JPH0674846A - 表示器付き圧力変換器 - Google Patents

表示器付き圧力変換器

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Publication number
JPH0674846A
JPH0674846A JP25201692A JP25201692A JPH0674846A JP H0674846 A JPH0674846 A JP H0674846A JP 25201692 A JP25201692 A JP 25201692A JP 25201692 A JP25201692 A JP 25201692A JP H0674846 A JPH0674846 A JP H0674846A
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JP
Japan
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screw
pressure
end surface
value display
connecting means
Prior art date
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Pending
Application number
JP25201692A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Tanahashi
和彦 棚橋
Yoshihiro Matsuoka
義博 松岡
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Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気密性能の大幅な向上、信頼性の向上、操作
性および視認性の向上を図る。 【構成】 圧力変換器10と計測値表示器とは、それぞ
れに形成された雌ねじ部51と52に螺合されたターン
バックル式ナット50により互いに連結されている。同
ナット50を、一方側に回転すると、両雌ねじ部51と
52が互いに接近して遂に当接して強固に緊締され、他
方側に回転すると、両雌ねじ部51と52とが離反する
ので、その状態で計測値表示器40を所望の方向に回転
自在となる。圧力変換器10は、被測定体に形成された
雌ねじ部に自身の雄ねじ部14を螺合させることにより
被測定体に連結させる。被測定体側から導入された圧力
は、起歪部32を変形させるので、その変形を起歪部3
2の反受圧面側に添着されたひずみゲージにより電気信
号に変換し、適宜電気処理後、圧力測定値を表示窓71
に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学、鉄鋼、機械、電
気等の産業分野において各種設備の制御に使用される圧
力変換器、特に水圧、油圧、空気圧、ガス圧等の流体圧
力を測定し且つ測定値を外部に判り易く表示する表示器
付き圧力変換器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の表示器付き圧力変換器の中に
は、計測値表示器の表示面を水平面内における任意の方
向に向けて設置し得るように、計測値表示器が圧力変換
器に対し水平面内において任意の方向に回転できるよう
に構成されたものがある。そして、このような形式の表
示器付き圧力変換器の例としては、例えば図9に示すよ
うな構成のものが知られている。
【0003】この図9の表示器付き圧力変換器では、予
め、圧力変換器101の一方(図においては上方)側に
突出するような雄ねじ部102を設けると共に、計測値
表示器103のケース104の底部に圧力変換器101
の雄ねじ部102と螺合し得る雌ねじ部105を形成
し、圧力変換器101の雄ねじ部102に予めロックナ
ット106を螺合させた状態で、雄ねじ部102の先端
部分を計測値表示器103の雌ねじ部105に螺合させ
るように構成しておく。
【0004】そして、使用時には、圧力変換器101
を、例えば適宜のねじ結合手段101aを用いて被測定
体Dに固定した後に、計測値表示器103の表示面10
7の方向を所望の方向に向け、その後、ロックナット1
06を締め付けて圧力変換器101と計測値表示器10
3とをそのときの相対位置で固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成あるいは方法を用いて圧力変換器101と計測
値表示器103とを固定すると、次のような大きな問題
が生じることになる。
【0006】(A)例えば、被測定体Dや圧力変換器1
01または計測値表示器103に不測の振動が与えられ
ると、その振動の種類によってはロックナット106と
圧力変換器101の雄ねじ部102との間に緩みが発生
して、計測値表示器103の表示面107の向く方向が
変化してしまうという事態を惹き起すことになる。
【0007】(B)雄ねじ部102の先端部分が計測値
表示器103のケース104を貫通するような状態に構
成されている場合(一般的にはこの状態になる)には、
外気が圧力変換器101の雄ねじ部102とロックナッ
ト106との隙間、並びに、雄ねじ部102と計測値表
示器103の雌ねじ部105との隙間を通って計測値表
示器103のケース104内に侵入して、圧力変換器1
01内に設けられているひずみゲージを酸化させたり、
絶縁抵抗を低下させるばかりでなく、計測値表示器10
3を腐食させ精度を劣化させるという事態を惹き起すこ
とになる。
【0008】この場合、圧力変換器には、粉塵の侵入に
