JPS6159234A - 壁面摩擦応力計 - Google Patents

壁面摩擦応力計

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Publication number
JPS6159234A
JPS6159234A JP18034684A JP18034684A JPS6159234A JP S6159234 A JPS6159234 A JP S6159234A JP 18034684 A JP18034684 A JP 18034684A JP 18034684 A JP18034684 A JP 18034684A JP S6159234 A JPS6159234 A JP S6159234A
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JP
Japan
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force
friction
receiving plate
plate
diaphragm
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JP18034684A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Suzuki
鈴木 芳博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)  技術分野 本発明は、壁面に取付けられ、該壁面に沿って流動する
流動土砂、泥水、粒状の穀物等の流動物が該壁面に及ぼ
す摩擦力を検出するための壁面摩擦応力計に関するもの
である。
(b)  従来技術 トンネルや下水道等の掘進を行う場合、掘進機と地盤と
の間あるいは掘進と同時に挿入されるシールドと地盤と
の間には、掘進力(掘進速度)や地盤またはシールドの
材質等に応じた摩振力が生じる。また1粒状の穀物等を
収納するサイロの内壁面や、土砂、石炭等を移送する管
路の管壁等にもこれら流動物による摩擦力が生じる。こ
のような摩擦力の計測は、土木工事や構築物等の管理あ
るいは種々の実験、研究等を行う際に必要となる重要な
要素である。
ところで、上記摩擦力を検出するためには、測定壁面と
同一の状態に形成した摩擦面が物体から受ける摩擦応力
(a振部に生じるすベリ方向の剪断応力)を検出すれば
よい、しかしながら、この摩擦面には、測定しようとす
る摩擦力のみならずこの面に垂直な力も同時に作用する
ため、この垂直力が摩擦力の検出に影響を及ぼさないよ
うに構成する必要がある6 従来、摩擦力を検出する装置としては、特開昭51−1
24481号に開示された「物体間の接触面に作用する
摩擦力を直接検出する摩擦力測定装置」 (以下「従来
装置」という)があった、この従来装置は、ケーソンや
ウェル等の沈設時に地盤と構造物間の周辺に生じる摩擦
力を検出するためのもので、第2図(a)、(b)に示
すような構成となっている。
即ち、同図(a)は、従来装置の正面中央横断面図であ
り、構造物に一体的に固定される外箱1と、外箱1内に
所定の間隔を存して収納された内箱2とからなっている
。3,4は内箱2に固定され外箱lに設けられた次述す
るボールブツシュにより支持された2本の8捧、5,6
は圧縮型のロードセルである。8捧3,4は、外箱1に
取付けられたボールブツシュ7によって同図上下方向に
のみ自由に移動できる状態に支持されている。8,9は
外箱1に固定されロードセル5,6の受圧面に当接され
た支圧部材である。同図(b)は、上記従来装置の構成
を示す同図(a)のA−A線矢視方向断面図である。
内箱2内にはコンクリートlOが充填されており、その
表面は構造物と同じ物理特性を有するように形成された
摩擦面11となっている。
このような構成の従来装置は1例えば構造物と面一の状
態に配設された摩擦面11に地盤等が当接し同図上下方
向に摩擦力が付与されたとき、内箱2はその摩擦力の方
向に移動される。
これに対し、外箱1は構造物に固定されているため各ロ
ードセル5,6は支圧部材8,9に押し付けられ摩擦力
に応じた圧縮荷重が検出されることとなる。
しかしながら、この従来装置では、内箱2がボールブツ
シュ7によって支持されているため、地盤から第2図の
上下方向のみの力を受ける場合には、ボールブツシュ7
の部分の摩擦力の影響を僅かに受けるが比較的誤差の少
ない状態で摩擦力を検出することができるものの、この
上下方向以外の力の成分を有する場合には測定すべき摩
擦力の一部がボールブツシュ7と8捧3゜4あるいは外
箱1との間に生ずる摩擦力と相殺(吸収)されてしまう
ため誤差が生じ易かった。
また、摩擦面11の物理特性は構造物と同一であること
が望ましいが、この場合摩擦面11を簡単に交換し難く
