JPH0675121A - 防爆用照明装置 - Google Patents
防爆用照明装置Info
- Publication number
- JPH0675121A JPH0675121A JP4248593A JP24859392A JPH0675121A JP H0675121 A JPH0675121 A JP H0675121A JP 4248593 A JP4248593 A JP 4248593A JP 24859392 A JP24859392 A JP 24859392A JP H0675121 A JPH0675121 A JP H0675121A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- core
- clad
- transmission hose
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- Pending
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- Planar Illumination Modules (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、誘爆等の虞れのある危険領域の
照明に好適な安全性の高い防爆用照明装置を提供する。 【構成】 この発明では、照明しようとする危険領域内
から離れた場所に光源1を設け、この光源1からの光を
光伝送ホース2を介して危険物領域内の出光手段3に供
給している。これにより、危険物領域内には、電気や熱
等が発生せず、火炎性ガスが充満していても誘爆をもた
らす虞れがない。
照明に好適な安全性の高い防爆用照明装置を提供する。 【構成】 この発明では、照明しようとする危険領域内
から離れた場所に光源1を設け、この光源1からの光を
光伝送ホース2を介して危険物領域内の出光手段3に供
給している。これにより、危険物領域内には、電気や熱
等が発生せず、火炎性ガスが充満していても誘爆をもた
らす虞れがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば火薬倉庫,船
舶等の船倉,鉱山内の坑道等の火燃性ガスが発生し易い
危険域内を照明するのに好適な防爆用照明装置に関する
ものである。
舶等の船倉,鉱山内の坑道等の火燃性ガスが発生し易い
危険域内を照明するのに好適な防爆用照明装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば火燃性ガスを収容したガスタンク
や原油等を貯蔵したタンカーの船倉等を修理したり清掃
したりするときには、内部に残留しているガスや油等を
除去すると共に、爆発を招く火気等について厳重な管理
がなされている。ところで、このようなガスタンクや船
倉等の内部に、ガス等がある程度の濃度残留している
と、僅かな火気でも爆発する危険性があるため、例えば
内部等を照明する機器等にも十分な注意や配慮が必要で
ある。
や原油等を貯蔵したタンカーの船倉等を修理したり清掃
したりするときには、内部に残留しているガスや油等を
除去すると共に、爆発を招く火気等について厳重な管理
がなされている。ところで、このようなガスタンクや船
倉等の内部に、ガス等がある程度の濃度残留している
と、僅かな火気でも爆発する危険性があるため、例えば
内部等を照明する機器等にも十分な注意や配慮が必要で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】即ち、従来の照明機器
については、例えば高温を生ずるような光源等は危険性
があるため使用には不適当であり、また例えば電源から
光源までの給電を行うコード等についても静電気の発生
をもたらすような材料のものは使用に不適当である。従
って、このような照明機器において、火燃性ガス等の発
生し易い危険領域での使用に好適なものの開発が要望さ
れている。このような事情は、特にガスタンクや船舶向
けのものに限らず、例えば化学プラント,鉱山内の坑
道,危険物取扱所,ガソリンスタンド,石油タンク,マ
ンホール,トンネル,花火工場,弾薬庫等の内部照明を
行う照明機器についても同様である。そこで、この発明
は、上記した事情に鑑み、火気等による誘爆を招きやす
い危険物領域の照明に好適な安全性の高い防爆用照明装
置を提供することを目的とするものである。
については、例えば高温を生ずるような光源等は危険性
があるため使用には不適当であり、また例えば電源から
光源までの給電を行うコード等についても静電気の発生