対して完全に保護される防塵性能と、少なくとも3mの
距離から全方向に12. 5l/分・40kPaの噴流水
が3分間加えられた時に、これに対して安全であるとい
う防水性能とが求められているから、特に(B)項の事
態の発生は大きな問題となる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、気密性能が極めて高く信頼性に富み、しか
も、操作性にも優れた新しい表示器付き圧力変換器を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、圧力計測手段を内蔵し且つ被測定体に
着脱可能に取り付け得る結合部を有するように構成され
た圧力変換器と、この圧力変換器に突出的に設けられ、
且つ、少なくとも所定方向の螺旋方向を持つ第一方向雄
ねじ部と接触端面とを有するように構成された第一ねじ
連結手段と、前記圧力変換器の前記圧力計測手段からの
出力に基づいてそのときの計測結果を表示値に変換する
計測出力変換手段とこの計測出力変換手段からの出力を
外部に表示する表示面とを有するように構成された計測
値表示器と、この計測値表示器に突出的に設けられ、且
つ、前記第一ねじ連結部の螺旋方向とは逆方向の螺旋方
向を持つ第二方向雄ねじ部と前記第一ねじ連結部の前記
端面と接触し得る接触端面とを有するように構成された
第二ねじ連結手段と、前記第一ねじ連結手段の第一方向
雄ねじ部と螺合し得る第一方向雌ねじ部および前記第二
ねじ連結手段の第二方向雄ねじ部と螺合し得る第二方向
雌ねじ部を内周面の一方の半部と他方の半部にそれぞれ
有し、且つ、自身が第一方向と逆方向に回転したとき
に、前記第一ねじ連結手段の接触端面と前記第二ねじ連
結手段の接触端面とを接触させるように両方の前記雄ね
じ部に同時に螺合するように設けられたターンバックル
式ナットとを、有するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0011】
【作用】上記のように記載された表示器付き圧力変換器
は、被測定体に固定する圧力変換器に連結用接触端面と
第一方向雄ねじ部とを形成してあり、一方、計測値表示
器を圧力変換器に対して時計方向および反時計方向に回
転可能に設け、この計測値表示器に連結用接触端面と第
二方向雄ねじ部とを形成してある。
【0012】そして、圧力変換器と計測値表示器との間
には、その内部に、圧力変換器側の第一方向雄ねじ部に
螺合する第一方向雌ねじ部と、計測値表示器側の第二方
向雄ねじ部に螺合する第二方向雌ねじ部とを具えた構造
の特殊ナットとして構成されるターンバックル式ナット
が設けてある。
【0013】計測値表示器の表示面および操作面の向き
を、表示器付き圧力変換器の中心軸と直交する面内にお
いて圧力変換器10に対し任意の方向に設定しようとす
るときには、ターンバックル式ナットを例えば第二方向
に回転操作し、このときに生じる第一方向雌ねじ部と第
二方向雌ねじ部の離間する方向への螺旋作用を利用し
て、圧力変換器と計測値表示器との連結状態を緩めるよ
うにする。
【0014】そして、この緩い連結状態の下で計測値表
示器の表示面および操作面を所望の方向に向ける。
【0015】このようにして方向設定が終了した後は、
ターンバックル式ナットを、例えば第一方向に回転操作
し、このときに生じる第一方向雌ねじ部と第二方向雌ね
じ部の引き寄せ合う方向への螺旋作用を利用して、圧力
変換器側の連結用接触端面と計測値表示器側の連結用接
触端面とを強く圧接させることで両者の連結状態を気密
性を含めて安定的、且つ強固な連結を実現している。
【0016】
【実施例】以下、図示の実施例に基づいて本発明の表示
器付き圧力変換器の構成を詳細に説明する。なお、本発
明において、第一方向というのは、任意に設定された所
定方向(正方向ともいう)を指し、第二方向というの
は、第一方向とは逆の方向(逆方向ともいう)を指すも
のとする。
【0017】図1は、本発明の表示器付き圧力変換器の
全体構造を示す正面図で、計測値表示器の正面蓋を外し
且つ圧力変換器をその中心軸線で1/4断面式に破断し
た状態で表している。
【0018】図2は、図1に示す表示器付き圧力変換器
の主要部を中心軸線においてA矢視方向に破断した状態
で示す側断面図、図3は、計測値表示器の正面蓋の構成
を示す平面図、図4は、圧力変換器の主体部を成す変換
器本体の詳細構成を示す縦断面図である。
【0019】図1〜図4において、1は本発明の表示器
付き圧力変換器の一例で、その下方部分に圧力変換器1
0を、中間部分にターンバックル式ナット50を、上方
部分に計測値表示器40を有するように構成されてい
る。
【0020】11は圧力変換器10の主体部を成す変換
器本体である。この変換器本体11は、その詳細を図4
および図5に示すように、次の各部を有するような構造
の部材として構成されている。
【0021】(a)変換器本体11は、全体として中心
軸Oを有するほぼ中空円筒状の部材として形成され、さ
らに、この中空円筒状の上側内部に小径の円筒内面部1
2を有し、下側内部に大径の円筒内面部13を有するよ
うに形成されている。
【0022】この場合、大径の円筒内面部13は、後述
する起歪体部材30の外周面に精密に嵌合し得る円筒内
面部として形成されることになる。
【0023】(b)変換器本体11の外側最下部は、被
測定体Dに取り付けるための取付け用雄ねじ部14とし
て形成されている。
【0024】(c)変換器本体11の外側中間部は、こ
の変換器本体11を回転させるためのスパナ掛け部15
として形成されている。このスパナ掛け部15は、図5
