路41が接続されている。
電圧検出回路24では、メイン電池E1からそれぞれの
ストロボ回路22、測光回路23、測距回路25、ドラ
イバ回路26、シャッタ位置検出回路27、倍率設定回
路40及びファインダ駆動・遮蔽板駆動回路41に与え
られる駆動電圧を検出している。
【0017】ストロボ回路22はCPU20からのトリ
ガ信号で作動してストロボ発光し、CPU20からのチ
ャージ信号でストロボ用コンデンサの充電が行なわれ
る。測光回路23には、測光素子28から測光情報が入
力され、この測光情報と図示しないフィルム感度入力手
段からフィルム感度情報がCPU20に入力され、これ
らの情報から露光量が設定され、これでシャッタ秒時が
決められる。
【0018】測距回路25ではCPU20からの測距信
号により投光素子29を発光させ、この光の被写体から
の反射光を受光素子30で受光して測距する。ドライバ
回路26はCPU20からの制御信号に基づき、レンズ
モータ31、フィルムモータ32及びシャッタモータ3
3を駆動する。シャッタ位置検出回路27ではフォトイ
ンタラプタ34からの信号でシャッター羽根の位置を検
出するようになっている。
【0019】このドライバ回路26でフィルムモータ3
2を駆動して、フィルムが給送されるが、この動力伝達
機構は、従来と同様に、例えば特開平1ー217443
号公報に開示されるように、フィルムモータ32を一方
向へ回転させ、これを遊星歯車を有する動力伝達機構で
正転及び逆転させて給送するものが用いられる。このフ
ィルム給送は、任意の駒の露光終了後にフィルムモータ
32によりフィルムをl駒分巻上げるとともに、全駒の
露光が終了するとフイルムの巻戻しを行う。また、トリ
ミング倍率に応じで後で詳述するようにフイルムの給送
を行う。
【0020】倍率設定回路40には、複数の設定可能な
35mmから70mmまでの間で段階的な卜リミング倍
率が予め格納されており、このトリミング倍率は、プリ
ント時の引き伸ばし倍率に対応するものである。この倍
率設定回路40は、擬似ズーム釦Tが操作されると、そ
の操作のたびに順次大きなトリミング倍率を設定し、擬
似ズーム釦Wがに操作されると、その操作のたびに順次
小さなトリミング倍率を設定する。そして、設定された
トリミング倍率に応じたトリミング指示信号をCPU2
0に入力する。
【0021】このカメラは、擬似ズーム釦W,Tの操作
に伴い、倍率設定回路40で設定されたトリミング倍率
に応じた画面がフアインダ内に形成されるようになって
おり、したがって撮影者は、このファインダを通して被
写体を観察しながら所望の卜リミング倍率を設定するこ
とができる。
【0022】また、CPU20には、ファインダ駆動・
遮蔽板駆動回路41及びDX接点42が接続されてお
り、このトリミングカメラでは、例えば特開昭64−2
3244号公報に開示されているように、アパーチャの
直前あるいは直後に挿入可能な遮蔽板が設けられ、この
遮蔽板により左右からアパーチャを遮蔽して所定の撮影
開口を構成する。即ち、この実施例では、露光範囲はフ
ィルム移送方向に対してのみ、露光範囲のサイズを変化
させている。
【0023】ファインダ駆動・遮蔽板駆動回路41は、
CPU20からの指令に応答して遮蔽板を駆動すること
により、設定されたトリミング倍率に応じた撮影開口を
形成する。これにより、設定されるトリミング倍率に応
じた領域の被写体像のみがフイルム上に露光される。即
ち、図4に示すように、トリミング倍率によってフイル
ムF上の露光領域43の大きさが異なる。DX接点42
は、カメラ本体1のパトローネ室内に露出され、パトロ
ーネ室にパトローネが装填されると、そのDXコードと
接触するようになっており、これによりフィルム情報が
CPU20に入力される。このフィルム情報としては、
例えばフィルム感度や全露光可能駒数等がある。
【0024】このように、このカメラの撮影レンズ3は
単焦点(例えば35mm)、ファインダ4はズームファ