をもたらすような材料のものは使用に不適当である。従
って、このような照明機器において、火燃性ガス等の発
生し易い危険領域での使用に好適なものの開発が要望さ
れている。このような事情は、特にガスタンクや船舶向
けのものに限らず、例えば化学プラント,鉱山内の坑
道,危険物取扱所,ガソリンスタンド,石油タンク,マ
ンホール,トンネル,花火工場,弾薬庫等の内部照明を
行う照明機器についても同様である。そこで、この発明
は、上記した事情に鑑み、火気等による誘爆を招きやす
い危険物領域の照明に好適な安全性の高い防爆用照明装
置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、火薬
倉庫,ガスタンク,タンカー等の船倉,トンネル,鉱山
の坑道等の火燃性ガスが発生し易い危険領域内を照明す
る防爆用照明装置であって、前記危険領域外に設置した
光源と、粘性液体状,固形状或はゲル状のコアと、この
コアよりも屈折率が小さく、かつ柔軟性を有しそのコア
を封入した筒状のクラッドとからなり、前記光源からの
光を危険物領域内まで伝送する光伝送ホースと、この光
伝送ホースにより伝送された光を拡散させる危険物領域
内に設けた出光手段とを備えたものである。
倉庫,ガスタンク,タンカー等の船倉,トンネル,鉱山
の坑道等の火燃性ガスが発生し易い危険領域内を照明す
る防爆用照明装置であって、前記危険領域外に設置した
光源と、粘性液体状,固形状或はゲル状のコアと、この
コアよりも屈折率が小さく、かつ柔軟性を有しそのコア
を封入した筒状のクラッドとからなり、前記光源からの
光を危険物領域内まで伝送する光伝送ホースと、この光
伝送ホースにより伝送された光を拡散させる危険物領域
内に設けた出光手段とを備えたものである。
【0005】
【作用】この発明では、照明しようとする危険領域内か
ら離れた場所に光源を設け、この光源からの光を光伝送
ホースを介して危険物領域内へ供給しているので、その
危険物領域内へは誘爆を招く虞れのない光のみが取り込
まれ、安全性の高い照明がなされる。
ら離れた場所に光源を設け、この光源からの光を光伝送
ホースを介して危険物領域内へ供給しているので、その
危険物領域内へは誘爆を招く虞れのない光のみが取り込
まれ、安全性の高い照明がなされる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1は、この発明の第1実施例
に係る防爆用照明装置を設けた花火工場の火薬倉庫4を
示すものであり、この照明装置は、光源1と光伝送ホー
ス2と、出光手段3とから構成されている。光源1は、
図2に示すように、倉庫4内の照明に適したランプとし
て例えば白熱ランプ11が使用されており、倉庫4外の
ランプハウス1A内に収容されている。また、この白熱
ランプ11は、凹面鏡12の焦点位置に設けられてお
り、この白熱ランプ11から出射する光は、その凹面鏡
12で反射後平行光となり、集束レンズ13により光伝
送ホース2に向けて集光されるようになっている。
参照しながら説明する。図1は、この発明の第1実施例
に係る防爆用照明装置を設けた花火工場の火薬倉庫4を
示すものであり、この照明装置は、光源1と光伝送ホー
ス2と、出光手段3とから構成されている。光源1は、
図2に示すように、倉庫4内の照明に適したランプとし
て例えば白熱ランプ11が使用されており、倉庫4外の
ランプハウス1A内に収容されている。また、この白熱
ランプ11は、凹面鏡12の焦点位置に設けられてお
り、この白熱ランプ11から出射する光は、その凹面鏡
12で反射後平行光となり、集束レンズ13により光伝
送ホース2に向けて集光されるようになっている。
【0007】光伝送ホース2は、図3に示すように、粘
性液体状からなるコア21を柔軟性のあるパイプ状に加
工された高分子クラッド22内に充填し、クラッド22
の両端は透明な窓23で封じられる。コア21の屈折率
よりも低い屈折率を有するクラッド22を用いることに
より両者の界面で光の全反射を起こし、図3に示すよう
にこの全反射の繰り返しにより一端より入射した光を他
端まで伝えるようになっている。コア21としては、ポ
リエチレンオキサイド,ポリプロピレンオキサイド,グ
リセリン等のポリオール類,ポリオールエステル類,ポ
リオールエーテル類,クロロエチルホスフェート,ジク
ロロプロピルホスフェート等の燐酸エステル類,流動パ
ラフィン,フッ素油,シリコンオイル,ポリイソブチレ
ン,ポリシロキサン変性ポリエーテル,無機塩の水溶
液,ポリマーを適当な溶媒で希釈したポリマー溶液等が
使用される。ここで、中空管状のクラッド22を形成す