、殆んどの場合各測定対象たる構造物に応じ個々に装置
を製作しなければならず、また、同図で上下両方の摩擦
力を検出するためには少なくとも2台のロードセル5,
6が必須である等のためにコストが高くつくという難点
があった。また、その原理構成よりみて装置の軽量小型
化が難しく、管路内等における流動体による摩擦力を検
出するには不向きなものであった。さらにまた、上記従
来装置は、摩擦面上での感度方向(最も鋭敏に感応する
方向)に対し任意のベクトル方向からの摩擦応力が生じ
た場合、そのベクトルに対応する正確な出力が出にくい
という難点もあった。
(c)  目的 本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、小型。
軽量で被測定対象たる壁面に容易に取付けることができ
、流動物が壁面に及ぼす摩擦力を該壁面の種類に応じて
容易に且つ正確に検出することができ、しかも従来のも
のに比べ著しく安価な壁面摩擦応力計を提供するにある
(d)  構成 本発明は、流動物が壁面に及ぼす摩擦力を検出する壁面
摩擦応力計において、前記壁面と少なくとも材質および
表面の粗さが略同一の状態に形成された摩擦面を有する
IB摩擦板1着脱自在に装着された前記摩擦板の前記摩
擦面に負荷された前記流動体による力を受ける第1の受
力板と、この第1の受力板と僅かな間隙を存して略平行
に配設され中央部が前記第1の受力板の中央部と力伝達
部を介して一体または一体的に連接された第2の受力板
と、前記壁面への取付部が形成された剛性大なる取付基
体と、前記第2の受力板の中央部に対して対称となるよ
うに複数本配設され各一端が前記第2の受力板に略垂直
に固定されそれぞれの他端が前記取付基体またはこれと
一体的な部材に垂直に固定された柱状弾性体と、前記摩
擦面と膜面が直交するようにして配設されたダイヤフラ
ムを有し前記取付基体またはこれと一体的な部材に固定
された受感部と、前記第2の受力板に一端が固定され他
端が前記ダイヤフラムまたはこれと同効の前記受感部の
一部と点接触状態で当接され前記摩擦力に応じて前記ダ
イヤフラムにひずみを生ぜしぬる力伝達手段と、前記ダ
イヤフラムに添着され前記ひずみを検出するひずみゲー
ジとを備えたことを特徴とするものであり、このような
構成とすることによって上述の目的を達成することがで
きる。
以下、本発明を添付図面に示す実施例に基き詳細に説明
する。
第1図(a)および(b)は、本発明の一実施例に係る
壁面摩擦応力計の構成を一部破断して異なる断面を示す
中央縦断面図および同図  □(a)におけるB−B線
矢視方向断面図である。
同図(a)において、12は摩擦力を測定すべき壁面と
同じ材質よりなる円板状を呈した摩擦板で、その表面は
壁面と同じ粗さに形成された摩擦面12aとなっており
、裏面側中央は突状に形成されて雄ネジ部12bとなっ
ている。
13は円板状に形成された剛性大なる第1の受力板で、
その一方の面の中央には雌ネジ部13aが形成され、周
縁部は摩擦板12の厚さ分だけ突出した摩擦板保持部1
3bとなっている。摩擦板12は、その雄ネジ部12b
が雌ネジ部13aに螺合することで第1の受力板13と
連結され、さらに、摩擦板保持部13bの4箇所に設け
られたネジ孔(雌ネジ)13cに螺合した止めネジ14
の先端により摩擦板12が不用意に緩まないように固定
されている。15は、第1の受力板13と同じく剛性大
なる原肉円板状に形成された第2の受力板で、その一方
の面が第1の受力板13から微小間隙りを隔てて平行に
配設されており、中央に穿設された開口部15aに第1
の受力板13の中央より突設された力伝達部13dが嵌
合され、他方の面側か溶接等により一体的に固着されて
いる。16゜17.18.19 (同図(b)参照)は
、弾性を有し、それぞれの両端にフランジ状となった固
定座16a 、16b 、17a 、17b、18a。
18b 、19a 、19bを有する柱状弾性体である
。これらの柱状弾性体16〜19は、第2の受力板I5
の他方の面(図においては下面)に略垂直に、第2の受
力板15の中心部に対称となるようにそれぞれ3本の固
定ネジ20によって固定されている。21は、円板状に
形成された剛性大なる固定板であり、この固定板21に
は、第1図(b)に示すように3本の固定ネジ22によ
り柱状弾性体16〜19の固定座16b〜19bが固定
されている。また、この固定座16b〜19bの座面側
には凹状溝16c〜19cが形成されており、固定ネジ
22の外周から侵入する水分や湿気を遮断するためのO
リ   ′レグ23が各固定座16b〜19bと固定板
21との間に介挿されている。24は、剛性大なる柱状
体の一端にフランジ状の固定座24aを有しJI!擦面
振部交する方向に伸びる力伝達部材であり、この固定座
24aが4本の固定ネジ 25により柱状弾性体16.
