JP2900166B2 - 引戸用施錠装置 - Google Patents
引戸用施錠装置Info
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- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
置に関するものである。
引戸側に出没操作可能な施錠ロツドを設ける一方、閉鎖
位置で突出する施錠ロツドを係止可能なロツド受けを固
定側に設けて構成される所謂フランス落し式のものが知
られている。しかるに従来、この様な施錠装置では、閉
鎖位置以外の引戸位置で施錠ロツドを突出させ、この状
態で引戸を閉鎖させた場合に、施錠ロツドとロツド受け
とがぶつかり、その衝撃によつて両部材が変形したり破
損したりすると共に、戸のそれ以上の閉鎖ができず隙間
の開いたままになってしまうという欠点があつた。
機の付勢力でロツド係止姿勢を維持する一方、突出状態
の施錠ロツド8が接当した場合には弾機の付勢力に抗し
て退避作動することで両部材の変形および破損を回避す
ると共に、戸が全閉になるようにしたものが知られる
が、このものでは、ロツド受け12が、退避作動後に弾機
付勢力を受けてロツド係止姿勢に自動的に復帰して施錠
ロツド8を係止することになるため、ロツド突出状態で
室外側から引戸を閉鎖させた場合にはロツクアウトされ
てしまうという新たな欠点が生じ問題となつている。
することができる引戸用施錠装置を提供することを目的
として創案されたものであつて、引戸側に、施錠操作機
構の施錠操作に連動して戸体から上下方向に出没して施
錠姿勢と解錠姿勢とに変姿する施錠ロツドを設ける一
方、躯体側に、閉戸状態で施錠姿勢の施錠ロツドが嵌合
するロツド嵌合部を形成してなるロツド受けを設けて構
成される引戸用施錠装置において、前記ロツド受けに、
施錠姿勢の施錠ロツドがロツド嵌合部へ出入りすること
を許容する凹部を形成すると共に、該凹部には、凹部開
口の開閉をするよう設けた開閉レバーと、施錠姿勢の施
錠ロツドがロツド嵌合部から抜け出るのを規制すべく開
閉レバーの開口開放側への移動規制をするストツパと、
開閉レバーをストツパに接当せしめるべく開口閉鎖側に
向けて付勢する弾機とを設け、さらに前記開閉レバー
は、引戸の閉戸作動に基づいて施錠姿勢の施錠ロツドが
戸尻側から接当して押圧された場合に、凹部溝底側に向
けて退避して該押圧された開閉レバーを退避姿勢のまま
に維持する長さに設定されていることを特徴とするもの
である。
びロツド受けの変形や破損が回避した状態で戸を全閉で
きるものでありながら、ロツクアウトも防止できるよう
にしたものである。
図面において、1は引戸であつて、該引戸1の上框1aに
はハンガーローラ2を回動自在に軸支する一対のローラ
ブラケツト3が一体的に設けられており、そして引戸1
は、上記両ハンガーローラ2が開口上部に横設されるガ
イドレール4上を走行することによつて開閉作動するも
のであるが、これらの構成は従来通りである。
引戸クローザであつて、該引戸クローザ5のドラム部5a
に懸回される歯付きベルト6の一端は戸先側ローラブラ
ケツト3に係止され、また他端は従動プーリ7を介して
戸尻側ローラブラケツト3に係止されている。即ち、引
戸クローザ5は、引戸1の開放作動に伴うドラム部5aの
回動により内装する弾機(図示せず)に蓄力される閉戸
力で、ドラム部5aを反転させて引戸1を自動的に閉鎖せ
しめる所謂自閉引戸に構成している。
錠ロツドであつて、該施錠ロツド8は、基端側が連結さ
れる施錠操作機構9の施錠、解錠操作に伴う上下動で、
その先端部が引戸1の上面に穿設されるロツド孔1bを介
して引戸1上端において出没する施錠姿勢と解錠姿勢と
に変姿する構成となつており、そして引戸1の全閉状態
における施錠操作時には、施錠姿勢になつて突出した先
端部が戸先側縦枠10の上端部にブラケツト11を介して取
付けられるロツド受け12の後述する係止作用を受けて引
戸1の開放作動を規制するようになつている。
aを有するU字形状で、また左右端にはそれぞれ固定片1
2bが突設されるものであるが、凹部12aの前端にある開
口側には前記施錠ロツド8を係止するための係止レバー
(本発明の「開閉レバー」に相当する)12cが支軸12dを
介して前後揺動自在に設けられている。即ち、係止レバ
ー12cは、常時は支軸12dに巻装される弾機12eの付勢力
で、ロツド受け12の前端縁に形成される係止片12fに接
当する姿勢に保持され、そしてこの姿勢では上記凹部12
aの開口を塞ぐことで、閉鎖時における前記施錠操作に
よつて凹部12a内に嵌入する施錠ロツド8を係止して引
戸1の開放作動を規制するが、開放時において施錠ロツ
ド8を突出させたまま引戸1を閉鎖させた場合、係止レ
バー12cは、施錠ロツド8との接当により押圧され弾機1
2eの付勢力に抗して溝奥側に退避して施錠ロツド8の凹
部12a内溝奥部への嵌入を許容し、そして係止レバー12c
は、この退避姿勢においては、施錠ロツド8を越えて係
止片12fに接当する姿勢になることがない長さ設定がな
されていて該退避姿勢のままに維持されて施錠ロツド8
の係止をすることがなく、これによつて全閉状態になつ
た引戸1の開放作動を許容するようになつている。
1を閉鎖状態にして施錠操作したときには、施錠姿勢に
突出した施錠ロツド8がロツド受け12の凹部12a内に嵌
入し、そして係止片12fによつてそれ以上の戸尻側への
揺動が規制される係止レバー12cが施錠ロツド8を凹部1
2a内に係止することで引戸1の開放作動が規制されて施
錠状態になるが、引戸1を開放状態にしたときに施錠操
作により施錠ロツド8が施錠姿勢になつたままの状態で
引戸1が閉鎖作動した場合、施錠ロツド8は係止レバー
12cに戸尻側から接当して押圧することになるが、該係
止レバー12cは、弾機12eの付勢力に抗する状態で溝奥側
に揺動する退避作動をして施錠ロツド8との衝突を避け