に示すように、例えば通常の六角頭付きボルト(また
は、六角ナット)を回転操作するときに使用するスパナ
が利用できるような形状、寸法を有する外形を有するよ
うに形成されている。
【0025】(d)取付け用雄ねじ部14とスパナ掛け
部15との結合段部は、被測定体Dの取付け座(図示せ
ず)に接触するための取付け用接触端面16として、好
ましくは平滑に形成されることになる。
【0026】(e)スパナ掛け部15より上方の外側上
部は、後述するターンバックル式ナット50の第一方向
雌ねじ部51と螺合し得る連結用の第一方向雄ねじ部1
7として形成されている。
【0027】この場合、図示実施例では、この第一方向
雄ねじ部17のねじ径寸法が、後述するケース本体41
の連結突起部43に形成される第二方向雄ねじ部46の
ねじ径寸法と同じ寸法になるように設定されている。し
かし、両雄ねじ部17、46のねじ径寸法の間に寸法差
が存在するように構成することも可能である。
【0028】(f)変換器本体11の外側最上部は、後
述する計測値表示器40のケース本体41の内側円筒嵌
合面47に精密に嵌入する外側円筒嵌合面18として形
成されている。
【0029】この場合、外側円筒嵌合面18は、計測値
表示器40側の内側円筒嵌合面47と精密に嵌合し得る
ような滑らかな外側円筒面として形成され、しかも、外
側円筒嵌合面18の長さは、変換器本体11と計測値表
示器40とが完全に連結されたときに、外側円筒嵌合面
18の先端部分がケース本体41内に突出するような長
さに設定されている。
【0030】(g)外側円筒嵌合面18の先端部分の外
周面には、後述するスナップリング24を嵌着させるた
めの外面溝19が形成されることになる。
【0031】(h)第一方向雄ねじ部17と外側円筒嵌
合面18との結合段部は、圧力変換器10側の連結用接
触端面20として平滑に形成されることになる。
【0032】この場合、連結用接触端面20には、後述
する可動側回転制限ピン45が回転し得るような幅と深
さとを具えた環状溝21(図5参照)が形成され、さら
に、この環状溝21の底面の一部に後述する固定側回転
制限ピン23を植立するための植立孔22が形成される
ことになる。
【0033】なお、このような構造を具えた圧力変換器
10は、例えば適宜のステンレス材料を用いて機械加工
法で製作されることになる。
【0034】23は連結用接触端面20に形成された環
状溝21の植立孔22内に固く嵌入された固定側回転制
限ピンで、その先端部分が環状溝21から外方に突出し
ないような高さと例えば円形断面とを有するピンとして
構成されている。
【0035】24は外側円筒嵌合面18の外面溝19内
に嵌着されるスナップリング(Cリングともいう)で、
例えば図6に示すような形状の部材として構成されてい
る。この場合、スナップリング24は、変換器本体11
と計測値表示器40とを連結した後に計測値表示器40
のケース本体41内において外面溝19内に嵌着される
ことになる。
【0036】25は気密保持用の銅製パッキングで、変
換器本体11の取付け用接触端面16と被測定体Dの取
付け座(図示せず)との間に介在設置されるように構成
されている。
【0037】30は下方のみが開放された逆凹形状の部
材として形成された起歪体部材で、その外周面が変換器
本体11の大径円筒内面部13内に精密に嵌合するよう
に形成されている。
【0038】この起歪体部材30は、閉塞された上端部
分が薄肉のダイアフラム部として形成されると共に、そ
の中心軸O上の内側部分に小円柱状の突起部(普通に
は、「へそ部」とも称される)31を有するように形成
され、この薄肉のダイアフラム部が起歪部32となるよ
うに構成されている。
【0039】さらに、起歪体部材30の下端部分には、
フランジ部33が形成され、このフランジ部33を変換
器本体11の大径円筒内面部13の端面に接触した後
に、適宜の溶接法を用いて変換器本体11の下部に気密
を保持しながら固定するように構成されている。
【0040】なお、このような構造の起歪体部材30
は、例えば適宜のステンレス材料を用いて機械加工法で
製作されることになる。
【0041】34は起歪部32の上端面における中心軸
Oに対して対称的な中央近傍領域に添着された一対のひ
ずみゲージで、被測定体Dの圧力が高い方向に変化した
際に生じる起歪部32の曲げひずみを電気的に検出する
ように構成されている。
【0042】35は起歪部32の上端面における中心軸
Oに対して対称的な周辺近傍領域添着された一対のひず
みゲージで、被測定体Dの圧力が高い方向に変化した際
に生じる起歪部32の曲げひずみを電気的に検出するよ
うに構成されている。なお、これら各一対のひずみゲー
ジ34、35は、図7に示すように、計測値表示器40
の内部においてそれ自体公知のホイートストンブリッジ
回路63として構成されることになる。
【0043】36は起歪部32の上方空間に設けられた
それ自体公知の構成から成る気密端子部材で、その接続
端子の下端部は、適宜のゲージリード(図示せず)を介
して各一対のひずみゲージ34、35のゲージタブと電
気的に接続され、接続端子の上端部は、適宜の接続ケー
ブル37を介して計測値表示器40の入力端子62に接
続されるように構成されている。
【0044】なお、この接続ケーブル37およびゲージ
リードをプリント配線板として構成することも可能であ
る。
【0045】さて、計測値表示器40であるが、これは
ケース本体41とこのケース本体41内に内蔵される電
気的機能部ないし電気的部材60とケース蓋70とに大
別されて構成されている。
【0046】この場合、ケース本体41は、その正面側