る材料としては、プラスチックやエラストマーなどのよ
うに可撓性を有し、チューブ状に成形可能で、屈折率の
低い材料を用いることが好ましい。
性液体状からなるコア21を柔軟性のあるパイプ状に加
工された高分子クラッド22内に充填し、クラッド22
の両端は透明な窓23で封じられる。コア21の屈折率
よりも低い屈折率を有するクラッド22を用いることに
より両者の界面で光の全反射を起こし、図3に示すよう
にこの全反射の繰り返しにより一端より入射した光を他
端まで伝えるようになっている。コア21としては、ポ
リエチレンオキサイド,ポリプロピレンオキサイド,グ
リセリン等のポリオール類,ポリオールエステル類,ポ
リオールエーテル類,クロロエチルホスフェート,ジク
ロロプロピルホスフェート等の燐酸エステル類,流動パ
ラフィン,フッ素油,シリコンオイル,ポリイソブチレ
ン,ポリシロキサン変性ポリエーテル,無機塩の水溶
液,ポリマーを適当な溶媒で希釈したポリマー溶液等が
使用される。ここで、中空管状のクラッド22を形成す
る材料としては、プラスチックやエラストマーなどのよ
うに可撓性を有し、チューブ状に成形可能で、屈折率の
低い材料を用いることが好ましい。
【0008】その具体的例としてはポリエチレン,ポリ
プロピレン,ポリアミド,ポリスチレン,ABS,ポリ
メチルメタクリレート,ポリカーボネート,ポリ塩化ビ
ニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリ酢酸ビニル,ポリエチ
レン−酢酸ビニル共重合体,ポリビニルアルコール,ポ
リエチレン−ポリビニルアルコール共重合体,フッ素樹
脂,シリコン樹脂,天然ゴム,ポリイソプレンゴム,ポ
リブタジエンゴム,スチレン−ブタジエン共重合体,ブ
チルゴム,ハロゲン化ブチルゴム,クロロプレンゴム,
アクリルゴム,EPDM,アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体,フッ素ゴム,シリコンゴムなどが挙げられ
る。この中でも屈折率が低いシリコーン系ポリマーやフ
ッ素系ポリマーが特に好ましく、具体的にはポリジメチ
ルシロキサンポリマー,ポリメチルフェニルシロキサン
ポリマー,フルオロシリコーンポリマー等のシリコーン
系ポリマー,ポリテトラフルオロチレン(PTFE),
四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体(FE
P),四フッ化エチレン−パーフロロアルコキシエチレ
ン共重合体(PFE),ポリクロルトリフルオロエチレ
ン(PCTFE),四フッ化エチレン−エチレン共重合
体(ETFE),ポリビニリデンフルオライド,ポリビ
ニルフルオライド,フッ化ビニリデン−三フッ化塩化エ
チレン共重合体,フッ化ビニリデン−六フッ化プロピレ
ン共重合体,フッ化ビリニデン−六フッ化プロピレン−
四フッ化エチレン三元共重合体,四フッ化エチレンプロ
ピレンゴム,フッ素系熱可塑性エラストマーなどが挙げ
られる。これらの材料は単独又は2種以上をブレントし
て用いることもでき、単管又は多重管として用いること
もできる。更に、コア液に接する内面のみをコーティン
グ又は二重押し出しなどの方法により平滑処理などの処
理を行なうこともできる。
プロピレン,ポリアミド,ポリスチレン,ABS,ポリ
メチルメタクリレート,ポリカーボネート,ポリ塩化ビ
ニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリ酢酸ビニル,ポリエチ
レン−酢酸ビニル共重合体,ポリビニルアルコール,ポ
リエチレン−ポリビニルアルコール共重合体,フッ素樹
脂,シリコン樹脂,天然ゴム,ポリイソプレンゴム,ポ
リブタジエンゴム,スチレン−ブタジエン共重合体,ブ
チルゴム,ハロゲン化ブチルゴム,クロロプレンゴム,
アクリルゴム,EPDM,アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体,フッ素ゴム,シリコンゴムなどが挙げられ
る。この中でも屈折率が低いシリコーン系ポリマーやフ
ッ素系ポリマーが特に好ましく、具体的にはポリジメチ
ルシロキサンポリマー,ポリメチルフェニルシロキサン
ポリマー,フルオロシリコーンポリマー等のシリコーン
系ポリマー,ポリテトラフルオロチレン(PTFE),
四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体(FE
P),四フッ化エチレン−パーフロロアルコキシエチレ
ン共重合体(PFE),ポリクロルトリフルオロエチレ
