JPH0674772U - 折れ雨戸の煽り止め装置 - Google Patents

折れ雨戸の煽り止め装置

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JPH0674772U
JPH0674772U JP1638493U JP1638493U JPH0674772U JP H0674772 U JPH0674772 U JP H0674772U JP 1638493 U JP1638493 U JP 1638493U JP 1638493 U JP1638493 U JP 1638493U JP H0674772 U JPH0674772 U JP H0674772U
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JP
Japan
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door
door plate
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rail
frame
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Application number
JP1638493U
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English (en)
Inventor
渉 西藤
恵一 角海
Original Assignee
ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外壁の意匠性の低下と、外壁への損傷を回避
しながら折れ雨戸の開放状態での煽りを防止する。 【構成】 戸先戸板9の開放位置付近のレール12に沿っ
て設置され、開放位置付近での戸先框91の移動と共に往
復動する連動部材2と、連動部材2に接続され、開放状
態での吊元戸板8を保持し、室内側への移動を拘束する
受け部材3から構成され、受け部材3が戸先戸板9の戸
先框91の移動と共にレール12の端部位置から出入りする
ことにより戸板閉鎖時の外壁の意匠性の低下と、外壁へ
の損傷を回避するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は開放状態での折れ雨戸を煽りに対して拘束する折れ雨戸の煽り止め 装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
2枚の戸板を蝶番で連結した折れ雨戸は閉鎖側に位置する戸先戸板が操作され ることにより開閉するが、開放位置付近では両戸板が縦枠回りに回転することか ら、戸袋内に格納することができないため開放状態での風による煽りに対して拘 束される必要がある。
【0003】 従来は実公平3-8777号や実公平3-8778号のように外壁にブラケットを突設し、 これを利用して吊元戸板を面外方向の移動に対して拘束することにより煽りを防 止しているが、両戸板の閉鎖時には取り残されて屋外に露出するため外壁の意匠 を犠牲にし、また外壁に直接固定されるため壁面に損傷を与えることになる。
【0004】 この考案は上記煽り止めの問題に着目してなされたもので、外壁への影響を与 えない構造の煽り止め装置を新たに提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では開放状態での吊元戸板を保持する受け部材を、戸先戸板の戸先框の 移動と共にレールの端部位置から出入りさせることにより外壁への突設を取り止 め、戸板閉鎖時の外壁の意匠性の低下と、外壁への損傷を回避する。
【0006】 受け部材は戸先戸板の戸先框の移動と共に往復動する連動部材に接続されるこ とにより戸先戸板の開放と共にレールから開放側へ張り出し、戸先戸板の閉鎖時 にはレール側へ格納される。受け部材の室内側には押え片が突設され、受け部材 は押え片が開放した吊元戸板の室内側の側面に接触することによりその室内側へ の移動を拘束する。
【0007】 連動部材は開放位置付近のレールに沿って設置され、戸先戸板の開放位置付近 での戸先框の移動と共に往復動し、戸先戸板の開放時に開放側へ移動し、閉鎖時 に閉鎖側へ移動する。
【0008】 吊元戸板の煽りを防止する受け部材が戸先戸板の開閉に連動し、両戸板の閉鎖 時にレール側へ格納されることにより外壁の前面が開放し、外壁の意匠性は保た れる。また外壁への突設を要しないことにより壁面に損傷を与えずに済む。
【0009】 受け部材による吊元戸板の煽り止めの効果は受け部材に、戸先戸板内に設置さ れる落とし錠を受ける受け孔を形成し、落とし錠を受け部材に係合させて戸先戸 板の開放状態での面外移動を拘束することによって高められる。