が開放された箱状の部材として構成され、その上面に、
後述するアナログ用コネクター69をケース本体41に
電気的に取り付けるためのコネクター接続部42を有
し、さらに、下面に、ほぼ中空円筒状の連結突起部43
を有するように形成されることになる。
【0047】この連結突起部43は、その下端面が圧力
変換器10側の連結用接続端面20と密着的に接触する
計測値表示器40側の連結用接触端面44となるように
平滑に形成されている。
【0048】45はこの連結用接続端面44の一部に植
立された可動側回転制限ピンで、例えば円形断面を有す
るピンとして形成されている。この場合、可動側回転制
限ピン45の高さは、計測値表示器40を圧力変換器1
0に対して回転したときに、変換器本体11の環状溝2
1において、可動側回転制限ピン45の側面が圧力変換
器10側の固定側回転制限ピン23の側面に第一方向
(例えば、時計方向)および逆方向から接触し得るよう
な値に設定されている。
【0049】さらに、この可動側回転制限ピン45と圧
力変換器10側の固定側回転制限ピン23との相対関係
位置は、計測値表示器40と圧力変換器10とを所定方
向(例えば、正規方向)に向けて置いたときに、両方の
回転制限ピン45、23が中心軸Oを挟んで互いに対向
する個所に位置するように予め設定されている。
【0050】46は中空円筒状の連結突起部43の外周
に形成された連結用の第二方向雄ねじ部で、図8を参照
して後述するターンバックル式ナット50の第二方向雌
ねじ部52と螺合し得るように形成されている。
【0051】なお、図示実施例では、この第二方向雄ね
じ部46のねじ径寸法が、圧力変換器10側の変換器本
体11に形成された第一方向雄ねじ部17のねじ径寸法
と同じ寸法になるように設定されることは前述した通り
である。
【0052】47は計測値表示器40と圧力変換器10
との連結孔として連結突起部43の中空部分に形成され
た内側円筒嵌合面で、圧力変換器10側の外側円筒嵌合
面18と精密に嵌合し得るような滑らかな内側円筒面と
して形成されている。
【0053】48はこの内側円筒嵌合面の上方領域に形
成された内面溝で、ここにそれ自体公知の気密保持用の
Oリング49が嵌着されるように構成されている。
【0054】50は圧力変換器10と計測値表示器40
とを中心軸Oに直交する面内(実施例では、水平面内)
で相対回転可能に連結するためのターンバックル式ナッ
トで、その詳細を図8に示す。
【0055】このターンバックル式ナット50は、その
上側内部に、変換器本体11の第一方向雄ねじ部17と
精密に螺合する第一方向雌ねじ部51を有すると共に、
上側内部に、ケース本体41の連結突起部43に形成さ
れた第二方向雄ねじ部46と精密に螺合する第二方向雌
ねじ部52とを有するように構成されている。
【0056】また、その外形は、例えば通常の六角頭付
きボルトを回転操作するときに使用するスパナが利用で
きるような形状、寸法のスパナ掛け部53として形成さ
れている。
【0057】なお、図示実施例では、第一方向雌ねじ部
51のねじ径と第二方向雌ねじ部52のねじ径とが同じ
径寸法になるように設定されているが、両雌ねじ部5
1、52の間に径寸法差が存在するように構成すること
も可能である。また、図示実施例では、ターンバックル
式ナット50の外形がスパナ掛け部53として形成され
ているが、例えば多少荒目のローレットとして形成する
ことも可能である。
【0058】図7に示すのは、この計測値表示器40の
ケース本体41内に内蔵される電気的機能部ないし電気
的部材60を示す電気的構成である。
【0059】この場合、電気的機能部ないし電気的部材
60は、計測値表示器40のケース本体41の内部に取
付けられた配線基板61、圧力変換器10側からの接続
ケーブル37を接続するために配線基板61に形成され
た入力端子62を始め、次のような電気的機能部ないし
電気的部材を有するように構成されている。
【0060】(イ)各一対のひずみゲージ34,35を
組み合わせたホィートストンブリッジ回路(以下、単に
ブリッジ回路と略称する)63、(ロ)ブリッジ回路の
出力を増幅する一次アンプ部64、(ハ)一次アンプ部
64からの出力をA/D変換するA/D変換部65、
(ニ)例えばセブンセグメント素子を用いてA/D変換
部65からの出力を直読式に表示する表示部66。
【0061】(ホ)計測圧力の上限および下限を設定す
る圧力設定コンパレータ部67、(ヘ)一次アンプ部6
4からの出力をさらに増幅してアナログ出力として外部
に出力するための二次アンプ部68、(ト)その他、こ
れらの各電気的機能部の構成並びにその機能を発揮させ
るために必要な各種回路部材(符号なし)などから構成
されている。
【0062】69は二次アンプ部68のアナログ出力を
外部に取り出すためのケーブル付きのアナログ用コネク
ターで、必要に応じてコネクター接続部42に着脱可能
に取り付け得るように構成されている。
【0063】ところで、ケース蓋70は、図3に示すよ
うに、ケース本体41側の表示部66に対応する表面領
域に表示窓71を具え、また、他の適宜の表面領域に各
種の操作を行う操作パネル72を具えた板状蓋として構
成されている。
【0064】そして、このケース蓋70は、計測値表示
器40のケース本体41の正面開口部との間に適宜の合
成ゴム製のパツキングを介在させて、適宜の小ねじ73
によって計測値表示器40のケース本体41に取り付け
るように構成されている。
【0065】80は図2に示すように、計測値表示器4
0を適宜の壁面または支持物Wに取り付けるための補助
固定板で、必要に応じて計測値表示器40のケース本体