ることで施錠ロツド8およびロツド受け12の変形や破損
が回避されると共に、施錠ロツド8が溝奥側まで移動し
て引戸1は隙間のない全閉状態となる。しかもこの状態
では、係止レバー12は、施錠ロツド8に押圧されて溝奥
まで移動した姿勢を維持していて、施錠ロツド8を係止
する係止片当接位置まで移動することはなく、これによ
つて引戸1の開放作動を許容することでロツクアウトが
防止されることになる。
1側に出没操作可能に設けられる施錠ロツド8が、閉鎖
位置において固定側に設けられるロツド受け12に係止さ
れることで引戸1の開放を規制する所謂フランス落し式
に構成されるものにおいて、施錠ロツド8が突出した施
錠姿勢で引戸1を閉鎖させた場合、施錠ロツド8は、ロ
ツド受け12を押圧して退避させるものであるが、該退避
作動した係止レバー12cは、施錠ロツド8が凹部12aの溝
奥内に嵌入した後も退避姿勢を維持することになつて施
錠ロツド8の戸開放方向への移動を許容することにな
る。従つて、開放状態で施錠操作したまま引戸1を全閉
した場合には、解錠操作をしないでも引戸1の開放は許
容されることになり、この結果、引戸1の全閉ができな
がら、ロツクアウトおよび部材の破損が防止された引戸
用施錠装置とすることができる。
あるから、引戸側に設けられる施錠ロツドを、引戸の閉
鎖位置において施錠操作をしてロツド受けに係止するこ
とで引戸の開放を規制するものであるが、施錠ロツドが
突出した施錠姿勢で引戸を閉鎖させた場合、揺動レバー
が施錠ロツドに接当押圧されて凹部溝奥側に退避し、施
錠ロツドは凹部溝奥に移動する。この結果、引戸は隙間
のない全閉状態になると共に、施錠ロツドの揺動レバー
への衝突を回避することになる。
圧されて該退避姿勢を維持する長さに設定されている結
果、凹部溝奥まで移動した施錠ロツドを越えることがな
くなつて、不用意に開放状態で施錠操作したまま引戸を
閉鎖したとしても、引戸は隙間が開くことなく全閉でき
ると共に、衝突による部材の破損防止およびロツクアウ
ト防止が計られた引戸用施錠装置とすることができる。
ものであつて、第1図は引戸の正面図、第2図は同上要
部正面図、第3図は同上X−X断面図、第4図は同上Y
−Y断面図、第5図はロツド受けの正面図、第6図は同
上平面図、第7図A,B,Cはそれぞれブラケツトの平面
図、正面図、側面図、第8図は作用を説明するロツド受
けの平面図、第9図A,Bはそれぞれ従来例の作用説明図
である。 図中、1は引戸、8は施錠ロツド、12はロツド受け、12
aは凹部、12cは係止レバー、12eは弾機、12fは係止片で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】引戸側に、施錠操作機構の施錠操作に連動
して戸体から上下方向に出没して施錠姿勢と解錠姿勢と
に変姿する施錠ロツドを設ける一方、躯体側に、閉戸状
態で施錠姿勢の施錠ロツドが嵌合するロツド嵌合部を形
成してなるロツド受けを設けて構成される引戸用施錠装
置において、前記ロツド受けに、施錠姿勢の施錠ロツド
がロツド嵌合部へ出入りすることを許容する凹部を形成
すると共に、該凹部には、凹部開口の開閉をするよう設
けた開閉レバーと、施錠姿勢の施錠ロツドがロツド嵌合
部から抜け出るのを規制すべく開閉レバーの開口開放側
への移動規制をするストツパと、開閉レバーをストツパ
に接当せしめるべく開口閉鎖側に向けて付勢する弾機と
を設け、さらに前記開閉レバーは、引戸の閉戸作動に基
づいて施錠姿勢の施錠ロツドが戸尻側から接当して押圧
された場合に、凹部溝底側に向けて退避して該押圧され
た開閉レバーを退避姿勢のままに維持する長さに設定さ
れていることを特徴とする引戸用施錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21689789A JP2900166B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 引戸用施錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21689789A JP2900166B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 引戸用施錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0381480A JPH0381480A (ja) | 1991-04-05 |
JP2900166B2 true JP2900166B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=16695629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21689789A Expired - Fee Related JP2900166B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 引戸用施錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2900166B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4632473B2 (ja) * | 2000-03-01 | 2011-02-16 | 日東工業株式会社 | 扉の鎖錠装置 |
-
1989
- 1989-08-23 JP JP21689789A patent/JP2900166B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0381480A (ja) | 1991-04-05 |
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