t9の間の第2の受力板15の面上に固定されてν;る
。この力伝達部材24の他端側には、摩擦面に沿う方向
のネジ孔24bが形成されており、そのネジ孔24bに
は摩擦面12aと平行に力伝達ピン26が螺合され、緩
み止めナツト27によりその位置が固定されている。2
8は、箱形を呈しその底面がダイヤフラム288とされ
た受感部であり、その側壁の一つが固定Fi21の中央
に穿設された開口部21aの外側近傍に固定ネジ29に
より固定され、ダイヤフラム28aの膜面が摩擦板12
の摩擦面12aと直交するように配設されている。また
、ダイヤフラム28aの膜面は、さらに力伝達ピン26
の軸とも直交するように配設されており、ダイヤフラム
28aの中央に突出形成された受座28bに力伝達ピン
26の先端部26aが当接されている。
受感部28内のダイヤフラム28aの面上にはひずみゲ
ージ30が接着、蒸着、等の手段により添着されている
。そして、この受感部28は溶接等で固定された蓋部材
31により密閉されており、蓋部材31に穿設された貫
通孔に絶縁封止材としてのガラス等により封止固定され
た気密端子32とひずみゲージ30とがリード線33に
より電気的に接続されている。固定板21は、中央の開
口部21aの周縁が受感部28と反対の方向に突出し、
中空円筒状の雄ネジ部21bが形成されており、その開
口端には蓋部材34と弾性を有したカバ一部材35が取
付けられ、さらにその間に気密リング3G内を貫通して
気密状態で保持された気密端子37が挿通されている。
そして、この気密端子37と気密端子32とは、開口部
218を介してリード線38により接続されている。ま
た、雄ネジ部21bより突出した気密端子37はリード
線39を介してケーブル4oと接続されている。
このケーブル40は外部の計測is <図示せず)と接
続している。41は、中空円筒状を呈し一端(図におい
ては上端)側内層に雌ネジ部41aを有したシーリング
キャップであり、この雌ネジ部41aが固定板21の雄
ネジ部21bに螺合され、その一端が固定板21の面に
当接している。シーリングキャップ41の他端側内周に
は1段部41bが形成されており、この段部41bに当
接して座金428、次いで耐水圧用のゴムブツシュ43
、さらに座金42bの順で嵌挿され、最後に他端側内周
に形成された雌ネジ部41cにケーブルグランド44が
螺合され、それによってケーブル40を密閉保持してい
る。
45は、一端が開口された有底円筒状を呈し、他端にフ
ランジ部45aを有する取付基体であり、その底面中央
にはシーリングキャップ41の外径と略同径の開口部4
5bが穿設されている。そして、この取付基体45の円
筒状を呈する内部に、固定板21が内底面と当接される
まで嵌挿され、順にこれに取付けられた柱状弾性体16
〜19、第2の受力板15、第1の受力板13.摩擦板
12が収容される。このとき取付基体45の開口端が摩
擦板12の摩擦面12aと面一の状態となるように設定
されている。そして、この取付基体45の円筒状をなす
内面部と第1の受力板13との間隙Hには樹脂が充填さ
れる。取付基体45と固定板21とは、取付基体45側
から螺入された4本の固定ネジ46により固定されてい
る。また、固定板21上には2つの同心円状の凹状溝2
1cが形成されており、この凹状溝21cに嵌挿された
Oリング47により固定板21と取付基体45間の気密
が保持されている。取付基体45とシーリングキャップ
41間の気密は、シーリングキャップ41の一端側の外
周に形成された凹状溝4]dに嵌挿された0リング48
により保持されている。また、取付基体45の円筒部内
周に形成された凹状溝45cに嵌挿したOリング49は
、第2の受力板15の周縁と密着しており、受感部28
の周辺部の気密を保持している。取付基体45の他端側
(図においては上端側)周縁には、4箇所の作業孔45
dが第1の受力板13のネジ孔13cの位置に対応して