41の裏面(ケース蓋70の取り付け面と反対側の面)
に取り付けられるように構成されている。なお、この補
助固定板80の上部領域には適宜の取り付け用小ねじ8
3が挿入される所要数の円形ねじ孔81が、また、下部
領域には所要数の切欠きねじ孔82がそれぞれ形成され
ている。
【0066】次に、このように構成された図示実施例の
表示器付き圧力変換器1の組み立て法および使用法ない
し作用について説明する。
【0067】先ず、変換器本体11の下端部に溶接され
た起歪体部材30の起歪部32上に各一対のひずみゲー
ジ34,35を接着、スパッタリングなどの手段により
添着すると共に、ゲージリードを用いて各ひずみゲージ
34,35のゲージタブを気密端子部材36の接続端子
の下端部に接続する。
【0068】そして、この状態にある気密端子部材36
を変換器本体11の所定の個所に取り付けた後に、接続
ケーブル37の一端部を気密端子部材36の接続端子の
上端部に接続し、さらに、接続ケーブル37の他端部を
変換器本体11の小径の円筒内面部12を貫通させて計
測値表示器40のケース本体41内に導き出す。
【0069】この状態において、ターンバックル式ナッ
ト50の第一方向雌ねじ部51を変換器本体11側の第
一方向雄ねじ部17に螺合させる。
【0070】一方、これらの作業と並行して計測値表示
器40のケース本体41内に電気的機能部ないし電気的
部材60を内装し、その後、ケース本体41の連結突起
部43に形成された内側円筒嵌合面47を変換器本体1
1の外側円筒嵌合面18に嵌合させながら、未だケース
蓋70を取り付けない状態の計測値表示器40を圧力変
換器10に連結させる。
【0071】そして、この状態において、計測値表示器
40側の第二方向雄ねじ部46をターンバックル式ナッ
ト50の第二方向雌ねじ部52に螺合させる。
【0072】この場合、両方の雄ねじ部17,46がタ
ーンバックル式ナット50の中間領域に位置している状
態では、圧力変換器10側の固定側回転制限ピン23の
上端部と計測値表示器40側の可動側回転制限ピン45
の下端部とが接触しないように、予め、変換器本体11
の第一方向雄ねじ部17の長さと固定側回転制限ピン2
3の高さ、並びに、計測値表示器40側の第二方向雄ね
じ部46の長さと可動側回転制限ピン45の高さとを設
定しておく。
【0073】そして、圧力変換器10と計測値表示器4
0とがこの相対位置にあるときに、両者10,40を、
例えば正方向に向けさせ、その後、圧力変換器10と計
測値表示器40とを固定した状態でターンバックル式ナ
ット50を正方向に回転操作する。
【0074】このようにターンバックル式ナット50を
操作すると、圧力変換器10と計測値表示器40とが、
ターンバックル式ナット50の第一方向雌ねじ部51お
よび第二方向雌ねじ部52の作用により中心軸O上を互
いに接近する方向にそれぞれ直線的に変位して両者1
0,40の間隔を狭めて行く。
【0075】そして、この連結動作の過程で、連結突起
部43側の可動側回転制限ピン45が、中心軸Oを挟ん
で固定側回転制限ピン23と対向する位置において、圧
力変換器10側の連結用接触端面20に形成された環状
溝21に入り込み、究極的には、圧力変換器10側の連
結用接触端面20と計測値表示器40側の連結用接触端
面44とが接触する状態となる。
【0076】従って、両方の連結用接触端面20,44
が接触した状態においても、ターンバックル式ナット5
0の下端面と変換器本体11側の連結用接触端面20と
の間、並びに、ターンバックル式ナット50の上端面と
計測値表示器40側の連結用接触端面44との間に、予
め多少の間隙が存在するように構成しておけば、この余
分の間隙を埋めるようにターンバックル式ナット50を
正方向に回転操作すれば、2つの連結用接触端面20,
44はターンバックル式ナット50の正方向回転により
生じる締め付け力によって強固に接触することになる。
【0077】そのため、ターンバックル式ナット50の
2つの雌ねじ部51,52を通って両方の連結用接触端
面20,44の間に侵入しようとする外気は、この両方
の連結用接触端面20,44の間に働く強い圧迫力によ
りその侵入を阻止されることになる。
【0078】しかも、両方の連結用接触端面20,44
の間に侵入し、さらに、圧力変換器10側の外側円筒嵌
合面18と計測値表示器40側の内側円筒嵌合面47と
の間を通って、計測値表示器40のケース本体41内お
よび変換器本体11の小径の円筒内面部12内に侵入し
ようとする外気は、内側円筒嵌合面47の内面溝48に
嵌装されたOリング49により遮断されることになり、
計測値表示器40内および変換器本体11内の気密が良
好に保持され得る状態となる。
【0079】一方、圧力変換器10側の連結用接触端面
20と計測値表示器40側の連結用接触端面44とが接
触する少し前の段階では、計測値表示器40を中心軸O
と直交する面内で圧力変換器10に対して回転させるこ
とが可能である。
【0080】しかし、この状態のときに計測値表示器4
0を時計方向または反時計方向に回転させると、いずれ
の方向の場合にも、圧力変換器10側の連結用接触端面
20の環状溝21内において計測値表示器40側の可動
側回転制限ピン45の側面が圧力変換器10側の固定側
回転制限ピン23の側面に接触して、計測値表示器40
のそれ以上の回転操作を阻止するという現象が生じる。
【0081】そのため、両方の連結用接触端面20,4
4が接触する前の段階におけるターンバックル式ナット
50の数回転の領域では、圧力変換器10に対する計測
値表示器40の回転可能角度は、360度から2つの回
転制限ピン23,45の直径の合計値に対応する角度分