ン(PCTFE),四フッ化エチレン−エチレン共重合
体(ETFE),ポリビニリデンフルオライド,ポリビ
ニルフルオライド,フッ化ビニリデン−三フッ化塩化エ
チレン共重合体,フッ化ビニリデン−六フッ化プロピレ
ン共重合体,フッ化ビリニデン−六フッ化プロピレン−
四フッ化エチレン三元共重合体,四フッ化エチレンプロ
ピレンゴム,フッ素系熱可塑性エラストマーなどが挙げ
られる。これらの材料は単独又は2種以上をブレントし
て用いることもでき、単管又は多重管として用いること
もできる。更に、コア液に接する内面のみをコーティン
グ又は二重押し出しなどの方法により平滑処理などの処
理を行なうこともできる。
【0009】クラッド22としては、不透明な無機又は
有機材料が使用される。また、図3に示すように遮光の
目的でクラッド22の外周に不透明な外皮24を被覆す
ることもできる。透明な窓23としては、クラウンガラ
ス,石英,フリントガラス,カルコゲナイト系ガラス,
サファイヤ,水晶,ポリカーボネート,メタクリル樹
脂,ポリスチレン樹脂等が使用できる。なお、コア21
としては、粘性液体状のものに限らず、固体状あるいは
ゲル状のものを用いることもできる。例えばプラスチッ
ク,サーモエラストマー等の固体状のものやエポキシ樹
脂,液状シリコン,ポリウレタン,液状ポリブタジエン
等の硬化性液状物をクラッド22に充填し、硬化させた
ゲル状のものであってもよい。なお、この実施例に使用
するコアやクラッドとしては、特に伝送しようとする波
長の光の吸収率が少ないものを使用するのが好ましい。
有機材料が使用される。また、図3に示すように遮光の
目的でクラッド22の外周に不透明な外皮24を被覆す
ることもできる。透明な窓23としては、クラウンガラ
ス,石英,フリントガラス,カルコゲナイト系ガラス,
サファイヤ,水晶,ポリカーボネート,メタクリル樹
脂,ポリスチレン樹脂等が使用できる。なお、コア21
としては、粘性液体状のものに限らず、固体状あるいは
ゲル状のものを用いることもできる。例えばプラスチッ
ク,サーモエラストマー等の固体状のものやエポキシ樹
脂,液状シリコン,ポリウレタン,液状ポリブタジエン
等の硬化性液状物をクラッド22に充填し、硬化させた
ゲル状のものであってもよい。なお、この実施例に使用
するコアやクラッドとしては、特に伝送しようとする波
長の光の吸収率が少ないものを使用するのが好ましい。
【0010】出光手段3は、光伝送ホース2により伝送
されてきた光を拡散させて倉庫4内の照明を行うもので
あり、この実施例では散光管が用いられている。散光管
3は、図4に示すように、光伝送ホース2と同一の透明
材料で形成されたコア31と、このコア31よりも低屈
折率の透明材料で形成され、コア31に接する内周面3
2Aに微細な凹凸を形成したクラッド32とから構成さ
れている。即ちこの散光管3は、光伝送ホース2から送
り出される光がコア31内を進行し、その光の一部が内
周面32Aで全反射せずにクラッド32内を透過して外
周面32Bから外部へ効率よく出射することができるよ
うになっている。
されてきた光を拡散させて倉庫4内の照明を行うもので
あり、この実施例では散光管が用いられている。散光管
3は、図4に示すように、光伝送ホース2と同一の透明
材料で形成されたコア31と、このコア31よりも低屈
折率の透明材料で形成され、コア31に接する内周面3
2Aに微細な凹凸を形成したクラッド32とから構成さ
れている。即ちこの散光管3は、光伝送ホース2から送
り出される光がコア31内を進行し、その光の一部が内
周面32Aで全反射せずにクラッド32内を透過して外
周面32Bから外部へ効率よく出射することができるよ
うになっている。
【0011】また、例えば図5に示すように、出光手段
として、コア31を粘性透明材料で形成すると共に、ク
ラッド32内にそのコア31と共に高反射膜を塗布した
球状の反射散乱体33を混在させた発光管3′でも可能
であり、この場合にはさらに高輝度の高効率発光が可能
となる。またこれらの散光管,発光管や後に説明する第
2実施例のスリガラス体としては、透明なマトリックス
中に、前記マトリックスと屈折率の異なる透明材料を分
散させ、光学的な不均質構造を形成させてなる光散乱材
料を用いることもできる。またこの光散乱材料をロッド
状に形成して、散光管とすることや平板状、その他任意
の形状に形成して発光させることもできる。なお、この
出光手段としては、この実施例のものの他に、例えば図
6に示すように、光伝送ホース2の光学的に連続した円
筒状の反射管34と、この反射管34の倉庫4床面に対