穿設されており、この作業孔45dを介して止めネジ1
4を締め付けたりあるいは緩めたりできるように構成さ
れている。この作業孔45dには、止めネジ14の締め
付けが終了された後、メクラネジ50を螺合し作業孔4
5dからの土砂等の流入を防止している。45eは、取
付基体45のフランジ部45aに4箇所設けられ、摩擦
面12aを壁面と面一の状態となるようにして取付基体
45を壁面に取付けるための取付部としての取付ボルト
挿通孔であり、45fは、壁面または後述する取付治具
と取付基体45との間の気密を保持するための0リング
を嵌挿させる凹状溝である。
第3図は、第1図(a)、(b)のように構成された壁
面摩擦応力針を壁面に取付けた状態を一部破断して示す
側面図である。
同図において、51はこの壁面摩擦応力針が取付けられ
たタンクまたは管路等の取付壁である。52は、摩擦板
12の摩擦面12aが取付壁51の壁面51aと面一の
状態となるような厚さを調整する取付治具であり、溶接
等により取付壁51に固着される。そして、この壁面摩
擦応力針は、取付基体45のフランジ部45aに穿設さ
れた取付ボルト挿通孔45eに挿通された取付ボルト5
3を取付治具52に形成された雌ネジに嵌合することに
よって固定される。
54は、凹状溝45fに嵌挿され、取付治具52と取付
基体45間の気密を保持するQリングである。
次に、以上のように構成され且つ被測定対象たる壁面に
取付けられた壁面摩擦応力針の動作を説明する。
第3図の状態で壁面51a上を例えば土砂が流動したと
する。そのとき、第1図において。
摩擦板12は、流動土砂が摩擦面12aに及ぼす摩擦力
により同図の水平方向に変位せられる。
このとき、第1の受力板13は摩擦板12と一体的に変
位し、その変位が中央部の小径の力伝達部13dを介し
て第2の受力板15に伝達される。第2の受力板15は
、正四角形状に配設された4本の柱状弾性体16〜19
により支持されており、第1の受力板13の変位を受は
各柱状弾性体16〜19が側方よりみた場合平行四辺形
を押しつぶすごとく曲げられるため、固定板21に対し
て常に平行に変位する。そして、第2の受力板15に固
定された力伝達部材24は、第2の受力板15とともに
変位し、その端部に螺合した力伝達ピン26の先端部2
6aが受感部28におけるダイヤフラム28aの受座2
8bを押圧する。その結果、ダイヤフラム28aは、第
2の受力板15の変位量に応じて撓むことどなる。ダイ
ヤフラム28aの変状(ひずみ)は、それに添着された
ひずみゲージ30の抵抗値変化として検出されリード線
33、気密端子32.リード線38、気密端子37およ
びケーブル40を介して外部の計8+q a器に電気信
号として伝達される。
以上の動作説明は、摩擦面12aに平行な摩擦力のみが
加わった場合についてのものである。
しかしながら、実際上摩擦面12aに負荷される力は、
摩擦面12aに垂直な成分を含んでおり、しかもその垂
直成分の分布は摩擦面12aに対して一般には一様では
ない。
そこで、先ず、摩擦面12aに一様な垂直力が負荷され
たとすると、摩擦板12.第1および第2の受力板13
.15は、摩擦面12aに直交する方向(図においては
垂直下方)に変位する。そして、力伝達ビン26の先端
部26aも、受座28bの面に沿って垂直下方に移動さ
れる。従って、ダイヤフラム28aは、この垂直力によ
って変位されることがなく、摩擦面12aに負荷された
力は垂直成分を含まない状態で検出されることになる。
次に、摩擦面12aに不均一な垂直力すなわち偏心垂直
荷重が負荷されたとする。このとき摩擦板12および第
1の受力板13は、第1の受力板13に対して充分に小
径とされた力伝達部13dを中心としていずれかの方向
に傾く。
しかしながら、第1の受力板13と第2の受力板15と
は中央部の小径の力伝達部13dのみで連結されている
ため、第1の受力板13の傾斜による第2の受力板15