を差し引いた角度範囲内に制限されることになる。
【0082】さて、圧力変換器10側の連結用接触端面
20と計測値表示器40側の連結用接触端面44とが接
触した状態では、外側円筒嵌合面18の上端面が計測値
表示器40のケース本体41内に所定量だけ突出するこ
とになるから、ケース本体41の正面開口から手指を挿
入して、圧力変換器10側の外側円筒嵌合面18の外面
溝19内に図6に示すスナップリング24を嵌着する。
【0083】そして、この状態において、ケース本体4
1の配線基板61の入力端子62に接続ケーブル37の
他端部を接続し、さらに、ケース本体41の正面開口部
とケース蓋70との間に適宜の合成ゴム製のパツキング
を介在させて、小ねじ73を利用してケース本体41と
ケース蓋70とを結合させて表示器付き圧力変換器1を
完成させる。
【0084】なお、ターンバックル式ナット50を逆方
向に回転操作した場合における計測値表示器40の上方
への軸上移動量は、スナップリング24がケース本体4
1の内壁面に突き当たるまでの距離に制限されることに
なるが、図示実施例では、このときの計測値表示器40
の軸上移動量を、例えば圧力変換器10側の固定側回転
制限ピン23と計測値表示器40側の可動側回転制限ピ
ン45とが中心軸O方向に離脱しない程度の距離に設定
している。
【0085】すなわち、スナップリング24が、計測値
表示器40の圧力変換器10からの離脱を阻止する抜け
止め作用を果し得る軸上移動量に設定している。
【0086】このようにして組み立てられた表示器付き
圧力変換器1を、図4に示すように、その取付け用雄ね
じ部14を利用して目的とする被測定体Dの取付け座に
強固に固定するようにする。このとき、変換器本体11
の取付け用接触端面16と被測定体Dの取付け座との間
に銅製パッキング25を介在させてあるので、表示器付
き圧力変換器1と被測定体Dとの気密は良好に保持され
る。
【0087】そして、計測値表示器40(ケース蓋7
0)の表示窓71および操作パネル72の面を所望の方
向に向けさせるときには、この状態においてターンバッ
クル式ナット50を逆方向に回転操作して、圧力変換器
10側の連結用接触端面20と計測値表示器40側の連
結用接触端面44との間に、計測値表示器40を圧力変
換器10に対して回転し得るだけの間隙を生じさせるよ
うにする。
【0088】このようにすると、計測値表示器40が中
心軸Oと直交する面内において圧力変換器10に対して
回転し得る状態になるから、この状態においてターンバ
ックル式ナット50を正方向に回転操作し、ターンバッ
クル式ナット50の正方向回転により生じる締め付け力
により、再び圧力変換器10側の連結用接触端面20と
計測値表示器40側の連結用接触端面44とを固く接触
させるようにする。
【0089】この結果、表示器付き圧力変換器1の表示
面および操作面は目的とする方向(所望の方向)に設定
され、しかも、その状態で固く固定されることになる。
【0090】なお、この表示面および操作面の方向設定
操作の過程では、計測値表示器40が圧力変換器10に
対して回転する際に接続ケーブル37が捻れることにな
るが、前述したように、固定側回転制限ピン23と可動
側回転制限ピン45とによる回転制限角度が360度未
満に設定されているため、たとえ接続ケーブル37が捻
れられたとしても実用に際して何等の支障も生じない。
【0091】また、ターンバックル式ナット50を2つ
の雌ねじ部51,52が互いに離反する方向に過大に回
転操作したときにも、スナップリング24による抜け止
め作用が働いて計測値表示器40の脱落事故を未然に防
止することがてきる。
【0092】また、計測値表示器40を任意の方向に向
かせた後に、適宜の壁面または支持物Wに固定したい必
要が生じたときには、図2に示すように、計測値表示器
40の裏面に補助固定板80を取り付け、円形ねじ孔8
1、切欠きねじ孔82および取り付け用小ねじ83を利
用して壁面または支持物Wに固定するようにする。
【0093】さて、このように表示面および操作面が所
望の方向に向いた状態で表示器付き圧力変換器1の起歪
体部材30の下端内部に被測定体D側から圧力媒体が導
入されると、そのときの被測定体D側内部の圧力により
発生する起歪体部材30の起歪部32の曲げひずみが各
一対のひずみゲージ34,35で検出され、そのときの
検出結果がブリッジ回路63、一次アンプ部64、A/
D変換部65を経て計測値表示器40の表示部66に直
読式に表示される。
【0094】従って、ユーザーは、表示部66に表示さ
れたこのときの被測定体D側の圧力状態を自身の居る位
置から監視することが可能になり、また、自身の居る位
置から表示器付き圧力変換器1を操作することができる
ようになる。
【0095】また、ブリッジ回路63からの計測結果を
アナログ出力として表示器付き圧力変換器1から取り出
したいときには、計測値表示器40のコネクター接続部
42にアナログ用コネクター69を接続して取り出すよ
うにする。
【0096】以上、図示実施例について説明したが、本
発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲内で種々に変形実施することが可能であ
る。
【0097】例えば、図示実施例では、計測値表示器4
0をケース本体41とケース蓋70とに別体の部材とし
て構成しているが必ずしも別体に構成する必要はない。
しかし、ケース本体41,ケース蓋70を一体的に構成
したときには、変換器本体11の外側円筒嵌合面18の
外面溝19内にスナップリング24を嵌着するときの作