インダ(例えば倍率=35mm〜70mm相当)で構成
され、疑似的なズームの駆動は、擬似ズーム釦W,Tの
手動操作に基づきファインダ倍率を変化させるととも
に、フィルムの撮影範囲をファインダ4の倍率の変化に
連動して変えている。
【0025】そして、このカメラは、撮影範囲を画枠に
より規定するフィルム撮影画面と、このフィルム撮影画
面の範囲内でトリミング撮影可能なトリミング手段K1
とを備えたロールフィルムを使用するものであり、この
トリミング手段K1としては、擬似ズーム釦W,T、C
PU20、倍率設定回路40及びファインダ駆動・遮蔽
板駆動回路41等で形成されている。
【0026】そして、このカメラのフィルム給送装置に
は、擬似ズーム釦W,Tからのトリミング指示信号によ
りトリミング範囲を設定するトリミング範囲設定手段5
0と、このトリミング範囲情報を記憶する記憶手段51
と、撮影終了後に撮影された撮影画面に隣接させて最大
トリミング画面が隣接するようにフィルム給送を行う第
1のフィルム給送制御手段52と、トリミング範囲設定
手段50によってトリミング範囲を設定された後、撮影
動作に基づいてトリミング設定された画面が前回撮影し
たフィルム撮影画面と重なる時は、重なりがなくなるよ
うにフィルム給送を行う第2のフィルム給送制御手段5
3とを有している。このトリミング範囲設定手段50及
び記憶手段51はCPU20で構成され、また第1のフ
ィルム給送制御手段52及び第2のフィルム給送制御手
段53は、CPU20、ドライバ回路26及びフィルム
モータ32等で構成されている。
【0027】この第1のフィルム給送制御手段52及び
第2のフィルム給送制御手段53による給送は、図4に
示すように行なわれる。即ち、第1のフィルム給送制御
手段52は、撮影終了後にドライバ回路26を制御して
フィルムモータ32を駆動し、撮影終了後に所定量のフ
ィルム給送を行なう。この撮影終了後のフィルム給送F
R1は、次のように設定される。
【0028】撮影終了後のフィルム給送FR1=(a+
X)/2+α 但し、aは、前回撮影トリミング範囲 Xは、最小トリミング範囲(疑似ズーム範囲のうち最長
焦点側) αは、画面間隔(例えば2mm) また、第2のフィルム給送制御手段53は、今回の撮影
時のトリミング範囲設定後の撮影動作に基づいて前回撮
影したフィルム撮影画面のフィルム給送方向側の端面に
隣接するようにフィルム給送を行なうもので、この露出
動作直前のフィルム給送FR2は次のように設定され
る。
【0029】 露出動作直前のフィルム給送FR2=(b−X)/2 但し、bは、今回撮影トリミング範囲 このように、レリーズ釦Sの1段の押し込み操作でレリ
ーズスイッチS1がONし、2段の押し込み操作でレリ
ーズスイッチS2がONし、この撮影動作によっては、
直接タイムラグを生じてしまうため、この解決として
は、撮影終了後フィルム給送FRlを予め行なってお
き、撮影動作では出来る限り微小のフィルム移送FR2
を行なうようにすることにより、タイムラグの発生を防
止している。
【0030】さらに、レリーズ釦Sの1段の押し込み操
作でレリーズスイッチS1がONし、2段の押し込み操
作でレリーズスイッチS2がONし、この撮影動作によ
っては、撮影動作に伴うフィルム給送のため、タイムラ
グが生じるが、このタイムラグをできる限り無くするた
めに、フォーカシングの動作と平行に動作させてもよ
い。
【0031】次に、図5のフローチャートに基づいてC
PU20による制御の手段を説明する.パトローネをカ
メラに装填し、電源スイッチをオンするとこのプログラ
ムが起動される。まず、ステップaで、パトローネのD
XコードからDX接点42を介してフイルム情報(IS
O感度、フィルム駒数)を読み込み、次いでステップb
でDXエラーが発生したか否かを判定する。このDXエ
ラーは、例えばDXコードに傷がありフイルム情報が読
み込めない状態を示し、この場合には、ステップcで表
