JPH067489Y2 - 音響機器等の移送体緩衝装置 - Google Patents

音響機器等の移送体緩衝装置

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JPH067489Y2
JPH067489Y2 JP12932488U JP12932488U JPH067489Y2 JP H067489 Y2 JPH067489 Y2 JP H067489Y2 JP 12932488 U JP12932488 U JP 12932488U JP 12932488 U JP12932488 U JP 12932488U JP H067489 Y2 JPH067489 Y2 JP H067489Y2
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JP12932488U
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利夫 中村
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、音響機器等の移送体に適用して好適な移送
体緩衝装置に関する。
[従来の技術] 音響機器等の移送体、例えばコンパクトディスクプレー
ヤのディスク移送体は、コンパクトディスクを載置し、
また、これにより取り出し可能な開位置と、ディスクプ
レーヤ本体内の閉位置との間を移動可能なように配され
ると共に、常には開方向へ付勢されている。そのため、
ディスク移送体が閉位置より開位置に移動するときのみ
移送体を緩衝装置と連結し、移送体の前記付勢力による
開方向へ移動時に緩衝作用を付与することが一般に行な
われている。
以下第3図、第4図及び第5図A〜Cをもって詳述す
る。
なお、第3図はコンパクトディスクプレーヤの斜視図を
示し、第4図は従来例の要部斜視図、第5図A〜Cは従
来例の緩衝装置の動作を示す断面図である。
まず、第3図は、コンパクトディスクプレーヤの斜視図
であり、プレーヤ本体1に対して、ディスク移送体11
がそのディスク収納部12に図示しないコンパクトディ
スクを載置し、また、これにより取り出し可能な開位置
にある状態を示している。
第4図は従来装置の要部斜視図を示すもので、ディスク
移送体11の一側面にはラック機構20が設けられてい
る。また、本体1側には、図示しない固定シャーシ上に
植立さてた軸31に取り付けられ、前記ラック機構20
と歯合する歯車32と、前記移送体11の移動方向によ
りラック機構20及び歯車32を介して、歯車32の円
周上を首振り運動を行なう歯車33とからなる一方向性
クラッチ30が設けられている。
34は固定シャーシ上に設けられたボスであり、歯車3
3の反時計方向の回転に制御を与えるためのストッパー
の役目を果たす。本体側1には移送体11に緩衝作用を
付与する緩衝装置40が設けられている。この緩衝装置
40は固定シャーシに取り付けられた略々コ字状の枠体
41に、前記一方向性クラッチ30の歯車33が時計方
向に回転したとき歯合する歯車42と、空気の粘性抵抗
を利用し、緩衝作用を生じさせる羽根車44と、この歯
車42の回転を羽根車44に伝達するための歯車機構4
3とを取り付けた構成からなっている。
50は移送体11を開方向へと付勢するためのスプリン
グであって、移送体11の一端11aと固定シャーシ上
に設けられたボス51との間に懸架されている。
次に、その動作を第5図A〜Cを用いて説明する。
第5図Aは、移送体11が開位置にある状態を示してい
る。この開位置より移送体11をスプリング50に抗し
て押圧していくと、第5図Bに示すように、ラック機構
20及び歯車32を介して歯車33が、反時計方向に軸
31を中心としてストッパー用ボス34と当接するまで
回転するので、移送体11と緩衝装置40との連結が解
除される。
この状態で移送体11はなおも押圧され、第5図Cに示
される開位置にもちきたされると、図示しないロック機
構によってこの閉位置に移送体11がロックされる。ロ
ック機構による移送体11の保持状態が解除されると、
移送体11はスプリング50により開方向に移動する
が、今度はラック機構20及び歯車32を介して歯車3
3が時計方向に回転して歯車33が歯車42と歯合する
ため、歯車機構43を介して羽根車44が回転し始め
る。
羽根車44が回転すると、この羽根車44に加わる空気
抵抗によって、歯車32の回転が重くなり、り移送体1
1の摺動抵抗が増大する。これによって、移送体11に
は開方向への移動時に緩衝作用が付与される。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上述した従来装置においては、移送体11が
開位置(第5図A)より閉位置(第5図C)にもちきた
されたとき、一方向性クラッチ30を介しての移送体1
1と緩衝装置40との連結が解除されてしまうため、次
に、閉位置より開位置へと移送体11をもちきたすと
き、移送体11が一方向性クラッチ30を介して緩衝装
置40と連結するまでは、スプリング50の付勢力に対
して緩衝作用が働かないから、その間移送体11が急激
に開方向に移動することとなる。
そして、連結後、ようやく緩衝作用が付与されるので、
移送体11の閉位置から開位置への移動において一定し
た緩衝作用が得られず、ディスク収納部12に載置した
ディスクにショックを与え、ディスクを損傷するおそれ
があった。また、歯車33と歯車42とが急激に歯合す
るため、歯車の歯先同士がぶつかりあい、歯先に歯欠け
を引き起こすこともあり、常時安定した緩衝作用を期待
出来なかった。
そこで、この考案では、このような従来の問題点を構成
簡単に解決したものであって、安定した緩衝作用を付与
する音響機器等の移送体緩衝装置を提供するものであ
る。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決するため、この考案においては、音
響機器等の本体に対して開位置と閉位置とを移動可能に
配され常には開位置方向に付勢された移送体と、この移
送体に緩衝作用を付与する緩衝手段と、前記移送体の移
動方向により移送体と緩衝手段とを連結または非連結と
する一方向性クラッチとを有し、移送体の閉位置から開
位置への移動に伴って上記一方向性クラッチを介して移
送体と緩衝手段とを連結し緩衝手段により付勢力に抗し