【0010】
【実施例】
以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
【0011】 この考案の煽り止め装置1は図6に示すような、開口枠7の縦枠71回りに折り 畳まれて開放する、互いに連結された吊元戸板8と戸先戸板9からなる折れ雨戸 の開放状態での煽りを防止するものである。
【0012】 吊元戸板8は縦枠71に接続された蝶番10に接続されて鉛直軸回りに回動自在に 支持され、戸先戸板9は吊元戸板8に蝶番11を介して接続され、両戸板8,9は 戸先戸板9の戸先框91が開口枠7の横枠72の室外側に位置するレール12に案内さ れることにより開閉する。図示する実施例では蝶番10の軸がレール12より室内寄 りに位置することにより両戸板8,9が直線状のレール12に沿って開閉する、タ ーンテーブルを持たない折れ雨戸を示しているが、煽り止め装置1は戸先戸板9 の開放位置付近のレール12の軌道に沿って設置されるため設置対象はこれに限ら れない。
【0013】 レール12は横枠72から室外側へ張り出して設置され、あるいは連続して溝状に 形成され、溝内に、図6,図7に示すように戸先戸板9の戸先框91に突設される ガイドピン92が差し込まれることにより戸先框91の移動を案内する。
【0014】 煽り止め装置1は開放位置付近のレール12に沿い、戸先戸板9の戸先框91の移 動と共に往復動自在に設置される連動部材2と、連動部材2に接続され、連動部 材2と共に往復動し、戸先戸板9の開放時にレール12の端部位置から開放側へ張 り出し、閉鎖時にレール12側へ格納される受け部材3から構成される。図7では 煽り止め装置1を開口枠7の上下の横枠72,72位置に設置しているが、いずれか 一方に設置すれば足りる。
【0015】 連動部材2は図1に示すように例えばレール12の溝内に摺動自在に差し込まれ 、ガイドピン92を受け止めることにより戸先框91と共に移動し、受け部材3はレ ール12の背面側に固定された受け部材ガイド4内に出入り自在に収納され、レー ル12と受け部材ガイド4の互いに対向する面に明けられた案内溝121 ,41を挿通 するビス5等によって連動部材2に接続されることにより連動部材2と同時に移 動する。
【0016】 案内溝121 ,41は受け部材3の、受け部材ガイド4からの張り出し長さに対応 した長さを持ち、その両端間を連動部材2と受け部材3が往復動する。
【0017】 連動部材2は戸先戸板9のガイドピン92側が開放した形状をし、その内周には 閉鎖位置にある戸先戸板9が開放位置まで移動しきることによってガイドピン92 を受け止めて挟み込む、板バネ等の弾性部材6が固定され、連動部材2は閉鎖位 置にある戸先戸板9の開放側への移動時にガイドピン92が弾性部材6に接触する ことにより開放側へ移動し、弾性部材6が戸先戸板9の開放状態でガイドピン92 を挟み込むことにより開放位置にある戸先戸板9の閉鎖側への移動によって同時 に移動し、受け部材3を受け部材ガイド4内へ格納する。
【0018】 受け部材3は受け部材ガイド4内に差し込まれる摺動部31と受け部材ガイド4 から戸先戸板9の開放側へ張り出す受け部32からなり、受け部32の室内側には開 放した吊元戸板8の室内側への移動を拘束する押え片33が突設される。押え片33 は図6に示すように開放した位置での吊元戸板8の室内側の側面に接触する位置 に突設される。受け部材3の、両戸板8,9の煽りに対する抵抗力は案内溝121 ,41と摺動部31を長くして受け部材3の移動量を大きくし、受け部材ガイド4か ら張り出したときの受け部32を吊元戸板8の突合せ框81寄りに位置させる程、蝶 番10回りの抵抗モーメントが拡大されるため大きくなる。
【0019】 実施例では図7に示すように戸先戸板9内に設置される落とし錠13が入り込む 受け孔35を受け部材3に形成し、落とし錠13を受け部材3に係合させて戸先戸板 9の面外移動を拘束することにより両戸板8,9の開放状態での拘束効果を高め ている。戸先戸板9は落とし錠13が受け部材3に係合し、ガイドピン92が連動部 材2に挟み込まれ、2点で保持されることにより開放状態での回転移動に対して 拘束される。受け孔35は受け部32のレール12側に突設される受け片34に明けられ 、受け片34は受け部材3の格納時にはレール12内に収納される。この場合、落と し錠13は戸先戸板9の横框93内に位置するため落とし錠13の操作は図7に示すよ うにこれに連結され、戸先框91内に配置される操作部材14によって行われる。
【0020】 ここで図2〜図5により煽り止め装置1の動作を説明する。