示部9によりエラー発生の旨の表示を行って処理を終了
させる。エラー発生がない場合にはステップdに進み、
ドライバ回路26を介してフィルムモータ32により所
定量だけフイルムを空送りして露光可能な状態とする。
【0032】その後、ステップeに進み、表示部9に表
示信号を出力して、フィルムカウンタ21のフルサイズ
残り撮影可能枚数表示部210に露光可能な駒数の表示
を行ってステップfに進む。この場合の駒数は、トリミ
ング倍率、即ち電子ズームを行わない標準サイズの駒に
対しての駒数であり、例えば24枚撮りのフイルムであ
れば「24」が表示される。ステップfでは、倍率設定
回路40から倍率信号が出力されているか否か、即ち擬
似ズーム釦W,Tの操作によりトリミング倍率変更の操
作が行われたか否かを判定し、肯定されるとステップg
に進み、否定されるとステップhに進む.ステップgで
は、ファインダ駆動・遮蔽板駆動回路41を介して遮蔽
板を駆動し、入力された倍率信号に応じた撮影開口を形
成してステップfに進む。
【0033】ステップfで電子ズームが行なわれないか
否かを判定し、電子ズームが行われていない時は、ステ
ップhへ進み、ステップhではレリーズ釦Sでレリーズ
スイッチS1がオンされたか否かを判定し、否定される
とステップfに戻り、肯定されるとステップiで測光、
測距を行ない、ステップjへ進み、レリーズスイッチS
2がオンされたか否かを判定し、否定されるとステップ
kへ進み、レリーズスイッチS2がオンされるのを待
つ。ステップkで、レリーズスイッチS2がオンされな
いと、ステップfに戻る。
【0034】ステップjで、レリーズスイッチS2がオ
ンされると、ステップlへ進み、第2のフィルム給送制
御手段53の作動で、フィルム給送FR2を行ない、ス
テップmへ進み、撮影レンズを駆動する。そして、ステ
ップnへ進み、シャッタを駆動してフイルムFに露光を
行ってステップoに進む。ステップoでは、残りの露光
可能駒数が零であるか否かを判定し、零であればステッ
プpでフイルムFを巻戻して処理を終了させる。残りの
露光可能駒数が零以外であれば、ステップqにおいて、
第1のフィルム給送制御手段52の作動で、撮影終了後
に所定量の巻上げて、フィルム給送FR1を行ない、ス
テップrに進む。ステップrでは、残りの露光可能駒数
を演算してステップeに戻る。このステップeでは、フ
ルサイズ残り撮影可能枚数表示部210と、撮影コマ数
表示部211にフルサイズ残り撮影可能枚数と、撮影コ
マ数が表示される。
【0035】この発明の他の実施例としては、第lのフ
ィルム給送は、撮影された露光範囲から次に撮影を行う
範囲を最大トリミング範囲と最小トリミング範囲との略
中間のトリミング範囲に仮定し、この中間のトリミング
範囲が露光範囲の中央に来るように給送を行い、第2の
フィルム給送は、今回トリミング指示手段によって設定
されたトリミング範囲に応じて中間のトリミング範囲よ
り大きい撮影画面に設定された場合はフィルム巻上げ方
向に給送を行い、中間のトリミング範囲より小さい撮影
画面に設定された場合はフィルム巻戻し方向にを行うよ
うにして前回撮影されたフィルム画面に隣接させるよう
にしてもよい。
【0036】また、第1のフィルム給送は、最大トリミ
ング範囲が露光範囲の中央に来るようにフィルム給送を
行い、続いて第2のフィルム給送では設定されたトリミ
ングの範囲が最大トリミング範囲より小さい場合は、フ
ィルム巻戻し手段によりフィルムを巻戻しを行い前回撮
影されたフィルム画面に隣接させるようにしてもよい。
【0037】以上、第1のフィルム給送と第2のフィル
ム給送として2回のフィルム給送に分割して行う例を3
つ示したが、現在多く用いられている特開昭62−21
5256号公報の図4に記載されている構造で、モータ
の回転方向によって遊星歯車を切換えフィルム巻上げと
巻戻しとを切換えるフィルム給送機構を使用した場合