向する下面側に設けた拡散体35とから構成された出光
手段3″であってもよい。即ち、この反射管34は、中
空円筒状に形成されており、内周面には光伝送ホース2
から送り出されてくる光を反射させるため銀やアルミニ
ュウム等の反射膜が形成されている。拡散体35は、反
射管34の下面に形成した孔34Aに取付けた凸状のス
リガラスが使用されており、ここから出射・拡散して倉
庫4内を照明するようになっている。従って、この実施
例によれば、火薬倉庫4内には光伝送ホース2を介して
光のみが取り込まれるので、換言すれば、熱や電気等が
危険な火薬倉庫4内に取り込まれる虞れがないので、た
とえ火薬庫4内に火燃性のガスが充満していても、誘爆
の虞れがなく、安全性の高い照明を行うことができる。
として、コア31を粘性透明材料で形成すると共に、ク
ラッド32内にそのコア31と共に高反射膜を塗布した
球状の反射散乱体33を混在させた発光管3′でも可能
であり、この場合にはさらに高輝度の高効率発光が可能
となる。またこれらの散光管,発光管や後に説明する第
2実施例のスリガラス体としては、透明なマトリックス
中に、前記マトリックスと屈折率の異なる透明材料を分
散させ、光学的な不均質構造を形成させてなる光散乱材
料を用いることもできる。またこの光散乱材料をロッド
状に形成して、散光管とすることや平板状、その他任意
の形状に形成して発光させることもできる。なお、この
出光手段としては、この実施例のものの他に、例えば図
6に示すように、光伝送ホース2の光学的に連続した円
筒状の反射管34と、この反射管34の倉庫4床面に対
向する下面側に設けた拡散体35とから構成された出光
手段3″であってもよい。即ち、この反射管34は、中
空円筒状に形成されており、内周面には光伝送ホース2
から送り出されてくる光を反射させるため銀やアルミニ
ュウム等の反射膜が形成されている。拡散体35は、反
射管34の下面に形成した孔34Aに取付けた凸状のス
リガラスが使用されており、ここから出射・拡散して倉
庫4内を照明するようになっている。従って、この実施
例によれば、火薬倉庫4内には光伝送ホース2を介して
光のみが取り込まれるので、換言すれば、熱や電気等が
危険な火薬倉庫4内に取り込まれる虞れがないので、た
とえ火薬庫4内に火燃性のガスが充満していても、誘爆
の虞れがなく、安全性の高い照明を行うことができる。
【0012】次に、この発明の第2実施例に係る防爆用
照明装置について説明する。なお、この実施例において
先の実施例と同一部分には同一符号を付して重複説明を
避ける。図7はマンホール5或は下水道管6内の照明用
として使用される防爆用照明装置を示すものであり、こ
の照明装置は、光源1と、光伝送ホース2と、出光手段
7とから構成されている。出光手段7には、図8に示す
ように光伝送ホース2の先端面に取付けた半円球状のス
リガラス体が使用されているが、同等の形状を有する散
光管を使用してもよい。なお、この他の出光手段として
は、例えば図9に示すような略球状のスリガラス体7′
を使用してもよい。また、この出光手段として用いるス
リガラス体内に、半球状、球状等の光散乱材料を使用し
てもよい。
照明装置について説明する。なお、この実施例において
先の実施例と同一部分には同一符号を付して重複説明を
避ける。図7はマンホール5或は下水道管6内の照明用
として使用される防爆用照明装置を示すものであり、こ
の照明装置は、光源1と、光伝送ホース2と、出光手段
7とから構成されている。出光手段7には、図8に示す
ように光伝送ホース2の先端面に取付けた半円球状のス
リガラス体が使用されているが、同等の形状を有する散
光管を使用してもよい。なお、この他の出光手段として
は、例えば図9に示すような略球状のスリガラス体7′
を使用してもよい。また、この出光手段として用いるス
リガラス体内に、半球状、球状等の光散乱材料を使用し
てもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
る防爆用照明装置によれば、照明しようとする危険物領
域内から離れた場所に光源を設け、この光源からの光を
光伝送ホースを介して危険物領域内へ供給させているの
で、その危険物領域内には誘爆のおそれのない光のみが
取り込まれ、これによって安全性の高い照明が得られる
ため、花火工場における火薬庫,弾薬庫,化学プラン
ト,鉱山内の坑道,危険物取扱所,ガソリンスタンド,
石油タンク,ガスタンク,マンホール,トンネル,タン
カー等の船舶等における照明手段として極めて安全性の
高いものが提供できる。
る防爆用照明装置によれば、照明しようとする危険物領