へのモーメントの伝達は極めて小さなものとなり、第2
の受力板15は殆んど傾斜することがない、すなわち。
第1の受力板13と第2の受力板15との間には微小間
隙りが設けられているため、たとえ第1の受力板13が
偏心荷重により変形(傾斜)することがあっても、第2
の受力板15にその影響が及ぶことはない、また、ダイ
ヤフラム28aは、感度方向、すなわち第1図(a)の
状態で左右方向の摩擦力以外の力は検出しない構造とな
っているため、この壁面摩擦応力計の感度方向に生じた
摩擦力のみを純粋に検出することができる。
このように、上述した実施例においては、被測定対象た
る壁面に生じる摩擦力を垂直成分や偏心荷重による影響
を受けることなく感度方向は勿論のこと、任意方向摩擦
力の感度方向分力も検出することができる。しかも、ダ
イヤフラム28aを力伝達ピン26により予めいずれか
一方向に変位、即ちバイアスさせておけば、一つの受感
部28で双方向の摩擦力を検出することもできる。
また、摩擦板12は、容易に交換することができるため
、一台の摩擦応力計で種々の壁面の摩擦力を検出でき極
めて汎用性が高く、従って経済的である。また、摩擦板
12のみを取外す  ゛ことができるため、補修も容易
で、この面でも経済的である。
また、従来の如くボールブツシュ7等の支持部材を用い
ていないため摩擦力が吸収されることがなく、従ってヒ
ステリシスが極めて小さく正確な摩擦力の検出ができる
また、この壁面11!擦応力計は、小型でa量に構成す
ることができるため、大型な構造物の壁面に生じた摩擦
力のみならず、管壁等の小型で弯曲した壁面にも取付け
ることができ、その壁面に生じた摩擦力を手軽に検出す
ることができる。
さらに、上記実施例のものは、摩擦板12を被測定対象
の壁面と同一の材質とし、しかも表面の粗さも同一の条
件に揃える方式であるから。
摩擦板12に摩耗が生じるときは、同時に構造体等の壁
面も同様に摩耗するため、摩擦板12の摩耗による感度
変化は生じない。
さらにまた、各固定部と可動部との間、固定ネジにより
固定された部材相互間には、それぞれ0リングにより気
密が保持さ九、受感部28のひずみゲージ30も気密端
子31.37等により防湿手段を溝ぜられているから、
防水性。
耐水圧性にも優れている。
また、複数の壁面摩擦応力計を用いることにより、最大
摩擦方向、すなわち流動物の流動方向を容易に検出する
ことができる。
尚1本発明は、上述した実施例のみに限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変
形実施が可能である。
例えば、摩擦面の形状は実施例のごとく平板なものに限
らず、管壁に沿って曲面状に形成されていてもよい。
また、柱状弾性体16〜19は、第2の受力板15を支
持し、第2の受力板15を固定板21に対して平行な状
態で変位させることができるならば2本であっても、あ
るいは6本以上の偶数本であってもよい。
また、固定ネジにより固定された2つの部材は、組立1
分解等に支障がなければ、一体に構成してもよいし、溶
接等により固着してもよい。
(e)  効果 以上詳述したように本発明によれば、小型。
軽量、安価に構成できるとともに、摩擦面に沿う方向以
外の圧力に対して影響を受けずに精度よく壁面での摩擦
応力を検出することができ、摩擦板の摩擦面が摩耗して
も感度変化がなく。
摩擦面上での感度方向に対し任意のベクトル方向から摩
擦応力が、生じたとしてもそのベクトル分に対応した感
度だけを精度よく検出する(但し、感度方向に対し90
@方向からの摩擦応力が生じたとしてもその摩擦応力は
検出しない)ことができ、被測定対象物たる壁面に現実
に生ずる摩擦応力を容易且つ正確に検出し得る壁面11
!擦応力計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は、それぞれ本発明の一実施
例の構成を示す中央縦断面図および同図(a)のB−B