は、第1のフィルム給送として前回撮影された撮影範囲
から最小トリミング範囲までの巻上げを行い、第2のフ
ィルム給送で設定された撮影範囲に応じて巻上げを行う
ようにすれば第1のフィルム給送でも第2のフィルム給
送でも巻上げ動作のみで、巻上げから巻戻しに切換える
ことによって遊星歯車の状態の切換えも必要なく、かつ
第2のフィルム給送が少しでよいので適している。
【0038】その他、今回の実施例では、遮蔽部材はフ
ィルム移送方向のみ行うタイプを示しているが、この発
明はこれに限らずフィルム露光範囲が遮蔽部材によって
フィルム移送方向のみならず縦方向の遮蔽するようにし
てもよい。このようにすれば、トリミング情報を含む各
種の情報を遮蔽部材によって遮蔽された部分に光学的な
データの写し込みを行うことができる。
【0039】
【発明の効果】前記したように、この発明は、トリミン
グ範囲のみの露光を行い、そのトリミング範囲毎に隣接
するようにフィルム給送を行うのでフイルムの無駄を無
くすことができる。また、第1のフィルム給送で撮影終
了後に所定量のフィルム給送を行なっており、トリミン
グ範囲の設定中にフイルムを給送しないので電力の消費
を低減できる。さらに、第1のフィルム給送で撮影終了
後に所定量のフィルム給送を行ない、次に、これを基準
として、第2のフィルム給送により、今回の撮影時のト
リミング範囲設定後の撮影動作に基づいて前回撮影した
フィルム撮影画面のフィルム給送方向側の端面に隣接す
るようにフィルム給送を行なうから、フィルムの引出
し、引戻しを繰り返すことがないので、フィルムに傷を
付けることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの斜視図である。
【図2】カメラの制御回路ブロック図である。
【図3】フィルムカウンタの平面図である。
【図4】フィルム給送を説明する図である。
【図5】カメラの作動フローチャートである。
【符号の説明】
20 CPU S レリーズ釦 S0 メインスイッチ S1,S2 レリーズスイッチ W,T 擬似ズーム釦 K1 トリミング手段 50 トリミング範囲設定手段 51 記憶手段 52 第1のフィルム給送制御手段 53 第2のフィルム給送制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影範囲を画枠により規定するフィルム
    撮影画面と、このフィルム撮影画面の範囲内でトリミン
    グ撮影可能なトリミング手段とを備えたロールフィルム
    を使用するトリミング機能を有するカメラのフィルム給
    送方法において、撮影終了後に所定量のフィルム給送を
    行ない、今回の撮影時のトリミング範囲設定後、撮影動
    作に基づいて、今回のトリミング画面が、前回撮影した
    フィルム撮影画面のフィルム給送方向側の端面に隣接す
    るようにフィルム給送を行なうことを特徴とするトリミ
    ング機能を有するカメラのフィルム給送方法。
  2. 【請求項2】トリミング釦の操作によるトリミング指示
    信号に応じて露光範囲を設定するトリミング範囲設定手
    段を備えたロールフィルムを使用するトリミング機能を
    有するカメラのフィルム給送装置において、撮影終了後
    に撮影された撮影画面に隣接させて最大トリミング画面
    が隣接するようにフィルム給送を行う第1のフィルム給
    送制御手段と、前記トリミング範囲設定手段によってト
    リミング範囲を設定された後、撮影動作に基づいて前記
    トリミング設定された画面が前回撮影したフィルム撮影
    画面と重なる時は、重なりがなくなるようにフィルム給
    送を行う第2のフィルム給送制御手段とを有することを
    特徴としたトリミング機能を有するカメラのフィルム給
    送装置。
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