て移送体に緩衝作用を付与するとともに、移送体の開位
置から閉位置への移動に伴って上記一方向性クラッチに
より移送体と緩衝手段とを非連結とするようにした音響
機器等の移送体緩衝装置において、 前記移送体が開位置から閉位置へ移動したとき、移送体
と緩衝手段とを連結させるための連結手段を一方向性ク
ラッチに設け、移送体の閉状態では一方向性クラッチを
介して移送体と緩衝手段とを連結したことを特徴とする
ものである。
[作用] ディスク移送体11が開位置より閉位置にもちきたされ
ると、第2図Cに示すように、移送体11に設けられた
突条60と一方向性クラッチ30に設けられた係合片6
1とが係合するため、歯車33は時計方向の回転力が付
与される。これによって、歯車33と歯車42が歯合す
る。即ち、移送体11が閉位置にあるとき、移送体11
は一方向性クラッチ30を介して緩衝装置40と連結さ
れていることになる。
従って、次に移送体11が閉位置から開位置にもちきた
されるときには、歯車が確実に歯合しているので、移動
開始とともに安定した緩衝作用を移送体11に付与する
ことができる。
移送体11の移動開始時には、既に歯車同士は歯合した
状態にあるので、歯先の歯欠けも回避できる。
[実施例] 以下、添付図面を参照して、本考案の好適な一実施例を
説明する。なお、従来装置と変わらない箇所には同一符
号を用いる。
まず、第1図は、本考案の緩衝装置の好適な一実施例の
要部斜視図である。
この考案では、上述した構成に加え、以下の構成を付加
している。即ち、移送体11に形成されたラック機構2
0と同一側であって、移送体11の手前側に、突条60
を設けると共に、移送体11が開位置より閉位置にもち
きたされたとき、前記突条60と係合する、この例では
弾性を有する弓状の係合片61を一方向性クラッチ30
に設けたものである。
次に、その動作を第2図A〜Cを用いて説明する。
第2図Aは移送体11が開位置にある状態を示してい
る。この開位置より移送体11をスプリング50に抗し
て押圧していくと、第2図Bに示すように、ラック機構
20と歯合する歯車32に付与された回動力によって反
時計方向に軸31を中心としてストッパ用ボス34と当
接するまで歯車33が回転するので、移送体11と緩衝
装置40との連結が解除される。
この状態で移送体11がなおも押圧され、第2図Cに示
される閉位置にもちきたされる直前まで移動すると、移
送体11に設けられた突条60と一方向性クラッチ30
に設けられた係合片61が係合するので、歯車33が軸
31を中心として時計方向に回転して、歯車33と歯車
42とが歯合することとなる。
従って、第2図Cに示す移送体11の閉位置の状態で
は、移送体11が一方向性クラッチ30を介して緩衝装
置40と連結されている。
その結果、閉位置より開位置への移動開始直後から移送
体11には緩衝装置40が連結されることとなり、閉位
置より開位置への全行程に亘って安定した緩衝作用が移
送体11に付与されるものである。
なお、前記係合片61に弾性をもたせるように構成すれ
ば、移送体11が開位置より閉位置にもちきたされたと
きの歯車33と歯車42との歯合がより確実に行なわれ
る。
本考案の一実施例として、コンパクトディスクプレーヤ
のディスク移送体を例にとって説明したが、本考案の要
旨を逸脱することなく、種々の適用が可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の緩衝装置によれば、音響
機器等の本体に対して、開位置と閉位置とを往復移動可
能に配され、常には開方向に付勢された移送体が閉位置
より開位置へ移動するとき、緩衝手段を前記移送体に連
結し、付勢力に抗して移送体に緩衝作用を付与する一
方、前記移送体が開位置より閉位置に移動するとき、前
記緩衝手段と移送体との連結を解除するようになされた
一方向性の移送体緩衝装置において、移送体が開位置よ
り閉位置にもちきたされたとき、緩衝手段と移送体との
連結を強制的に行なうための連結手段を設けるという簡
単な構成により、閉位置より開位置にもちきたされると
きの移送体に対する緩衝作用の安定化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適な一実施例に用いるコンパクト
ディスクプレーヤの要部斜視図、第2図A〜Cは本考案
の緩衝装置の動作を示す部分的平面図、第3図はコンパ
クトディスクプレーヤの斜視図、第4図は従来装置の要
部斜視図、第5図A〜Cは従来装置の動作を示す部分的
平面図である。 1……コンパクトディスクプレーヤ本体 11……コンパクトディスク移送体 20……ラック機構 30……一方向性クラッチ 40……緩衝装置 50……スプリング 60……突条 61……係合片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】音響機器等の本体に対して開位置と閉位置
    とを移動可能に配され常には開位置方向に付勢された移
    送体と、この移送体に緩衝作用を付与する緩衝手段と、
    前記移送体の移動方向により移送体と緩衝手段とを連結
    または非連結とする一方向性クラッチとを有し、移送体
    の閉位置から開位置への移動に伴って上記一方向性クラ
    ッチを介して移送体と緩衝手段とを連結し緩衝手段によ
    り付勢力に抗して移送体に緩衝作用を付与するととも
    に、移送体の開位置から閉位置への移動に伴って上記一
    方向性クラッチにより移送体と緩衝手段とを非連結とす
    るようにした音響機器等の移送体緩衝装置において、 前記移送体が開位置から閉位置へ移動したとき、移送体
    と緩衝手段とを連結させるための連結手段を一方向性ク
    ラッチに設け、移送体の閉状態では一方向性クラッチを
    介して移送体と緩衝手段とを連結したことを特徴とする
    音響機器等の移送体緩衝装置。
JP12932488U 1988-09-30 1988-09-30 音響機器等の移送体緩衝装置 Expired - Lifetime JPH067489Y2 (ja)

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JPH0250857U JPH0250857U (ja) 1990-04-10
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