域内から離れた場所に光源を設け、この光源からの光を
光伝送ホースを介して危険物領域内へ供給させているの
で、その危険物領域内には誘爆のおそれのない光のみが
取り込まれ、これによって安全性の高い照明が得られる
ため、花火工場における火薬庫,弾薬庫,化学プラン
ト,鉱山内の坑道,危険物取扱所,ガソリンスタンド,
石油タンク,ガスタンク,マンホール,トンネル,タン
カー等の船舶等における照明手段として極めて安全性の
高いものが提供できる。
【図1】この発明の第1実施例に係る防爆用照明装置を
示す概略構成図。
示す概略構成図。
【図2】同装置の光源近傍を示す光路図。
【図3】同装置の光伝送ホースを示す概略断面図。
【図4】同装置の出光手段となる拡散管を示す断面図。
【図5】同装置に斯かる拡散管の変形例を示す断面図。
【図6】同装置の出光手段の変形例を示す概略断面図。
【図7】この発明の第2実施例に係る照明装置を示す概
略構成図。
略構成図。
【図8】同装置の出光手段を示す断面図。
【図9】同出光手段の変形例を示す断面図。
1 光源 2 光伝送ホース 3,3′,7,7′ 出光手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 孝雄 神奈川県横浜市栄区犬山町42−2 (72)発明者 小山 清 神奈川県鎌倉市山の内729
Claims (1)
- 【請求項1】 火薬倉庫,ガスタンク,タンカー等の船
倉,トンネル,鉱山の坑道等の火燃性ガスが発生し易い
危険域内を照明する防爆用照明装置であって、 前記危険域外に設置した光源と、 粘性液体状,固形状或はゲル状のコアと、このコアより
も屈折率が小さく、かつ柔軟性を有しそのコアを封入し
た筒状のクラッドとからなり、前記光源からの光を危険
域内まで伝送する光伝送ホースと、 この光伝送ホースにより伝送された光を拡散させる危険
域内に設けた出光手段とを備えたことを特徴とする防爆
用照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248593A JPH0675121A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 防爆用照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248593A JPH0675121A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 防爆用照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0675121A true JPH0675121A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=17180425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4248593A Pending JPH0675121A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 防爆用照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0675121A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010177077A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Sumitomo Chemical Co Ltd | エッジライト型照明装置 |
JP2010272438A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Stanley Electric Co Ltd | 危険領域で使用するled照明装置 |
JP2012028095A (ja) * | 2010-07-21 | 2012-02-09 | Iina:Kk | 蛍光ロッドシステム |
JP2019211172A (ja) * | 2018-06-07 | 2019-12-12 | 大成建設株式会社 | 防爆区域への光・調和空気搬送装置 |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP4248593A patent/JPH0675121A/ja active Pending
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