業用窓や、配線基板61の入力端子62に接続ケーブル
37を接続するときの作業用窓等を付設する必要があ
る。
【0098】また、図示実施例では、計測値表示器40
と補助固定板80とをそれぞれ別体の部材として構成し
ているが、両者を一体化して構成するようにしてもよ
い。
【0099】また、図示実施例では、特に言及してはい
ないが、表示器付き圧力変換器1を被測定体Dに螺合さ
せるときの取付け用雄ねじ部14や圧力変換器10側お
よび計測値表示器40側の2つの雄ねじ部17,46、
並びに、ターンバックル式ナット50の2つの雌ねじ部
51,52のねじ規格および製作精度等については、本
発明の主旨に合致する適切なものを選択するようにす
る。
【0100】また、図示実施例では、圧力変換器10側
および計測値表示器40側の2つの連結用接触端面2
0,44の間に特にパッキングを介在させていないが、
Oリングのような適宜のパッキングを介在設置してもよ
い。
【0101】また、図示実施例では、計測値表示器40
の表示部66を直読式の表示部として構成てあるが、他
の方式に基づいて表示するようにすることも可能であ
る。
【0102】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、被
測定体に固定する圧力変換器と計測値表示器との間にタ
ーンバックル式ナットを設け、このターンバックル式ナ
ットを例えば逆方向に回転操作することにより両者の連
結状態を緩めて、計測値表示器の表示面および操作面の
向きを、表示器付き圧力変換器の中心軸と直交する面内
において圧力変換器に対し任意の方向に設定し、この方
向設定が終了した後に、ターンバックル式ナットを例え
ば正方向に回転操作することで、圧力変換器側の連結用
接触端面と計測値表示器側の連結用接触端面とを強く圧
接させて、両者の連結状態を強固にするように構成した
ので、次に記すような大きな効果を奏する表示器付き圧
力変換器を提供することが可能になった。
【0103】第1に、計測値表示器の表示面および操作
面を任意に所望の方向に向かせることができる。
【0104】第2に、計測値表示器の表示面および操作
面の向きを変えたときでも、表示器付き圧力変換器と被
測定体との気密を良好に保持することができる。
【0105】第3に、ターンバックル式ナットの2つの
雌ねじ部を通って両方の連結用接触端面の間に侵入し、
さらに、両方の連結用接触端面の間の間隙および圧力変
換器側の外側円筒嵌合面と計測値表示器側の内側円筒嵌
合面との間を経て、計測値表示器のケース本体内および
変換器本体の小径の円筒内面部内に侵入しようとする外
気に対しても、その気密を良好に保持することができ
る。
【0106】第4に、ターンバックル式ナットは、第一
方向雌ねじ部と第二方向雌ねじ部とを有し、所定方向の
回転操作により、この第一方向雌ねじ部と第二方向雌ね
じ部がそれぞれの対象雄ねじ部を互いに反対方向に同時
に移動させることが可能になるので、ターンバックル式
ナットの緩め時および締め付け時の回転操作量を少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示器付き圧力変換器の全体構造を示
す正面図で、計測値表示器の正面蓋を外し且つ圧力変換
器および計測値表示器の一部を破断した状態で表してい
る。
【図2】図1に示す表示器付き圧力変換器の主要部を図
1のA−A矢視方向に破断した状態で示す面図である。
【図3】図1に示す表示器付き圧力変換器における計測
値表示器の正面蓋の構成を示す正面図である。
【図4】本発明に係る圧力変換器の主体部を成す変換器
本体の詳細構成を示す縦断面図である。
【図5】図4に示す変換器本体の平面図である。
【図6】図4に示す変換器本体の外側円筒嵌合面の外面
溝に嵌着されるスナップリングの構造例を示す平面図で
ある。
【図7】図1に示す表示器付き圧力変換器における計測
値表示器のケース本体内に内蔵される電気的機能部ない
し電気的部材を示す電気的構成図である。
【図8】図1および図2に示した実施例に適用されるタ
ーンバックル式ナットの構成を詳細に示す縦断面図であ
る。
【図9】計測値表示器の表示面を圧力変換器に対して任
意の方向に回転できるように構成された従来の表示器付
き圧力変換器の構造を説明するための説明図である。
【符号の説明】
D 被測定体 1 表示器付き圧力変換器 O 中心軸 10 圧力変換器 11 変換器本体 14 取付け用雄ねじ部 15 スパナ掛け部 16 取付け用接触端面 17 第一方向雄ねじ部 19 外面溝 20 連結用接触端面 21 環状溝 22 植立孔 23 固定側回転制限ピン 24 スナップリング 25 銅製パッキング 30 起歪体部材 31 小円柱状の突起部 32 起歪部 33 フランジ部 34,35 各一対のひずみゲージ 36 気密端子部材 37 接続ケーブル 40 計測値表示器 41 ケース本体 42 コネクター接続部 43 連結突起部 44 連結用接触端面 45 可動側回転制限ピン 46 第二方向雄ねじ部 48 内面溝 49 Oリング 50 ターンバックル式ナット 51 第一方向雌ねじ部 52 第二方向雌ねじ部 53 スパナ掛け部 60 電気的機能部ないし電気的部材 61 配線基板 62 入力端子 63 ホイートストンブリッジ回路 64 一次アンプ部 65 A/D変換部 66 表示部 67 圧力設定コンパレータ 68 二次アンプ部 69 アナログ用コネクター 70 ケース蓋 71 表示窓 72 操作パネル 80 補助固定板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力計測手段を内蔵し且つ被測定体に着