線矢視方向断面図、第2図(a)および(b)は、従来
装置の正面中央横断面図および同図(a)のA−A線矢
視方向断面図、第3図は、同実施例を壁面に8置した状
態を一部破断して示す側面図である。 12・・・・・・摩擦板、    12a・・・・・・
摩擦面。 13.15・・・・・・受力板、13d・・・・・・力
伝達部、16〜19・・・・・・柱状弾性体、 21・・・・・・固定板。 24・・・・・・力伝達部材、 26・・・・・・力伝
達ピン、28・・・・・・受感部。 28a・・・・・・ダイヤフラム。 30・・・・・・ひずみゲージ。 41・・・・・・シーリングキャップ、45・・・・・
・取付基体。 45a・・・・・・プランジ部、 45d・・・・・・作業孔。 45e・・・・・・取付ボルト挿通孔。 51・・・・・・取付壁。 51a・・・・・・壁面。 52・・・・・・取付治具。 53・・・・・・取付ボルト。 第   2  図 (a)     (b) 第   3  図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流動物が壁面に及ぼす摩擦力を検出する壁面摩擦
    応力計において、前記壁面と少なくとも材質および表面
    の粗さが略同一の状態に形成された摩擦面を有する摩擦
    板と、着脱自在に装着された該摩擦板の前記摩擦面に負
    荷された前記流動体による力を受ける第1の受力板と、
    この第1の受力板と僅かな間隙を存して略平行に配設さ
    れ中央部が前記第1の受力板の中央部に力伝達部を介し
    て一体または一体的に連接された第2の受力板と、前記
    壁面への取付部が形成された剛性大なる取付基体と、前
    記第2の受力板の中央部に対して対称となるように複数
    本配設され各一端が前記第2の受力板に略垂直に固定さ
    れそれぞれの他端が前記取付基体またはこれと一体的な
    部材に垂直に固定された柱状弾性体と、前記摩擦面と膜
    面が直交するようにして配設されたダイヤフラムを有し
    前記取付基体またはこれと一体的な部材に固定された受
    感部と、前記第2の受力板に一端が固定され他端が前記
    ダイヤフラムまたはこれと同効の前記受感部の一部と点
    接触状態で当接され前記摩擦力に応じて前記ダイヤフラ
    ムにひずみを生ぜしめる力伝達手段と、前記ダイヤフラ
    ムに添着され前記ひずみを検出するひずみゲージとを備
    えたことを特徴とする壁面摩擦応力計。
JP18034684A 1984-08-31 1984-08-31 壁面摩擦応力計 Pending JPS6159234A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102706224A (zh) * 2012-05-23 2012-10-03 西安近代化学研究所 一种摩擦载荷加载装置
CN103353366A (zh) * 2013-07-25 2013-10-16 北京航空航天大学 一种用于圆盘摩擦副接触压力动态测量方法
CN105064416A (zh) * 2015-07-28 2015-11-18 中国电建集团西北勘测设计研究院有限公司 一种沉井摩阻力计及其施工方法
JP2016130406A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 株式会社安藤・間 せん断力計、並びにこれを用いた土圧シールド工法に使用するチャンバー内掘削土の性状測定評価方法、シールド掘進機、及び土砂の塑性流動性試験装置
JP2018131768A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 株式会社東横エルメス 周面摩擦計

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