【0021】 両戸板8,9の閉鎖状態では図2に示すように連動部材2が案内溝121 の閉鎖 側の端部に位置し、受け部材3は受け部材ガイド4内に格納された状態にあり、 戸先戸板9の開放側への移動によりガイドピン92が連動部材2の弾性部材6に接 触し、押すことにより連動部材2がガイドピン92と共に開放側へ移動し、受け部 材3が受け部材ガイド4から張り出す。図3に示すように連動部材2が案内溝12 1 の開放側の端部まで移動し、停止することによりガイドピン92が弾性部材6を 乗り越えてこれに挟み込まれ、戸先戸板9が開放しきった状態で停止する。この とき、吊元戸板8は受け部材3の押え片33によって室内側から保持され、戸先戸 板9は連動部材2に保持される。
【0022】 戸先戸板9の閉鎖時にはガイドピン92が弾性部材6に挟み込まれているため図 4に示すように戸先戸板9の閉鎖側への移動と共に連動部材2が移動し、連動部 材2が案内溝121 の閉鎖側の端部まで移動して停止することにより図5に示すよ うに受け部材3が受け部材ガイド4内に格納される。更に閉鎖側へ移動すること によりガイドピン92が連動部材2から離脱して戸先戸板9が閉鎖する。
【0023】
【考案の効果】
この考案は以上の通りであり、戸先戸板の開放位置付近での戸先框の移動と共 に往復動する連動部材と、連動部材に接続され、開放状態での吊元戸板を保持す る受け部材から構成され、受け部材を戸先戸板の戸先框の移動と共にレールの端 部位置から出入りさせるものであるため、閉鎖時には外壁の前面を開放させるこ とができ、戸板閉鎖時の外壁の意匠性が保たれると同時に、外壁への損傷を回避 することができる。
【0024】 また戸先戸板内に設置される落とし錠を受ける受け孔を受け部材に形成し、落 とし錠を受け部材に係合させて戸先戸板の開放状態での面外移動を拘束すること により受け部材による吊元戸板の煽り止めの効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の煽り止め装置の構成例を示した斜視図
である。
【図2】煽り止め装置の開放側への移動開始時の様子を
示した平面図である。
【図3】煽り止め装置が開放側へ移動し、停止した状態
を示した平面図である。
【図4】煽り止め装置の閉鎖側への移動時の様子を示し
た平面図である。
【図5】煽り止め装置が閉鎖側へ移動し、停止した状態
を示した平面図である。
【図6】折れ雨戸の開閉の様子を示した平面図である。
【図7】折れ雨戸を示した立面図である。
【符号の説明】
1……煽り止め装置、2……連動部材、3……受け部
材、31……摺動部、32……受け部、33……押え片、34…
…受け片、35……受け孔、4……受け部材ガイド、41…
…案内溝、5……ビス、6……弾性部材、7……開口
枠、71……縦枠、72……横枠、8……吊元戸板、81……
突合せ框、9……戸先戸板、91……戸先框、92……ガイ
ドピン、93……横框、10……蝶番、11……蝶番、12……
レール、121……案内溝、13……落とし錠、14……操作
部材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口枠7の縦枠71に接続された蝶番10に
    接続され、鉛直軸回りに回動自在に支持された吊元戸板
    8と、これに蝶番11を介して接続された戸先戸板9から
    なり、戸先戸板9の戸先框91が開口枠7の室外側に位置
    するレール12に案内されて開閉する折れ雨戸の、開放状
    態での煽りを防止する煽り止め装置1であり、開放位置
    付近のレール12に沿って設置され、戸先戸板9の開放位
    置付近での戸先框91の移動と共に往復動する連動部材2
    と、連動部材2に接続され、連動部材2と共に往復動
    し、戸先戸板9の開放時にレール12の端部位置から開放
    側へ張り出し、閉鎖時にレール12側へ格納される受け部
    材3からなり、受け部材3の室内側には開放した吊元戸
    板8の室内側の側面に接触し、その室内側への移動を拘
    束する押え片33が突設されていることを特徴とする折れ
    雨戸の煽り止め装置。
  2. 【請求項2】 受け部材3には戸先戸板9内に設置され
    る落とし錠13が入り込む受け孔35が明けられており、受
    け部材3は落とし錠13と共に戸先戸板9の開放状態での
    面外移動を拘束するものであることを特徴とする請求項
    1記載の折れ雨戸の煽り止め装置。
JP1638493U 1993-04-02 1993-04-02 折れ雨戸の煽り止め装置 Pending JPH0674772U (ja)

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