    脱可能に取り付け得る結合部を有するように構成された
    圧力変換器と、 この圧力変換器に突出的に設けられ、且つ、少なくとも
    所定方向の螺旋方向を持つ第一方向雄ねじ部と接触端面
    とを有するように構成された第一ねじ連結手段と、 前記圧力変換器の前記圧力計測手段からの出力に基づい
    てそのときの計測結果を表示値に変換する計測出力変換
    手段とこの計測出力変換手段からの出力を外部に表示す
    る表示面とを有するように構成された計測値表示器と、 この計測値表示器に突出的に設けられ、且つ、前記第一
    ねじ連結部の螺旋方向とは逆方向の螺旋方向を持つ第二
    方向雄ねじ部と前記第一ねじ連結部の前記端面と接触し
    得る接触端面とを有するように構成された第二ねじ連結
    手段と、 前記第一ねじ連結手段の第一方向雄ねじ部と螺合し得る
    第一方向雌ねじ部および前記第二ねじ連結手段の第二方
    向雄ねじ部と螺合し得る第二方向雌ねじ部を内周面の一
    方の半部および他方の半部にそれぞれ有し、且つ、自身
    が第一方向と逆方向に回転したときに、前記第一ねじ連
    結手段の接触端面と前記第二ねじ連結手段の接触端面と
    を接触させるように両方の前記雄ねじ部に同時に螺合す
    るように設けられたターンバックル式ナットとを、有す
    るように構成したことを特徴とする表示器付き圧力変換
    器。
  2. 【請求項2】 圧力計測手段を内蔵し且つ被測定体に着
    脱可能に取り付け得る結合部を有するように構成された
    圧力変換器と、 この圧力変換器に突出的に設けられ、且つ、少なくとも
    所定方向の螺旋方向を持つ第一方向雄ねじ部と接触端面
    とを有するように構成された中空状の第一ねじ連結手段
    と、 前記圧力変換器の前記圧力計測手段からの出力に基づい
    てそのときの計測結果を直読式の表示値に変換する計測
    出力変換手段とこの計測出力変換手段からの出力を外部
    に表示する表示面とを有するように構成された計測値表
    示器と、 この計測値表示器に突出的に設けられ、且つ、前記第一
    ねじ連結部の螺旋方向とは逆方向の螺旋方向を持つ第二
    方向雄ねじ部と前記第一ねじ連結部の前記端面と接触し
    得る接触端面とを有するように構成された中空状の第二
    ねじ連結手段と、 前記第一ねじ連結手段の第一方向雄ねじ部と螺合し得る
    第一方向雌ねじ部および前記第二ねじ連結手段の第二方
    向雄ねじ部と螺合し得る第二方向雌ねじ部を内周面の一
    方の半部と他方の半部にそれぞれ有し、且つ、自身が第
    一方向と逆方向に回転したときに、前記第一ねじ連結手
    段の接触端面と前記第二ねじ連結手段の接触端面とを接
    触させるように両方の前記雄ねじ部に同時に螺合するよ
    うに設けられたターンバックル式ナットと、 前記第一ねじ連結手段の中空部分および前記第二ねじ連
    結手段の中空部分に挿通され前記圧力変換器の圧力計測
    手段と前記計測値表示器の計測出力変換手段とを電気的
    に接続する電気的接続線とを、備えたことを特徴とする
    表示器付き圧力変換器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された表示器付き圧力変
    換器において、 前記第二ねじ連結手段の中空部分に形成された内側円筒
    嵌合面と、 前記第二ねじ連結手段の前記内側円筒嵌合面に嵌合する
    ように前記第一ねじ連結手段の接触端面に突出的に形成
    され、且つ、前記第一ねじ連結手段の接触端面と前記第
    二ねじ連結手段の接触端面とが接触状態にあるときに、
    自身の突出端面近傍部分が前記計測値表示器内に突出す
    るように設けられた外側円筒嵌合面とを有し、 前記ターンバックル式ナットが所定回転以上第二方向に
    回転されたときに、前記第一ねじ連結手段と前記第二ね
    じ連結手段とが嵌合軸方向に相対的に離脱するのを防止
    するために、前記外側円筒嵌合面の前記突出端面近傍部
    分に設けられた軸上変位量制限手段とを、付設したこと
    を特徴とする表示器付き圧力変換器。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載された表示器付
    き圧力変換器において、 前記第一ねじ連結手段の接触端面と前記第二ねじ連結手
    段の接触端面との間に、両方のねじ連結手段の相対回転
    角度を360度未満の角度に制限する回転量制限手段を
    付設したことを特徴とする表示器付き圧力変換器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10318870A (ja) * 1997-05-16 1998-12-04 Nagano Keiki Co Ltd 防水型圧力計
JP2007322238A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sunx Ltd 圧力センサの取付構造及び取付具
JP2008249499A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nagano Keiki Co Ltd 計測器
JP2012132930A (ja) * 2009-05-13 2012-07-12 Krone:Kk 圧力計

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